JP2789032B2 - 内障子を備える仏壇 - Google Patents
内障子を備える仏壇Info
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- JP2789032B2 JP2789032B2 JP35874996A JP35874996A JP2789032B2 JP 2789032 B2 JP2789032 B2 JP 2789032B2 JP 35874996 A JP35874996 A JP 35874996A JP 35874996 A JP35874996 A JP 35874996A JP 2789032 B2 JP2789032 B2 JP 2789032B2
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- JP
- Japan
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- buddhist altar
- outer door
- side plate
- shoji
- opened
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仏壇の改良に関
し、特に、美しく装飾された内障子の表面を前からよく
見えるように開くことのできる仏壇に関する。
し、特に、美しく装飾された内障子の表面を前からよく
見えるように開くことのできる仏壇に関する。
【0002】
【従来の技術】仏壇は、仏間に収納して室内にすっきり
と置かれる。仏間に入れた仏壇は、室内に邪魔にならな
いように設置できるからである。図1と図2は、通常の
3尺幅(内幅約78cm)の仏間4に、従来の仏壇を収
納する状態を示す。この仏壇は、開かれた外扉1を外側
に折り畳む構造、すなわち、外扉1を外側に折り畳んで
開くようになっている。仏壇は、外扉1に加えて、内障
子2を備え、内障子2と外扉1の2重扉構造となってい
る。外扉1は、側板9の外側に回転軸8Aを位置させる
取付蝶番8で側板9に連結され、内障子2は、側板9の
内面に回転軸8Aを位置させる取付蝶番8で側板9に連
結される。この構造の仏壇は、内障子2と外扉1を一緒
に開くとき、外扉1の姿勢が内障子2の開かれる角度を
制限する。内障子2が外扉1に当たって、それ以上は開
かれないからである。
と置かれる。仏間に入れた仏壇は、室内に邪魔にならな
いように設置できるからである。図1と図2は、通常の
3尺幅(内幅約78cm)の仏間4に、従来の仏壇を収
納する状態を示す。この仏壇は、開かれた外扉1を外側
に折り畳む構造、すなわち、外扉1を外側に折り畳んで
開くようになっている。仏壇は、外扉1に加えて、内障
子2を備え、内障子2と外扉1の2重扉構造となってい
る。外扉1は、側板9の外側に回転軸8Aを位置させる
取付蝶番8で側板9に連結され、内障子2は、側板9の
内面に回転軸8Aを位置させる取付蝶番8で側板9に連
結される。この構造の仏壇は、内障子2と外扉1を一緒
に開くとき、外扉1の姿勢が内障子2の開かれる角度を
制限する。内障子2が外扉1に当たって、それ以上は開
かれないからである。
【0003】図2に示す仏壇は、仏間4入れられると、
外扉1の開閉角度が90度となる。外扉1は、側板9に
対して直線状になるまでしか開くことができない。仏間
4の内面に当たるからである。仏間4の内幅を広くする
と、外扉1の開閉角度は大きくなるが、仏間4の内幅に
対して、仏壇本体3の胴幅を狭くする必要がある。仏壇
本体3は、可能な限り幅を広く設計されるので、外扉1
の開閉角度は約90度になってしまう。内障子2は、外
扉1よりも多少は広い角度で開閉できるが、それほど大
きく開くことはできない。さらに、図3に示すように、
外扉1を内側に折曲して折り畳むタイプの仏壇は、内障
子2の開閉角度がさらに90度に近くなってしまう。内
折れする外扉1によって、外扉1が内障子2に接近する
からである。仏壇の内障子2を、図3に示すように、内
側に折り畳むのは、仏間4の内幅に対して、仏壇本体3
