JP2789267B2 - 複写機の制御装置 - Google Patents

複写機の制御装置

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JP2789267B2
JP2789267B2 JP3173112A JP17311291A JP2789267B2 JP 2789267 B2 JP2789267 B2 JP 2789267B2 JP 3173112 A JP3173112 A JP 3173112A JP 17311291 A JP17311291 A JP 17311291A JP 2789267 B2 JP2789267 B2 JP 2789267B2
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義昭 西田
良昌 二井
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機の制御装置、特
に、原稿と感光紙を重ねて露光焼付けする複写機(例え
ばジアゾ複写機)の制御装置に関する。本発明は、原稿
と感光紙を重ねて露光焼付けする複写機のすべてに応用
可能であるが、説明の便宜上ジアゾ複写機を例に挙げて
説明する。
【0002】
【従来の技術】自動的に露光制御を行なう従来のジアゾ
複写機では、測定した原稿の光透過率に比例して感光紙
及び原稿の重合体の搬送速度を制御している。しかしな
がら、測定した原稿光透過率に比例させて搬送速度を制
御する方法では、必ずしも良好な複写濃度を得ることが
できないという問題があった。その理由は、(a)原稿
の光透過率が測定光の波長により変化すること(光透過
率の波長依存性)と、(b)露光用光源の波長に対する
感光紙の感度と、原稿光透過率を測定する光量検知セン
サの感度とに差があるためと考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】測定した原稿の光透過
率に比例して原稿と感光紙の重合体の搬送速度を制御す
る方法では、常時良好な複写を行うのが困難という問題
を解決する。
【0004】したがって、本発明の目的は、測定した原
稿の光透過率に対応する信号を、原稿の光透過率の波長
依存性と感光紙の感度とを考慮して補正し、常時良好な
複写を行える複写機の制御装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1実施例は、
原稿と感光紙の重合体を搬送し、搬送速度を制御するこ
とにより感光紙への露光焼付制御を行なう複写機におい
て、(a)原稿の光透過率に対する最適搬送速度を近似
するn次多項式を予め求め、(b)原稿の光透過率を測
定し、(c)上記(b)で測定した光透過率と上記
(a)のn次多項式とを用いて上記搬送速度を制御する
ことを特徴とする複写機の制御装置であり、本発明の第
2実施例は、原稿と感光紙の重合体の搬送し、搬送速度
を制御することにより感光紙への露光焼付制御を行なう
複写機において、(a)異なる原稿の夫々の光透過率を
求め、(b)上記(a)で求めた異なる原稿の夫々の光
透過率に対する最適搬送速度を求め、(c)上記(a)
及び(b)で求めた光透過率と最適搬送速度の対応表を
作成し、(d)複写機に挿入された原稿の光透過率を測
定し、上記対応表に基づいて最適搬送速度により搬送速
度を制御することを特徴とする複写機の制御装置であ
る。
【0006】
【実施例】図1は、本発明が応用されるジアゾ複写機の
一部を示す図である。10はジアゾ複写機の本体、12
は複写機の電源スイッチ、14はシリンダ・ガラス(焼
付ガラス)、16はシリンダ・ガラス14の内部に収納
されている露光用光源(例えば水銀ランプ等)である。
周知のように、シリンダ・ガラス14に接触して搬送ベ
ルト(図示せず)が回転し、重ねられた原稿と感光紙
は、搬送ベルトによりシリンダ・ガラス14の外面に沿
って搬送され、その間に感光紙への露光が行なわれる。
導光手段である光ファイバー18の一端は、光源16か
らの光を取り込むためにシリンダ・ガラス14の外部或
いは内部に設けられ、他端は光量検知センサ20側に設
けられている。22は複写機の駆動モータ、24は原稿
台、26は原稿、28は第1の原稿検知回路、29は第
2の原稿検知回路を示し、30は原稿用の待機ロール、
32は感光紙、34は搬送ロール、36は現像器を示
す。
