JPH0773489A - レンズ駆動装置 - Google Patents
レンズ駆動装置Info
- Publication number
- JPH0773489A JPH0773489A JP6122145A JP12214594A JPH0773489A JP H0773489 A JPH0773489 A JP H0773489A JP 6122145 A JP6122145 A JP 6122145A JP 12214594 A JP12214594 A JP 12214594A JP H0773489 A JPH0773489 A JP H0773489A
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- JP
- Japan
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- lens
- movable body
- coil
- holder
- base
- Prior art date
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Optical Head (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成並びに組み立てが簡単で高精度のフォー
カシング駆動がかのうな光ヘッドを提供することを目的
とする。 【構成】 可動体(2,8)の第2の部分に窓を形成
し、可動体とベースとを第3の方向(Y)に関してほぼ
直角な方向においてのみ変位する一体形成部材で構成す
ると共に、可動体の他方の端部にバランサ8として機能
する部分を有していることを特徴とする。
カシング駆動がかのうな光ヘッドを提供することを目的
とする。 【構成】 可動体(2,8)の第2の部分に窓を形成
し、可動体とベースとを第3の方向(Y)に関してほぼ
直角な方向においてのみ変位する一体形成部材で構成す
ると共に、可動体の他方の端部にバランサ8として機能
する部分を有していることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば光学式記録デ
ィスクに記録した情報を再生したり、このようなディス
クに情報を記録するために用いるレンズ駆動装置に関す
る。
ィスクに記録した情報を再生したり、このようなディス
クに情報を記録するために用いるレンズ駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体上に光スポットを照射す
る対物レンズを、その光軸と平行なフォーカシング方向
およびこのフォーカシング方向と直交するトラッキング
方向に変位可能に支持する手段と、対物レンズを前記フ
ォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する手
段とを具える対物レンズ駆動装置は既知であり、例えば
特開昭59−221839号公報に記載されている。こ
の既知の対物レンズ駆動装置では、対物レンズを保持す
るホルダを4本の互いに平行な金属線を介してフォーカ
シング方向およびトラッキング方向に変位可能にベース
に支持している。また、対物レンズをフォーカシング方
向およびトラッキング方向に駆動するために、ホルダに
対物レンズを囲むようにフォーカシングコイルを巻装す
ると共に、対物レンズの光軸に関して対称にそれぞれ一
対のトラッキングコイルを設け、これらコイルと協働す
る磁気回路を対物レンズの光軸に関して両側においてベ
ースに設けている。
る対物レンズを、その光軸と平行なフォーカシング方向
およびこのフォーカシング方向と直交するトラッキング
方向に変位可能に支持する手段と、対物レンズを前記フ
ォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する手
段とを具える対物レンズ駆動装置は既知であり、例えば
特開昭59−221839号公報に記載されている。こ
の既知の対物レンズ駆動装置では、対物レンズを保持す
るホルダを4本の互いに平行な金属線を介してフォーカ
シング方向およびトラッキング方向に変位可能にベース
に支持している。また、対物レンズをフォーカシング方
