JP2793782B2 - シート積層体のふち切り装置 - Google Patents

シート積層体のふち切り装置

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JP2793782B2
JP2793782B2 JP6323229A JP32322994A JP2793782B2 JP 2793782 B2 JP2793782 B2 JP 2793782B2 JP 6323229 A JP6323229 A JP 6323229A JP 32322994 A JP32322994 A JP 32322994A JP 2793782 B2 JP2793782 B2 JP 2793782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折り部を有する紙等の
シートを多数枚積層したシート積層体に対し、その折り
部を断裁するふち切り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二つ折りされた紙等のシートを多数枚積
層し(以下、「シート積層体」と言う)、このシート積
層体の折り部側のふちを切断刃によって一気に断裁する
ようにしたふち切り装置は公知である(例えば特公平1
−36789号公報等参照)。この種ふち切り装置にお
いて一般的なものは、一度に断裁できるシートの枚数
が、そのシート厚さにもよるが、だいたい千枚程度であ
る。
【0003】一方、ふち切りが終わった後、シート積層
体は周知の結束装置(図示略)を用いて樹脂製バンド等
の結束紐により結束するようにしていたが、この結束
は、二千枚のシート(即ち、二つのシート積層体)を重
ね合わせた状態で行うのが普通であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、結束作業を
行う作業者は、ふち切り装置から二つのシート積層体が
送り出されるのを待たなくてはならず、作業効率が低い
という問題があった。そこで、本出願人は、ふち切り装
置から送り出される二つのシート積層体を互いに重ね合
わせて結束するまでを自動的、且つ高能率で行うことが
できる結束装置を提案している(特開平6−29821
8号公報参照)。
【0005】本発明は、上記提案に係る結束装置がふち
切り装置との組み合わせにおいて達成し得る稼働効率を
更に向上させることができるように創案されたもので、
当初から必要枚数(例えば二千枚)のシートを積層した
シート積層体を一気に断裁し、その後の結束作業へ送り
出すことができるようにしたシート積層体のふち切り装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るふち切り装置では、折り部を有するシートを多
数枚積層したシート積層体がセットされるセット部と、
該セット部においてシート積層体に対し折り部とは別の
辺部を積層方向にクランプ可能なクランプ部と、シート
積層体の折り部に対する断裁処理の行われる断裁処理部
と、を備え、前記セット部には、シート積層体の折り部
を積層方向に挟圧するエア抜き部を備え、前記断裁処理
部には、シート積層体の折り部をその端縁に断裁代が残
るように挟圧する挟圧部と、シート積層体の折り部を積
層方向に断裁可能な断裁部とを備え、前記セット部と断
裁処理部とは別々の位置に配置されていると共に、シー
ト積層体をセット部から断裁処理部に移送可能に構成さ
れ、前記クランプ部は、セット部から断裁処理部にわた
りシート積層体をクランプした状態で移動可能に構成さ
れていることを特徴としている。
【0007】前記エア抜き部は、シート積層体に対して
シート上面側から折り部側の端縁へ向けて徐々に挟圧力
を加えるよう構成されているものとすることができる。
また、前記断裁部処理部の下流側には、シート積層体が
移送される結束処理部が設けられ、該結束処理部に対し
て断裁後のシート積層体を前記クランプ部により移送可
能になされているものとすることができる。
【0008】
【作用】例えば二千枚ものシートを積層した場合、各シ
ートの折り部が重なった辺部は、他の辺部に比して積層
方向が極めて嵩高いものとなる。そして、このために積
層状態に荷崩れを起こしやすくなる。そこで、まず、シ
ート積層体に対して、その折り部とは別の辺部を積層方
向にクランプし、荷崩れが生じないようにする。そし
て、この状態で、折り部を積層方向に挟圧してその内部
のエア抜きをする。
【0009】このようにすることで、シート積層体とし
て、その全周において積層寸法を均一化することができ
