JP2791248B2 - 出力方法及び装置 - Google Patents

出力方法及び装置

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JP2791248B2 JP4173234A JP17323492A JP2791248B2 JP 2791248 B2 JP2791248 B2 JP 2791248B2 JP 4173234 A JP4173234 A JP 4173234A JP 17323492 A JP17323492 A JP 17323492A JP 2791248 B2 JP2791248 B2 JP 2791248B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出力環境を設定するこ
とができる出力方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の出力装置例えば印刷装置
においては、印刷環境を決める為に制御コマンド群を用
意し、ホストコンピュータが印字データと共に、この制
御コマンドを送信することでホストコンピュータから印
刷装置に対して、種々の動作の指示がなされていた。具
体的な制御コマンドとしては、例えば、同一ページを複
数枚印刷させるコピー枚数指定コマンドや、文字の書体
やサイズを選ぶフォント選択コマンド、紙面上の印刷領
域全体の位置を調整する上、下、左、右のマージン設定
コマンド、印刷画像の拡大、縮小を指定して、B4紙の
画像をA4紙への印刷を指示したりする紙面の拡大、縮
小コマンドなど、様々なコマンドが、印刷装置毎に定義
されている。そして、印刷装置は、ホストコンピュータ
からデータを受信すると、データ解析を行ない、印字デ
ータと制御コマンドの区別を行ない制御コマンドは、さ
らに制御コマンドの種類や与えられたコマンドパラメー
タを解析して所定の動作を実行する。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
のような印刷装置において、データは通常制御コマンド
と印刷データを混在させて1つのデータファイルとして
保存し、必要に応じて、印刷装置に送信している。その
データは、一般に、まずリセットコマンドを入れて、プ
リンタの種々の制御設定をリセットして前のジョブの影
響をなくし、次に対象の1群のデータに対する動作の規
定のための制御コマンド、例えば、コピー枚数指定など
を入れる。そして、続いて、複数ページ分の印字データ
が続く印字データの中においても、文字の書体やサイズ
を変更するための制御コマンドが必要に応じて、その都
度挿入される。このようなデータは、ユーザーが直接、
制御コマンドを入れながら作成する場合もあれば、ワー
プロやデータベースソフトなどのいわゆるアプリケーシ
ョンソフトウェア上で、データファイルとして作られる
場合もある。
【0004】ところが、一旦作成した上記のデータファ
イルなどにおいて印刷動作を変更したい場合、すでに制
御コマンドがデータファイル上に埋め込まれている為、
再度、印刷ファイルの中をチェックして、制御コマンド
を修正したり、アプリケーションソフトを再実行させ
て、指示を与え直す必要があった。
【0005】例えば、コピー枚数を1に設定していたデ
ータファイルをコピー枚数5にしたい場合や、とじしろ
をとるため、紙面上の印刷領域を少し右にずらすため、
左マージン設定コマンドを一般的に変更したい場合など
がこれにあたる。
【0006】また、印刷装置側で、新規製品として制御
コマンドに対する動作を機能拡張したり、制御パラメー
タを追加した場合、アプリケーションソフトそのもの
が、その追加機能をサポートしていないため、アプリケ
ーションソフト自体のバージョンアップを待たないとそ
の機能は使えないという欠点があった。
【0007】例えば、フォントカートリッジを差し替え
ることによって種々の書体が変更できる印刷装置におい
て、後から、追加発売となったフォントカートリッジに
対して、その新しい書体の指定が使いたいアプリケーシ
ョンソフトにおいては、サポートされていない、すなわ
ち、制御コマンドに変換できない場合、その書体が使え
ないということになる。
【0008】これらのことを解決するべくセットアップ
データやセットアップジョブと呼ばれる既存の印刷環境
を設定し直すことが考えられる。この技術を図6に示
す。電源投入(S601)後、印刷装置は内部不揮発性
メモリに設定してある印刷環境に設定される(S60
2)。その後、セットアップジョブを受信し(S60
3)、セットアップジョブで指定された印刷環境に設定
し直される(S604)。この環境は電源を再投入(S
608)するまでの間に受信するデータ群1、2…n
(S605,S606,S607)まで有効であり、電
源再投入後受信するデータ群(S609,S610)に
対しては不揮発性メモリに記憶されている印刷環境で処
理される。
【0009】しかし、それでも印刷装置を使用するオペ
レータがあるデータ群を送信する場合に常に印刷環境を
電源投入時の状態に戻す作業又はセットアップジョブを
発行しなければならない。また印刷装置が1台以上の上
位装置(データ源)に共有されて使用されている環境に
おいて、ある上位装置がセットアップジョブによって設
定したプリント環境が常に他の上位装置のデータ群にも
