JP2003321976A - 扉の吊元構造 - Google Patents
扉の吊元構造Info
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- JP2003321976A JP2003321976A JP2002128146A JP2002128146A JP2003321976A JP 2003321976 A JP2003321976 A JP 2003321976A JP 2002128146 A JP2002128146 A JP 2002128146A JP 2002128146 A JP2002128146 A JP 2002128146A JP 2003321976 A JP2003321976 A JP 2003321976A
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Abstract
造は、蝶番やヒンジの連結部の強度を充分に確保しつ
つ、扉と躯体開口部縦枠との間の隙間を小さくするため
に、蝶番やヒンジ等の開閉回動軸部が扉の見付け面より
外側に突出していることに鑑みて、このような扉の吊元
部の構造を採用しつつ、扉の縦框と躯体開口部縦枠を連
結する蝶番やヒンジ等の開閉回動連結部材を露出させ
ず、積極的に扉の吊元側の意匠を形成した扉の吊元構造
の提供を目的とする。 【解決手段】ドア又は開き窓等の扉の縦框と、躯体開口
部縦枠とを、蝶番又はヒンジ等の開閉回動連結部材の軸
部を扉の見付け面より外側に突出させて連結した扉の吊
元部において、扉の縦框側に扉の開閉と一体的に回動
し、前記開閉回動連結部材を外側から覆うとともに、当
該扉の吊元側の意匠を形成する吊元化粧部材を備えたこ
とにある。
Description
体開口部に蝶番やヒンジ等の開閉回動連結部材を介して
取り付ける扉の取り付け部の構造に関する。
にて躯体開口部の縦枠に開閉回動可能に取り付けられて
いる。その際に、蝶番が開き窓の外側に露出しないよう
に障子の框の一部を切り欠いて取り付ける方法が開示さ
れている(特開平8−82146号公報)。しかし、こ
のような構造では、蝶番の取り付けスペースが小さく、
しかも障子の縦框の構造が複雑になり、吊元部の強度が
充分に確保出来ない問題があった。
躯体の開口部とドアの隙間を遮蔽するカバーをドアに取
り付けた構造が開示されている。また、実開平4−79
172号公報には、扉縦框の吊元側見込み面の見込み寸
法範囲内に蝶番を取り付け、この蝶番を隠蔽する蝶番カ
バーを取り付けた構造が開示されている。しかし、これ
らの構造においては、蝶番の隠蔽効果があるものの、扉
の吊元部の意匠性に劣り、蝶番の配置スペースに制限が
あり、扉の吊部の強度確保にも問題があった。
している扉の取り付け構造は、蝶番やヒンジの連結部の
強度を充分に確保しつつ、扉と躯体開口部縦枠との間の
隙間を小さくするために、蝶番やヒンジ等の開閉回動軸
部が扉の見付け面より外側に突出していることに鑑み
て、このような扉の吊元部の構造を採用しつつ、扉の縦
框と躯体開口部縦枠を連結する蝶番やヒンジ等の開閉回
動連結部材を露出させず、積極的に扉の吊元側の意匠を
形成した扉の吊元構造の提供を目的とする。
ドア又は開き窓等の扉の縦框と、躯体開口部縦枠とを、
蝶番又はヒンジ等の開閉回動連結部材の軸部を扉の見付
け面より外側に突出させて連結した扉の吊元部におい
て、扉の縦框側に扉の開閉と一体的に回動し、前記開閉
回動連結部材の軸部を外側から覆うとともに、当該扉の
吊元側の意匠を形成する吊元化粧部材を備えたことにあ
る。
化粧部材を扉の縦框に係止部材にて既設の扉の縦框に取
り付け、あるいは取り替え可能にすることが好ましい。
これにより、既存のドア等の扉の蝶番やヒンジ部に容易
に後付けすることができる。また、既に本発明に係る吊
元化粧部材が取り付いている場合には、異なる形状の吊
元化粧部材に取り替えることにより、ドアや開き窓の意
匠を変化させることができる。
合には、扉の吊元側の意匠を形成する吊元化粧部材を扉
の縦框と一体的に形成したものを用いてもよい。
粧部材の縦枠側に、少なくとも扉が開いた際に縦枠ある
いは、開閉回動連結部材に当接する弾性片を取り付けた
ものを用いると、扉を開く際の吊元化粧部材と縦枠や蝶
番等の連結部との干渉を防止したり、縦枠との水密性等
を向上させることができる。
下、図面に基づいて説明する。図1(イ)に示す従来の
ドア等の扉100は、躯体開口部の縦枠200に蝶番4
00等にて開閉回動可能に取り付けられていて、室外か
ら蝶番400が見えるとともに、蝶番を取り付けたこと
による隙間300が生じている。このような既設の扉と
躯体開口部縦枠20との間に、本発明に係る吊元化粧部
材30を取り付けた状態の例を図1(ロ)に示す。吊元
部の構造は後述するが、吊元化粧部材30が扉10の外
観として新たな意匠を形成している。
に本発明を適用した例を示す。図2(イ)は、従来の扉
の吊元構造例を示し、左縦枠200、右縦枠210にそ
れぞれ蝶番400、410を用いて、扉100、110
が取り付けられ、隙間300、310が発生している。
この場合にも、図2(ロ)に示すように本発明に係る吊
元化粧部材30、30aを扉と縦枠20、20aとの間
に取り付けたり、図2(ハ)に示すように吊元化粧部材