る。このため、折り部に対する一気の断裁(ふち切り)
が可能となる。また、断裁時にあっては、折り部に対し
て断裁代を残した状態(露出させた状態)でシート積層
体を挟圧しておく必要があるので、最初のエア抜きを行
うための挟圧と、断裁時の挟圧とは各々別に(交替状
に)行われる。
【0010】シート積層体に対してエア抜きを行うに
は、シート面から折り部へ向けてしごくような方法が好
適であり、この場合、折り部に対してはその全域に挟圧
力を加えるようにするのが好ましい。シート積層体の折
り部とは別の辺部をクランプするクランプ部を、クラン
プ位置から断裁部位置にわたって移動可能なものとする
ことで、シート積層体に対していちいち持ち替えをする
場合に比べ、手間やロス時間の省略ができると共に、構
造の容易化及び作動効率の向上を図ることができる。
【0011】断裁部に対して結束処理部を接続しておけ
ば、シート積層体に対する断裁(ふち切り)から結束ま
でを自動化できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図2は本発明に係るふち切り装置1を示しており、
このふち切り装置1は、処理の進行方向(図2左側を上
流側とし同右側を下流側とする流れ方向)に沿ってその
上流側から、シート積層体Sのセット部2、断裁処理部
3、結束処理部4及び搬出部5がこの順番で並設された
構成となっている。
【0013】上記セット部2には、準備台8、前揃え台
9及びエア抜き部10が設けられている。またこのセッ
ト部2において、エア抜き部10に対応する部分は、断
裁処理部3を突き抜けて結束処理部4へ達するように設
けられた直線移動手段12により移動可能とされるクラ
ンプ部15の、上流側停止位置に相当するようになって
いる。
【0014】上記クランプ部15は、図1(a)に示す
ように凭れ掛け片16aと下受け片16bとでL型を成
す移動体16と、この移動体16の凭れ掛け片16aに
取り付けられた流体圧シリンダ等の駆動具17と、この
駆動具17により移動体16の下受け片16bへ近接・
離反可能に上下動する押圧片18とを有している。移動
体16に対し、シート積層体Sは折り部Tとは反対側の
辺部を凭れ掛け片16aへ当接させるかたちで載置さ
れ、この辺部が、下受け片16bと押圧片18とによっ
て積層方向にクランプされるようになる。
【0015】なお、移動体16の下受け片16bは、シ
ート積層体Sの底面全面を支承できるだけの大きさは有
しておらず、シート積層体Sの残る底面部(むしろ、こ
ちら側の底面積の方が大きい)は、下受け片16bの正
面部(図1(a)の右側)に面一状に設けられた低摩擦
案内板21に預けられた状態とされる。一方、上記押圧
片18についても、下受け片16bと略対応する大きさ
に形成されている。
【0016】上記低摩擦案内板21は、移動体16の移
動範囲に応じて帯状に(図2の左右方向に)長く形成さ
れており、その上面に多数の空気噴出孔(図示略)が設
けられている。この空気噴出孔からは、空気が上方へ勢
いよく噴出するようになっており、その上面でシート積
層体Sの移動が軽快に行えるようになっている。このよ
うな構成であるため、クランプ部15は、シート積層体
Sの折り部Tとは反対側の辺部をクランプしたまま、該
シート積層体Sを直線移動手段12によって断裁処理部
3又は結束処理部4へと移送できるものである。
【0017】クランプ部15を移動させる直線移動手段
12として、本実施例ではロッドレスシリンダを用い
た。しかし、この直線移動手段12には、チェーン伝
動、ベルト伝動、ボールねじ機構、ラック送り機構、流
体圧シリンダ等と適宜摺動案内手段との組み合わせ構造
を採用することも可能である。前記エア抜き部10は、
このクランプ部15の上流側停止位置に対する真正面
(図1(a)の右側)に位置付けられており、クランプ
部15によってクランプされるシート積層体Sに対して
は、その折り部T側の辺部上部に対応する位置付けとな
っている。
【0018】このエア抜き部10は、装置側適所に固定
の支持フレーム23に対して設けられた流体圧シリンダ
等の駆動具24と、この駆動具24によって昇降するダ
ンパー部25とを有している。26はダンパー部25を
回止めして昇降させるためのガイドバーである。ダンパ
ー部25は、昇降板27と、この昇降板27の正面側に
設けられたヒンジ部28を介して該昇降板28の下方で
揺動自在となる押圧板29と、この押圧板29を下向き
に付勢するバネ30とを有したもので、常態では、押圧
板29を斜め下方へ傾かせている。押圧板29は、シー
