JP2791415B2 - 液晶駆動方式 - Google Patents
液晶駆動方式Info
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- JP2791415B2 JP2791415B2 JP7046625A JP4662595A JP2791415B2 JP 2791415 B2 JP2791415 B2 JP 2791415B2 JP 7046625 A JP7046625 A JP 7046625A JP 4662595 A JP4662595 A JP 4662595A JP 2791415 B2 JP2791415 B2 JP 2791415B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶駆動方式に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、液晶駆動表示方式としては、表示
すべきセグメントを同時に点灯するスタティック駆動方
式と、セグメントをいくつかのグループに分け、それら
のグループを時間で分割し、繰返して表示する時分割駆
動方式とがあった。 【0003】前者のスタティック駆動方式は、駆動波形
が、極性が一方向のパルス波形であり、液晶は極性を持
たないので、液晶に印加される電圧は交流波形となる。
したがって、液晶に印加される平均電圧は「0」であ
り、液晶の劣化が防止されている。また、電圧波高値は
しきい値電圧以上に選ばれ、表示したいセグメント電極
は、コモン電極と位相がπだけずれた電圧が印加され
る。この電圧波高値に対する制御は、回路素子と消費電
力への制御から決められ、この許容範囲内で充分高い電
圧を印加すれば、コントラストの高い表示が得られる。
これに対して、後者の時分割駆動方式は、コモン電極を
各桁共通に複数に分割し、セグメントとコモン信号との
選択で表示する方式であり、接続端子数を少なくするこ
とが可能となる。 【0004】しかしながら、上記のスタティック駆動方
式では、接続端子数が多くなり、消費電力が大きいとい
う欠点があった。また、時分割駆動方式は、表示がちら
つくフリッカ等の現象が発生しやすいと共に、1コモン
電極当たりの選択時間が短いので、表示マージンが小さ
くなるという問題があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記実状
に鑑みてなされたもので、液晶表示素子への接続端子を
増やすことなく、また、簡単な構成で、表示品質を向上
させることができる液晶駆動方式を提供することを目的
とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明の第1の観点に
かかる液晶駆動方式は、セグメント電極を各桁毎に2つ
の信号系統に分けてそれぞれ外部接続端子に接続すると
共にコモン電極を各桁毎に4つの信号系統に分けて各桁
共通に外部接続端子に接続してなる液晶表示パネルと、
上記各コモン電極の外部接続端子にそれぞれ2値の電圧
レベルにより1フレームの半周期毎に反転する所定波形
のコモン駆動信号を印加する手段と、前記各セグメント
電極外部接続端子に上記コモン駆動信号に同期してそれ
ぞれ表示データに応じた2値の電圧レベルのセグメント
駆動信号を印加する手段と、を具備し、前記セグメント
駆動信号を印加する手段は、表示データにそれぞれ対応
して1フレームの半周期分の波形データを記憶する記憶
手段と、前記記憶手段に記憶された前記表示データを順
次読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読
み出された波形データの信号レベルを反転して記憶手段
に再度記憶させる手段と、前記読み出し手段により読み
出された波形データを電圧信号に変換して前記セグメン
ト電極外部接続端子に印加する手段と、から構成されて
いる、ことを特徴とする。 【0007】この発明の第2の観点にかかる液晶駆動方
式は、複数のコモン電極と複数の信号電極がマトリクス
状に配列されてなる液晶表示素子を駆動する液晶駆動方
式において、前記複数のコモン電極を同時に駆動するた
めの互いに波形の異なったコモン信号を該複数のコモン
電極に同時に供給するコモン駆動手段と、表示データに
対応する波形を有する信号電極駆動用信号を信号電極に
供給し、各信号電極と選択状態にある複数のコモン電極
上の複数の画素を同時に駆動する信号電極駆動手段と、
を備え前記信号電極駆動用信号は、2値信号からなり、
1フレームの半周期におけるロー電圧レベル期間とハイ
電圧レベル期間の比が1:1以外である信号を含み、前
記コモン駆動手段は、リングカウンタと、該リングカウ
ンタの出力から前記コモン信号を生成する回路から構成
され、 前記信号電極駆動手段は、表示データにそれぞれ
対応して1フレームの半周期分の波形データを記憶する
記憶手段と、前記表示データに対応して、対応する波形
データを順次読み出す読み出し手段と、前記読み出し手
段により読み出された波形データの信号レベルを反転し
て記憶手段に再度記憶させる手段と、前記読み出し手段
により読み出された波形データを電圧データに変換して
印加する手段とから構成されている、ことを特徴とす
る。 【0008】この発明の第3の観点にかかる液晶駆動方
式は、コモン電極と信号電極がマトリクス状に配列され
てなる液晶表示素子を駆動する液晶駆動方式において、
複数のコモン電極を同時に駆動するための互いに波形の
異なったコモン信号を該複数のコモン電極に同時に供給
するコモン駆動手段と、前記コモン信号と表示データに
対応する波形を有する信号電極駆動用信号を信号電極に
