JP2745547B2 - アルミ電解コンデンサ用外部引き出しリード線 - Google Patents

アルミ電解コンデンサ用外部引き出しリード線

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JP2745547B2 JP63182329A JP18232988A JP2745547B2 JP 2745547 B2 JP2745547 B2 JP 2745547B2 JP 63182329 A JP63182329 A JP 63182329A JP 18232988 A JP18232988 A JP 18232988A JP 2745547 B2 JP2745547 B2 JP 2745547B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子部品であるアルミ電解コンデンサに使用
される外部引き出しリード線に関するものである。
従来の技術 従来、この種の外部引き出しリード線を用いるアルミ
電解コンデンサは、第5図のように高純度アルミニウム
箔に誘電体酸化皮膜を形成した陽極箔1に陽極側の外部
引き出しリード線2の扁平部3を接合して陽極体とし、
また同様に陰極箔にも陰極側の外部引き出しリード線4
を接合して陰極体とし、そしてこれらの陽極体と陰極体
をその間にセパレータ5を介在させて巻回するととも
に、電解液を含浸させてコンデンサ素子を構成してい
る。次にこのコンデンサ素子を、有底円筒状の金属ケー
ス6内に収納し、かつこの有底円筒状の金属ケース6を
開放端にゴムなどの弾性封口体7を装着し、そして開放
端に絞り加工を施すことにより完成品としていた。
上記外部引き出しリード線2,4と弾性封口体7につい
てさらに詳しく説明すると、この種の外部引き出しリー
ド線の一例としては、特公昭58−41145号公報に示すも
のがある。この例を第6図に示しており、この第6図a,
bに示すものは、酸素と水素の混合ガスを燃焼させるバ
ーナ8でアルミニウム線丸棒部9を形状が崩れない程度
に加熱し、そしてこの加熱されたアルミニウム線丸棒部
9へ銅下地錫引鉄線10を押し込んで接合しているもの
で、この接合状態においては、アルミニウム線丸棒部9
の端面は円柱形状の端面となっているものである。
また、第5図の弾性封口体7は、陽極側および陰極側
の外部引き出しリード線2,4を挿入するための貫通孔7a
を有しており、この貫通孔7aはアルミニウム線丸棒部の
直径より小さい寸法で仕上がっており、材質的にも柔軟
性に富むものを使用するのが一般的となっている。
発明が解決しようとする課題 第6図に示すような従来の外部引き出しリード線で
は、第7図に示すようにコンデンサ素子を有底円筒状の
金属ケース6内に収納し、そして弾性封口体7を有底円
筒状の金属ケース6の開放端より挿入する場合、アルミ
ニウム線丸棒部9の直径が貫通孔7aの直径より大きいた
め、必要以上の大きな挿入力が陽極箔および陰極箔に加
わることになり、これにより、陽極箔や陰極箔に亀裂や
箔シワ11が生じてアルミ電解コンデンサの電気特性であ
る漏れ電流等の特性劣化を起こしていた。また、外観的
にも、第8図に示すように、弾性封口体7が斜めに挿入
されたままで組み立てられることもあり、この場合、弾
性封口体7が内部気密の役目を果たさなくなり、ゴム傾
斜不良を誘発するなどの問題があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、弾性封
口体の挿入不良をなくすることを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のアルミ電解コン
デンサ用外部引き出しリード線は、アルミニウム線丸棒
部と、このアルミニウム線丸棒部の内部に押し込まれて
合金層を形成することにより接合された銅下地錫引鉄線
とを有し、前記アルミニウム線丸棒部における銅下地錫
引鉄線側の端面に面とり部を形成したものである。
作用 上記構成によれば、アルミニウム線丸棒部における銅
下地錫引鉄線側の端面に面とり部を形成しているため、
弾性封口体の貫通孔の直径寸法に対してアルミニウム線
丸棒部における銅下地錫引鉄線側の端面の先端部寸法が
小さくなり、これにより弾性封口体にアルミニウム線丸
棒部を挿入する際、面とり部がガイド的な作用をするた
め、弾性封口体を金属ケースの開放端より挿入する際の
