JPH11316963A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JPH11316963A
JPH11316963A JP12318898A JP12318898A JPH11316963A JP H11316963 A JPH11316963 A JP H11316963A JP 12318898 A JP12318898 A JP 12318898A JP 12318898 A JP12318898 A JP 12318898A JP H11316963 A JPH11316963 A JP H11316963A
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JP
Japan
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optical pickup
objective lens
driving means
movable member
optical
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Withdrawn
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JP12318898A
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English (en)
Inventor
Takashi Haruguchi
隆 春口
Hideo Yamaguchi
秀雄 山口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクと対物レンズとのスキュー調整用
の独立した駆動手段を有し、スキュー調整を容易に行
え、確実に光ディスクの記録再生が行えると共に、装置
の薄型化が図れる光ピックアップを提供することを目的
とする。 【解決手段】 光ディスクと対物レンズ12とのスキュ
ー調整用の駆動手段をアクチュエータ部13に有して、
前記駆動手段で対物レンズ12の傾きを調整し、光ディ
スクと対物レンズ12とのスキューのずれを補正するこ
とにより、確実に光ディスクの記録再生が行え、信頼性
が向上すると共に、スキュー調整用の駆動手段は大幅に
小型化、薄型化できることとなり、光ピックアップのコ
ンパクト化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度ディスク、
コンパクトディスク等の光ディスクにおける記録再生に
使用される光ピックアップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来の光ディスクの記録再生用
の光ピックアップについて説明する。図6は従来の光ピ
ックアップを搭載した光ピックアップモジュールの平面
図、図7、8は従来の光ピックアップの平面図及び断面
図、図9、10は従来の光ピックアップのアクチュエー
タ部の平面図及び断面図である。
【0003】各図において従来の光ピックアップ3は、
光ディスク1をクランプする機構を有し、且つ光ディス
ク1を回転させるスピンドルモータ部2と、光ピックア
ップ3を光ディスク1の半径方向に移動させるフィード
部4と、スピンドルモータ部2、光ピックアップ3、及
びフィード部4を取付けられるモジュールベース5と共
に光ピックアップモジュールを構成している。
【0004】光ピックアップ3は、レーザ光を出射する
半導体レーザや光検出器等を一体に構成した光学ユニッ
ト6、7と、光学ユニット6に出入りするレーザ光は反
射させ、且つ光学ユニット7に出入りするレーザ光は透
過させる膜を有してなるウェッジビームスプリッタ8
と、レーザ光を透過させ、発散光を略平行光にするコリ
メータレンズ9と、透過させるレーザ光の波長に伴って
透過状態を変化させる偏光ホログラム10と、レーザ光
の光軸方向を変化させる立上げミラー11と、レーザ光
を光ディスク1に集光させる対物レンズ12と、対物レ
ンズ12を光ディスク1に対してフォーカス方向及びト
ラッキング方向に追従させるアクチュエータ部13と、
各部品を支持するキャリッジ18とを備える構成であ
る。
【0005】この光ピックアップ3のアクチュエータ部
13は、対物レンズ12を接着等の手段により固定され
てなる対物レンズ保持筒19と、キャリッジ18に取付
けられる略U字形状の磁気ヨーク20と、この磁気ヨー
ク20内面側の所定の二箇所に取付けられ、磁気ヨーク
20端部側をN極に着磁されてなる永久磁石38と、接
着等の手段によって対物レンズ保持筒19に固定され、
対物レンズ12をフォーカス方向又はトラッキング方向
に駆動するためのフォーカスコイル22及びトラッキン
グコイル23と、対物レンズ保持筒19側部に取付けら
れ、フォーカスコイル22及びトラッキングコイル23
に電力を供給する二つの中継基板24と、一端を中継基
板24に半田付け等によって固定され、対物レンズ保持
筒19を保持するワイヤ25と、キャリッジ18に取付
けられ、ワイヤ25他端がフレキシブル基板26aを介
して固定されているサスペンションホルダ26とを備え
る構成である。
【0006】永久磁石38に対し、フォーカスコイル2
2及びトラッキングコイル23に所定の大きさと方向で
電流を流すと、対物レンズ保持筒19ごと対物レンズ1
2が光ディスク1に対してフォーカス方向及びトラッキ