供給し、各信号電極と選択状態にある複数のコモン電極
上の複数の画素を同時に駆動する信号電極駆動手段と、
を備え前記コモン駆動手段は、リングカウンタと、該リ
ングカウンタの出力から前記コモン信号を生成する回路
から構成され、 前記信号電極駆動手段は、表示データに
それぞれ対応して1フレームの半周期分の波形データを
記憶する記憶手段と、前記表示データに対応して、対応
する波形データを順次読み出す読み出し手段と、前記読
み出し手段により読み出された波形データの信号レベル
を反転して前記記憶手段に再度記憶させる手段と、前記
読み出し手段により読み出された波形データを電圧デー
タに変換して前記信号電極駆動用信号として印加する手
段と、を備える、ことを特徴とする。 【0009】 【0010】 【0011】 【作用】この発明の第1の観点にかかる液晶駆動方式に
よれば、表示桁毎にセグメント電極が2つの信号系統に
分けられており、コモン電極が4つの信号系統に分けら
れているので、少ない外部端子数で液晶表示パネルを駆
動することができ、この効果は表示桁数が増加する程顕
著となり、駆動用LSIとの接続が容易である等の効果
を有する。また、半周期分の波形データを記憶手段に記
憶させ、この波形データを読み出して電圧信号に変換す
ると共に信号レベルを反転して記憶手段に再度記憶させ
ているので、メモリの容量を抑えつつ、完全なセグメン
ト駆動信号を生成することができる。また、この発明の
第2及び第3の観点にかかる液晶駆動方式によれば、リ
ングカウンタの出力を処理してコモン信号を生成するの
で、簡単な構成でコモン信号を生成することができる。
また、この発明の第2、第3の観点にかかる液晶駆動方
式によれば、半周期分の波形データを記憶させ、この波
形データを読み出して電圧信号に変換すると共に信号レ
ベルを反転して記憶手段に再度記憶させているので、メ
モリの容量を抑えつつ、完全な信号電極駆動用信号を生
成することができる。 【0012】 【実施例】以下図面を参照してこの発明の一実施例につ
いて説明する。図1は、この発明の液晶駆動表示方式の
回路構成を示すものであり、1は演算用レジスタ、及び
表示用データを記憶する表示レジスタ等を有するRAM
である。 【0013】このRAM1から順次出力される表示デー
タは、4ビットのバッファレジスタ2に送られて一時記
憶される。このバッファレジスタ2はクロックパルス
「φ1」によって表示データを読み込み、読み込まれた
表示データはデコーダ3によりデコードされた後セグメ
ント変換回路4に送られる。セグメント変換回路4の出
力はシリアル変換回路5へ送られ、後述するT’1〜
T’6のタイミング信号に基づいてシリアルデータに変
換される。そしてシリアルデータに変換されたデータは
ナンド回路6を介して1ビットのフリップフロップ7へ
送られ、クロックパルス「φ2」のタイミングで読み込
まれる。そして、フリップフロップ7の出力データは、
表示用シフトレジスタ8の最上段のレジスタに入力され
る。 【0014】この表示レジスタは夫々クロックパルス
「φD1」、「φD2」に同期して駆動される行方向に6
ビットのフリップフロップから成る16段のシフトレジ
スタ8a、8b、8c、・・・8pで構成されている。そ
して、上記シフトレジスタの8a、8b、・・・8pの入
力側には夫々ゲート回路10a、11a、10b、11
b、・・・10p、11pが設けられ、表示データ入力命
令Disp inが”1”のとき、上記ゲート回路10
a、10b、・・・、10pがオンし、フリップフロップ
7の出力はゲート回路10aを介してシフトレジスタ8
aに入力され、該シフトレジスタ8aの出力S’15は
ゲート回路10bを介して次段のシフトレジスタ8bへ
入力され、シフトレジスタ8bの出力S’14はゲート
回路10cを介してシフトレジスタ8cへ入力され、以
下同様にして各シフトレジスタ8d〜8pに螺旋状にシ
フトされながら入力される。 【0015】一方、上記表示データ入力命令Disp
inが「0」の時、Disp inがインバータ12に
より反転されて「1」となり、ゲート回路11a〜11
pがオンされる。そして、シフトレジスタ8aの出力
S’15はインバータ9aにより反転されて再びシフト
レジスタ8aに入力され、順次シフト毎に反転されなが
ら保持される。同様にシフトレジスタ8b、・・・、8p
の出力S’14、・・・S’0も夫々インバータ9b、・・・
9pにより反転されてシフトレジスタ8b、・・・8pに
入力され、順次シフト毎に反転されながら保持される。
上記シフトレジスタ8a〜8pの出力は各々ドライバ1
3a〜13pを介してセグメント電極S15〜S0に印加
される。 【0016】図2は、液晶表示装置の液晶表示素子のマ
トリクス状に配置されてなるセグメント電極(信号電極
ともいう)及びコモン電極(走査電極ともいう)の配線
を示すものである。図2(1)は、セグメント電極を示
し、例えば表示桁数が8桁であれば、1桁目がS0、
S1、2桁目がS2、S3、・・・8桁目がS14、S15とな
る。また、図2(2)はコモン電極を示し、日の字状の
7セグメント及び小数点が4分割され、各桁共通にコモ
ン信号「LCA」、「LCB」、「LCC」、「LC
D」が印加される。 【0017】一方、14は発振回路(PG)で、システ
ム駆動用の基本クロックパルス「φ1」、「φ2」を出力
すると共に、上記クロックパルス「φ1」、「φ2」を6
進リングカウンタ15に供給する。そして、6進リング
カウンタ15では図3(1)、(2)に示すようにT1
〜T6のタイミング信号及び図示しないが、上記T1〜T
6が半ビットタイム遅延されたT’1〜T’6のタイミン
