JP4021537B2 - 画像形成装置およびこの画像形成装置に組み込まれる画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、対象物の画像を光の明暗変化パターンとして光学的に読み取り、読み取った画像情報に基づいて画像を複写する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置、例えば静電複写プロセスが利用されるディジタル複写装置は、複写対象物を照明して得られる複写対象物の反射光の明暗パターンを画像情報として取り込み光電変換して画像信号に変換して出力する画像読取部と画像読取部で得られた画像信号に対応する画像を形成する画像形成部とを有し、画像読取部の光電変換素子すなわちCCDセンサにより複写対象物の画像を光の明暗に対応する画像信号に変換し、この画像信号に対応する光を用いて感光体に潜像を形成し、この潜像にトナーを供給して現像することで、複写対象物の画像を複写するものである。
【0003】
感光体は、例えば円筒状に形成されたアルミニウムの外周に、無機または有機の感光体の薄層を形成したものが利用される。この感光体に画像情報を露光することで静電潜像が形成される。
【0004】
静電潜像は、可視化材であるトナーをトナーと静電潜像との間の静電力により感光体上に選択的に付着させる方法により現像されてトナー像に変換される。
このようにして得られたトナー像は、感光体の外周面の移動速度と等しい速度で供給される転写材に静電的に転写され、トナー像が加熱されて溶融した状態で加圧されることで転写材に固着される。
【0005】
また、画像読取部は、CCDセンサに加えて、複写対象物としての原稿を保持する板状のガラスに沿って移動可能に形成され、原稿の画像を順次照明する照明装置と、照明装置からの照明光により照明された原稿からの反射光すなわち画像光を取り出すミラーと、ミラーにより取出された画像光を所定倍率で縮小する結像レンズを有し、上述したCCDセンサに原稿の画像情報を光の明暗として伝達する。なお、照明装置としては、例えば長寿命かつ発生光量が多く、しかも光量の時間的変化もほとんどないハロゲンランプが広く利用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ハロゲンランプは、点灯時に高い温度の熱を発生することから、複写動作を所定時間以上連続した場合に、原稿を保持するガラスの温度あるいは画像読取部内部および画像形成装置内部の温度が著しく上昇される。
【0007】
この温度の上昇は、原稿ガラスのガラス割れ、制御回路として利用されるIC(集積回路)の誤動作等を引き起こす問題がある。また、安全規格上も、ガラスの温度上昇により利用者がやけどを負わないことすなわち最高温度に制限が設定されている。
【0008】
このため、多くの複写装置においては、原稿ガラスの温度上昇を抑えるために原稿ガラスの近傍に冷却ファンが取付けられている。
しかしながら、複写倍率が大きな拡大複写が連続された場合、原稿画像が読み取られる領域が狭くなり、またキャリッジ(ランプ)の動作速度も遅くなるため、ガラスの一部分(端部)の温度がさらに高温となる問題がある。
【0009】
なお、上述した要因によりガラスの温度が規定値を越えた場合、現時点では、ガラスの温度が規定値内に収まるまで、複写速度を低下させる等の強制的な冷却制御が実施される。この場合、所定枚数の複写が終了するまでに要求される時間が増大される問題がある。
【0010】
一方、より大型の冷却ファンを搭載して冷却効率を向上する場合には、装置のコストが増大するのみならず、最大通過電流(消費電力)が上昇し、配電設備の容量にまで影響する虞れがある。
この発明の目的は、原稿ガラスの温度の上昇を抑制可能な複写装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、原稿画像を照明して得られる画像光を所定倍率で結像する結像レンズ系と、この結像レンズ系により得られた画像光を受光して、受光した画像光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置と、この光電変換装置が出力する前記画像信号を増幅する増幅装置と、原稿画像を照明する照明装置と、この照明装置を原稿画像に沿って、移動する照明装置移動機構と、複写倍率を設定する入力装置と、この入力装置により設定された複写倍率が第1の複写倍率である場合には、前記照明装置が放射する光の光強度を第1の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを第1のゲインに設定することによって前記画像信号を所定の大きさにし、前記入力装置により設定される複写倍率が前記第1の複写倍率よりも大きい第2の複写倍率である場合には前記照明装置が放射する光の光強度を前記第1の光強度よりも小さい第2の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを前記第1のゲインよりも大きい第2のゲインに設定することによって前記画像信号を前記所定の大きさにするとともに、前記照明装置移動機構が前記照明装置を移動する速度を、前記第2の複写倍率に対応する速度に低減するよう設定動作を行う制御装置と、前記光電変換装置により得られた画像信号に対応する画像を像担持体に静電的に記録する露光装置と、この露光装置により像担持体に形成された静電像を現像する現像装置と、を有する画像形成装置を提供するものである。
【0012】
