JP2791283B2 - 画像形成装置および画像読取装置 - Google Patents

画像形成装置および画像読取装置

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JP2791283B2
JP2791283B2 JP6223575A JP22357594A JP2791283B2 JP 2791283 B2 JP2791283 B2 JP 2791283B2 JP 6223575 A JP6223575 A JP 6223575A JP 22357594 A JP22357594 A JP 22357594A JP 2791283 B2 JP2791283 B2 JP 2791283B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、原稿台上に
沿って移動する蛍光灯からの光を原稿台上に載置された
原稿に照射し、その反射光を光電変換して画像信号を出
力し、この画像信号に基づき電子写真方式により画像形
成を行なうデジタル複写機などの画像形成装置、およ
び、この画像形成装置に用いられる画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、原稿台上に沿って移動する走査ユ
ニット内の光源からの光を原稿台上に載置された原稿面
に照射し、その反射光を光電変換して画像信号を出力
し、この画像信号に基づきレーザビーム光を変調して感
光体ドラム上を走査露光することにより、感光体ドラム
上に静電潜像を形成し、以下、現像、転写、定着のプロ
セスを経て用紙上に画像形成を行なうデジタル複写機が
実用化されている。
【0003】従来、このようなデジタル複写機において
は、原稿に光を照射する光源として蛍光灯が用いられ、
また、原稿からの反射光を光電変換する光電変換手段と
して、CCD形のラインセンサが用いられている。
【0004】一般に、ラインセンサは、その出力信号は
微小な信号であるため、増幅器によって所定のレベルま
で増幅した後、A/D変換を行ない、その後、画像処理
部などへ送られるようになっている。
【0005】さて、このようなデジタル複写機において
は、電源が投入されてからレディ状態(複写可能状態)
になるまでの間に、ラインセンサの出力信号を増幅する
増幅器の増幅率を最適値に設定する処理を行なってい
る。この増幅率の設定処理は、電源投入と同時に、蛍光
灯の管壁温度を一定値に保持するために設けられたラン
プヒータを通電し、管壁温度が一定値に達したところで
蛍光灯を点灯させ、そのときの蛍光灯の光を原稿台の近
傍に配設された白基準板に照射し、この光照射による白
基準板からの反射光により上記増幅器から出力される出
力信号に基づき、上記増幅器の増幅率を設定するもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に蛍光灯の光量の
立上がり特性は、雰囲気温度が高いほど速く、雰囲気温
度が低いほど遅くなる。前記増幅器の増幅率の設定にお
いて、蛍光灯の光量は信号の増幅度を決定するためのも
のであり、光量の立上がり特性は非常に重要である。
【0007】ところが、従来のように、単にランプヒー
タで蛍光灯の管壁温度を温めただけでは、蛍光灯の管内
温度までは温まらないため、光量が安定するまでには時
間がかかってしまう。このため、特に、雰囲気温度が低
い場合においては、増幅器の増幅率を設定したときの光
量と画像形成中の光量とに差が生じてしまい、画像濃度
に影響してしまう、すなわち、雰囲気温度の違いによる
画像濃度の差が生じてしまうという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、光電変換手段の出力信
号を増幅する増幅器の増幅率設定時における蛍光灯の光
量が雰囲気温度の違いに関わらずほぼ同等になり、増幅
率設定時の光量と画像形成中の光量との差が少なくな
り、画像濃度への影響を除去できる画像形成装置および
画像読取装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、原稿台の近傍に配置された基準板、および、前記原
