JP2787268B2 - ガラス繊維の巻取り処理装置および巻取り処理方法 - Google Patents
ガラス繊維の巻取り処理装置および巻取り処理方法Info
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- JP2787268B2 JP2787268B2 JP5145596A JP14559693A JP2787268B2 JP 2787268 B2 JP2787268 B2 JP 2787268B2 JP 5145596 A JP5145596 A JP 5145596A JP 14559693 A JP14559693 A JP 14559693A JP 2787268 B2 JP2787268 B2 JP 2787268B2
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H67/00—Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
- B65H67/04—Arrangements for removing completed take-up packages and or replacing by cores, formers, or empty receptacles at winding or depositing stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements
- B65H67/044—Continuous winding apparatus for winding on two or more winding heads in succession
- B65H67/048—Continuous winding apparatus for winding on two or more winding heads in succession having winding heads arranged on rotary capstan head
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- B65H2701/3122—Fibreglass strands extruded from spinnerets
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- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス溶融槽から紡出
されるガラス繊維の巻取りの自動化に供することのでき
るガラス繊維の巻取り処理装置および巻取り処理方法に
関する。
されるガラス繊維の巻取りの自動化に供することのでき
るガラス繊維の巻取り処理装置および巻取り処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】巻取り位置と玉揚げ位置とに位置変更可
能な一対のスピンドルコレットを備えるガラス繊維巻取
り機が従来より用いられている。
能な一対のスピンドルコレットを備えるガラス繊維巻取
り機が従来より用いられている。
【0003】そのような巻取り機によるガラス繊維の巻
取りのためには、ガラス溶融槽から紡出されるガラス繊
維のボビンへの巻き付け作業から始まって、玉揚げ位置
のコレットからガラス繊維を巻き取ったボビンを取り外
すまでの一連の作業が必要であり、さらに、玉揚げした
ボビンに巻き取られたガラス繊維を、繊維の太さや原料
等に応じた銘柄別に選別する場所まで搬送する一連の作
業も必要である。従来、その一連の処理作業は、部分的
に自動化は図られていたが、一貫した自動化はなされて
いなかった。また、複数のガラス繊維巻取り機により異
なる銘柄のガラス繊維を巻き取る場合、ガラス繊維を巻
き取ったボビンを前記選別場所まで搬送する搬送装置を
