JP2790224B2 - 電解コンデンサの組立方法 - Google Patents

電解コンデンサの組立方法

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JP2790224B2
JP2790224B2 JP8168992A JP8168992A JP2790224B2 JP 2790224 B2 JP2790224 B2 JP 2790224B2 JP 8168992 A JP8168992 A JP 8168992A JP 8168992 A JP8168992 A JP 8168992A JP 2790224 B2 JP2790224 B2 JP 2790224B2
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JP
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rubber sealing
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wire
lead
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浩武 宮路
和廣 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解コンデンサの組立方
法に関し、さらに詳しく言えば、コンデンサ素子から引
き出されているリード端子にゴム封口体を取り付ける際
の組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3にはアルミニウムの陽極箔と陰極箔
とをセパレータを挟んで巻回してなる例えば04形のア
ルミニウム電解コンデンサに用いられるリード同一方向
形のコンデンサ素子1が示されている。
【0003】この種のコンデンサ素子1には、タブ端子
の丸棒部分2aの端面にCP線(銅下錫メッキ鋼線)2
bを溶接してなる一対のリード端子2が用いられる。す
なわち、このタブ端子は所定径のアルミニウム線の一端
側をプレスなどにて偏平な羽子板状としたもので、その
羽子板部が溶接もしくはかしめなどにより、箔に取り付
けられる。そして、タブ端子の他端側に残された丸棒部
分2aの端面にはCP線2bが溶接により取り付けられ
ている。
【0004】コンデンサ素子1は最終的に図示しない金
属ケース内に収納され、その開口部が閉塞されるのであ
るが、そのためにゴム封口体3が用いられる。このゴム
封口体3は例えばブチル系のゴムからなり、リード端子
2,2を挿通するための一対のリード挿通孔3a,3a
を備えている。
【0005】このゴム封口体3はコンデンサ素子1との
間に余分な隙間が生じないように組み立てられる関係
上、各リード挿通孔3aはタブ端子の丸棒部分2aに嵌
合されるのであるが、その周りの気密性を確保するた
め、その孔径は丸棒部分2aの直径よりも実質的に小さ
く形成されている。
【0006】ちなみに、丸棒部分2aの直径は1mm弱
であるのに対し、リード挿通孔3aの孔径はそれよりも
若干小さくされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ゴム封口
体3を丸棒部分2aに嵌合させるには、両者に相対的な
引っ張り力を加えることになるが、従来ではその力を高
めたとしても確実に嵌合するとは限らなかった。
【0008】その原因はCP線2bを丸棒部分2aの端
面に溶接する際の溶接形状の不良にある。これがある
と、いずれか一方のみが嵌合して他方は入らないという
現象を呈する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の欠点
を解決するためになされたもので、その構成上の特徴
は、タブ端子の丸棒部分の端面にCP線(銅下錫メッキ
鋼線)を溶接してなる一対のリード端子を有するコンデ
ンサ素子に、一対のリード挿通孔が穿設されたゴム封口
体を取り付ける電解コンデンサの組立方法において、上
記リード端子のCP線に上記ゴム封口体を挿通し、同ゴ
ム封口体側を固定とし、上記リード端子側に引っ張り力
を加えて、同ゴム封口体を上記タブ端子の丸棒部分に強
制嵌合させるにあたって、上記リード端子に所定の引っ
張り力を加えた後、少なくとも一度その引っ張り力を緩
め、再度所定の引っ張り力を加えるようにしたことにあ
る。
【0010】
【作用】上記のように、引っ張り力を一旦弱めることに
より、溶接形状不良部分のかじり付きがほぐされるた
め、再度所定の引っ張り力を加えることにより、ゴム封
口体がタブ端子の丸棒部分にまできれいに嵌合する。
【0011】
【実施例】本発明の実施例においては、図1に例示され
ているような装置が用いられる。
【0012】すなわち、同装置は円板カム11およびそ
の従動子としての揺動レバー12によって往復的に上下
動される作動アーム13を備え、同作動アーム13の先
端にはリード端子2を挟持するチャック14が設けられ
ている。
【0013】これに対して、同チャック14の下方には
押え台15が配置されており、同押え台15の下部にゴ
ム封口体3をCP線2b部分に緩く嵌合した状態のコン
デンサ素子1が供給される。
【0014】これが図示しないセンサーによって検知さ
れると、まず、そのCP線2bがチャック14にて挟持
され、次いで作動アーム13の図1反時計方向の回動に
より、CP線2bが上方に引っ張られるとともに、ゴム
封口体3は押え台15により上方への動きが阻止され
る。
【0015】この引上げには所定の引っ張り力がかけら
れるのであるが、この実施例においては、一旦その力を
緩め、しかる後再度所定の引っ張り力を加えるようにし
ている。
【0016】図2にはその引っ張り力の対時間グラフが
示されている。04形の場合、当初の引っ張り力は4k
g/cmとされ、その後一旦ストロークとして1mm
程度その力が緩められ、再度所定の引っ張り力である4
kg/cmが印加される。
【0017】これにより、CP線の溶接形状不良の有無
にかかわらず、ゴム封口体3をリード端子2の根元部分
2aにまで嵌合させることができる。なお、上記実施例
では一回だけ引っ張り力を緩めるようにしているが、数
回繰り返しても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タブ端子の丸棒部分とCP線との溶接部分に形状不良が
あったとしても、それに影響されることなく、ゴム封口
体をタブ端子の丸棒部分に確実に嵌合させることがで
き、不良率の低減に大きく寄与する、という効果が奏さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に供される組立装置を概略的に示
した摸式図。
【図2】本発明の組立方法による引っ張り力対時間の関
係を示したグラフ。
【図3】コンデンサ素子のリード端子にゴム封口体を嵌
合させた状態を示した側面図。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 2 リード端子 2a タブ端子の丸棒部分 2b CP線 3 ゴム封口体 11 円板カム 12 揺動レバー 13 作動アーム 14 チャック 15 押え台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01G 9/10 H01G 13/00 301 H01G 13/00 321

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タブ端子の丸棒部分の端面にCP線(銅
    下錫メッキ鋼線)を溶接してなる一対のリード端子を有
    するコンデンサ素子に、一対のリード挿通孔が穿設され
    たゴム封口体を取り付ける電解コンデンサの組立方法に
    おいて、上記リード端子のCP線に上記ゴム封口体を挿
    通し、同ゴム封口体側を固定とし、上記リード端子側に
    引っ張り力を加えて、同ゴム封口体を上記タブ端子の丸
    棒部分に強制嵌合させるにあたって、上記リード端子に
    所定の引っ張り力を加えた後、少なくとも一度その引っ
    張り力を緩め、再度所定の引っ張り力を加えるようにし
    たことを特徴とする電解コンデンサの組立方法。
JP8168992A 1992-03-03 1992-03-03 電解コンデンサの組立方法 Expired - Lifetime JP2790224B2 (ja)

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