稿台上に載置された原稿に対して光を照射する蛍光灯
と、この蛍光灯を前記基準板および原稿に対して相対的
に移動させる移動手段と、この移動手段によって移動さ
れる前記蛍光灯の光照射による前記基準板および原稿か
らの光を電気信号に変換する光電変換手段と、この光電
変換手段の出力信号を増幅する増幅器と、この増幅器か
ら出力される前記蛍光灯の光照射による前記原稿からの
光に対応する出力信号に基づき画像形成を行なう画像形
成手段と、前記蛍光灯の管壁を一定の温度に加熱する加
熱手段と、この加熱手段により前記蛍光灯の管壁が所定
の温度に到達したとき、本装置の雰囲気温度を検知する
温度検知手段と、この温度検知手段が前記雰囲気温度を
検知した時点から、前記雰囲気温度に応じた時間、前記
蛍光灯を連続点灯させる蛍光灯制御手段と、この蛍光灯
制御手段による前記蛍光灯の連続点灯時間が終了する
点での前記蛍光灯の光を前記基準板に照射し、この光照
射により前記増幅器から出力される出力信号に基づき前
記増幅器の増幅率を設定する増幅率設定手段とを具備し
ている。
【0010】また、本発明の画像形成装置は、原稿台の
近傍に配設された基準板、および、前記原稿台上に載置
された原稿に対して光を照射する蛍光灯と、この蛍光灯
を前記基準板および原稿に対して相対的に移動させる移
動手段と、この移動手段によって移動される前記蛍光灯
の光照射による前記基準板および原稿からの光を電気信
号に変換する光電変換手段と、この光電変換手段の出力
信号を増幅する増幅器と、この増幅器から出力される前
記蛍光灯の光照射による前記原稿からの光に対応する出
力信号に基づき画像形成を行なう画像形成手段と、前記
蛍光灯の管壁を一定の温度に加熱する加熱手段と、この
加熱手段により前記蛍光灯の管壁が所定の温度に到達し
たとき、本装置の雰囲気温度を検知する温度検知手段
と、この温度検知手段で検知された前記雰囲気温度に応
じて前記蛍光灯の連続点灯時間を決定する点灯時間決定
手段と、この点灯時間決定手段で連続点灯時間が決定さ
れると、前記蛍光灯を連続点灯させる点灯制御手段と、
前記点灯時間決定手段で決定された連続点灯時間を計数
する時間計数手段と、この時間計数手段による前記連続
点灯時間の計数が終了する時点での前記蛍光灯の光を前
記基準板に照射し、この光照射により前記増幅器から出
力される出力信号に基づき前記増幅器の増幅率を設定
る増幅率設定手段と、この増幅率設定手段による前記増
幅器の増幅率設定が終了すると前記蛍光灯を消灯する消
灯制御手段とを具備している。
【0011】また、本発明の画像形成装置は、原稿台の
近傍に配設された基準板、および、前記原稿台上に載置
された原稿に対して光を照射する蛍光灯と、この蛍光灯
を前記基準板および原稿に対して相対的に移動させる移
動手段と、この移動手段によって移動される前記蛍光灯
の光照射による前記基準板および原稿からの光を電気信
号に変換する光電変換手段と、この光電変換手段の出力
信号を増幅する増幅器と、この増幅器から出力される前
記蛍光灯の光照射による前記原稿からの光に対応する出
力信号に基づき画像形成を行なう画像形成手段と、前記
蛍光灯の管壁を一定の温度に加熱する加熱手段と、この
加熱手段により前記蛍光灯の管壁が所定の温度に到達し
たとき、本装置の雰囲気温度を検知する温度検知手段
と、この温度検知手段で検知された前記雰囲気温度に応
じて、前記蛍光灯の光量が安定時の約70%となるまで
の前記蛍光灯の連続点灯時間を決定する点灯時間決定手
段と、この点灯時間決定手段で点灯時間が決定される
と、前記蛍光灯を連続点灯させる点灯制御手段と、前記
点灯時間決定手段で決定された連続点灯時間を計数する
時間計数手段と、この時間計数手段による前記連続点灯
時間の計数が終了する時点での前記蛍光灯の光を前記基
準板に照射し、この光照射により前記増幅器から出力さ
れる出力信号に基づき前記増幅器の増幅率を設定する増
幅率設定手段と、この増幅率設定手段による前記増幅器
の増幅率設定が終了すると前記蛍光灯を消灯する消灯制
御手段とを具備している。さらに、本発明の画像読取装
置は、原稿台の近傍に配置された基準板、および、前記