またこの発明は、原稿画像を照明して得られる画像光を所定倍率で結像する結像レンズ系と、この結像レンズ系により得られた画像光を受光して、受光した画像光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置と、この光電変換装置が出力する前記画像信号を増幅する増幅装置と、原稿画像を照明する照明装置と、この照明装置を原稿画像に沿って、移動する照明装置移動機構と、複写倍率を設定する入力装置と、この入力装置により設定された複写倍率が100%を越えない第1の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を第1の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを第1のゲインに設定することによって前記画像信号を所定の大きさにし、前記入力装置により設定される複写倍率が前記第1の複写倍率よりも大きい第2の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を前記第1の光強度よりも小さい第2の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを前記第1のゲインよりも大きい第2のゲインに設定することによって前記画像信号を前記所定の大きさにするとともに、前記照明装置移動機構が前記照明装置を移動する速度を、前記第2の複写倍率に対応する速度に低減するよう前記設定動作を行う制御装置と、前記光電変換装置により得られた画像信号に対応する画像を像担持体に静電的に記録する露光装置と、この露光装置により像担持体に形成された静電像を現像する現像装置と、を有する画像形成装置を提供するものである。
【0013】
さらにこの発明は、原稿画像を照明して得られる画像光を所定倍率で結像する結像レンズ系と、この結像レンズ系により得られた画像光を受光して、受光した画像光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置と、この光電変換装置が出力する前記画像信号を増幅する増幅装置と、原稿画像を照明する照明装置と、この照明装置を原稿画像に沿って、移動する照明装置移動機構と、複写倍率を設定する入力装置と、この入力装置により設定された複写倍率が100%を越えない第1の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を第1の光強度にすることによって前記画像信号を所定の大きさにし、前記入力装置により設定される複写倍率が前記第1の複写倍率よりも大きい第2の複写倍率である場合は設定された複写倍率を複数の段階に区分して得られるステップに応じて前記照明装置が放射する光の光強度を複写倍率が大きくなるにつれて光強度が少なくなるように低減し、かつ前記増幅装置のゲインを前記ステップ毎に次第に増大することによって前記画像信号を前記所定の大きさにするとともに、前記照明装置移動機構が前記照明装置を移動する速度を、前記第2の複写倍率に対応する速度に低減するよう前記設定動作を行う制御装置と、前記光電変換装置により得られた画像信号に対応する画像を像担持体に静電的に記録する露光装置と、この露光装置により像担持体に形成された静電像を現像する現像装置と、を有する画像形成装置を提供するものである。
【0014】
またさらにこの発明は、入力装置により設定された倍率が100%を越え、直前の複写動作に対して前記入力装置により設定された倍率が100%を越えている場合であって、直前の複写動作に対して前記入力装置により設定された倍率と同じ倍率である場合は、前記設定動作を実行しないことを特徴とする。
【0015】
さらにまたこの発明は、原稿画像を照明する照明装置と、この照明装置を原稿画像に沿って、移動する照明装置移動機構と、前記照明装置により原稿画像を照明して得られる画像光を所定倍率で結像する結像レンズ系と、この結像レンズ系により得られた画像光を受光して、受光した画像光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置と、この光電変換装置が出力する前記画像信号を増幅する増幅装置と、読取倍率を設定する入力装置と、この入力装置により設定される複写倍率が第1の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を第1の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを第1のゲインに設定することによって前記画像信号を所定の大きさにし、前記入力装置により設定される複写倍率が前記第1の複写倍率よりも大きい第2の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を前記第1の光強度よりも小さい第2の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを前記第1のゲインよりも大きい第2のゲインに設定することによって前記画像信号を前記所定の大きさにするとともに、前記照明装置移動機構が前記照明装置を移動する速度を、前記第2の複写倍率に対応する速度に低減するよう前記設定動作を行う制御装置と、を有する画像読取装置を提供するものである。
【0016】