グ信号を出力する。 【0018】上記タイミング信号T6はさらに入力信号
の立下り時に反転するバイナリカウンタ16に入力さ
れ、これによりコモン信号発生のための反転信号REV
Sが出力される。そして、この反転信号REVSはイク
スクルーシブノア回路17〜20に印加される。 【0019】また、上記6進リングカウンタ15から出
力されるタイミング信号のうちT1〜T4はノア回路21
〜24の各々の一方の入力端子に送られ、タイミング信
号T5は上記ノア回路21〜24の他方の入力端子に共
通に送られる。ノア回路21〜24の出力は各々イクス
クルーシブノア回路17〜20を介してドライバ24a
〜24dに送られ、図3(2)に示すコモン信号「LC
A」〜「LCD」が出力される。 【0020】1フレームを1画面分の画像が表示される
期間、即ち、図3(2)に示すタイミング信号T1〜T6
が1回ずつ出力される期間とすると、図3(2)に示す
ように、コモン信号「LCA」〜「LCD」は、1フレ
ーム毎にレベルが反転し、フレーム当たり少なくとも2
回ハイレベルとなる信号である。(なお、表示期間中
(Disp inがローレベル)に、レジスタ8a〜8p
に格納されたデータがインバータ9a〜9pを介して一巡
して各信号電極S15〜S0に印加される期間、即ち、図
3(2)に示すタイミング信号T1〜T6が2回出力され
る期間を1フレームとすると、コモン信号は、1フレー
ムの半周期毎に反転する。) 【0021】通常のコモン信号は1フレーム期間に1回
コモン電極を選択状態に設定する。これに対し、この実
施例のコモン信号は、図3(2)に示すように、各コモ
ン電極を常時選択状態に設定している電圧である。しか
もスタティック駆動ではない。換言すると、この実施例
では、複数のコモン電極が同時に選択されている。 【0022】なお、上記6進リングカウンタ15及びバ
イナリカウンタ16には図示しない制御部からパワーオ
ン時等にリセット信号Rが入力されてリセットされ、初
期設定される。 【0023】図4は、RAM1内の表示レジスタに記憶
される表示データと表示すべき数値との関係を示す図で
あり、図5及び図6はコモン信号とセグメント信号との
波形を示すものである。そこで図4に於いて、例えば、
数値「0」に於いては、セグメントS2n(図2(1)参
照)に対しては「1、1、1、0(8、4、2、1の重
み付き)」、セグメントS2n+1に対しては「1、0、
1、1(8、4、2、1の重み付き)」の各4ビットか
ら成る8ビットのデータとして表され、各数値毎に8ビ
ットの表示データが割り当てられている。そして、RA
M1の表示レジスタには表示すべき数値に対応し、図4
に示すような表示データが記憶されている。また、図4
に示す表示データは、図5及び図6の(0)〜(15)
に示す波形として表される。なお、図1のデコーダ3、
図4〜図6に示した(0)〜(15)の数字は各々対応
関係にあるものである。 【0024】次に上記のように構成された本発明の動作
について説明する。RAM1には図4に示すように表示
すべき数値に対応する表示データが予め記憶されてお
り、1桁分4ビットずつの表示データを桁毎RAM1か
ら読み出し、クロックパルス「φ1」のタイミングでバ
ッファレジスタ2に読み込む。そしてバッファレジスタ
2に読み込まれた4ビットの表示データはデコーダ3で
デコードされた後、セグメント変換回路4の対応する列
ラインをアクティブにし、それによりセグメント信号を
シリアル変換回路5に出力する。 【0025】シリアル変換回路5ではT’1〜T’6のタ
イミング信号(T1〜T6が半ビットタイム遅延されてい
る)に基づき、6ビットのシリアルデータに変換され、
ナンド回路6を介して、フリップフロップ7に印加さ
れ、クロックパルス「φ2」に同期した信号として表示
用シフトレジスタの8aに入力される。 【0026】今、表示データ入力命令Disp inが
「1」であるので、シフトレジスタ8a→8b→8c→
・・・→8pと螺旋状に順次入力される。そして、RAM
1の表示データが総て読み出されて、変換されたセグメ
ント信号がシフトレジスタ8pからシフトレジスタ8a
まで入力されてしまうと、表示データ入力命令Disp
inが「0」になり、液晶表示駆動が成される。以
後、各シフトレジスタ8a〜シフトレジスタ8pの内容
は夫々インバータ9a〜9pにより、循環される毎反転
されながら保持されると共に、コモン信号「LCA」〜
「LCD」に基づいて液晶表示が成される。 【0027】例えば、1桁目に「2.」を表示する場合
は、RAM1の表示バッファの1桁目に対応する記憶エ
リアには図4(2)に示すように(イ)「1101
(8、4、2、1の重み付き)」、(ロ)「0111
(同上)」のデータが記憶されており、上記4ビットの
データ(イ)、(ロ)が順次読み出される。 【0028】デコーダ3に於いて、上記(イ)のデータ
はデコードされて(13)上に出力信号を出力し、セグ
メント変換回路4の対応するラインをアクティブにする
ことにより、6ビットの「001001」のセグメント
信号を出力する。そして、シリアル変換回路5によりシ
リアルデータに変換され、ナンド回路6、フリップフロ
ップ7、ゲート回路10a、シフトレジスタ8a〜シフ
トレジスタ8oを介してシフトレジスタ8pに入力され
る。 【0029】表示データ(ロ)も同様にして、デコーダ
3に於いて出力ライン(7)上に出力信号を出力するこ
とにより、セグメント変換回路4から「100001」
のセグメント信号が出力され、シフトレジスタ8oに上
記データが入力される。而して、セグメント電極Soに
は上記(イ)のデータに対応する信号として図6に示す
(13)の波形が、セグメント電極S1には上記(ロ)