原稿台上に載置された原稿に対して光を照射する蛍光灯
と、この蛍光灯を前記基準板および原稿に対して相対的
に移動させる移動手段と、この移動手段によって移動さ
れる前記蛍光灯の光照射による前記基準板および原稿か
らの光を電気信号に変換する光電変換手段と、この光電
変換手段の出力信号を増幅する増幅器と、前記蛍光灯の
管壁を加熱する加熱手段と、前記蛍光灯の管壁の温度を
検知する第1の検知手段と、この第1の検知手段によ
り、前記加熱手段により加熱された前記蛍光灯の管壁が
所定の温度に到達したことが検知されたとき、本装置の
雰囲気温度を検知する第2の検知手段と、この第2の検
知手段が前記雰囲気温度を検知した時点から、前記雰囲
気温度に応じた時間、前記蛍光灯を連続点灯させ る蛍光
灯制御手段と、この蛍光灯制御手段による前記蛍光灯の
連続点灯時間が終了する時点での前記蛍光灯の光を前記
基準板に照射し、この光照射により前記増幅器から出力
される出力信号に基づき前記増幅器の増幅率を設定する
増幅率設定手段とを具備している。
【0012】
【作用】本発明によれば、本装置の雰囲気温度を検知
し、この検知した雰囲気温度に応じて、光電変換手段の
出力信号を増幅する増幅器の増幅率設定前の蛍光灯の点
灯時間を変えることにより、上記増幅器の増幅率設定時
における蛍光灯の光量が雰囲気温度の違いに関わらずほ
ぼ同等になり、増幅率設定時の光量と画像形成中の光量
との差が少なくなり、画像濃度への影響(雰囲気温度の
違いによる画像濃度の差)を除去できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図2は、本発明の画像形成装置の一例と
してデジタル複写機の構成を概略的に示すものである。
本デジタル複写機は、大別して、原稿の画像情報を光学
的に読取るためのスキャナ部(読取手段)1、および、
このスキャナ部1で読取られ、あるいは、外部装置(図
示しない)から供給される画像信号に応じて、電子写真
方式により用紙上に画像形成を行なう画像形成手段とし
てのプリンタ部2から構成されている。
【0014】スキャナ部1は、複写すべき原稿Oが載置
される原稿台11、原稿台11上に載置された原稿Oを
押える開閉自在な原稿カバー12、原稿台11上に載置
された原稿Oを照明する光源としての蛍光灯13、蛍光
灯13からの光照射による原稿Oからの反射光を光電変
換する光電変換手段としてのCCD形ラインセンサ14
を有している。なお、蛍光灯13には、その管壁を一定
温度に加熱するための加熱手段としてのランプヒータ
(図示しない)が設置されている。
【0015】蛍光灯13の側方には、蛍光灯13からの
光を原稿Oに効率良く集束させるためのリフレクタ15
が配設されている。また、蛍光灯13とラインセンサ1
4との間には、原稿Oからラインセンサ14へ向かう
光、すなわち、原稿Oからの反射光が通過される光路を
折曲げるための複数のミラー16,17,18、およ
び、上記反射光をラインセンサ14の受光面に集束させ
るためのレンズユニット19などが配設されている。
【0016】そして、原稿台11上に載置された原稿O
は、蛍光灯13、および、ミラー16〜18からなる走
査系が原稿台11の下面に沿って矢印a方向に往復動移
動することにより、その往復時に露光走査されるように
なっている。この場合、ミラ−17,18は光路長を保
持するように、ミラ−16の1/2の速度にて移動する
ようになっている。
【0017】上記走査系の走査による原稿Oからの反射
光、つまり、蛍光灯13の光照射による原稿Oからの反
射光は、ミラ−16〜18によって反射された後、レン
ズユニット19を通り、ラインセンサ14に導かれ、原
稿Oの像がラインセンサ14の受光面に結像されるよう
になっている。
【0018】なお、蛍光灯13、ラインセンサ14、ミ
ラー16〜18、および、レンズユニット19によって
走査ユニット20が構成されている。そして、蛍光灯1
3、リフレクタ15、および、ミラー16は第1キャリ
ッジ21に設けられ、ミラー17,18は第2キャリッ
ジ22に設けられ、これらのキャリッジ21,22はそ
れぞれ図示しないモータによって移動されるようになっ
