JP2793127B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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JP2793127B2
JP2793127B2 JP6122145A JP12214594A JP2793127B2 JP 2793127 B2 JP2793127 B2 JP 2793127B2 JP 6122145 A JP6122145 A JP 6122145A JP 12214594 A JP12214594 A JP 12214594A JP 2793127 B2 JP2793127 B2 JP 2793127B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、例えば光学式記録デ
ィスクに記録した情報を再生したりするために用いるレ
ンズ駆動装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、記録媒体上に光スポットを照射す
る対物レンズを、その光軸とほぼ平行なフォーカシング
方向及びこのフォーカシング方向と直交するトラッキン
グ方向に変位可能に支持する手段と、対物レンズを前記
フォーカシング方向及びトラッキング方向に駆動する手
段を備える対物レンズ駆動装置は既知であり、 例えば
特開昭59−221839号公報に記載されている。当
該公報には、対物レンズ(符号1)を可動体であるホル
ダー(符号2)に配置し、フォーカシングコイル(符号
3)とトラッキングコイル(符号4)をホルダー(符号
2)に結合し、ホルダー(符号2)とベースに相当する
基台(符号10)とを連結部材である4本の金属線(符
号6)で連結し、マグネット(符号11)から発した磁
束をフォーカシングコイル(符号3)とトラッキングコ
イル(符号4)とに差し向けるようにしたレンズ駆動装
置が開示されている。 【0003】しかし、上記の特開昭59−221839
号公報の装置はレンズ(符号1)が可動体であるホルダ
ー(符号2)の中央に結合されているため、光を通さな
いホルダー(符号2)、フォーカシングコイル(符号
3)、トラッキングコイル(符号4)などの部材と光を
通過させるレンズなどの性質の全く異なる部材どうしが
混在する構成となっているため、装置の組み立て作業が
複雑となる欠点がある。 【0004】そこで、光を通過させるレンズと光を通過
させないコイルを可動体の一方の部分と他方の部分とに
それぞれ分けて配置することにより、光ヘッドの組み立
てを容易にしたものが、特開昭59−201238号公
報に開示されている。この特開昭59−201238号
公報には、記録媒体へ向かう光が通過する貫通部である
円形状の貫通穴を可動体であるボビン(符号51)とア
ーム(符号30)との一体構造物のアーム(符号30)
部分に形成すると共に対物レンズ(符号27)を上記一
体構造物に配置し、更にフォーカシングコイル(符号3
2)とトラッキングコイル(符号33)とを上記一体構
造物に結合し、磁石(符号53)から発した磁束をフォ
ーカシングコイル(符号32)とトラッキングコイル
(符号33)とに差し向けるようにしたレンズ駆動装置
が開示されている。ここで、フォーカシング方向に向か
って可動体であるボビン(符号51)とアーム(符号3
0)との一体構造物を見たとき、このボビンの中央部に
細長状のシャフト(符号34)に高精度で係合する軸受
部が設置されている。当該ボビンの記録媒体の媒体面に
対向する上面に着目すると当該上面にはフォーカシング
方向に突き抜けた開口部が無い(ボビン51の上面には
フォーカシング方向の貫通孔からなる軸受が形成されて
いるが、当該軸受にはシャフト34が隙間無くぴったり
と接するように配置されているから当該軸受は開口部で
はない)ため、シャフトを用いた構成の場合であって
も、係る構成ではボビン、アーム、フォーカシングコイ
ル、トラッキングコイル、対物レンズ等の結合体である
移動体の重量が大となり、結果として特開昭59−20
1238号公報開示の構成では制御駆動の良好な応答性
が期待できない欠点がある。 【0005】一方、実開昭58−118541号公報
(全文)に、以下の構成が説明されている。この公報第
4〜6図には、フォーカシング方向とトラッキング方向
の両方向に直角な方向に関するレンズ保持体の一方の端