のデータに対応する信号として図5に示す(7)の波形
が夫々印加され、1桁目に「2.」の表示が成される。
即ち、図5及び図6からわかるように、点灯画素部分の
液晶には高い実効電圧となる波形(信号波形とコモン波
形の差)が印加され、非点灯部分の液晶には低い実効電
圧となる波形が印加される。以下、2桁以降についても
同様にしてセグメント信号が作られ、シフトレジスタ8
a〜シフトレジスタ8nのうち表示桁に対応するシフト
レジスタに入力されることにより液晶表示が成される。 【0030】なお、上記実施例では、RAM1内の表示
レジスタに図4に示すコードとして予め記憶させている
が、表示レジスタには通常の数値を記憶させ、RAM1
から読み出した後に図4のように変換するようにしても
よく、上記実施例に限定されることはない。 【0031】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、表示桁毎にセグメント電極が2つの信号系統に分け
られており、コモン電極が4つの信号系統に分けられて
いるので、少ない外部端子数で液晶表示パネルを駆動す
ることができる。この効果は表示桁数が増加する程顕著
となり、駆動用LSIとの接続が容易である等の効果を
有する。また、半周期分の波形データを記憶手段に記憶
させ、この波形データを読み出して電圧信号に変換する
と共に信号レベルを反転して記憶手段に再度記憶させる
ことにより、メモリの容量を抑えつつ、完全なセグメン
ト駆動信号を生成することができる。さらに、リングカ
ウンタの出力を処理してコモン信号を生成するので、簡
単な構成でコモン信号を生成することができる。
る。 【0002】 【従来の技術】従来、液晶駆動表示方式としては、表示
すべきセグメントを同時に点灯するスタティック駆動方
式と、セグメントをいくつかのグループに分け、それら
のグループを時間で分割し、繰返して表示する時分割駆
動方式とがあった。 【0003】前者のスタティック駆動方式は、駆動波形
が、極性が一方向のパルス波形であり、液晶は極性を持
たないので、液晶に印加される電圧は交流波形となる。
したがって、液晶に印加される平均電圧は「0」であ
り、液晶の劣化が防止されている。また、電圧波高値は
しきい値電圧以上に選ばれ、表示したいセグメント電極
は、コモン電極と位相がπだけずれた電圧が印加され
る。この電圧波高値に対する制御は、回路素子と消費電
力への制御から決められ、この許容範囲内で充分高い電
圧を印加すれば、コントラストの高い表示が得られる。
これに対して、後者の時分割駆動方式は、コモン電極を
各桁共通に複数に分割し、セグメントとコモン信号との
選択で表示する方式であり、接続端子数を少なくするこ
とが可能となる。 【0004】しかしながら、上記のスタティック駆動方
式では、接続端子数が多くなり、消費電力が大きいとい
う欠点があった。また、時分割駆動方式は、表示がちら
つくフリッカ等の現象が発生しやすいと共に、1コモン
電極当たりの選択時間が短いので、表示マージンが小さ
くなるという問題があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記実状
に鑑みてなされたもので、液晶表示素子への接続端子を
増やすことなく、また、簡単な構成で、表示品質を向上
させることができる液晶駆動方式を提供することを目的
とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明の第1の観点に
かかる液晶駆動方式は、セグメント電極を各桁毎に2つ
の信号系統に分けてそれぞれ外部接続端子に接続すると
共にコモン電極を各桁毎に4つの信号系統に分けて各桁
共通に外部接続端子に接続してなる液晶表示パネルと、
上記各コモン電極の外部接続端子にそれぞれ2値の電圧
レベルにより1フレームの半周期毎に反転する所定波形
のコモン駆動信号を印加する手段と、前記各セグメント
電極外部接続端子に上記コモン駆動信号に同期してそれ
ぞれ表示データに応じた2値の電圧レベルのセグメント
駆動信号を印加する手段と、を具備し、前記セグメント
駆動信号を印加する手段は、表示データにそれぞれ対応
して1フレームの半周期分の波形データを記憶する記憶
手段と、前記記憶手段に記憶された前記表示データを順
次読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読
み出された波形データの信号レベルを反転して記憶手段
に再度記憶させる手段と、前記読み出し手段により読み
出された波形データを電圧信号に変換して前記セグメン
ト電極外部接続端子に印加する手段と、から構成されて
いる、ことを特徴とする。 【0007】この発明の第2の観点にかかる液晶駆動方
式は、複数のコモン電極と複数の信号電極がマトリクス
状に配列されてなる液晶表示素子を駆動する液晶駆動方
式において、前記複数のコモン電極を同時に駆動するた
めの互いに波形の異なったコモン信号を該複数のコモン
電極に同時に供給するコモン駆動手段と、表示データに
対応する波形を有する信号電極駆動用信号を信号電極に
供給し、各信号電極と選択状態にある複数のコモン電極
上の複数の画素を同時に駆動する信号電極駆動手段と、
を備え前記信号電極駆動用信号は、2値信号からなり、
1フレームの半周期におけるロー電圧レベル期間とハイ
電圧レベル期間の比が1:1以外である信号を含み、前
記コモン駆動手段は、リングカウンタと、該リングカウ
ンタの出力から前記コモン信号を生成する回路から構成
され、 前記信号電極駆動手段は、表示データにそれぞれ
対応して1フレームの半周期分の波形データを記憶する
記憶手段と、前記表示データに対応して、対応する波形
