JP2790150B2 - ピングリッドアレイのピン修正装置 - Google Patents
ピングリッドアレイのピン修正装置Info
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- JP2790150B2 JP2790150B2 JP24894090A JP24894090A JP2790150B2 JP 2790150 B2 JP2790150 B2 JP 2790150B2 JP 24894090 A JP24894090 A JP 24894090A JP 24894090 A JP24894090 A JP 24894090A JP 2790150 B2 JP2790150 B2 JP 2790150B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 ピングリッドアレイのピン修正装置に関し、 ピングリッドアレイの多数のピンを一括して簡易・簡
便にそして精度良く修正し得るピングリッドアレイのピ
ン修正装置を提供することを目的とし、 ピングリッドアレイの修正されるべきピンが挿入され
得る対応した修正穴を複数個それぞれが有する、修正穴
が少なくとも部分的に揃うように重ねて位置される複数
枚の修正板と、ピン挿入方向から見た貫通穴部分をピン
修正のため所定形状に変化させるべく修正板をそれぞれ
面内所定方向に相対移動させる移動装置とを有するピン
グリッドアレイのピン修正装置であって、ピングリッド
アレイのピンを修正板の貫通穴部分の挿入するピングリ
ッドアレイのセッティング時にはピングリッドアレイの
外周所定部分から離れた位置に位置し、且つ修正板の相
対移動時にはそれに当接・係合する所定に位置に位置し
得る基準部材を付設するよう構成する。
便にそして精度良く修正し得るピングリッドアレイのピ
ン修正装置を提供することを目的とし、 ピングリッドアレイの修正されるべきピンが挿入され
得る対応した修正穴を複数個それぞれが有する、修正穴
が少なくとも部分的に揃うように重ねて位置される複数
枚の修正板と、ピン挿入方向から見た貫通穴部分をピン
修正のため所定形状に変化させるべく修正板をそれぞれ
面内所定方向に相対移動させる移動装置とを有するピン
グリッドアレイのピン修正装置であって、ピングリッド
アレイのピンを修正板の貫通穴部分の挿入するピングリ
ッドアレイのセッティング時にはピングリッドアレイの
外周所定部分から離れた位置に位置し、且つ修正板の相
対移動時にはそれに当接・係合する所定に位置に位置し
得る基準部材を付設するよう構成する。
本発明は、集積回路のパッケージの1つで、プラスチ
ック又はセラミック材質の薄い直方体の中に集積回路を
入れ、多数のピン(端子)が下方向に垂直かつ格子状に
配置されているピングリッドアレイ(以下、PGA)の当
該ピンを修正する装置に関する。
ック又はセラミック材質の薄い直方体の中に集積回路を
入れ、多数のピン(端子)が下方向に垂直かつ格子状に
配置されているピングリッドアレイ(以下、PGA)の当
該ピンを修正する装置に関する。
LSIチップの高密度実装化等に伴い、パッケージはそ
のピン径及びピッチが小さくなると共にピン数が多くな
る傾向が著しい。多数のピンを有するPGAにあっては、
そのピンが曲がり先端位置がずれていると基板への搭載
が不良乃至は不能となるため、このようなピンを如何に
修正するかが課題となっている。
のピン径及びピッチが小さくなると共にピン数が多くな
る傾向が著しい。多数のピンを有するPGAにあっては、
そのピンが曲がり先端位置がずれていると基板への搭載
が不良乃至は不能となるため、このようなピンを如何に
修正するかが課題となっている。
現状においては、第11図に示すように、PGA100のピン
101のピッチに対応する櫛歯状部103を具えた治具104にP
GA100を通すこと等によってピンの曲がりあるいはピン
の位置を修正するようにしている。
101のピッチに対応する櫛歯状部103を具えた治具104にP
GA100を通すこと等によってピンの曲がりあるいはピン
の位置を修正するようにしている。