部にフォーカシングコイルとトラッキングコイルとを結
合する構成が説明されている。当該公報第5図には、レ
ンズ直下にフォーカシング方向に縦長の直方体形状の箱
体を配置し、レンズと箱体とで光学系20を構成させて
いる。この光学系20の側面にフォーカシングコイル2
2とトラッキングコイル23とが結合されており、光学
系の箱体内部に光学部材が配置されている。しかし、実
開昭58−118541号に開示の構成では、レンズ直
下に大きな重量が作用しており、しかもフォーカシング
駆動の駆動力の作用線(駆動中心)が第4、5図に向か
って2種類のコイル22,23、ボビン21並びに光学
系20の結合体から成る移動体の左端部(マグネット2
5に対向するフォーカシングコイル面)のみで形成され
るため、移動体の重心位置とフォーカシング駆動力の作
用線(駆動中心)位置とが極端に離れた関係となる。こ
の結果、実開昭58−118541号に開示の構成で
は、フォーカシング駆動時に移動体の重心位置を支点と
して回転モーメントが発生し、フォーカシング駆動は安
定性に欠いたものになる欠点がある。 【0006】 【問題点を解決するための手段】本発明は上記欠点を解
決したレンズ駆動装置を提供することを目的とする。本
発明のレンズ駆動装置は、情報トラックを有する記録媒
体へレンズからの収束光を照射してその反射光に基づき
情報を読み取るに際し、前記記録媒体へ向かう光が通過
する貫通部〔「前記記録媒体へ向かう光が通過する貫通
部」とは、記録媒体が配置されている側からフォーカシ
ング方向に向かって後述の可動体を見たとき、例えばレ
ンズと一体となったレンズ枠を有するレンズの場合には
レンズ枠の外形輪郭とほぼ同一の輪郭を有している貫通
部あるいはレンズ枠の外形輪郭の内側(外形輪郭からレ
ンズ光軸に近付いた位置)に形成されている貫通部を言
い、又例えばレンズと一体となったレンズ枠を有さない
レンズの場合にはレンズの外形輪郭とほぼ同一の輪郭を
有している貫通部あるいはレンズの外形輪郭の内側(外
形輪郭からレンズ光軸に近付いた位置)に形成されてい
る貫通部を言う。〕を可動体(レンズと一体となって移
動する部材をいい、当該可動体が複数個の部材の結合体
から成るか単一の部材から成るかは限定されない)に形
成すると共に前記レンズを前記可動体に配置し、前記記
録媒体の媒体面にほぼ垂直な第1の方向に前記レンズを
駆動させるフォーカシングコイルと前記媒体面にほぼ平
行で前記情報トラックを横切る第2の方向に前記レンズ
を駆動させるトラッキングコイルとを前記可動体に結合
し、磁束を前記フォーカシングコイルと前記トラッキン
グコイルとに差し向けるようにしたレンズ駆動装置にお
いて、前記可動体は前記レンズの光軸を含み(「前記レ
ンズ光軸を含み」とは、前記レンズの光軸が後述の仮想
平面に含まれることを言う)且つ前記第1の方向と前記
第2の方向の両方向に直角な第3の方向に垂直な仮想平
面で分割される可動体第1部分と可動体第2部分とを有
し、前記可動体第2部分に前記第1の方向に突き抜けた
開口部(第1の方向に向かって可動体を見たとき、第1
の方向に突き抜け且つ可動体の一方の一部と可動体の他
方の一部との間に観察される空間部分を言う。特開昭5
9−201238号公報開示のように、可動体に相当す
るボビン51に形成され且つシャフト34が係合してい
る軸受部は、第1の方向に向かって見たとき、シャフト
34と軸受部とが隙間無くぴったりと接触し軸受部には
第1の方向に突き抜けた空間部分が認められないから、
当該軸受部は開口部ではない。開口部は少なくとも1個
有すればよい)を設け、前記第1の方向に向かって見た
とき(可動体を第1の方向に向かって見たとき)前記貫
通部と前記開口部とがほぼ前記第3の方向に沿って配列
される(「ほぼ第3の方向に沿って配列される」とは、
ほぼ第3の方向に沿って並んでいるの意)ように構成さ
れ、前記フォーカシングコイルと前記トラッキングコイ
ルとが前記可動体第2部分のみに結合され(コイルの大
部分が可動体第2部分に結合されてはいるが、コイルの
一部が可動体第2部分からはみ出て可動体第1部分に結
合されている構成であっても、かかる構成は実質的に可
動体第2部分でコイルが結合されているとみなし「可動
体第2部分のみに結合され」に含める)、前記貫通部と
前記開口部とが共通の一体形成部材(「一体形成部材」
とは、中間に結合する部分が無い一続きの部材を言う)
に設けられるようにし(「前記貫通部と前記開口部とが
