JPS63122029A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPS63122029A
JPS63122029A JP26799986A JP26799986A JPS63122029A JP S63122029 A JPS63122029 A JP S63122029A JP 26799986 A JP26799986 A JP 26799986A JP 26799986 A JP26799986 A JP 26799986A JP S63122029 A JPS63122029 A JP S63122029A
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JP
Japan
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objective lens
tracking
wires
shape memory
memory alloy
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JP26799986A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Masaki
清 正木
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光学記録媒体に情報を記録再生する光学情報
記録装置において、対物レンズを光学記録媒体の記録面
に対し、フォーカス方向およびトラッキング方向に駆動
するための対物レンズ駆動装置に関するものである。
従来の技術 ビデオディスク、CDという音響映像分野から実用化が
なされた光ディスクは、近年その記憶容量の大きさや、
取り扱いの容易さからコンピュータのメモリとしても使
われ始めている。また再生のみならず書換え可能な光デ
ィスクも開発が進み、ますます応用分野は広がってきて
いる。しかし現在、依然としてメモリの主流として幅広
く使われている磁気ディスクに比較して、光ディスクは
データの転送速度が遅いことが大きな欠点となっている
。これは、半導体レーザのパワーや記録媒体の応答性な
どの関係でディスクの回転数を磁気ディスク並みに上げ
ることができないのが主な原因であるが、データ転送速
度を上げるための一手段としてアクセス時間の短縮化が
ある。現在ではアクセスの高速化のために光学ヘッド全
体を軽量化したり、光学ヘッドを分割して対物レンズと
対物レンズ駆動部のみを駆動したり、また強力なアクチ
ュエータを使用したりする等の方法が取られている。し
かしこれらのような手段で高速なアクセスを行う場合、
弾性体などで移動可能に支持されている対物レンズは停
止するための減速時に作用する慣性力により振動してし
まう。対物レンズが振動している間は、情報の記録再生
は不可能であり、この振動が整定するまでに要する過渡
振動整定時間もアクセス時間に加えられる。したがって
アクセス時間の短縮化のためには、減速時の対物レンズ
の振動を抑制することが重要な課題となる。
以下凹面を参照しながら、従来の光デイスク装置におけ
る対物レンズ駆動装置の一例について説明する。
第3図は従来の対物レンズ駆動装置の構成を示す概略図
である。第3図において1は対物レンズ、30はトラッ
キング方向であり、光ディスクの記録面上に同じ円状に
もしくはスパイラル状に情報が記録されたトランクの法
線方向と一致した方向であり、もちろん記録面に対して
平行である。
31はフォーカス方向であり、記録面に対して垂直な方
向である。破線内に示した21は対物レンズ駆動系であ
り、対物レンズ1をトラッキング方向30およびフォー
カス方向31に移動可能な状態に支持し、かつトラッキ
ング方向30およびフォーカス方向31に駆動するため
の手段が基台4上に設けられている。対物レンズ駆動系
21については第4図、第5図を用いて後に詳しく説明
する。20は対物レンズ駆動系21の可動部を保護する
ためのカバーである。26は光学台であり、光ディスク
から情報を再生したり、記録したりするための光ビーム
を光ディスクの記録面上に導くための光学系と、光学的
に読み取った情報や光ビームの位置情報を電気信号に光
電変換するための検出系を内部に備えている。22はボ
イスコイルモータであり、23はボイスコイルモータ2
2のボイスコイル、24はモータマグネット、25はモ
ータヨークであり、ボイスコイルモータ22は光学台2
6と一体に構成されている。27はガイドシャフトであ
り、その中心軸の方向はトラッキング方向30と一致し
た状態でシャーシ(図示せず)に取り付けられており、
光学台26は、ガイドシャフト27を案内手段として、