しかるに、上記従来のPGAのピンの修正方式では、各
ピン101をそれぞれの櫛歯状部103間に通す際に、極めて
ピン101が曲がり易く、また、このようにしてピン101を
修正しても、それは1つの方向の曲がりを直したことに
しかならないため、この修正方向に直交する方向に通す
べくPGA100の向きを90度変え、ピン101を櫛歯状部103間
に再度通す必要があり、作業能率及び効率が悪いという
欠点がある。
ピン101をそれぞれの櫛歯状部103間に通す際に、極めて
ピン101が曲がり易く、また、このようにしてピン101を
修正しても、それは1つの方向の曲がりを直したことに
しかならないため、この修正方向に直交する方向に通す
べくPGA100の向きを90度変え、ピン101を櫛歯状部103間
に再度通す必要があり、作業能率及び効率が悪いという
欠点がある。
このような点に鑑み本発明においては、固定した型
(櫛歯状部)にピンを押し入れて修正するような上記従
来の修正策を捨象し、別の観点から問題の解決を図り、
従来のものと同等あるいはその以上の良好なピン修正が
可能であり、且つその作業性を著しく改善できるピング
リッドアレイのピン修正装置を提供することを課題とす
る。
(櫛歯状部)にピンを押し入れて修正するような上記従
来の修正策を捨象し、別の観点から問題の解決を図り、
従来のものと同等あるいはその以上の良好なピン修正が
可能であり、且つその作業性を著しく改善できるピング
リッドアレイのピン修正装置を提供することを課題とす
る。
上記課題を解決するために本発明は、ピングリッドア
レイの修正されるべきピンが挿入され得る対応した修正
穴を複数個それぞれが有する、修正穴が少なくとも部分
的に揃うように重ねて配置される複数枚の修正板と、ピ
ン挿入方向から見た貫通穴部分をピン修正のため所定形
状に変化されるべく修正板をそれぞれ面内所定方向に相
対移動させる移動装置とを有するピングリッドアレイの
ピン修正装置であって、ピングリッドアレイのピンを修
正板の貫通穴部分に挿入するピングリッドアレイのセッ
ティング時にはピングリッドアレイの外周所定部分から
離れた位置に位置し、且つ修正板の相対移動時にはそれ
に当接・係合する所定位置に位置し得る案内部材を付設
したことを構成上の特徴とする。
レイの修正されるべきピンが挿入され得る対応した修正
穴を複数個それぞれが有する、修正穴が少なくとも部分
的に揃うように重ねて配置される複数枚の修正板と、ピ
ン挿入方向から見た貫通穴部分をピン修正のため所定形
状に変化されるべく修正板をそれぞれ面内所定方向に相
対移動させる移動装置とを有するピングリッドアレイの
ピン修正装置であって、ピングリッドアレイのピンを修
正板の貫通穴部分に挿入するピングリッドアレイのセッ
ティング時にはピングリッドアレイの外周所定部分から
離れた位置に位置し、且つ修正板の相対移動時にはそれ
に当接・係合する所定位置に位置し得る案内部材を付設
したことを構成上の特徴とする。
修正穴が少なくとも部分的に揃うように重ねたときに
できる貫通穴部分にピングリッドアレイのピンを挿入し
て、複数の修正板を面内所定方向にそれぞれ相対移動さ
せると、ピンは修正穴によってその側面を押圧される。
そして、ピン挿入方向から見た貫通穴部分が所定形状に
なるように修正板が移動され、これによりピンは良好に
修正される。
できる貫通穴部分にピングリッドアレイのピンを挿入し
て、複数の修正板を面内所定方向にそれぞれ相対移動さ
せると、ピンは修正穴によってその側面を押圧される。
そして、ピン挿入方向から見た貫通穴部分が所定形状に
なるように修正板が移動され、これによりピンは良好に
修正される。
また、ピングリッドアレイのセッティング時に基準部
材が、ピングリッドアレイの外周所定部分から離れた位
置に位置し、且つ修正板の相対移動時にはそれに当接・
係合する所定位置に位置するために、ピングリッドアレ
イの外周所定部分に対するピンの修正、例えばピンの傾
き矯正を行うことができる。
材が、ピングリッドアレイの外周所定部分から離れた位
置に位置し、且つ修正板の相対移動時にはそれに当接・
係合する所定位置に位置するために、ピングリッドアレ
