JP2791105B2 - 携帯可能記憶媒体 - Google Patents
携帯可能記憶媒体Info
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- JP2791105B2 JP2791105B2 JP1148995A JP14899589A JP2791105B2 JP 2791105 B2 JP2791105 B2 JP 2791105B2 JP 1148995 A JP1148995 A JP 1148995A JP 14899589 A JP14899589 A JP 14899589A JP 2791105 B2 JP2791105 B2 JP 2791105B2
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- memory
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F15/00—Digital computers in general; Data processing equipment in general
- G06F15/02—Digital computers in general; Data processing equipment in general manually operated with input through keyboard and computation using a built-in program, e.g. pocket calculators
- G06F15/0241—Digital computers in general; Data processing equipment in general manually operated with input through keyboard and computation using a built-in program, e.g. pocket calculators of the IC-card-like type
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Computing Systems (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Storage Device Security (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえばCPU、データメモリ、内部バッ
テリなどを内蔵し、電卓、時刻表示などのカード単体で
用いたり、端末機に挿入することにより用いる多機能の
ICカードなどの携帯可能記憶媒体に関する。
テリなどを内蔵し、電卓、時刻表示などのカード単体で
用いたり、端末機に挿入することにより用いる多機能の
ICカードなどの携帯可能記憶媒体に関する。
(従来の技術) 従来、CPU(制御素子)、データメモリなどを内蔵
し、キーボード、表示部などを有し、電卓、時刻表示な
どでカード単体で用いたり、端末機に挿入することに用
いられる多機能のICカードが開発されている。上記CP
U、データメモリなどはLSI化されて内蔵されている。
し、キーボード、表示部などを有し、電卓、時刻表示な
どでカード単体で用いたり、端末機に挿入することに用
いられる多機能のICカードが開発されている。上記CP
U、データメモリなどはLSI化されて内蔵されている。
このようなICカードでは、客先提出仕様書にしたがっ
てプログラムの検討を行った後、プログラムの設計、デ
バック、試験などの作業を経て、LSIの製造をマスク設
計から新規に行うようになっている。この場合、基本機
能はすべて、マスクROMによって構成されるプログラム
メモリに搭載された構成となっている。
てプログラムの検討を行った後、プログラムの設計、デ
バック、試験などの作業を経て、LSIの製造をマスク設
計から新規に行うようになっている。この場合、基本機
能はすべて、マスクROMによって構成されるプログラム
メモリに搭載された構成となっている。
このため、仕様変更、機能追加を行う場合、その都度
LSIを製作するため、LSIの価格つまりICカードの価格が
高価格化するばかりでなく、開発期間が長くなるという
欠点がある。
LSIを製作するため、LSIの価格つまりICカードの価格が
高価格化するばかりでなく、開発期間が長くなるという
欠点がある。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように、価格が高価格化し、開発期間が長くな
るという欠点を除去するもので、価格の高価格化を防
ぎ、開発期間の短縮化を図ることができる携帯可能記憶
媒体を提供することを目的とする。
るという欠点を除去するもので、価格の高価格化を防
ぎ、開発期間の短縮化を図ることができる携帯可能記憶
媒体を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の携帯可能記憶媒体は、制御素子とメモリと
を有するものにおいて、基本機能のための基本プログラ
ムを記憶する書き替え不可能な第1のメモリと、基本デ
ータを記憶する第1の記憶エリアと携帯可能記憶媒体の
製造後に登録されるユーザ用のアプリケーションプログ
ラムを記憶する第2の記憶エリアとを有する書き替え可
能な第2のメモリと、上記第2のメモリにおける第1の
記憶エリアのアドレスを保持する第1の保持手段と、こ
の第1の保持手段に保持されている第2のメモリの第1
の記憶エリアのアドレスと上記制御素子から出力される
アクセス対象のアドレスデータとを比較し上記第2のメ
モリの第1の記憶エリアがアクセス対象となっているか
否かを検出する第1の検出手段と、携帯可能記憶媒体の
製造時に設定された上記第2のメモリの第1の記憶エリ
アにアクセスするための許可コードを保持する第2の保
持手段と、この第2の保持手段に保持されている許可コ
ードと携帯可能記憶媒体の使用時に上記ユーザ用のアプ
リケーションプログラムによって提供される許可コード
とを比較し両者が一致しているか否かを検出する第2の
検出手段と、この第2の検出手段により許可コードの不
一致が検出されかつ上記第1の検出手段により上記第2
のメモリの第1の記憶エリアがアクセス対象となってい
ることが検出された場合上記第2のメモリに対するアク
セスを禁止する禁止手段と、上記第2の検出手段により
許可コードの一致が検出された場合及び上記第1の検出
手段により上記第2のメモリの第1の記憶エリアがアク
セス対象となっていないことが検出された場合上記第2
のメモリに対するアクセスを許可する許可手段から構成
されるものである。
を有するものにおいて、基本機能のための基本プログラ
ムを記憶する書き替え不可能な第1のメモリと、基本デ
ータを記憶する第1の記憶エリアと携帯可能記憶媒体の
製造後に登録されるユーザ用のアプリケーションプログ
ラムを記憶する第2の記憶エリアとを有する書き替え可
能な第2のメモリと、上記第2のメモリにおける第1の
記憶エリアのアドレスを保持する第1の保持手段と、こ
の第1の保持手段に保持されている第2のメモリの第1