ガラス繊維巻取り機毎に設置するのはスペースの無駄に
なるため、ボビンを搬送可能な搬送体を複数有する搬送
装置や、ボビンに色相や各種マークを付与することが一
般に用いられている。
取りのためには、ガラス溶融槽から紡出されるガラス繊
維のボビンへの巻き付け作業から始まって、玉揚げ位置
のコレットからガラス繊維を巻き取ったボビンを取り外
すまでの一連の作業が必要であり、さらに、玉揚げした
ボビンに巻き取られたガラス繊維を、繊維の太さや原料
等に応じた銘柄別に選別する場所まで搬送する一連の作
業も必要である。従来、その一連の処理作業は、部分的
に自動化は図られていたが、一貫した自動化はなされて
いなかった。また、複数のガラス繊維巻取り機により異
なる銘柄のガラス繊維を巻き取る場合、ガラス繊維を巻
き取ったボビンを前記選別場所まで搬送する搬送装置を
ガラス繊維巻取り機毎に設置するのはスペースの無駄に
なるため、ボビンを搬送可能な搬送体を複数有する搬送
装置や、ボビンに色相や各種マークを付与することが一
般に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ガラス繊維の紡糸およ
び巻取り工程における作業環境は劣悪であることから、
その一連の工程の自動化および省力化が要望されてい
る。また、ガラス繊維を巻き取ったボビンを前記選別場
所まで搬送する搬送装置が複数の搬送体を有すると、ど
の搬送体がどの銘柄のガラス繊維を巻き取ったボビンを
搬送しているかを作業者が確認する必要があり、作業管
理が非能率的であった。また、ガラス溶融槽から紡出さ
れるガラス繊維の温度は厳密に管理するのが困難なこと
から、ガラス繊維の径が変動するという問題があった。
び巻取り工程における作業環境は劣悪であることから、
その一連の工程の自動化および省力化が要望されてい
る。また、ガラス繊維を巻き取ったボビンを前記選別場
所まで搬送する搬送装置が複数の搬送体を有すると、ど
の搬送体がどの銘柄のガラス繊維を巻き取ったボビンを
搬送しているかを作業者が確認する必要があり、作業管
理が非能率的であった。また、ガラス溶融槽から紡出さ
れるガラス繊維の温度は厳密に管理するのが困難なこと
から、ガラス繊維の径が変動するという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ことのできるガラス繊維の巻取り処理装置および巻取り
処理方法を提供することを目的とする。
ことのできるガラス繊維の巻取り処理装置および巻取り
処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のガラス繊維巻取
り処理装置の特徴とするところは、ガラス溶融槽から紡
出されるガラス繊維の引き出し手段と、この引き出し手
段にガラス繊維を自動的に係合させる手段と、巻取り位
置と玉揚げ位置とに位置変更可能かつボビンを保持する
一対のガラス繊維巻取り手段と、その巻取り位置のボビ
ンに前記引き出し手段により張力を付与されたガラス繊
維を自動的に巻き付ける手段と、巻取り位置から玉揚げ
位置に位置変更するボビンに巻き付くガラス繊維を玉揚
げ位置から巻取り位置に位置変更する空ボビンに自動的
に巻き換える手段と、玉揚げ位置の巻取り手段からガラ
ス繊維を巻き取ったボビンを自動的に玉揚げする手段
と、ボビンに巻き取られたガラス繊維の重量を自動的に
計測する手段と、ボビンによるガラス繊維の巻取り重量
と予め定めた設定値との差に応じて巻取り速度を制御す
る手段と、ガラス繊維を巻き取ったボビンを自動的に搬
送する手段と、この搬送手段にガラス繊維を巻き取った
ボビンを自動的に搬入する手段と、ガラス繊維を巻き取
ったボビンに識別コードを付与する手段とを備える点に
ある。そのガラス繊維の引き出し手段は、ガラス溶融槽
から垂れ下がるガラス繊維をローラの間に挟んで引っ張
るプルローラ装置であるのが好ましい。そのガラス繊維
