JP2787498B2 - 貯湯式給湯器 - Google Patents

貯湯式給湯器

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俊二 浅井
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、貯湯槽の湯の沸き上げと浴槽の湯の追い焚
きができる貯湯式給湯器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の貯湯式給湯器においては、第3図に示される装
置が知られている。この貯湯式給湯器は、常に水または
温水を充満させた状態で使用される貯湯槽1と、この貯
湯槽1の下部に貯湯槽1の外壁に設置され貯湯槽1内の
水温を設定して温度信号を出力するサーモ22,23と、サ
ーモ22,23の温度信号によって加熱手段26を制御する制
御装置29と、貯湯槽1の底部に接続され常時貯湯槽1を
加圧している補水管(給水管)31と、貯湯槽1の最上部
に接続され温水を貯湯槽1から取り出す取り出し管32と
を備えている。
この貯湯式給湯器の運転においては、まず制御装置29
の設定を行い沸き上げ温度を定める。サーモ22,23の温
度信号の値があらかじめ設定された制御装置29の設定値
より低い場合は、加熱手段26を起動して貯湯槽1内の水
を加熱する。温水温度があらかじめ定められた値になる
と制御装置29は加熱手段26を停止させる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の貯湯式給湯器にあっては、貯湯槽上部のみ加熱
して利用することもできないため、小量の湯が欲しい場
合にも貯湯槽内を全部加熱しなければならず不経済であ
った。また加熱手段が深夜電力ヒータの場合は、太陽熱
利用が効果的に行えないという欠点があった。
本発明の目的は、貯湯槽内の水を設定した量だけ自由
に沸かすことができ、かつ太陽熱利用を効果的に行うこ
とができるとともに、浴槽内の湯の追い焚きを可能とす
る貯湯式給湯器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するため、本発明に係る貯湯式給湯
器は、貯湯槽に設けた加熱室の内部に加熱手段を備えた
貯湯式給湯器において、前記加熱室は前記貯湯槽の内部
の下部を一部隔壁で仕切って設けられ、且つ前記加熱室
の上部出口に電磁弁を設け、該電磁弁を介して前記貯湯
槽の上部に連通する通水炉を配設し、前記加熱室の上部
及び前記貯湯槽の外壁表面に取付けた温度センサーの信
号により前記電磁弁を開閉する制御器を具備するととも
に、前記加熱手段は、ヒーターと浴槽内の湯の追い焚き
用の熱交換器とからなり、該熱交換器は前記ヒーターの
上部に設けられる構成とする。
さらに、前記貯湯槽は、前記加熱室の下部に太陽熱用
熱交換器を収納している構成泥も良い。
そして、前記制御器は、浴槽内の湯の追い焚き時に前
記電磁弁を閉にするとともに、天気予測センサーの信号
により前記ヒーターを稼動又は停止する集熱制御器を備
えている構成でも良い。
〔作用〕
本発明によれば、加熱室に電磁弁を設けかつ熱交換器
を備えることによって、加熱室が設定温度に達すると電
磁弁が開き、温水が上昇して貯湯槽上部の温度が上昇す
る。浴槽等の追い焚き時は、制御器の指示でヒーターを
稼動して熱交換器を介して浴槽から循環してきた湯が追
い焚きされ浴槽に戻される。太陽熱を利用する時は、太
陽集熱器を循環してきた熱媒により加熱室の下部の貯湯
水を加熱する。翌日の天候を予測してヒーターの加熱時
間が決定され、貯湯槽の上部から加熱して所定温度に達
したのち、ヒーターは停止される。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図を参照しながら説明する。
第1図に示されるように、貯湯槽1の下部に隔壁で仕
切った加熱室3を設け、加熱室3の内部に加熱手段を備
えた貯湯式給湯器において、加熱室3の上部出口に電磁
弁4を設け、電磁弁4を介して貯湯槽1の上部に連通す
る通水路2を配設し、加熱室3の上部に取付けた温度セ
ンサー9及び貯湯槽1の外壁表面に取付けた温度センサ
ー8の信号により電磁弁4を開閉する制御器10を具備す
るように構成されている。
そして加熱手段は、ヒーター6と追い焚き用の熱交換
器5とからなり、熱交換器5はヒーター6の上部に位置
し、かつ浴槽15と追い焚き用管16及びポンプ19を経由し
て接続している。
また貯湯槽1は、加熱室3の下部に太陽熱用熱交換器
7を収納している構成でも良い。
さらに制御器(マイコン)10は、追い焚き時に電磁弁
4を閉動作するとともに、天気予報センサー13の信号に
よりヒーター6を所定時間稼動又は停止する集熱制御器
14を備えている構成である。
すなわち、円筒形の貯湯槽1はその内部の下部を一部
隔壁で仕切って、この中に加熱手段を保有した加熱室3
を持ち、加熱室3の隔壁で貯湯槽1内部と区画されてい
る。加熱室1上部には電磁弁4を介して湯を貯湯槽1上
部に導く通水路2が連結されており、貯湯槽1上部に高
温水を導き、湯は給湯管18を経由して浴槽15に給湯され