イの外周所定部分に対するピンの修正、例えばピンの傾
き矯正を行うことができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例におけるピングリッドアレ
イ(以下、PGA)のピン修正装置の要部分解斜視図であ
り、本装置はピンを実際に修正るす部分Iとピン修正時
にPGA側面に突き当ててピンに対するPGA基部の相対位置
を決定修正する部分IIとに概ね分けることができる。こ
こで、話を分かり易くするため、(イ)本装置のピン修
正原理及び関連する部分I、(ロ)ピン修正のための修
正板を相対移動させる具体的構造、(ハ)ピンに対する
PGAの基部の相対位置を決定修正する原理及び関連する
部分II、という順序で本実施例を説明する。
イ(以下、PGA)のピン修正装置の要部分解斜視図であ
り、本装置はピンを実際に修正るす部分Iとピン修正時
にPGA側面に突き当ててピンに対するPGA基部の相対位置
を決定修正する部分IIとに概ね分けることができる。こ
こで、話を分かり易くするため、(イ)本装置のピン修
正原理及び関連する部分I、(ロ)ピン修正のための修
正板を相対移動させる具体的構造、(ハ)ピンに対する
PGAの基部の相対位置を決定修正する原理及び関連する
部分II、という順序で本実施例を説明する。
(イ)先ず、ピン修正原理及び関連部分Iについて説
明するに、その要部を成す修正板1は、50〜100μmの
肉厚を有する例えばステンレス板から成り、PGAのピン
のピッチに対応した修正穴等はエッチング加工によって
精度良く形成されるため、本明細書においては以下、こ
れを修正マスク1と呼ぶこととする。
明するに、その要部を成す修正板1は、50〜100μmの
肉厚を有する例えばステンレス板から成り、PGAのピン
のピッチに対応した修正穴等はエッチング加工によって
精度良く形成されるため、本明細書においては以下、こ
れを修正マスク1と呼ぶこととする。
本装置では、1種類の修正マスク1しか使用しない
が、一方はそのままで他方は裏返した状態で使用するた
め便宜上、一方を修正マスク1A他方を修正マスク1Bとす
る。
が、一方はそのままで他方は裏返した状態で使用するた
め便宜上、一方を修正マスク1A他方を修正マスク1Bとす
る。
第2図(a)を参照すると、正方形のマスク1Aの中央
(円で囲った部分)にはPGA100のピン101(第11図)が
挿入される対応修正穴3が多数形成されている。この修
正穴3が見え得るように要部を拡大した第3図及びこれ
を更に拡大して1つの修正穴3のみ示した第4図を参照
すると、PGA100のピン101の配列に対応するように千鳥
状に規則正しく配置された修正穴3は、茄子状(あるい
は鍵穴状)の異形長円形状を有する。第4図においてそ
の下側の穴部分3aは、ピン101のピン径より相当に大き
い曲率(強度を考えた上での最大値)を、上側の穴部分
3bはピン半径に等しい小さい曲率を有し、その間には狭
幅部分3c(ピン径の約1.5〜2倍の幅)及び傾斜部分3d
(交差角40度)が設けられている。尚、2つの曲率の中
心間距離は、修正マスク1が相対移動するために、その
移動量の2分の1としている。
(円で囲った部分)にはPGA100のピン101(第11図)が
挿入される対応修正穴3が多数形成されている。この修
正穴3が見え得るように要部を拡大した第3図及びこれ
を更に拡大して1つの修正穴3のみ示した第4図を参照
すると、PGA100のピン101の配列に対応するように千鳥
状に規則正しく配置された修正穴3は、茄子状(あるい
は鍵穴状)の異形長円形状を有する。第4図においてそ
の下側の穴部分3aは、ピン101のピン径より相当に大き
い曲率(強度を考えた上での最大値)を、上側の穴部分
3bはピン半径に等しい小さい曲率を有し、その間には狭
幅部分3c(ピン径の約1.5〜2倍の幅)及び傾斜部分3d
(交差角40度)が設けられている。尚、2つの曲率の中
心間距離は、修正マスク1が相対移動するために、その
移動量の2分の1としている。
ここで、本装置のピン修正原理について以下簡単に説
明する。
明する。
修正マスク1は、修正穴3の長手中心軸線が一致し且