影響する。更にデータ群としてアプリケーションプログ
ラムを使用している環境においては、セットアップジョ
ブで設定された環境をもとに戻す為にアプリケーション
のデータ群とは別にリセット処理を含んだデータ群を用
意しなくてはならない。
【0010】或いは、前記印字データ群の設定値を変更
する印字環境設定値変更命令群(以下、SetupJO
B(セットアップジョブ)と呼ぶ)を複数受信し、これ
らにより同じ環境設定項目において複数回指定された場
合、最後に行なわれたSetupJOBが優先すること
が考えられる。
【0011】しかしながら、上記の例では、Setup
JOBを含んだ印字データ群に先だって、もう1つのS
etupJOBを発行し印字環境を更に変更した場合、
印字データ群に含まれたSetupJOBの設定が有効
になり、先だって発行したSetupJOBの設定変更
は無駄になってしまう為、SetupJOBを含んだ印
字データには、別のSetupJOBによる設定変更が
できないという欠点がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、更に上述の
点をも改良するものであって、複数回の設定が行なわれ
た時における有効な設定の選択を後から行なわれた設定
より前に選択された設定を優先するような制御手段を設
けることにより、先に発行されたSetupJOBの設
定値変更を有効にすることができるようにしたものであ
る。
【0013】本発明は更に上述の点をも改良するもので
あって、セットアップジョブによって設定される出力環
境の有効とするデータ群を指定することを可能し、更に
は共有する上位装置を指定することを可能とする手段を
設けることにより、各データ群、各上位装置を操作する
オペレータが出力環境の設定/再設定にかかる作業を削
減することができ、出力装置を使用する際、効率的に作
業を実施できることを特徴とするものである。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0015】本実施例では印刷装置としてレーザビーム
プリンタを例に取り説明する。
【0016】本実施例の構成を説明する前に、本実施例
を適用するレーザビームプリンタの構成を図1を参照し
て説明する。
【0017】図1は実施例のレーザビームプリンタ(以
下LBPと略す)の内部構造を示す断面図で、このLB
Pは不図示のデータ源から文字パターンの登録や定型書
式等の登録が行える。
【0018】図において、100はLBP本体であり、
外部に接続されているホストコンピュータから供給され
る文字情報(文字コード)フォーム情報あるいはマクロ
命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報に従
って対応する文字パターンやフォームパターンなどを作
成し、記録媒体である記録用紙に像を形成する。300
は操作のためのスイッチ及びLED表示器等が配されて
いる操作パネル、101はLBP100全体の制御及び
ホストコンピュータから供給される文字情報等を解析す
るプリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御ユニ
ット101は主に文字情報を対応する文字パターンのビ
デオ信号に変換してレーザドライバ102に出力する。
【0019】レーザドライバ102は半導体レーザ10
3を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザ103から発射されるレーザ光1
04をオンオフ切替する。レーザ光104は回転多面境
105で左右方向に振られて静電ドラム106上を走査
する。これにより、静電ドラム106上には文字パター
ンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム10
6周囲の現像ユニット107により現像された後、記録
紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、
カットシート記録紙はLBP100に装着した用紙カセ
ット108に収納され、休止ローラ109及び搬送ロー
ラ110と111とにより装置内に取り込まれて、静電
ドラム106に供給される。
【0020】図2は本発明のLBPの制御系の概略構成
を示すブロック図である。
【0021】このLBPの制御系は、画像情報の発生源
であるホストコンピュータ201−a,201−bによ
り送られてきた文字コードや、外字フォント或はフォー
ム情報またはマクロ登録情報などからなる情報211を
入力し、ページ単位で文書情報等を印刷するように制御
している。
【0022】202はホストコンピュータ201からの
各種情報を入力する入力手段、203は入力手段202
を介して入力された各種情報を一時記憶する受信バッフ
ァである。
【0023】本実施例では、入力手段、受信バッファを
2組(202−a,203−a,202−b,203−
b)を用意し、2つのホストコンピュータ201−a,
201−bを接続できるようにしている。
【0024】210は文字パターン発生機で文字コード
に対応するパターン情報を記憶しているROMと、その
読みだし制御回路などを含み、文字コードを入力すると
そのコードに対応する文字パターンのアドレスを算出す
るコードコンバート機能も有している。