またさらにこの発明は、原稿画像を照明する照明装置と、この照明装置を原稿画像に沿って、移動する照明装置移動機構と、前記照明装置により原稿画像を照明して得られる画像光を所定倍率で結像する結像レンズ系と、この結像レンズ系により得られた画像光を受光して、受光した画像光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置と、この光電変換装置が出力する前記画像信号を増幅する増幅装置と、読取倍率を設定する入力装置と、この入力装置により設定された読取倍率が100%を越えない第1の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を第1の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを第1のゲインに設定することによって前記画像信号を所定の大きさにし、前記入力装置により設定される複写倍率が前記第1の複写倍率よりも大きい第2の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を前記第1の光強度よりも小さい第2の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを前記第1のゲインよりも大きい第2のゲインに設定することによって前記画像信号を前記所定の大きさにするとともに、前記照明装置移動機構が前記照明装置を移動する速度を、前記第2の複写倍率に対応する速度に低減するよう前記設定動作を行う制御装置と、を有する画像読取装置を提供するものである。
【0017】
さらにまたこの発明は、原稿画像を照明する照明装置と、この照明装置を原稿画像に沿って、移動する照明装置移動機構と、前記照明装置により原稿画像を照明して得られる画像光を所定倍率で結像する結像レンズ系と、この結像レンズ系により得られた画像光を受光して、受光した画像光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置と、この光電変換装置が出力する前記画像信号を増幅する増幅装置と、読取倍率を設定する入力装置と、この入力装置により設定された読取倍率が100%を越えない第1の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を第1の光強度にすることによって前記画像信号を所定の大きさにし、前記入力装置により設定される複写倍率が前記第1の複写倍率よりも大きい第2の複写倍率である場合は設定された複写倍率を複数の段階に区分して得られるステップに応じて前記照明装置が放射する光の光強度を複写倍率が大きくなるにつれて光強度が少なくなるように低減し、かつ前記増幅装置のゲインを前記ステップ毎に次第に増大することによって前記画像信号を前記所定の大きさにするとともに、前記照明装置移動機構が前記照明装置を移動する速度を、前記第2の複写倍率に対応する速度に低減するよう前記設定動作を行う制御装置と、を有する画像読取装置を提供するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態を説明する。
図1に示されるように、画像形成装置すなわちデジタル複写装置2は、原稿画像に対応する画像情報を読み取るスキャナ部4と、このスキャナ部4で読み取られた画像データに対応する画像を形成し、記録用紙に出力するプリンタ部6を有している。
【0019】
スキャナ部4は、読み取り対象としての原稿Dが載置されるすなわち原稿Dを保持する原稿ガラス20、この原稿ガラス20に対して開閉可能に形成され、原稿ガラス20に載置された原稿を原稿ガラス20に密着させる原稿押さえ22を有している。
【0020】
原稿ガラス20の一端部には、原稿ガラス20に原稿Dをセットする際に、原稿Dをセットすべき第1の方向の位置(倍率基準位置)を指示するとともに、原稿Dの第1の方向と直交する第2の方向の基準(先端)位置を規定するための原稿指示板24が配置されている。なお、原稿指示板24は、原稿ガラス20に原稿Dを載置すべき位置を報知する原稿インジケータ26(図7を用いて詳述する)を一体に有している。
【0021】
原稿指示板24の側方下部には、以下に説明する照明ランプから発生する熱によるスキャナ部4および原稿ガラス20の温度上昇を所定範囲内に抑えるための冷却ファン28が設けられている。
【0022】
原稿ガラス20の下方すなわちプリンタ部6の内側には、原稿ガラス20に概ね平行、かつ原稿ガラス20に沿って移動可能に形成され、原稿画像を光の明暗として取り出す第一キャリッジ30、第一キャリッジ30に従動し、第一キャリッジ30によって取り出された原稿画像すなわち原稿からの反射光を以下に説明する感光体ドラムに伝達する第二キャリッジ40が設けられている。なお、第一キャリッジ30は、スキャンモータ38により、複写倍率に対応する所定の速度で、移動される。
【0023】
第一キャリッジ30には、原稿ガラス20にセットされている原稿Dを原稿ガラス20の下方から照明する照明ランプ(ハロゲンランプ)32、ハロゲンランプ32からの光により照明された原稿Dからの反射光の一部を遮光するスリット34、スリット34を通過した原稿Dからの反射光すなわち画像光を、第二キャリッジ40へ向かって反射させる第1ミラー36が配置されている。
【0024】
第二キャリッジ40には、第1ミラー36により反射されて伝達された画像光を90°折り返す第2ミラー42および第2ミラー42で折り返された画像光をさらに90°折り返す第3ミラー44が配置されている。
【0025】
第一キャリッジ30の下方であって、第3ミラー44で折り返された画像光が案内される面内には、画像光に、図示しない操作パネルから入力された複写倍率に対応する集束性を与える結像レンズ45、結像レンズ45を通過された画像光を受光して光電変換するCCDセンサ46が配置されている。
【0026】