の記憶エリアのアドレスと上記制御素子から出力される
アクセス対象のアドレスデータとを比較し上記第2のメ
モリの第1の記憶エリアがアクセス対象となっているか
否かを検出する第1の検出手段と、携帯可能記憶媒体の
製造時に設定された上記第2のメモリの第1の記憶エリ
アにアクセスするための許可コードを保持する第2の保
持手段と、この第2の保持手段に保持されている許可コ
ードと携帯可能記憶媒体の使用時に上記ユーザ用のアプ
リケーションプログラムによって提供される許可コード
とを比較し両者が一致しているか否かを検出する第2の
検出手段と、この第2の検出手段により許可コードの不
一致が検出されかつ上記第1の検出手段により上記第2
のメモリの第1の記憶エリアがアクセス対象となってい
ることが検出された場合上記第2のメモリに対するアク
セスを禁止する禁止手段と、上記第2の検出手段により
許可コードの一致が検出された場合及び上記第1の検出
手段により上記第2のメモリの第1の記憶エリアがアク
セス対象となっていないことが検出された場合上記第2
のメモリに対するアクセスを許可する許可手段から構成
されるものである。
(作用) この発明は、制御素子とメモリとを有する携帯可能記
憶媒体において、基本機能のための基本プログラムを記
憶する書き替え不可能な第1のメモリと、基本データを
記憶する第1の記憶エリアと携帯可能記憶媒体の製造後
に登録されるユーザ用のアプリケーションプログラムを
記憶する第2の記憶エリアとを有する書き替え可能な第
2のメモリとを有し、上記第2のメモリにおける第1の
記憶エリアのアドレスを保持し、この保持されている第
2のメモリの第1の記憶エリアのアドレスと上記制御素
子から出力されるアクセス対象のアドレスデータとを比
較し上記第2のメモリの第1の記憶エリアがアクセス対
象となっているか否かを検出し、携帯可能記憶媒体の製
造時に設定された上記第2のメモリの第1の記憶エリア
にアクセスするための許可コードを保持し、この保持さ
れている許可コードと携帯可能記憶媒体の使用時に上記
ユーザ用のアプリケーションプログラムによって提供さ
れる許可コードとを比較し両者が一致しているか否かを
検出し、この許可コードの不一致が検出されかつ上記第
2のメモリの第1の記憶エリアがアクセス対象となって
いることが検出された場合、上記第2のメモリに対する
アクセスを禁止し、上記許可コードの一致が検出された
場合及び上記第2のメモリの第1の記憶エリアがアクセ
ス対象となっていないことが検出された場合、上記第2
のメモリに対するアクセスを許可するようにしたもので
ある。
憶媒体において、基本機能のための基本プログラムを記
憶する書き替え不可能な第1のメモリと、基本データを
記憶する第1の記憶エリアと携帯可能記憶媒体の製造後
に登録されるユーザ用のアプリケーションプログラムを
記憶する第2の記憶エリアとを有する書き替え可能な第
2のメモリとを有し、上記第2のメモリにおける第1の
記憶エリアのアドレスを保持し、この保持されている第
2のメモリの第1の記憶エリアのアドレスと上記制御素
子から出力されるアクセス対象のアドレスデータとを比
較し上記第2のメモリの第1の記憶エリアがアクセス対
象となっているか否かを検出し、携帯可能記憶媒体の製
造時に設定された上記第2のメモリの第1の記憶エリア
にアクセスするための許可コードを保持し、この保持さ
れている許可コードと携帯可能記憶媒体の使用時に上記
ユーザ用のアプリケーションプログラムによって提供さ
れる許可コードとを比較し両者が一致しているか否かを
検出し、この許可コードの不一致が検出されかつ上記第
2のメモリの第1の記憶エリアがアクセス対象となって
いることが検出された場合、上記第2のメモリに対する
アクセスを禁止し、上記許可コードの一致が検出された
場合及び上記第2のメモリの第1の記憶エリアがアクセ
ス対象となっていないことが検出された場合、上記第2
のメモリに対するアクセスを許可するようにしたもので
ある。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について、図面を参照して
説明する。
説明する。
第2図において、10は携帯可能記憶媒体としてのICカ
ードであり、種々の機能を有する多機能カードである。
たとえば、端末機(図示しない)と連動して使用するオ
ンライン機能、ICカード10が単体で動作するオフライン
機能、および時計のみをカウントしている待ち状態を有
している。
ードであり、種々の機能を有する多機能カードである。
たとえば、端末機(図示しない)と連動して使用するオ
ンライン機能、ICカード10が単体で動作するオフライン
機能、および時計のみをカウントしている待ち状態を有
している。
上記オフライン機能としては、電卓として使用できる
電卓モード、利用者により用いられている時計による時
刻を表示する時刻モード、住所、氏名、電話番号等を登
録したり、読出したりする電子ノート(電子帳)モー
ド、あるいはICカード10を複数のクレジットカードとし
て利用する買物モードなど単独で使用できるものとなっ
ている。
電卓モード、利用者により用いられている時計による時
刻を表示する時刻モード、住所、氏名、電話番号等を登
録したり、読出したりする電子ノート(電子帳)モー
ド、あるいはICカード10を複数のクレジットカードとし
て利用する買物モードなど単独で使用できるものとなっ
ている。
上記買物モードは、ICカード10の中に使用残高、有効
期限、買物記録等を記憶しておき、買物するたびに使用
した金額をICカード10内の残高から差引くとともに買物
情報を記録するものである。上記ICカード10内の残高お
よび有効期限が切れた場合は、契約銀行より秘密コード
を発行してもらうことにより、更新されるようになって
いる。
期限、買物記録等を記憶しておき、買物するたびに使用
した金額をICカード10内の残高から差引くとともに買物
情報を記録するものである。上記ICカード10内の残高お
よび有効期限が切れた場合は、契約銀行より秘密コード
を発行してもらうことにより、更新されるようになって
いる。
上記ICカード10の表面にはカードの規格にあった位置
に配置されたコンタクト部11、20キーからなるキーボー
ド部12、およびこのキーボード部12の上面に配置され、
液晶表示素子で形成される表示部13が設けられている。
に配置されたコンタクト部11、20キーからなるキーボー
ド部12、およびこのキーボード部12の上面に配置され、
液晶表示素子で形成される表示部13が設けられている。
上記コンタクト部11は、たとえば複数の端子11a〜11f
によって構成されており、動作用の電源電圧(Vcc,+5
V)用、EEPROMの書込電源電圧(Vpp)用、接地用、クロ
ック信号用、リセット信号用、データ入出力用の端子か
らなっている。
によって構成されており、動作用の電源電圧(Vcc,+5
V)用、EEPROMの書込電源電圧(Vpp)用、接地用、クロ
ック信号用、リセット信号用、データ入出力用の端子か
らなっている。
上記キーボード部12はカードの種類つまり種々のクレ
ジットカード、キャッシュカードなどに対応する処理を