【0025】205はLBPの制御系全体を制御するた
めのCPUで、ROM206に記憶されたCPU205
の制御プログラムにより装置全体の制御を行っている。
又、後述の図12のステップ(8)、(10)で用いる
前優先か後優先かを示すフラグの記憶や各種処理の為の
ワークエリアを確保すべくRAMも当然のことながら設
けられている。
【0026】207は文字パターンに展開されたパター
ン情報を、印刷イメージに対応して少なくとも1ページ
分記憶しているフレームバッファである。208は出力
インターフェース部で、フレームバッファ207よりの
パターン情報に対応したビデオ信号を発生し、印字機構
部209との間でインターフェース制御を実行してい
る。209は出力インターフェース部208よりのビデ
オ信号を入力し、このビデオ信号に基づいた画像情報を
印刷する印字機構部分である。
【0027】尚、CPU205は、後述する特にホスト
コンピュータから印字データ群を受け取り解析処理を行
なう。印字環境を指定する情報部を持つ印字データ群で
ある。
【0028】JOBは、例えば図11に示すものであ
る。図11(a)は印字装置に対する制御コマンドであ
るJOB開始命令201で始まり、JOB終了命令12
02で終わる印字データ群である。図11(b)のSe
tupJOB1204はこのJOBの印字環境情報の変
更に用いられる。又、1205は、JOBの開始命令で
1206はJOB終了命令である。
【0029】(第1実施例(セットアップジョブの有効
範囲を決める))図3は本発明の1実施例を示すフロー
チャートである。
【0030】以下に図3のフローを用いて本発明の実施
例を説明する。
【0031】印刷装置100はROM206の制御に従
い次のような内部動作を実行する。
【0032】印刷装置はまず、受信したデータがセット
アップジョブか否かを判断する(ステップS301)。
セットアップジョブでなければ、電源投入時の印刷環境
でデータ処理を実施する(ステップS305)。セット
アップジョブであれば、セットアップジョブ受信処理を
実行し(ステップS302)、セットアップジョブの有
効範囲をセットする(1例として、有効なデータ群の数
をカウンタにセットする)(ステップS303)。次に
印字環境をセットアップジョブ指定の環境とし(ステッ
プS304)、次に受信するデータ群をその印刷環境で
データ処理を実施する(ステップS305)。データ処
理部では現在セットアップジョブの有効範囲内か否かを
判定し(例としてS303でセットしたカウンタをデク
リメントする)(ステップS306)、有効範囲内(カ
ウンタが0でない)であれば受信(ステップS30
8)、解析(ステップS309)、展開(ステップS3
10)、出力処理(ステップS311)を実行し、デー
タ群の終了であれば(ステップS312)、メイン処理
に戻る。又、ステップS306においてセットアップジ
ョブ有効範囲外(カウンタが0)であれば、印刷環境を
元の状態に戻しステップS308からの処理を実行す
る。
【0033】次に本発明/本実施例の具体例を図7を用
いて以下に説明する。
【0034】図7はセットアップジョブの有効範囲をn
番目のデータ群までとした例である。電源投入後(S7
01)、印刷装置は装置内部の不揮発性メモリに記憶さ
れている印刷環境(仮りに印刷環境Aとする)に設定さ
れる(S702)、次にセットアップジョブを受信する
と(S703)、セットアップジョブで指定された印刷
環境(仮りに印刷環境Bとする)に設定される(S70
4)と同時にこの環境が有効となる範囲(n個目のジョ
ブ)がセットされる。印刷装置はデータ群1(S70
5)、2(S706)…n(S707)までを印刷環境
Bで印刷した後、環境を印刷環境Aに戻し(S70
8)、データ群(n+1)(S709)、(n+2)
(S710)の処理を実施する。これ以降のデータ群は
印刷環境Aで処理される。
【0035】尚、実施例の文中『元の印刷環境』は ・セットアップジョブを受信する直前の環境 ・電源投入時の印刷環境 のどちらでも可能である。
【0036】(その他の実施例1)前記実施例ではセッ
トアップジョブで指定される印刷環境(仮りに印刷環境
B)を有効とする範囲をデータ群の数で指定していた
が、図4のフローチャートに示すように、セットアップ
ジョブを有効とするデータ群をあるID番号(仮りにセ
ットアップID)を付加したものとし、それを判定する
ことで、電源投入時の印刷環境(仮りに印刷環境A)と
印刷環境Bを切り替える手段も可能である。印刷装置は
まず、受信したデータがセットアップジョブか否かを判
断する(ステップS401)。セットアップジョブでな
ければ、電源投入時の印刷環境でデータ処理を実施する
(ステップS404)。セットアップジョブであれば、
セットアップジョブ受信処理を実行し(ステップS40
2)、セットアップジョブの有効データIDをセットし
(ステップS403)、次に受信するデータ群の処理に
移る(S404)。データ処理部では受信したデータが
セットアップジョブ有効データか否かをIDによって判
定し(ステップS405)、有効IDを持つデータ群で
あれば、印刷環境をセットアップジョブ指定の環境に変
更し(S406)、受信(ステップS408)、解析
(ステップS409)、展開(ステップS410)、出
力処理(ステップS411)を実行し、データ群の終了