向およびトラッキング方向に駆動するために、ホルダに
対物レンズを囲むようにフォーカシングコイルを巻装す
ると共に、対物レンズの光軸に関して対称にそれぞれ一
対のトラッキングコイルを設け、これらコイルと協働す
る磁気回路を対物レンズの光軸に関して両側においてベ
ースに設けている。
【0003】しかし、上記の特開昭59−221839
号公報の装置はレンズ(符号1)が可動体であるホルダ
(符号2)の中央に固定されているため、光を通さない
ホルダ(符号2)、フォーカシングコイル(符号3)並
びにトラッキングコイル(符号4)などの部材と光を通
過させるレンズなどの性質のまったく異なる部材どうし
が混在する構成となっているため、装置の構成並びに装
置の組み立て作業が複雑となる欠点がある。
号公報の装置はレンズ(符号1)が可動体であるホルダ
(符号2)の中央に固定されているため、光を通さない
ホルダ(符号2)、フォーカシングコイル(符号3)並
びにトラッキングコイル(符号4)などの部材と光を通
過させるレンズなどの性質のまったく異なる部材どうし
が混在する構成となっているため、装置の構成並びに装
置の組み立て作業が複雑となる欠点がある。
【0004】かかる欠点を解決したものとして、特開昭
59−201238号公報に開示された装置がある。当
該公報第7図にいわゆる摺動方式タイプの光ヘッドの構
成が説明されている。かかる光ヘッドは情報トラック方
向に沿って光を通過させるレンズと光を通過させないフ
ォーカシングコイル、トラッキングコイルの両コイルと
を分離して配置させた構成となっている。しかし当該摺
動方式の装置では可動体(ボビン51とアーム30とか
らなる)の重量が大となり、このためフォーカシング駆
動やトラッキング駆動の良好な応答性が得られない欠点
がある。しかも、当該摺動方式の装置では可動体がシャ
フトと軸受けとの関係で2方向に移動可能なようにベー
スに支持されると共に、可動体に復元力を与えるため
に、可動体とベースである基板(符号46)との間に3
次元方向に変位可能な弾性部材(符号52)が連結され
ている。従って、上記特開昭59−201238号公報
第7図の装置は構成が複雑となり高価となる欠点があ
る。
59−201238号公報に開示された装置がある。当
該公報第7図にいわゆる摺動方式タイプの光ヘッドの構
成が説明されている。かかる光ヘッドは情報トラック方
向に沿って光を通過させるレンズと光を通過させないフ
ォーカシングコイル、トラッキングコイルの両コイルと
を分離して配置させた構成となっている。しかし当該摺
動方式の装置では可動体(ボビン51とアーム30とか
らなる)の重量が大となり、このためフォーカシング駆
動やトラッキング駆動の良好な応答性が得られない欠点
がある。しかも、当該摺動方式の装置では可動体がシャ
フトと軸受けとの関係で2方向に移動可能なようにベー
スに支持されると共に、可動体に復元力を与えるため
に、可動体とベースである基板(符号46)との間に3
次元方向に変位可能な弾性部材(符号52)が連結され
ている。従って、上記特開昭59−201238号公報
第7図の装置は構成が複雑となり高価となる欠点があ
る。
【0005】更に、特開昭59−201238号公報開
示の装置は、可動体の重心位置とフォーカシングコイル
に発生する駆動力の中心との関係について何ら考慮され
ていない。かかる構成では、フォーカシング駆動時に可
動体の重心を中心に回転モーメントが発生するおそれが
あり、結果としてフォーカシング駆動力が正確にレンズ
に伝達されず、精度の高いフォーカシング駆動が期待で
きない欠点がある。
示の装置は、可動体の重心位置とフォーカシングコイル
に発生する駆動力の中心との関係について何ら考慮され
ていない。かかる構成では、フォーカシング駆動時に可
動体の重心を中心に回転モーメントが発生するおそれが
あり、結果としてフォーカシング駆動力が正確にレンズ
に伝達されず、精度の高いフォーカシング駆動が期待で
きない欠点がある。
【0006】
【問題点を解決するための手段及び作用】本発明は上記
欠点を解決したレンズ駆動装置を提供することを目的と
する。本発明のレンズ駆動装置は、情報がトラック状に
記録された記録媒体の情報を読み取るために、ベース