トラッキング方向30に移動可能な状態に組み立てられ
ている。
またボイスコイルモータ22のボイスコイル23に通電
することにより、ボイスコイル23には、モータマグネ
ット24とモータヨーク25によって構成された磁気回
路より電磁力が作用し、この電磁力の作用方向はトラッ
キング方向30と一致している。したがってボイスコイ
ル23と一体に構成された光学台26はボイスコイルモ
ータ22に郵っ二−ラ・黍1.′万可J二、、:駆肋5
r、ら528は接触子であり、29はポテンショメータ
である。接触子28は片持ちはり状になっており、一端
は光学台26に固定されており、自由端はポテンショメ
ータ29の検出面に接触しており、光学台26がトラン
ク方向に移動することにより、接触子28も光学台26
と一体に移動し、ポテンショメータ29の出力より光学
台26の位置を検出できるように構成されている。
第4図は第3図で示した対物レンズ駆動系21の詳細を
示す斜視図である。
第5図は対物レンズ駆動系21の一部を分解した分解図
である。
第4図、第5図において7はボビンであり、その中心に
対物レンズ1が取り付けられている。
2a〜2dはりん青銅やステンレス鋼などで作られ、直
径はφ0.1〜φ0.2と非常に細く、柔軟なワイヤで
ある。3は取付板であり、llcは取付板3を基台4に
一体に設けられた突起部5dに取り付けるための取付け
ねしである。各ワイヤニ、〜ニュ1.h互91.ニニニ
ーあニニ■−・−r−−−7向31と垂直であり、かつ
4本の長辺がトラッキング方向30に垂直な直方体の4
本の長辺となるような状態で、それらの一端は取付板3
に、それらの他端はボビン7に取付けられている。
このように4本のワイヤ2a〜2dで支持されたボビン
7はトラッキング方向30およびフォーカス方向31に
外力が加えられた場合には、対物レンズ1の光軸をフォ
ーカス方向31と一致させたまま、トラッキング方向3
0およびフォーカス方向31に平行移動のみを行う。8
a、8bはマグネットであり、基台4に設けられた突起
部5a。
5dに接着されている。10はフォーカスコイルであり
、フォーカスコイル10に通電することにより、フォー
カスコイル10には、マグネット8aと突起部5bによ
って構成された磁気回路と、マグネット8bと突起部5
cによって構成された磁気回路から、電磁力がフォーカ
ス方向31と同一方向に作用し、この電磁力によりボビ
ン7および対物レンズ1はフォーカス方向31に平行移
動する。9a〜9dはトラッキングコイルであり、ボビ
ン7に接着されている。トラッキングコイル9a、9b
に通電することによりトラッキングコイル9a、9bに
は、マグネット8aと突起部5bによって構成された磁
気回路から電磁力がトラッキング方向に作用し、同様に
トラッキングコイル9c、9dに通電することによりト
ラッキングコイル9c、9dには、マグネット8bと突
起部5Cによって構成された磁気回路から電磁力がトラ
ッキング方向に作用する。
またトラッキングコイル9a、9bに作用する電磁力と
、トラッキングコイル9c、9dに作用する電磁力の大
きさおよび向きは等しく、これらの電磁力により、ボビ
ン7および対物レンズ1は、トラッキング方向に平行移
動する。12は反射板であり、その反射面がトラッキン
グ方向30と垂直となるように取付けられている。13
は反射形ホトセンサであり、発光ダイオードなどの発光
素子と、ホトトランジスターなどの受光素子を内蔵して
いる。
第6図は従来の対物レンズ駆動系を示す平面図であるが
、反射形ホトセンサ13は内蔵された発光素子の出射光
14が反射板12に反射し、その反射光15は反射形ホ
トセンサ13に内蔵された受光素子に到達するように、
基台4上に取り付けられている。lla、llbは基台
4を第3図の光学台26に取り付けるための取付けねじ
である。
以上のように構成された従来の対物レンズ駆動装置につ
いて、以下その動作を説明する。
通常、記録面上のあるトラックから次の目標トランクま
でアクセスする場合、まずボイスコイルモータ22によ
り、光学台26全体をトラッキング方向30に駆動し、
ポテンショメータ29の出力信号より現在位置を検出し
ながら、目標トランク近傍(たとえばトラック本数にし
て100〜200本以内)に大まかな位置決めを行う0
次にその位置でフォーカスコイル10に通電することに
より、対物レンズlをフォーカス方向31に駆動し、対
物レンズlの焦点を記録面上に一致させるフォーカシン
グ制御を行い、次に、トラッキングコイル9a〜9dに
通電することにより対物レンズ1をトラッキング方向3
0に駆動し、対物レンズ1からの出射ビームをトラック
上に位置決めするトラッキング制御を行う。
さらにフォーカシング制御およびトラッキング制御を行
