JP2789680B2 - ガスバーナ - Google Patents

ガスバーナ

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幸信 日永
薫 曽我
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭等で使用されているガスグリル等に用い
るガスバーナに関するものである。
従来の技術 従来よりガスグリル等に用いられているガスバーナを
第４図および第５図に示し、以下図面に従い詳述する。
ガスバーナはバーナプレートA1とバーナプレートB2と
の上下２枚で形成される。ミキスト４に流入したガスと
空気は混合管５を通り火移り燃焼部６に流れ炎口より噴
出し燃焼する。保炎板３は火移り燃焼部の燃焼時の保炎
の為にバーナプレートA1に固定されている。なお混合管
５と火移り燃焼部との間には高さｈのガス通路が形成さ
れている。又、主燃焼部7a、7bは火移り燃焼部６につづ
いて左右に伸びている。
発明が解決しようとする課題 しかし、前述のように混合管５と火移り燃焼部６との
間にガス通路（高さｈ）が存在する為に、火移り燃焼部
６に対しスロート４、混合管５からのガス圧が直接にか
かる為に火移り燃焼部６の内圧が主燃焼部7a、7bに比較
し高圧となり、ブローオフやリフト等の燃焼不良が生じ
やすくなっていた。その為に保炎板３を設けることでの
コスト高や炎口径を大きくすることでの調理面での焼き
ムラ発生（焦げ大）等の課題があった。
そこで、本発明は混合管等の影響が火移り燃焼部に及
ばないようなガスバーナを提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明のガスバーナは、火
移り燃焼部と混合管との間の隙間をなくすよう上下密着
させ火移り燃焼部へのガスの通路を左右のコーナからの
みとなるよう成形したものである。
作用 上記構成より、火移り燃焼部内のガス圧力を極力小さ
くすることができ、炎口が小さくかつ保炎板なしであっ
てもブローオフ、リフト等の発生が押えられる。特に本
来一番内圧が高い火移り燃焼部の中央部が本発明では、
混合管よりの距離が一番遠くなり内圧が小さくなる。
実施例 以下、本発明の一実施例におけるガスバーナについて
図面とともに説明する。
第２図に示すように、左右に多数の主炎口を有した主
燃焼部13a、13bと前記主燃焼部13a、13bを結ぶコーナー
間に複数個の炎口を有した火移り燃焼部12があり、火移
り燃焼部12の後方にミキスト10、混合管11がある。
第１図に示すようにバーナプレートA8とバーナプレー
トB9で形成された火移り燃焼部12と混合管11との間の隙
間（高さＨ）はなく密着しており、ガスの流れは第２図
の矢印で示すようにミキスト10より混合管11へ流れ、こ
のあと左右のコーナ部14a、14bを通って火移り燃焼部12
と左右の主燃焼部13a、13bとに分かれて流れ噴出する。
第３図に示すようにグリルは、グリルケースウエ15と
グリルケースシタ16で箱体を形成し、グリル庫内に本発
明のガスバーナ20があり、ガスバーナ20の上には輻射体
17、ガスバーナ20の下にはグリル皿18、焼網19を設けて
構成されている。
発明の効果 以上のように本発明のガスバーナによれば次の効果が
得られる。
（１） 火移り燃焼部と混合管との間の隙間をなくすこ
とにより、火移り燃焼部への混合管よりの影響がなくな
り内圧が小さくなる為に小炎口かつ保炎板なしでブロー
オフ、リフト等の燃焼不良が防止できコスト低減、又調
理性能の向上が図れる。
（２） 火移り燃焼部と混合管との間の隙間がなく、ス
ロート、混合管からの距離が離れる為にスロート、混合
管中のガス温の上昇が小さくなり逆火等の発生を押える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の一実施例におけるガスバーナの要部斜
視断面図、第２図は同平面図、第３図は同ガスバーナ組
込のガスグリル断面図、第４図は従来のガスバーナの要
部斜視断面図、第５図は同下面図である。 ８……バーナプレートＡ、９……バーナプレートＢ、10
……ミキスト、11……混合管、12……火移り燃焼部、13
a、13b……主燃焼部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤松 祥男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 平１−67436（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−123903（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−70138（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭51−119024（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F23D 14/04 F23D 14/08 F23D 14/30 F24C 3/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】上下２枚の金属板からなり、左右に多数の
    炎口を有した主燃焼部と、前記両主燃焼部の間を結ぶ左
    右のコーナー間に複数個の炎口を有した火移り燃焼部
    と、前記火移り燃焼部の後方にスロートと混合管とをお
    のおのＵ字型に配置し、前記火移り燃焼部と混合管との
    間の隙間をなくすよう上下密着させ火移り燃焼部へのガ
    スの通路を左右のコーナーからのみとなるよう成形して
    なるガスバーナ。
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BRPI0906790A2 (pt) * 2008-01-18 2015-07-14 Garland Commercial Ind Llc Queimador de gás, e, conjunto de bandeja de queimador
JP6278453B2 (ja) * 2014-03-20 2018-02-14 リンナイ株式会社 グリルバーナ

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