と、前記記録媒体の媒体面に垂直な第1の方向に平行な
光軸を有するレンズが固定された可動体とを2方向に変
位し得る弾性を有した連結部材により連結し、前記レン
ズを前記第1の方向に移動させるための第1のコイルと
前記レンズを前記媒体面に平行で情報トラックを横切る
第2の方向に移動させるための第2のコイルとを前記可
動体に固定し、前記第1の方向と前記第2の方向の両方
向に直角な第3の方向に関する前記可動体の一方の端部
に前記レンズを配置し、更に前記第3の方向に垂直で且
つ前記レンズの光軸を含む仮想平面により前記可動体を
第1の部分と第2の部分とに分割したとき、前記可動体
の他方の端部を含む前記第2の部分に前記第1のコイル
と前記第2のコイルの前記両コイルを配置するものであ
り、前記ベースに固定された磁界発生手段から発した磁
束を前記両コイルに差し向けることにより、前記両コイ
ルに発生した力を利用して前記レンズを前記第1の方向
と前記第2の方向へ移動するようにしたレンズ駆動装置
において、前記可動体の前記第2の部分に前記第1の方
向に突き抜けた開口を形成すると共に、前記第3の方向
に沿って前記レンズと前記開口とを配列し、前記連結部
材が前記第3の方向に関してほぼ直角な方向においての
み変位し得る一体形成部材(途中に結合部分の無い一続
きの部材をいう)で構成すると共に、前記可動体の他方
の端部にはバランサとして機能する部分を有しているこ
とを特徴とするものである。
欠点を解決したレンズ駆動装置を提供することを目的と
する。本発明のレンズ駆動装置は、情報がトラック状に
記録された記録媒体の情報を読み取るために、ベース
と、前記記録媒体の媒体面に垂直な第1の方向に平行な
光軸を有するレンズが固定された可動体とを2方向に変
位し得る弾性を有した連結部材により連結し、前記レン
ズを前記第1の方向に移動させるための第1のコイルと
前記レンズを前記媒体面に平行で情報トラックを横切る
第2の方向に移動させるための第2のコイルとを前記可
動体に固定し、前記第1の方向と前記第2の方向の両方
向に直角な第3の方向に関する前記可動体の一方の端部
に前記レンズを配置し、更に前記第3の方向に垂直で且
つ前記レンズの光軸を含む仮想平面により前記可動体を
第1の部分と第2の部分とに分割したとき、前記可動体
の他方の端部を含む前記第2の部分に前記第1のコイル
と前記第2のコイルの前記両コイルを配置するものであ
り、前記ベースに固定された磁界発生手段から発した磁
束を前記両コイルに差し向けることにより、前記両コイ
ルに発生した力を利用して前記レンズを前記第1の方向
と前記第2の方向へ移動するようにしたレンズ駆動装置
において、前記可動体の前記第2の部分に前記第1の方
向に突き抜けた開口を形成すると共に、前記第3の方向
に沿って前記レンズと前記開口とを配列し、前記連結部
材が前記第3の方向に関してほぼ直角な方向においての
み変位し得る一体形成部材(途中に結合部分の無い一続
きの部材をいう)で構成すると共に、前記可動体の他方
の端部にはバランサとして機能する部分を有しているこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1および図2はこの発明の第1実施例を示すもの
で、図1は外観斜視図を、図2は分解斜視図を表わす。
光ディスクのような記録媒体上に光スポットを照射する
対物レンズ1はホルダ2の一端部に装着する。このホル
ダ2は、対物レンズ1を装着する一端部を薄板状に形成
し、他端部は対物レンズ1の光軸方向に延在して枠状に
形成して、この他端部にフォーカシングコイル3を巻装
すると共に、その一側面に一対のトラッキングコイル4
を取付ける。
る。図1および図2はこの発明の第1実施例を示すもの
で、図1は外観斜視図を、図2は分解斜視図を表わす。
光ディスクのような記録媒体上に光スポットを照射する
対物レンズ1はホルダ2の一端部に装着する。このホル
ダ2は、対物レンズ1を装着する一端部を薄板状に形成
し、他端部は対物レンズ1の光軸方向に延在して枠状に
形成して、この他端部にフォーカシングコイル3を巻装
すると共に、その一側面に一対のトラッキングコイル4
を取付ける。
【0008】ホルダ2は、対物レンズ1の光軸と平行な