ング方向に常に追従できるようになっている。
【0007】また、光ピックアップ3は、モジュールベ
ース5上に配設された支持シャフト39及びガイドシャ
フト36に対し、対物レンズ12から見て永久磁石38
側に支持シャフト39、その反対側にガイドシャフト3
6が位置するようにキャリッジ18をシャフト軸方向移
動自在に取付けることで、光ディスク1の半径方向に移
動できる仕組みである。
【0008】支持シャフト39及びガイドシャフト36
の光ディスク1外周側端部には、ねじ40及び復帰ばね
41がそれぞれ配設される。復帰ばね41は支持シャフ
ト39及びガイドシャフト36の端部にフォーカス方向
の光ディスク1側に付勢力を与える一方、ねじ40は支
持シャフト39及びガイドシャフト36を復帰ばね41
に押付ける構成になっている。各ねじ40を調整するこ
とで支持シャフト39及びガイドシャフト36をわずか
に変位させ、光ピックアップ3の光ディスク1における
ラジアル(半径)及びタンジェンシャル(接線)各方向
のスキュー(傾き)調整を行えるようになっている。
【0009】フィード部4は、モータギア32が取付け
られているフィードモータ31と、モータギア32と噛
合し、フィードモータ31の回転を減速させるトレイン
ギア33と、トレインギア33と噛合するスクリューシ
ャフトギア34が固定され、外周に螺旋状に溝が形成さ
れてなるスクリューシャフト35とを備える構成であ
る。スクリューシャフト35は、キャリッジ18に板バ
ネを介して取付けられたラック37と噛み合っている。
この状態で、フィードモータ31を正逆に回転させるこ
とにより、ラック37はスクリューシャフト35上に形
成された溝に沿って移動することとなり、光ピックアッ
プ3が光ディスク1の半径方向へ移動可能となる仕組み
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ピックアップ
は上記のように構成されているが、現在、光ディスクの
大容量化に伴う高密度化が進んでおり、こうした高密度
光ディスクの録再には、従来の光ディスクの場合に無視
できた光ディスクのタンジェンシャルスキュー、ラジア
ルスキューが検出信号の信頼性の点から問題になってき
ている。例えば、DVD等は、レーザ光の短波長化や光
学系の高NA(開口数)化に対応してダイナミックスキ
ューマージンが減少することから、これに対応して記録
再生可能とするために、光ピックアップ3を支持する支
持シャフト39及びガイドシャフト36を変位させてス
キュー調整する、又は光ディスクを回転させるスピンド
ルモータ部2を変位させてスキュー調整する等の機構を
有することとなるが、これらの調整代が必要となる分、
光ディスク装置に所定の厚みが不可欠となり、光ディス
ク装置の一層の薄型化を図れないという問題点を有す
る。
【0011】また、光ディスクのうち、コンパクトディ
スクは、現在大量に生産、流通されているが、これらの
中にはディスクの規格を満たしていないものも多く含ま
れ、こうした光ディスクはスキューが許容限度を超えて
いて記録再生できないという問題点を有していた。
【0012】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、光ディスクと対物レンズとのスキュー調整
用の独立した駆動手段を有し、スキュー調整を容易に行
え、確実に光ディスクの記録再生が行えると共に、装置
の薄型化が図れる光ピックアップを提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明の光ピックアップは、少なくとも、光ディ
スクに対しレーザ光を出射する半導体レーザと、光ディ
スクからのレーザ反射光を検出する複数の受光素子から
なる光検出器と、レーザ光を光ディスクに集光するため
の対物レンズと、当該対物レンズを一体に保持する対物
レンズ支持部材と、当該対物レンズ支持部材を一端に取
付けられてなる一の弾性部材と、当該一の弾性部材の他
端を保持する固定部材と、対物レンズ及び対物レンズ支
持部材を固定部材に対しフォーカス方向及びトラッキン
グ方向に駆動させる一の駆動手段とを備えてなり、光デ
ィスクに情報を記録し、又は情報を再生する光ピックア
ップであって、対物レンズの傾きを調整する他の駆動手
段を有するよう構成したものである。
【0014】これにより、光ディスクと対物レンズとの
スキューのずれを容易に補正して確実に光ディスクの記
録再生が行え、信頼性を向上させた光ピックアップが得
られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、光ディスクに対しレーザ光を出射する半導体レーザ
と、光ディスクからのレーザ反射光を検出する複数の受
光素子からなる光検出器と、レーザ光を光ディスクに集
光するための対物レンズと、対物レンズを一体に保持す
る対物レンズ支持部材と、対物レンズ支持部材を一端に
取付けられてなる第1の弾性部材と、第1の弾性部材の
他端を保持する固定部材と、対物レンズ及び対物レンズ
支持部材を固定部材に対しフォーカス方向及びトラッキ
ング方向に駆動させる第1の駆動手段とを備えてなり、
光ディスクに情報を記録し、又は情報を再生する光ピッ
クアップであって、対物レンズの傾きを調整する第2の
駆動手段を有することを特徴とする光ピックアップであ
り、第2の駆動手段で対物レンズの傾きを調整し、光デ