【0007】原稿26が複写機に挿入され、原稿26の
先端が第1の原稿検知回路28に到達すると、光量検知
センサ20は、光ファイバー18からの光量Ltを検知
する。原稿26が更に搬入され、第2の原稿検知回路2
9が原稿の先端を検知すると、原稿の透過光量の測定を
開始する。第2の原稿検知回路29を設けた理由は、光
ファイバー18の端部と光量検知センサ20の間に確実
に原稿を存在させた状態で、原稿の透過光量を測定する
ためである。原稿の透過光量測定は、第2の原稿検知回
路29が原稿26の先端部を検知した時点から一定期間
行なわれる。即ち、測定した複数の原稿透過光量の内の
最大値を原稿の透過光量Lsとする。これは、原稿の地
でない部分(文字或いは図形等の存在する部分)での透
過光量を原稿の透過光量とする誤りを避けるためであ
る。原稿の光透過率Skは次の数式1により求まる。
【数1】Sk = Ls/Lt (0 < Sk < 1)
【0008】本発明を詳しく説明する前に、従来の問題
の原因について簡単に説明する。従来、原稿と感光紙の
重合体の搬送速度Vは、数式2に示すように、原稿の光
透過率Skに比例して求めていた。
【数2】V = K(Ls/Lt)Lp ここで、Kは比例定数、Lpは露光用光源の光量であ
る。つまり、従来は、図2の実線50で示すように、原
稿の光透過率Skに対して搬送速度Vを比例させてい
た。
【0009】しかしながら、本発明者等の実験による
と、良好な複写を得るためには、図2の破線52で示す
ように、原稿の光透過率Skと搬送速度Vとの関係は非
線形となることが判った。
【0010】この理由は、次のように考えられる。先
ず、原稿の光透過率は光源の波長に対して一定でなく、
例えば図3に示すように変化している(図3の波長及び
透過率の数字は単なる例示である。)。更に、図4に示
すように、光量検知センサ20の光源波長に対する感度
(54で示す)と、感光紙の光源波長に対する感度(5
6で示す)とは異なっており、これらの感度を一致させ
ることは極めて困難である。一方、光量検知センサ20
で得られる原稿の光透過率Skは数式3で与えられる。
【数3】Sk = Hkd ここで、dは原稿の厚さ、Hkは光量検知センサと原稿
の種類によって決まる定数(0<Hk<1)である。
【0011】更に、感光紙の感度を考慮した最適な透過
率をSrとすれば、
【数4】Sr = Hrd ここで、Hrは感光紙の感度と原稿の種類によって決ま
る定数(0<Hr<1)である。即ち、HkとHrが異
なるため、原稿の光透過率に比例させて搬送速度を決定
しても良好な複写ができないと考えられる。
【0012】このため、本発明の第1実施例では、以下
に示すように、感光紙の感度を考慮した最適透過率Sr
を、実際に測定した原稿光透過率Skのn次の多項式で
表わし、実際に測定したSkをn次多項式に代入してS
rを求めて搬送速度を制御している。数式3及び数式4
を参照して、
【数5】M = log(Hr)/log(Hk) とすれば、
【数6】Sr = SkM となる。ここで、Mは波長に依存する光量検知センサ2
0の感度と感光紙感度の差によって決まる係数である。
【0013】数式6に示したSrは、周知の如く、次に
示すn次の多項式で近似することができる。
【数7】 Sr=a0+a1Sk+a2Sk2+・・・+anSkn 仮に、一番簡潔な方法として、1次の項までを取れば、
【数8】Sr = a0 + a1Sk となる。
【0014】一方、最適な搬送速度Vは
【数9】V = C・Lp・Sr = C・Lp(a0+a1Sk) ここで、Cは定数、Lpは上述したように露光時の光量
である。図5は、測定した原稿光透過率Skに対する最
適搬送速度Vの関係を示す図であり、破線52は最適搬
送速度が得られる特性曲線を示し、実線60は数式9か
ら求めた特性直線である。従って、実際に測定される原
稿の光透過率付近で、実線60で示す直線と破線52で
示す曲線の差ができるだけ小さくなるように、係数a0
及びa1を予め決定しておけば、良好な複写が期待でき
る。
【0015】更に、数式7の2次の項まで取れば、
【数10】Sr=a0+a1Sk+a2Sk2 となる。この場合、未知の係数が3個となるので、原稿
透過率Sk=0のときにSr=0とし、Sk=1のとき
にSr=1と仮定すれば、 a0 = 0 a1 + a2 =1 となるので、
【数11】Sr=a1Sk+(1−a1)Sk2 のように、定数の数を1個にすることができる。従っ
