JP2791870B2 - パチンコ遊戯装置 - Google Patents

パチンコ遊戯装置

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JP2791870B2
JP2791870B2 JP21963895A JP21963895A JP2791870B2 JP 2791870 B2 JP2791870 B2 JP 2791870B2 JP 21963895 A JP21963895 A JP 21963895A JP 21963895 A JP21963895 A JP 21963895A JP 2791870 B2 JP2791870 B2 JP 2791870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、いわゆるパチン
コ店で使用されているパチンコ盤とは異なり、遊戯場や
遊園地に置かれて使用される1台の独立したパチンコ遊
戯装置であって、短時間の間にパチンコゲームの醍醐味
を味わうことのできるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ遊戯装置としては、パチ
ンコ盤と、玉たまり部と、玉打ち出し部のみから成るも
のがあり、コイン等を投入することによって、一定時間
内又は一定数の持ち玉が無くなるまでの間パチンコゲー
ムを楽しむことができるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の遊戯装置に
おいては、その構成は、何らパチンコ店に置かれている
パチンコ盤と相違しておらず、単にパチンコ店内にある
パチンコ盤の1つを外に持ち出して、1台のパチンコ遊
戯装置として実施しただけのものであった。そこで、本
願発明においては、パチンコゲームにおいてその全ての
楽しみを短時間で味わうことができるように、第2玉た
まり部や、玉格納庫を幾つか設けて、第2玉たまり部内
に玉が排出されたり、玉格納庫が出てきて、あたかも沢
山の持ち玉を獲得できたかのような状況を作り出すこと
によってパチンコ遊戯をより一層楽しむことができる遊
戯装置を提供することをその課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願発明の第1ものにおいては、パチンコ盤1
1、玉持ち去り不能に形成された第1玉たまり部20、
及び玉打ち出し部21とから成り、コイン等の投入を少
なくとも1つの作動条件として装置が作動し、一定時間
内又は遊戯者の持ち玉が無くなるまでの間若しくは一定
の持ち玉数に到達するまでの間等、一定の終了条件を満
たすまでの間遊戯することができるパチンコ遊戯装置に
おいて、玉持ち去り不能に形成され且つ内部を見通せる
第2玉たまり部30を設け、持ち玉が一定数以上になっ
たとき、又は打ち出された玉がパチンコ盤11の特定の
当たり穴17に連続的に入る状態になったときに、第2
玉たまり部30内にパチンコ玉が排出され、また持ち玉
が一定数以下に減少したときには第2玉たまり部30内
のパチンコ玉が減少し又は消失するように構成したもの
である。本願発明の第2のものにおいては、上記第1の
発明において、第2玉たまり部30内に排出されるパチ
ンコ玉が、前記のパチンコ盤11と第1玉たまり部20
とを循環するパチンコ玉の循環経路と独立に循環するよ
うに構成したものである。
【0005】このような構成により、実際には持ち玉を
手に取ることは出来ないが、持ち玉が一定数以上に増え
た場合や、いわゆるフィーバー状態となって、玉が特定
の当たり穴17に連続的に入る状態となったときに、第
2玉たまり部30内に玉が排出されて、持ち玉が増えた
ことを視覚的に確認することができる。また実際に使用
するパチンコ玉は、パチンコ盤11内に打ち出され、循
環するものと、第2玉たまり部30に出没して循環する
パチンコ玉があればよく、実際に獲得した持ち玉と同一
の数のパチンコ玉が装置内にあることを必要としないの
である。
【0006】本願発明の第3のものにおいては、パチン
コ盤11、玉持ち去り不能に形成された第1玉たまり部
20、及び玉打ち出し部21とから成り、コイン等の投
入を少なくとも1つの作動条件として装置が作動し、一
定時間内又は遊戯者の持ち玉が無くなるまでの間若しく
は一定の持ち玉数に到達するまでの間等、一定の終了条