ィスクと対物レンズとのスキューのずれを補正すること
により、確実に光ディスクの記録再生が行え、信頼性を
向上させるという作用を有する。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光ピックアップにおいて、第1の弾性部材の他端を固
定支持する可動部材と、可動部材を固定部材に対して弾
性支持する第2の弾性部材とを備えてなり、第2の駆動
手段が可動部材を固定部材に対し変位させて傾け、可動
部材と一体である対物レンズの傾き調整を行うことを特
徴とする光ピックアップであり、第2の弾性部材で支持
された可動部材を第2の駆動手段で固定部材に対し変位
させて傾け、可動部材と一体の対物レンズを傾けること
により、対物レンズのスキュー調整を容易に行えると共
に、第2の駆動手段が可動部材のみを変位させれば十分
であることにより、第2の駆動手段を可動部材の駆動に
必要十分な大きさにコンパクト化でき、光ディスク装置
を一層小型化、薄型化するという作用を有する。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の光ピックアップにおいて、第2の駆動手段が少なくと
も二つ以上配設され、可動部材を固定部材に対し変位さ
せて対物レンズの傾き調整を少なくとも二つ以上の方向
について行うことを特徴とする光ピックアップであり、
第2の弾性部材で支持された可動部材に対し、複数の第
2の駆動手段がそれぞれ同じ向きや互いに異なる向きに
駆動力を発生して、可動部材を固定部材に対し複数の方
向に変位させて傾け、可動部材と一体の対物レンズを複
数の向きに傾けることにより、光ディスクと対物レンズ
とのスキューのずれを複数の方向においてそれぞれ補正
できることとなり、精度のよくない光ディスクについて
も再生、記録を確実に行えるという作用を有する。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の光ピックアップにおいて、第2の駆動手段が、他の弾
性部材を中心に対称位置となる二箇所へそれぞれ配設さ
れてなり、第2の駆動手段各々が同一方向の駆動力を発
生し、可動部材を第2の弾性部材の曲げ方向に変位させ
て、対物レンズの一の方向の傾き調整を行うと共に、第
2の駆動手段各々が互いに異方向の駆動力を発生し、可
動部材を第2の弾性部材のねじり方向に変位させて、対
物レンズの他の方向の傾き調整を行うことを特徴とする
光ピックアップであり、第2の弾性部材で支持された可
動部材に対し、二つの第2の駆動手段がそれぞれ同じ向
きや互いに異なる向きに駆動力を発生して、可動部材を
固定部材に対し互いに直交する二つの所定方向にそれぞ
れ変位させて傾け、可動部材と一体の対物レンズを二つ
の所定方向でそれぞれスキュー調整可能とすることによ
り、光ディスクと対物レンズとのスキューのずれを二つ
の直交する所定方向においてそれぞれ補正できることと
なり、精度のよくない光ディスクについても再生、記録
を確実に行えるという作用を有する。
【0019】請求項5に記載の発明は、対物レンズの傾
き調整における一の方向が光ディスクのタンジェンシャ
ル方向であり、他の方向が光ディスクのラジアル方向で
あることを特徴とする光ピックアップであり、第2の弾
性部材で支持された可動部材に対し、二つの第2の駆動
手段がそれぞれ同じ向きや互いに異なる向きに駆動力を
発生して、可動部材を固定部材に対し互いに直交する二
つの方向にそれぞれ変位させて傾け、一体の対物レンズ
をタンジェンシャル方向及びラジアル方向の二方向でそ
れぞれスキュー調整可能とすることにより、光ディスク
と対物レンズとのスキューのずれをタンジェンシャル方
向及びラジアル方向においてそれぞれ補正して、確実に
光ディスクのトラックに追随させてレーザ光を照射で
き、トラックのデータ信号の再生、記録を確実に行える
という作用を有する。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項2から請
求項5のいずれかに記載の光ピックアップにおいて、他
の駆動手段は、可動部材が固定部材に対向する位置に配
設されたスキューコイルと、スキューコイルに対向する
固定部材の所定位置に配設された永久磁石とからなるム
ービングコイル型モータで形成され、スキューコイルに
所定の電流を流して可動部材を変位させることを特徴と
する光ピックアップであり、可動部材に取付けられたス
キューコイルに通電すると、可動部材が永久磁石を取付
けた固定部材に対し所定の方向に変位して傾き、可動部
材と一体である対物レンズの傾きを調整できることによ
り、対物レンズのスキュー調整機構を可動部材と固定部
材の間に収められることとなり、光ピックアップを大幅
に小型化、薄型化するという作用を有する。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項2から請
求項5のいずれかに記載の光ピックアップにおいて、他
の駆動手段は、可動部材が固定部材に対向する位置に配
設される永久磁石と、永久磁石に対向する固定部材の所
定位置に配設されるスキューコイルとからなるムービン
グマグネット型モータで形成され、スキューコイルに所
定の電流を流して可動部材を変位させることを特徴とす
る光ピックアップであり、固定部材に取付けられたスキ
ューコイルに通電すると、永久磁石を取付けられた可動
部材が固定部材に対し所定の方向に変位して傾き、可動