つ修正穴が交互に180度対称となるように(例えば1A,1
B,1A,1B,…というように)重ねられる。このとき、ピン
修正前のピン101を挿入する初期段階にあっては、当該
挿入を容易にするため、ピン挿入方向から見た第5図及
び同図を側方から見た第6図に示す如く、各修正マスク
1の修正穴3の大きい曲率の穴部分3aが1列に揃って
(ピン挿入方向から見たときに円形に見える)大きい貫
通穴部分が形成されるように修正マスク1が重ねられ
る。
つ修正穴が交互に180度対称となるように(例えば1A,1
B,1A,1B,…というように)重ねられる。このとき、ピン
修正前のピン101を挿入する初期段階にあっては、当該
挿入を容易にするため、ピン挿入方向から見た第5図及
び同図を側方から見た第6図に示す如く、各修正マスク
1の修正穴3の大きい曲率の穴部分3aが1列に揃って
(ピン挿入方向から見たときに円形に見える)大きい貫
通穴部分が形成されるように修正マスク1が重ねられ
る。
そして、修正マスク1を交互に反対方向に、第7図及
び第8図に示す如く、ピン半径に等しい小さい曲率の穴
部分3bが1例に揃って小さい貫通穴部分が形成される位
置まで移動させる。これにより、ピン101は各修正マス
ク1の修正穴3の小さい曲率の側壁によって要所要所を
抑え込まれて真直な形状に塑性変形(矯正)されること
になる。
び第8図に示す如く、ピン半径に等しい小さい曲率の穴
部分3bが1例に揃って小さい貫通穴部分が形成される位
置まで移動させる。これにより、ピン101は各修正マス
ク1の修正穴3の小さい曲率の側壁によって要所要所を
抑え込まれて真直な形状に塑性変形(矯正)されること
になる。
このように、本修正形式にあっては、ピン挿入時の修
正マスク1の貫通穴部分が大きいために、たとえピン10
1が四方に不規則に多少曲がっていてもそれに容易に挿
入でき、また、修正穴3に狭幅部分3c及び傾斜部分3dを
設けているために修正マスク移動方向の単なる矯正のみ
ならず、それに直交する方向に関する矯正も同時に行う
ことができ、従ってピン修正を全体的に無理なくスムー
ズに行うことが可能である。
正マスク1の貫通穴部分が大きいために、たとえピン10
1が四方に不規則に多少曲がっていてもそれに容易に挿
入でき、また、修正穴3に狭幅部分3c及び傾斜部分3dを
設けているために修正マスク移動方向の単なる矯正のみ
ならず、それに直交する方向に関する矯正も同時に行う
ことができ、従ってピン修正を全体的に無理なくスムー
ズに行うことが可能である。
(ロ)次に、ピン修正のために修正マスク1を相対移
動させる本装置の特徴的な構造について以下、具体的に
説明する。
動させる本装置の特徴的な構造について以下、具体的に
説明する。
第1図を参照すると、1A,1B,1A,1B,…という順序で6
枚重合配置される修正マスク1の下方側には、例えば市
販の所謂一軸テーブル15(詳細に図示せず)が配置さ
れ、その相対移動する2つの部分(図示せず)には、所
定方向に移動されるべき複数(同図においては3枚)の
修正マスク1Aが(短く描いた)連結ピン5を介して、そ
してそれとは逆の反対方向に移動されるべき複数(同図
においては3枚)の修正マスク1Bが(長く描いた)連結
ピン7を介してそれぞれ連結される。
枚重合配置される修正マスク1の下方側には、例えば市
販の所謂一軸テーブル15(詳細に図示せず)が配置さ
れ、その相対移動する2つの部分(図示せず)には、所
定方向に移動されるべき複数(同図においては3枚)の
修正マスク1Aが(短く描いた)連結ピン5を介して、そ
してそれとは逆の反対方向に移動されるべき複数(同図
においては3枚)の修正マスク1Bが(長く描いた)連結
ピン7を介してそれぞれ連結される。
この連結形式について更に詳細に説明すると、修正マ
スク1Aの両側には、第2図(a)に示す如く修正マスク
移動方向に平行に整列した複数(各4個)の穴が穿設さ
れている。同図(a)においてその右側上方から、連結
ピン5がピタリ嵌合する丸穴9、及び連結ピン7と修正
マスク1Aとの相対移動を邪魔しないような長穴11、がこ
の順序で交互に所定間隔を空けて設けられ、他方、左側