いながら、トランクに記録された情報を光学系と光電変
換検出系により光学的に再生し、再生した情報より現在
のトラックを検出し、目標トランクか否かを判断し、目
標トラックでなければ、トラッキングコイル9a〜9d
にパルス信号を通電することにより、目標トラックまで
対物レンズ7をトラッキング方向30に駆動する。
ここでボイスコイルモータ22により、光学台26を高
速駆動し目標トラック近傍で停止させ、位置決めを行う
場合、ワイヤ2a〜2cによってトラッキング方向30
およびフォーカス方向31移動可能に支持されている対
物レンズ1は減速時の慣性力により、トラッキング方向
に振動し、この振動が整定するまでの時間は、フォーカ
シング制御、トラッキング制御は安定せず、対物レンズ
1の位置決めが完了しないため、トランクに記録された
情報を再生することはできない。したがってボイスコイ
ルモータ22で高速駆動しても減速時に生じる対物レン
ズ1の振動が整定するまでの時間分だけアクセス時間は
長(なってしまう。
そこで従来の対物レンズ駆動装置においては、ボイスコ
イルモータ22により光学台26が駆動されている間も
対物レンズ1の位置を検出し、対物レンズ1をある定位
置に常に保持してやるような制御電流をトラッキングコ
イル93〜9dに流すことにより、光学台26の定速駆
動時や減速時の対物レンズ1の振動を抑制している(た
とえば加藤他:MALS形光ヘッド 信学技報、MR8
3−24P51〜58)。
本従来例では、反射形ホトセンサ13の出射光14のう
ち反射板12に反射して反射形ホトセンサ13の受光素
子に到達した反射光15の光量を検出する。反射光15
の光量は反射板12と反射形ホトセンサ13との距離と
関係し、反射板12が反射形ホトセンサ13に近づけば
光量は増し、遠のけば光量は減少する。したがって反射
光15の光量を一定に保つような制御電流をトラッキン
グコイル9a〜9dに流すことにより、ボビン7はトラ
ッキング方向に駆動され、反射板12と反射形ホトセン
サ13の距離は一定に保たれるように位置制御される。
つまり対物レンズ1の振動は抑制され、対物レンズ1は
一定位置に保持される。
発明が解決しようとする問題点 しかし上記のような構成では、高速なトランク間アクセ
スを行うために、対物レンズ駆動’?を置の小型化軽量
化が望まれる中で、反射形ホトセンサ13を取り付ける
スペースや、十分な反射光15を得るためにある程度大
きな面積を持った反射板12を取り付ける平面を確保す
るのは困難であり、また反射板12と反射形ホトセンサ
13の距離を一定に保つように制御するための制御回路
も必要となる。
さらに反射板12と反射形ホトセンサ13の距離を一定
に保つように制御された状態で、ボビン7が中立点つま
り、ボビン7、対物レンズ1.フォーカスコイル10.
トラッキングコイル9a。
9b、および反射板12の全重量とワイヤ2a〜2dの
弾性力が釣り合っている状態にあれば問題はないが、ボ
ビン7の位置が中立点に対し反射板12の取り付は精度
誤差や反射形ホトセンサ13の感度不足等の原因でずれ
ていた場合、ボイスコイルモ、−夕22による光学台2
6の駆動が終了し、通常のトラッキング制御に切り換え
られる瞬間にワイヤ2a〜2dの復帰力によりボビン7
および対物レンズ1は振動してしまい、全(効果はなく
なる。
本発明は、高速にトラック間アクセスする場合の対物レ
ンズ1の振動の抑制を、対物レンズ1の位置を検出して
対物レンズ1の位置を制御するための制御回路や位置検
出手段などを用いることなしに、簡単な構成で容易に行
うことができる対物レンズ駆動装置を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の対物レンズ駆動装
置は、対物レンズをフォーカス方向およびトラッキング
方向に移動可能にかつ対物レンズの光軸をフォーカス方
向に一敗するように支持する形状記憶合金製弾性体と、
対物レンズをフォーカス方向およびトラッキング方向に
駆動するための駆動手段と、対物レンズが形状記憶合金
製弾性体を介して取り付けられる基台と、基台をトラッ
キング方向に駆動するための駆動手段を有し、さらに形
状記憶合金製弾性体を加熱するための加熱手段を有する
という構成を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成において、対物レンズをトラッキ
ング方向およびフォーカス方向に移動可能に支持する形
状記憶合金製弾性体をマルテンサイト逆変態点まで加熱
することにより、この形状記憶合金製弾性体が予め記憶
させておいた形状に回復する際に発生する形状回復力に
より、対物レンズの位置を保持し、基台を高速にトラッ
ク間アクセスし、減速する場合の振動を抑制する。した