部材と一体である対物レンズの傾きを調整できることに
より、対物レンズのスキュー調整機構を可動部材と固定
部材の間に収められることとなり、光ピックアップを大
幅に小型化、薄型化するという作用を有する。
【0022】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の光ピックアップにおいて、第1の駆動手段が、外部に
固定された永久磁石及び対物レンズ支持部材に取付けら
れたコイルからなるムービングコイル型モータで形成さ
れ、第1の弾性部材が導電性素材で形成されてコイルに
電気的に接続されて第1の弾性部材他端に電気的に接続
するとともに可動部材に取付けられコイルへの給電部が
第2の駆動手段のスキューコイルとも電気的に接続され
て一体に形成されてなることを特徴とする光ピックアッ
プであり、可動部材に取付けられた給電部と一体のスキ
ューコイルに通電すると、可動部材が永久磁石を取付け
た固定部材に対し所定の方向に変位して傾き、可動部材
と一体である対物レンズの傾きを調整できることによ
り、対物レンズのスキュー調整機構を可動部材と固定部
材の間に収められると共に、第1の駆動手段のコイルと
スキューコイルへの給電系統をまとめることで簡略な構
成とすることができ、光ピックアップを大幅に小型化、
薄型化するという作用を有する。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項2から請
求項8のいずれかに記載の光ピックアップにおいて、第
2の弾性部材が略板状の弾性体であることを特徴とする
光ピックアップであり、第2の駆動手段が駆動力を発生
すると、略板状体に弾性支持されている可動部材は略板
状体を曲げるか又は捻るかして駆動力と略板状体の弾性
力との釣合った位置まで変位して傾き、可動部材と一体
の対物レンズが微少角度回動してスキュー調整可能とな
ることにより、対物レンズのスキュー調整を容易に行え
ると共に、第2の駆動手段が略板状体の弾性力に抗して
可動部材を変位させれば十分であることにより、第2の
駆動手段を可動部材の駆動に必要十分な大きさにコンパ
クト化でき、光ピックアップを一層小型化、薄型化する
という作用を有する。
【0024】請求項10に記載の発明は、請求項2から
請求項8のいずれかに記載の光ピックアップにおいて、
第2の弾性部材が略線状の弾性体であることを特徴とす
る光ピックアップであり、第2の駆動手段が駆動力を発
生すると、略線状体に弾性支持されている可動部材は略
線状体を曲げるか又は捻るかして駆動力と略線状体の弾
性力との釣合った位置まで変位して傾き、可動部材と一
体の対物レンズが微少角度回動してスキュー調整可能と
なることにより、対物レンズのスキュー調整を容易に行
えると共に、第2の駆動手段が略線状体の弾性力に抗し
て可動部材を変位させれば十分であることにより、第2
の駆動手段を可動部材の駆動に必要十分な大きさにコン
パクト化でき、光ピックアップを一層小型化、薄型化す
るという作用を有する。
【0025】請求項11に記載の発明は、請求項2から
請求項10のいずれかに記載の光ピックアップにおい
て、第2の弾性部材が表面もしくは、一部に所定のダン
ピング用材料を配設されてなることを特徴とする光ピッ
クアップであり、第2の弾性部材がダンピング用材料で
ダンプされていることにより、第2の駆動手段からの駆
動力で可動部材が変位し、第2の弾性部材を変形させよ
うとする力が加わった際にも、他の弾性部材自体の振動
等が起きにくく、外部からの振動に伴う共振等もなく、
可動部材を求める変位にすぐ位置させて静止させられ、
スキュー調整を確実に行えるという作用を有する。
【0026】請求項12に記載の発明は、光ディスクの
回転中心と対物レンズの中心とを結ぶ仮想の線を中心
に、一の側に第1の駆動手段を配置し、仮想の線の他の
側に第2の駆動手段を配置した事を特徴とする請求項1
記載の光ピックアップであって、第1の駆動手段と第2
の駆動手段の重心を対物レンズに近づけるように配置す
ることにより、ピックアップの移動と、対物レンズの制
御に好適な応答をさせることができる。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図6を用いて説明する。なお、各図において、従来の
光ピックアップと同一の機能を有する構成要素には同一
の符号を付している。
【0028】(実施の形態)図1は本発明の実施の形態
における光ピックアップを搭載した光ピックアップモジ
ュールの平面図である。図2、3は同光ピックアップの
平面図、断面図である。図4、5は同光ピックアップ主
要部であるアクチュエータ部の正面図、断面図である。
【0029】各図において本実施の形態の光ピックアッ
プ3は、記録面までの厚みが約0.6mmの高密度光デ
ィスク又は記録面までの厚みが約1.2mmのコンパク
トディスクである光ディスク1をクランプする機構を有
し、且つ光ディスク1を回転させるスピンドルモータ部
2と、光ピックアップ3を光ディスク1の半径方向に移
動させるフィード部4と、スピンドルモータ部2、光ピ
ックアップ3、及びフィード部4を取付けられるモジュ
ールベース5と共に光ピックアップモジュールを構成し
ている。
【0030】光ピックアップ3は、波長635〜650
nmのレーザ光Aを出射する半導体レーザと受光素子か
らなる光検出器を一体に構成した光学ユニット6と、波