選択する選択キー(T1、T2、T3、T4)12a、テンキー12
b、ファンクションキーとしての4則演算キーつまり加
算(+)キー12c、減算(−)キー12d、除算(÷)キー
12e、乗算(×)キー12f、少数点(.)キー12g、およ
びイコール(=)キー12hによって構成されている。
ジットカード、キャッシュカードなどに対応する処理を
選択する選択キー(T1、T2、T3、T4)12a、テンキー12
b、ファンクションキーとしての4則演算キーつまり加
算(+)キー12c、減算(−)キー12d、除算(÷)キー
12e、乗算(×)キー12f、少数点(.)キー12g、およ
びイコール(=)キー12hによって構成されている。
上記加算キー12cは、NEXTキーつまりオフラインにお
ける日付、時刻表示中にモードを選択するモード選択キ
ーとして用いられ、上記減算キー12dはBACKキーつまり
表示部13の表示状態を前に戻すキーとして用いられ、上
記乗算キー12fは開始キーとして用いられ、上記小数点
キー12gはNOキー、終了キーとして用いられ、上記イコ
ールキー12hはYESキー、パワーオンキーとして用いられ
るようになっている。
ける日付、時刻表示中にモードを選択するモード選択キ
ーとして用いられ、上記減算キー12dはBACKキーつまり
表示部13の表示状態を前に戻すキーとして用いられ、上
記乗算キー12fは開始キーとして用いられ、上記小数点
キー12gはNOキー、終了キーとして用いられ、上記イコ
ールキー12hはYESキー、パワーオンキーとして用いられ
るようになっている。
たとえば、パワーオンキーとしてのイコールキー12h
が押されると、後述するCPUはHALT状態が解除され、動
作開始用メッセージの時刻、日付を表示部13に表示す
る。
が押されると、後述するCPUはHALT状態が解除され、動
作開始用メッセージの時刻、日付を表示部13に表示す
る。
この状態で、テンキー12bを押すとICカード10は電卓
モードになり、四則演算が行えるようになっている。
モードになり、四則演算が行えるようになっている。
さらに、モード選択キーとしての加算キー12cは、上
記日付、時刻表示中の表示部13の表示状態を別のモード
へ進めるキーとして用いられ、表示部13にメニューとし
て、電子帳、時刻セット、日付セット、買物等の取引等
のモードがそのキーを押すたびに表示される。これらの
モードを実行する場合に、上記イコールキー12hとして
のYESキーを押すことにより、そのモードへ入り、実行
可能となる。
記日付、時刻表示中の表示部13の表示状態を別のモード
へ進めるキーとして用いられ、表示部13にメニューとし
て、電子帳、時刻セット、日付セット、買物等の取引等
のモードがそのキーを押すたびに表示される。これらの
モードを実行する場合に、上記イコールキー12hとして
のYESキーを押すことにより、そのモードへ入り、実行
可能となる。
上記表示部13は、1桁が5×7のドットマトリクス
で、16桁表示となっている。
で、16桁表示となっている。
第3図はICカード10を扱う端末機たとえばパーソナル
コンピュータ等に用いられるICカード読取書込部16の外
観を示すものである。すなわち、カード挿入口17から挿
入されたICカード10におけるコンタクト部11と接続する
ことにより、ICカード10におけるメモリのデータを読取
ったり、あるいはメモリ内にデータを書込むものであ
る。
コンピュータ等に用いられるICカード読取書込部16の外
観を示すものである。すなわち、カード挿入口17から挿
入されたICカード10におけるコンタクト部11と接続する
ことにより、ICカード10におけるメモリのデータを読取
ったり、あるいはメモリ内にデータを書込むものであ
る。
上記ICカード読取書込部16は、パーソナルコンピュー
タの本体(図示しない)とケーブルによって接続される
ようになっている。
タの本体(図示しない)とケーブルによって接続される
ようになっている。
また、上記ICカード10の電気回路は、第1図に示すよ
うに構成されている。すなわち、上記コンタクト部11、
通信制御回路21、リセット制御回路22、電源制御回路2
3、たとえば3ボルトの内部バッテリ(内蔵電源)25、
この内部バッテリ25の電圧値が規定以上であるか否かを
チェックするバッテリチェック回路24、クロック制御回
路26、演算クロック発振用の水晶発振子であり、200KHZ
の発振周波数(高速クロック)の信号を出力する発振器
27、制御用のCPU(セントラル・プロセッシング・ユニ
ット)28、ICカード10の基本プログラムおよびこれに必
要なデータが記録されているマスクROM29、ワーキング
用メモリ30、暗証番号、およびデータなどが記録される
とともに、ユーザ別のプログラム、上記基本プログラム
が記憶され、EEPROMで構成されるデータメモリ31、マス
クROM29とデータメモリ31を制御するメモリ制御回路4
0、処理動作中の計時用に用いるタイマ32、カレンダ回
路33、基本クロック発振用の水晶発振子であり、常時、
32.768KHZの発振周波数(低速クロック)の信号を出力
している発振器34、表示部制御回路35、上記表示部13を
駆動する表示部ドライバ36、および上記キーボード部12
のキー入力回路としてのキーボードインターフェース38
によって構成されている。
うに構成されている。すなわち、上記コンタクト部11、
通信制御回路21、リセット制御回路22、電源制御回路2
3、たとえば3ボルトの内部バッテリ(内蔵電源)25、
この内部バッテリ25の電圧値が規定以上であるか否かを
チェックするバッテリチェック回路24、クロック制御回
路26、演算クロック発振用の水晶発振子であり、200KHZ
の発振周波数(高速クロック)の信号を出力する発振器
27、制御用のCPU(セントラル・プロセッシング・ユニ
ット)28、ICカード10の基本プログラムおよびこれに必
要なデータが記録されているマスクROM29、ワーキング
用メモリ30、暗証番号、およびデータなどが記録される
とともに、ユーザ別のプログラム、上記基本プログラム
が記憶され、EEPROMで構成されるデータメモリ31、マス
クROM29とデータメモリ31を制御するメモリ制御回路4
0、処理動作中の計時用に用いるタイマ32、カレンダ回
路33、基本クロック発振用の水晶発振子であり、常時、
32.768KHZの発振周波数(低速クロック)の信号を出力
している発振器34、表示部制御回路35、上記表示部13を
駆動する表示部ドライバ36、および上記キーボード部12
のキー入力回路としてのキーボードインターフェース38
によって構成されている。
上記通信制御回路21、CPU28、ROM29、メモリ制御回路
40、プログラムワーキング用メモリ30、データメモリ3
1、タイマ32、カレンダ回路33、表示部制御回路35、お
よびキーボードインターフェース38は、データバス20に
よって接続されるようになっている。
40、プログラムワーキング用メモリ30、データメモリ3
1、タイマ32、カレンダ回路33、表示部制御回路35、お
よびキーボードインターフェース38は、データバス20に
よって接続されるようになっている。