共通の一体形成部材に設けられるようにし」とは、可動
体が一つの一体形成部材で構成されるか複数の部材の結
合体として構成されるかは任意であるが、貫通部と開口
部に着目したとき両者は共通の一体形成部材、言い換え
ると共通の一続きの部材に形成されている形態になって
いることを言う)、前記第1の方向に関する前記貫通部
の寸法が前記第1の方向に関する前記可動体第2部分の
最大寸法(フォーカシング方向に関する可動体第2部分
の外形寸法を位置を変えて測定したとき、最も大きな寸
法をいう)に比較して小となるように構成し、前記可動
体第2部分と前記開口部とを貫き且つ前記第2の方向に
平行な仮想直線群〔可動体第2部分と開口部(言い換え
ると開口部に該当する空間部分を言う)の両方を貫く
(突き抜ける)と共に前記第2の方向に平行な多数の直
線(直線の長さ寸法には制限がない無限長さ寸法の直線
を言う)を想定したとき、これらの直線を束ねた束を言
う〕に少なくとも(「少なくとも」とは、少なくともフ
ォーカシングコイルへ磁束を差し向けるための永久磁石
は、仮想直線群に交差することを意味する)前記フォー
カシングコイルへ磁束を差し向けるための永久磁石(少
なくともフォーカシングコイルへ差し向ける磁束を発生
させるのに寄与している永久磁石を言う)が交差する
(仮想直線群と永久磁石とがお互いに少なくとも部分的
にぶつかるようになっていれば「交差する」に該当す
る)ように配置されていることを特徴とするものであ
る。 【0007】 【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1および図2はこの発明の第1実施例を示すもの
で、図1は外観斜視図を、図2は分解斜視図を表わす。
光ディスクのような記録媒体上に光スポットを照射する
対物レンズ1はホルダ2の一端部に装着する。また、ホ
ルダ2の対物レンズ1に対向する位置に記録媒体へ向か
う光束を通過させるフォーカシング方向に突き抜けた例
えば貫通穴からなる貫通部(図示せず)が形成されてい
る。このホルダ2は、対物レンズ1を装着する一端部を
薄板状に形成し、他端部は対物レンズ1の光軸方向に延
在して枠状に形成して、この他端部にフォーカシングコ
イル3を巻装すると共に、その一側面に一対のトラッキ
ングコイル4を取付ける。図2の2aはホルダ2にZ方
向に突き抜けるように形成した開口部である。ホルダ2
の移動により、対物レンズ1の光軸と平行なフォーカシ
ング方向(Z方向)に対物レンズ1を変位させて光スポ
ットを記録媒体上に集束させると共に、記録媒体上の情
報トラックの方向(Y方向)とフォーカシング方向(Z
方向)の両方向に直交するトラッキング方向(X方向)
に対物レンズ1を変位させて光スポットを情報トラック
に追従させる。そこで、ホルダ2は、対物レンズ1の光
軸を通るY方向を境に片側2本づつZ方向に対向して互
いに平行にY方向に延在する合計4本のワイヤ5によっ
てベース6に立てたポスト6a,6b(ポスト6a,6
bはベースの一部である。ベース6に静止状態で固定さ
れた部材はベースになりえる)に支持されている。 【0008】ベース6は磁性材料をもって構成し、ここ
にはフォーカシングコイル3およびトラッキングコイル
4に対して交錯する磁束を発生する永久磁石7を有する
磁気回路を形成する。かかる構成において、フォーカシ
ングコイル3およびトラッキングコイル4に、フォーカ
シングエラーおよびトラッキングエラーの大きさおよび
方向に応じた振幅および極性を有する電流を流すと、永
久磁石7を有する磁気回路との電磁作用によりホルダ2
したがって対物レンズ1は、それらの電流に応じてZ方
向およびX方向のそれぞれの方向に変位することにな
り、これにより記録媒体に対する光スポットのフォーカ
シング制御およびトラッキング制御を行なうことができ
る。 【0009】上記構成とすることにより、フォーカシン
グ制御を行なう際、そのフォーカシング駆動力の作用線
(駆動中心)位置と、フォーカシングコイル3とトラッ
キングコイル4と対物レンズ1と可動体であるホルダ2
との結合体である移動体の重心位置とを、前述した実開
昭58−118541号公報第4〜6図開示の構成に比
較してより近づけることができる。前記移動体の重心位
置とフォーカシング駆動力の作用線(駆動中心)位置と
を、一致させたい場合には、ホルダ2にバランサ8を設
け、これにより前記移動体の重心位置とフォーカシング
コイル3によって発生するフォーカシング駆動力の作用