の胴幅を広くするためである。
外扉1の開閉角度が90度となる。外扉1は、側板9に
対して直線状になるまでしか開くことができない。仏間
4の内面に当たるからである。仏間4の内幅を広くする
と、外扉1の開閉角度は大きくなるが、仏間4の内幅に
対して、仏壇本体3の胴幅を狭くする必要がある。仏壇
本体3は、可能な限り幅を広く設計されるので、外扉1
の開閉角度は約90度になってしまう。内障子2は、外
扉1よりも多少は広い角度で開閉できるが、それほど大
きく開くことはできない。さらに、図3に示すように、
外扉1を内側に折曲して折り畳むタイプの仏壇は、内障
子2の開閉角度がさらに90度に近くなってしまう。内
折れする外扉1によって、外扉1が内障子2に接近する
からである。仏壇の内障子2を、図3に示すように、内
側に折り畳むのは、仏間4の内幅に対して、仏壇本体3
の胴幅を広くするためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ほぼ直角にしか開閉で
きない内障子2は、開いた状態で前から見ると、内障子
2の木口がほとんどで、内障子2表面の美しい格子模様
や彫刻模様が見えず、窮屈な感じとなって美しいデザイ
ンにできない欠点がある。とくに、図3に示すように、
外扉1を内側に折曲するタイプの仏壇においては、この
弊害が甚だしい。
きない内障子2は、開いた状態で前から見ると、内障子
2の木口がほとんどで、内障子2表面の美しい格子模様
や彫刻模様が見えず、窮屈な感じとなって美しいデザイ
ンにできない欠点がある。とくに、図3に示すように、
外扉1を内側に折曲するタイプの仏壇においては、この
弊害が甚だしい。
【0005】本発明は、さらにこの欠点を解消すること
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、内
障子を広く開いて、内障子の表面に設けられた美しい装
飾を前から良く見えるようにすると共に、仏壇本体の内
部を広くして、収納容積を増大することも可能である内
障子を備える仏壇を提供するにある。
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、内
障子を広く開いて、内障子の表面に設けられた美しい装
飾を前から良く見えるようにすると共に、仏壇本体の内
部を広くして、収納容積を増大することも可能である内
障子を備える仏壇を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の仏壇は、前述の
目的を達成するために下記の構成を備える。仏壇は、中
間蝶番7を介して折曲できるように連結されている2枚
の外扉1と内障子2を、仏壇本体3の両側の側板9に取
付蝶番8を介して開閉できるように連結している。内障
子2は、外扉1の内側に位置して仏壇本体3に連結され
ている。
目的を達成するために下記の構成を備える。仏壇は、中
間蝶番7を介して折曲できるように連結されている2枚
の外扉1と内障子2を、仏壇本体3の両側の側板9に取
付蝶番8を介して開閉できるように連結している。内障
子2は、外扉1の内側に位置して仏壇本体3に連結され
ている。
【0007】さらに、本発明の仏壇は、仏壇本体3の側
板9の内面に突出して垂直に柱10を固定している。こ
の柱10には、取付蝶番8を介して内障子2を連結して
いる。取付蝶番8は、回転軸8Aを柱10の内面に位置
させて、内障子2を柱10に連結している。側板9から
内面に突出する柱10は、開かれる内障子2の回転軸8
Aを側板9の内面よりも内側に移動させて、開かれた内
障子2を、より大きく開かれた姿勢とする。さらに、側
板9を厚くするのではなくて、内面に柱10を固定し
て、ここに取付蝶番8を連結するので、側板9を薄くし
て、内障子2を大きく開くことができる。側板9を薄く
できることは、仏壇本体3の内部の収納容積を増大す
る。さらにまた、本発明の仏壇は、外扉1の開かれる角
度が小さく、あるいは、外扉1を内折れタイプとして
も、内障子2を大きく開いて、表面の美しい模様を見え