CCDセンサ46は、画像光を光電変換して、図示しない画像メモリに、原稿画像に対応する画像信号を供給する。なお、図示しない画像メモリに記憶された原稿画像の画像信号は、感光体ドラムにレーザビーム(露光光)を照射する露光ユニット48により、画像信号に対応して強度変調されたレーザビームの強度の変化に変換され、感光体ドラムへの潜像の形成に利用される。
【0027】
プリンタ部6の概ね中央には、露光ユニット48からのレーザビームにより、画像情報に対応する静電潜像が形成される感光体ドラム50が配置されている。感光体ドラム50は、図示しないモータにより所定の速度で矢印の方向に回転される。
【0028】
感光体ドラム50の周囲には、感光体ドラム50が回転される方向に沿って、ドラム50に所定の電荷を帯電させる帯電装置52、図2に示す操作パネル90から入力された用紙サイズあるいは画像形成倍率に対応する画像形成領域の外側に相当する感光体ドラム50上の電荷を消去する消去LED54、感光体ドラム50に形成された潜像にトナーを供給して現像する現像装置56、感光体ドラム50上に現像装置56により形成されたトナー像(トナー)を用紙に転写させるとともにトナー像が転写される際に感光体ドラム50に吸着された用紙を感光体ドラム50から分離させるための転写分離装置58、及び、感光体ドラム50の表面に残ったトナーをかき落とすとともに、同ドラム50の表面に残った電荷を除去するクリーニング除電装置60などが順に配置されている。
【0029】
感光体ドラム50が回転される方向であって、現像装置56により現像されたトナー像が感光体ドラム50の回転によって搬送される方向の上流側に対応する位置には、所定のサイズの記録用紙(被転写材)を収容可能に形成されるとともに自身が収容している記録用紙のサイズを表示する図示しないサイズ表示機構を有する用紙カセットCn・・・が挿入される第1,第2,第3のスロット62a,62bおよび62cが形成されている。
【0030】
各スロット62a〜62cには、カセットCn・・・に収容されている用紙のサイズに対応して設定された図示しないサイズ表示に基づいてカセットCn・・・に収容されている記録用紙の大きさを、図示しない入力制御部に報知する第1ないし第3のサイズ検知センサ64a,64bおよび64cが配置されている。
【0031】
また、第1のスロット62aの上方右側には、定型以外の記録材料を給送可能とする手差通路66が形成されている。手差通路66には、用紙が搬送される方向に対して通路に案内される用紙が傾くことを防止する用紙ガイド66aが配置されている。用紙ガイド66aは、用紙のサイズ(幅)に合わせて移動可能、かつ、用紙ガイド66aの位置を検知することで手差通路53に挿入される用紙の大きさ(幅)を検出する図示しない用紙センサに対して、用紙の大きさの入力可能に、形成されている。
【0032】
感光体ドラム50と各スロット62a,62b,62cの間には、それぞれのスロット62a,62b,62cに対応して配置され、各スロットに挿入されたカセットCn・・・のそれぞれから用紙を1枚ずつ引出す給紙ローラ68a,68bおよび68c、給紙ローラ68a,68bおよび68cのいづれかを介して引出された用紙を感光体ドラム50にへ向けて送出する搬送ローラ70a,70bおよび70c、搬送ローラ70a,70bおよび70cのいづれかにより感光体ドラム50へ向けられる用紙を一時的に停止することにより用紙が搬送される方向に対する用紙の傾きを補正するとともに、感光体ドラム50上のトナー像の先端と用紙の先端とを整合させて感光体ドラム50の表面が移動される速度と等しい速度で用紙を送り出すアライニングローラ72が配置されている。なお、手差通路66から供給される用紙は、搬送ローラ70aに向けて案内される。
【0033】
アライニングローラ72の近傍には、アライニングローラ72を介して用紙を停止させるために、搬送されている用紙の先端を検知するアライニングスイッチ72aが配置されている。
【0034】
感光体ドラム50の回転方向下流に対応する位置には、感光体ドラム50上に形成されたトナー像が転写され、トナーが静電的に付着している状態の用紙を搬送する搬送べルト74、ローラ表面が互いに圧接されたヒートローラ対を含み、ローラ間を用紙が通過される際に用紙に転写されたトナーを加熱しながら用紙を加圧することで用紙に定着させる定着装置76およびトナー像が定着された用紙を複写装置本体10の外部の排紙トレイ80ヘ向かって排出させる排紙ローラ78が配置されている。
【0035】
排紙ローラ78の近傍には、定着装置76と排紙ローラ78の間に用紙が存在するか否かを検知する排紙スイッチ78aが配置されている。排紙スイッチ78aは、用紙の後端を検知することで、現在搬送されている用紙に対する画像形成の終了および定着装置76あるいはその近傍での用紙の詰まり(ジャム)を検知する。
【0036】
図2は、図1に示した複写装置2に適用される制御回路の一例を示すもので、スキャナ部4にかかわる主要な制御ブロックを示す概略ブロック図である。
複写装置2すなわちスキャナ部4およびプリンタ部6は、主制御装置としてのCPU100の制御により、所定の動作が実施される。
【0037】
CPU100には、スキャナ部4およびプリンタ部6のそれぞれを独立にあるいは連動して動作させるために必要なさまざまな制御データなどが書き込まれているROM(読取り専用メモリ)100aと、操作パネル90により入力される複写枚数および複写倍率などの数値データが一時的に記憶されるRAM(ランダムアクセスメモリ)100bが一体的に設けられ、装置2への通電が遮断された場合であっても、それまでに記憶されたデータが消失することのないNVM(不揮発性メモリ)101が接続されている。なお、ROM100aおよびRAM100bのそれぞれは、CPU100と別体に設けられてもよい。