データを順次読み出す読み出し手段と、前記読み出し手
段により読み出された波形データの信号レベルを反転し
て記憶手段に再度記憶させる手段と、前記読み出し手段
により読み出された波形データを電圧データに変換して
印加する手段とから構成されている、ことを特徴とす
る。 【0008】この発明の第3の観点にかかる液晶駆動方
式は、コモン電極と信号電極がマトリクス状に配列され
てなる液晶表示素子を駆動する液晶駆動方式において、
複数のコモン電極を同時に駆動するための互いに波形の
異なったコモン信号を該複数のコモン電極に同時に供給
するコモン駆動手段と、前記コモン信号と表示データに
対応する波形を有する信号電極駆動用信号を信号電極に
供給し、各信号電極と選択状態にある複数のコモン電極
上の複数の画素を同時に駆動する信号電極駆動手段と、
を備え前記コモン駆動手段は、リングカウンタと、該リ
ングカウンタの出力から前記コモン信号を生成する回路
から構成され、 前記信号電極駆動手段は、表示データに
それぞれ対応して1フレームの半周期分の波形データを
記憶する記憶手段と、前記表示データに対応して、対応
する波形データを順次読み出す読み出し手段と、前記読
み出し手段により読み出された波形データの信号レベル
を反転して前記記憶手段に再度記憶させる手段と、前記
読み出し手段により読み出された波形データを電圧デー
タに変換して前記信号電極駆動用信号として印加する手
段と、を備える、ことを特徴とする。 【0009】 【0010】 【0011】 【作用】この発明の第1の観点にかかる液晶駆動方式に
よれば、表示桁毎にセグメント電極が2つの信号系統に
分けられており、コモン電極が4つの信号系統に分けら
れているので、少ない外部端子数で液晶表示パネルを駆
動することができ、この効果は表示桁数が増加する程顕
著となり、駆動用LSIとの接続が容易である等の効果
を有する。また、半周期分の波形データを記憶手段に記
憶させ、この波形データを読み出して電圧信号に変換す
ると共に信号レベルを反転して記憶手段に再度記憶させ
ているので、メモリの容量を抑えつつ、完全なセグメン
ト駆動信号を生成することができる。また、この発明の
第2及び第3の観点にかかる液晶駆動方式によれば、リ
ングカウンタの出力を処理してコモン信号を生成するの
で、簡単な構成でコモン信号を生成することができる。
また、この発明の第2、第3の観点にかかる液晶駆動方
式によれば、半周期分の波形データを記憶させ、この波
形データを読み出して電圧信号に変換すると共に信号レ
ベルを反転して記憶手段に再度記憶させているので、メ
モリの容量を抑えつつ、完全な信号電極駆動用信号を生
成することができる。 【0012】 【実施例】以下図面を参照してこの発明の一実施例につ
いて説明する。図1は、この発明の液晶駆動表示方式の
回路構成を示すものであり、1は演算用レジスタ、及び
表示用データを記憶する表示レジスタ等を有するRAM
である。 【0013】このRAM1から順次出力される表示デー
タは、4ビットのバッファレジスタ2に送られて一時記
憶される。このバッファレジスタ2はクロックパルス
「φ1」によって表示データを読み込み、読み込まれた
表示データはデコーダ3によりデコードされた後セグメ
ント変換回路4に送られる。セグメント変換回路4の出
力はシリアル変換回路5へ送られ、後述するT’1〜
T’6のタイミング信号に基づいてシリアルデータに変
換される。そしてシリアルデータに変換されたデータは
ナンド回路6を介して1ビットのフリップフロップ7へ
送られ、クロックパルス「φ2」のタイミングで読み込
まれる。そして、フリップフロップ7の出力データは、
表示用シフトレジスタ8の最上段のレジスタに入力され
る。 【0014】この表示レジスタは夫々クロックパルス
「φD1」、「φD2」に同期して駆動される行方向に6
ビットのフリップフロップから成る16段のシフトレジ
スタ8a、8b、8c、・・・8pで構成されている。そ
して、上記シフトレジスタの8a、8b、・・・8pの入
力側には夫々ゲート回路10a、11a、10b、11
b、・・・10p、11pが設けられ、表示データ入力命
令Disp inが”1”のとき、上記ゲート回路10
a、10b、・・・、10pがオンし、フリップフロップ
7の出力はゲート回路10aを介してシフトレジスタ8
aに入力され、該シフトレジスタ8aの出力S’15は
ゲート回路10bを介して次段のシフトレジスタ8bへ
入力され、シフトレジスタ8bの出力S’14はゲート
回路10cを介してシフトレジスタ8cへ入力され、以
下同様にして各シフトレジスタ8d〜8pに螺旋状にシ
フトされながら入力される。 【0015】一方、上記表示データ入力命令Disp
inが「0」の時、Disp inがインバータ12に
より反転されて「1」となり、ゲート回路11a〜11
pがオンされる。そして、シフトレジスタ8aの出力
S’15はインバータ9aにより反転されて再びシフト
レジスタ8aに入力され、順次シフト毎に反転されなが
ら保持される。同様にシフトレジスタ8b、・・・、8p
の出力S’14、・・・S’0も夫々インバータ9b、・・・
9pにより反転されてシフトレジスタ8b、・・・8pに
入力され、順次シフト毎に反転されながら保持される。
上記シフトレジスタ8a〜8pの出力は各々ドライバ1
3a〜13pを介してセグメント電極S15〜S0に印加
される。 【0016】図2は、液晶表示装置の液晶表示素子のマ
トリクス状に配置されてなるセグメント電極(信号電極
ともいう)及びコモン電極(走査電極ともいう)の配線
を示すものである。図2(1)は、セグメント電極を示
し、例えば表示桁数が8桁であれば、1桁目がS0、