件を満たすまでの間遊戯することができるパチンコ遊戯
装置において、装置本体10から出没する1又は2以上
の玉格納庫40、41、42を設け、この玉格納庫4
0、41、42の内部にはパチンコ玉を持ち去り不能に
且つパチンコ玉の存在を認識できるように収納し、又は
その内部にパチンコ玉が収納されているものと認識でき
る外観を付与し、持ち玉が一定数以上になったとき、又
は打ち出された玉がパチンコ盤11の特定の当たり穴1
7に連続的に入る状態になったときに、この玉格納庫4
0、41、42が順次装置本体10からその外部に出現
するようにし、他方持ち玉が減少したときにはこの玉格
納庫40、41が装置本体10内に没入するように構成
したものである。このような構成により、持ち玉が増え
た場合や、いわゆるフィーバー状態となって玉が特定の
当たり穴17に連続的に入る状態となったときに、パチ
ンコ玉が予じめ一杯に収められた外観を有する玉格納庫
40、41、42が、例えば引き出しが自動的に引き出
されるように、装置本体10から外に出て来て、視覚的
に沢山の玉を獲得したかのような状況に遊戯者を置くこ
とができるのである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面と共に本願発明
の実施の形態について説明する。添付図面は全て本願発
明の実施の形態を図示するものである。図1は、本願発
明に係るパチンコ遊戯装置の全体斜視説明図である。箱
型の装置本体10の前面上方部には、パチンコ盤11が
嵌め込まれている。このパチンコ盤11は、一般のパチ
ンコ店で使用されているパチンコ盤と同様のものであ
る。即ち、打ち出された玉の案内路12、玉の落下の方
向を変える回転輪13や釘14、複数の当たり穴15、
中央の数字等表示部19の3つの数字や図柄を合わせる
ための当たり穴16、この数字や図柄が合致したことに
よって所謂フィーバーの状態になると、通常は閉鎖され
ている大きな開口部が開口したままの状態となる当たり
穴17等が設けられている。18は当たり穴に入らなか
った玉が入る外れ穴を示している。
【0008】20が第1玉たまり部を示し、上面部が透
明の合成樹脂によって被覆され、内部のパチンコ玉Pを
外部に持ち去ることができないようにしており、玉打ち
出し部21のダイアルを適宜量回動させると玉を連続的
に打ち出すことができる。この遊戯装置の使用開始時に
は遊戯者に一定数の持ち玉が与えられる訳であるが、こ
の持ち玉が先ずこの第1玉たまり部20内に排出され
る。そしてこの玉が玉打ち出し部21の操作によって次
々に打ち出されるのである。持ち玉数表示部25は、4
桁のデジタル表示により遊戯者の持ち玉数を表示するこ
とができる。28がコイン投入口を示す。持ち玉数表示
部25は必ずしも設けなくとも実施することができる
が、遊戯者が獲得した持ち玉は、手に取ることもでき
ず、またその獲得した持ち玉の全体数を視覚的に把握す
ることもできないため、この持ち玉数表示部25は設け
ておいたほうが好ましい。
【0009】更に本願発明においては第1玉たまり部2
0の下方に、第2玉たまり部30を設けている。この第
2玉たまり部30は、前記第1の玉たまり部20と同様
に、その上面部が透明の合成樹脂によって被覆され、内
部のパチンコ玉Pを外部に持ち去ることができないよう
にし、且つ内部のパチンコ玉Pの存在を見通すことがで
きるようにしている。他方第2玉たまり部30内に排出
される玉の循環経路は、上記の第1玉たまり部20とパ
チンコ盤11とを循環する玉の循環経路とは全く独立
で、別のパチンコ玉の流通経路を持っている。即ち第2
玉たまり部30においては、遊戯者の持ち玉が多くなっ
たとき、又は所謂フィーバーの状態になったときに、パ
チンコ玉が排出されるようになっており、持ち玉が減少
したときには、排出された玉が減少し、更には消失する
ように構成され、第1玉たまり部20内の玉の循環経路
とは別の循環経路を有しているのである。
【0010】第2玉たまり部30のすぐ下にはドル箱と
して玉格納庫40を設け、装置本体10の下方部にも同
様のドル箱としての玉格納庫41、42を設けている。
この玉格納庫40、41、42内には、パチンコ玉Pが
見かけ上一杯に詰め込まれており、持ち玉が一定数以上
に増加した場合や、所謂フィーバーの状態になったとき
に、順次自動的に装置本体10から出て来るようにして
いる。このような構成により、遊戯者は、パチンコゲー