上記通信制御回路21は、受信時つまり上記端末機(図
示しない)に接続されるICカード読取書込部16からコン
タクト部11を介して供給されたシリアルの入出力信号
を、パラレルのデータに変換してデータバス20に出力
し、送信時つまりデータバス20から供給されたパラレル
のデータを、シリアルの入出力信号に変換してコンタク
ト部11を介して端末機16に出力するようになっている。
この場合、その変換のフォーマット内容は、上記端末機
と、ICカード10とで定められている。
示しない)に接続されるICカード読取書込部16からコン
タクト部11を介して供給されたシリアルの入出力信号
を、パラレルのデータに変換してデータバス20に出力
し、送信時つまりデータバス20から供給されたパラレル
のデータを、シリアルの入出力信号に変換してコンタク
ト部11を介して端末機16に出力するようになっている。
この場合、その変換のフォーマット内容は、上記端末機
と、ICカード10とで定められている。
リセット制御回路22は、オンラインになった際、リセ
ット信号を発生し、CPU28の起動を行うようになってい
る。
ット信号を発生し、CPU28の起動を行うようになってい
る。
上記電源制御回路23は、オンラインとなった際、所定
時間経過後に、内部バッテリ25による駆動から外部電源
駆動に切換え、オフラインとなった際、つまり外部電圧
が低下した際、外部電源による駆動から内部バッテリ25
による駆動に切換えるものである。
時間経過後に、内部バッテリ25による駆動から外部電源
駆動に切換え、オフラインとなった際、つまり外部電圧
が低下した際、外部電源による駆動から内部バッテリ25
による駆動に切換えるものである。
上記クロック制御回路26は、内部バッテリ25でカード
動作を行うオフラインモードにおいて、低速クロックと
高速クロックとをタイミングよく切換えるものであり、
またHALT命令実行後、パワーダウンのため200KHZの発振
周波数(高速クロック)の信号を出力する発振回路(図
示しない)を停止し、またCPU28へのクロックの供給も
停止し、完全なる停止状態で待機するものである。上記
クロック制御回路26は、リセット、HALT命令が実行され
ると、基本的には時計用が選択される構成である。
動作を行うオフラインモードにおいて、低速クロックと
高速クロックとをタイミングよく切換えるものであり、
またHALT命令実行後、パワーダウンのため200KHZの発振
周波数(高速クロック)の信号を出力する発振回路(図
示しない)を停止し、またCPU28へのクロックの供給も
停止し、完全なる停止状態で待機するものである。上記
クロック制御回路26は、リセット、HALT命令が実行され
ると、基本的には時計用が選択される構成である。
マスクROM29に記憶される基本プログラムは、クレジ
ット機能、I/O制御のためのドライブプログラム、カレ
ンダ機能、その他各種のサブルーチン機能などである。
ット機能、I/O制御のためのドライブプログラム、カレ
ンダ機能、その他各種のサブルーチン機能などである。
上記データメモリ31は、第4図に示すように、ユーザ
用のアプリケーションプログラムが記憶されるユーザ用
アプリケーションプログラム記憶エリア31a、ユーザ用
のデータが記憶されるユーザ用データ記憶エリア31b、
基本プログラム用のデータ(たとえば金額、許可コード
等の大事なデータ)が記憶される基本プログラム用デー
タ記憶エリア31cによって構成されている。上記ユーザ
用のアプリケーション・プログラムには、そのプログラ
ムの作成時に、製造時に設定された許可コード(アクセ
ス許可キー)と同じ許可コードが付与されており、たと
えば基本プログラム用データ記憶エリア31cへのデータ
の書込み、読出しを行う際に、アプリケーション・プロ
グラムから許可コードが読み出されて上記メモリ制御回
路40へ出力されるようになっている。
用のアプリケーションプログラムが記憶されるユーザ用
アプリケーションプログラム記憶エリア31a、ユーザ用
のデータが記憶されるユーザ用データ記憶エリア31b、
基本プログラム用のデータ(たとえば金額、許可コード
等の大事なデータ)が記憶される基本プログラム用デー
タ記憶エリア31cによって構成されている。上記ユーザ
用のアプリケーション・プログラムには、そのプログラ
ムの作成時に、製造時に設定された許可コード(アクセ
ス許可キー)と同じ許可コードが付与されており、たと
えば基本プログラム用データ記憶エリア31cへのデータ
の書込み、読出しを行う際に、アプリケーション・プロ
グラムから許可コードが読み出されて上記メモリ制御回
路40へ出力されるようになっている。
マスクROM29に記憶される基本プログラムは、LSIの製
造前に搭載されており、データメモリ31に記憶されるユ
ーザ用のアプリケーション・プログラムは、カード製造
終了後に発行者側でカード発行処理の一部として、上記
端末機からローディングされ、搭載されるようになって
いる。
造前に搭載されており、データメモリ31に記憶されるユ
ーザ用のアプリケーション・プログラムは、カード製造
終了後に発行者側でカード発行処理の一部として、上記
端末機からローディングされ、搭載されるようになって
いる。
上記メモリ制御回路40は、ソフトのバグあるいはノイ
ズ等で、基本データが破壊されたり、ユーザ領域に不正
なプログラムが侵入するのを防止するために、マスクRO
M29とデータメモリ31の動作を監視したり、データの読
出し、書込みを制御するものである。たとえば、データ
メモリ31内の基本プログラム用データ記憶エリア31cへ
のアクセス時、あらかじめ設定されている許可コードと
同一の許可コードがアプリケーションプログラムにより
供給された際に、ユーザ領域つまり記憶エリア31cに対
するデータの読出し、書込みを許可し、同一の許可コー
ドがアプリケーションプログラムにより供給されなかっ
た際に、ユーザ領域つまり記憶エリア31cに対するデー
タの読出し、書込みを不許可とするものである。
ズ等で、基本データが破壊されたり、ユーザ領域に不正
なプログラムが侵入するのを防止するために、マスクRO
M29とデータメモリ31の動作を監視したり、データの読
出し、書込みを制御するものである。たとえば、データ
メモリ31内の基本プログラム用データ記憶エリア31cへ
のアクセス時、あらかじめ設定されている許可コードと
同一の許可コードがアプリケーションプログラムにより
供給された際に、ユーザ領域つまり記憶エリア31cに対
するデータの読出し、書込みを許可し、同一の許可コー
ドがアプリケーションプログラムにより供給されなかっ
た際に、ユーザ領域つまり記憶エリア31cに対するデー
タの読出し、書込みを不許可とするものである。
上記カレンダ回路33は、カードの保持者が自由に設定
変更可能な表示用の時計と、たとえば世界の標準時間を
カードの発行時にセットし、その後、変更不可能な取引
用の時計とを有している。
変更可能な表示用の時計と、たとえば世界の標準時間を
カードの発行時にセットし、その後、変更不可能な取引
用の時計とを有している。
上記表示部制御回路35は、上記CPU28から供給される
表示データを内部のROMで構成されるキャラクタジェネ
