JP2792827B2 - 装身具 - Google Patents

装身具

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JP2792827B2
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thin plate
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好美 宅間
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TAKUMA KIKINZOKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は貴金属製薄板を利用した
装身具に関するもので、更に言えば、貴金属製薄板に装
飾性と強度を付与した装身具に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ブローチやイヤリング等の装身具
における装飾体は、金やプラチナ等の貴金属製板を用い
ていた。そして、この貴金属製板は平滑な板状物をその
まま利用するケースが多く、しかも強度上の面からその
厚さを薄くするには限界があり、例えばイヤリングとし
て必要な軽量化については問題点があった。
【0003】近年、上記の欠点を改良する方法として貴
金属製薄板に押圧により多数のリブを形成してなるイヤ
リングが提供されており、一定の効果はあるものの強度
的に充分なものとは言えなかった。しかも貴金属製薄板
は極くやわらかいためにこれに止め金具をロー付けする
ことは不可能であり、この点でも強度を確保するために
も肉厚の重量の重い装飾体が用いられることはさけられ
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の製品の
欠点を改良することを目的とするものであって、貴金属
製薄板を利用した装飾性にすぐれた軽量かつ強度を有す
る装身具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、次の構成としたものである。即ち、本発
明の要旨は、貴金属製薄板を主体とする装飾体と、これ
に止め金具を取り付けてなる装身具であって、前記装飾
体が貴金属製薄板と溝付き棒体からなり、当該貴金属製
薄板全面にプレス加工にて打設して凹凸模様を刻設し、
次いで装飾体の原型を切り出し、この原型の周囲を前記
棒体の溝内にはめ込み、両者をロー付けして装飾体に強
度を付与し、ピン及びキャッチャーよりなる止め金具を
貴金属製薄板を囲む棒体にロー付けされたことを特徴と
する装身具に係るものである。
【0006】
【作用】このように構成された装身具は、貴金属製薄板
それ自体がプレス加工にて打設して凹凸模様を刻設した
もので、二つと同じもののないしかも極めて変化に富む
特徴ある装飾性を有しており、更にその周囲を棒体にて
囲繞したために強度の面においてもすぐれた製品となっ
たものである。従って、装飾体をより薄くすることが可
能となったもので、軽量化の目的に合致することとなっ
たものである。尚、貴金属製薄板に刻設される凹凸模様
は特に限定されるものでないことは勿論であり、凹凸模
様はプレス機械にて一度に或いは少しづつ刻設されるも
ので、例えば一定間隔をもって波形状を刻設したり、格
子状模様を刻設したり、無数のしかもランダムに凹凸模
様等を刻設するものである。
【0007】本発明の貴金属製薄板及び棒体の種類は特
に限定するものではないが、例えば、金、白金その他の
貴金属又は貴金属合金素材からなるものであり、通常
は、棒体の方が凹凸模様を刻設した貴金属製薄板よりも
強度が強いものである。そして、貴金属製薄板と棒体の
一つの組合せの例としては、厚さの0.1mmの24金
製薄板であり、一方、溝付き棒体は18金の棒体であ
る。
【0008】棒体はその断面は特に限定されることはな
く、断面が円形でも楕円形でも、或いは三角形や四角形
でもよい。そして、棒体は引き抜きによって得られ、更
には板状物を丸めたり折ったりして棒体とすることも可
能である。この棒体は貴金属製薄板より強度が強い素材
を採用したため、この棒体の部分を利用して各種の細工
をすることを可能としたものであり、例えば、得られた
装飾体同士を接合するのに互いの棒体をもってロー付け
することができる。
【0009】更に本発明の特徴は、装飾体に対して必須
の部材である止め金具、即ちピン及びキャッチャーを装
飾体に固定する必要があるが、極めて薄くしかも強度の
弱い装飾体にはロー付けせず、装飾体の周囲を囲む棒体