ト積層体Sの折り部Tに対して全面的に被さる状態(正
面側へ幾らか張り出す状態)となるような大きさ及び位
置付けを有している。
【0019】従って、このエア抜き部10は、シ−ト積
層体Sに対してシート上面側から折り部T側の端縁へ向
けて、徐々に挟圧力を加えるようになっており、これに
より、折り部T内に対する確実なエア抜きができる。本
実施例では、エア抜き後、エア抜き部10は直ちにダン
パー部25を上昇復帰させるようにしてある。
【0020】図2に示すように前記前揃え台9は、シー
ト積層体Sの積層状態を手作業で整列させる部分で、テ
ーブル面9aに対して直角に起立する当たり面9bを有
している。また、前記準備台8は、前揃え台9へ送り込
むシート積層体Sを暫時的に載置する場合等に利用され
る。なお、これら前揃え台9のテーブル面9aや準備台
8についても、上記した低摩擦案内板21と同じ空気噴
出構造を有したものとするのが好ましい。
【0021】前記断裁処理部3には、図1(b)に示す
ように挟圧部33と、断裁部34と、図3に示すように
ダストプレス35とが設けられている。なお、図1
(b)及び図2において符号36は、保護窓である。上
記挟圧部33は、装置側適所に固定の支持フレーム38
等に対して設けられた流体圧シリンダ等の駆動具39
(その本体部の図示は省略した)と、この駆動具39に
よって昇降する押圧片40とを有している。押圧片40
は、折り部Tに対して所定幅の断裁代(矢符C参照)を
残した状態(露出させた状態)でシート積層体Sに当接
可能な大きさ及び位置付けを有している。
【0022】従って、この挟圧部33は、クランプ部1
5によって送り込まれたシート積層体Sに対して、その
折り部T側の辺部を前記低摩擦案内板21と押圧片40
との間で挟圧するようになっている。なお、この挟圧部
33へ送り込まれたシート積層体Sは、上記したように
エア抜き部10によって予め折り部T内のエアが排出さ
れた状態にあるので、既に、その全周において積層寸法
が略均一化されている。従って、この挟圧部33は、次
に動作する断裁部34に対して、シート積層体Sの浮き
上がりを防止したり(エア抜き状態の維持)、位置ズレ
を防止したりする押さえ作用が主な作用とされるもので
ある。
【0023】このようなことから、エア抜き部10に用
いられていたようなダンパー部構造は、特に必要という
ものではない(勿論、設けるようにしてもよい)。上記
断裁部34は昇降する切断刃43を有したものである。
切断刃43を昇降させる駆動装置には、従来公知の適宜
構造(流体圧シリンダ、フライホイール回転部等)を採
用可能である。
【0024】上記ダストプレス35は、図3に示すよう
に断裁部34の下方に設置されたダストボックス45
(図2参照)と、このダストボックス45内へ向けて、
その上方から加圧盤46を回動装入可能になされたプレ
ス駆動部47とを有している。従って、断裁部34によ
って生じたカスは、全てダストボックス45内へと回収
・集積されるようになる。また、ダストボックス45内
のカスが所定の嵩に達した場合には、センサ(図示略)
による上部レベル検出やダストボックス45の重量測定
等を受けてプレス駆動部47が作動し、加圧盤46によ
る圧縮が行われる。このようにすることで、ダストボッ
クス45の小型化が図れると共に、溜まったカスの廃棄
回数を少なくすることができ、作業の軽減化が図れる。
【0025】本実施例では、プレス駆動部47として流
体圧のロータリシリンダ(図示略)を用いた。なお、プ
レス駆動部47は、断裁部34が所定時間作動するごと
に定期的に作動するようにしてもよい。図2に示すよう
に前記結束処理部4は、断裁(ふち切り)が終了したシ
ート積層体Sに対し、そのまわりに樹脂製その他(繊維
材、金属材等)の結束紐を巻回させ、且つ固着させる
(連結又は締結によってエンドレスにする)ようにした
紐掛け装置50と、シート積層体Sの位置付けを所定量
だけ横移動させる送り手段51と、この送り手段51の
下流部に設けられた上下動可能なストッパー部52とを
有している。53は結束紐のロール体を収納した紐収納
部である。
【0026】前記クランプ部15が直線移動手段12に
よって移送される下流端位置は、図4(a)に示すよう
にシート積層体Sの移送方向下流端(同図の右側)が紐
掛け装置50(図2参照)内に達する位置(矢符P参
照)である。そのため、上記送り手段51は、1回目の
結束が終了した後のシート積層体Sを、その移送方向上
流端が4(b)に示すように紐掛け装置50内(P位
置)に達するように移動させ、二回目の結束に控えるよ