であれば(ステップS412)、メイン処理に戻る。
又、ステップS405においてセットアップジョブ有効
のIDを持つデータ群でなければ、印刷環境を元の状態
にし(S407)、ステップS708からの処理を実行
する。
【0037】図9は印刷環境Bが有効となるIDをデー
タ群に付加した例である。データ群は通常そのデータ群
の始まりを示す命令(仮りにジョブスタートとする)
(S901)と実データ(S902)とそのデータ群の
終わりを示す命令(ジョブエンド)(S903)からな
る。本実施例の場合は1例としてジョブスタートと実デ
ータの間にセットアップID(S904)を付けること
により、印刷環境Aと印刷環境Bの切り替えの判断を可
能とすることができる。
【0038】図8はデータ群の1、2、(n+2)番目
がセットアップジョブの有効IDを持つデータ群として
いる。電源投入後(S801)、印刷装置は装置内部の
不揮発性メモリに記憶されている印刷環境(仮りに印刷
環境Aとする)に設定される(S802)、次にセット
アップジョブを受信すると(S803)、セットアップ
ジョブで指定された印刷環境(仮りに印刷環境Bとす
る)を印刷装置内のメモリに記憶し(S804)、同時
にここの環境が有効となるセットアップIDがセットさ
れる(S805)。印刷装置はセットアップIDが付加
されたデータ群1(S806)、2(S807)、…
(n+2)(S810)に対して印刷環境Bに切り替
え、その環境で印刷する。また、データ群n(S80
8)、(n+1)(S809)に対しては印刷環境Aに
切り替えその環境印刷する。
【0039】(その他の実施例2)前記実施例では1台
の上位装置から送信されるデータ群に対するものである
が、例として1台以上の上位装置でそれぞれ異なる入力
手段202−a又は202−bに接続されている場合を
考える。図5のフローチャートに示すように前記実施例
に加えて、セットアップジョブを有効とする上位装置か
らのデータ群を判定することで印刷環境を切り替える手
段も可能である。印刷装置はまず、受信したデータがセ
ットアップジョブか否かを判断する(ステップS50
1)。セットアップジョブでなければ、電源投入時の印
刷環境でデータ処理を実施する((ステップS50
4)。セットアップジョブであれば、セットアップジョ
ブ受信処理を実行し(ステップS502)、図2に示し
た入力手段202−a及び202−bのうち、有効とす
る上位装置が接続されている入力手段をセットする(ス
テップS503)、次に受信するデータ群の処理に移る
(S504)。データ処理部では受信したデータがセッ
トアップジョブが有効な入力手段からのデータ群か否か
を判定し(ステップS505)、有効な入力手段からの
データ群であれば、印刷環境をセットアップジョブ指定
の環境に変更し(S506)、受信(ステップS50
8)、解析(ステップS509)、展開(ステップS5
10)、出力処理(ステップS511)を実行し、デー
タ群の終了であれば(ステップS512)、メイン処理
に戻る。又、ステップS505においてセットアップジ
ョブ有効な入力手段からのデータ群でなければ、印刷環
境を元の状態にし(S507)、ステップS508から
の処理を実行する。
【0040】図10はセットアップジョブで設定された
印刷環境が有効な入力手段に接続された装置を上位装置
I、上位装置II、無効な装置を上位装置IIIとした
例である。電源投入後(SA01)、印刷装置は装置内
部の不揮発性メモリに記憶されている印刷環境(仮りに
印刷環境Aとする)に設定される(SA02)、次にセ
ットアップジョブを受信すると(SA03)、セットア
ップジョブで指定された印刷環境(仮りに印刷環境Bと
する)を印刷装置内のメモリに記憶し(SA04)、同
時にこの環境が有効となる入力手段がセットされる(S
A05)。印刷装置はセットアップジョブが有効な入力
手段からのデータ群1(SA06)、2(A807)、
(n+2)(SA10)に対して印刷環境Bに切り替え
その環境で印刷する。また、データ群n(SA08)、
(n+1)(SA09)に対しては印刷環境Aに切り替
えその環境印刷する。
【0041】この様に少なくとも、上位装置から与えら
れるデータを入力する入力部、入力データを格納する受
信バッファ部、受信したデータを解析する解析部、解析
した情報を格納するページバッファメモリ、上記ページ
バッファ内の情報をフレームバッファメモリに展開する
展開部、フレームバッファ上のデータを印刷する印刷部
を有し、更に通常の印刷環境設定命令とは異なる特定の
命令群(仮りにセットアップジョブと命名し、以下の文
章ではこの名前を使うものとする。)によって設定され
た印刷環境を、セットアップジョブ受信後に受信するデ
ータ群に対し、有効とするデータ群の範囲を指定するこ
とができる。
【0042】以上説明したように、特定の命令群によっ
て印刷環境を変更できる印刷装置において以下のような
効果がある。 (1)実施例1のように特定の印刷環境をある一定の期
間有効にすることによって、同じ印刷環境を必要とする
データ群に対して1回の設定で済、更に元の印字環境に
自動で戻るので他のオペレータに影響を与えることが無
い。 (2)実施例2、3で説明したように1度設定すれば、
任意のデータ群に対し、特定の印刷環境を有効にするこ
とができるので、印刷環境の有効無効が効率的に実施で