巻取り手段は、回転駆動されるスピンドルコレットであ
るのが好ましい。そのガラス繊維を空ボビンに自動的に
巻き換える手段は、ガラス繊維にトラバース運動をさせ
てボビンに巻き取る際の巻取り位置から外れた予備巻取
り位置にガラス繊維を巻き付け可能なのが好ましい。そ
の搬送手段はガラス繊維を巻き取ったボビンを搬送可能
な搬送体を複数有し、各搬送体それぞれに識別コードを
付与する手段と、搬送体の識別コードにボビンの識別コ
ードと重量計測手段により計測されたガラス繊維の重量
とを対応させて記憶する手段とを備えるのが好ましい。
り処理装置の特徴とするところは、ガラス溶融槽から紡
出されるガラス繊維の引き出し手段と、この引き出し手
段にガラス繊維を自動的に係合させる手段と、巻取り位
置と玉揚げ位置とに位置変更可能かつボビンを保持する
一対のガラス繊維巻取り手段と、その巻取り位置のボビ
ンに前記引き出し手段により張力を付与されたガラス繊
維を自動的に巻き付ける手段と、巻取り位置から玉揚げ
位置に位置変更するボビンに巻き付くガラス繊維を玉揚
げ位置から巻取り位置に位置変更する空ボビンに自動的
に巻き換える手段と、玉揚げ位置の巻取り手段からガラ
ス繊維を巻き取ったボビンを自動的に玉揚げする手段
と、ボビンに巻き取られたガラス繊維の重量を自動的に
計測する手段と、ボビンによるガラス繊維の巻取り重量
と予め定めた設定値との差に応じて巻取り速度を制御す
る手段と、ガラス繊維を巻き取ったボビンを自動的に搬
送する手段と、この搬送手段にガラス繊維を巻き取った
ボビンを自動的に搬入する手段と、ガラス繊維を巻き取
ったボビンに識別コードを付与する手段とを備える点に
ある。そのガラス繊維の引き出し手段は、ガラス溶融槽
から垂れ下がるガラス繊維をローラの間に挟んで引っ張
るプルローラ装置であるのが好ましい。そのガラス繊維
巻取り手段は、回転駆動されるスピンドルコレットであ
るのが好ましい。そのガラス繊維を空ボビンに自動的に
巻き換える手段は、ガラス繊維にトラバース運動をさせ
てボビンに巻き取る際の巻取り位置から外れた予備巻取
り位置にガラス繊維を巻き付け可能なのが好ましい。そ
の搬送手段はガラス繊維を巻き取ったボビンを搬送可能
な搬送体を複数有し、各搬送体それぞれに識別コードを
付与する手段と、搬送体の識別コードにボビンの識別コ
ードと重量計測手段により計測されたガラス繊維の重量
とを対応させて記憶する手段とを備えるのが好ましい。
【0007】本発明のガラス繊維巻取り処理方法の特徴
とするところは、ガラス溶融槽から紡出されるガラス繊
維の引き出し手段にガラス繊維を自動的に係合させる工
程と、巻取り位置と玉揚げ位置とに位置変更可能な一対
のガラス繊維巻取り手段にボビンを保持させる工程と、
その巻取り位置のボビンに前記引き出し手段により張力
を付与されたガラス繊維を自動的に巻き付ける工程と、
巻取り位置から玉揚げ位置に位置変更するボビンに巻き
付くガラス繊維を玉揚げ位置から巻取り位置に位置変更
する空ボビンに自動的に巻き換える工程と、玉揚げ位置
の巻取り手段からガラス繊維を巻き取ったボビンを自動
的に玉揚げする工程と、ボビンに巻き取られたガラス繊
維の重量を自動的に計測する工程と、ボビンによるガラ
ス繊維の巻取り重量と予め定めた設定値との差に応じて
巻取り速度を制御する工程と、ガラス繊維を巻き取った
ボビンの自動搬送手段の搬送体にガラス繊維を巻き取っ
たボビンを自動的に搬入する工程と、ガラス繊維を巻き
取ったボビンに識別コードを付与する工程とを備える点
にある。
とするところは、ガラス溶融槽から紡出されるガラス繊
維の引き出し手段にガラス繊維を自動的に係合させる工
程と、巻取り位置と玉揚げ位置とに位置変更可能な一対
のガラス繊維巻取り手段にボビンを保持させる工程と、
その巻取り位置のボビンに前記引き出し手段により張力
を付与されたガラス繊維を自動的に巻き付ける工程と、
巻取り位置から玉揚げ位置に位置変更するボビンに巻き
付くガラス繊維を玉揚げ位置から巻取り位置に位置変更