レータ(図示しない)を用いて文字パターンに変換し、
表示部ドライバ36を用いて表示部13で表示するものであ
る。
表示データを内部のROMで構成されるキャラクタジェネ
レータ(図示しない)を用いて文字パターンに変換し、
表示部ドライバ36を用いて表示部13で表示するものであ
る。
上記キーボードインターフェース38は、キーボード部
12で入力されたキーに対応するキー入力信号に変換して
CPU28に出力するものである。
12で入力されたキーに対応するキー入力信号に変換して
CPU28に出力するものである。
上記メモリ制御回路40は、第5図に示すように構成さ
れている。すなわち、製造時にあらかじめ設定される許
可コードが記憶される許可コードバッファ50がある。こ
の許可コードバッファ50には、製造時に、CPU28からデ
ータバス20を介して供給される許可コードと書込み信号
とに応じて、許可コードが記憶されており、この記憶さ
れている許可コードは許可コード比較回路51の一方の入
力端Aに供給される。
れている。すなわち、製造時にあらかじめ設定される許
可コードが記憶される許可コードバッファ50がある。こ
の許可コードバッファ50には、製造時に、CPU28からデ
ータバス20を介して供給される許可コードと書込み信号
とに応じて、許可コードが記憶されており、この記憶さ
れている許可コードは許可コード比較回路51の一方の入
力端Aに供給される。
また、カードの使用時に許可コードが設定される許可
問合せバッファ52がある。この許可問合せバッファ52に
は、CPU28からデータバス20を介して供給される許可コ
ードと書込み信号とに応じて、許可コードが記憶されて
おり、この記憶されている許可コードは上記許可コード
比較回路51の他方の入力端Bに供給される。上記許可コ
ード比較回路51は上記許可コードバッファ50からの許可
コードと上記許可問合せバッファ52からの許可コードと
が一致するか否かを比較するものであり、その一致出力
はアクセス許可ゲート53の一端へ供給される。
問合せバッファ52がある。この許可問合せバッファ52に
は、CPU28からデータバス20を介して供給される許可コ
ードと書込み信号とに応じて、許可コードが記憶されて
おり、この記憶されている許可コードは上記許可コード
比較回路51の他方の入力端Bに供給される。上記許可コ
ード比較回路51は上記許可コードバッファ50からの許可
コードと上記許可問合せバッファ52からの許可コードと
が一致するか否かを比較するものであり、その一致出力
はアクセス許可ゲート53の一端へ供給される。
また、製造時にあらかじめ設定されるユーザエリア外
を示すユーザエリアデータつまりデータメモリ31におけ
る基本プログラム用データ記憶エリア31cの開始アドレ
スの上位数ビットが記憶されるユーザエリアバッファ54
がある。このユーザエリアバッファ54には、製造時に、
CPU28からデータバス20を介して供給されるユーザエリ
アを示すデータと書込み信号とに応じて、ユーザエリア
を示すデータが記憶されており、この記憶されているデ
ータはユーザエリア比較回路55の一方の入力端Binに供
給される。このユーザエリア比較回路55の他方の入力端
Ainには、CPU28からデータバス20を介して供給される現
在処理中のアドレスデータが供給される。
を示すユーザエリアデータつまりデータメモリ31におけ
る基本プログラム用データ記憶エリア31cの開始アドレ
スの上位数ビットが記憶されるユーザエリアバッファ54
がある。このユーザエリアバッファ54には、製造時に、
CPU28からデータバス20を介して供給されるユーザエリ
アを示すデータと書込み信号とに応じて、ユーザエリア
を示すデータが記憶されており、この記憶されているデ
ータはユーザエリア比較回路55の一方の入力端Binに供
給される。このユーザエリア比較回路55の他方の入力端
Ainには、CPU28からデータバス20を介して供給される現
在処理中のアドレスデータが供給される。
上記ユーザエリア比較回路55は、上記CPU28から供給
されるアドレスとユーザエリアバッファ54から供給され
るユーザエリアデータとが比較され、アクセスしようと
するアドレスがユーザエリア外つまり基本プログラム用
データ記憶エリア31c内の場合、出力端55aから一致信号
が出力され、ユーザエリアつまり基本プログラム用デー
タ記憶エリア31c外の場合、出力端55bから不一致信号が
出力されるものである。
されるアドレスとユーザエリアバッファ54から供給され
るユーザエリアデータとが比較され、アクセスしようと
するアドレスがユーザエリア外つまり基本プログラム用
データ記憶エリア31c内の場合、出力端55aから一致信号
が出力され、ユーザエリアつまり基本プログラム用デー
タ記憶エリア31c外の場合、出力端55bから不一致信号が
出力されるものである。
上記ユーザエリア比較回路55の出力端55aから出力さ
れる一致信号は上記アクセス許可ゲート53の他端へ供給
され、このアクセス許可ゲート53の出力はアクセス許可
ゲート56の一端へ供給され、このアクセス許可ゲート56
の他端には上記ユーザエリア比較回路55の出力端55bか
ら出力される不一致信号が供給され、アクセス許可ゲー
ト56の出力は、アクセス信号としてデータメモリ31へ出
力される。
れる一致信号は上記アクセス許可ゲート53の他端へ供給
され、このアクセス許可ゲート53の出力はアクセス許可
ゲート56の一端へ供給され、このアクセス許可ゲート56
の他端には上記ユーザエリア比較回路55の出力端55bか
ら出力される不一致信号が供給され、アクセス許可ゲー
ト56の出力は、アクセス信号としてデータメモリ31へ出
力される。
これにより、許可コード比較回路51からアクセス許可
信号としての一致信号がアクセス許可ゲート53に供給さ
れず、ユーザエリア比較回路55の出力端55aから一致信
号が出力された際、アクセス許可ゲート56から出力され
るアクセス信号はイネーブル状態とならず、また許可コ
ード比較回路51からアクセス許可信号としての一致信号
がアクセス許可ゲート53に供給されず、ユーザエリア比
較回路55の出力端55bから不一致信号が出力された際、
アクセス許可ゲート56から出力されるアクセス信号はイ
ネーブル状態となる。
信号としての一致信号がアクセス許可ゲート53に供給さ
れず、ユーザエリア比較回路55の出力端55aから一致信
号が出力された際、アクセス許可ゲート56から出力され
るアクセス信号はイネーブル状態とならず、また許可コ
ード比較回路51からアクセス許可信号としての一致信号
がアクセス許可ゲート53に供給されず、ユーザエリア比
較回路55の出力端55bから不一致信号が出力された際、
アクセス許可ゲート56から出力されるアクセス信号はイ
ネーブル状態となる。
また、許可コード比較回路51からアクセス許可信号と
しての一致信号がアクセス許可ゲート53に供給され、ユ
ーザエリア比較回路55の出力端55aから一致信号が出力
された際、あるいはユーザエリア比較回路55の出力端55
bから不一致信号が出力された際、アクセス許可ゲート5
6から出力されるアクセス信号はイネーブル状態とな
る。