線(駆動中心)位置とを一致させることができる。ま
た、このバランサ8はY方向のバランスをとると同時
に、前記移動体のZ方向の重心位置をトラッキング制御
でのトラッキング駆動力の作用線(駆動中心)位置に一
致させてZ方向のバランスをとることもできる。これに
よりトラッキング制御の際のY方向の軸のまわりのねじ
れ共振の発生を防止することができる。 【0010】この実施例によれば、ホルダ2の一方の端
部に対物レンズ1を装着すると共に、当該一方の端部に
光束を通過させる貫通部を形成したとき、この貫通部の
Z方向の幅寸法(厚さ寸法)が小さい貫通部となるよう
に当該一方の端部を構成したから、装置の薄型化を望む
場合には、この部分に図3に示すように、反射プリズ
ム、ミラー、コリメータレンズ等の光学素子9(図3の
場合では反射プリズムの場合を示してある)を配置する
ことにより、装置の薄型化が簡単に実現できる。更にこ
の場合、対物レンズ1への光路をX,Y,Zのいずれの
方向にもとることができる。また、実施例の図1、2、
3で説明した電磁駆動手段の構成にすれば、磁気回路及
びコイルを含む駆動手段を一つとしてあるので、従来技
術に比較してコストが低くなる利点がある。 【0011】また、図3において、対物レンズ1の光軸
(一点鎖線で示されている)を含みY方向に垂直な仮想
平面によりホルダ2を図面に向かって右側の第1の部分
と左側の第2の部分とに分割して考えたとき、前記光軸
が通過する(含む)ホルダ2の貫通部のZ方向の寸法
が、第2の部分におけるZ方向の最大寸法に比較して小
さく構成してあるので、ホルダ2とバランサ8とを含め
た可動部の重量は軽量となり、結果としてフォーカシン
グ駆動やトラッキング駆動の応答性が良好なものになる
という利点がある。 【0012】ホルダ2を上記の構成にしたことにより、
前述した実開昭58−118541号公報開示の構成に
比較して、例えば対物レンズ1、ホルダ2、フォーカシ
ングコイル3、並びにトラッキングコイル4とからなる
移動体の重心位置と、フォーカシングコイルに作用する
駆動力の作用線(駆動中心)位置とをより近付けること
が簡単にでき、結果として高精度なフォーカシング駆動
が実現できる利点がある。又、バランサ8を更に付加し
てフォーカシングコイルに作用する駆動力の作用線(駆
動中心)位置と移動体の重心位置とを一致させれば、よ
り高精度なフォーカシング駆動が期待できる。 【0013】更にまた、ホルダ2を上記の構成としたこ
とにより、第1〜3図に示すように、所定重量を有する
バランサ8を配置する場合であっても、バランサ8は重
量の小さなもので足りるので、結果として可動部の総重
量を軽量にできる利点がある。図4はこの発明の第2実
施例の要部を示す平面図である。この実施例では、ホル
ダ2をZ方向およびX方向に変位可能にベースに保持す
る対物レンズ1の光軸を通るY方向を境とする両側のワ
イヤ5を、Y方向において交差するように配設したもの
で、その他の構成は第1実施例と同じである。 【0014】この実施例によれば、第1実施例の効果に
加え、X方向の共振周波数とZ方向の共振周波数とを独
立に選ぶことができると共に、可動部のZ方向の軸のま
わりのねじれ共振も有効に阻止することもでき、トラッ
キング制御およびフォーカシング制御をより正確に行う
こともできる。なお、この発明は上述した実施例にのみ
限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能
である。例えば、ホルダ2を保持するワイヤ5は4本に
限らず片側3本づつの計6本、あるいはそれ以上とする
こともできるし、これらのワイヤ5を粘弾性体で被覆し
てダンピング作用を持たせたり、ワイヤ5をコイルへの
リード線として共用することもできる。また、ワイヤ5
はホルダ2の他端部側に配設してもよい。更に図4で
は、対物レンズ1の光軸を通るY方向を境とする両側の
ワイヤ5を対物レンズ1側において間隔が狭くなるよう
に配設したが、逆に広がるように配設してもよい。 【0015】 【発明の効果】本発明のレンズ駆動装置は、情報トラッ
クを有する記録媒体へレンズからの収束光を照射してそ
の反射光に基づき情報を読み取るに際し、前記記録媒体
へ向かう光が通過する貫通部を可動体(例えば前記実施
例のホルダ2、又はホルダ2とバランサ8との結合体
等)に形成すると共に前記レンズを前記可動体に配置
し、前記記録媒体の媒体面にほぼ垂直な第1の方向(例