きる。
【0043】(第3実施例(後優先させるか否かの切換
え))次にセットアップジョブの後順のものを優先させ
るか否かを指定する実施例について説明する。尚、CP
U205によるセットアップジョブの有効設定選択はフ
ラグによって実現される。SetupJOBが来た場
合、有効設定選択手段はこのフラグをセットする。以
後、フラグがセットされている間、後から受信されたS
etupJOBによる設定は無視される。このフラグは
図2(b)のJOB中にあるJOB終了命令によってリ
セットされる。これにより、次からのSetupJOB
が有効になる。
【0044】次に、図12を参照しながら、この発明に
よる印刷処理の1例を説明する。
【0045】図12は、この発明による印字処理手順を
説明するフローチャートである。なお、(1)〜(9)
は各ステップを示す。
【0046】ステップ(1)において、SetupJO
Bや印字データがホストコンピュータ201−a或いは
201−bから、転送され図2に示した入力手段202
−a、202−bを経て、受信される。CPU205に
より送られてきたデータがSetupJOBか否かを判
定するステップ(2)。ステップ(10)では図11
(b)に示される印字環境情報部内の情報に基づいて前
優先が設定されているか否かを判定し、そうであれば、
つまり前優先であればステップ(11)に進む。
【0047】ステップ11では、前優先であることを示
すべくフラグがリセットされていればフラグをたてる。
次にステップ(3)に進む。ステップ(3)では以前に
SetupJOBが設定されているか否かを調べる。
【0048】最初は、先にSetupJOBが設定され
ていないので受信されたSetupJOBの印字環境設
定情報を設定する(5)。
【0049】しかし、ステップ11で前優先設定フラグ
がONされているので、これより後のSetupJOB
を無視する様に設定する(6)。
【0050】尚、ステップ2により、あるSetupJ
OBが転送されたと判定され、ステップ(10)で前優
先ありと判定された場合、ステップ(3)で、前にSe
tupJOBが設定されていると判定される場合は、ス
テップ(4)に進み、そのSetupJOBの印字環境
設定情報は無視される(4)。
【0051】次にステップ(1)でJOBが受信され、
ステップ(2)で印字データと判定された場合は、設定
された印字環境により印字処理が行なわれる(ステップ
(7)。
【0052】印字データ群の終わりを示すJOB終了命
令が来たら、前優先設定フラグをリセットすることによ
り優先設定を解除する(8)。
【0053】印字処理を終了する(9)。又、ステップ
10で前優先設定がないと判定された場合は、ステップ
(12)に進み、そのSetupJOBの値を設定す
る。
【0054】以上の説明により、複数のSetupJO
Bによる設定が行なわれた場合に、先に行なわれた設定
を優先させる。
【0055】(他の実施例)上記の実施例では、ステッ
プ6において前にSetupJOBが設定されていた場
合、無条件で後のSetupJOB全てを無効にしてい
たが、前のSetupJOB設定されていない項目につ
いては、後で受信されたSetupJOBも設定するこ
とが可能である。
【0056】SetupJOB中に優先情報を含むこと
により、先に入力されたSetupJOBのみを優先さ
せるだけでなく任意のSetupJOBを優先させるこ
とができる。
【0057】又、優先情報に優先順位を設けることで、
より綿密な優先指定を行なうことが可能である。
【0058】印字環境設定項目毎に優先情報を持たせる
ことにより、先に受信されたSetupJOBの設定よ
りも後から受信されたSetupJOBの設定やJOB
の設定を有効にすることが可能である。例えば、優先順
位を高い順に1,2,3となるような優先情報を各印字
環境設定命令に持たせる。ここで、印字データ中、見出
しの書体はそのままで本文の書体のみを印字毎にSet
upJOBによって変更したい場合、見出しの書体の設
定命令の優先順位を1に設定し、先に受信されたSet
upJOBの書体の設定命令の優先順位を2、本文の書
体の設定命令の優先順位を3に設定する。SetupJ
OBの設定命令は優先順位が2であるので、優先順位が
3である本文の書体の設定命令よりも優先され、本文の
書体はSetupJOBによって変更されるが、見出し
の書体設定命令の優先順位は1であり、SetupJO
Bの優先順位よりも高いため、SetupJOBの書体
設定命令は無視され、見出しの書体は変わらない。これ
によって、見出しの書体を変更せず、本文の書体だけを
SetupJOBで変更することが可能となる。
【0059】以上説明したように、同じ印字環境設定が
行なわれた場合、先に行なわれた設定を優先する制御手
段により、SetupJOBとJOBで構成された文書
データ群においても各印字環境設定を書き直すことな
く、先頭に新たにSetupJOBを加えることで印字
環境の変更が可能となる。これにより、既存のアプリケ
ーションで出力された印字データ群などSetupJO
BとJOBとが一体になっているような印字データ群で
も、新たにSetupJOBを用いることによって印字
環境を変更することが可能となる優れた効果を奏する。
【0060】図11は本実施例に係るバブルを利用した
インクジェットプリンタの構成例を示す。