しての一致信号がアクセス許可ゲート53に供給され、ユ
ーザエリア比較回路55の出力端55aから一致信号が出力
された際、あるいはユーザエリア比較回路55の出力端55
bから不一致信号が出力された際、アクセス許可ゲート5
6から出力されるアクセス信号はイネーブル状態とな
る。
また、上記データメモリ31には、アクセスするアドレ
ス、読出し、書込み信号、書込みデータが上記CPU28か
らデータバス20を介して供給されている。
ス、読出し、書込み信号、書込みデータが上記CPU28か
らデータバス20を介して供給されている。
次に、このような構成において動作を説明する。たと
えば今、カードの製造時、製造者によって許可コードと
ユーザエリア外を示すユーザエリアデータつまりデータ
メモリ31における基本プログラム用データ記憶エリア31
cの開始アドレスの上位数ビットとが設定される。これ
により、CPU28は設定された許可コードと書込み信号と
をデータバス20を介してメモリ制御回路40内の許可コー
ドバッファ50に供給し、設定されたユーザエリアデータ
と書込み信号とをデータバス20を介してメモリ制御回路
40内のユーザエリアバッファ54に供給する。したがっ
て、製造時に、許可コードバッファ50に許可コードが記
憶され、ユーザエリアバッファ54にユーザエリアデータ
が記憶される。
えば今、カードの製造時、製造者によって許可コードと
ユーザエリア外を示すユーザエリアデータつまりデータ
メモリ31における基本プログラム用データ記憶エリア31
cの開始アドレスの上位数ビットとが設定される。これ
により、CPU28は設定された許可コードと書込み信号と
をデータバス20を介してメモリ制御回路40内の許可コー
ドバッファ50に供給し、設定されたユーザエリアデータ
と書込み信号とをデータバス20を介してメモリ制御回路
40内のユーザエリアバッファ54に供給する。したがっ
て、製造時に、許可コードバッファ50に許可コードが記
憶され、ユーザエリアバッファ54にユーザエリアデータ
が記憶される。
このように各データが設定されているICカード10の製
造終了後に、発行者側でカード発行処理の一部として、
ユーザ用のアプリケーション・プログラムが上記端末機
からローティングされ、搭載される。
造終了後に、発行者側でカード発行処理の一部として、
ユーザ用のアプリケーション・プログラムが上記端末機
からローティングされ、搭載される。
そして、そのICカード10の発行後、利用者によって利
用される状態において、上記メモリ制御回路40はデータ
メモリ31における基本プログラム用データ記憶エリア31
cに対するアクセスを行う際に、製造時に設定されてい
る許可コードと同一の許可コードが得られた場合、デー
タメモリ31へのアクセス信号をイネーブル状態にし、製
造時に設定した許可コードと同一の許可コードが得られ
なかった場合、データメモリ31へのアクセス信号をイネ
ーブル状態としない。これにより、正当なユーザによっ
て作成されたプログラムで基本プログラム用データ記憶
エリア31cがアクセスされた場合、そのアクセスを許可
し、正当なユーザによって作成されていないプログラム
で基本プログラム用データ記憶エリア31cがアクセスさ
れた場合、アクセスを許可しないようにしている。
用される状態において、上記メモリ制御回路40はデータ
メモリ31における基本プログラム用データ記憶エリア31
cに対するアクセスを行う際に、製造時に設定されてい
る許可コードと同一の許可コードが得られた場合、デー
タメモリ31へのアクセス信号をイネーブル状態にし、製
造時に設定した許可コードと同一の許可コードが得られ
なかった場合、データメモリ31へのアクセス信号をイネ
ーブル状態としない。これにより、正当なユーザによっ
て作成されたプログラムで基本プログラム用データ記憶
エリア31cがアクセスされた場合、そのアクセスを許可
し、正当なユーザによって作成されていないプログラム
で基本プログラム用データ記憶エリア31cがアクセスさ
れた場合、アクセスを許可しないようにしている。
すなわち、基本プログラム用データ記憶エリア31cに
対するアクセスを行う際、CPU28はユーザ用アプリケー
ション・プログラムに付与されている、許可コードを読
出し、上記メモリ制御回路40内の許可問合せバッファ52
へ出力される。この許可問合せバッファ52は供給される
許可コードを記憶し、許可コード比較回路51に出力され
る。
対するアクセスを行う際、CPU28はユーザ用アプリケー
ション・プログラムに付与されている、許可コードを読
出し、上記メモリ制御回路40内の許可問合せバッファ52
へ出力される。この許可問合せバッファ52は供給される
許可コードを記憶し、許可コード比較回路51に出力され
る。
これにより、上記許可コード比較回路51は上記許可コ
ードバッファ50からの製造時にあらかじめ設定されてい
る許可コードと上記許可問合せバッファ52からの許可コ
ードとが一致するか否かを比較し、その比較結果が一致
している場合のみ、一致出力がアクセス許可ゲート53へ
出力される。
ードバッファ50からの製造時にあらかじめ設定されてい
る許可コードと上記許可問合せバッファ52からの許可コ
ードとが一致するか否かを比較し、その比較結果が一致
している場合のみ、一致出力がアクセス許可ゲート53へ
出力される。
また、CPU28は、アクセスするアドレスをデータバス2
0を介してメモリ制御回路40内のユーザエリア比較回路5
5に出力する。すると、ユーザエリア比較回路55はそのC
PU28から供給されたアドレスとユーザエリアバッファ54
からの製造時にあらかじめ設定されているユーザエリア
データとが比較され、アクセスしようとするアドレスが
ユーザエリア外つまり基本プログラム用データ記憶エリ
ア31c内の場合、出力端55aから一致信号が出力され、ユ
ーザエリアつまり基本プログラム用データ記憶エリア31
c外の場合、出力端55bから不一致信号が出力される。
0を介してメモリ制御回路40内のユーザエリア比較回路5
5に出力する。すると、ユーザエリア比較回路55はそのC
PU28から供給されたアドレスとユーザエリアバッファ54
からの製造時にあらかじめ設定されているユーザエリア
データとが比較され、アクセスしようとするアドレスが
ユーザエリア外つまり基本プログラム用データ記憶エリ
ア31c内の場合、出力端55aから一致信号が出力され、ユ
ーザエリアつまり基本プログラム用データ記憶エリア31
c外の場合、出力端55bから不一致信号が出力される。
したがって、許可コード比較回路51からアクセス許可
信号としての一致信号がアクセス許可ゲート53に供給さ
れず、ユーザエリア比較回路55の出力端55aから一致信
号が出力された際、アクセス許可ゲート56から出力され
るアクセス信号はイネーブル状態とならず、また許可コ
ード比較回路51からアクセス許可信号としての一致信号
がアクセス許可ゲート53に供給されず、ユーザエリア比
較回路55の出力端55bから不一致信号が出力された際、
アクセス許可ゲート56から出力されるアクセス信号はイ
ネーブル状態となる。
信号としての一致信号がアクセス許可ゲート53に供給さ
れず、ユーザエリア比較回路55の出力端55aから一致信