て、良好な複写を得るためのa1を求めるのは非常に簡
単となる。本発明者等によれば、a1を実験により求め
て数式11による2次曲線を図5の理想的な曲線52に
近づけることができた。
【0016】尚、数式11を適当な記憶手段に記憶さ
せ、中央演算処理装置(CPU)を使用し、原稿の光透
過率SkからSrを求め、数式9により最適な搬送速度
Vを求めればよい。上述の説明では、1次及び2次の項
までの近似式を使用したが、これに限定されることな
く、3次以上の高次の多項式の近似式を用いるようにし
てもよい。
【0017】上述の第1実施例では、Srの近似式を求
めて良好な複写を得たが、次に説明するように、実際に
使用が予想される複数の光透過率が異なる原稿及び感光
紙を用意し、実験により夫々の原稿の光透過率に対して
最良の複写が得られる搬送速度を決定し、対応表を作成
するようにしてもよい。即ち、(a)異なる原稿の夫々
の光透過率を求め、(b)上記(a)で求めた異なる原
稿の夫々の光透過率に対する最適搬送速度を求め、
(c)上記(a)及び(b)で求めた光透過率と最適搬
送速度の対応表を作成して複写機内の適当な記憶手段に
記憶させ、(d)複写機に挿入された原稿の光透過率を
測定し、上記対応表に基づいて最適搬送速度により搬送
速度を制御するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】このように、本発明によれば、従来、感
光紙の感度と、原稿の光透過率を測定する光量検知セン
サの感度とが相違し、且つ、原稿の光透過率の波長依存
性のために、良好な複写が得られない場合があるという
問題を解決できるという顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が応用されるジアゾ複写機の動作を簡単
に説明する図。
【図2】原稿の光透過率に対する搬送速度の関係を示す
図。
【図3】原稿の光透過率が光源の波長に依存することを
説明する図。
【図4】光量検知センサの感度と感光紙の感度の相違を
説明する図。
【図5】原稿の光透過率に対する最適搬送速度を説明す
る図。
【符号の説明】
20 光量検知センサ 26 原稿 32 感光紙 54 光量検知センサの光源波長に対する感度を示す曲
線 56 感光紙の光源波長に対する感度を示す曲線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿と感光紙とを重ねて搬送し、搬送速
    度を制御することにより感光紙への露光焼付制御を行な
    う複写機において、 (a)使用する感光紙の感度を考慮して原稿の光透過率
    に対する最適搬送速度を近似するn次多項式を予め求
    め、 (b)原稿の光透過率を測定し、 (c)上記(b)で測定した光透過率と上記(a)のn
    次多項式とを用いて上記搬送速度を制御する ことを特徴とする複写機の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記n次多項式を複写機内の記憶手段に
    記憶し、複写機に挿入された原稿の光透過率の測定値と
    上記n次多項式とに基づいて原稿の搬送速度を制御する
    請求項1記載の複写機の制御装置。
JP3173112A 1991-06-18 1991-06-18 複写機の制御装置 Expired - Lifetime JP2789267B2 (ja)

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JPH04369635A JPH04369635A (ja) 1992-12-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS595235A (ja) * 1982-07-01 1984-01-12 Copyer Co Ltd ジアゾ式複写機における自動焼付制御装置
JPH01321431A (ja) * 1988-06-23 1989-12-27 Copyer Co Ltd ジアゾ複写機の自動焼付速度制御方法

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JPH04369635A (ja) 1992-12-22

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