ムを楽しみつつ、自己の持ち玉が一定数に増加した場合
や、フィーバー状態になったときに、前記第2玉たまり
部30内に玉が出現すると同時に一番上の玉格納庫40
が外に出てきて、パチンコ玉Pが一杯に詰まったあたか
もドル箱の如きものが出現し、このような演出効果によ
って遊戯者が沢山の玉を獲得したことを視覚的に確認
し、充分な満足感を味わうことができるのである。
【0011】次に遊戯方法について説明すると、先ずコ
インをコイン投入口28に投入することによって、装置
が起動する。装置の適宜位置に起動ボタン等を設け、コ
イン投入後この起動ボタンを押すことによって装置を作
動させるようにしてもよい。装置の作動が開始すると、
持ち玉数表示部25に遊戯者の最初の持ち玉の数が表示
される。そして一定数の持ち玉が第1玉たまり部20内
に出てくると同時に、持ち玉数表示部25の表示はこの
出て来た持ち玉の数だけ減少する。遊戯者は、玉打ち出
し部21のダイヤルを必要量回動させて、パチンコ玉P
を打ち出す。打ち出された玉は、パチンコ盤11内を上
方から下方へと落下し、当たり穴15に入れば、一定数
の玉を獲得して持ち玉を増やすことができる。当たり穴
に入らずに一番下まで落下してしまうと、後は外れ穴1
8に入り、持ち玉数が減少して行く。この持ち玉数の増
減は常に持ち玉数表示部25に表示される。
【0012】パチンコ玉が当たり穴16に入ると、中央
の数字等表示部19の3つの数字又は図柄がそれぞれ別
個に回転し、その後自動的に停止する。これらの数字又
は図柄が3つとも同一のものが現れ、停止すると、所謂
フィーバーの状態となって、当たり穴17の大きな開口
部が開口して上方から落下して来るパチンコ玉が次々と
この当たり穴17に入る状態となる。この状態になった
ときに、第2玉たまり部30内にパチンコ玉Pが排出さ
れ、且つ第1のドル箱である玉格納庫40が装置本体1
0から出てくる。更にゲームを進めて、2回目のフィー
バーの状態になると第2のドル箱である玉格納庫41が
出て来て、また3回目のフィーバーの状態になると第3
のドル箱である玉格納庫42が順次装置本体10から自
動的に出てくるように設定している。
【0013】フィーバーの状態は、一定時間が経過する
と通常の状態に復帰するように設定しておく。フィーバ
ーを3回達成して、全てのドル箱を出現させるとゲーム
は終了となる。他方、この3回のフィーバーを達成する
ことが出来ず、ゲームを進行させて行くうちに持ち玉が
順次減少していくと、出現したドル箱である玉格納庫は
順次装置本体10内に引っ込んでしまい、更には第2玉
たまり部30内のパチンコ玉も減少し、消失してしま
う。そして最終的に持ち玉がゼロとなったときにゲーム
は終了となる。他方ゲームは、一定の制限時間を設定し
ておくこともでき、この場合にはその制限時間満了時点
での持ち玉数の多寡で遊戯者の腕前を競うことができ
る。この場合には、制限時間経過後ゲームが終了し、適
宜第2玉たまり部30内の玉は装置内に自動的に取り戻
され、また引き出されたドル箱である玉格納庫40、4
1も装置本体10内に自動的に収納される。
【0014】図2は、第2玉たまり部30の断面説明図
であって、受皿31の底面には玉が装置内に戻る玉戻し
口32が設けられ、受皿31の奥の突き当たり面には装
置内から受皿31に玉が出てくる玉出し口33が設けら
れている(図2においてはこの玉出し口33が閉鎖した
状態である)。パチンコ玉Pは、受皿31から玉戻し口
32を通過して、案内路34に沿って玉循環手段へと案
内され、この玉循環手段によってパチンコ玉Pは、玉出
し口33の手前の案内路36へと案内されて玉出し口3
3を通過して、受皿31内に出て来る。このようにパチ
ンコ玉Pは循環し、前記の玉打ち出し部21によって打
ち出され、パチンコ盤11内と第1玉たまり部20との
間で循環する玉の循環経路とは全く別個の循環経路を有
している。パチンコ玉Pを循環させる玉循環手段は、先
ず案内路34によって玉が導かれて、玉貯留部35に玉
が溜まり、この玉貯留部35から上方にスクリューコン
ベア90によって上方に運ばれ、上方のホッパー91に
玉が溜まるように構成し、エアーシリンダー92の作動
によりホッパー91内の玉が下方の案内路36へと導出
されるように構成する。この玉を循環させる手段は適宜
設計変更することが可能である。
【0015】玉戻し口32と玉出し口33の開閉手段は