うにさせるためのものである。また、上記ストッパー部
52は、シート積層体Sを二回目の結束に必要な位置付
けで強制停止させるためのものである。
【0027】本実施例では、送り手段51がエンドレス
の帯ベルトを循環動させる構造を有したものとし、紐掛
け装置50の一動作ごとに所定時間だけ継続作動するも
のとした。なお、駆動ローラコンベヤ、又はプッシャー
によるスライド機構等、その他の搬送手段に置換可能で
あることは言うまでもない。また、ストッパー部52
は、流体圧シリンダー、ソレノイド、電動モータ等の適
宜駆動具を介して上下動され、紐掛け装置50又は送り
手段51の隔動作ごと(即ち、二動作ごと)に上昇又は
下降を繰り返すものとした。
【0028】図2に示すように前記搬出部5は、結束終
了後のシート積層体Sを支承又は送り出す部分で、単な
るテーブルでもよいし、従来公知の適宜搬送手段を用い
ることもできる。本実施例では直角折れベルトコンベヤ
55とローラコロコンベヤ56とを組み合わせたものを
示してある。ところで、本発明のふち切り装置1は、図
2に示すように搬出部5を除いて、一体的に箱組みされ
て成る機枠60に搭載されている。そして、この機枠6
0には、電源、制御機器等を収納する制御ボックス62
や、各種流体圧機器等に対する流体制御部(図示略)、
操作盤63等が組み込まれている。
【0029】この機枠60にはキャスター64が設けら
れている。また図示は省略するが、各キャスター64の
近傍にアンカーボルトが設けられている。そのため、こ
のふち切り装置1は、作業場において所望する位置付け
への据え付け、或いは位置代え(場合によっては不使用
時の収納)等が極めて簡単に行えるものである。
【0030】このように構成されて成る本発明に係るふ
ち切り装置1の動作状況に基づき、ふち切り方法を説明
する。図2において、まず、準備台8乃至前揃え台9に
おいて整列状態に準備されたシート積層体S(当初から
必要枚数(例えば二千枚)のシートが積層されている)
を、手作業により、クランプ部15の移動体16(下受
け片16b)上へ載せる。
【0031】そして、運転開始操作をする。すると、ま
ず、図1(a)に示すようにシート積層体Sの折り部T
とは別の辺部がクランプ部15によってクランプされ、
続いて折り部Tに、エア抜き部10によって挟圧力が加
えられる。そのため、シート積層体Sは、折り部Tのエ
ア抜きがされ、その全周の肉厚が略均一化される。
【0032】エア抜き部10が復帰動作を行った後、ク
ランプ部15はシート積層体Sをクランプしたまま、こ
れを図1(b)に示すように断裁部34へと移送し、停
止する。ここで挟圧部33が作動し、シート積層体Sの
折り部Tに再び挟圧力が加えられる。
【0033】そして、この状態が維持されたまま、断裁
部34が作動する。これにより、シート積層体Sの断裁
(ふち切り)が行われる。断裁によって生じたカスは、
図3に示すようにダストプレス35のダストボックス4
5内へ集積され、圧縮される。挟圧部33及び断裁部3
4はこの時点で復帰動作し、次にクランプ部15は、シ
ート積層体Sを結束処理部4(図2参照)へと送り出
す。
【0034】そして、クランプ部15の解除及び直線移
動手段12の復帰が行われると共に、紐掛け装置50、
送り手段51及びストッパー部52の所定組み合わせ動
作により、図4(a)及び(b)に示すようにシート積
層体Sに対して「ニ」の字状の結束が行われる。最後
に、このシート積層体Sが搬出部5により搬出される。
【0035】ところで、本発明は上記実施例に限定され
るものではない。例えば、流体圧シリンダとしては、空
気圧、水圧、油圧等、作業場の流体圧送給設備に応じた
ものを用いることができる。各部に用いた伝動手段、ガ
イド手段、駆動手段等は、説明したもの以外にも、従来
公知の各種機構、装置等に置換可能である。
【0036】シート積層体Sの積層枚数は二千枚に限定
されない。シート積層体Sに対する結束状態は「ニ」の
字状とすることが限定されるものではなく、一文字状、
「三」の字状、十文字等とすることができる。そして、
これらに応じて結束処理部4の構成や付属機構等を適宜
変更すればよい。本発明に係るふち切り装置1におい
て、準備台8、前揃え台9、結束処理部4、搬出部5、
ダストプレス35等は、必須不可欠ではなく、別構成
(作業現場での組み合わせ)又は不装備とすることが可
能である。
【0037】エア抜き部10において、ダンパー部25
を設けることは必須不可欠ではない。例えば、図示は省
略するが、エア抜き部10において、ダンパー部25を
回転自在なローラに置換し、このローラの転動によるし