やすくする。
板9の内面に突出して垂直に柱10を固定している。こ
の柱10には、取付蝶番8を介して内障子2を連結して
いる。取付蝶番8は、回転軸8Aを柱10の内面に位置
させて、内障子2を柱10に連結している。側板9から
内面に突出する柱10は、開かれる内障子2の回転軸8
Aを側板9の内面よりも内側に移動させて、開かれた内
障子2を、より大きく開かれた姿勢とする。さらに、側
板9を厚くするのではなくて、内面に柱10を固定し
て、ここに取付蝶番8を連結するので、側板9を薄くし
て、内障子2を大きく開くことができる。側板9を薄く
できることは、仏壇本体3の内部の収納容積を増大す
る。さらにまた、本発明の仏壇は、外扉1の開かれる角
度が小さく、あるいは、外扉1を内折れタイプとして
も、内障子2を大きく開いて、表面の美しい模様を見え
やすくする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための仏壇を例示するものであ
って、本発明は仏壇を下記のものに特定しない。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための仏壇を例示するものであ
って、本発明は仏壇を下記のものに特定しない。
【0009】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0010】本発明の外扉1を備える仏壇は、外扉1と
内障子2と側板9を独特の構造とするもので、その他の
部分は従来の仏壇と変わらず、また、これから開発され
る仏壇をそのまま使用できる。したがって、以下、本発
明の仏壇の特長部分について詳述する。
内障子2と側板9を独特の構造とするもので、その他の
部分は従来の仏壇と変わらず、また、これから開発され
る仏壇をそのまま使用できる。したがって、以下、本発
明の仏壇の特長部分について詳述する。
【0011】図5に示す仏壇は、仏壇本体3の前面に、
両側に開閉できる外扉1と内障子2を連結している。外
扉1は、図4に示すように、仏壇本体3の側板9の前縁
の外側に取付蝶番8を介して連結されている。内障子2
は側板9の内側に固定された柱10に取付蝶番8を介し
て連結されている。
両側に開閉できる外扉1と内障子2を連結している。外
扉1は、図4に示すように、仏壇本体3の側板9の前縁
の外側に取付蝶番8を介して連結されている。内障子2
は側板9の内側に固定された柱10に取付蝶番8を介し
て連結されている。
【0012】外扉1は、方形状の枠の内側に装飾板を固
定している。内障子2は、方形状の枠の内側に、図示し
ないが、細い木材を平行に固定した通称「組子」を固定
し、組子の背面に障子を固定して美しく装飾している。
内障子2は、組子に加えて、彫刻を固定し、あるいは、
組子を使用することなく彫刻を固定したものもある。
定している。内障子2は、方形状の枠の内側に、図示し
ないが、細い木材を平行に固定した通称「組子」を固定
し、組子の背面に障子を固定して美しく装飾している。
内障子2は、組子に加えて、彫刻を固定し、あるいは、
組子を使用することなく彫刻を固定したものもある。
【0013】外扉1と内障子2は、2枚を中間蝶番7で
折曲できるように連結して、取付蝶番8で側板9と柱1
0にそれぞれ連結されている。外扉1と内障子2は、開
いた状態で仏壇本体3の内側に向かって折曲して折り畳
みできるように中間蝶番7で連結されている。4枚の外
扉1は同じ幅で、閉じた状態で仏壇本体3の前面開口部
を閉塞できる幅に設計される。4枚の外扉1は、取付蝶
番8で側板9の外側面に連結されるので、両側板9の両
外側間の幅に設計される。さらに、図5に示す仏壇は、
外扉1で、仏壇本体3の上部に配設させる欄間11の前
面も閉塞できるように設計している。
折曲できるように連結して、取付蝶番8で側板9と柱1
0にそれぞれ連結されている。外扉1と内障子2は、開
いた状態で仏壇本体3の内側に向かって折曲して折り畳
みできるように中間蝶番7で連結されている。4枚の外
扉1は同じ幅で、閉じた状態で仏壇本体3の前面開口部