号が出力された際、アクセス許可ゲート56から出力され
るアクセス信号はイネーブル状態とならず、また許可コ
ード比較回路51からアクセス許可信号としての一致信号
がアクセス許可ゲート53に供給されず、ユーザエリア比
較回路55の出力端55bから不一致信号が出力された際、
アクセス許可ゲート56から出力されるアクセス信号はイ
ネーブル状態となる。
また、許可コード比較回路51からアクセス許可信号と
しての一致信号がアクセス許可ゲート53に供給され、ユ
ーザエリア比較回路55の出力端55aから一致信号が出力
された際、あるいはユーザエリア比較回路55の出力端55
bから不一致信号が出力された際、アクセス許可ゲート5
6から出力されるアクセス信号はイネーブル状態とな
る。
しての一致信号がアクセス許可ゲート53に供給され、ユ
ーザエリア比較回路55の出力端55aから一致信号が出力
された際、あるいはユーザエリア比較回路55の出力端55
bから不一致信号が出力された際、アクセス許可ゲート5
6から出力されるアクセス信号はイネーブル状態とな
る。
そして、データメモリ31はメモリ制御回路40のアクセ
ス許可ゲート56から出力されるアクセス信号がイネーブ
ル状態となった際、このときCPU28から供給されている
アドレスにデータを書込んだり、そのアドレスのデータ
が読出されたりする。
ス許可ゲート56から出力されるアクセス信号がイネーブ
ル状態となった際、このときCPU28から供給されている
アドレスにデータを書込んだり、そのアドレスのデータ
が読出されたりする。
上記したように、書替え可能なデータメモリにユーザ
用のプログラムと基本プログラム用データが記憶される
記憶エリアを搭載し、データの読出し、書込み時、あら
かじめ設定されている許可コードと同一の許可コードが
そのプログラムの処理により供給された際に、基本プロ
グラム用データ記憶エリアにおけるデータの読出し、書
込みを許可するようにしたものである。
用のプログラムと基本プログラム用データが記憶される
記憶エリアを搭載し、データの読出し、書込み時、あら
かじめ設定されている許可コードと同一の許可コードが
そのプログラムの処理により供給された際に、基本プロ
グラム用データ記憶エリアにおけるデータの読出し、書
込みを許可するようにしたものである。
これにより、仕様変更のたびに、LSIを新規作成する
ことがなく、しかもユーザ用のプログラム動作を監視す
ることで、基本データの破壊防止および不正ソフトの侵
入を防ぐことができる信頼性の高いカードを提供でき
る。
ことがなく、しかもユーザ用のプログラム動作を監視す
ることで、基本データの破壊防止および不正ソフトの侵
入を防ぐことができる信頼性の高いカードを提供でき
る。
すなわち、基本プログラム用データを書替え可能なメ
モリに記憶するようにしたが、許可コードの一致チェッ
クで、基本プログラム用データのエリアを解放するよう
にしたので、単にメモリを解放してカードの基本機能が
なくなったり、壊れてしまうのを防止できる。
モリに記憶するようにしたが、許可コードの一致チェッ
クで、基本プログラム用データのエリアを解放するよう
にしたので、単にメモリを解放してカードの基本機能が
なくなったり、壊れてしまうのを防止できる。
なお、前記実施例では、ICカードを用いたが、これに
限らず、データメモリと制御素子とを有し、選択的に外
部から入出力を行うものであれば良く、形状もカード状
でなく、棒状など他の形状であっても良い。
限らず、データメモリと制御素子とを有し、選択的に外
部から入出力を行うものであれば良く、形状もカード状
でなく、棒状など他の形状であっても良い。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、価格の高価格
化を防ぎ、開発期間の短縮化を図ることができる携帯可
能記憶媒体を提供できる。
化を防ぎ、開発期間の短縮化を図ることができる携帯可
能記憶媒体を提供できる。
図面はこの発明の一実施例を説明するためのもので、第
1図はICカードの電気回路の概略構成を示す図、第2図
はICカードの構成を示す平面図、第3図はICカードを取
扱う端末機を示す図、第4図はデータメモリの構成を示
す図、第5図はメモリ制御回路の構成を示す図である。 10……ICカード(携帯可能記憶媒体)、11……コンタク
ト部、12……キーボード部、13……表示部、16……端末
機、28……CPU(制御素子)、29……マスクROM(記憶手
段)、31……データメモリ(記憶手段)、31a……ユー
ザ用アプリケーションプログラム記憶エリア、31b……
ユーザ用データ記憶エリア、31c……基本プログラム用
データ記憶エリア、40……メモリ制御回路、51……ユー
ザエリアアドレスメモリ、52……アドレス比較回路、5
3、60……ナンド回路、54、59……インバータ回路、55
……データ選択回路、56……リードバッファ、57……ソ
フト割込み命令コードレジスタ、58……ライトデータバ
ッファ。
1図はICカードの電気回路の概略構成を示す図、第2図
はICカードの構成を示す平面図、第3図はICカードを取
扱う端末機を示す図、第4図はデータメモリの構成を示
す図、第5図はメモリ制御回路の構成を示す図である。 10……ICカード(携帯可能記憶媒体)、11……コンタク
ト部、12……キーボード部、13……表示部、16……端末
機、28……CPU(制御素子)、29……マスクROM(記憶手
段)、31……データメモリ(記憶手段)、31a……ユー
ザ用アプリケーションプログラム記憶エリア、31b……
ユーザ用データ記憶エリア、31c……基本プログラム用
データ記憶エリア、40……メモリ制御回路、51……ユー
ザエリアアドレスメモリ、52……アドレス比較回路、5
3、60……ナンド回路、54、59……インバータ回路、55
……データ選択回路、56……リードバッファ、57……ソ
フト割込み命令コードレジスタ、58……ライトデータバ
ッファ。
Claims (1)
- 【請求項1】制御素子とメモリとを有する携帯可能記憶
媒体において、 基本機能のための基本プログラムを記憶する書き替え不
可能な第1のメモリと、 基本データを記憶する第1の記憶エリアと携帯可能記憶
媒体の製造後に登録されるユーザ用のアプリケーション
プログラムを記憶する第2の記憶エリアとを有する書き
替え可能な第2のメモリと、 上記第2のメモリにおける第1の記憶エリアのアドレス
を保持する第1の保持手段と、 この第1の保持手段に保持されている第2のメモリの第
1の記憶エリアのアドレスと上記制御素子から出力され
るアクセス対象のアドレスデータとを比較し上記第2の
メモリの第1の記憶エリアがアクセス対象となっている
か否かを検出する第1の検出手段と、 携帯可能記憶媒体の製造時に設定された上記第2のメモ
リの第1の記憶エリアにアクセスするための許可コード
を保持する第2の保持手段と、 この第2の保持手段に保持されている許可コードと携帯
可能記憶媒体の使用時に上記ユーザ用のアプリケーショ
ンプログラムによって提供される許可コードとを比較し
両者が一致しているか否かを検出する第2の検出手段
と、 この第2の検出手段により許可コードの不一致が検出さ