30aを子ドア側に取り付けることにより、蝶番や隙間
の露出を無くし、新たな意匠を形成することができる。
この図3に示す吊元構造の例は、扉の縦框に後から吊元
化粧部材を取り付ける別体タイプであり、吊元化粧部材
30が縦框11に取り付けられている。扉10は、左右
の縦框11と図示を省略した上框、下框で方形の枠を形
成し、両側にパネル13、13が取り付けられた構造に
なっている。吊元化粧部材30は、アルミニウム合金押
出形材や樹脂押出形材等で成形され、扉の吊元部縦方向
ほぼ全長にわたって取り付けられている。この吊元化粧
部材30は、蝶番やヒンジ等の吊元連結部材40の回動
軸部47が納まる凹部が形成されるとともに、扉と躯体
開口部縦枠との間に取り付ける際に上記回動軸部47が
挿入される吊元化粧部材の開口部34が形成されてい
る。一方、吊元化粧部材30の扉の縦框側には、縦框連
結部32が形成されている。扉10の縦框11に、エッ
ジ部材33がビス等の係止部材12にて取り付けられ、
このエッジ部材33と、蝶番等の吊元連結部材40の第
1回動片41とで挟み込むようにして、吊元化粧部材3
0の縦框連結部32がビス等の係止部材43により、取
り付けられている。一方、吊元連結部材40の他の第2
回動片42は、躯体開口部の縦枠20にビス等の係止部
材44にて取り付けられている。なお、吊元化粧部材3
0及び吊元連結部材40等の取り付け部には、必要に応
じてスペーサー45、46が使用されている。また、縦
枠20には、扉が閉じた際に扉の室内側に当接してシー
ルするタイト材22が備えられている。扉10が開き、
吊元連結部材40の第1回動片41、第2回動片42が
開くように回動すると、扉の動きに合わせて吊元化粧部
材30も回動する。所定の角度以上に開き、吊元化粧部
材30の縦枠側が第2回動片42と干渉する部分には切
り欠き部31を設けてある。
部32aと、扉10の縦框のエッジ部材とが一体的に形
成されている例を示す。この場合にも、吊元連結部材4
0aの第1回動片41aが吊元化粧部材30aの縦框連
結部32aと図示を省略したが係止部材にて連結され、
他の第2回動片42aが縦枠20と係止部材44にて連
結されている。この扉が約90°開いた状態を図5に示
す。吊元化粧部材30aが扉の意匠を形成するととも
に、蝶番等の吊元連結部材の露出を防ぐ。また、蝶番等
の干渉部には、切り欠け部31aが設けられている。
形成するのでユーザーの要求に合わせて各種の形状が採
用される。その例を図6〜図8に示す。図6(イ)に
は、断面略三角形状にした吊元化粧部材30bの例を示
し、躯体開口部縦枠側には、扉が開いた際の蝶番等との
干渉を防止するための切り欠け部31bが設けられてい
る。また、吊元化粧部材の開口部34は、蝶番等の吊元
連結部材40の軸部47が取り付け時に挿入出来るよう
に設定されている。この例の場合、吊元化粧部材の扉の
パネルとの当接部130を波状に切り欠いたので、図6
(ロ)にその扉の外観を示すように全く新規の意匠を形
成できる。図7に示す例は、断面略円形の吊元化粧部材
30cの例を示し、この場合には、円弧部を約1/4切
り欠いた開口部34として、蝶番等の干渉防止用の部分
的な切り欠け部を設けない例である。図8は、断面略方
形の吊元化粧部材30dの例である。この場合にも、開
口部34は蝶番等の挿入組付け性を考慮して設定されて
いる。
口部に弾性片31eを設けた場合を示す。このように、
吊元化粧部材の開口部に弾性片を取り付けると、扉の開
閉時に弾性片が変形するように作用し、扉を開く際の障
害にならないだけでなく、扉と縦枠との間の隙間を塞
ぎ、水密性向上が図れる。なお、吊元化粧部材を樹脂押
出形材で成形する場合には、硬質樹脂と一体的に軟質樹
脂の弾性片を設けることもできる。
が扉の横方向から見えないように縦枠の見付け面に遮蔽
壁21を形成した例である。
動片41aを縦框に直接取り付けた例を示す。この場合
には吊元化粧部材30hの縦框との連結部32hにおい
て吊元連結部材に対応する部分が切り欠かれることにな
る。
を扉の縦框11bと一体的に形成した例を示す。
体開口部縦枠との間に挿入する吊元化粧部材に、蝶番等
の吊元連結部材の回動軸部の収納凹部と、組付け時にこ
の回動軸部を挿入する開口部、及び扉の縦框と連結する
縦框連結部を設けた構成にしたので、既設の扉等に取り
付けることも可能であり、蝶番等の露出を防ぎ、扉の吊
元部に新たな意匠を形成することができる。また、取り
付ける吊元化粧部材の形状を種々選定変更することがで
きるので、躯体の開口部の周囲を含めた扉のデザイン設
計の自由度が高くなる。さらには、吊元化粧部材の縦枠
側に弾性片を取り付けると、吊元化粧部材の蝶番等の吊
元連結部の一部切り欠き加工をすることなく、扉の開放
時の蝶番等との干渉を吸収することができ、この弾性片
の長さを扉が閉じた際にも縦枠側に当接するように配設
すると、この扉の吊元部の水密性も向上させることがで
きる。
取り付けた扉(ロ)の外観図を示す。
部材を取り付けた扉(ロ)、(ハ)の外観図を示す。
プの吊元化粧部材を取り付けた吊元部横断面図を示す。
形成した場合の横断面図を示す。
元化粧部材を取り付けた場合の扉の外観を(ロ)に示
す。
取り付けた例の横断面図を示す。
場合の横断面図を示す。