S1、2桁目がS2、S3、・・・8桁目がS14、S15とな
る。また、図2(2)はコモン電極を示し、日の字状の
7セグメント及び小数点が4分割され、各桁共通にコモ
ン信号「LCA」、「LCB」、「LCC」、「LC
D」が印加される。 【0017】一方、14は発振回路(PG)で、システ
ム駆動用の基本クロックパルス「φ1」、「φ2」を出力
すると共に、上記クロックパルス「φ1」、「φ2」を6
進リングカウンタ15に供給する。そして、6進リング
カウンタ15では図3(1)、(2)に示すようにT1
〜T6のタイミング信号及び図示しないが、上記T1〜T
6が半ビットタイム遅延されたT’1〜T’6のタイミン
グ信号を出力する。 【0018】上記タイミング信号T6はさらに入力信号
の立下り時に反転するバイナリカウンタ16に入力さ
れ、これによりコモン信号発生のための反転信号REV
Sが出力される。そして、この反転信号REVSはイク
スクルーシブノア回路17〜20に印加される。 【0019】また、上記6進リングカウンタ15から出
力されるタイミング信号のうちT1〜T4はノア回路21
〜24の各々の一方の入力端子に送られ、タイミング信
号T5は上記ノア回路21〜24の他方の入力端子に共
通に送られる。ノア回路21〜24の出力は各々イクス
クルーシブノア回路17〜20を介してドライバ24a
〜24dに送られ、図3(2)に示すコモン信号「LC
A」〜「LCD」が出力される。 【0020】1フレームを1画面分の画像が表示される
期間、即ち、図3(2)に示すタイミング信号T1〜T6
が1回ずつ出力される期間とすると、図3(2)に示す
ように、コモン信号「LCA」〜「LCD」は、1フレ
ーム毎にレベルが反転し、フレーム当たり少なくとも2
回ハイレベルとなる信号である。(なお、表示期間中
(Disp inがローレベル)に、レジスタ8a〜8p
に格納されたデータがインバータ9a〜9pを介して一巡
して各信号電極S15〜S0に印加される期間、即ち、図
3(2)に示すタイミング信号T1〜T6が2回出力され
る期間を1フレームとすると、コモン信号は、1フレー
ムの半周期毎に反転する。) 【0021】通常のコモン信号は1フレーム期間に1回
コモン電極を選択状態に設定する。これに対し、この実
施例のコモン信号は、図3(2)に示すように、各コモ
ン電極を常時選択状態に設定している電圧である。しか
もスタティック駆動ではない。換言すると、この実施例
では、複数のコモン電極が同時に選択されている。 【0022】なお、上記6進リングカウンタ15及びバ
イナリカウンタ16には図示しない制御部からパワーオ
ン時等にリセット信号Rが入力されてリセットされ、初
期設定される。 【0023】図4は、RAM1内の表示レジスタに記憶
される表示データと表示すべき数値との関係を示す図で
あり、図5及び図6はコモン信号とセグメント信号との
波形を示すものである。そこで図4に於いて、例えば、
数値「0」に於いては、セグメントS2n(図2(1)参
照)に対しては「1、1、1、0(8、4、2、1の重
み付き)」、セグメントS2n+1に対しては「1、0、
1、1(8、4、2、1の重み付き)」の各4ビットか
ら成る8ビットのデータとして表され、各数値毎に8ビ
ットの表示データが割り当てられている。そして、RA
M1の表示レジスタには表示すべき数値に対応し、図4
に示すような表示データが記憶されている。また、図4
に示す表示データは、図5及び図6の(0)〜(15)
に示す波形として表される。なお、図1のデコーダ3、
図4〜図6に示した(0)〜(15)の数字は各々対応
関係にあるものである。 【0024】次に上記のように構成された本発明の動作
について説明する。RAM1には図4に示すように表示
すべき数値に対応する表示データが予め記憶されてお
り、1桁分4ビットずつの表示データを桁毎RAM1か
ら読み出し、クロックパルス「φ1」のタイミングでバ
ッファレジスタ2に読み込む。そしてバッファレジスタ
2に読み込まれた4ビットの表示データはデコーダ3で
デコードされた後、セグメント変換回路4の対応する列
ラインをアクティブにし、それによりセグメント信号を
シリアル変換回路5に出力する。 【0025】シリアル変換回路5ではT’1〜T’6のタ
イミング信号(T1〜T6が半ビットタイム遅延されてい
る)に基づき、6ビットのシリアルデータに変換され、
ナンド回路6を介して、フリップフロップ7に印加さ
れ、クロックパルス「φ2」に同期した信号として表示
用シフトレジスタの8aに入力される。 【0026】今、表示データ入力命令Disp inが
「1」であるので、シフトレジスタ8a→8b→8c→
・・・→8pと螺旋状に順次入力される。そして、RAM
1の表示データが総て読み出されて、変換されたセグメ
ント信号がシフトレジスタ8pからシフトレジスタ8a
まで入力されてしまうと、表示データ入力命令Disp
inが「0」になり、液晶表示駆動が成される。以
後、各シフトレジスタ8a〜シフトレジスタ8pの内容
は夫々インバータ9a〜9pにより、循環される毎反転
されながら保持されると共に、コモン信号「LCA」〜
「LCD」に基づいて液晶表示が成される。 【0027】例えば、1桁目に「2.」を表示する場合
は、RAM1の表示バッファの1桁目に対応する記憶エ
リアには図4(2)に示すように(イ)「1101
(8、4、2、1の重み付き)」、(ロ)「0111
(同上)」のデータが記憶されており、上記4ビットの
データ(イ)、(ロ)が順次読み出される。 【0028】デコーダ3に於いて、上記(イ)のデータ
はデコードされて(13)上に出力信号を出力し、セグ
