JP2790052B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤装置

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JP2790052B2
JP2790052B2 JP6220222A JP22022294A JP2790052B2 JP 2790052 B2 JP2790052 B2 JP 2790052B2 JP 6220222 A JP6220222 A JP 6220222A JP 22022294 A JP22022294 A JP 22022294A JP 2790052 B2 JP2790052 B2 JP 2790052B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子楽器の鍵盤装置に
関し、特に楽音制御のための押鍵力検出手段の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子鍵盤楽器において、演奏表現力を豊
かにするために押鍵時に押鍵圧力を検出して、この圧力
情報により例えば音色、音量やピッチあるいはリバー
ブ、パン、ビブラートその他の各種楽音を制御し、演奏
の幅を広げ表現力を豊かにする技術が知られている。
【0003】従来のこのような押鍵圧力の検出装置は実
公昭56−314号公報に開示されている。この公報記
載の押鍵力検出装置は、アフターコントロール用の装置
であり、押鍵後の意識的な押鍵力の変化によって弾性部
材(弾性導電体)を変形させこれに応じて押圧力を検出
しビブラート等のアフターコントロールを行う構成であ
る。この従来の検出装置においては、押鍵力検出用の弾
性部材が各鍵共通に設けられ、また各鍵ごとに設けた検
出手段(電極)は共通の基台上に設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の押鍵力検出装置においては、弾性部材が各鍵共通で
あったため、隣接する鍵の検出部に対しても弾性変形が
影響し誤検出や検出信号の漏れ等のおそれがあった。
【0005】このような不具合を回避し、さらに各鍵ご
との演奏表現力を増すために弾性部材を各鍵独立にする
ことが考えられる。
【0006】しかしながら、単に弾性部材を各鍵ごとに
独立させたとしても、独立した各弾性部材は楽器本体枠
等の共通の固定支持部材に取付けられ保持されなければ
ならない。従って、押鍵された鍵の隣接鍵に対してもこ
の固定支持部材を介して弾性変形の影響が及び検出エラ
ー等のおそれは解消しない。
【0007】別の対処方法として、検出手段(センサ
ー)の支持部材や弾性部材の固定部(取付け部)を厚く
して剛性を高め隣接鍵への弾性変形の影響を極力抑える
ことが考えられるが、このような方法では楽器全体の重
量が増加しコストアップにもなり得策ではない。
【0008】この発明は上記従来技術の欠点に鑑みなさ
れたものであって、押鍵力に応じた弾性部材の弾性変形
を検出する押鍵力検出装置において、押鍵された鍵の隣
接鍵の検出センサーに対する弾性変形の影響を防止し隣
接鍵からのエラー信号の発生を防止した鍵盤装置の提供
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明では、押鍵力に応じて縦方向に弾性変形す
鍵と別体の弾性片を各鍵ごとに具備し、複数の上記弾
性片の根元部は相互に連結され、各弾性片の自由端部側
で各鍵の押鍵力を受けて弾性変形し、この弾性変形によ
る弾性片の変位を検出するセンサーをセンサー支持部材
を介して各鍵ごとに設け、上記センサー支持部材は各弾
性片の弾性変形部分に各鍵ごとに固定されたことを特徴
とする鍵盤装置を提供する。
【0010】好ましい実施例においては、複数の前記弾
性片は、平板状弾性部材に複数のスリットを設けること
により並列して形成し、各弾性片の根元部側の上記弾性
部材は実質上縦方向に固定されるように(即ち、押鍵方
向には実質上動かないように)縦方向固定部材に対し連
結されたことを特徴としている。この場合、弾性部材を
縦方向固定部材に対し直接連結する構成のみでなく、横
方向に揺動する部材やその他の部材を介して縦方向固定
部材に連結する構成も含む。
【0011】さらに好ましい実施例においては、前記弾
性片の近傍にセンサー利用回路基板を設け、各弾性片に
