JP2792355B2 - 立体駐車装置の油圧回路 - Google Patents

立体駐車装置の油圧回路

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JP2792355B2 JP20108492A JP20108492A JP2792355B2 JP 2792355 B2 JP2792355 B2 JP 2792355B2 JP 20108492 A JP20108492 A JP 20108492A JP 20108492 A JP20108492 A JP 20108492A JP 2792355 B2 JP2792355 B2 JP 2792355B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体駐車装置の油圧回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、立体駐車装置としては、図2に示
すように、自動車を乗せるパレット1を、ベース2上の
支柱3,3で昇降自在に支持し、このパレット1を単動
型の油圧シリンダー4で昇降させるものが提案されてい
る(特公昭57−47585号公報、実開平2−125
155号公報参照)。
【0003】図3に示すように、上記油圧シリンダー4
とポンプ5との間のメインラインには開閉弁6を設け、
コントロールボックス7の操作で開閉弁6を開いて、ポ
ンプ5から油圧シリンダー4に油圧を供給すると、パレ
ット1が上昇される。また、パレット1の荷重で油圧シ
リンダー4の油をタンク8に戻すとパレット1が下降さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の油圧回路では、パレット1の下降時に、パレット1
に自動車(荷重)が乗っているときと、乗っていないと
きとで、油圧シリンダ4からの排油の圧力が変化するた
め、パレット1の下降スピードが変化するという問題が
ある。また、パレット1の上昇時に、高速から低速に切
り換えた際に油圧の変動により油圧シリンダー4が自励
振動し、いわゆるびびるという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、パレットをスム
ーズに昇降できる立体駐車装置の油圧回路を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、図1に例示するように、自動車Aを乗せ
るパレット11を昇降させる単動型の油圧アクチュエー
タ14と油圧源15との間のメインラインに印加電流に
応じて開度が制御される比例弁18を設け、この比例弁
18と上記油圧アクチュエータ14との間の上記メイン
ラインに、上記比例弁18に供給する油の圧力を一定に
制御するチェック付き減圧弁20を設けたことを特徴と
している。上記減圧弁20は外部ドレン式とし、上記油
圧アクチュエータ14に油を供給する際に、上記比例弁
の前後の差圧を一定に制御する圧力補償弁17を設ける
のが好ましい。
【0007】
【作用】本発明によれば、上記パレット11の下降時に
は、減圧弁20により比例弁18の上流側の圧力が一定
に制御され、この比例弁18の下流側の圧力はタンク圧
のために、比例弁18の上流側と下流側の差圧が一定と
なり、圧力補償された状態で流量制御ができる。荷重の
大きさに拘わりなく、パレット11の下降スピードを一
定に維持できる。また、パレット11の上昇時には、上
記減圧弁20が外部ドレン式であると、油圧アクチュエ
ータ14を高速から低速に切り換えた際、あるいは停止
時に油圧アクチュエータ14側の圧力変動が減圧弁20
の外部ドレンにより緩和される。したがって、油圧アク
チュエータ14がびびりにくくなる。また、油圧アクチ
ュエータ14に油を供給する際に、圧力補償弁17で比
例弁18の前後の差圧を一定に制御すると、パレット1
1に自動車が有るなしに拘わらず、正確に速度制御がで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1に示すように、この立体駐車装置は、自動
車Aを乗せるパレット11がベース12上の支柱13に
よって昇降自在に支持されている。このパレット11に
は、支柱13に取り付けた滑車10aと油圧シリンダ1
4に取り付けた滑車10bに掛け回したロープ10cの
一端が連結され、このロープ10cの他端は支柱13の
上部に連結されている。上記パレット11は上記滑車1
0bを単動型油圧シリンダー14で昇降させることによ
って昇降させられる。即ち、油圧シリンダー14に油が
供給されると、ロッド14aが下動してパレット11が
上昇させられ、逆に油圧シリンダー14から油が排出さ
れると、ロッド14aが上動してパレット11が下降さ
せられる。
【0009】上記油圧シリンダー14と油圧源15との
間のメインラインには、油圧源15側から油圧シリンダ
ー14側に向かって、減圧型の圧力補償弁17、直動型
比例弁18、切換弁19、ドレン式チェック付き減圧弁