【0038】
また、CPU100には、スキャンモータ38を、操作パネル90から入力された複写倍率に対応する速度で回転させるスキャンモータ制御部111、CCDセンサ46から出力されたアナログ信号を所定の大きさまで増幅するアンプ回路部112、アンプ回路部112により増幅されたCCDセンサ46の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部113、A/D変換部113から出力された画像信号に、プリンタ部6の露光装置48が出力する露光光(レーザビーム)として利用するための所定の画像処理を施す画像処理部114、ハロゲンランプ32が放射する照明光の光強度を設定するランプレギュレータ115等が、接続されている。
【0039】
次に、図1および図2に示したこの発明の複写装置2の複写動作について簡単に説明する。
図1に示した原稿ガラス20上に、原稿指示板24により表示される所定の位置にセットされた複写対象物すなわち原稿Dは、原稿押さえ22により、原稿ガラス20に密着される。
【0040】
次に、操作パネル90による複写枚数の入力、複写倍率あるいは用紙サイズの選択、両面複写または編集機能に対応する動作モードの設定等の動作条件の入力に続いて、スキャナ部4による原稿画像の読取に先だって、原稿支持板24の背面すなわち原稿ガラス20の内側であって、第一キャリッジ30の近傍に位置されている図示しない白基準板および黒基準板からの反射光の光強度に基づいて、CCDセンサ46のスレショルドレベルが校正される。
【0041】
以下、図示しないプリントキーがオンされることで、ハロゲンランプ32が点灯され、操作パネル90から入力された複写倍率に応じたスキャンモータ38の回転により所定速度で移動される第一キャリッジ30のハロゲンランプ32から照明されることにより、原稿ガラス20に密着された原稿Dの画像情報が光の明暗である反射光に変換される。この反射光すなわち画像光は、スリット34で所定光量に制限されたのち、第1ミラー36、第2ミラー42および第3ミラー44により順に反射され、結像レンズ45を通って所定の倍率で、CCDセンサ46に案内される。
【0042】
CCDセンサ46に案内された原稿Dからの反射光(画像光)は、光量に対応するアナログ信号に光電変換され、アンプ回路部112で所定のレベルまで増幅されたのち、A/D変換部113でデジタル信号に変換されて、図示しない画像メモリに画像信号として記憶される。
【0043】
画像メモリに記憶された画像信号は、プリンタ部6における複写(画像形成)動作が開始されるまで保持され、画像形成の開始とともに画像処理部114で所定の画像処理が施されて、露光装置48に出力され、帯電装置52からのコロナ放電により予め所定の表面電位に帯電され、消去LED54により画像形成領域以外の領域の電荷が消去された感光体ドラム50の所定位置に露光光(レーザ)として照射され、感光体ドラム50により、静電潜像に変換される。
【0044】
この静電潜像は、現像装置56から供給されるトナーにより現像され、転写装置58により、トナー像として用紙に転写される。
トナー像が転写された用紙は、搬送装置74により定着装置76に搬送され、定着装置76から提供される熱によりトナー像すなわちトナーが固着され、用紙反転部または装置2の外部へ案内される。
【0045】
転写装置58によりトナー像が用紙に転写され、一部の転写残りトナーを保持した状態の感光体ドラム50は、クリーニング装置60により、転写残りトナーおよび表面に残った残存電荷が除去され、引き続き、次の画像形成に利用される。
【0046】
なお、複写枚数が2以上の場合あるいは次の原稿が供給された場合には、上記一連の複写動作が繰り返される。
ところで、ハロゲンランプ32が放射する光すなわち露光量は、複写装置2が組み立てられる際に適正値に調整されると、その後ハロゲンランプ32の寿命で光量が低下するまで再設定されることはない。また、光量に対するフィードバック回路が設けてあるものに関しては、ハロゲンランプ32が寿命に達するまで、光量を一定に保つよう制御される。
【0047】
これとは別に、ハロゲンランプ32からの光により照明された原稿からの反射光は、CCDセンサ46により微量の電荷に変換される。CCDセンサ46から出力される微量の電荷は、アンプ回路部112により増幅されるが、アンプ回路部112の増幅倍率(ゲイン)は、電源投入時のピーク検出(スレショルドレベルの校正)で設定されたまま実質的に固定される。すなわち、ハロゲンランプが放射する光は、ほとんど光量変化がないため、アンプ回路部112のゲインは、ほぼ一定となる。
【0048】
また、原稿の読み取り幅およびキャリッジの動作速度は、複写倍率により変化され、通常、複写倍率が小さいほど読み取り幅は広く、キャリッジの動作は速くなり、また、複写倍率が大きいほど読み取り幅は狭く、キャリッジの動作は遅くなるが、ハロゲンランプ32が放射する光の光量は変化せず一定である。
【0049】
すなわち、第一および第二のキャリッジ30,40が移動される範囲は、図3に示されるように、複写倍率が大きくなるほど狭くなり、それと同時に図4に示されるように、移動速度も遅くなるが、ハロゲンランプ32が放射する光の強度は、変化されない。
【0050】
より詳細には、例えば複写倍率100%における第一キャリッジの移動速度が120mm/sであるならば、図4から、複写倍率400%においては、同移動速度は、4分の1の30mm/sになってしまう。従って、複写倍率400%の拡大複写が繰り返された場合、原稿ガラスの一端部の温度がかなり上昇してしまうことになる。