メント変換回路4の対応するラインをアクティブにする
ことにより、6ビットの「001001」のセグメント
信号を出力する。そして、シリアル変換回路5によりシ
リアルデータに変換され、ナンド回路6、フリップフロ
ップ7、ゲート回路10a、シフトレジスタ8a〜シフ
トレジスタ8oを介してシフトレジスタ8pに入力され
る。 【0029】表示データ(ロ)も同様にして、デコーダ
3に於いて出力ライン(7)上に出力信号を出力するこ
とにより、セグメント変換回路4から「100001」
のセグメント信号が出力され、シフトレジスタ8oに上
記データが入力される。而して、セグメント電極Soに
は上記(イ)のデータに対応する信号として図6に示す
(13)の波形が、セグメント電極S1には上記(ロ)
のデータに対応する信号として図5に示す(7)の波形
が夫々印加され、1桁目に「2.」の表示が成される。
即ち、図5及び図6からわかるように、点灯画素部分の
液晶には高い実効電圧となる波形(信号波形とコモン波
形の差)が印加され、非点灯部分の液晶には低い実効電
圧となる波形が印加される。以下、2桁以降についても
同様にしてセグメント信号が作られ、シフトレジスタ8
a〜シフトレジスタ8nのうち表示桁に対応するシフト
レジスタに入力されることにより液晶表示が成される。 【0030】なお、上記実施例では、RAM1内の表示
レジスタに図4に示すコードとして予め記憶させている
が、表示レジスタには通常の数値を記憶させ、RAM1
から読み出した後に図4のように変換するようにしても
よく、上記実施例に限定されることはない。 【0031】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、表示桁毎にセグメント電極が2つの信号系統に分け
られており、コモン電極が4つの信号系統に分けられて
いるので、少ない外部端子数で液晶表示パネルを駆動す
ることができる。この効果は表示桁数が増加する程顕著
となり、駆動用LSIとの接続が容易である等の効果を
有する。また、半周期分の波形データを記憶手段に記憶
させ、この波形データを読み出して電圧信号に変換する
と共に信号レベルを反転して記憶手段に再度記憶させる
ことにより、メモリの容量を抑えつつ、完全なセグメン
ト駆動信号を生成することができる。さらに、リングカ
ウンタの出力を処理してコモン信号を生成するので、簡
単な構成でコモン信号を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である回路構成を示す図で
ある。 【図2】セグメント電極、コモン電極の配線を示す図で
ある。 【図3】図1の回路構成の動作を説明するためのタイム
チャートである。 【図4】表示データを示す図である。 【図5】コモン信号及びセグメント信号の波形を示す図
である。 【図6】コモン信号及びセグメント信号の波形を示す図
である。 【符号の説明】 1・・・RAM、3・・・デコーダ、4・・・セグメント変換回
路、5・・・シリアル変換回路、8・・・表示用シフトレジス
タ、8a〜8p・・・シフトレジスタ、14・・・発振回路、
15・・・6進リングカウンタ、21〜25・・・ノア回路、
17〜20・・・イクスクルーシブノア回路
ある。 【図2】セグメント電極、コモン電極の配線を示す図で
ある。 【図3】図1の回路構成の動作を説明するためのタイム
チャートである。 【図4】表示データを示す図である。 【図5】コモン信号及びセグメント信号の波形を示す図
である。 【図6】コモン信号及びセグメント信号の波形を示す図
である。 【符号の説明】 1・・・RAM、3・・・デコーダ、4・・・セグメント変換回
路、5・・・シリアル変換回路、8・・・表示用シフトレジス
タ、8a〜8p・・・シフトレジスタ、14・・・発振回路、
15・・・6進リングカウンタ、21〜25・・・ノア回路、
17〜20・・・イクスクルーシブノア回路
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.セグメント電極を各桁毎に2つの信号系統に分けて
それぞれ外部接続端子に接続すると共にコモン電極を各
桁毎に4つの信号系統に分けて各桁共通に外部接続端子
に接続してなる液晶表示パネルと、 上記各コモン電極の外部接続端子にそれぞれ2値の電圧
レベルにより1フレームの半周期毎に反転する所定波形
のコモン駆動信号を印加する手段と、 前記各セグメント電極外部接続端子に上記コモン駆動信
号に同期してそれぞれ表示データに応じた2値の電圧レ
ベルのセグメント駆動信号を印加する手段と、 を具備し、 前記セグメント駆動信号を印加する手段は、表示データ
にそれぞれ対応して1フレームの半周期分の波形データ
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記
表示データを順次読み出す読み出し手段と、前記読み出
し手段により読み出された波形データの信号レベルを反
転して記憶手段に再度記憶させる手段と、前記読み出し
手段により読み出された波形データを電圧信号に変換し
て前記セグメント電極外部接続端子に印加する手段と、
から構成されている、 ことを特徴とする液晶駆動方式。 2.前記セグメント駆動信号を印加する手段は、1フレ
ームの半周期におけるロー電圧レベルとハイ電圧レベル
の期間の比が1:1以外であるセグメント信号を前記セ
グメント電極に印加する、 ことを特徴とする請求項1に記載の液晶駆動方式。 3.前記コモン駆動信号を印加する手段は、リングカウ
ンタと、リングカウンタの出力からコモン信号を生成す
る手段と、リングカウンタの出力に基づいて1フレーム
の半周期で前記コモン信号を生成する手段の出力の信号