を閉塞できる幅に設計される。4枚の外扉1は、取付蝶
番8で側板9の外側面に連結されるので、両側板9の両
外側間の幅に設計される。さらに、図5に示す仏壇は、
外扉1で、仏壇本体3の上部に配設させる欄間11の前
面も閉塞できるように設計している。
【0014】さらに、外扉1は、仏壇本体3の前面を閉
塞する状態で、外扉1の境界となる合わせ目の隙間を塞
ぐために、右側の外扉1に、合わせ縁6から突出してめ
し合わせ5を固定している。図5に示す仏壇は、外扉1
の上端から下端まで延長してめし合わせ5を固定してい
る。ただ、めし合わせは、必ずしも外扉の上端から下端
まで延長して設ける必要はなく、部分的に固定すること
もできる。めし合わせ5は、図4の断面図に示すよう
に、外扉1の外側面から突出するように固定される。
塞する状態で、外扉1の境界となる合わせ目の隙間を塞
ぐために、右側の外扉1に、合わせ縁6から突出してめ
し合わせ5を固定している。図5に示す仏壇は、外扉1
の上端から下端まで延長してめし合わせ5を固定してい
る。ただ、めし合わせは、必ずしも外扉の上端から下端
まで延長して設ける必要はなく、部分的に固定すること
もできる。めし合わせ5は、図4の断面図に示すよう
に、外扉1の外側面から突出するように固定される。
【0015】外扉1は、図4に示すように、仏壇本体3
の前面を開いて内側に折り畳んだ状態で、めし合わせ5
が側板9に当接しないように、厚さを側板9の厚さ以上
に厚くする。側板9よりも厚い外扉1は、折り畳まれる
と、めし合わせ5が側板9の内面に突出して、側板9の
前面に当たらない。外扉1は、図4に示すように、側板
9の外側面と前面とのコーナーを中心に回動して開閉さ
れる。この状態で開閉される外扉1は、片方の固定片を
側板9の外側面に、他方の固定片を外扉1の側面にネジ
止等の方法で固定する取付蝶番8で側板9に装着され
る。
の前面を開いて内側に折り畳んだ状態で、めし合わせ5
が側板9に当接しないように、厚さを側板9の厚さ以上
に厚くする。側板9よりも厚い外扉1は、折り畳まれる
と、めし合わせ5が側板9の内面に突出して、側板9の
前面に当たらない。外扉1は、図4に示すように、側板
9の外側面と前面とのコーナーを中心に回動して開閉さ
れる。この状態で開閉される外扉1は、片方の固定片を
側板9の外側面に、他方の固定片を外扉1の側面にネジ
止等の方法で固定する取付蝶番8で側板9に装着され
る。
【0016】内障子2を柱10に装着する取付蝶番8
は、折り畳まれた外扉1のめし合わせ5が内障子2に当
たらないように、その回転軸8Aを、側板9の内面より
もさらに内側に位置させると共に、側板9の前面から後
退する位置に配設している。取付蝶番8の回転軸8Aを
この位置に配設するために、図4に示す側板9は、内面
に柱10を固定し、この柱10に取付蝶番8を装着して
いる。
は、折り畳まれた外扉1のめし合わせ5が内障子2に当
たらないように、その回転軸8Aを、側板9の内面より
もさらに内側に位置させると共に、側板9の前面から後
退する位置に配設している。取付蝶番8の回転軸8Aを
この位置に配設するために、図4に示す側板9は、内面
に柱10を固定し、この柱10に取付蝶番8を装着して
いる。
【0017】柱10は、めし合わせ5の突出量よりも奥
に位置し、かつ、めし合わせ5の厚さよりも幅(W)を
広くして、側板9の内面に固定されている。通常、めし
合わせ5の突出量は、3〜15mmの範囲にあるので、
柱10は、好ましくは、側板9の前面から4〜35mm
奥に位置して固定される。柱10の幅(W)は、広くし
て、内障子2の開口角を大きくできる。好ましくは、柱
10の幅(W)を約5cmとする。ただ、柱10の幅
は、これより広く、あるいは狭く、たとえば、3〜8c
mとすることもできる。本発明の仏壇は、柱10の幅を
広くしても、仏壇本体3の内部の幅は狭くならない。そ
れは、側板9を厚くする必要がないからである。
に位置し、かつ、めし合わせ5の厚さよりも幅(W)を
広くして、側板9の内面に固定されている。通常、めし