センサー支持部材を固定し、このセンサー支持部材は片
持ち梁形状でその自由端部側にセンサーを搭載し、この
センサー支持部材上のセンサー底面の回路と上記センサ
ー利用回路基板とをフレキシブルケーブルで連結し、前
記片持ち梁の自由端部側に前記センサー利用回路基板の
主要部が配置されたことを特徴としている。この場合、
センサー利用回路基板とは、楽音発生および/または楽
音制御用の回路基板であってもよいし、あるいはセンサ
ーと楽音制御用メイン基板との中間に設けられた中継接
続用の回路基板であってもよい。
【0012】
【作用】押鍵力は弾性部材の自由端部に作用する。セン
サー支持部材はこの弾性部材の弾性変形する部分に固定
されているため、押鍵された鍵についてはセンサー支持
部材の固定部より自由端部側の弾性部材の弾性変形が検
出される。一方、押鍵された鍵の隣接鍵については、押
鍵力の影響が弾性部材の根元部(共通固定部)を介して
伝達されるが、この根元部分が弾性変形してもセンサー
支持部材の固定部より自由端部側の弾性部材の変位量と
センサー支持部材の変位量は同じになり、センサーは変
位を検出しない。
【0013】上記作用を行うこの発明の実施例におい
て、上記複数の弾性片は、1枚の平板状弾性部材に複数
のスリットを形成することにより並列して形成される。
これにより製造効率がよくなるとともに、1枚づつ弾性
片を取付ける手間が省けるため組み立て作業が容易にか
つ精度よく行われる。
【0014】上記作用を行うこの発明のさらに別の実施
例において、弾性片の近傍にセンサーからの検出信号を
利用するためのセンサー利用回路基板、例えば楽音発生
用および/または制御用のメイン基板あるいはこのよう
なメイン基板に対し検出信号を中継接続するための中継
用基板、が設けられる。また、各弾性片には片持ち梁状
のセンサー支持部材が固定されその自由端部側にセンサ
ーが搭載される。このセンサーと上記センサー利用回路
基板とをフレキシブルケーブルで連結する。センサー利
用回路基板は例えばセンサー支持部材の片持ち梁自由端
部側延長方向の下側に設けられる。これによりフレキシ
ブルケーブルで結ぶ距離が短くなり、かつフレキシブル
ケーブルの配線回路形成面を反転させることなく容易に
センサー支持部材とセンサー利用回路基板とを連結する
ことができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る鍵盤装置の全体
構成を示す一部断面側面図であり、図2はその上面から
みた部分平面図である。鍵1は鍵支持部材である鍵フレ
ーム2に対し揺動可能に取付けられる。鍵フレーム2は
楽器本体(棚板)3に固定される。鍵1はその後端部の
鍵支点部5を鍵フレーム2に設けた支点部装着用の孔4
内縁部に挿入係止することにより取付けられる。鍵1の
後端部側には鍵1を常に上方に付勢して押鍵された鍵を
元の位置に戻すための復帰バネ6が設けられる。復帰バ
ネ6は、その一端40が鍵1の内面係止部に係合し、他
端41が鍵フレーム2に設けた係止凹部42内に保持さ
れることにより鍵1に対し常に復帰力を与えるように装
着される。
【0016】鍵1の前端部側には、後述の押鍵力検出手
段に対し押鍵力を作用させるためのアクチュエータ7が
鍵1と一体形成される。このアクチュエータ7には切欠
き8が設けられる。アクチュエータ7の下端面9は、押
鍵ストロークの下限位置で下限ストッパ10に当接する
ストッパ当接面を構成する。前記切欠き8内には、押鍵
方向である上下方向(縦方向)の押鍵力を検出するため
の弾性部材11の自由端部11eが挿入される。図は鍵
1が押鍵されていない状態、即ち押鍵ストロークの上限
位置(初期位置)を示し、この非押鍵状態で弾性部材1
1の自由端部上面と切欠き8の上縁43との間には若干
の遊びaが設けられる。この遊びにより、押鍵操作を開
始したときに押鍵力検出用弾性部材11にアクチュエー
タ7が作用してその反力を受ける前に僅かの間隔ができ
るため、押鍵した場合、押したという実感が指に伝わり
押鍵タッチ感触が良好になる。
【0017】押鍵ストロークは、図示した初期位置の状
態から後端部の鍵支点部5を中心に鍵1が回動して前端
部が下降しアクチュエータ7の下端面9が下限ストッパ
10に当接するまでの範囲であり、図のbで示される。
【0018】下限ストッパ10は楽器本体の棚板3に固
定された例えばアルミの押出し成形体からなる角パイプ