フォーカシング方向(Z方向)に変位させて光スポット
を記録媒体上に集束させると共に、記録媒体上の情報ト
ラックの方向(Y方向)および光軸の直交するトラッキ
ング方向(X方向)に変位させて光スポットが情報トラ
ックを追従するようにするために、対物レンズ1の光軸
を通るY方向を境に片側2本づつZ方向に対向して互い
に平行にY方向に延在する合計4本のワイヤ5を介して
ベース6に立てたポスト6a,6bに支持する。
フォーカシング方向(Z方向)に変位させて光スポット
を記録媒体上に集束させると共に、記録媒体上の情報ト
ラックの方向(Y方向)および光軸の直交するトラッキ
ング方向(X方向)に変位させて光スポットが情報トラ
ックを追従するようにするために、対物レンズ1の光軸
を通るY方向を境に片側2本づつZ方向に対向して互い
に平行にY方向に延在する合計4本のワイヤ5を介して
ベース6に立てたポスト6a,6bに支持する。
【0009】ベース6は磁性材料をもって構成し、ここ
にはフォーカシングコイル3およびトラッキングコイル
4に対して交錯する磁束を発生する永久磁石7を有する
磁気回路を形成する。かかる構成において、フォーカシ
ングコイル3およびトラッキングコイル4に、フォーカ
シングエラーおよびトラッキングエラーの大きさおよび
方向に応じた振幅および極性を有する電流を流すと、永
久磁石7を有する磁気回路との電磁作用によりホルダ2
したがって対物レンズ1は、それらの電流に応じてZ方
向およびX方向のそれぞれの方向に変位することにな
り、これにより記録媒体に対する光スポットのフォーカ
シング制御およびトラッキング制御を行なうことができ
る。
にはフォーカシングコイル3およびトラッキングコイル
4に対して交錯する磁束を発生する永久磁石7を有する
磁気回路を形成する。かかる構成において、フォーカシ
ングコイル3およびトラッキングコイル4に、フォーカ
シングエラーおよびトラッキングエラーの大きさおよび
方向に応じた振幅および極性を有する電流を流すと、永
久磁石7を有する磁気回路との電磁作用によりホルダ2
したがって対物レンズ1は、それらの電流に応じてZ方
向およびX方向のそれぞれの方向に変位することにな
り、これにより記録媒体に対する光スポットのフォーカ
シング制御およびトラッキング制御を行なうことができ
る。
【0010】なお、上記構成ではフォーカシング制御を
行なう際、その駆動力の作用点と対物レンズ1とがY方
向にずれているため、X方向の軸のまわりにねじれ共振
を起す恐れがある。そこで、この実施例ではホルダ2に
バランサ8を設け、これにより対物レンズ1,ホルダ
2,フォーカシングコイル3およびトラッキングコイル
4を有する可動部のY方向の重心位置を駆動力の作用点
と一致させる。また、このバランサ8はY方向のバラン
スをとると同時に、可動部のZ方向の重心位置をトラッ
キング制御の駆動力の作用点と一致させるZ方向のバラ
ンスもとるもので、これによりトラッキング制御の際の
Y方向の軸のまわりのねじれ共振の発生を防止する。
行なう際、その駆動力の作用点と対物レンズ1とがY方
向にずれているため、X方向の軸のまわりにねじれ共振
を起す恐れがある。そこで、この実施例ではホルダ2に
バランサ8を設け、これにより対物レンズ1,ホルダ
2,フォーカシングコイル3およびトラッキングコイル
4を有する可動部のY方向の重心位置を駆動力の作用点
と一致させる。また、このバランサ8はY方向のバラン
スをとると同時に、可動部のZ方向の重心位置をトラッ
キング制御の駆動力の作用点と一致させるZ方向のバラ
ンスもとるもので、これによりトラッキング制御の際の
Y方向の軸のまわりのねじれ共振の発生を防止する。
【0011】この実施例によれば、ホルダ2の一端部に
対物レンズ1を装着し、他端部にフォーカシングコイル
3およびトラッキングコイル4を設けると共に、これら
コイルと協働する1つの磁気回路をホルダ2の他端部に
対応してベース6に設けたので、対物レンズ1とベース
6との間に十分なスペースを確保することができる。し
たがって、この部分に図3に示すように、反射プリズ
ム,ミラー,コリメータレンズ等の光学素子9を配置す
ることができ、これにより装置の薄形化が図れると共
に、対物レンズ1への光路をX,Y,Zのいずれの方向