【0051】
図5は、上述した原稿ガラス20の温度上昇を防止するための、拡大複写時のハロゲンランプ32の光量制御の一例を示すグラフである。
図5に示されるように、複写倍率に合わせて、ハロゲンランプ32が放射する光の光量(露光出力)を段階的に減少させることで、複写倍率が大きくなることにより原稿ガラス20の特定の部分の温度が規定値よりも上昇することを抑止できる。
【0052】
しかしながら、CCDセンサ46から出力される出力信号レベルは、ハロゲンランプの光量に大きく左右されるため、何らかの方法で、出力信号レベルを確保する必要がある。このため、図6に示すように、アンプ回路部112のゲインを複写倍率に合わせて変化させて、擬似的に、ハロゲンランプ32が放射する光の光量が常に同等の出力レベルになるように、露光量を設定する。
【0053】
なお、アンプ回路部112のゲインを増大すると、CCDセンサ46の出力にノイズが目立つようになるが、拡大複写時には、CCDセンサ46に入射される画像光に含まれる画像情報も拡大されることによりノイズの影響を受けにくく、実用上問題となることはない。
【0054】
図7は、図5および図6に示したハロゲンランプが放射する光の光量の制御を実施する複写動作の一例を説明するフローチャートである。
図7に示されるように、図示しない電源スイッチがオンされると、ウォームアップを含むイニシャル動作が実行され、複写装置2(スキャナ部4およびプリンタ部6)がイニシャライズされる。
【0055】
次に、CPU100の制御によりランプレギュレータ115からの駆動電圧の供給によってハロゲンランプ32が原稿支持板24の背面の図示しない白基準板および黒基準板を順に照明し、それぞれの基準板からの反射光がCCDセンサ46に入射される。これにより、アンプ回路部112でピーク検出が行なわれる。
【0056】
この状態で、操作パネル90からの複写倍率、複写枚数、複写モードあるいは図示しないコピーボタンによる複写開始の入力待ち状態、
すなわち初期状態が設定される。
【0057】
以下、倍率設定があるか否かが判断され、倍率が設定されない場合は、コピーボタンがオンされることで、コピースタートとなり、入力された複写枚数に対応する所定回数のコピー動作が繰り返されて、コピー終了となる。
【0058】
一方、操作パネル90により倍率が設定された場合、設定された倍率が100%より大きいか否かが判断される。すなわち、設定された倍率が100%を越える場合には、図4および図5に示したハロゲンランプ32が放射する光の光量制御およびアンプ回路部112のゲインが設定される。なお、設定された倍率が直前の複写動作に際して設定された倍率と同一である場合には、コピーボタンによる複写開始信号の入力が可能となる。
【0059】
これに対して、設定された倍率が100%以下である場合には、直前の複写動作に際して設定された倍率が100%を越えているか否かが判断される。すなわち、図4および図5に示したようなハロゲンランプ32の制御によりアンプ回路部112のゲインが複写倍率毎に変更されることから、100%を越える倍率が設定された場合には、アンプ回路部112のゲインを見直さないと、画像信号のレベルが変動することから、複写倍率が100%以上に設定されたとき、および直前の複写に際して設定された倍率が100%以上で設定されていたときには、コピーボタンがオンされることにより、コピーを開始する前に、もう一度ピーク検出が行なわれ、アンプゲインが設定される。
【0060】
なお、複写倍率が100%以上で、コピーが終了して設定がクリアされたときにも、ピーク検出をしてアンプゲインを設定するようにしている。
このようにして、原稿ガラス20の一部分の温度を極度に上昇させることのある複写条件に際して、ハロゲンランプ32が放射する光の光量を低下するとともに、CCDセンサ46の出力信号を増幅するアンプ回路部112のゲインを増大することにより、ガラス20の温度の上昇を抑制することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の画像形成装置は、拡大複写時に、照明ランプ(ハロゲンランプ)が放射する光の光量を低下するとともに、光電変換装置(CCDセンサ)の出力信号を増幅するアンプ回路部ゲインを増大することにより、原稿ガラスの温度の上昇を抑制することができる。
【0062】
これにより、原稿ガラスが割れたり、ガラス温度が安全規格で定められた規格値を越えることが防止される。
また、ガラスの温度上昇を抑えるために、複写速度を低下することが必要なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用されるデジタル複写装置の一例を示す概略図。
【図2】図1に示した複写装置を制御する制御ブロックを説明する概略ブロック図。
【図3】図1に示した複写装置において、設定された複写倍率とキャリッジが移動する距離との関係を説明する概略図。
【図4】図1に示した複写装置において、設定された複写倍率とキャリッジが移動する速度との関係を説明する概略図。
【図5】図3および図4から求められる原稿ガラスの温度が上昇しやすい複写条件(設定倍率)に対する照明ランプの露光出力(光量)の関係を示すグラフ。
【図6】図5に示した照明ランプの露光出力(光量)とアンプ回路部のゲインの関係を示す概略図。
【図7】図5および図6に示したハロゲンランプが放射する光の光量の制御を実施する複写動作の一例を説明するフローチャート。
【符号の説明】
2 ・・・デジタル複写装置、
4 ・・・スキャナ部、