20が順次に設けられている。上記比例弁18には、コ
ントローラ21が接続されている。また、上記油圧源1
5と圧力補償弁17との間にリリーフ弁16が接続され
ている。
【0010】上記パレット11を上昇させるときには、
切換弁19をポジションbに切換え、比例弁18をコン
トローラ21によってポジションa側の適宜な開度に設
定する。これにより、油圧源15から、圧力補償弁17
→比例弁18→切換弁19→チェック付減圧弁20のチ
ェック弁20aを通って油圧シリンダー14に油が供給
され、パレット11が上昇させられる。
【0011】上記比例弁18は、圧力補償弁17で前後
の差圧を一定に圧力補償された状態で、コントローラ2
1のコントロールで開度が制御される。したがって、荷
重の大きさに拘わらず、正確に流量制御が行われる。
【0012】上記パレット11の上昇時に、比例弁18
によって、高速から低速に切り換えた際に、油圧シリン
ダー14に供給される油圧が変動してびびりが生じよう
とするが、外部ドレン式減圧弁20が作動して、高圧の
油が外部にドレンされることにより、油圧シリンダー1
4に供給される油圧の変動が緩和され、油圧シリンダー
14がびびりにくくなる。
【0013】上記パレット11が所定の上昇位置に上昇
すると、切換弁19をポジションcに切換え、比例弁1
8をポジションcに切換えて、油圧シリンダ14を停止
させて、パレット11を停止させる。このとき、油圧シ
リンダ14に供給される圧力が上昇しようとするが、減
圧弁20から外部へドレンされるので、油圧シリンダに
びびりが生じることはない。
【0014】一方、上記パレット11を下降させるとき
には、上記比例弁18をポジションb側の所定の開度に
設定し、切換弁19をポジションbに切換える。これに
より、パレット11の荷重(パレット11に自動車Aが
乗っているときは、自動車Aの荷重も加わる。)で、油
圧シリンダー14から、減圧弁20→切換弁19→比例
弁18を通ってタンク22に油が戻され、パレット11
が下降させられる。
【0015】上記パレット11の下降時に、減圧弁20
で比例弁18の上流側の圧力が一定に維持される。この
比例弁18の下流側の圧力はタンク圧であるために、比
例弁18の前後の差圧が一定となり、圧力補償された状
態で流量制御が行われる。したがって、パレット11の
みの荷重であっても、これに自動車Aの荷重が加わって
も、パレット11の下降スピードを一定に維持できる。
【0016】なお、上記比例弁18は、パイロット型で
はなく、直動型を用いているので、ゴミ詰まりによる作
動不良が減少する。上記圧力補償弁は減圧型であるがバ
イパス型であってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1の立体駐車装置の油圧回路は、パレットの下
降時に、単動型アクチュエータから比例弁を通ってタン
クに排出される油の上記比例弁の上流側の圧力をチェッ
ク付き減圧弁により、一定に制御でき、したがって、パ
レット上の自動車の有無に拘わりなく、パレットの下降
スピードを一定にできる。また、請求項2の立体駐車装
置の油圧回路は、外部ドレン式減圧弁を用いているの
で、その外部ドレンにより、油圧アクチュエータを高速
から低速に切り換えた際、あるいは停止時に、油圧アク
チュエータがびびりにくくなる。また、圧力補償弁で比
例弁の前後の差圧を一定に制御しているので、油圧アク
チュエータの荷重の大小に関係なく、正確に流量制御で
き、パレット上の自動車の有無に関係なく、パレットを
正確に速度制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の立体駐車装置の油圧回路図
【図2】 従来の立体駐車装置の斜視図
【図3】 従来の油圧回路図
【符号の説明】
11…パレット、14…油圧シリンダー、15…油圧
源、18…比例弁、20…外部ドレン式チェック付き減
圧弁。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車(A)を乗せるパレット(11)
    を昇降させる単動型の油圧アクチュエータ(14)と油
    圧源(15)との間のメインラインに印加電流に応じて
    開度が制御される比例弁(18)を設け、この比例弁
    (18)と上記油圧アクチュエータ(14)との間の上
    記メインラインに、上記比例弁(18)に供給する油の
    圧力を一定に制御するチェック付き減圧弁(20)を設
    けたことを特徴とする立体駐車装置の油圧回路。
  2. 【請求項2】 上記減圧弁(20)は、外部ドレン式で
    あり、上記油圧アクチュエータ(14)に油を供給する
    際に上記比例弁(18)の前後の差圧を一定に制御する
    圧力補償弁(17)を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の立体駐車装置の油圧回路。
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