【0061】ここで809はインクジェット記録ヘッド
を有したヘッドカートリッジ、811はこれを搭載して
図中S方向に走査するためのキヤリッジである。813
はヘッドカートリッ809をキヤリッジ811に取付け
るためのフック、815はフック813を操作するため
のレバーである。このレバー815には、後述するカバ
ーに設けられた目盛を指示してヘッドカートリッジの記
録ヘッドによる印字位置や設定位置等を読取り可能とす
るためのマーカ817が設けられている。819はヘッ
ドカートリッジ809に対する電気接続部を支持する支
持板である。821はその電気接続部と本体制御部とを
接続するためのフレキシブルケーブルである。
【0062】823は、キヤリッジ811をS方向に案
内するためのガイド軸であり、キヤリッジ811の軸受
825に挿通されている。827はキヤリッジ811が
固着され、これをS方向に移動させるための動力を伝達
するタイミングベルトであり、装置両側部に配置された
プーリ829A、829Bに張架されている。一方のプ
ーリ829Bには、ギヤ等の伝導機構を介してキヤリッ
ジモータ831より駆動力が伝達される。
【0063】833は紙等の記録媒体(以下記録紙とも
いう)の被記録面を規制御するとともに記録等に際して
これを搬送するためのプラテンローラであり、搬送モー
タ835によって駆動される。837は記録媒体を給紙
トレー側より記録位置に導くためのペーパーパン、83
9は記録媒体の送給経路途中に配設されて記録媒体をプ
ラテンローラ833に向けて押圧し、これを搬送するた
めのフィードローラである。841は記録媒体搬送方向
上、記録位置より下流側に配置され、記録媒体を不図示
の排紙口へ向けて排紙するための排紙ローラである。8
42は排紙ローラ841に対応して設けられる拍車であ
り、記録媒体を介してローラ841を押圧し、排紙ロー
ラ841による記録媒体の搬送力を生じさせる。843
は記録媒体のセット等に際してフィードローラ839、
押え板845、拍車842それぞれの付勢を解除するた
めの解除レバーである。
【0064】845は記録位置近傍において記録媒体の
浮上り等を抑制し、プラテンローラ833に対する密着
状態を確保するための押え板である。本実施例において
は、記録ヘッドとしてインク吐出を行うことにより記録
を行うインクジェット記録ヘッドを採用している。従っ
て記録ヘッドのインク吐出口形成面と記録媒体の被記録
面との距離は比較的微少であり、かつ記録媒体と吐出口
形成面との接触を避けるべくその間隔が厳しく管理され
なければならないので、押え板845の配設が有効であ
る。847は押え板845に設けた目盛、849はこの
目盛に対応してキヤリッジ811に設けられたマーカで
あり、これらによっても記録ヘッドの印字位置や設定位
置が読取り可能である。
【0065】851はホームポジションにおいて記録ヘ
ッドのインク吐出口形成面と対向するゴム等の弾性材料
で形成したキャップであり、記録ヘッドに対し当接/離
脱が可能に支持されている。このキャップ851は、非
記録時等の記録ヘッドの保護や、記録ヘッドの吐出回復
処理に際して用いられる。吐出回復処理とは、インク吐
出口内方に設けられてインク吐出のために利用されるエ
ネルギ発生素子を駆動することにより全吐出口からイン
クを吐出させ、これによって気泡や塵埃、増粘して記録
に適さなくなったインク等の吐出不良要因を除去する処
理(予備吐出)や、これとは別に吐出口よりインクを強
制的に排出させることにより吐出不良要因を除去する処
理である。
【0066】853はインクの強制排出のために吸引力
を作用するとともに、かかる強制排出による吐出回復処
理や予備吐出による吐出回復処理に際してキャップ85
1に受容されたインクを吸引するために用いられるポン
プである。855はこのポンプ853によって吸引され
た廃インクを貯留するための廃インクタンク、857は
ポンプ853と廃インクタンク855とを連通するチュ
ーブである。
【0067】859は記録ヘッドの吐出口形成面のワイ
ピングを行うためのブレードであり、記録ヘッド側に突
出してヘッド移動の過程でワイピングを行うための位置
と、吐出口形成面に係合しない後退位置とに移動可能に
支持されている。861は回復系モータ、863は回復
系モータ861から動力の伝達を受けてポンプ853の
駆動およびキャップ851やブレード859の移動をそ
れぞれ行わせるためのカム装置である。
【0068】以上詳述した様に、本発明により、外部か
ら送られてくるデータに基づく出力動作を制御するため
の制御情報の、前記データに対して有効となる部分を指
示することができ、前記部分に係る前記データに基づく
出力動作を前記制御情報に応じて行なうことができる出
力方法及び装置を提供することが可能となった。更に
は、本発明により、外部から送られてくるデータに基づ
く出力動作を制御するための複数種の制御情報を順次受
信でき、その内以前に受信された制御情報に基づいて、
前記出力動作の制御を行なうことができる出力方法及び
出力装置を提供することが可能となった。
【0069】
【発明の効果】以上詳述した様に、本発明により、区切
り情報で区切られる出力データ群と前記出力データ群に
基づく出力動作を制御するための情報と、前記出力動作
を制御するための情報がどの出力データ群に対して有効
となるかを指示する情報とを受信する受信工程と、前記