する空ボビンに自動的に巻き換える工程と、玉揚げ位置
の巻取り手段からガラス繊維を巻き取ったボビンを自動
的に玉揚げする工程と、ボビンに巻き取られたガラス繊
維の重量を自動的に計測する工程と、ボビンによるガラ
ス繊維の巻取り重量と予め定めた設定値との差に応じて
巻取り速度を制御する工程と、ガラス繊維を巻き取った
ボビンの自動搬送手段の搬送体にガラス繊維を巻き取っ
たボビンを自動的に搬入する工程と、ガラス繊維を巻き
取ったボビンに識別コードを付与する工程とを備える点
にある。
【0008】
【作用】本発明の構成によれば、ガラス溶融槽から垂れ
下がるガラス繊維は、引き出し手段に自動的に係合され
ることで張力を付与される。この張力を付与されたガラ
ス繊維は、巻取り位置の巻取り手段に保持されたボビン
に自動的に巻き付けられる。そのボビンを回転させるこ
とでガラス繊維をボビンに巻き取ることができる。その
ボビンへのガラス繊維の巻取りが完了したならば、巻取
り位置のボビンは玉揚げ位置に位置変更されると共に、
玉揚げ位置の巻取り手段に保持された空ボビンは巻取り
位置に位置変更される。その巻取り位置に位置変更可す
るボビンに巻き付くガラス繊維を、巻取り位置に位置変
更可する空ボビンに自動的に巻き換えることができる。
その玉揚げ位置に位置変更したガラス繊維を巻き取った
ボビンは、自動的に玉揚げされ、そのボビンに巻き取ら
れたガラス繊維の重量は自動的に計測される。その玉揚
げされたガラス繊維を巻き取ったボビンは、搬送手段に
自動的に搬入され、自動的に搬送される。そのガラス繊
維を巻き取ったボビンを、他のガラス繊維を巻き取った
ボビンと識別するため、識別コードが付与される。
下がるガラス繊維は、引き出し手段に自動的に係合され
ることで張力を付与される。この張力を付与されたガラ
ス繊維は、巻取り位置の巻取り手段に保持されたボビン
に自動的に巻き付けられる。そのボビンを回転させるこ
とでガラス繊維をボビンに巻き取ることができる。その
ボビンへのガラス繊維の巻取りが完了したならば、巻取
り位置のボビンは玉揚げ位置に位置変更されると共に、
玉揚げ位置の巻取り手段に保持された空ボビンは巻取り
位置に位置変更される。その巻取り位置に位置変更可す
るボビンに巻き付くガラス繊維を、巻取り位置に位置変
更可する空ボビンに自動的に巻き換えることができる。
その玉揚げ位置に位置変更したガラス繊維を巻き取った
ボビンは、自動的に玉揚げされ、そのボビンに巻き取ら
れたガラス繊維の重量は自動的に計測される。その玉揚
げされたガラス繊維を巻き取ったボビンは、搬送手段に
自動的に搬入され、自動的に搬送される。そのガラス繊
維を巻き取ったボビンを、他のガラス繊維を巻き取った
ボビンと識別するため、識別コードが付与される。
【0009】その搬送手段が複数の搬送体を有する場合
に、搬送体の識別コードにボビンの識別コードと重量計
測手段により計測されたガラス繊維の重量とを対応させ
て記憶することで、ある銘柄のガラス繊維を巻き取った
ボビンを搬送する搬送体と他の銘柄のガラス繊維を巻き
取ったボビンを搬送する搬送体とを識別することができ
る。また、温度変動により溶融槽からのガラス繊維の紡
出量に変動を生じた場合は、ガラス繊維の巻取り重量の
計測値に基づいて適正巻取り速度と適正巻取り時間とを
演算することができる。また各機台毎、識別コード(品
種)毎、更に全体の生産高や歩留り等も刻々演算する事
が可能となる。また、ボビンによるガラス繊維の巻取り
重量と予め定めた設定値との差に応じて巻取り速度を制
御することで、ガラス繊維の径の変動を防止して品質の
一定化を図ることができる。
に、搬送体の識別コードにボビンの識別コードと重量計
測手段により計測されたガラス繊維の重量とを対応させ
て記憶することで、ある銘柄のガラス繊維を巻き取った
ボビンを搬送する搬送体と他の銘柄のガラス繊維を巻き
取ったボビンを搬送する搬送体とを識別することができ