6 ・・・プリンタ部、
20 ・・・原稿ガラス、
24 ・・・原稿指示板、
28 ・・・冷却ファン、
30 ・・・第一キャリッジ、
36 ・・・第1ミラー、
38 ・・・スキャナモータ、
45 ・・・結像レンズ、
46 ・・・CCDセンサ、
48 ・・・露光ユニット、
50 ・・・感光体ドラム、
90 ・・・操作パネル、
100 ・・・CPU、
100a・・・ROM、
100b・・・RAM、
101 ・・・NVM、
111 ・・・スキャンモータ制御部、
112 ・・・アンプ回路部、
113 ・・・A/D変換部、
114 ・・・画像処理部、
115 ・・・ランプレギュレータ。
Claims (10)
- 原稿画像を照明して得られる画像光を所定倍率で結像する結像レンズ系と、
この結像レンズ系により得られた画像光を受光して、受光した画像光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置と、
この光電変換装置が出力する前記画像信号を増幅する増幅装置と、
原稿画像を照明する照明装置と、
この照明装置を原稿画像に沿って、移動する照明装置移動機構と、
複写倍率を設定する入力装置と、
この入力装置により設定された複写倍率が第1の複写倍率である場合には、前記照明装置が放射する光の光強度を第1の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを第1のゲインに設定することによって前記画像信号を所定の大きさにし、前記入力装置により設定される複写倍率が前記第1の複写倍率よりも大きい第2の複写倍率である場合には前記照明装置が放射する光の光強度を前記第1の光強度よりも小さい第2の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを前記第1のゲインよりも大きい第2のゲインに設定することによって前記画像信号を前記所定の大きさにするとともに、前記照明装置移動機構が前記照明装置を移動する速度を、前記第2の複写倍率に対応する速度に低減するよう設定動作を行う制御装置と、
前記光電変換装置により得られた画像信号に対応する画像を像担持体に静電的に記録する露光装置と、
この露光装置により像担持体に形成された静電像を現像する現像装置と、
を有する画像形成装置。 - 原稿画像を照明して得られる画像光を所定倍率で結像する結像レンズ系と、
この結像レンズ系により得られた画像光を受光して、受光した画像光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置と、
この光電変換装置が出力する前記画像信号を増幅する増幅装置と、
原稿画像を照明する照明装置と、
この照明装置を原稿画像に沿って、移動する照明装置移動機構と、
複写倍率を設定する入力装置と、
この入力装置により設定された複写倍率が100%を越えない第1の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を第1の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを第1のゲインに設定することによって前記画像信号を所定の大きさにし、前記入力装置により設定される複写倍率が前記第1の複写倍率よりも大きい第2の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を前記第1の光強度よりも小さい第2の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを前記第1のゲインよりも大きい第2のゲインに設定することによって前記画像信号を前記所定の大きさにするとともに、前記照明装置移動機構が前記照明装置を移動する速度を、前記第2の複写倍率に対応する速度に低減するよう前記設定動作を行う制御装置と、
前記光電変換装置により得られた画像信号に対応する画像を像担持体に静電的に記録する露光装置と、
この露光装置により像担持体に形成された静電像を現像する現像装置と、
を有する画像形成装置。 - 原稿画像を照明して得られる画像光を所定倍率で結像する結像レンズ系と、
この結像レンズ系により得られた画像光を受光して、受光した画像光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置と、
この光電変換装置が出力する前記画像信号を増幅する増幅装置と、
原稿画像を照明する照明装置と、
この照明装置を原稿画像に沿って、移動する照明装置移動機構と、
複写倍率を設定する入力装置と、
この入力装置により設定された複写倍率が100%を越えない第1の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を第1の光強度にすることによって前記画像信号を所定の大きさにし、前記入力装置により設定される複写倍率が前記第1の複写倍率よりも大きい第2の複写倍率である場合は設定された複写倍率を複数の段階に区分して得られるステップに応じて前記照明装置が放射する光の光強度を複写倍率が大きくなるにつれて光強度が少なくなるように低減し、かつ前記増幅装置のゲインを前記ステップ毎に次第に増大することによって前記画像信号を前記所定の大きさにするとともに、前記照明装置移動機構が前記照明装置を移動する速度を、前記第2の複写倍率に対応する速度に低減するよう前記設定動作を行う制御装置と、
前記光電変換装置により得られた画像信号に対応する画像を像担持体に静電的に記録する露光装置と、
この露光装置により像担持体に形成された静電像を現像する現像装置と、