ている。
【0019】原稿台11の近傍で、第1キャリッジ21
の初期位置(スタート位置)と相対向する部位には、後
述する増幅率の設定処理やシェーディング補正に用いら
れる白色基準板23が配設されている。この場合、白色
基準板23は、原稿Oの光走査に先だって蛍光灯13か
らの光が照射され、その反射光がラインセンサ14に導
かれるようになっている。
【0020】走査ユニット20内でラインセンサ14の
近傍には、スキャナ部1の制御を行なうスキャナ制御部
(後で詳細を説明する)が組込まれた印刷回路基板24
が設けられていて、この印刷回路基板24上の風および
熱の影響が最も少ない所定位置(たとえば、基板24上
の隅)には、本装置の雰囲気温度を検知する温度検知手
段としてのサーミスタ25が配設されている。
【0021】プリンタ部2は、円筒状であって、図示し
ないモータなどによって所望の方向に回転可能に構成さ
れ、所望の電位に帯電されるとともに、プリントデータ
に応じて変調されたビーム光が照射されることにより静
電潜像が形成される像担持体としての感光体ドラム31
を有している。
【0022】感光体ドラム31の周囲には、感光体ドラ
ム31の表面を帯電する帯電装置(帯電器)32、感光
体ドラム31の表面に、プリントデータ(複写あるいは
出力すべき画像情報)に応じて変調されたビーム光(レ
ーザビーム光)を出力するレーザユニット33、レーザ
ユニット33からのビーム光によって感光体ドラム31
上に形成された静電潜像を、それにトナーを付着せしめ
ることで現像する現像装置34、現像された感光体ドラ
ム31上のトナー像を、後述する給紙部39から供給さ
れる用紙P上に転写する転写装置(帯電器)35、およ
び、感光体ドラム31上に吸着した用紙Pを剥離する剥
離装置(帯電器)36などが順に配設されている。
【0023】感光体ドラム31の周囲であって、剥離装
置36よりも後流側には、感光体ドラム31の表面に残
ったトナーを除去するクリーナユニット37、および、
感光体ドラム31上の電位を次の画像形成(プリント)
のために消去する消去装置38が順に配設されている。
【0024】現像装置34と転写装置35との間には、
感光体ドラム31上に形成されたトナー像を転写するた
めの用紙Pを、感光体ドラム31と転写装置35との間
に向かって供給する給紙部39が設けられている。
【0025】剥離装置36の後段であって、トナー像が
転写された用紙Pが感光体ドラム31から剥離装置36
で剥離される方向には、用紙Pにトナー像を定着させる
ための定着装置40、および、剥離装置36で剥離され
た用紙Pを定着装置40に向かって搬送するための搬送
装置41が配設されている。
【0026】定着装置40でトナー像が定着された用紙
Pは、排紙ローラ42によって排紙トレイ43に排出さ
れるようになっている。図1は、上記のように構成され
たデジタル複写機の制御系を、主にスキャナ制御部を主
体に示すものである。すなわち、CPU(セントラル・
プロセッシング・ユニット)51は、スキャナ部1全体
の制御を司るもので、これには、前記蛍光灯13を駆動
する蛍光灯駆動部52、蛍光灯13の管壁を加熱するた
めのランプヒータ53を駆動制御するヒータ制御部5
4、蛍光灯13の点灯時間などをカウントする時間計数
手段としてのカウンタ55、CPU51の制御プログラ
ムや各種データなどを記憶するメモリ部56、および、
前記サーミスタ25の出力信号を増幅したり、デジタル
信号に変換したりする信号処理部57がそれぞれ接続さ
れている。
【0027】また、CPU51には、前記ラインセンサ
14の出力信号を増幅するとともに、CPU51からの
制御信号によって増幅率が可変設定される増幅器58、
および、増幅器58の出力信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換器59が接続されている。
【0028】さらに、CPU51には、プリンタ部2を
制御するプリンタ制御部60が接続されている。プリン
タ制御部60には、いずれも図示しないが、CPU51
を介して送られるラインセンサ14の出力信号、つま