長780nmのレーザ光Bを出射する半導体レーザ、レ
ーザ光Bから3ビームを生成する回折格子、光ディスク
1からの反射光を検出器に導く回折格子、及び受光素子
からなる光検出器を一体に構成した光学ユニット7と、
波長635〜650nmのレーザ光Aを反射させ、且つ
波長780nmのレーザ光Bを透過させる膜が形成され
てなるウェッジビームスプリッタ8と、レーザ光A、B
を透過させて発散光を略平行光にするコリメータレンズ
9と、透過させるレーザ光A、Bの波長に伴って透過状
態を変化させる偏光ホログラム10と、レーザ光A、B
の光軸方向を変化させる立上げミラー11と、波長63
5〜650nmのレーザ光Aを高密度光ディスク1へ約
1μm程度に集光させる開口数0.6として形成される
対物レンズ12と、この対物レンズ12を光ディスク1
に対してフォーカス方向及びトラッキング方向に追従さ
せるアクチュエータ部13と、光学ユニット6内の半導
体レーザのレーザ出射光量を調節するためのボリューム
14と、光学ユニット7内の半導体レーザのレーザ出射
光量を調節するためのボリューム15と、光学ユニット
6内の半導体レーザに対して重畳を掛けるための重畳回
路16と、この重畳回路16の全域をカバーし、不要輻
射をシールドするシールドケース17と、各部品を支持
するキャリッジ18とを備える構成である。
【0031】光学ユニット6は、レーザ光源からの波長
635〜650nmのレーザ光Aをコリメータレンズ9
通過後略平行光にする光路距離が得られるよう位置を調
整されて設置される。一方、光学ユニット7は、波長7
80nmのレーザ光源から対物レンズ12までの光路距
離が光学ユニット6のレーザ光源からの光路距離よりも
所定の割合で小さくなる位置、例えば光学ユニット6及
び光学ユニット7の各レーザ光源から対物レンズ12ま
での空気中での光路距離をそれぞれL1、L2とする
と、0.55≦L2/L1≦0.75となる範囲の位置
にレーザ光源が存在するよう配置位置を設定される。な
お、これら光学ユニット6と光学ユニット7の配置位置
は、0.55≦L2/L1≦0.75を満足する範囲で
それぞれ変更することもできる。
【0032】偏光ホログラム10は、波長635〜65
0nmのレーザ光Aに対しては1/4波長板に、波長7
80nmのレーザ光Bに対しては1/1波長板となる波
長板と、PまたはS波で回折する偏光ホログラムとが一
体となっている構成である。また、波長635〜650
nmのレーザ光Aを透過させ、波長780nmのレーザ
光Bを反射させる波長フィルタが、波長780nmのレ
ーザ光Bの場合で開口数略0.45となる開口を有する
形状にコーティングされてなる構成である。
【0033】二つの光学ユニット6、7は、記録再生す
る光ディスク1の種類に応じて切り換える。記録面まで
の厚みが約0.6mmの高密度光ディスクと記録面まで
の厚みが約1.2mmのコンパクトディスクの異なる二
つの光ディスク1での再生動作について以下にそれぞれ
説明する。
【0034】高密度光ディスクの信号を再生する場合、
光学ユニット6の半導体レーザからの波長635〜65
0nmのレーザ光Aは、ウェッジビームスプリッタ8で
反射された後、コリメータレンズ9で略平行光になり、
偏光ホログラム10を透過し、立上げミラー11で反射
されて対物レンズ12へ入射する。対物レンズ12に入
射したレーザ光Aは対物レンズ12の集光作用で高密度
光ディスクの厚さ方向約0.6mm位置の記録面上に結
像される。この高密度光ディスクからの反射光は再び対
物レンズ12を透過し、逆の経路で光学ユニット6の受
光素子に到達する。
【0035】一方、コンパクトディスクの信号を記録再
生する場合、光学ユニット7の半導体レーザからの波長
780nmのレーザ光Bが回折格子(図示せず)で3ビ
ームに分離されて回折格子を透過し、ウェッジビームス
プリッタ8、コリメータレンズ9、偏光ホログラム10
をそれぞれ透過した後、立上げミラー11で反射され、
対物レンズ12へ入射し対物レンズ12の集光作用でコ
ンパクトディスクの厚さ方向約1.2mm位置の記録面
上に結像する。コンパクトディスクからの反射光は再び
対物レンズ12を透過し、逆の経路で光学ユニット7の
回折格子に入射する。回折格子に入射した光は回折さ
れ、光検出器に到達して信号が検出される。
【0036】この光ピックアップ3のアクチュエータ部
13は、対物レンズ12を接着等の手段により固定され
てなる対物レンズ保持筒19と、キャリッジ18に取付
けられる略U字形状の磁気ヨーク20と、この磁気ヨー
ク20内面側の所定の二箇所に取付けられ、磁気ヨーク
20端部側をN極に着磁されてなる第1永久磁石21
と、接着等の手段によって対物レンズ保持筒19に固定
され、対物レンズ12をフォーカス方向又はトラッキン
グ方向に駆動するためのフォーカスコイル22及びトラ
ッキングコイル23と、対物レンズ保持筒19側部に取
付けられ、フォーカスコイル22及びトラッキングコイ
ル23に電力を供給する二つの中継基板24と、一端を
中継基板24に半田付け等の手段によって固定され、対
物レンズ保持筒19を保持するワイヤ25と、このワイ
ヤ25のダンピングに用いるシリコン系のゲルを塗布す
るための穴又は溝を有しており、キャリッジ18に接着
や半田付け等の手段で固定されるサスペンションホルダ
26と、このサスペンションホルダ26に一端を取付け
られる板ばね27と、この板ばね27他端に取付けら
