JP2789456B2 - 棚装置の免震支持装置 - Google Patents

棚装置の免震支持装置

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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B97/00Furniture or accessories for furniture, not provided for in other groups of this subclass
    • A47B2097/008Anti-tip devices

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  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棚装置を建物の壁
に免震的に支持する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】組立式のラックにより構成される書棚
や、物品載置棚等の棚装置を、建物の壁に剛に取り付け
て耐震性を与えるようにした考案は、例えば実公平3−
19775号公報に記載されているように公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような公知の考案
は、地震時に棚装置の転倒を防止するには有効である
が、剛構造であるため、壁への取付部分が十分に強固な
ものでなければならず、しかも、棚装置の上下の数多く
の箇所で、壁に取り付けることが必要である。また、上
記公報記載の構造は、支柱を壁に取り付けながら、この
棚装置を組み付けてゆくものであり、予め組み立てた棚
装置を壁に固定するのには不向きである。
【0004】本発明は、予め組み立てた棚装置を、壁に
免震的に支持させる支持装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1)支柱間に棚板を係止してなる棚装置を壁に対して
支持する支持装置において、前記棚装置の壁側の支柱の
後面と前記壁との間に、前後面が当接するようにして配
設された硬質の弾性体と、前記壁側の支柱の前面に前面
部分が当接し、両側面部分が前記弾性体の側部に当接し
て前記壁まで後方に延び、かつ壁面から外側に開く取付
部分を有する支持部材とを備え、この支持部材の前記取
付部分を壁に固定する。
【0006】(2)上記(1)項において、硬質の弾性体
の両側面に当接する支持部材の両側面部分の上下から、
水平方向内向きに張り出して、前記弾性体の上下面に当
接する張り出し部分を設ける。
【0007】(3)上記(1)または(2)項において、壁
と棚装置の壁側の支柱との間に配設される硬質の弾性体
の幅を、前記支柱の幅よりも大とする。
【0008】(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、硬質の弾性体と支持部材とを、棚装置の少なくとも
上部において、その壁側の支柱に取り付ける。
【0009】(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、棚装置を、壁に対して直角に配置し、この棚装置の
側端部の支柱と壁との間に硬質の弾性体を配設して、支
持部材により、前記支柱と前記弾性体を挟んで、前記支
柱を壁に取り付けることにより、前記棚装置による間仕
切を形成する。
【0010】
【発明の実施の形態】図面に示す本発明の1実施例で
は、図1に示すように、組立式の棚装置(1)が、壁(2)
から若干の間隙を隔てて、床面(3)上に立設されてい
る。
【0011】棚装置(1)は、前後左右に支柱(4)を有
し、左右に並ぶ支柱(4)(4)間には、棚板(1a)が係止さ
れ、壁側の支柱(4)の上部は、免震支持装置(5)により
壁(2)に支持されている。この支持の要領を、図2及び
図3を参照して、以下に述べる。
【0012】図2は、棚装置(1)の壁側の支柱(4)を、
免震支持装置(5)により壁(2)に支持させる構造を模式
的に示す分解斜視図、図3は、壁(2)と支柱(4)とに取
り付けた免震支持装置(5)の一部を断面した拡大平面図
である。
【0013】支柱(4)は、前面が開口するコ字状断面の
ものとして示してあるが、四角形の断面を有する角柱で
あってもよい。
【0014】支柱(4)の後面と、壁(2)との間には、例
えばポリウレタンのような硬質の弾性材料からなり、か
つ前後方向を向く短い角柱状の弾性体(6)が、その前後
面を支柱(4)と壁(2)とに接触させて配設されている。
このような接触が成立するならば、コ字状断面の支柱
(4)を、開口側を壁側とし、弾性体(6)がコ字の内部ま
で入り込むようにして配設することもできる。
【0015】支柱(4)及び弾性体(6)は、壁(2)に固定
されている支持部材(7)により把持されている。支持部
材(7)は、支柱(4)の前面を覆う前面部分(7a)と、支柱
(4)の側面から弾性体(6)の側面を覆う側面部分(7b)
と、側面部分(7b)の後端から、壁(2)に沿って外側に折
れ曲がった取付部分(7c)と、両側面部分(7b)の上下縁部
から内方に水平方向に折れ曲がった張り出し部分(7d)と
を有し、好ましくは鋼板を折り曲げて形成させている。
【0016】この実施例の場合、弾性体(6)の幅は、支
柱(4)の幅よりも大きい。
【0017】支持部材(7)は、その前面部分(7a)から後
方へ向かって斜めに幅を増加してから、側面部分(7b)に
至り、側面部分(7b)は、弾性体(6)の側面に全面的に当
接している。側面部分(7b)の上下の内方への張り出し部
分(7d)は、弾性体(6)の側縁部の上下面に当接してい
る。従って、張り出し部分(7d)は、弾性体(6)の囲い込
みを確実としながら、地震応力が加わった際の弾性体
(6)の変形を可能としている。
【0018】取付部分(7c)には、孔(8)が穿設されてお
り、ここに挿通したアンカーボルト(9)を、壁(2)に埋
設した埋込金具(10)に螺入することにより、支持部材
(7)は固定されている。
【0019】予め組み立てた棚装置(1)の設置にあたっ
ては、まず棚装置(1)を壁際に運び、その後側の支柱
(4)の上部の両側方において、壁(2)に孔をあけ、これ
に埋込金具(10)を埋め込む。
【0020】次いで、この位置において、壁(2)と支柱
(4)との間に硬質の弾性体(6)を挾み込み、支柱(4)の
前面から支持部材(7)を、弾性体(6)を挟むようにして
挿入し、その取付部分(7c)をアンカーボルト(9)により
埋込金具(10)にねじ込んで、支持部材(7)を固定する。
【0021】上述の実施例の場合には、棚装置(1)の後
面側を壁(2)に支持させているが、棚装置(1)を壁(2)
に対して直角に配置し、棚装置(1)の側面側の支柱(4)
を、本発明の免震支持装置(5)により壁(2)に取り付け
て、棚装置(1)によって間仕切を形成することもでき
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、地震によって棚装置が
大きく揺動しても、その後側の支柱が弾性体によって緩
衝されるので、少なくとも壁の前後方向の地震の衝撃力
の半分は弾性体により吸収され、免震効果が発揮され
る。この免震効果により、従来の剛構造に比べて、支持
箇所を少なく上部だけとしても、地震時に充分有効な支
持を果たすことができる。また、支持装置も、剛構造の
場合と比較して、より簡単なものとすることができる。
【0023】請求項2記載の発明のように、弾性体の両
側面に当接する支持部材の両側面部分の上下から、水平
方向内向きに張り出して弾性体の上下面に当接する張り
出し部分を設けると、弾性体を封じ込め、地震時におい
て、弾性体が万一にも外れ落ちることはなく、その弾性
変形による地震の衝撃力の吸収を行わせることができ
る。
【0024】請求項3記載の発明のように、壁と棚装置
の後側の支柱との間に配設される硬質の弾性体の幅を、
前記支柱の幅よりも大きくすると、壁の前後方向以外の
地震入力に対しても、弾性体の弾性変形を許容し、地震
の衝撃力を減衰させることができる。
【0025】請求項4記載の発明のように、硬質の弾性
体と支持部材とを、棚装置の少なくとも上部において、
その壁側の支柱に取り付けると、必要最小限の支持装置
により、有効な棚装置の免震支持の効果を奏することが
できる。
【0026】請求項5記載の発明のように、棚装置を壁
に対して直角に配置し、この棚装置の側端部の支柱と壁
との間に硬質の弾性体を配設して、支持部材により、前
記支柱と前記弾性体を挟んで、前記支柱を壁に取り付け
ることにより、前記棚装置による間仕切を形成させる
と、棚装置だけで地震に強い間仕切とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の免震支持装置を取り付けた棚装置の斜
視図である。
【図2】棚装置の壁側の支柱を、免震支持装置により壁
に支持させる構造を模式的に示す分解斜視図である。
【図3】壁と支柱とに取り付けた免震支持装置の一部を
横断して示す拡大平面図である。
【符号の説明】
(1)棚装置 (1a)棚板 (2)壁 (3)床面 (4)支柱 (5)免震支持装置 (6)硬質の弾性体 (7)支持部材 (7a)前面部分 (7b)側面部分 (7c)取付部分 (7d)張り出し部分 (8)孔 (9)アンカーボルト (10)埋込金具