次の通りである。電動モータM1の駆動軸37に回転板
38を固着し、この回転板38の周縁部に突起39を植
設する。従って突起39は、駆動軸37を中心として回
転し、この突起39と係合する円形の孔部を持つ往復移
動部材45が、受皿31の下面を図中左右に摺動するよ
うに設けられており、この往復移動部材45は、バネ4
6によって常に図中左側方向に付勢されている。従って
往復移動部材45は、その右側に設けられた円形の孔部
内を突起39が回転することにより、バネ46の作用と
相俟って図中左右に往復移動することとなる。この動き
により玉戻し口32の開閉が行われる。他方、玉出し口
33の開閉は、玉出し口33を開閉する開閉板47にワ
イヤー44の一端を連結し、案内輪49を介して他端を
突起39に固着する。更に開閉板47を上方向に付勢す
るコイルバネ48を設ける。これにより突起39が回転
することによりワイヤー44の開閉板47側の端部が上
下に往復動を行う。この例では開閉板47が上方に移動
したときに玉出し口33が開口するように構成してい
る。
【0016】この受皿31内に溜まるパチンコ玉の数量
を段階的に増減調節できるようにするためには、玉戻し
口32及び玉出し口33の開閉手段を別個独立に設けれ
ばよい。つまり玉の数量を段階的に増加させる場合に
は、玉戻し口32を閉じたままにして、玉出し口33を
持ち玉数の増加に応じて適宜開放すればよく、また玉の
数量を段階的に減少させる場合には、玉出し口33を閉
じたままにして、玉戻し口32を持ち玉数の減少に応じ
て適宜開放すればよい。このように玉出し口33及び玉
戻し口32の開閉手段は、それぞれ別個独立に設けるこ
ともでき、或いはソレノイド等を使用して電磁的手段に
よって実施することも可能で、自由に設計変更すること
ができる。
【0017】図3は、ドル箱となる玉格納庫40の一実
施形態の部分の断面説明図であって、実際のパチンコ玉
Pを使用したものである。その(A)が玉格納庫40が
装置本体10内に収納されている状態を示し、その
(B)が玉格納庫40が装置本体10から外に出ている
状態を示している。玉格納庫40の内部は、ほぼ空洞と
なっており、その上方部には玉格納部50が設けられ、
この玉格納部50内に実際のパチンコ玉Pが多数収納さ
れている。玉格納部50の上面は透明の合成樹脂によっ
て被覆されている。この玉格納庫40が装置本体10か
ら出没する手段は次の通りである。支持台51は装置本
体10内部に水平に設けられている。この支持台51の
図中右側端部には電動モータM2が固定されており、こ
の電動モータM2の駆動軸の端部には駆動輪52が固定
されている。他方支持台51の図中左側先端部側には自
由に回転する回動輪53が支持され、これらの駆動輪5
2と回動輪53にはエンドレスのワイヤー54が掛け渡
されている。
【0018】支持台51は玉格納庫40の内部の空洞内
に位置し、玉格納庫40の根本側(図中右側)には仕切
部55が設けられている。この仕切部55には、下方に
掛け渡されたワイヤー54が挿通する孔部56が設けら
れ、上方に掛け渡されたワイヤー54はこの仕切部55
に固定されている。このような構成により、駆動輪52
が左回りに回転し、上方のワイヤー54が左方向に移動
することによって、玉格納庫40が左方向に移動して装
置本体10からその外部に引き出される。他方、玉格納
庫40が外部に引き出された後、これを装置本体10内
部に没入させるためには、駆動輪52を前記と反対方向
の右回りに回転させ、上方のワイヤー54を右方向に移
動させることにより、玉格納庫40が右方向に移行し、
装置本体10内部に引き入れることができるのである。
このような構成は、その他の玉格納庫41、42にも同
様に採用されている。また上記の構成は1つの例であっ
て、玉格納庫を出没させる手段はその他自由に設計する
ことができる。
【0019】図4は、装置本体10の下方部に設けられ
た玉格納庫41、42の部分の説明図であり、その各々
の構成は、前記の玉格納庫40と同じ構成である。玉格
納庫41においては、電動モータM3の駆動軸に固定さ
れた駆動輪62が左右に回転することによりワイヤー6
4も左右に往復動して、これにより玉格納庫41も左右
に往復動し、装置本体10の内部から出没しうる。同様
に玉格納庫42においても、電動モータM4の駆動軸に
固定された駆動輪72が左右に回動することによりワイ