る。また、温度変動により溶融槽からのガラス繊維の紡
出量に変動を生じた場合は、ガラス繊維の巻取り重量の
計測値に基づいて適正巻取り速度と適正巻取り時間とを
演算することができる。また各機台毎、識別コード(品
種)毎、更に全体の生産高や歩留り等も刻々演算する事
が可能となる。また、ボビンによるガラス繊維の巻取り
重量と予め定めた設定値との差に応じて巻取り速度を制
御することで、ガラス繊維の径の変動を防止して品質の
一定化を図ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0011】図1〜図3に示すガラス繊維巻取り機1
は、ガラス繊維の巻取り現場に複数設置された内の一台
であって、本体2と、この本体2に取り付けられたタレ
ット盤3と、このタレット盤3に取り付けられた一対の
スピンドルコレット4とを有する。各コレット4にガラ
ス繊維巻取り用ボビン5が保持される。本実施例では各
コレット4に2本のボビン5が前後(本実施例において
は図2において右方を前方とする)に並列して嵌合され
る。各コレット4の外周にはボビン5をコレット4に固
定できるようフィンガー(図示省略)が取り付けられて
いる。また、タレット盤3が回転駆動されることによっ
て、コレット4は右方の巻取り位置と左方の玉揚げ位置
とに位置変更される。
は、ガラス繊維の巻取り現場に複数設置された内の一台
であって、本体2と、この本体2に取り付けられたタレ
ット盤3と、このタレット盤3に取り付けられた一対の
スピンドルコレット4とを有する。各コレット4にガラ
ス繊維巻取り用ボビン5が保持される。本実施例では各
コレット4に2本のボビン5が前後(本実施例において
は図2において右方を前方とする)に並列して嵌合され
る。各コレット4の外周にはボビン5をコレット4に固
定できるようフィンガー(図示省略)が取り付けられて
いる。また、タレット盤3が回転駆動されることによっ
て、コレット4は右方の巻取り位置と左方の玉揚げ位置
とに位置変更される。
【0012】その巻取り位置で回転駆動されるコレット
4に保持されたボビン5に、上方のガラス溶融槽6から
紡出される多数のガラス繊維フィラメント7を集束した
ガラス繊維ストランド8が巻取られる。そのフィラメン
ト7には塗布装置の塗布ローラ9を介してバインダーが
塗布され、前後一対の集束ローラ10a、10bを介し
て2本のストランド8に集束される。その塗布ローラ9
および集束ローラ10a、10bへのフィラメント7の
案内は、本体2が設置された床F1の上方に設けられた
床F2上において作業者Oによりなされる。各ストラン
ド8は、図1において2点鎖線で示すように、隣接する
ガラス繊維巻取り機(図示省略)との仕切りを兼用する
案内プレート20に沿って垂れ下がってコレット4の側
方に至る。図2に示すように、コレット4に嵌合された
前方のボビン5の前後中間に前方の集束ローラ10aが
位置し、後方のボビン5の前後中間に後方の集束ローラ
10bが位置する。
4に保持されたボビン5に、上方のガラス溶融槽6から
紡出される多数のガラス繊維フィラメント7を集束した
ガラス繊維ストランド8が巻取られる。そのフィラメン
ト7には塗布装置の塗布ローラ9を介してバインダーが
塗布され、前後一対の集束ローラ10a、10bを介し
て2本のストランド8に集束される。その塗布ローラ9
および集束ローラ10a、10bへのフィラメント7の
案内は、本体2が設置された床F1の上方に設けられた
床F2上において作業者Oによりなされる。各ストラン
ド8は、図1において2点鎖線で示すように、隣接する
ガラス繊維巻取り機(図示省略)との仕切りを兼用する
案内プレート20に沿って垂れ下がってコレット4の側
方に至る。図2に示すように、コレット4に嵌合された
前方のボビン5の前後中間に前方の集束ローラ10aが
位置し、後方のボビン5の前後中間に後方の集束ローラ
10bが位置する。
【0013】そのコレット4に嵌合された後方のボビン