レベルを反転する反転手段と、から構成されることを特
徴とする請求項1又は2に記載の液晶駆動方式。 4.複数のコモン電極と複数の信号電極がマトリクス状
に配列されてなる液晶表示素子を駆動する液晶駆動方式
において、 前記複数のコモン電極を同時に駆動するための互いに波
形の異なったコモン信号を該複数のコモン電極に同時に
供給するコモン駆動手段と、 表示データに対応する波形を有する信号電極駆動用信号
を信号電極に供給し、各信号電極と選択状態にある複数
のコモン電極上の複数の画素を同時に駆動する信号電極
駆動手段と、を備え前記信号電極駆動用信号は、2値信
号からなり、1フレームの半周期におけるロー電圧レベ
ル期間とハイ電圧レベル期間の比が1:1以外である信
号を含み、 前記コモン駆動手段は、リングカウンタと、該リングカ
ウンタの出力から前記コモン信号を生成する回路から構
成され、 前記信号電極駆動手段は、表示データにそれぞれ対応し
て1フレームの半周期分の波形データを記憶する記憶手
段と、前記表示データに対応して、対応する波形データ
を順次読み出す手段と、前記読み出し手段により読み出
された波形データの信号レベルを反転して記憶手段に再
度記憶させる手段と、前記読み出し手段により読み出さ
れた波形データを電圧データに変換して印加する手段と
から構成されている、 ことを特徴とする液晶駆動方式。 5.コモン電極と信号電極がマトリクス状に配列されて
なる液晶表示素子を駆動する液晶駆動方式において、 複数のコモン電極を同時に駆動するための互いに波形の
異なったコモン信号を該複数のコモン電極に同時に供給
するコモン駆動手段と、 前記コモン信号と表示データに対応する波形を有する信
号電極駆動用信号を信号電極に供給し、各信号電極と選
択状態にある複数のコモン電極上の複数の画素を同時に
駆動する信号電極駆動手段と、を備え前記コモン駆動手
段は、リングカウンタと、該リングカウンタの出力から
前記コモン信号を生成する回路から構成され、 前記信号電極駆動手段は、表示データにそれぞれ対応し
て1フレームの半周期分の波形データを記憶する記憶手
段と、前記表示データに対応して、対応する波形データ
を順次読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段によ
り読み出された波形データの信号レベルを反転して記憶
手段に再度記憶させる手段と、前記読み出し手段により
読み出された波形データを電圧データに変換して前記信
号電極駆動用信号として印加する手段と、を備える こと
を特徴とする液晶駆動方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7046625A JP2791415B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 液晶駆動方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7046625A JP2791415B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 液晶駆動方式 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61010682A Division JP2569476B2 (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 | 液晶駆動表示方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07261150A JPH07261150A (ja) | 1995-10-13 |
JP2791415B2 true JP2791415B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=12752482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7046625A Expired - Lifetime JP2791415B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 液晶駆動方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2791415B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5036926B2 (ja) * | 1998-04-06 | 2012-09-26 | イーエム・ミクロエレクトロニク−マリン・エス アー | 液晶ディスプレイセルの制御装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2939553A1 (de) * | 1979-09-28 | 1981-04-02 | Eurosil GmbH, 8000 München | Schaltungsanordnung zur steuerung einer mehrstelligen fluessigkristallanzeige |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP7046625A patent/JP2791415B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07261150A (ja) | 1995-10-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |