JPH0738256Y2 - 整列治具 - Google Patents

整列治具

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JPH0738256Y2
JPH0738256Y2 JP1988029100U JP2910088U JPH0738256Y2 JP H0738256 Y2 JPH0738256 Y2 JP H0738256Y2 JP 1988029100 U JP1988029100 U JP 1988029100U JP 2910088 U JP2910088 U JP 2910088U JP H0738256 Y2 JPH0738256 Y2 JP H0738256Y2
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plate
pin
groove
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大翼 竹田
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Fujikura Composites Inc
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Fujikura Rubber Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は整列治具、さらに詳細には最大径の3倍以上の
長さを有するピン体を所定位置に整列させるための整列
治具に関する。
(考案の技術的背景) たとえば、ニードルバルブ、電磁弁のスピンドルのシー
ルゴムなどのように、ピン体にゴムまたはゴム状弾性体
などを取り付けて構成する部材の製造工程において、前
記ピン体の所定部分にゴムまたはゴム状弾性体を付着す
るために熱圧着したり、あるいは他の部品と組み立てす
るなどの加工を施すことがある。
このような熱圧着圧作業あるいは部品組立作業などを行
う場合に前記ピン体を一つ一つ垂直に整列させる作業を
行うのは非能率的であるため、前記ピン体を所定位置に
あらかじめ整列させ、熱圧着装置あるいは組立装置など
に装着し、一度に多くの部品を処理することが行われて
いる。
前述のようにピン体を所定位置に垂直に整列させるため
の整列治具は種々開発されている。たとえば、第1図に
正面図を示すような整列治具が典型的である。すなわ
ち、この整列治具は、枠体11を設けた底板12に前記底板
12を貫通する整列穴13を所定部分に設けた上治具1と、
この上治具1と脱着自在に設けられ、かつ前記整列穴13
に対応する位置に同様な整列穴21を有する下治具2を有
した構造になっている(第2図参照)。
このような整列治具を使用する場合、前記上治具1にピ
ン体3を多数装入するとともに、この整列治具を揺動さ
せ、前記上治具1の整列穴13より下治具2の整列穴21ま
でピン体3を嵌挿させたのち、前記上治具1を下治具2
より取り外せば、前記下治具2にピン体3が垂直に整列
することになる。
このような整列治具は、比較的簡単な構造であって、整
列治具を揺動させるのみで、ピン体3が垂直に、かつ所
定位置に整列するため、比較的短いピン体3の整列に多
く使用されている。
しかしながら、長さが最大径の3倍を越えるようなピン
体3aであるような場合は、前記整列穴13の内壁にピン体
3aの先端が当接してしまい、前記整列治具を振動あるい
は揺動せしめても前記整列穴13に入り込まないという欠
点があった。
(考案の概要) 本考案は上述の点に鑑みなされたものであり、長さが最
大径の3倍以上のピン体を容易に垂直に整列可能であ
り、かつ残余のピン体を容易に除去できる整列治具を提
供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本考案による整列治具は、最
大直径の3倍以上の長さを有するピン体の長さの整数倍
の長さおよびピン体が入り込めるような幅を有する溝を
備えた上スライドプレートと、この上スライドプレート
と同様な溝を備え、かつ前記両者の溝が、対応位置と非
対応位置とに移動可能に上スライドプレートに取付けら
れた下スライドプレートとから構成されるスライドプレ
ートと、前記下スライドプレートの溝の長手方向にその
中心間距離がピン体と長さの同じピッチで、ピン体の一
方の長手方向端部付近を支承する位置に立設された堰を
有し、かつこの堰と対向する位置にある堰の立設部付近
にピン体の他方の長手方向端部が係止し、かつピン体が
通過可能なピン体通過孔を有する起立プレートと、この
ピン体通過孔を通過したピン体を起立保持するため、前
記ピン体が入り込み、前記ピン体の上部を支持する保持
孔を備えた上板と、前記ピン体の下端を支持する下板と
を有する底板とよりなることを特徴とするものである。
(実施例) 第3図は本考案による整列治具のスライドプレート4の
平面図であり、第4図は前記第3図のA−A断面図であ
るが、この図より明らかなように上スライドプレート41
はピン体3の長さの整数倍の長さを有し、かつ前記ピン
体3が嵌まり込むような幅の上溝42を有し、この溝42は
相互に平行に複数設けられている。上スライドプレート
41には、この溝42部分を囲むように枠体43が立設されて
おり、この上スライドプレート41に装入されるピン体3
が揺動などによって零れ落ちないようになっている。
下スライドプレート44は上スライドプレート41の上溝42
と同一の長さ、幅の下溝45が、前記上溝42と同一のピッ
チ、かつ同数で相互に平行に穿設さている。そして、前
記下スライドプレート44には、長穴46が設けられ、この
長穴46でピン47により相互に取りつけられている。この
ため、上スライドプレート41および下スライドプレート
44は相互にこの長穴46の長さだけ溝42、45の幅方向に移
動可能になっている。そして、この移動によって、前記
上溝42と下溝45は相互に対応する位置、すなわち整列さ
せるピン体3が上溝42と下溝45を通過可能な位置と、第
4図に示すように非対応位置、すなわち上溝42に嵌まり
込んだピン体3が下溝45を通過しないような位置とに移
動可能になっている。
第5図はこのようなスライドプレートの下に取りつけら
れる起立プレート5の断面図であるが、この図より明ら
かなように、前記上溝42および下溝45を通過したピン体
3を起立せしめるための起立プレート5は、ピン体3の
長さlと同じピッチLで、かつ前記溝42および45の長手
方向に堰51が設けられている。ここで、このピッチLは
前記堰51の中心間距離(第5図参照)を示している。
前記起立プレート5の底部52、堰51および下スライドプ
レート44の裏面により方形状の空間が形成されるが、こ
の方形状の空間の角隅近傍、すなわち堰51の立設部分に
隣接してピン体通過孔53が穿設されている。このピン体
通過孔53は、テーパ状の入口531を有しており、前記ピ
ン体3がこの通過孔53に入り込みやすくなっている。好
ましくは、この入口531はピン体3の最大径の2倍程度
の寸法であるのがよい。
この通過孔53はテーパによって徐々に径が小さくなり、
通過孔53の出口532付近より、ピン体3の最大径より若
干大きな径寸法になっている。
第6図は前記起立プレート5によって起立したピン体3
を保持しておくための底板6であるが、この図より明ら
かなよに、前記起立プレート5のピン体通過孔53に対応
した位置に、前記ピン体3を垂直状態に保持するための
保持孔61を有する上板62と前記保持孔61の垂直下方に設
けられ、ピン体3の底面を支持するための支持孔63を有
する下板64よりなっている。上記下板64の支持孔63は、
本考案において、必ずしも必要ではないが、垂直に整列
されたピン体を組立装置などに組み付けるときの振動な
どによって、前記ピン体3が動かないようにしておくた
めに便利である。
第7図は上述のようなスライドプレート4、起立プレー
ト5および底板6を組み立てた状態の断面図である。
第7図より明らかなように底板6の上に、前記底板6の
保持孔61が起立プレート5の底部52に穿設さたピン体通
過孔53の出口532の位置に対応するように重ね合わせ、
さらにこの起立プレート5の堰51がスライドプレート4
の溝42および45の長手方向になるように、スライドプレ
ート4を重ね合わせる。
まず、前記スライドプレート4の上スライドプレート41
の上溝42と下スライドプレート44の下溝45が相互に非対
応の位置(すなわち、上溝42と下溝45が貫通状態ではな
く、ピン体3が上溝42から下溝45へ移行できない状態)
で、上スライドプレート41の枠体43内に多数のピン体3
を装入する。この溝42および45の状態で整列治具を揺動
させ、かつ第3図における整列治具の左側を上昇させる
と、第3図の最下段に示すように、ピン体3の最右側の
ものは上溝42の右端部に当接して嵌まり込む(第7図最
左のピン体3の状態。このとき第3図および第7図より
明らかなように、堰51はピン体3の一部を支承する位置
にある)。すなわち前記ピン体3は上溝42の右端部に当
接して嵌まり込んでいるため、後述の堰51の頂面に支持
された部分を支点として落下方向に回動するときに、反
対方向に回動するピン体3を生じることがない。この状
態で、前記上スライドプレート41の溝42と下スライドプ
レート44の下溝45が相互に対応する位置(すなわち、上
溝42と下溝45が貫通状態で、ピン体3が上溝42から下溝
45へ移行できる状態)に、前記下スライドプレート44を
スライドさせる。
このような状態にすると、上スライドプレート41の上溝
42に嵌まり込んだピン体3は、下スライドプレート44の
下溝45に落下する(第7図の左より二番目のピン体3の
状態)。前記下スライドプレート44の下方には、起立プ
レート5が重ね合わされており、かつ堰51がピン体3の
長さと同じピッチで、かつ隣接する堰の間隔が、堰の厚
さだけピン体3より狭い間隔で設けられているため、前
記ピン体3の一方の先端部は前記堰51の頂面に支持され
た部分を支点として、他方の先端部が落下方向に回動す
ることになる。
このとき、前記堰51の立設部に隣接した起立プレート5
の底面52にはピン体通過孔53が設けられているため、落
ち込んだピン体3の先端部は前記ピン体通過孔53の入口
531に係止され、堰51と前記入口531によって傾斜状態で
保持される(第7図の右より二番目のピン体3の状
態)。
さらに、第7図において示したように、ピン体3の頭部
31は溝44を越え、溝42にも頭出ししている。この頭出し
によって巾方向のぐらつきをなくして傾斜状態で保持さ
れている。
前記スライドプレート4の枠体43内に残ったピン体3
は、前記上溝42と下溝45が非対応の位置でスライドプレ
ート4を取り外し、スライドプレート4を反転させて除
去したり、あるいは枠体43を脱着自在にしておき、前記