5の後端の側方に、溶融槽6から紡出されるガラス繊維
の引き出し手段としてプルローラ装置22が設けられて
いる。このプルローラ装置22は、前後方向軸中心に回
転駆動される一対のローラ22a、22bを有する。そ
の一対のローラ22a、22bの間に、溶融槽6から垂
れ下がる各ストランド8を案内して係合させる手段とし
て、流体圧シリンダ等により前後方向に駆動される下部
ガイド23が本体2に設けられている。その下部ガイド
23が、図2において2点鎖線で示す位置から実線で示
す位置に移動することにより、一対のローラ22a、2
2bの間に一対のストランド8は挟まれ、両ローラ22
a、22bの回転によって下方に引っ張られて張力を付
与される。
5の後端の側方に、溶融槽6から紡出されるガラス繊維
の引き出し手段としてプルローラ装置22が設けられて
いる。このプルローラ装置22は、前後方向軸中心に回
転駆動される一対のローラ22a、22bを有する。そ
の一対のローラ22a、22bの間に、溶融槽6から垂
れ下がる各ストランド8を案内して係合させる手段とし
て、流体圧シリンダ等により前後方向に駆動される下部
ガイド23が本体2に設けられている。その下部ガイド
23が、図2において2点鎖線で示す位置から実線で示
す位置に移動することにより、一対のローラ22a、2
2bの間に一対のストランド8は挟まれ、両ローラ22
a、22bの回転によって下方に引っ張られて張力を付
与される。
【0014】そのプルローラ装置22により張力を付与
された2本のストランド8を、巻取り位置のコレット4
に嵌合される後方のボビン5に自動的に巻き付ける手段
が設けられている。すなわち、流体圧シリンダ等により
前後方向に駆動される上部ガイド26がコレット上方位
置で、本体2に設けられている。この上部ガイド26
が、図2において2点鎖線で示す位置から実線で示す位
置に移動することにより、ストランド8は巻き付け部
5′の側方に位置するように押される。また、その巻き
付け部5′の下方に、流体圧シリンダ等により左右方向
に駆動される押し付けガイド27が設けられている。こ
の押し付けガイド27が、図1において2点鎖線で示す
位置から実線で示す位置に移動することにより、上部ガ
イド26により巻き付け部5′の側方に位置されたスト
ランド8は巻き付け部5′に押し付けられて巻き付けら
れ、また、その巻き付け部5′とプルローラ装置22と
の間で切断される。なお、そのボビン5の巻き付け部
5′へのストランド8の巻き付けを確実なものにするた
め、その巻き付け部5′の外周に、多数の微細な引っ掛
け片を表面に有する面ファスナー25が取り付けられて
いる。
された2本のストランド8を、巻取り位置のコレット4
に嵌合される後方のボビン5に自動的に巻き付ける手段
が設けられている。すなわち、流体圧シリンダ等により
前後方向に駆動される上部ガイド26がコレット上方位
置で、本体2に設けられている。この上部ガイド26
が、図2において2点鎖線で示す位置から実線で示す位
置に移動することにより、ストランド8は巻き付け部
5′の側方に位置するように押される。また、その巻き
付け部5′の下方に、流体圧シリンダ等により左右方向
に駆動される押し付けガイド27が設けられている。こ
の押し付けガイド27が、図1において2点鎖線で示す
位置から実線で示す位置に移動することにより、上部ガ
イド26により巻き付け部5′の側方に位置されたスト
ランド8は巻き付け部5′に押し付けられて巻き付けら
れ、また、その巻き付け部5′とプルローラ装置22と
の間で切断される。なお、そのボビン5の巻き付け部
5′へのストランド8の巻き付けを確実なものにするた
め、その巻き付け部5′の外周に、多数の微細な引っ掛
け片を表面に有する面ファスナー25が取り付けられて
いる。
【0015】その巻き付け部5′に巻き付けられた各ス
トランド8は、コレット4の回転によりボビン5に巻き