り、画像情報を記憶するメモリや、その画像情報に対し
て拡大、縮小などの画像処理を行なう画像処理部などを
含んでいる。
【0029】次に、このような構成において、図3およ
び図4に示すフローチャートを参照して要部の動作、つ
まり、電源オンからレディ状態になるまでの動作につい
て説明する。
【0030】まず、本装置の電源がオン(投入)される
と、CPU51は、ヒータ制御部54を介してランプヒ
ータ53を駆動し、蛍光灯13の管壁を加熱する。この
場合、蛍光灯13の管壁温度は、ランプヒータ53内の
サーミスタ(図示しない)により検知され、管壁温度検
知信号としてヒータ制御部54に送られ、これにより、
電源が投入されている間は常に所定の一定温度(たとえ
ば、45℃)になるように制御されている。
【0031】図5に示すグラフは、雰囲気温度の違いに
よる蛍光灯の光量の立上がり特性を示したものである
が、グラフからも明らかなように、雰囲気温度が低くな
ると光量の立上がりも遅くなっている。ラインセンサ1
4の出力信号を増幅する増幅器58の増幅率を、雰囲気
温度の違いに関わらずほぼ同じ光量で設定するために
は、雰囲気温度が低くなるにつれて蛍光灯の点灯時間を
長くしなければならない。
【0032】そこで、本実施例では、スキャナ部1内の
雰囲気温度を検知するサーミスタ25を設け、雰囲気温
度の違いにより蛍光灯13の点灯時間を変化させるよう
にしている。このサーミスタ25は、誤検知を行なわな
いように、風および熱に影響されない位置、本実施例に
おいては、前述したように、最も影響の少ないスキャナ
制御部が組込まれた印刷回路基板24上の所定位置に設
置している。
【0033】また、一般に、蛍光灯の点灯時間は、実験
結果から光量が安定時の70%あれば複写画像に影響が
でなくなるので、本実施例では、光量が安定時の70%
となるまで蛍光灯13を点灯させるように制御を行な
う。その点灯時間、すなわち、雰囲気温度に対する点灯
時間を表したのが図6であり、この対応データがテーブ
ルデータとしてあらかじめメモリ部56に記憶されてい
る。
【0034】さて、電源投入後、蛍光灯13の管壁温度
が所定の温度(たとえば、45℃)になると、それを認
識したCPU51は、サーミスタ25で検知された雰囲
気温度の情報を取込み、その雰囲気温度に対応する蛍光
灯13の点灯時間を決定する。すなわち、たとえば、検
知された雰囲気温度が21〜25℃であったとすれば、
メモリ部56に記憶された図6の対応データを参照する
ことにより、点灯時間は20秒であると決定するもので
ある。
【0035】こうして点灯時間を決定すると、CPU5
1は、ランプヒータ53をオフし、蛍光灯駆動部52を
介して蛍光灯13を点灯させるとともに、カウンタ55
に上記決定した点灯時間(20秒)を設定し、そのダウ
ンカウントを開始する。
【0036】カウンタ55による点灯時間のカウントが
終了すると、このとき蛍光灯13は安定時の70%の光
量で点灯していて、その光が白色基準板23に照射され
るようになっているので、CPU51は、その白色基準
板23からの反射光による基準板データをA/D変換器
59の出力から取込む。CPU51は、この取込んだ基
準板データに基づき増幅器58の増幅率を最適値に設定
し、その後、蛍光灯13を消灯させる。増幅率の設定タ
イミングは図7に示すようになり、この増幅率の設定が
終了し、このとき定着装置40が定着可能温度になって
いれば、レディ状態(複写可能状態)になる。
【0037】このようにしてレディ状態になった後、原
稿台11上に原稿Oを載置し、図示しない操作パネル上
の複写キーをオンすることにより、周知の複写動作が開
始される。
【0038】このように、上記実施例によれば、サーミ
スタ25によってスキャナ部1の走査ユニット20内の
雰囲気温度を検知し、この検知した雰囲気温度に応じ
て、ラインセンサ14の出力信号を増幅する増幅器58
の増幅率設定前の蛍光灯13の点灯時間を変えることに
より、増幅器58の増幅率設定時における蛍光灯13の
光量が雰囲気温度の違いに関わらずほぼ同等になり、増
幅率設定時の光量と複写中の光量との差が少なくなり、
画像濃度への影響、すなわち、雰囲気温度の違いによる