の部分を利用してロー付けさせるものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の装身具を図をもって更に詳細
に説明する。図1は本発明の装身具の一例を示す木の葉
状の形状をなすブローチの正面図であり、図2は図1の
A−A線での拡大断面図である。
【0011】さて、図中、1は厚さ0.1mmの24金
の薄板であって、これには全面に深さ約0.5mm程度
の凹凸2、2‥‥がプレス加工にてランダムに刻設され
ている。かかる24金の薄板1は、この凹凸模様2、2
‥‥が刻設される前は極く柔らかな薄板であるが、この
凹凸模様2、2‥‥がランダムに刻設されることによっ
てこれがリブとなり、強度の強い素材となったものであ
る。
【0012】この図例では得られた薄板1を木の葉状に
切り出し、この周囲に溝3をもった棒体4を囲繞するも
のであり、この棒体4は18金よりなり、薄板1よりも
強度の強い素材が使用される。この棒体4における溝3
の深さは約0.5mm、開口部は約0.2mmであり、
棒体4の径は約1mmのものである。この棒体4の溝3
内に前記した薄板1の周囲を挿入し、次いで両者をロー
付けするものであるが、通常は溝3内に納まる薄板1の
周囲を平板状にプレス加工した後に挿入するのがよい。
そして、薄板1と棒体4とが溝3をもって一体化され、
更にロー付けされて完全一体化し、その後、全体に任意
のウエーブをもたせる等の再加工が施されることとな
る。
【0013】図3は図1で示した装身具の裏面図であ
る。この図例で分かるように、止め金具5を構成するピ
ン6を支持する基部7は棒体4、4間を跨いでロー付け
され、一方、キャッチャー8も同様に棒体4にロー付け
されるものである。このように、止め金具は極めて薄く
しかも強度の弱い装飾体1にはロー付けできないとこ
ろ、本発明では装飾体1の周囲を囲む棒体4の部分を利
用してロー付けさせるものである。
【0014】尚、図示はしないが、装身具の裏面に補強
材を差し渡す場合もあるが、この場合も棒体4の部位を
利用してロー付けされることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】本発明によって得られた装身具は、装飾
体それ自体が二つと同じものがなく、しかも極めて変化
に富んだ装飾体であり、しかもその周囲を棒体で囲んで
あるため、従来の強度面での問題が完全に解消されるこ
ととなった。従って、装飾体の形状を自由に設計でき、
しかも従来のペンダント等における装飾体よりも極めて
薄くすることができるため、大幅な軽量化とコストの低
減が可能となったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の装身具の一例を示すブローチの
正面図である。
【図2】図2は図1のA−A線での拡大断面図である。
【図3】図3は図1で示した装身具の裏面図である。
【符号の説明】
1‥‥貴金属製薄板、 2‥‥凹凸刻設部、 3‥‥溝、 4‥‥棒体、 5‥‥止め金具、 6‥‥ピン、 7‥‥ピンの基部、 8‥‥キャッチャー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貴金属製薄板を主体とする装飾体と、こ
    れに止め金具を取り付けてなる装身具であって、前記装
    飾体が貴金属製薄板と溝付き棒体からなり、当該貴金属
    製薄板全面にプレス加工にて打設して凹凸模様を刻設
    し、次いで装飾体の原型を切り出し、この原型の周囲を
    前記棒体の溝内にはめ込み、両者をロー付けして装飾体
    に強度を付与し、ピン及びキャッチャーよりなる止め金
    具を貴金属製薄板を囲む棒体にロー付けされたことを特
    徴とする装身具。
JP6219402A 1994-08-21 1994-08-21 装身具 Expired - Fee Related JP2792827B2 (ja)

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JPS6031530Y2 (ja) * 1981-04-20 1985-09-20 安雄 饗場 装身具止金具
JPS5819618U (ja) * 1981-07-29 1983-02-07 株式会社山本合金製作所 装身飾具
JPH082322B2 (ja) * 1987-10-15 1996-01-17 田中貴金属工業株式会社 ペンダントの縁枠

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