ごきを行うような構成とすることも可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明は、シート積層体に対して、その
折り部とは別の辺部を積層方向にクランプし、荷崩れが
生じないようにすると共に、この状態で、折り部を積層
方向に挟圧してその内部のエア抜きをしているので、シ
ート積層体として必要枚数(例えば二千枚)のシートを
一度に積層させることができる。また、このシート積層
体に対して一気に断裁(ふち切り)が行えるものであ
る。
【0039】シート積層体の折り部に対し、最初のエア
抜きを行うための挟圧と、断裁時のエア抜きを行う(又
は姿勢保持のための)挟圧とを各々別に行うので、それ
ぞれの目的に応じた最適な挟圧力の加えかたができる。
シート積層体の折り部とは別の辺部をクランプするクラ
ンプ部を、クランプ位置から断裁部位置にわたって移動
可能なものとしているので、シート積層体に対していち
いち持ち替えをする場合に比べ、手間やロス時間の省略
ができる。また、構造の容易化及び作動効率の向上を図
ることができる。
【0040】断裁部に対して結束処理部を接続しておけ
ば、シート積層体に対する断裁(ふち切り)から結束ま
でを自動化でき、稼働効率を飛躍的に高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るふち切り方法を示す動作説明図で
あって、(a)は図2のA−A線断面図に相当し、
(b)は図2のB−B線断面図に相当する。
【図2】本発明に係るふち切り装置を示す斜視図であ
る。
【図3】ダストプレスの動作説明図(図2のB−B線断
面図に相当)である。
【図4】結束部の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ふち切り装置 2 セット部 3 断裁処理部 4 結束処理部 5 搬出部 10 エア抜き部 15 クランプ部 33 挟圧部 34 断裁部 35 ダストプレス 43 切断刃 50 紐掛け装置 S シート積層体 T 折り部 C 断裁代
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26D 7/04 B26D 7/08 B26D 7/18 B32B 31/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り部(T)を有するシートを多数枚積
    層したシート積層体(S)がセットされるセット部
    (2)と、該セット部(2)においてシート積層体
    (S)に対し折り部(T)とは別の辺部を積層方向にク
    ランプ可能なクランプ部(15)と、シート積層体
    (S)の折り部(T)に対する断裁処理の行われる断裁
    処理部(3)と、を備え、 前記セット部(2)には、シート積層体(S)の折り部
    (T)を積層方向に挟圧するエア抜き部(10)を備
    え、 前記断裁処理部(3)には、シート積層体の折り部
    (T)をその端縁に断裁代(C)が残るように挟圧する
    挟圧部(33)と、シート積層体(S)の折り部(T)
    を積層方向に断裁可能な断裁部(34)とを備え、 前記セット部(2)と断裁処理部(3)とは別々の位置
    に配置されていると共に、シート積層体(S)をセット
    部(2)から断裁処理部(3)に移送可能に構成され、 前記クランプ部(15)は、セット部(2)から断裁処
    理部(3)にわたりシート積層体(S)をクランプした
    状態で移動可能に構成されていることを特徴とするシー
    ト積層体のふち切り装置。
  2. 【請求項2】 前記エア抜き部(10)は、シート積層
    体(S)に対してシート上面側から折り部(T)側の端
    縁へ向けて徐々に挟圧力を加えるよう構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のシート積層体のふち切り
    装置。
  3. 【請求項3】 前記断裁部処理部(3)の下流側には、
    シート積層体(S)が移送される結束処理部(4)が設
    けられ、該結束処理部(4)に対して断裁後のシート積
    層体(S)を前記クランプ部(15)により移送可能に
    なされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    シート積層体のふち切り装置。
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