取られ始める。この巻き取りの開始により上部ガイド2
6は前方に復帰する。そうすると、前方のストランド8
の集束ローラ10aは前方のボビン5の前後中間に位置
し、後方のストランド8の集束ローラ10bは後方のボ
ビン5の前後中間に位置するので、前方のストランド8
は前方のボビン5に巻き取られ、後方のストランド8は
後方のボビン5に巻き取られる。ストランド8がボビン
5に巻取りが始められた後、下部ガイド23は前方へ復
帰する。
トランド8は、コレット4の回転によりボビン5に巻き
取られ始める。この巻き取りの開始により上部ガイド2
6は前方に復帰する。そうすると、前方のストランド8
の集束ローラ10aは前方のボビン5の前後中間に位置
し、後方のストランド8の集束ローラ10bは後方のボ
ビン5の前後中間に位置するので、前方のストランド8
は前方のボビン5に巻き取られ、後方のストランド8は
後方のボビン5に巻き取られる。ストランド8がボビン
5に巻取りが始められた後、下部ガイド23は前方へ復
帰する。
【0016】そのボビン5に巻き取られるストランド8
にトラバース運動をさせるためにトラバース装置11が
設けられている。このトラバース装置11は、本体2に
片持ち支持された回転軸12と、この回転軸12に取り
付けられた線状部材13とを備えている。その回転軸1
2は軸心がコレット4の軸心に平行とされ、本体2に内
蔵された駆動機構により軸中心に回転駆動すると共に軸
方向に往復移動する。その線状部材13はワイヤを螺旋
状に湾曲することで成形され、回転軸12と同行回転す
る。これにより、その回転軸12が回転すると、ストラ
ンド8が線状部材13に案内されて回転軸12の軸方向
に往復移動してトラバース運動をする。なお、各ボビン
5において、トラバース運動をするストランド8が巻き
取られる位置から後方に外れた位置が予備巻取り位置と
され、各予備巻取り位置が前記面ファスナー25を有す
る巻き付け部5′とされている。また、回転軸12が軸
方向に往復移動することで、ストランド8のボビン5へ
の巻取り形状が整えられる。
にトラバース運動をさせるためにトラバース装置11が
設けられている。このトラバース装置11は、本体2に
片持ち支持された回転軸12と、この回転軸12に取り
付けられた線状部材13とを備えている。その回転軸1
2は軸心がコレット4の軸心に平行とされ、本体2に内
蔵された駆動機構により軸中心に回転駆動すると共に軸
方向に往復移動する。その線状部材13はワイヤを螺旋
状に湾曲することで成形され、回転軸12と同行回転す
る。これにより、その回転軸12が回転すると、ストラ
ンド8が線状部材13に案内されて回転軸12の軸方向
に往復移動してトラバース運動をする。なお、各ボビン
5において、トラバース運動をするストランド8が巻き
取られる位置から後方に外れた位置が予備巻取り位置と
され、各予備巻取り位置が前記面ファスナー25を有す
る巻き付け部5′とされている。また、回転軸12が軸
方向に往復移動することで、ストランド8のボビン5へ
の巻取り形状が整えられる。
【0017】そのトラバース装置11の線状部材13に
係合してトラバース運動をするストランド8を、各ボビ
ン5の後端の巻き付け部5′に案内する第3ガイド手段
が設けられている。すなわち、本体2にビーム28が支
持され、このビーム28に縦軸中心に回転駆動可能に前
後一対の回転ガイド29a、29bが取り付けられてい
る。各回転ガイド29a、29bは、通常は図3におい
て実線で示すように前後方向に沿い、巻取り位置のコレ
ット4に嵌合された各ボビン5にストランド8が一定量
巻き付けられると、図3において2点鎖線で示すように
左右方向に沿うように回転する。この各回転ガイド29
a、29bの回転により、図4、図5に示すように、前
方側のストランド8は前方側のボビン5の後端の巻き付
け部5′に導かれ、後方側のストランド8は後方側のボ
ビン5の後端の巻き付け部5′に導かれる。なお、各ボ