れ、側面に配設されたフレキシブル基板28aを介して
ワイヤ25他端が固定されている可動部材28と、この
可動部材28の板ばね27を挟んで対称となるサスペン
ションホルダ26寄り側面の二箇所に接着等の手段で固
定され、フォーカス方向にN極、S極の両極を有する二
つの第2永久磁石29と、この第2永久磁石に対向して
サスペンションホルダ26にそれぞれ取付けられ、略円
周状に巻線されている二つのスキューコイル30とを備
える構成である。
【0037】このアクチュエータ部13の全体構成につ
いて、光ディスクの回転中心と対物レンズ12の中心と
を結ぶ仮想の線を設けたとき、タンジェンシャル方向の
一方の側に第1の駆動手段としてフォーカスコイル22
およびトラッキングコイル23を配置し、タンジェンシ
ャル方向の他の側に第2の駆動手段としての2つのスキ
ューコイル30を配置したものである。こうして、対物
レンズ12を中心として重量バランスの均衡を図り、優
れた応答性を実現するものである。
【0038】このアクチュエータ部13においては、第
1永久磁石21に対し、フォーカスコイル22及びトラ
ッキングコイル23に所定の大きさと方向で電流を流す
と、対物レンズ保持筒19ごと対物レンズ12が光ディ
スク1に対してフォーカス方向及びトラッキング方向に
常に追従できるようになっている。
【0039】フィード部4は、モータギア32が取付け
られているフィードモータ31と、モータギア32と噛
合し、フィードモータ31の回転を減速させるトレイン
ギア33と、トレインギア33と噛合するスクリューシ
ャフトギア34が固定され、外周に螺旋状に溝が形成さ
れてなるスクリューシャフト35とを備える構成であ
る。
【0040】光ピックアップ3においては、モジュール
ベース5上に配設されたスクリューシャフト35とこれ
に平行に配設されたガイドシャフト36に対し、対物レ
ンズ12から見て第1永久磁石21側にスクリューシャ
フト35、その反対側にガイドシャフト36が位置する
ようにキャリッジ18をシャフト軸方向移動自在に取付
けると共に、キャリッジ18に取付けられたラック37
をスクリューシャフト35と噛み合わせている。この状
態でフィードモータ31を正逆に回転させることによ
り、ラック37はスクリューシャフト35上に形成され
た溝に沿ってスクリューシャフト35軸方向に移動する
こととなり、光ピックアップ3が光ディスク1の半径方
向へ移動可能となる仕組みである。
【0041】ここで、本実施の形態1の光ピックアップ
におけるスキュー調整動作について説明する。フレミン
グの左手の法則に従って、二つの第2永久磁石29にフ
ォーカス方向の同じ向きに各々力が働くよう各スキュー
コイル30に同じ向きの電流を流すと、板ばね27に弾
性支持されている可動部材28が磁気力と板ばね27の
弾性力との釣合った位置まで変位する。板ばね27は端
部に集中荷重を受ける片持ち梁と同様に変形するため、
ワイヤ25の他端が固定されている可動部材28は板ば
ね27の自由端に合わせて傾くこととなり、これに伴
い、ワイヤ25を介して対物レンズ12及び対物レンズ
保持筒19が対物レンズ12の位置を中心に微少角度回
動するようになっている。この電流の量と方向でタンジ
ェンシャル方向のスキュー調整が可能である。
【0042】一方、二つの第2永久磁石29の各々にフ
ォーカス方向の互いに逆向きの力が働くようにスキュー
コイル30に互いに向きの異なる電流を流すと、板ばね
27に弾性支持されている可動部材28が板ばね27を
捻るようにして磁気力と板ばね27の弾性力との釣合っ
た位置まで変位する。可動部材28の変位に伴い、ワイ
ヤ25を介して対物レンズ12及び対物レンズ保持筒1
9が対物レンズ12の位置を中心に微少角度回動するよ
うになっている。板ばね27の捻れ中心を、対物レンズ
12中心を通る軸線上に構成しているため、対物レンズ
12がフォーカス方向、トラッキング方向に変位するこ
とはない。この電流の量と方向でラジアル方向のスキュ
ー調整が可能である。
【0043】このように、本実施の形態1の光ピックア
ップにおいては、板ばね27で支持された可動部材28
に対し、サスペンションホルダ26に取付けられた二つ
のスキューコイル30に通電してそれぞれ同じ向きや互
いに異なる向きに駆動力を発生させて、可動部材28を
サスペンションホルダ26に対し互いに直交する二つの
所定方向にそれぞれ変位させて傾け、一体の対物レンズ
12をタンジェンシャル方向及びラジアル方向の二方向
でそれぞれスキュー調整可能とすることから、光ディス
ク1と対物レンズ12とのスキューのずれをタンジェン
シャル方向及びラジアル方向においてそれぞれ補正し
て、確実に光ディスク1のトラックに追随させてレーザ
光を照射でき、高密度(青色短波長レーザ使用の光ディ
スク等)の光ディスクや低精度の光ディスクに対しても
トラックのデータ信号の再生、記録が確実に行えると共
に、スキュー調整用の駆動機構を全て可動部材28とサ
スペンションホルダ26との間に収めていることから、
光ピックアップを大幅に小型化、薄型化して光ディスク
装置全体のコンパクト化が図れる。
【0044】なお、実施の形態の光ピックアップにおい
ては、スキューコイル30は巻線として独立して形成さ
れ、サスペンションホルダ26側に取付けられる構成と
しているが、この他、第2永久磁石をサスペンションホ
ルダ26側に、且つスキューコイル30を可動部材28
側に配設すると共に、ワイヤ25をハンダ付等により電