f、30g、30h吊元化粧部材 31、31a、31b 吊元化粧部材の切り欠き部 31e 吊元化粧部材に取り付けた弾性片 32、32a、32h 吊元化粧部材の縦框連結部 33 縦框のエッジ部材 34 吊元化粧部材の開口部 40、40a 吊元連結部材 41、41a、 第1回動片 42、42a 第2回動片 43、44 係止部材 45、46 スペーサー 47、47a 吊元連結部材の回動軸部
Claims (4)
- 【請求項1】ドア又は開き窓等の扉の縦框と、躯体開口
部縦枠とを、蝶番又はヒンジ等の開閉回動連結部材の軸
部を扉の見付け面より外側に突出させて連結した扉の吊
元部において、扉の縦框側に扉の開閉と一体的に回動
し、前記開閉回動連結部材の軸部を外側から覆うととも
に、当該扉の吊元側の意匠を形成する吊元化粧部材を備
えたことを特徴とする扉構造。 - 【請求項2】扉の吊元側の意匠を形成する吊元化粧部材
を扉の縦框に係止部材にて既設の扉の縦框に取り付け、
あるいは取り替え可能にしたことを特徴とする請求項1
記載の扉構造。 - 【請求項3】扉の吊元側の意匠を形成する吊元化粧部材
を扉の縦框と一体的に形成したことを特徴とする請求項
1記載の扉構造。 - 【請求項4】扉の吊元側の意匠を形成する吊元化粧部材
の縦枠側に、少なくとも扉が開いた際に縦枠あるいは、
開閉回動連結部材に当接する弾性片を取り付けたことを
特徴とする請求項1〜請求項3いずれか記載の扉構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002128146A JP2003321976A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 扉の吊元構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002128146A JP2003321976A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 扉の吊元構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003321976A true JP2003321976A (ja) | 2003-11-14 |
JP2003321976A5 JP2003321976A5 (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=29541997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002128146A Withdrawn JP2003321976A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 扉の吊元構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003321976A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104373020A (zh) * | 2014-10-22 | 2015-02-25 | 珠海格力电器股份有限公司 | 门体结构及柜体 |
JP2016098522A (ja) * | 2014-11-19 | 2016-05-30 | 三和シヤッター工業株式会社 | 扉 |
JP2019206808A (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | 三和シヤッター工業株式会社 | 扉の改修方法、及び扉 |
-
2002
- 2002-04-30 JP JP2002128146A patent/JP2003321976A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104373020A (zh) * | 2014-10-22 | 2015-02-25 | 珠海格力电器股份有限公司 | 门体结构及柜体 |
CN104373020B (zh) * | 2014-10-22 | 2017-02-01 | 珠海格力电器股份有限公司 | 门体结构及柜体 |
JP2016098522A (ja) * | 2014-11-19 | 2016-05-30 | 三和シヤッター工業株式会社 | 扉 |
JP2019206808A (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | 三和シヤッター工業株式会社 | 扉の改修方法、及び扉 |
JP7075284B2 (ja) | 2018-05-28 | 2022-05-25 | 三和シヤッター工業株式会社 | 扉の改修方法、及び扉 |
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---|---|---|---|
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A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20061108 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |