JP2794642B2 - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JP2794642B2
JP2794642B2 JP2959491A JP2959491A JP2794642B2 JP 2794642 B2 JP2794642 B2 JP 2794642B2 JP 2959491 A JP2959491 A JP 2959491A JP 2959491 A JP2959491 A JP 2959491A JP 2794642 B2 JP2794642 B2 JP 2794642B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真式或は静電記
録式などにて像担持体に形成された画像を転写材に転写
する画像形成プロセスを採用する画像形成装置における
転写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真プロセスを採用す
る画像形成装置において、一般に感光ドラムなどの像担
持体上に形成されたトナー像は、転写装置を介して紙な
どのシート状転写材に転写される。転写装置としては、
図6に示すように両端の環状(リング)部材30、30
を連結部材31によって連結して形成されるフレーム3
2に、図7及び図8に図示するように、可撓性の転写材
保持シート7を斜線で示した周辺部分にて接着すること
によって巻装し、該保持シート7に転写材Pを吸着保持
させる構成の転写ドラム6が知られている。
【0003】しかしながら、このような構成の転写ドラ
ム6は、フレーム32に転写材保持シート7を巻装する
際の作業が困難であり、又、温度変化に伴ない転写材保
持シート7の寸法が変化し、それによって転写材保持シ
ート7に凹凸が生じ、転写不良が起きるという問題を有
している。このために、図9及び図10に示すように転
写材保持シート7の円周方向の一端側(斜線部)をフレ
ーム32に固定し、もう一方の端部は、該端部に取付け
た係合用部材33をスプリング34、34を介してフレ
ーム32に弾性的に係合させる構成とすることによっ
て、転写材担持シート7に円周方向の自由度をもたせ、
上記転写材保持シートの温度変化による寸法変化に起因
した問題を解決する転写ドラム6’が提案されている。
【0004】又、前述したような転写ドラム6、6’
は、転写材保持シート7から転写材Pを剥離するため、
図11及び図12に示すように、内部変形用コロ13と
分離爪14の先端に設けられた爪コロ14aの各々の接
離動作により転写材保持シート7を局所的に変形させ
(図12)、転写材Pを転写材保持シート7から分離す
る方式のものが提案されている。従来、転写材把持部材
(グリッパー)による分離方式を採用した転写ドラムに
とっては転写材先端部の非転写域の発生が予備なくされ
ていたが、この方式の転写ドラムによると、転写材先端
部の非転写域を必要としなくなり、転写材全域に画像転
写が可能とされる。更に、グリッパーのための開閉機構
が必要ではなくなり、コストダウン、更にはグリップミ
スによる転写材(紙)づまりのトラブル回避などの効果
を達成し得る。
【0005】又、ハーフサイズ即ちショートサイズの転
写材を使用した場合には、2枚の転写材を同時に転写ド
ラムへ静電吸着させることが可能となったため、プロダ
クティビィティを増大することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の転写ドラムによると、図13に示すように、転写ド
ラムへショートサイズの転写材を2枚静電吸着させ、画
像転写した後分離する際に、内部変形用コロによる転写
材保持シート7の変形量(a、b)が、図14及び図1
5に示すように、連結部材31の近傍(図13、図15
のA部)と、その180°対向した位置(図13、図1
4のB部)では異なる(a>b)。これは、転写材保持
シート7の材質として、PET(ポリエチレンテレフタ
レート)の代わりに機械的強度の弱い、例えばPVdF
(ポリフッ化ビニリデン)シートを用いると更に顕著と
なる。通常、内部変形用コロ13の転写材保持シート7
への圧接力Fは一定となるように設定されているが、分
離性能は転写材保持シート変形量により規定されるの
で、転写ドラムのA部の分離不良の発生頻度がB部に比
較して高い、といった問題があった。
【0007】この対策として転写材保持シート変形量を
一定とするために圧接力Fを2段階とし、A部圧接力を
大きく、B部圧接力を小さくすることなどが考えられる
が、構成が複雑化すると共にコストアップになる。更
に、A部近傍の転写材保持シートに変形応力が集中する
ため永久ひずみが残ったり、破損する等というトラブル
も発生した。
【0008】従って、本発明の目的は、構成の複雑化或
はコストアップを回避して、転写材保持シートの永久ひ
ずみ、破損を防止し、且つ安定した分離性能を持つ転写
装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
転写装置にて達成される。要約すれば本発明は、平行配
置された少なくとも一対の環状部材と、前記環状部材を
連結する連結部材と、前記環状部材及び連結部材の外表
面へと円筒状に配し、転写材を保持するための転写材保
持シートと、前記転写材保持シートを局所的に変形させ
ることにより、前記転写材を前記転写材保持シートから
分離せしめる転写材分離手段とを有する転写装置におい
て、前記転写材保持シートの回転移動方向先端部が、前
記連結部材に対し、少なくとも前記転写材分離手段接触
部位置において円筒状転写材保持シートの法線方向に移
動可能であることを特徴とする転写装置である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の転写装置を図面に則して更に
詳細に説明する。本発明の転写装置は、電子写真式或は
静電記録式などにて像担持体に形成された画像を転写材
に転写する画像形成プロセスを採用する画像形成装置に
て採用し得るものであるが、本実施例では、画像形成装
置はカラー電子写真複写機に具現化された態様について
説明する。
【0011】図5は本発明に係るドラム状とされる転写
装置を採用したカラー電子写真複写機の概略構成が示さ
れる。本実施例にて、像担持体としての感光ドラム1は
その中心で軸支され、矢印方向に回転駆動される。感光
ドラム1の外周面に対向して、その回転方向に一次帯電
器2、光学系3、現像装置4、二次帯電器5が配置され
ている。一次帯電器2は感光ドラム1に均一な帯電量を
与え、次いで、光学系3では所定のタイミングで色分解
された光像若しくはこれに相当する光線Lを感光ドラム
1の表面に与えて静電潜像を形成する。この光学系3に
はレーザービーム露光装置などが用いられる。又、現像
装置4は感光ドラム1の表面に対向して接線方向に移動
する可動式のものであり、マゼンタ色現像剤、シアン色
現像剤、イエロー色現像剤、ブラック色現像剤の4色の
現像剤(トナー)をそれぞれ収納する4個の現像器4
M、4C、4Y及び4BKを具備している。現像装置4
は光学系3による選択された色の光像、或はこれに相当
する光線Lの照射に対応して選択された現像器を感光ド
ラム1に対向させ、静電的にトナーを飛翔させて感光ド
ラム1表面にトナー像を形成する。
【0012】感光ドラム1の回転方向にて、現像装置4
の下流側に位置して、感光ドラム1表面に接触して或は
わずかに離れて、転写装置6が配置される。転写装置6
は、先に図6に関連して説明したように、両端の環状
(リング)部材30を連結部材31によって連結したフ
レームに転写材保持シート7を円筒状に巻装した転写ド
ラムとされ、感光ドラム1と対向して転写材保持シート
7の転写材保持面の反対側には転写用コロナ帯電器8が
配設されている。又、転写位置より下流側には除電のた
めのコロナ放電器11、12が転写材保持シート7を挟
んで配置されており、その近傍の転写材保持シート7の
母線方向中央部には分離部材としての分離爪14及び内
部変形用コロ13、更に、爪14の先端には外部変形用
コロ14aが配設されている。更に、下流側には転写材
保持シート7の転写材保持面をクリーニングするブラシ
ローラ15及びコロナ放電器或はブラシ式除電器16、
更に転写材保持シート7表面の非画像域をクリーニング
するスクレーパ17が設けられている。
【0013】上記構成にて、感光ドラム1上に形成され
たトナー像は転写位置22において、転写材保持シート
7に保持される転写材P上に転写され、その後分離爪1
4、外部内部、変形用コロ14a、13の作用により分
離された転写材Pはコンベア18を介して定着ローラ1
9へと供給され、トナー像を定着する。
【0014】本発明に従えば、転写ドラム6において、
転写材保持シート7は、図1に示す斜線部に相当する領
域にて連結部材31へ両面テープにて直接貼付けられて
いるが、内部変形用コロ13に対応する先端位置7A
は、両面テープによる連結部材31への貼付は行なわれ
てはいない。このようにすることで転写材保持シート7
の回転移動方向先端部が連結部材に対し、少なくとも先
端位置7Aで転写材保持シート7の法線方向に移動可能
となり、転写材保持シート7の先端中央部付近の変形自
由度は増すこととなり、その他の部分の変形自由度に近
づけることができ、安定した分離性能が得られる。な
お、この内部変形用コロは、転写材保持シート7の母線
方向における中央部に設けられており、転写材保持シー
ト7の中央部は転写材の基準位置、即ち本装置に使用可
能な転写材の所定の定型サイズにかかわらず上記母線方
向において転写材の中心線となる位置である。