にもとることができる。また、磁気回路およびコイルを
含む駆動手段を1つとしたので、従来例に比べコストが
低くなる利点がある。
対物レンズ1を装着し、他端部にフォーカシングコイル
3およびトラッキングコイル4を設けると共に、これら
コイルと協働する1つの磁気回路をホルダ2の他端部に
対応してベース6に設けたので、対物レンズ1とベース
6との間に十分なスペースを確保することができる。し
たがって、この部分に図3に示すように、反射プリズ
ム,ミラー,コリメータレンズ等の光学素子9を配置す
ることができ、これにより装置の薄形化が図れると共
に、対物レンズ1への光路をX,Y,Zのいずれの方向
にもとることができる。また、磁気回路およびコイルを
含む駆動手段を1つとしたので、従来例に比べコストが
低くなる利点がある。
【0012】図4はこの発明の第2実施例の要部を示す
平面図である。この実施例では、ホルダ2をZ方向およ
びX方向に変位可能にベースに保持する対物レンズ1の
光軸を通るY方向を境とする両側のワイヤ5を、Y方向
において交差するように配設したもので、その他の構成
は第1実施例と同じである。この実施例によれば、第1
実施例の効果に加え、X方向の共振周波数とZ方向の共
振周波数とを独立に選ぶことができると共に、可動部の
Z方向の軸のまわりのねじれ共振も有効に阻止すること
ができ、トラッキング制御およびフォーカシング制御を
より正確に行うことができる。
平面図である。この実施例では、ホルダ2をZ方向およ
びX方向に変位可能にベースに保持する対物レンズ1の
光軸を通るY方向を境とする両側のワイヤ5を、Y方向
において交差するように配設したもので、その他の構成
は第1実施例と同じである。この実施例によれば、第1
実施例の効果に加え、X方向の共振周波数とZ方向の共
振周波数とを独立に選ぶことができると共に、可動部の
Z方向の軸のまわりのねじれ共振も有効に阻止すること
ができ、トラッキング制御およびフォーカシング制御を
より正確に行うことができる。
【0013】なお、この発明は上述した実施例にのみ限
定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能で
ある。例えば、ホルダ2を保持するワイヤ5は4本に限
らず片側3本づつの系6本、あるいはそれ以上とするこ
ともできるし、これらのワイヤ5を粘弾性体で被覆して
ダンピング作用を持たせたり、ワイヤ5をコイルへのリ
ード線として共用することもできる。また、ワイヤ5は
ホルダ2の他端部側に配設してもよい。更に図4では、
対物レンズ1の光軸を通るY方向を境とする両側のワイ
ヤ5を対物レンズ1側において間隔が狭くなるように配
設したが、逆に広がるように配設してもよい。
定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能で
ある。例えば、ホルダ2を保持するワイヤ5は4本に限
らず片側3本づつの系6本、あるいはそれ以上とするこ
ともできるし、これらのワイヤ5を粘弾性体で被覆して
ダンピング作用を持たせたり、ワイヤ5をコイルへのリ
ード線として共用することもできる。また、ワイヤ5は
ホルダ2の他端部側に配設してもよい。更に図4では、
対物レンズ1の光軸を通るY方向を境とする両側のワイ
ヤ5を対物レンズ1側において間隔が狭くなるように配
設したが、逆に広がるように配設してもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明のレンズ駆動装置は、情報がトラ
ック状に記録された記録媒体の情報を読み取るために、
ベースと、前記記録媒体の媒体面に垂直な第1の方向
(前記実施例のZ方向)に平行な光軸を有するレンズ
(例えば前記実施例の対物レンズ1)が固定された可動
体(例えば前記実施例のホルダ2とバランサ8との結合
体)とを2方向に変位し得る弾性を有した連結部材(例
えば前記実施例のワイヤ5)により連結し、前記レンズ
を前記第1の方向に移動させるための第1のコイルと前
記レンズを前記媒体面に平行で情報トラックを横切る第
2の方向(例えば前記実施例のX方向)に移動させるた
めの第2のコイルとを前記可動体に固定し、前記第1の
方向と前記第2の方向の両方向に直角な第3の方向に関