画像濃度の差を除去できる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、光
電変換手段の出力信号を増幅する増幅器の増幅率設定時
における蛍光灯の光量が雰囲気温度の違いに関わらずほ
ぼ同等になり、増幅率設定時の光量と画像形成中の光量
との差が少なくなり、画像濃度への影響を除去できる画
像形成装置および画像読取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデジタル複写機の制御
系を主にスキャナ制御部を主体に示すブロック図。
【図2】デジタル複写機の構成を概略的に示す側面図。
【図3】要部の動作を説明するためのフローチャート。
【図4】要部の動作を説明するためのフローチャート。
【図5】蛍光灯の光量特性図。
【図6】雰囲気温度と蛍光灯の点灯時間との対応データ
例を示す図。
【図7】要部の動作を説明するためのタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
1……スキャナ部、2……プリンタ部、11……原稿
台、0……原稿、13……蛍光灯、14……ラインセン
サ(光電変換手段)、20……走査ユニット、21,2
2……キャリッジ、23……白色基準板(基準板)、2
5……サーミスタ(温度検知手段)、31……感光体ド
ラム(像担持体)、32……帯電装置、33……レーザ
ユニット、34……現像装置、35……転写装置、39
……給紙部、40……定着装置、51……CPU、52
……蛍光灯駆動部、53……ランプヒータ(加熱手
段)、54……ヒータ制御部、55……カウンタ(時間
計数手段)、56……メモリ部、57……信号処理部、
58……増幅器、59……A/D変換器、60……プリ
ンタ制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 27/54 H04N 1/04 G03G 21/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台の近傍に配置された基準板、およ
    び、前記原稿台上に載置された原稿に対して光を照射す
    る蛍光灯と、 この蛍光灯を前記基準板および原稿に対して相対的に移
    動させる移動手段と、 この移動手段によって移動される前記蛍光灯の光照射に
    よる前記基準板および原稿からの光を電気信号に変換す
    る光電変換手段と、 この光電変換手段の出力信号を増幅する増幅器と、 この増幅器から出力される前記蛍光灯の光照射による前
    記原稿からの光に対応する出力信号に基づき画像形成を
    行なう画像形成手段と、前記 蛍光灯の管壁を一定の温度に加熱する加熱手段と、 この加熱手段により前記蛍光灯の管壁が所定の温度に到
    達したとき、本装置の雰囲気温度を検知する温度検知手
    段と、 この温度検知手段が前記雰囲気温度を検知した時点か
    ら、前記雰囲気温度に応じた時間、前記蛍光灯を連続
    灯させる蛍光灯制御手段と、 この蛍光灯制御手段による前記蛍光灯の連続点灯時間が
    終了する時点での前記蛍光灯の光を前記基準板に照射
    し、この光照射により前記増幅器から出力される出力信
    号に基づき前記増幅器の増幅率を設定する増幅率設定手
    段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿台の近傍に配設された基準板、およ
    び、前記原稿台上に載置された原稿に対して光を照射す
    る蛍光灯と、 この蛍光灯を前記基準板および原稿に対して相対的に移
    動させる移動手段と、 この移動手段によって移動される前記蛍光灯の光照射に
    よる前記基準板および原稿からの光を電気信号に変換す
    る光電変換手段と、 この光電変換手段の出力信号を増幅する増幅器と、 この増幅器から出力される前記蛍光灯の光照射による前
    記原稿からの光に対応する出力信号に基づき画像形成を
    行なう画像形成手段と、前記 蛍光灯の管壁を一定の温度に加熱する加熱手段と、 この加熱手段により前記蛍光灯の管壁が所定の温度に到