がって対物レンズの位置を検出し、対物レンズの位置を
制御するための制御回路や、位置検出手段などを用いる
ことなしに簡単な構成で容易に対物レンズの振動を抑制
することができる。
実施例 以下本発明の一実施例の対物レンズ駆動装置について、
図面を参照しながら説明する。第1図は本発明の一実施
例における対物レンズ駆動装置の対物レンズ駆動系を示
すものである。第1図において従来例の対物レンズ駆動
装置の対物レンズ駆動系を示す第4図、第5図と同一構
成要素については、同一符号を記して、説明を省略する
。第1図において32a〜32dは、形状記憶合金製ワ
イヤであり、4本共に直線状態を予め記t11させてい
る。34は基板であり、形状記憶合金製ワイヤ32a〜
32dが貫通できる取付穴37a 〜37dが設けられ
ている。また取付穴37a〜37dを囲むように電極3
5a〜35dが設けられており、さらに電極35a〜3
5dには給電線36a〜36dが半田付けなどの導電性
を持った接続手段で取り付けられている。基板34ば取
付けねじlieにより、基台4に設けられた突起部5d
に取り付けられている。第2図は、本実施例の対物レン
ズ駆動装置の対物レンズ駆動系の側面図であり、33b
、33cは接続板であり、形状記憶合金製ワイヤ32a
〜32dが貫通できる取付穴37e〜37hが設けられ
ている。また接続板33bには電極35eが取付穴37
eと37fを囲むように設けられ、同様に接続板33c
には電極35fが取付穴37gと37hを囲むように設
けられている。さらに接続板33b、33cはボビン7
に接着されており、この状態においてボビン7にも取付
穴37e〜37hと同軸に形状記憶合金製ワイヤ32a
〜32dが貫通できる穴(図示せず)があけられている
。ここで形状記憶合金製ワイヤ32a〜32dは、従来
例を示した第4図、第5図のワイヤ23〜2dと同様に
、互いに平行な2平面がフォーカス方向31と垂直であ
り、かつ4本の長辺がトラッキング方向30に垂直な直
方体の4本の長辺となるような状態で、それらの一端を
基vi34の取付穴378〜37dを貫通させた後、電
極352〜35dに半田付は等の導電性を持った接続手
段で固定し、それらの他端をボビン7に設けられた貫通
穴(図示せず)と接続板33aと33bに設けられた取
付穴37e〜37hを貫通させた後、電極35eと35
fに半田付は等の導電性を持った接続手段で取り付けら
れている。このように4本の形状記憶合金製ワイヤ32
a〜32dで支持されたボビン7は、トラッキング方向
30およびフォーカス方向31に平行移動可能であり、
対物レンズlの光軸はフォーカス方向31と常に一致し
ている。またフォーカスコイル10に通電することによ
り、ボビン7および対物レンズ1はフォーカス方向に駆
動され、トラ7キングコイル9a〜9dに通電すること
により、ボビン7および対物レンズ1はトラッキング方
向に駆動される。また本実施例の対物レンズ駆動系は、
従来例を示す第4図の対物レンズ駆動系21と同様に取
付けねじllaとllbによって第3図の光学台26に
固定されており、ボイスコイルモータ22によりトラッ
キング方向30に駆動され、またポテンショメータ29
と接点28によってその位置が検出される。
以上のように構成された対物レンズ駆動装置において、
トラック間アクセス動作について説明する。
対物レンズ1をあるトランクから目標トランクまでボイ
スコイルモータ22によって光学台26と共に駆動する
際に、たとえば給電線36bと36Cを接地して、給’
R線36aと36dに電流を流すことにより、形状記憶
合金製ワイヤ32a〜32dに通電しておく、この通電
によって形状記憶合金製ワイヤ32a〜32dは、自己
抵抗によるジュール熱を発生し、マルテンサイト逆変態
点以上に加熱される。形状記憶合金製ワイヤ32a〜3
2dは変態点以下で、外力が作用していない組立状態で
は直線状であり、また予め記憶させている形状も直線で
ある。つまり形状記憶合金製ワイヤ32a〜32dは通
電によってマルテンサイト逆変態点以上に加熱されると
形状回復力を発生し、直線状態を保つ、したがってボイ
スコイルモータ22によって光学台26を高速駆動し目
標トラック近傍で停止させ、位置決めを行うために急減
速した場合、ボビン7にはトラッキング方向に慣性力が
作用するが、この慣性力よりも形状記憶合金製ワイヤ3
2a〜32dの形状回復力を大きく設定しておけば、対
物レンズ1は振動することなしに、中立位置を保持でき
る。次に光学台26が完全に停止した後に形状記位合金
製ワイヤ32a〜32dへの通電を止める。この4大態
で対物レンズ1は中立状態を保持しているので、フォー
カシング制御およびトラッキング制御を安定に行うこと
ができ、トラック上の情報が直ちに再生可能となる。
以上のように本実施例によれば、対物レンズ1をトラッ
キング方向30およびフォーカス方向31に移動可能に
、かつ対物レンズ1の光軸をフォーカス方向31と一致
するように4本の形状記憶合金製ワイヤ322〜32d
によって支持し、さらに形状記憶合金製ワイヤ32a〜
32dを自己抵抗によるジュール熱によってマルテンサ
イト変態点以上にまで加熱するための給電線36a〜3
6dや電極35a〜35d等の通電加熱手段を設けるこ
とにより、ボイスコイルモータ22によって光学台26
を高速駆動する際に形状記憶合金製ワイヤ32a〜32
dに通電加熱し、形状回復力を発生させ、対物レンズ1
の位置を保持しておくことにより、光学台26を減速す
る際に作用する慣性力による対物レンズlの振動を形状
記憶合金製ワイヤ32a〜32dの形状回復力によって
抑制することができる。したがって対物レンズ1の振動
の抑制を対物レンズ1の位置を検出して、対物レンズ1
の位置を制御するための制御回路や、位置検出手段など
を全く用いることなしに簡単な構成で容易に行うことが
できる。
なお本実施例において、形状記憶合金製弾性体を形状記
憶合金製ワイヤ32a〜32dとしたが、これは板状の
形状記憶合金製板ばねとしてもよい。
発明の効果 以上のように本発明は、対物レンズをフォーカス方向お
よびトラッキング方向に移動可能にかつ対物レンズの光
軸をフォーカス方向に一致するように支持する形状記憶
合金製弾性体と、対物レンズをフォーカス方向およびト
ラッキング方向に駆動するための駆動手段と、対物レン
ズが形状記憶合金製弾性体を介して取り付けられる基台
と、基台をトラッキング方向に駆動するための駆動手段
を有し、さらに形状記憶合金製弾性体を加熱するための
加熱手段を有するという構成を備えたことにより、高速
にトランク間アクセスを行う場合に生じる対物レンズの
振動の抑制を対物レンズの位置を検出して対物レンズの
位置を制御するための制御回路や、位置検出手段などを
用いることなしに簡単な構成で容易に行うことができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における対物レンズ駆動装置
の対物レンズ駆動系を示す斜視図、第2図はその側面図
、第3図は従来例の対物レンズ駆動装置全体の斜視図、
第4図は従来例の対物レンズ駆動装置の対物レンズ駆動
系の斜視図、第5図は同対物レンズ駆動系の一部分解図
、第6図は同対物レンズ駆動系の平面図である。 1・・・・・・対物レンズ、4・・・・・・基台、12
・・・・・・反射板、13・・・・・・反射形ホトセン
サ、22・・・・・・ボイスコイルモータ、32a〜3
2d・・・・・・形状記憶合金製ワイヤ。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 ほか1名第 212
1 第3図 第 4 図 3富1玲レンス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 光学記録媒体の記録面に情報を記録したり、前記記録面
    の情報を再生したりするための対物レンズと、前記対物
    レンズを前記記録面に対して垂直なフォーカス方向、お
    よび前記記録面に対して平行なトラッキング方向に移動
    可能にかつ前記対物レンズの光軸が前記記録面に対して
    垂直になるように支持する形状記憶合金製弾性体と、前
    記対物レンズを前記フォーカス方向および前記トラッキ
    ング方向に駆動するための駆動手段と前記対物レンズが
    前記形状記憶合金製弾性体を介して取り付けられる基台
    と前記基台を前記トラッキング方向に駆動するための駆
    動手段とを有し、さらに前記形状記憶合金製弾性体を加
    熱するための加熱手段とを有することを特徴とする対物
    レンズ駆動装置。
JP26799986A 1986-11-11 1986-11-11 対物レンズ駆動装置 Pending JPS63122029A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5317552A (en) * 1989-06-13 1994-05-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Linear actuator for driving an optical head incorporated in an optical disk
JP2002142524A (ja) * 2000-11-16 2002-05-21 Star Noki Kk ジャイロレーキ

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