形状の固定支持枠12の長手方向に沿って固定される
(図2参照)。この固定支持枠12にはアングル状の連
結部材13を介して板バネからなる弾性部材15の一端
が固定される。この弾性部材15の他端は同じくアング
ル状の連結部材14を介して横方向揺動支持枠16に連
結される。この横方向揺動支持枠16も固定支持枠12
と同様に例えばアルミの押出し成形体からなる角パイプ
形状である。この弾性部材15は横方向(左右方向)の
押鍵力成分を検出するためのものであり、横方向に弾性
変形し縦方向(上下方向)には変位しないように両支持
枠12、16間に介装される。この構成により、揺動支
持枠16は、弾性部材15の弾性変形に応じて横方向
(左右方向)に揺動し、実質上縦方向(上下方向)には
変位せず一定の固定位置レベルに保たれる(実際には弾
性部材15の縦方向の弾性変形の範囲内で僅かに変位す
る)。この揺動支持枠16の揺動方向は図2の矢印Aで
示される。
【0019】弾性部材15の側面には、図2に示すよう
に、横方向センサー支持部材21が固定される。この横
方向センサー支持部材21に光学的変位検出センサー2
0が設けられ、弾性部材15の揺動方向Aの弾性変形に
よる変位量を検出する。なお、この横方向変位検出手段
となるセンサー20およびその支持部材21は図1では
取除いて図示されている。
【0020】横方向揺動支持枠16には鍵ガイド支持部
材17が固定される。この鍵ガイド支持部材17上に各
鍵に対応して鍵ガイド18が固定される。鍵ガイド18
は各鍵内面の両側に摺接して押鍵ストローク中に鍵を上
下方向にガイドする。左右方向の押鍵力成分はこの鍵ガ
イド18を介して鍵ガイド支持部材17に伝達され、さ
らに横方向揺動支持枠16に伝達される。従って、押鍵
時に鍵に対し左右方向の力を加えると、その力は鍵ガイ
ド18を介して横方向揺動支持枠16に伝わり、弾性部
材15が横方向に弾性変形して揺動支持枠16が矢印A
(図2)のように揺動する。この揺動変位は横方向セン
サー支持部材21上のセンサー20により検出される。
【0021】一方、前述の上下方向押鍵力検出用弾性部
材11は、固定支持枠12に連結された揺動支持枠16
に固定される。この弾性部材11の詳細を図3に示す。
弾性部材11は、各鍵に対応して並列させて設けた弾性
片11aとその根元部、即ち共通の固定部11bとから
なる。このような弾性部材11は、1枚の弾性板材料に
対し複数本の実質上平行なスリット11cを設けて複数
の弾性片11aを並列的に形成する。各弾性片11aの
根元部近傍にはセンサー支持部材取付け用の孔25が設
けられる。また、共通の固定部11bには、支持枠16
に固定するための複数の孔26が設けられる。
【0022】各弾性片11aの下側には、縦方向の押鍵
力を検出するための片持ち梁状のセンサー支持部材19
が取付け用の孔25、27を介してネジ等の適当な手段
で固定される。この片持ち梁状センサー支持部材19の
自由端部側に変位検出センサー20が固定される。弾性
部材11の各弾性片11aを形成するスリット11cの
根元端部11dは、図2から分かるように、支持枠16
の前縁(図の左側の縁)16aを越えた後方側に位置す
ることが望ましい。これにより、各弾性片の独立性が高
まり、押鍵時の隣接鍵への影響が極力抑えられる。
【0023】本発明においては、この支持枠16から前
方に突出して独立した部分の弾性片11aの根元部にセ
ンサー支持部材19が取付けられる。前述のように、弾
性部材11の前端部(弾性片11aの自由端部11e)
は鍵1のアクチュエータ7の切欠き8内に挿入されて押
鍵力および復帰力を受ける(図1参照)。この押鍵力F
は各弾性片11aに対し、図3に示すように、各弾性片
の自由端部11eに作用する。このような押鍵力Fの作
用により、押鍵された鍵の弾性片11aが縦方向に弾性
変形して変位する。この変位は押鍵力に対応する量であ
りこれをセンサー20が検出して押鍵力を検出する。こ
のとき、押鍵された鍵とこれに隣接する鍵の弾性片11
a同士は分離独立しているため、隣接鍵の弾性片11a
は理想的には変位しないものであるが、実際には弾性部
材11の共通固定部11bや揺動支持枠16を介して押
鍵力が廻り込んで影響し、隣接鍵の弾性片が縦方向に僅
かに変位する。本発明の構成では、センサー支持部材が
各弾性片の独立した弾性変形部分に設けられているた
め、このような隣接鍵の弾性変位を検出することによる