する前記可動体の一方の端部(例えば前記実施例図3の
図面に向かってホルダ2の右側の端部)に前記レンズを
配置し、更に前記第3の方向(例えば前記実施例のY方
向)に垂直で且つ前記レンズの光軸を含む仮想平面によ
り前記可動体を第1の部分(例えば前記実施例で説明す
ると図3のホルダ2に関し、1点鎖線で示されるレンズ
1の光軸に関し右側の部分)と第2の部分(例えば前記
実施例で説明すると図3のホルダ2とバランサ8の結合
体に関し、1点鎖線で示されるレンズ1の光軸に関し左
側の部分)とに分割したとき、前記可動体の他方の端部
(例えば前記実施例のホルダ2とバランサ8との結合体
のうちバランサ8が配置されている左方向の端部)を含
む前記第2の部分に前記第1のコイルと前記第2のコイ
ルの前記両コイルを配置するものであり、前記ベースに
固定された磁界発生手段から発した磁束を前記両コイル
に差し向けることにより、前記両コイルに発生した力を
利用して前記レンズを前記第1の方向と前記第2の方向
へ移動するようにしたレンズ駆動装置において、前記可
動体の前記第2の部分に前記第1の方向に突き抜けた開
口を形成すると共に、前記第3の方向に沿って前記レン
ズと前記開口とを配列し、前記連結部材が前記第3の方
向に関してほぼ直角な方向においてのみ変位し得る一体
形成部材で構成すると共に、前記可動体の他方の端部に
はバランサとして機能する部分を有していることを特徴
とするから、装置の構成並びに装置の組み立て作業が簡
単になるだけでなく、フォーカシング駆動やトラッキン
グ駆動が高精度で行える利点がある。
ック状に記録された記録媒体の情報を読み取るために、
ベースと、前記記録媒体の媒体面に垂直な第1の方向
(前記実施例のZ方向)に平行な光軸を有するレンズ
(例えば前記実施例の対物レンズ1)が固定された可動
体(例えば前記実施例のホルダ2とバランサ8との結合
体)とを2方向に変位し得る弾性を有した連結部材(例
えば前記実施例のワイヤ5)により連結し、前記レンズ
を前記第1の方向に移動させるための第1のコイルと前
記レンズを前記媒体面に平行で情報トラックを横切る第
2の方向(例えば前記実施例のX方向)に移動させるた
めの第2のコイルとを前記可動体に固定し、前記第1の
方向と前記第2の方向の両方向に直角な第3の方向に関
する前記可動体の一方の端部(例えば前記実施例図3の
図面に向かってホルダ2の右側の端部)に前記レンズを
配置し、更に前記第3の方向(例えば前記実施例のY方
向)に垂直で且つ前記レンズの光軸を含む仮想平面によ
り前記可動体を第1の部分(例えば前記実施例で説明す
ると図3のホルダ2に関し、1点鎖線で示されるレンズ
1の光軸に関し右側の部分)と第2の部分(例えば前記
実施例で説明すると図3のホルダ2とバランサ8の結合
体に関し、1点鎖線で示されるレンズ1の光軸に関し左
側の部分)とに分割したとき、前記可動体の他方の端部
(例えば前記実施例のホルダ2とバランサ8との結合体
のうちバランサ8が配置されている左方向の端部)を含
む前記第2の部分に前記第1のコイルと前記第2のコイ
ルの前記両コイルを配置するものであり、前記ベースに
固定された磁界発生手段から発した磁束を前記両コイル
に差し向けることにより、前記両コイルに発生した力を
利用して前記レンズを前記第1の方向と前記第2の方向
へ移動するようにしたレンズ駆動装置において、前記可
動体の前記第2の部分に前記第1の方向に突き抜けた開
口を形成すると共に、前記第3の方向に沿って前記レン
ズと前記開口とを配列し、前記連結部材が前記第3の方
向に関してほぼ直角な方向においてのみ変位し得る一体
形成部材で構成すると共に、前記可動体の他方の端部に
はバランサとして機能する部分を有していることを特徴
とするから、装置の構成並びに装置の組み立て作業が簡
単になるだけでなく、フォーカシング駆動やトラッキン
グ駆動が高精度で行える利点がある。
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の一利用形態を説明した図
である。
である。
【図4】本発明の第2実施例を示す平面図である。
1 レンズ 2 ホルダ 3 フォーカシングコイル 4 トラッキングコイル 5 ワイヤ 6 ベース 7 永久磁石 8 バランサ 9 光学素子