受信工程によって受信される前記出力データ群が、前記
指示する情報に対応する前記制御するための情報に基づ
いて制御されるべきか否かを判断する判断工程と、前記
判断工程により、前記出力データ群が、前記指示する情
報に対応する前記制御するための情報に基づいて制御さ
れるべきと判断される場合は、前記指示する情報に対応
する前記制御するための情報に基づいて前記出力データ
群の出力動作を制御し、前記判断工程により、前記出力
データ群が、前記指示する情報に対応する前記制御する
ための情報に基づいて制御されるべきではないと判断さ
れる場合は、前記出力データ群の出力動作を前記出力デ
ータ群の受信の前に設定されていた前記制御するための
情報に基づいて制御する出力制御工程とを有した出力方
法を提供することが可能となった。以上詳述した様に本
発明により、区切り情報で区切られる出力データ群と前
記出力データ群に基づく出力動作を制御するための情報
と、前記出力動作を制御するための情報がどの出力デー
タ群に対して有効となるかを指示する情報とを受信する
受信手段と、前記受信手段によって受信される前記出力
データ群が、前記指示する情報に対応する前記制御する
ための情報に基づいて制御されるべきか否かを判断する
判断手段と、前記判断手段により、前記出力データ群
が、前記指示する情報に対応する前記制御するための情
報に基づいて制御されるべきと判断される場合は、前記
指示する情報に対応する前記制御するための情報に基づ
いて前記出力データ群の出力動作を制御し、前記判断手
段により、前記出力データ群が、前記指示する情報に対
応する前記制御するための情報に基づいて制御されるべ
きではないと判断される場合は、前記出力データ群の出
力動作を前記出力データ群の受信の前に設定されていた
前記制御するための情報に基づいて制御する出力制御手
段とを有した出力装置を提供することが可能となった。
以上詳述した様に本発明により、区切り情報で区切られ
る出力データ群と前記データ群に基づく出力動作を制御
するための情報とを受信する受信工程と、前記受信工程
により前記制御するための情報を受信したか否かを判断
する第1判断工程と、前記第1判断工程によって前記制
御するための情報を受信したと判断され、該受信した前
記制御するための情報の優先を指示する情報が含まれる
場合に、前記優先を指示する情報の存在を示す情報を記
憶手段に記憶させる記憶工程と、前記制御するための情
報の受信以前に他の制御するための情報を受信したか否
かを判断する第2判断工程と、前記記憶手段に前記優先
を指示する情報の存在を示す情報が記憶され、前記第2
判断工程によって、以前に前記制御するための情報が受
信されたと判断される場合は、前記以前に受信された制
御する情報に基づいて、前記出力データ群の出力動作を
制御し、前記第2判断工程によって、以前に前記制御す
るための情報が受信されていないと判断される場合は、
前記指示する情報を含む前記制御情報に基づいて、前記
データ群の出力動作を制御する制御工程とを有した出力
方法を提供することが可能となった。以上詳述した様
に、区切り情報で区切られる出力データ群と前記データ
群に基づく出力動作を制御するための情報とを受信する
受信手段と、前記受信手段により前記制御するための情
報を受信したか否かを判断する第1判断手段と、前記第
1判断手段によって前記制御するための情報を受信した
と判断され、該受信した前記制御するための情報の優先
を指示する情報が含まれる場合に、前記優先を指示する
情報の存在を示す情報を記憶手段に記憶させる記憶手段
と、前記制御するための情報の受信以前に他の制御する
ための情報を受信したか否かを判断する第2判断手段
と、前記記憶手段に前記優先を指示する情報の存在を示
す情報が記憶され、前記第2判断手段によって、以前に
前記制御するための情報が受信されたと判断される場合
は、前記以前に受信された制御する情報に基づいて、前
記出力データ群の出力動作を制御し、前記第2判断手段
によって、以前に前記制御するための情報が受信されて
いないと判断される場合は、前記指示する情報を含む前
記制御情報に基づいて、前記データ群の出力動作を制御
する制御手段とを有した出力装置を提供することが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置の1例としてあげたレーザプ
リンタの内部構造を示す断面図。
【図2】本発明の印刷装置の制御系の概略構成を示すブ
ロック図。
【図3】本発明の実施例を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施例を示すフローチャート。
【図5】本発明の実施例を示すフローチャート。
【図6】従来例を示す具体例を示す図。
【図7】本発明の具体例を示す図。
【図8】本発明の具体例を示す図。
【図9】本発明の具体例を示す図。
【図10】本発明の具体例を示す図。
【図11】印字データ群を示す図。
【図12】印刷処理の1例を示す図。
【図13】本発明の印刷装置の1例としてあげたバブル
ジェットプリンタの内部構造を示す図。
【符号の説明】 204 受信バッファ制御部 205 CPU 206 制御プログラムを書き込んだROM 208 出力インターフェース 209 印字機構部 210 文字パターン発生器 211 印字データ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 区切り情報で区切られる出力データ群と