を有する画像形成装置。 - 前記増幅装置は、前記光電変換手段から前記画像光に対応する画像信号が出力された直後の画像信号の増幅ゲインを変更することを特徴とする請求項1ないし3のいづれかに記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記入力装置により設定された倍率が100%を越え、直前の複写動作に対して前記入力装置により設定された倍率が100%を越えている場合であって、直前の複写動作に対して前記入力装置により設定された倍率と同じ倍率である場合は、前記設定動作を実行しないことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記入力装置により設定された倍率が100%を越え、直前の複写動作に対して前記入力装置により設定された倍率が100%を越えている場合であって、直前の複写動作に対して前記入力装置により設定された倍率と同じ倍率である場合は、前記設定動作を実行しないことを特徴とする請求項2または3のいづれかに記載の画像形成装置。
- 前記照明装置は、ハロゲンランプを含むことを特徴とする請求項1ないし3のいづれかに記載の画像形成装置。
- 原稿画像を照明する照明装置と、
この照明装置を原稿画像に沿って、移動する照明装置移動機構と、
前記照明装置により原稿画像を照明して得られる画像光を所定倍率で結像する結像レンズ系と、
この結像レンズ系により得られた画像光を受光して、受光した画像光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置と、
この光電変換装置が出力する前記画像信号を増幅する増幅装置と、
読取倍率を設定する入力装置と、
この入力装置により設定される複写倍率が第1の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を第1の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを第1のゲインに設定することによって前記画像信号を所定の大きさにし、前記入力装置により設定される複写倍率が前記第1の複写倍率よりも大きい第2の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を前記第1の光強度よりも小さい第2の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを前記第1のゲインよりも大きい第2のゲインに設定することによって前記画像信号を前記所定の大きさにするとともに、前記照明装置移動機構が前記照明装置を移動する速度を、前記第2の複写倍率に対応する速度に低減するよう前記設定動作を行う制御装置と、
を有する画像読取装置。 - 原稿画像を照明する照明装置と、
この照明装置を原稿画像に沿って、移動する照明装置移動機構と、
前記照明装置により原稿画像を照明して得られる画像光を所定倍率で結像する結像レンズ系と、
この結像レンズ系により得られた画像光を受光して、受光した画像光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置と、
この光電変換装置が出力する前記画像信号を増幅する増幅装置と、
読取倍率を設定する入力装置と、
この入力装置により設定された読取倍率が100%を越えない第1の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を第1の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを第1のゲインに設定することによって前記画像信号を所定の大きさにし、前記入力装置により設定される複写倍率が前記第1の複写倍率よりも大きい第2の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を前記第1の光強度よりも小さい第2の光強度にし、かつ前記増幅装置のゲインを前記第1のゲインよりも大きい第2のゲインに設定することによって前記画像信号を前記所定の大きさにするとともに、前記照明装置移動機構が前記照明装置を移動する速度を、前記第2の複写倍率に対応する速度に低減するよう前記設定動作を行う制御装置と、
を有する画像読取装置。 - 原稿画像を照明する照明装置と、
この照明装置を原稿画像に沿って、移動する照明装置移動機構と、
前記照明装置により原稿画像を照明して得られる画像光を所定倍率で結像する結像レンズ系と、
この結像レンズ系により得られた画像光を受光して、受光した画像光の光強度に対応する画像信号を出力する光電変換装置と、
この光電変換装置が出力する前記画像信号を増幅する増幅装置と、
読取倍率を設定する入力装置と、
この入力装置により設定された読取倍率が100%を越えない第1の複写倍率である場合は前記照明装置が放射する光の光強度を第1の光強度にすることによって前記画像信号を所定の大きさにし、前記入力装置により設定される複写倍率が前記第1の複写倍率よりも大きい第2の複写倍率である場合は設定された複写倍率を複数の段階に区分して得られるステップに応じて前記照明装置が放射する光の光強度を複写倍率が大きくなるにつれて光強度が少なくなるように低減し、かつ前記増幅装置のゲインを前記ステップ毎に次第に増大することによって前記画像信号を前記所定の大きさにするとともに、前記照明装置移動機構が前記照明装置を移動する速度を、前記第2の複写倍率に対応する速度に低減するよう前記設定動作を行う制御装置と、
を有する画像読取装置。
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