えば前記実施例のZ方向)に前記レンズを駆動させるフ
ォーカシングコイルと前記媒体面にほぼ平行で前記情報
トラックを横切る第2の方向(例えば前記実施例のX方
向)に前記レンズを駆動させるトラッキングコイルとを
前記可動体に結合し、磁束を前記フォーカシングコイル
と前記トラッキングコイルとに差し向けるようにしたレ
ンズ駆動装置において、前記可動体は前記レンズの光軸
を含み且つ前記第1の方向と前記第2の方向の両方向に
直角な第3の方向(例えば前記実施例のY方向)に垂直
な仮想平面で分割される可動体第1部分と可動体第2部
分とを有し、前記可動体第2部分に前記第1の方向に突
き抜けた開口部を設け、前記第1の方向に向かって見た
とき前記貫通部と前記開口部とがほぼ前記第3の方向に
沿って配列されるように構成され、前記フォーカシング
コイルと前記トラッキングコイルとが前記可動体第2部
分のみに結合され、前記貫通部と前記開口部とが共通の
一体形成部材に設けられるようにし、前記第1の方向に
関する前記貫通部の寸法が前記第1の方向に関する前記
可動体第2部分の最大寸法に比較して小となるように構
成し、前記可動体第2部分と前記開口部とを貫き且つ前
記第2の方向に平行な仮想直線群に少なくとも前記フォ
ーカシングコイルへ磁束を差し向けるための永久磁石
(例えば前記実施例の永久磁石7)が交差するように配
置されていることを特徴とするから、本発明は以下の効
果がある。 【0016】先行技術(例えば実開昭58−11854
1号)に比較して、極めて簡単な構成で、レンズが配置
された可動体、フォーカシングコイル、トラッキングコ
イル等の結合体からなる移動体の重心位置とフォーカシ
ング駆動力の作用線(駆動中心)位置とを近づけたりあ
るいは一致させたりすることが容易となり、又、移動体
の重量が軽量となるため、安価で高精度なフォーカシン
グ駆動が期待できる利点がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。 【図2】本発明の第1実施例を示す分解斜視図である。 【図3】本発明の第1実施例の一利用形態を説明した図
である。 【図4】本発明の第2実施例を示す平面図である。 【符号の説明】 1 レンズ 2 ホルダ 3 フォーカシングコイル 4 トラッキングコイル 5 ワイヤ 6 ベース 7 永久磁石 8 バランサ 9 光学素子

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.情報トラックを有する記録媒体へレンズからの収束
    光を照射してその反射光に基づき情報を読み取るに際
    し、前記記録媒体へ向かう光が通過する貫通部を可動体
    に形成すると共に前記レンズを前記可動体に配置し、前
    記記録媒体の媒体面にほぼ垂直な第1の方向に前記レン
    ズを駆動させるフォーカシングコイルと前記媒体面にほ
    ぼ平行で前記情報トラックを横切る第2の方向に前記レ
    ンズを駆動させるトラッキングコイルとを前記可動体に
    結合し、磁束を前記フォーカシングコイルと前記トラッ
    キングコイルとに差し向けるようにしたレンズ駆動装置
    において、 前記可動体は前記レンズの光軸を含み且つ前記第1の方
    向と前記第2の方向の両方向に直角な第3の方向に垂直
    な仮想平面で分割される可動体第1部分と可動体第2部
    分とを有し、前記可動体第2部分に前記第1の方向に突
    き抜けた開口部を設け、前記第1の方向に向かって見た
    とき前記貫通部と前記開口部とがほぼ前記第3の方向に
    沿って配列されるように構成され、前記フォーカシング
    コイルと前記トラッキングコイルとが前記可動体第2部
    分のみに結合され、前記貫通部と前記開口部とが共通の
    一体形成部材に設けられるようにし、前記第1の方向に
    関する前記貫通部の寸法が前記第1の方向に関する前記
    可動体第2部分の最大寸法に比較して小となるように構
    成し、前記可動体第2部分と前記開口部とを貫き且つ前
    記第2の方向に平行な仮想直線群に少なくとも前記フォ
    ーカシングコイルへ磁束を差し向けるための永久磁石が
    交差するように配置されていることを特徴とするレンズ
    駆動装置。
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