枠体を外して除去することができる。すなわち残余のピ
ン体3は容易に除去することができる。
このような状態で整列治具全体を前記ピン体3の落ち込
み方向に傾斜させれば、前記ピン体3は前記ピン体通過
孔53に係止された部分を支点としてピン体通過孔53の穿
設方向と平行になるような方向に回動するので、容易に
前記ピン体通過孔53を通過し、底板6の保持孔61に入り
込む。このピン体3は、さらに落下して先端部は下板64
に穿設された支持孔63に嵌まり込む。前記上板62と下板
64との間隔は前記ピン体3の長さより小さくなっている
ため、前記ピン体3は前記支持孔63と保持孔61とで垂直
に保持されることになる。
この実施例においては、前記底板6の保持孔61およびこ
の保持孔61の下部に形成された支持孔63のピッチは前記
起立プレート5のピン体通過孔53のピッチより小さくな
っている。すなわち、たとえば通過孔53のピッチは前記
保持孔61および支持孔63のピッチ(したがってピン体3
の整列ピッチ)の整数倍としてある。したがって、底板
6の、まだピン体3が保持されていない保持孔61aに、
前記起立プレート5のピン体通過孔53が対応するような
位置に、起立プレート5およびスライドプレート4を移
動させ、上記と同様な手順で操作を行うことによって、
前記起立プレート5のピン体通か孔53のピッチより狭い
ピッチでピン体3を垂直に整列せしめることができる。
前述のように底板6にピン体3を垂直に整列せしめたの
ち、底板6を前記起立プレート5より取り外し、たとえ
ば熱圧着装置あるいは組立装置に組み込む。
第8図は本考案による整列治具で整列できるピン体の例
の斜視図であるが、本考案による整列治具においては、
最大直径dより3倍以上の長さlを有するピン体3に適
用される。このように最大直径dより3倍以上の長さl
を有するピン体33でない場合には、本考案による整列治
具を使用する必要がないか、あるいはもっと簡易な治具
ですむ。ピン体の形状は、第8図(a)に示すように円
筒形であることが理想的であるが、これに限定されるも
のではなく、大きな径部分と小さな径部分を有するよう
な、たとえば第8図(b)および第8図(c)に示すよ
うなくびれのあるピン体などであってもよい。
ピン体の断面形状は第8図に示す円、六角形などに限定
されるものではなく、たとえば楕円形(この場合、最大
径は長軸となる)、三角形、小判型などあらゆる形状で
あることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案による整列治具によれば、
上溝および下溝を有し、かつ前記溝を対応位置と非対応
位置に移動できるスライドプレートと堰を有する起立プ
レートによって、最大径の3倍以上の長さを有するピン
体を起立させ、かつ垂直に狭いピッチで、かつ容易に整
列せしめることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の整列治具の平面図、第2図は前記従来の
整列治具の断面図、第3図は本考案による整列治具のス
ライドプレートの平面図、第4図は第3図のA−A断面
図、第5図は起立プレートの断面図、第6図は底板の断
面図、第7図は前記スライドプレート、起立プレートお
よび底板を組み立てたときの断面図、第8図は本考案に
よる整列治具で起立整列されるピン体の一例の斜視図で
ある。 3……ピン体、4……スライドプレート、41……上スラ
イドプレート、42……上溝、44……下スライドプレー
ト、45……下溝、5……起立プレート、51……堰、53…
…ピン体通過孔、6……底板、61……保持孔、63……支
持孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】最大直径の3倍以上の長さを有するピン体
    の長さの整数倍の長さおよびピン体が入り込めるような
    幅を有する溝を備えた上スライドプレートと、この上ス
    ライドプレートと同様な溝を備え、かつ前記両者の溝
    が、対応位置と非対応位置とに移動可能に上スライドプ
    レートに取付けられた下スライドプレートとから構成さ
    れるスライドプレートと、前記下スライドプレートの溝
    の長手方向にその中心間距離がピン体と長さの同じピッ
    チで、ピン体の一方の長手方向端部付近を支承する位置
    に立設された堰を有し、かつこの堰と対向する位置にあ
    る堰の立設部付近にピン体の他方の長手方向端部が係止
    し、かつピン体が通過可能なピン体通過孔を有する起立
    プレートと、このピン体通過孔を通過したピン体を起立
    保持するため、前記ピン体が入り込み、前記ピン体の上
    部を支持する保持孔を備えた上板と、前記ピン体の下端
    を支持する下板とを有する底板とよりなることを特徴と
    する整列治具。
JP1988029100U 1988-03-07 1988-03-07 整列治具 Expired - Lifetime JPH0738256Y2 (ja)

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JPH01132616U JPH01132616U (ja) 1989-09-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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