合わせ5の突出量は、3〜15mmの範囲にあるので、
柱10は、好ましくは、側板9の前面から4〜35mm
奥に位置して固定される。柱10の幅(W)は、広くし
て、内障子2の開口角を大きくできる。好ましくは、柱
10の幅(W)を約5cmとする。ただ、柱10の幅
は、これより広く、あるいは狭く、たとえば、3〜8c
mとすることもできる。本発明の仏壇は、柱10の幅を
広くしても、仏壇本体3の内部の幅は狭くならない。そ
れは、側板9を厚くする必要がないからである。
【0018】さらに、本発明の仏壇は、左右の外扉の合
わせ目に必ずしもめし合わせを設ける必要はない。たと
えば、家具調の仏壇等は、外扉にめし合わせを設けるこ
となく前面をすっきりとさせるからである。めし合わせ
がない仏壇は、図6に示すように、側面9の前端面と柱
10の前端面とが同一平面となるように柱10を固定す
ることができる。めし合わせのない外扉1は、仏壇本体
3の前面に当たることなく開くことができるからであ
る。このように、柱10を仏壇本体3の奥に位置させる
ことなく前面に配設できる仏壇は、内障子2の開閉角度
を大きくできるにもかかわらず、仏壇本体3の奥行きを
大きくし、仏壇本体3の内容積を広くできる特長があ
る。
わせ目に必ずしもめし合わせを設ける必要はない。たと
えば、家具調の仏壇等は、外扉にめし合わせを設けるこ
となく前面をすっきりとさせるからである。めし合わせ
がない仏壇は、図6に示すように、側面9の前端面と柱
10の前端面とが同一平面となるように柱10を固定す
ることができる。めし合わせのない外扉1は、仏壇本体
3の前面に当たることなく開くことができるからであ
る。このように、柱10を仏壇本体3の奥に位置させる
ことなく前面に配設できる仏壇は、内障子2の開閉角度
を大きくできるにもかかわらず、仏壇本体3の奥行きを
大きくし、仏壇本体3の内容積を広くできる特長があ
る。
【0019】内障子2は、図5に示すように、両側の柱
10と、上部の欄間11と、底部の底板12の内側に入
れられて開口部を閉塞する大きさに設計されている。こ
のため、内障子2は、外扉1よりも低く、幅を狭く設計
される。
10と、上部の欄間11と、底部の底板12の内側に入
れられて開口部を閉塞する大きさに設計されている。こ
のため、内障子2は、外扉1よりも低く、幅を狭く設計
される。
【0020】
【発明の効果】本発明の内障子を備える仏壇は、仏間に
収納した状態で、内障子を広く開いて、内障子の表面に
設けられた美しい装飾を前から良く見えるようにできる
特長がある。それは、本発明の仏壇が、側板の内面に突
出して垂直に柱を固定し、この柱の内面に回転軸を位置
させる取付蝶番を介して内障子を連結しているからであ
る。柱に連結される内障子は、柱によって、回転軸を側
板の内面よりもさらに仏壇本体の内側に移動できる。こ
のため、回転軸を中心に開かれた内障子は、90度より
もさらに大きな角度に開くことができ、前から見て内障
子の木口のみでなく、表面をより広く見えるようにでき
る特長がある。
収納した状態で、内障子を広く開いて、内障子の表面に
設けられた美しい装飾を前から良く見えるようにできる
特長がある。それは、本発明の仏壇が、側板の内面に突
出して垂直に柱を固定し、この柱の内面に回転軸を位置
させる取付蝶番を介して内障子を連結しているからであ
る。柱に連結される内障子は、柱によって、回転軸を側
板の内面よりもさらに仏壇本体の内側に移動できる。こ
のため、回転軸を中心に開かれた内障子は、90度より
もさらに大きな角度に開くことができ、前から見て内障
子の木口のみでなく、表面をより広く見えるようにでき
る特長がある。
【0021】さらに、本発明の仏壇は、内障子の開閉角
度を大きくできるにもかかわらず、側板を厚くする必要
がない。側板の内面に突出して固定する柱で、内障子を
開閉できるように連結している取付蝶番の回転軸を内側
に移動させるからである。とくに、本発明の仏壇は、内
側に折り畳むタイプの仏壇においても、内障子の開閉角
度を大きくできる特長がある。このため、仏壇本体の胴
幅である側板の外幅が広い仏壇に採用して、しかも、側