上方から、長穴11及び丸穴9がこの順序で交互に所定間
隔を空けて設けられている。尚、連結ピン5及び連結ピ
ン7のピン径は相等しい。
スク1Aの両側には、第2図(a)に示す如く修正マスク
移動方向に平行に整列した複数(各4個)の穴が穿設さ
れている。同図(a)においてその右側上方から、連結
ピン5がピタリ嵌合する丸穴9、及び連結ピン7と修正
マスク1Aとの相対移動を邪魔しないような長穴11、がこ
の順序で交互に所定間隔を空けて設けられ、他方、左側
上方から、長穴11及び丸穴9がこの順序で交互に所定間
隔を空けて設けられている。尚、連結ピン5及び連結ピ
ン7のピン径は相等しい。
修正マスク1Aを裏返したような関係の修正マスク1Bに
あっては、第2図(b)に示す如く修正マスク1Aと比較
して丸穴9及び長穴11が1つだけずれたような穴配置を
有することになる。
あっては、第2図(b)に示す如く修正マスク1Aと比較
して丸穴9及び長穴11が1つだけずれたような穴配置を
有することになる。
従って、第1図の如くマスクが重合配置され、それが
連結ピン5,7によって一軸テーブル15に連結される本装
置においては、各修正マスク1Aはその丸穴9によって連
結ピン5に一体的に連結され、各修正マスク1Bはその丸
穴9によって一体的に連結され、しかしながら、長穴11
が交互に設けられている関係上、連結ピン5及び7の相
対移動あるいは修正マスク1A及び1Bの相対移動は何ら阻
害されない、すなわち互いに干渉し合うことがない。す
なわち、PGAの多数のピンを一括して一度に修正でき合
理的・経済的であり、その修正も無理なくスムーズに、
そして多点的に行われるためにその修正精度等において
優れ、また移動構造が極めて簡単・簡易でありその耐久
性及び信頼性等において優れる。
連結ピン5,7によって一軸テーブル15に連結される本装
置においては、各修正マスク1Aはその丸穴9によって連
結ピン5に一体的に連結され、各修正マスク1Bはその丸
穴9によって一体的に連結され、しかしながら、長穴11
が交互に設けられている関係上、連結ピン5及び7の相
対移動あるいは修正マスク1A及び1Bの相対移動は何ら阻
害されない、すなわち互いに干渉し合うことがない。す
なわち、PGAの多数のピンを一括して一度に修正でき合
理的・経済的であり、その修正も無理なくスムーズに、
そして多点的に行われるためにその修正精度等において
優れ、また移動構造が極めて簡単・簡易でありその耐久
性及び信頼性等において優れる。
(ハ)最後に、ピンに対するPGAの基部の相対位置を
決定修正する原理及び関連部分IIについて説明するに、
第9図を参照すると、その要部を成す基準プレート2の
両側には、位置及び配列等に関して第2図(a)に示す
修正マスク1Aのものと全く等しい複数の穴が穿設されて
いる。従って、これらを丸穴9及び長穴11とする。
決定修正する原理及び関連部分IIについて説明するに、
第9図を参照すると、その要部を成す基準プレート2の
両側には、位置及び配列等に関して第2図(a)に示す
修正マスク1Aのものと全く等しい複数の穴が穿設されて
いる。従って、これらを丸穴9及び長穴11とする。
また、基準プレート2の略中央には、概ね正方形のPG
A100が貫通自在であるそれより一回り大きい寸法の、特
に修正マスク1(基準プレート2)の移動方向(第9図
においては上下方向)に関してより大きい寸法の矩形穴
30が穿設されている。なお、矩形穴30の四隅にはPGAと
の不必要な接触を避けるための円形の逃げ部が設けられ
ている。また、上面側の矩形穴30の内周陵部は、PGAセ
ッティング時にPGA案内をより良く行えるように面取り
が施されている。ところで、第1図には描いていない
が、基準プレート2と修正マスク1との間には、ピン10
1の概部に無用な力が作用しないようにするための間隔
板35(第10図)が介挿されている。
A100が貫通自在であるそれより一回り大きい寸法の、特
に修正マスク1(基準プレート2)の移動方向(第9図
においては上下方向)に関してより大きい寸法の矩形穴
30が穿設されている。なお、矩形穴30の四隅にはPGAと