れかつ上記第1の検出手段により上記第2のメモリの第
1の記憶エリアがアクセス対象となっていることが検出
された場合上記第2のメモリに対するアクセスを禁止す
る禁止手段と、 上記第2の検出手段により許可コードの一致が検出され
た場合及び上記第1の検出手段により上記第2のメモリ
の第1の記憶エリアがアクセス対象となっていないこと
が検出された場合上記第2のメモリに対するアクセスを
許可する許可手段と、 を具備したことを特徴とする携帯可能記憶媒体。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1148995A JP2791105B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 携帯可能記憶媒体 |
EP90110737A EP0402758B1 (en) | 1989-06-12 | 1990-06-06 | Portable electronic device having versatile program storage |
DE69032235T DE69032235T2 (de) | 1989-06-12 | 1990-06-06 | Tragbares elektronisches Gerät mit vielseitiger Programmspeicherung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1148995A JP2791105B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 携帯可能記憶媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0314053A JPH0314053A (ja) | 1991-01-22 |
JP2791105B2 true JP2791105B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=15465351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1148995A Expired - Lifetime JP2791105B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 携帯可能記憶媒体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0402758B1 (ja) |
JP (1) | JP2791105B2 (ja) |
DE (1) | DE69032235T2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3114812B2 (ja) * | 1991-02-04 | 2000-12-04 | ソニー株式会社 | 情報処理装置および方法 |
DE20007254U1 (de) * | 2000-04-19 | 2001-05-31 | SCM Microsystems GmbH, 85276 Pfaffenhofen | Kartenterminal |
JP3641230B2 (ja) * | 2001-10-22 | 2005-04-20 | 株式会社東芝 | メモリカードを制御するための装置および方法 |
JP4537431B2 (ja) * | 2007-08-08 | 2010-09-01 | パイオニア株式会社 | マイクロプロセッサ |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5420624A (en) * | 1977-07-15 | 1979-02-16 | Mitsubishi Electric Corp | Memory access device |
FR2401459A1 (fr) * | 1977-08-26 | 1979-03-23 | Cii Honeywell Bull | Support d'information portatif muni d'un microprocesseur et d'une memoire morte programmable |
JPS55135952A (en) * | 1979-04-11 | 1980-10-23 | Hitachi Ltd | Memory protection system |
DE3682476D1 (de) * | 1985-10-07 | 1991-12-19 | Toshiba Kawasaki Kk | Tragbares elektronisches geraet. |
JPS6373388A (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-02 | Fujitsu Ltd | 複数サ−ビス用icカ−ドの領域獲得方式 |
GB2204973A (en) * | 1987-05-19 | 1988-11-23 | Gen Electric Co Plc | Data processing system |
JP2635601B2 (ja) * | 1987-07-28 | 1997-07-30 | 株式会社東芝 | 携帯可能電子装置 |
JPS6459485A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-07 | Asahi Chemical Ind | Ic card |
JPH01127994A (ja) * | 1987-11-12 | 1989-05-19 | Toshiba Corp | 日付機能を有する電子装置 |
-
1989
- 1989-06-12 JP JP1148995A patent/JP2791105B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-06-06 EP EP90110737A patent/EP0402758B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-06-06 DE DE69032235T patent/DE69032235T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0402758B1 (en) | 1998-04-15 |
DE69032235T2 (de) | 1998-12-17 |
EP0402758A3 (en) | 1992-09-30 |
DE69032235D1 (de) | 1998-05-20 |
EP0402758A2 (en) | 1990-12-19 |
JPH0314053A (ja) | 1991-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090612 Year of fee payment: 11 |
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