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱間に棚板を係止してなる棚装置を壁
    に対して支持する支持装置において、 前記棚装置の壁側の支柱の後面と前記壁との間に、前後
    面が当接するようにして配設された硬質の弾性体と、前
    記壁側の支柱の前面に前面部分が当接し、両側面部分が
    前記弾性体の側部に当接して前記壁まで後方に延び、か
    つ壁面から外側に開く取付部分を有する支持部材とを備
    え、この支持部材の前記取付部分を壁に固定したことを
    特徴とする棚装置の免震支持装置。
  2. 【請求項2】 硬質の弾性体の両側面に当接する支持部
    材の両側面部分の上下から、水平方向内向きに張り出し
    て、前記弾性体の上下面に当接する張り出し部分を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の棚装置の免震支持装
    置。
  3. 【請求項3】 壁と棚装置の壁側の支柱との間に配設さ
    れる硬質の弾性体の幅を、前記支柱の幅よりも大とした
    ことを特徴とする請求項1または2記載の棚装置の免震
    支持装置。
  4. 【請求項4】 硬質の弾性体と支持部材とを、棚装置の
    少なくとも上部において、その壁側の支柱に取り付けた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の棚装
    置の免震支持装置。
  5. 【請求項5】 棚装置を、壁に対して直角に配置し、こ
    の棚装置の側端部の支柱と壁との間に硬質の弾性体を配
    設して、支持部材により、前記支柱と前記弾性体を挟ん
    で、前記支柱を壁に取り付けることにより、前記棚装置
    による間仕切を形成したことを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の棚装置の免震支持装置。
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