の不必要な接触を避けるための円形の逃げ部が設けられ
ている。また、上面側の矩形穴30の内周陵部は、PGAセ
ッティング時にPGA案内をより良く行えるように面取り
が施されている。ところで、第1図には描いていない
が、基準プレート2と修正マスク1との間には、ピン10
1の概部に無用な力が作用しないようにするための間隔
板35(第10図)が介挿されている。
基準プレート2を実質的に移動させる丸穴9(連結ピ
ン5)に対する矩形穴30の相対的位置関係に関しては次
のように決定する。すなわち、修正マスク1が初期位置
にある時(第5図)、換言すればPGAのピンを修正マス
ク1の貫通穴部分に挿入するPGAセッティング時には、
第10図(a)の如くPGA基部と修正マスク移動方向の矩
形穴30内壁とのそれぞれの間に共に隙間があり、他方、
ピン修正時(第7図)、換言すれば修正マスク1の相対
移動時には、基準プレート2の移動量をL1とし、(例え
ば修正マスク1Bを固定したものと仮定した場合)矩形穴
30の左側(同図(b))内壁はPGA100の基部の側面に当
接・係合してこれを だけ押圧移動させる、というような位置関係にする。
ン5)に対する矩形穴30の相対的位置関係に関しては次
のように決定する。すなわち、修正マスク1が初期位置
にある時(第5図)、換言すればPGAのピンを修正マス
ク1の貫通穴部分に挿入するPGAセッティング時には、
第10図(a)の如くPGA基部と修正マスク移動方向の矩
形穴30内壁とのそれぞれの間に共に隙間があり、他方、
ピン修正時(第7図)、換言すれば修正マスク1の相対
移動時には、基準プレート2の移動量をL1とし、(例え
ば修正マスク1Bを固定したものと仮定した場合)矩形穴
30の左側(同図(b))内壁はPGA100の基部の側面に当
接・係合してこれを だけ押圧移動させる、というような位置関係にする。
このようにすることにより、PGAセッティング後の修
正マスク相対移動時には、修正マスク1と連動する基準
プレート2の矩形穴30の内側側面がPGA基部を押圧し、
修正されたピンに対する相対的な所定位置にこれを移動
させる。従って、PGA基部の一側面に対するピンの平行
度、あるいはピン先端位置を一定に精度良く矯正(修
正)できる。そして、この作業をPGAの例えば4つの側
面に対して行うことにより、PGAに対するピンの傾きを
殆ど無くすことが可能である。
正マスク相対移動時には、修正マスク1と連動する基準
プレート2の矩形穴30の内側側面がPGA基部を押圧し、
修正されたピンに対する相対的な所定位置にこれを移動
させる。従って、PGA基部の一側面に対するピンの平行
度、あるいはピン先端位置を一定に精度良く矯正(修
正)できる。そして、この作業をPGAの例えば4つの側
面に対して行うことにより、PGAに対するピンの傾きを
殆ど無くすことが可能である。
以上記載した如く本発明によれば、従来の不都合が解
消し、ピングリッドアレイの多数のピンを無理なく円滑
にそして一括して精度良く修正することができ、また、
その修正はピングリッドアレイの外周所定部分に対する
修正であるためピングリッドアレイに対するピンの傾き
を殆どなくすことができ、極めて実用的・実際的であ
る。また、これを実際に修正する装置は比較的単純な構
造から成るため保全面及び経済的な面において好まし
い。
消し、ピングリッドアレイの多数のピンを無理なく円滑
にそして一括して精度良く修正することができ、また、
その修正はピングリッドアレイの外周所定部分に対する
修正であるためピングリッドアレイに対するピンの傾き
を殆どなくすことができ、極めて実用的・実際的であ
る。また、これを実際に修正する装置は比較的単純な構
造から成るため保全面及び経済的な面において好まし
い。
第1図は本発明の一実施例におけるピングリッドアレイ
のピン修正装置の要部分解斜視図、 第2図は第1図のピン修正装置の要部を示す修正マスク
の平面図、 第3図は修正穴の配置を示す要部拡大図、 第4図は修正穴を1つ抜き出して拡大した図、 第5図は初期位置にある修正穴をピン挿入方向から見た
図、 第6図は第5図を側方から見た断面図、 第7図はピン修正時における修正穴をピン挿入方向から