ヤー74も左右に往復動して、これにより玉格納庫42
も左右に往復動し、装置本体10の内部から出没しう
る。この玉格納庫の数や配置等は全く自由に設定するこ
とができる。
【0020】図5は、本願発明に係る装置の作動をコン
トロールする制御手段の要部系統図を示している。コイ
ン投入口28にコインを投入することによりメインスイ
ッチ81がオンとなり、中央処理装置(CPU)80の
作動が開始すると共に、パチンコ盤11への玉打ち出し
が可能状態となる。また同時に遊戯者の最初の持ち玉数
の表示が持ち玉数表示部25に表示される。パチンコ盤
11における玉の出入りによりCPU80がカウントし
て持ち玉数表示部25の表示が変更される。持ち玉数が
一定数以上になったとき、又はフィーバー状態となった
ときに、CPU80により第2玉たまり部30内への玉
出しの指令、及び玉格納庫40を装置本体の外に出す指
令が出される。更に持ち玉数の増加又はフィーバー状態
となるのに応じて、順次玉格納庫41、42を装置本体
の外に出す指令をCPU80が出すこととなる。他方逆
に持ち玉数が減少してきたときには、第2玉たまり部3
0内の玉を装置本体10内に取り戻すための指令をCP
U80が出し、また外部に出ている玉格納庫40、41
を装置本体10内に没入させるための指令をCPU80
が送るのである。
【0021】以上、実施の形態について説明したが、本
願発明においては、使用されているパチンコ盤11の形
式や装置全体の形状等はどのようなものであってもよ
く、要は当たり穴15、及び/又は、ある特定の場合、
つまり所謂フィーバー状態となったときに、特定の当た
り穴の開口部が大きく開かれ連続的に玉が入る状態とな
る当たり穴17が設けられていればよい。そして、これ
らの当たり穴によって、持ち玉の増加等に応じて、第2
玉たまり部30内への玉の排出や、ドル箱としての玉格
納庫40、41、42の出現という演出が行われること
が必須の特徴となる。第2玉たまり部30へのパチンコ
玉の循環の手段も自由に設計変更することができ、また
玉格納庫40、41、42の装置本体からの出没手段も
自由に設計変更することができる。玉格納庫は、上記の
ように引き出し式に設けるばかりでなく、起倒式に装置
本体に設けることもでき、或いは回動式に設けて装置本
体から出没させることもできる。更に玉格納庫の前面に
扉部を設けて、その扉部が開口した後に玉格納庫が出て
くるように構成してもよい。
【0022】更に前記の実施形態においては、パチンコ
盤11と第1玉たまり部20とを循環するパチンコ玉の
循環経路と、第2玉たまり部30内に出没するパチンコ
玉の循環経路を別のものとして開示したが、前者の循環
経路の適宜箇所に切替え部を設けることによって、連結
された循環経路として実施することも当然可能である。
また前記の実施形態においては、玉格納庫内に実際のパ
チンコ玉Pを詰め、その上面部を透明の合成樹脂によっ
て被覆して、玉を外部に持ち去ることができないように
しつつ、内部のパチンコ玉の存在を認識できるように構
成しているが、パチンコ玉をろう付けしてしまえば、透
明の合成樹脂による被覆を必要としない。更にこの玉格
納庫の構成については実際のパチンコ玉を収納するばか
りでなく、視覚的に内部にパチンコ玉の如きものが収納
されている外観を持つものであればよい。例えば合成樹
脂によって形成され、銀色に着色された玉の集合体の如
きものであってもよく、この場合には透明の被覆材を必
要としない。更にこの内部に収納されたパチンコ玉P
は、写真や絵によって表現することも可能であり、要は
内部にパチンコ玉が収納されているものと認識できるも
のであれば、どのようなものであってもよいのである。
【0023】
【発明の効果】以上の構成からなる本願発明は以下の効
果を有する。本願発明の第1及び第2のものにおいて
は、獲得した持ち玉が一定数以上に増えた場合や、いわ
ゆるフィーバー状態となって、玉が特定の当たり穴に連
続的に入る状態となったときに、第2玉たまり部内に玉
が排出されて、持ち玉が増えたことを視覚的に確認する
ことができる。また実際に使用するパチンコ玉は、パチ
ンコ盤内に打ち出され、循環するものと、第2玉たまり
部に出没して循環するパチンコ玉があればよく、実際に
獲得した持ち玉と同一の数のパチンコ玉が装置内にある
ことを必要とせず、一定の少ない数のパチンコ玉で装置