Claims (1)
- 【請求項1】情報がトラック状に記録された記録媒体の
情報を読み取るために、ベースと、前記記録媒体の媒体
面に垂直な第1の方向に平行な光軸を有するレンズが固
定された可動体とを2方向に変位し得る弾性を有した連
結部材により連結し、前記レンズを前記第1の方向に移
動させるための第1のコイルと前記レンズを前記媒体面
に平行で情報トラックを横切る第2の方向に移動させる
ための第2のコイルとを前記可動体に固定し、前記第1
の方向と前記第2の方向の両方向に直角な第3の方向に
関する前記可動体の一方の端部に前記レンズを配置し、
更に前記第3の方向に垂直で且つ前記レンズの光軸を含
む仮想平面により前記可動体を第1の部分と第2の部分
とに分割したとき、前記可動体の他方の端部を含む前記
第2の部分に前記第1のコイルと前記第2のコイルの前
記両コイルを配置するものであり、前記ベースに固定さ
れた磁界発生手段から発した磁束を前記両コイルに差し
向けることにより、前記両コイルに発生した駆動力を利
用して前記レンズを前記第1の方向と前記第2の方向へ
移動するようにしたレンズ駆動装置において、 前記可動体の前記第2の部分に前記第1の方向に突き抜
けた開口を形成すると共に、前記第3の方向に沿って前
記レンズと前記開口とを配列し、前記連結部材が前記第
3の方向に関してほぼ直角な方向においてのみ変位し得
る一体形成部材で構成すると共に、前記可動体の他方の
端部にはバランサとして機能する部分を有していること
を特徴とするレンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6122145A JP2793127B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | レンズ駆動装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6122145A JP2793127B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | レンズ駆動装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60102568A Division JP2601791B2 (ja) | 1985-05-16 | 1985-05-16 | レンズ駆動装置 |
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---|---|
JPH0773489A true JPH0773489A (ja) | 1995-03-17 |
JP2793127B2 JP2793127B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=14828726
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP6122145A Expired - Lifetime JP2793127B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | レンズ駆動装置 |
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JP (1) | JP2793127B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010095407A1 (ja) * | 2009-02-20 | 2010-08-26 | 日本電産サンキョー株式会社 | レンズ駆動装置 |
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- 1994-06-03 JP JP6122145A patent/JP2793127B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2793127B2 (ja) | 1998-09-03 |
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