    前記出力データ群に基づく出力動作を制御するための情
    報と、前記出力動作を制御するための情報がどの出力デ
    ータ群に対して有効となるかを指示する情報とを受信す
    る受信工程と、 前記受信工程によって受信される前記出力データ群が、
    前記指示する情報に対応する前記制御するための情報に
    基づいて制御されるべきか否かを判断する判断工程と、 前記判断工程により、前記出力データ群が、前記指示す
    る情報に対応する前記制御するための情報に基づいて制
    御されるべきと判断される場合は、前記指示する情報に
    対応する前記制御するための情報に基づいて前記出力デ
    ータ群の出力動作を制御し、 前記判断工程により、前記出力データ群が、前記指示す
    る情報に対応する前記制御するための情報に基づいて制
    御されるべきではないと判断される場合は、前記出力デ
    ータ群の出力動作を前記出力データ群の受信の前に設定
    されていた前記制御するための情報に基づいて制御する
    出力制御工程とを有したことを特徴とする出力方法。
  2. 【請求項2】 区切り情報で区切られる出力データ群と
    前記出力データ群に基づく出力動作を制御するための情
    報と、前記出力動作を制御するための情報がどの出力デ
    ータ群に対して有効となるかを指示する情報とを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段によって受信される前記出力データ群が、
    前記指示する情報に対応する前記制御するための情報に
    基づいて制御されるべきか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により、前記出力データ群が、前記指示す
    る情報に対応する前記制御するための情報に基づいて制
    御されるべきと判断される場合は、前記指示する情報に
    対応する前記制御するための情報に基づいて前記出力デ
    ータ群の出力動作を制御し、 前記判断手段により、前記出力データ群が、前記指示す
    る情報に対応する前記制御するための情報に基づいて制
    御されるべきではないと判断される場合は、前記出力デ
    ータ群の出力動作を前記出力データ群の受信の前に設定
    されていた前記制御するための情報に基づいて制御する
    出力制御手段とを有したことを特徴とする出力装置。
  3. 【請求項3】 区切り情報で区切られる出力データ群と
    前記データ群に基づく出力動作を制御するための情報と
    を受信する受信工程と、前記受信工程により前記制御す
    るための情報を受信したか否かを判断する第1判断工程
    と、 前記第1判断工程によって前記制御するための情報を受
    信したと判断され、該受信した前記制御するための情報
    の優先を指示する情報が含まれる場合に、前記優先を指
    示する情報の存在を示す情報を記憶手段に記憶させる記
    憶工程と、 前記制御するための情報の受信以前に他の制御するため
    の情報を受信したか否かを判断する第2判断工程と、 前記記憶手段に前記優先を指示する情報の存在を示す情
    報が記憶され、前記第2判断工程によって、以前に前記
    制御するための情報が受信されたと判断される場合は、
    前記以前に受信された制御する情報に基づいて、前記出
    力データ群の出力動作を制御し、 前記第2判断工程によって、以前に前記制御するための
    情報が受信されていないと判断される場合は、前記指示
    する情報を含む前記制御情報に基づいて、前記データ群
    の出力動作を制御する制御工程とを有したことを特徴と
    する出力方法。
  4. 【請求項4】 区切り情報で区切られる出力データ群と
    前記データ群に基づく出力動作を制御するための情報と
    を受信する受信手段と、前記受信手段により前記制御す
    るための情報を受信したか否かを判断する第1判断手段
    と、 前記第1判断手段によって前記制御するための情報を受
    信したと判断され、該受信した前記制御するための情報
    の優先を指示する情報が含まれる場合に、前記優先を指
    示する情報の存在を示す情報を記憶手段に記憶させる記
    憶手段と、 前記制御するための情報の受信以前に他の制御するため
    の情報を受信したか否かを判断する第2判断手段と、 前記記憶手段に前記優先を指示する情報の存在を示す情
    報が記憶され、前記第2判断手段によって、以前に前記
    制御するための情報が受信されたと判断される場合は、
    前記以前に受信された制御する情報に基づいて、前記出
    力データ群の出力動作を制御し、 前記第2判断手段によって、以前に前記制御するための
    情報が受信されていないと判断される場合は、前記指示
    する情報を含む前記制御情報に基づいて、前記データ群
    の出力動作を制御する制御手段とを有したことを特徴と
    する出力装置。
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