る。加熱室3と通水路2との間の電磁弁4の開閉は使用
モード(加熱モード、追い焚きモード)に従って加熱室
3や貯湯槽1を外壁表面に取り付けられた温度センサー
8,9によって制御される。加熱室3の入口は加熱室3の
側面又は底面にあり、追い焚き用の熱交換器5は加熱器
3の内部でヒーター6の上部に配置され、かつ太陽熱を
回収する太陽熱用熱交換器7は加熱室3下部の貯湯槽1
内に配置される。そして貯湯槽1の底部に給水管17が配
管されている。
なお、ヒーター6は、電気、ガス又は灯油を熱源とす
るものでも良い。
次に本実施例の作用を説明する。
設定の量と温度とを指示すると制御器は加熱の要否を
計算し必要が有ればヒーターを通電等により稼動する。
加熱室内の温度が設定温度に達したとき電磁弁は開き、
温水が水の密度差で通水路を通って貯湯槽上部に上昇す
る。加熱室が設定温度以下になることにより電磁弁は閉
じる。設定水位まで沸き上がりが終われば再び制御器の
指示でヒーターの通電等をストップし、その後電磁弁は
閉じる。加熱室の内部に設けた熱交換器により浴槽を追
い焚きするときは、制御器の指示でヒーターに通電等す
るが電磁弁は開放されない。従って、加熱室の温度は設
定温度まで上昇されるが水は貯湯槽に流れない。浴槽よ
りポンプで循環してきた水が熱交換器を通りながら加熱
されて浴槽に戻ることで追い焚きが出来る。
なお、第1図に示される制御器10に、風呂リモコン20
を付設して追い焚きを指示することにより、浴槽内の水
を所定温度に追い焚きすることもできる。
太陽熱を利用するときは、貯湯槽1内の加熱室3より
下部に太陽熱用熱交換器7を設け、加熱室3より下部の
貯湯水を太陽集熱器11を集熱ポンプ12により循環してき
た熱媒で加熱する。
全体の制御を深夜電力温水器で説明する。
第2図の次の日が晴天日の例のように、23時に次の日
の天候を予測して夜の内に沸かす量と温度を計算して、
何時から通電すれば良いか決定する。計算した通電時刻
になると加熱が開始され、貯湯槽の上部より順次沸かし
て行くが、設定された量になったとき(深夜電力の時間
帯の終了時)通電が停止される。太陽集熱器は朝から日
射があると、集熱循環をして熱量を貯湯槽の被加熱部分
にためる。こうして使用時刻には設定された熱量が電気
で沸かした高温部分と太陽で沸かした中温部分を足した
量になる。
次の日が雨天が予測されれば、例えば天気予測センサ
ーで23時現在の雨量を確認した場合は、全量沸き上げる
ことになり、晴天の程度に応じて沸き上げるレベルが変
化でき、第1図に示されるA部とB部との間の必要量l1
のみを沸き上げることになる。なお23時〜7時以外でも
斜線部の必要量l2を制御器により指示し沸き上げること
ができる。
〔発明の効果〕
本発明の貯湯式給湯器によれば、電磁弁の開閉制御に
よって貯湯槽の上部のみ加熱したり、任意の水位まで沸
き上げることが可能となり、また加熱室のみ加熱して浴
槽の追い焚きができる。
また電磁弁を温度センサーの信号により開閉するよう
にしたため、沸き上げ温度が自由に設定できる。
さらに加熱室の下部に太陽熱用熱交換器を設けること
によって、太陽熱の利用が効果的にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は次の
日が晴天日の温度変化を示すグラフ、第3図は従来の技
術を示す図である。 1……貯湯槽、2……通水路、 3……加熱室、4……電磁弁、 5……熱交換器、6……ヒーター、 7……太陽熱用熱交換器、 8,9……温度センサー、 10……制御器、13……天気予報センサー 14……集熱制御器。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 1/18 F24J 2/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯湯槽に設けた加熱室の内部に加熱手段を
    備えた貯湯式給湯器において、前記加熱室は前記貯湯槽
    の内部の下部を一部隔壁で仕切って設けられ、且つ前記
    加熱室の上部出口に電磁弁を設け、該電磁弁を介して前
    記貯湯槽の上部に連通する通水路を配設し、前記加熱室
    の上部及び前記貯湯槽の外壁表面に取付けた温度センサ
    ーの信号により前記電磁弁を開閉する制御器を具備する
    とともに、前記加熱手段は、ヒーターと浴槽内の湯の追
    い焚き用の熱交換器とからなり、該熱交換器は前記ヒー
    ターの上部に設けられることを特徴とする貯湯式給湯
    器。
  2. 【請求項2】前記貯湯槽は、前記加熱室の下部に太陽熱
    用熱交換器を収納していることを特徴とする請求項1記
    載の貯湯式給湯器。
  3. 【請求項3】前記制御器は、浴槽内の湯の追い焚き時に
    前記電磁弁を閉にするとともに、天気予測センサーの信
    号により前記ヒーターを稼動又は停止する集熱制御器を
    備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の貯湯
    式給湯器。
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