を作動させることが出来る。本願発明の第3のものにお
いては、持ち玉が増えた場合や、いわゆるフィーバー状
態となって、玉が特定の当たり穴に連続的に入る状態と
なったときに、パチンコ玉が予じめ一杯に収められた外
観を有する玉格納庫が、装置本体から外に自動的に出て
来て、あたかも銀貨の入ったドル箱を獲得したかのよう
な演出を行い、視覚的に沢山の玉を手に入れたような状
況に遊戯者を置くことができ、遊戯者の満足感を倍増さ
せることができるものである。以上、本願発明はパチン
コゲームの興趣を飛躍的に倍増させたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る装置の全体斜視説明図である。
【図2】本願発明に係る装置の第2玉たまり部の断面説
明図である。
【図3】本願発明に係る装置の玉格納庫の断面説明図で
あって、その(A)が装置本体内に収納されている状態
を示し、その(B)が装置本体の外部に出ている状態を
示している。
【図4】本願発明に係る装置の別の玉格納庫の説明図で
ある。
【図5】本願発明に係る装置の要部の制御系統を示す説
明図である。
【符号の説明】 10 装置本体 11 パチンコ盤 15、16、17 当たり穴 18 外れ穴 20 第1玉たまり部 21 玉打ち出し部 25 持ち玉数表示部 28 コイン投入口 30 第2玉たまり部 40、41、42 玉格納庫 80 中央処理装置(CPU) P パチンコ玉

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ盤(11)、玉持ち去り不能に形成さ
    れた第1玉たまり部(20)、及び玉打ち出し部(21)とから
    成り、コイン等の投入を少なくとも1つの作動条件とし
    て装置が作動し、一定時間内又は遊戯者の持ち玉が無く
    なるまでの間若しくは一定の持ち玉数に到達するまでの
    間等、一定の終了条件を満たすまでの間遊戯することが
    できるパチンコ遊戯装置において、玉持ち去り不能に形
    成され且つ内部を見通せる第2玉たまり部(30)を設け、
    持ち玉が一定数以上になったとき、又は打ち出された玉
    がパチンコ盤(11)の特定の当たり穴(17)に連続的に入る
    状態になったときに、第2玉たまり部(30)内にパチンコ
    玉が排出され、また持ち玉が一定数以下に減少したとき
    には第2玉たまり部(30)内のパチンコ玉が減少し又は消
    失するように構成したことを特徴とするパチンコ遊戯装
    置。
  2. 【請求項2】第2玉たまり部(30)内に排出されるパチン
    コ玉が、パチンコ盤(11)と第1玉たまり部(20)とを循環
    するパチンコ玉の循環経路と独立に循環するように構成
    したことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊戯装
    置。
  3. 【請求項3】パチンコ盤(11)、玉持ち去り不能に形成さ
    れた第1玉たまり部(20)、及び玉打ち出し部(21)とから
    成り、コイン等の投入を少なくとも1つの作動条件とし
    て装置が作動し、一定時間内又は遊戯者の持ち玉が無く
    なるまでの間若しくは一定の持ち玉数に到達するまでの
    間等、一定の終了条件を満たすまでの間遊戯することが
    できるパチンコ遊戯装置において、装置本体(10)から出
    没する1又は2以上の玉格納庫(40)(41)(42)を設け、こ
    の玉格納庫(40)(41)(42)の内部にはパチンコ玉を持ち去
    り不能に且つパチンコ玉の存在を認識できるように収納
    し、又はその内部にパチンコ玉が収納されているものと
    認識できる外観を付与し、持ち玉が一定数以上になった
    とき、又は打ち出された玉がパチンコ盤(11)の特定の当
    たり穴(17)に連続的に入る状態になったときに、この玉
    格納庫(40)(41)(42)が順次装置本体(10)からその外部に
    出現するようにし、他方持ち玉が減少したときにはこの
    玉格納庫(40)(41)が装置本体(10)内に没入するように構
    成したことを特徴とするパチンコ遊戯装置。
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