検出エラーの発生が防止される。以下この点に関し、図
4および図5を参照してさらに詳しく説明する。
【0024】図4(A)は非押鍵時の弾性部材11を示
す側面図であり、(B)は押鍵時に弾性変形した弾性部
材11を示す側面図である。図中、Pは弾性片11aの
弾性変形開始位置、Qは押鍵力作用位置、Rはセンサー
支持部材取付け位置を示す。また、図5(A)および
(B)はそれぞれ図4(A)および(B)に対応した状
態の弾性片を正面からみた図である。なお、センサー2
0としては、例えば図4(A)に示したような反射型セ
ンサーを用いる。この反射型センサーは、弾性材料から
なるケース内に発光素子23および受光素子24を設
け、ケース内上面に反射面22を形成して、ケースの弾
性変形により反射面が変位して受光量が変ることにより
弾性片11aの変位を検出するものである。なお、この
反射型センサーは、そのケース形状を伏椀状とした鍵ス
イッチの可動部と同様な形状であってもよい。
【0025】H1およびH2は、それぞれ押鍵力を付与
する前の弾性片11aおよびセンサー支持部材の水平位
置を示し、その間隔をgとする。(A)の状態からQの
位置に押鍵力Fを付与して(B)に示すように弾性片1
1aを弾性変形させる。これにより、弾性片11aの先
端位置はH1から距離cだけ下降してL1に変位する。
また、センサー支持部材19のセンサー固定位置は、H
2から距離dだけ下降してL2に変位する。Rの位置で
の変位量は、弾性片11aもセンサー支持片19も同一
であるため、この位置Rより前方側(自由端部側)の弾
性片11aの弾性変形に応じた変位(押鍵力Fを受けた
ために生ずる変位)をセンサー20が検出する。
【0026】一方、押鍵された鍵に隣接する鍵について
は、押鍵力が弾性部材11の共通固定部11bを介して
廻り込んで影響し、センサー20に対向した弾性片11
a’の位置が初期水平位置H1から距離eだけ下降して
L3に変位する。また、センサー支持部材19’のセン
サー固定位置の高さは初期水平位置H2から距離fだけ
下降してL4に変位する。この場合、隣接鍵の弾性片1
1a’の先端には押鍵力Fが作用していないため、Rの
位置より前方側は弾性変形せず直線状である。またRの
位置での変位は弾性片11a’もセンサー支持部材1
9’も同じである。したがって、センサー20の位置に
おける弾性片11a’の変位量eとセンサー支持部材1
9’の変位量fは等しくなる。したがって、弾性片11
a’とセンサー支持部材19’との間の間隔はgのまま
変化しない。このためセンサー20は変形せず、したが
って変位を検出しない。
【0027】図6は本発明の別の実施例の要部構成図で
ある。この実施例は、弾性片11aの上面側にセンサー
支持部材19およびセンサー20を取付けた構成であ
る。その他の構成および作用効果は前述の実施例と同様
である。
【0028】図7は本発明のさらに別の実施例の要部構
成図である。この実施例は図6の実施例と同様に弾性片
11aの上面側にセンサー20およびその支持部材19
を取付けた構成であって、片持ち梁状のセンサー支持部
材19の自由端部を後方に向けて装着した構成である。
その他の構成および作用効果は前述の各実施例と同様で
ある。
【0029】図8は本発明のさらに別の実施例の要部構
成図である。この実施例は、弾性片11aの下面側にセ
ンサー20およびその支持部材19を取付けた構成であ
って、センサー支持部材19の自由端部側を後方に向け
て装着した構成である。このような構成により、楽音発
生用および/または制御用のプリント回路基板を組み立
てる時に、センサー20下面の支持部材19上に配設さ
れるセンサー用回路基板31と楽音発生用および/また
は制御用等のメインの回路基板28(請求項3でいうセ
ンサー利用回路基板)とに分割して、分割された両回路
基板28、31間をフレキシブルケーブル29で接続
し、一方の分割された回路基板(センサー用回路基板)
31をセンサー支持部材19上に装着し、他方の分割さ
れたメインの回路基板(センサー利用回路基板)28を
棚板3上に装着する場合に、両回路基板間を最短距離で
かつフレキシブルケーブル29を折返して面を逆向きに
することなく(逆向きにすると配線パターン形成面が分
割された両回路基板間で上下逆向きになるので不都
合)、両回路基板28、31を容易にシンプルな配置形