見た図、 第8図は第7図を側方から見た断面図、 第9図は基準プレートの平面図、 第10図は突き当て修正前後の基準プレートの位置関係を
示す要部側面断面図、 第11図は従来の修正方式を説明する図である。 1,1A,1B……修正マスク、 2……基準プレート、 3……修正穴、 15……一軸テーブル、 100……PGA、 101……ピン。
のピン修正装置の要部分解斜視図、 第2図は第1図のピン修正装置の要部を示す修正マスク
の平面図、 第3図は修正穴の配置を示す要部拡大図、 第4図は修正穴を1つ抜き出して拡大した図、 第5図は初期位置にある修正穴をピン挿入方向から見た
図、 第6図は第5図を側方から見た断面図、 第7図はピン修正時における修正穴をピン挿入方向から
見た図、 第8図は第7図を側方から見た断面図、 第9図は基準プレートの平面図、 第10図は突き当て修正前後の基準プレートの位置関係を
示す要部側面断面図、 第11図は従来の修正方式を説明する図である。 1,1A,1B……修正マスク、 2……基準プレート、 3……修正穴、 15……一軸テーブル、 100……PGA、 101……ピン。
Claims (1)
- 【請求項1】ピングリッドアレイ(100)の修正される
べきピン(101)が挿入され得る対応した修正穴(3)
を複数個それぞれが有する、修正穴(3)が少なくとも
部分的に揃うように重ねて配置される複数枚の修正板
(1)と、ピン挿入方向から見た貫通穴部分をピン修正
のため所定形状に変化させるべく修正板(1)をそれぞ
れ面内所定方向に相対移動させる移動装置(15)とを有
するピングリッドアレイのピン修正装置であって、ピン
グリッドアレイ(100)のピン(101)を修正板(1)の
貫通穴部分に挿入するピングリッドアレイ(100)のセ
ッティング時にはピングリッドアレイ(100)の外周所
定部分を離れた位置に位置し、且つ修正板(1)の相対
移動時にはそれに当接・係合する所定位置に位置し得る
基準部材(2)を付設したことを特徴とするピングリッ
ドアレイのピン修正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24894090A JP2790150B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | ピングリッドアレイのピン修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24894090A JP2790150B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | ピングリッドアレイのピン修正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04129257A JPH04129257A (ja) | 1992-04-30 |
JP2790150B2 true JP2790150B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=17185681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24894090A Expired - Fee Related JP2790150B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | ピングリッドアレイのピン修正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2790150B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP24894090A patent/JP2790150B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04129257A (ja) | 1992-04-30 |
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