板を薄くして仏壇本体の内幅を相当に広くできる特長が
ある。
度を大きくできるにもかかわらず、側板を厚くする必要
がない。側板の内面に突出して固定する柱で、内障子を
開閉できるように連結している取付蝶番の回転軸を内側
に移動させるからである。とくに、本発明の仏壇は、内
側に折り畳むタイプの仏壇においても、内障子の開閉角
度を大きくできる特長がある。このため、仏壇本体の胴
幅である側板の外幅が広い仏壇に採用して、しかも、側
板を薄くして仏壇本体の内幅を相当に広くできる特長が
ある。
【図1】従来の仏壇を仏間に収納した状態を示す水平断
面図
面図
【図2】図1に示す仏壇の収納した外扉と内障子と側板
部分を示す要部水平断面図
部分を示す要部水平断面図
【図3】仏間に収納された従来の他の仏壇の外扉と内障
子と側板部分を示す要部水平断面図
子と側板部分を示す要部水平断面図
【図4】本発明の実施例の仏壇の外扉と内障子と側板部
分を示す要部水平断面図
分を示す要部水平断面図
【図5】本発明の実施例の仏壇の外扉と内障子を開いた
状態を示す正面図
状態を示す正面図
【図6】本発明の他の実施例にかかる仏壇の外扉と内障
子と側板部分を示す要部水平断面図
子と側板部分を示す要部水平断面図
1…外扉 2…内障子 3…仏壇本体 4…仏間 5…めし合わせ 6…合わせ縁 7…中間蝶番 8…取付蝶番 8A…回転軸 9…側板 10…柱 11…欄間 12…底板
Claims (1)
- 【請求項1】 中間蝶番(7)を介して折曲できるように
連結されている2枚の外扉(1)と内障子(2)が、仏壇本体
(3)の両側に取付蝶番(8)を介して連結されており、内障
子(2)が外扉(1)の内側に位置するように仏壇本体(3)に
連結されてなる仏壇において、 仏壇本体(3)は側板(9)の内面に突出して垂直に柱(10)を
固定しており、この柱(10)の内面に回転軸(8A)を位置さ
せる取付蝶番(8)を介して内障子(2)が柱(10)に連結さ
れ、柱(10)によって、内障子(2)の表面が見えるように
内障子(2)が開かれるように構成されてなることを特徴
とする内障子を備える仏壇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35874996A JP2789032B2 (ja) | 1996-12-28 | 1996-12-28 | 内障子を備える仏壇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35874996A JP2789032B2 (ja) | 1996-12-28 | 1996-12-28 | 内障子を備える仏壇 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10192128A JPH10192128A (ja) | 1998-07-28 |
JP2789032B2 true JP2789032B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=18460920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35874996A Expired - Fee Related JP2789032B2 (ja) | 1996-12-28 | 1996-12-28 | 内障子を備える仏壇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2789032B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-28 JP JP35874996A patent/JP2789032B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10192128A (ja) | 1998-07-28 |
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