【0015】又、転写材保持シート7の両端部、即ち、
リング部材30との重畳部は、リング部材30に貼付け
られていてもよく、又、貼付けられなくともよい。
【0016】図2〜図4に、本発明の他の実施例が示さ
れる。図2に示す実施例によると、転写材保持シート7
はウレタンフォーム7a、7bを介して連結部材31へ
固定し、内部変形用コロ13に対応した先端中央部7A
は固定せずにウレタンフォームも置かない。このような
構成にすることで図1に示す実施例の転写ドラムよりも
外周から突出する方向への変形自由度が増すと共に、外
部変形用コロ14aが転写ドラムの中心軸線へ向かう方
向への変形、即ち分離爪側からの変形自由度も増加する
ことができる。
【0017】又、図3に示すように、転写材保持シート
7の先端部をバネ7cにより拡張する方向へと引張り、
転写材保持シート7の先端を固定しないで支持しても、
上記各実施例と同様の効果が期待できると共に、転写材
保持シート7の永久ひずみに対する耐久性も向上する。
【0018】更に、図4に示すように、転写材保持シー
ト7の先後端7dを連結するように互に重ねて貼付け、
連結部材31には固定しないで単に載せるだけで支持す
ることもできる。この構成によると、連結部材近傍の変
形自由度はその他の部分と比較しても同等となる。な
お、図4に示す実施例では、連結部材31に転写材保持
シート7の変形のための逃げ領域31Aが設けられてい
る。逃げ量は転写材P先端との距離をxとすると、転写
材保持シート7はPVdFシートを使用し、内部変形用
コロ13の径は8mm、巾8mm、外部変形用コロ14
aの巾2mm、コロ間距離10mm、コロ圧接力100
〜200g(内外部共)、内外部コロ侵入量0.5〜4
mmとした場合に、本発明者の実験ではx=10mm以
上あれば良いことが分かった。逃げ巾yはコロ巾に対し
て充分余裕をとれば任意に設定し得る。
【0019】図2〜図4の実施例において、転写材保持
シート7の両端部、即ち、リング部材30との重畳部は
リング部材30に貼付可能であるが、連結部材31の近
傍においてはリング部材30への貼付けを行なわないと
更に変形自由度は向上する。
【0020】又、転写材保持シート後端の固定方法は従
来例で述べたようにスプリングを介して弾性的にフレー
ムに係合させる構成も適用可能である。但し、図4に示
す実施例については不可能である。
【0021】
【発明の効果】以上の如くに本発明に係る転写装置は、
転写材保持シート先端部を転写ドラムリング連結部材に
対し、法線方向へ移動可能に支持する構成とされるの
で、構成の複雑化或はコストアップを回避して、転写材
保持シートの永久ひずみ、破損を防止し、且つ安定した
分離性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写装置の一実施例の概略斜視図であ
る。
【図2】本発明の転写装置の他の実施例の概略斜視図で
ある。
【図3】本発明の転写装置の他の実施例の概略斜視図で
ある。
【図4】本発明の転写装置の他の実施例の概略斜視図で
ある。
【図5】本発明の転写装置を採用し得るカラー電子写真
複写機の概略構成図である。
【図6】転写ドラムのフレームの斜視図である。
【図7】従来の転写ドラムの斜視図である。
【図8】転写材保持シートの平面図である。
【図9】従来の転写ドラムの他の例の斜視図である。
【図10】従来の転写ドラムの他の例の部分斜視図であ
る。
【図11】転写ドラム分離部の断面図である。
【図12】転写ドラム分離部の動作時の断面図である。
【図13】転写材を保持した転写ドラムの断面図であ
る。
【図14】転写ドラム分離部の動作時の断面図である。
【図15】転写ドラム分離部の動作時の断面図である。
【符号の説明】
1 像担持体 4 現像装置 6 転写装置 7 転写材保持シート 13 内部変形用コロ 14 分離爪 14a 外部変形用コロ 30 環状部材 31 連結部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行配置された少なくとも一対の環状部
    材と、前記環状部材を連結する連結部材と、前記環状部
    材及び連結部材の外表面へと円筒状に配し、転写材を保
    持するための転写材保持シートと、前記転写材保持シー
    トを局所的に変形させることにより、前記転写材を前記
    転写材保持シートから分離せしめる転写材分離手段とを
    有する転写装置において、前記転写材保持シートの回転
    移動方向先端部が、前記連結部材に対し、少なくとも前
    記転写材分離手段接触部位置において円筒状転写材保持
    シートの法線方向に移動可能であることを特徴とする転
    写装置。
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