    達したとき、本装置の雰囲気温度を検知する温度検知手
    段と、 この温度検知手段で検知された前記雰囲気温度に応じて
    前記蛍光灯の連続点灯時間を決定する点灯時間決定手段
    と、 この点灯時間決定手段で連続点灯時間が決定されると、
    前記蛍光灯を連続点灯させる点灯制御手段と、 前記点灯時間決定手段で決定された連続点灯時間を計数
    する時間計数手段と、 この時間計数手段による前記連続点灯時間の計数が終了
    する時点での前記蛍光灯の光を前記基準板に照射し、こ
    の光照射により前記増幅器から出力される出力信号に基
    づき前記増幅器の増幅率を設定する増幅率設定手段と、 この増幅率設定手段による前記増幅器の増幅率設定が終
    了すると前記蛍光灯を消灯する消灯制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿台の近傍に配設された基準板、およ
    び、前記原稿台上に載置された原稿に対して光を照射す
    る蛍光灯と、 この蛍光灯を前記基準板および原稿に対して相対的に移
    動させる移動手段と、 この移動手段によって移動される前記蛍光灯の光照射に
    よる前記基準板および原稿からの光を電気信号に変換す
    る光電変換手段と、 この光電変換手段の出力信号を増幅する増幅器と、 この増幅器から出力される前記蛍光灯の光照射による前
    記原稿からの光に対応する出力信号に基づき画像形成を
    行なう画像形成手段と、前記 蛍光灯の管壁を一定の温度に加熱する加熱手段と、 この加熱手段により前記蛍光灯の管壁が所定の温度に到
    達したとき、本装置の雰囲気温度を検知する温度検知手
    段と、 この温度検知手段で検知された前記雰囲気温度に応じ
    て、前記蛍光灯の光量が安定時の約70%となるまでの
    前記蛍光灯の連続点灯時間を決定する点灯時間決定手段
    と、 この点灯時間決定手段で点灯時間が決定されると、前記
    蛍光灯を連続点灯させる点灯制御手段と、 前記点灯時間決定手段で決定された連続点灯時間を計数
    する時間計数手段と、 この時間計数手段による前記連続点灯時間の計数が終了
    する時点での前記蛍光灯の光を前記基準板に照射し、こ
    の光照射により前記増幅器から出力される出力信号に基
    づき前記増幅器の増幅率を設定する増幅率設定手段と、 この増幅率設定手段による前記増幅器の増幅率設定が終
    了すると前記蛍光灯を消灯する消灯制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿台の近傍に配置された基準板、およ
    び、前記原稿台上に載置された原稿に対して光を照射す
    る蛍光灯と、 この蛍光灯を前記基準板および原稿に対して相対的に移
    動させる移動手段と、 この移動手段によって移動される前記蛍光灯の光照射に
    よる前記基準板および原稿からの光を電気信号に変換す
    る光電変換手段と、 この光電変換手段の出力信号を増幅する増幅器と、 前記蛍光灯の管壁を加熱する加熱手段と、 前記蛍光灯の管壁の温度を検知する第1の検知手段と、 この第1の検知手段により、前記加熱手段により加熱さ
    れた前記蛍光灯の管壁が所定の温度に到達したことが検
    知されたとき、本装置の雰囲気温度を検知する第2の検
    知手段と、 この第2の検知手段が前記雰囲気温度を検知した時点か
    ら、前記雰囲気温度に応じた時間、前記蛍光灯を連続点
    灯させる蛍光灯制御手段と、 この蛍光灯制御手段による前記蛍光灯の連続点灯時間が
    終了する時点での前記蛍光灯の光を前記基準板に照射
    し、この光照射により前記増幅器から出力される出力信
    号に基づき前記増幅器の増幅率を設定する増幅率設定手
    段と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。
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