気的に接続されてフォーカスコイル22及びトラッキン
グコイル23の給電部分になるフレキシブル基板28a
とスキューコイル30とをファインパターンコイル等の
手段で一体化する構成とすることもでき、給電系統をま
とめて簡略な構成を得られる。
【0045】また、実施の形態の光ピックアップにおい
ては、サスペンションホルダ26の穴又は溝にシリコン
系のゲルを塗布して一の弾性部材としてのワイヤ25の
ダンピングに用いることができる構成としているが、こ
の他、他の弾性部材としての板ばね27に対しても、シ
リコンゲル等のダンピング用材料の貼付け又は塗布等の
手段でダンピングを行うことができ、スキューコイル3
0への通電で可動部材28が変位し、板ばね27を変形
させようとする力が加わった際にも、板ばね27自体の
振動等が起きにくく、外部からの振動に伴う共振等もな
く、可動部材28を求める変位にすぐ位置させて静止さ
せられ、スキュー調整を確実に行えることとなる。
【0046】また、実施の形態の光ピックアップにおい
ては、ボリューム14が光学ユニット6内の半導体レー
ザのレーザ出射光量を調節するために、また、ボリュー
ム15が光学ユニット7内の半導体レーザのレーザ出射
光量を調節するためにそれぞれ配設される構成としてい
るが、この各々のボリューム14、15は逆に、ボリュ
ーム14側を光学ユニット7内の半導体レーザのレーザ
出射光量を調節するためのボリュームにし、ボリューム
15側を光学ユニット6内の半導体レーザのレーザ出射
光量を調節するためのボリュームにする構成としてもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光ディス
クの面振れによるラジアル及びタンジェンシャルスキュ
ーが補正できることになり、常に最適な信号読取スキュ
ーに調整することができ、スキューマージンを拡大させ
て信号読取を確実に行うことができると共に、対物レン
ズのスキュー調整機構を大幅に小型化、薄型化して光ピ
ックアップのコンパクト化が図れるという有利な効果を
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における光ピックアップを
搭載した光ピックアップモジュールの平面図
【図2】本発明の実施の形態における光ピックアップの
平面図
【図3】本発明の実施の形態における光ピックアップの
断面図
【図4】本発明の実施の形態における光ピックアップ主
要部であるアクチュエータ部の平面図
【図5】本発明の実施の形態における光ピックアップ主
要部であるアクチュエータ部の断面図
【図6】従来の光ピックアップを搭載した光ピックアッ
プモジュールの平面図
【図7】従来の光ピックアップの平面図
【図8】従来の光ピックアップの断面図
【図9】従来の光ピックアップのアクチュエータ部の平
面図
【図10】従来の光ピックアップのアクチュエータ部の
断面図
【符号の説明】
1 光ディスク 2 スピンドルモータ部 3 光ピックアップ 4 フィード部 5 モジュールベース 6 光学ユニット 7 光学ユニット 8 ウェッジビームスプリッタ 9 コリメータレンズ 10 偏光ホログラム 11 立上げミラー 12 対物レンズ 13 アクチュエータ部 14、15 ボリューム 16 重畳回路 17 シールドケース 18 キャリッジ 19 対物レンズ保持筒 20 磁気ヨーク 21 第1永久磁石 22 フォーカスコイル 23 トラッキングコイル 24 中継基板 25 ワイヤ 26 サスペンションホルダ 26a、28a フレキシブル基板 27 板ばね 28 可動部材 29 第2永久磁石 30 スキューコイル 31 フィードモータ 32 モータギア 33 トレインギア 34 スクリューシャフトギア 35 スクリューシャフト 36 ガイドシャフト 37 ラック 38 永久磁石 39 支持シャフト 40 ねじ 41 復帰ばね

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクに対しレーザ光を出射する半導
    体レーザと、前記光ディスクからのレーザ反射光を検出
    する複数の受光素子からなる光検出器と、前記レーザ光
    を前記光ディスクに集光するための対物レンズと、前記
    対物レンズを一体に保持する対物レンズ支持部材と、前
    記対物レンズ支持部材を一端に取付けられてなる第1の
    弾性部材と、前記第1の弾性部材の他端を保持する固定
    部材と、前記対物レンズ及び対物レンズ支持部材を前記
    固定部材に対しフォーカス方向及びトラッキング方向に
    駆動させる第1の駆動手段とを備えてなり、光ディスク
    に情報を記録し、又は情報を再生する光ピックアップで
    あって、 前記対物レンズの傾きを調整する第2の駆動手段を有す
    ることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の光ピックアップにお
    いて、前記第1の弾性部材の他端を固定支持する可動部
    材と、前記可動部材を前記固定部材に対して弾性支持す
    る第2の弾性部材とを備えてなり、前記第2の駆動手段
    が前記可動部材を固定部材に対し変位させて傾け、可動
    部材と一体である前記対物レンズの傾き調整を行うこと
    を特徴とする光ピックアップ。
  3. 【請求項3】前記請求項2に記載の光ピックアップにお