態で取付けることができる。なお、センサー利用回路基
板28は楽音発生用および/または制御用の基板に限ら
ず、このような楽音発生および/または制御用のメイン
基板を別の位置に設けこのメイン基板に中継接続するた
めの中継用基板であってもよい。いずれの場合であって
も、センサー20の検出信号を利用するための基板であ
る。
【0030】このような回路基板28は、図の例ではそ
の主要部をセンサー支持部材19の直線状片持ち梁の自
由端部の延長方向側(図で自由端部より左側)に配置し
てフレキシブルケーブル29による接続性を良好にして
いるが、その他にも回路基板28を弾性片11aの前方
や上方等の近傍に配置し、センサー支持部材19の取付
け位置をこの回路基板と対応させてその自由端部がフレ
キシブルケーブル29を介して回路基板と接続しやすい
位置に配置すれば図示した配置に限られるものではな
い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明において
は、各鍵ごとに設けた押鍵力検出用の弾性片の根元部を
共通に連結し、各弾性片の自由端部で押鍵力を受ける弾
性部材の変位検出構造において、各弾性片の弾性変位を
検出するセンサーの支持部材を各弾性片の弾性変形部分
に固定しているため、押鍵力が弾性片の連結固定部を介
して隣接鍵に伝わり隣接鍵が変位しても、この変位を隣
接鍵のセンサーが検出して検出エラーを起こすことはな
く、押鍵力検出の信頼性が高まり、演奏者の意志を的確
に検出して各種楽音制御をきめ細かく行うことができ表
現力の豊かな演奏を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明が適用される鍵盤装置の側面図であ
る。
【図2】 図1の鍵盤装置の上面図である。
【図3】 この発明に係る押鍵力検出用弾性部材の要部
構成を示す分解斜視図である。
【図4】 この発明の作用説明図である。
【図5】 この発明の作用説明図である。
【図6】 この発明の別の実施例の要部構成図である。
【図7】 この発明のさらに別の実施例の要部構成図で
ある。
【図8】 この発明のさらに別の実施例の要部構成図で
ある。
【符号の説明】
1:鍵盤、2:鍵フレーム、3:棚板、5:鍵支点部、
8:切欠き、11:上下方向押鍵力検出用弾性部材、1
1a:弾性片、11b:共通の固定部、11c:スリッ
ト、15:左右方向押鍵力検出用弾性部材、16:横方
向揺動支持枠、17:鍵ガイド支持部材、19:横方向
センサー支持部材、20:変位検出センサー。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10H 1/34 G10H 1/053 G01B 21/20 G01B 21/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押鍵力に応じて縦方向に弾性変形する鍵と
    別体の弾性片を各鍵ごとに具備し、複数の上記弾性片の
    根元部は相互に連結され、各弾性片の自由端部側で各鍵
    の押鍵力を受けて弾性変形し、この弾性変形による弾性
    片の変位を検出するセンサーをセンサー支持部材を介し
    て各鍵ごとに設け、上記センサー支持部材は各弾性片の
    弾性変形部分に各鍵ごとに固定されたことを特徴とする
    鍵盤装置。
  2. 【請求項2】 複数の前記弾性片は、平板状弾性部材に
    複数のスリットを設けることにより並列して形成し、各
    弾性片の根元部側の上記弾性部材は実質上縦方向に固定
    されるように縦方向固定部材に対し連結されたことを特
    徴とする請求項1に記載の鍵盤装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性片の近傍にセンサー利用回路基
    板を設け、各弾性片にセンサー支持部材を固定し、この
    センサー支持部材は片持ち梁形状でその自由端部側にセ
    ンサーを搭載し、このセンサー支持部材上のセンサー底
    面の回路と上記センサー利用回路基板とをフレキシブル
    ケーブルで連結し、前記片持ち梁の自由端部側に前記セ
    ンサー利用回路基板の主要部が配置されたことを特徴と
    する請求項1または2に記載の鍵盤装置。
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