挿入力を低減させることができる。
また、陽極箔および陰極箔に加わるストレスも面とり
部の存在によりなくなるため、亀裂や箔シワもなくなる
とともに、弾性封口体が斜めに挿入されたままで組み立
てられることもなくなるものでる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図の図面を用
いて説明する。アルミ電解コンデンサの構成としては従
来の第5図で示したものと実質的には同一であるため、
ここでは特徴とする外部引き出しリード線について説明
する。
第1図に示す実施例では、外部引き出しリード線のア
ルミニウム線丸棒部12における銅下地錫引鉄線13側の端
面に四角錘形状の面とり部14を形成したもので、この面
とり部14は、第3図に示うように、コンデンサ素子を有
底円筒状の金属ケース6内に収納し、そしてこの金属ケ
ース6の開放端より弾性封口体7を挿入する際に、貫通
孔7aの直径に対して、面とり部14の先端寸法の方が小さ
くなるようにして、ガイド的作用をさせるようにしたも
のである。これにより、弾性封口体7を金属ケース6の
開放端より挿入する際の挿入力を低減させることができ
るため、陽極箔および陰極箔にストレスが加わることも
なくなり、その結果、陽極箔や陰極箔の亀裂や箔シワも
なくすることができ、また第4図に示すように、弾性封
口体7が斜めに挿入されることなく、組み立てることが
できるなどの効果を有するものである。
このように本発明の引き出しリード線によれば、弾性
封口体を金属ケースの開放端より挿入する際の挿入力を
低減させることができるため、陽極箔および陰極箔にス
トレスが加わることもなくなり、これにより、陽極箔や
陰極箔の亀裂や箔シワ不良をなくすることができ、かつ
弾性封口体が斜めに挿入されることもないという効果が
得られるものである。
ここで、第1表に弾性封口体の挿入力、亀裂、箔シワ
不良とゴム傾斜不良の効果について、従来品と本発明品
とを比較した実験データを示す。
なお、本発明においては、第2図に示すような円錐形
状の面とり部14を形成した場合においても、第1図aに
示す実施例のものと同様の効果を得ることができるもの
である。
発明の効果 以上のように本発明のアルミ電解コンデンサ用外部引
き出しリード線は、アルミニウム線丸棒部における銅下
地錫引鉄線側の端面に面とり部を形成しているため、弾
性封口体の貫通孔の直径寸法に対してアルミニウム線丸
棒部における銅下地錫引鉄線側の端面の先端部寸法が小
さくなり、これにより弾性封口体にアルミニウム線丸棒
部を挿入する際、面とり部がガイド的な作用をするた
め、弾性封口体を金属ケースの開放端より挿入する際の
挿入力を低減させることができるもので、これにより、
陽極箔や陰極箔にストレスが加わることもなくなるた
め、陽極箔や陰極箔の亀裂や箔シワもなくすることがで
き、しかも弾性封口体が斜めに挿入されて傾斜したまま
組み立てられるということもなくなる等種々のすぐれた
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例における外部引
き出しリード線の斜視図、第3図は本発明のリード線を
使用したアルミ電解コンデンサの要部拡大図、第4図は
同コンデンサの正面図、第5図は従来のアルミ電解コン
デンサを一部を断面にして示す斜視図、第6図a,bは外
部引き出しリード線の製造方法を簡単に示す斜視図、第
7図は従来のリード線を使用したアルミ電解コンデンサ
の要部拡大図、第8図は同コンデンサの正面図である。 12……アルミニウム線丸棒部、13……銅下地錫引鉄線、
14……面とり部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム線丸棒部と、このアルミニウ
    ム線丸棒部の内部に押し込まれて合金層を形成すること
    により接合された銅下地錫引鉄線とを有し、前記アルミ
    ニウム線丸棒部における銅下地錫引鉄線側の端面に面と
    り部を形成したことを特徴とするアルミ電解コンデンサ
    用外部引き出しリード線。
JP63182329A 1988-07-21 1988-07-21 アルミ電解コンデンサ用外部引き出しリード線 Expired - Fee Related JP2745547B2 (ja)

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