    いて、前記第2の駆動手段が少なくとも二つ以上配設さ
    れ、前記可動部材を固定部材に対し変位させて前記対物
    レンズの傾き調整を少なくとも二つ以上の方向について
    行うことを特徴とする光ピックアップ。
  4. 【請求項4】前記請求項3に記載の光ピックアップにお
    いて、前記第2の駆動手段が、前記第2の弾性部材を中
    心に対称位置となる二箇所へそれぞれ配設されてなり、
    前記第2の駆動手段各々が同一方向の駆動力を発生し、
    前記可動部材を前記第2の弾性部材の曲げ方向に変位さ
    せて、前記対物レンズの一の方向の傾き調整を行うと共
    に、前記第2の駆動手段各々が互いに異方向の駆動力を
    発生し、前記可動部材を前記第2の弾性部材のねじり方
    向に変位させて、前記対物レンズの他の方向の傾き調整
    を行うことを特徴とする光ピックアップ。
  5. 【請求項5】前記請求項4に記載の光ピックアップにお
    いて、前記対物レンズの傾き調整における一の方向が光
    ディスクのタンジェンシャル方向であり、他の方向が光
    ディスクのラジアル方向であることを特徴とする光ピッ
    クアップ。
  6. 【請求項6】前記請求項2から請求項5のいずれかに記
    載の光ピックアップにおいて、前記他の駆動手段は、前
    記可動部材が前記固定部材に対向する位置に配設された
    スキューコイルと、前記スキューコイルに対向する固定
    部材の所定位置に配設された永久磁石とからなるムービ
    ングコイル型モータで形成され、前記スキューコイルに
    所定の電流を流して可動部材を変位させることを特徴と
    する光ピックアップ。
  7. 【請求項7】前記請求項2から請求項5のいずれかに記
    載の光ピックアップにおいて、前記他の駆動手段は、前
    記可動部材が前記固定部材に対向する位置に配設される
    永久磁石と、前記永久磁石に対向する固定部材の所定位
    置に配設されるスキューコイルとからなるムービングマ
    グネット型モータで形成され、前記スキューコイルに所
    定の電流を流して可動部材を変位させることを特徴とす
    る光ピックアップ。
  8. 【請求項8】前記請求項6に記載の光ピックアップにお
    いて、前記第1の駆動手段が、外部に固定された永久磁
    石及び前記対物レンズ支持部材に取付けられたコイルか
    らなるムービングコイル型モータで形成され、前記第1
    の弾性部材が導電性素材で形成されて前記コイルに電気
    的に接続されて前記第1の弾性部材他端に電気的に接続
    するとともに前記可動部材に取付けられ前記コイルへの
    給電部が前記第2の駆動手段のスキューコイルとも電気
    的に接続されて一体に形成されてなることを特徴とする
    光ピックアップ。
  9. 【請求項9】前記請求項2から請求項8のいずれかに記
    載の光ピックアップにおいて、前記第2の弾性部材が略
    板状の弾性体であることを特徴とする光ピックアップ。
  10. 【請求項10】前記請求項2から請求項8のいずれかに
    記載の光ピックアップにおいて、前記第2の弾性部材が
    略線状の弾性体であることを特徴とする光ピックアッ
    プ。
  11. 【請求項11】前記請求項2から請求項10のいずれか
    に記載の光ピックアップにおいて、前記第2の弾性部材
    が表面もしくは、一部に所定のダンピング用材料を配設
    されてなることを特徴とする光ピックアップ。
  12. 【請求項12】前記光ディスクの回転中心と前記対物レ
    ンズの中心とを結ぶ仮想の線を中心に、一の側に前記第
    1の駆動手段を配置し、仮想の線の他の側に前記第2の
    駆動手段を配置した事を特徴とする請求項1記載の光ピ
    ックアップ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6549498B1 (en) 1999-09-10 2003-04-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk and optical disk apparatus
US6590717B2 (en) 2000-09-26 2003-07-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical system for optical disk, optical head unit for optical disk, and optical drive device
US7287264B2 (en) 2002-06-06 2007-10-23 Ricoh Company, Ltd. Objective lens drive apparatus with objective lens portion movable along support member axial direction
JP2010267314A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Audio Technica Corp 対物レンズアクチュエータ

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