ビン5へのストランド8の巻き付け量は、巻き付け時間
を予め設定することで設定される。
係合してトラバース運動をするストランド8を、各ボビ
ン5の後端の巻き付け部5′に案内する第3ガイド手段
が設けられている。すなわち、本体2にビーム28が支
持され、このビーム28に縦軸中心に回転駆動可能に前
後一対の回転ガイド29a、29bが取り付けられてい
る。各回転ガイド29a、29bは、通常は図3におい
て実線で示すように前後方向に沿い、巻取り位置のコレ
ット4に嵌合された各ボビン5にストランド8が一定量
巻き付けられると、図3において2点鎖線で示すように
左右方向に沿うように回転する。この各回転ガイド29
a、29bの回転により、図4、図5に示すように、前
方側のストランド8は前方側のボビン5の後端の巻き付
け部5′に導かれ、後方側のストランド8は後方側のボ
ビン5の後端の巻き付け部5′に導かれる。なお、各ボ
ビン5へのストランド8の巻き付け量は、巻き付け時間
を予め設定することで設定される。
【0018】各ストランド8が各ボビン5の巻き付け部
5′に案内されるのと同時に、タレット盤3が図5にお
いて矢印A方向に回転し、これにより、図6に示すよう
に、ストランド8を巻き取ったボビン5は巻取り位置か
ら玉揚げ位置に位置変更すると共に、玉揚げ位置の空ボ
ビン5は巻取り位置に位置変更する。そのタレット盤3
の回転により溶融槽6から紡出されるストランド8は空
ボビン5の巻き付け部5′に接触を始める。しかる後
に、玉揚げ位置に位置変更可したボビン5が嵌合された
コレット4の図6における矢印B方向の回転速度は、巻
取り位置に位置変更したボビン5が嵌合されたコレット
4の矢印C方向の回転速度よりも減速される。そうする
と、その玉揚げ位置のボビン5と巻取り位置のボビン5
との間において、ストランド8は、図6において一点鎖
線で示す状態から2点鎖線で示す状態に移行し、巻取り
位置の空ボビン5に巻き付く。これにより、その空ボビ
ン5へのストランド8の巻取りが開始され、また、玉揚
げ位置のボビン5と巻取り位置のボビン5との間でスト
ランド8は切断される。すなわち、玉揚げ位置に位置変
更可するボビン5から巻取り位置に位置変更する空ボビ
ン5にストランド8が自動的に巻き換えられる。このス
トランド8の巻き換えがなされたならば、各回転ガイド
29a、29bが図3において実線で示す位置に復帰す
ることでストランド8はトラバース装置11に係合し、
これにより、空ボビン5に巻き取られるストランド8は
トラバース運動をする。
5′に案内されるのと同時に、タレット盤3が図5にお
いて矢印A方向に回転し、これにより、図6に示すよう
に、ストランド8を巻き取ったボビン5は巻取り位置か
ら玉揚げ位置に位置変更すると共に、玉揚げ位置の空ボ
ビン5は巻取り位置に位置変更する。そのタレット盤3
の回転により溶融槽6から紡出されるストランド8は空
ボビン5の巻き付け部5′に接触を始める。しかる後
に、玉揚げ位置に位置変更可したボビン5が嵌合された
コレット4の図6における矢印B方向の回転速度は、巻
取り位置に位置変更したボビン5が嵌合されたコレット
4の矢印C方向の回転速度よりも減速される。そうする
と、その玉揚げ位置のボビン5と巻取り位置のボビン5
との間において、ストランド8は、図6において一点鎖
線で示す状態から2点鎖線で示す状態に移行し、巻取り
位置の空ボビン5に巻き付く。これにより、その空ボビ
ン5へのストランド8の巻取りが開始され、また、玉揚
げ位置のボビン5と巻取り位置のボビン5との間でスト
ランド8は切断される。すなわち、玉揚げ位置に位置変
更可するボビン5から巻取り位置に位置変更する空ボビ
ン5にストランド8が自動的に巻き換えられる。このス
トランド8の巻き換えがなされたならば、各回転ガイド
29a、29bが図3において実線で示す位置に復帰す
ることでストランド8はトラバース装置11に係合し、
これにより、空ボビン5に巻き取られるストランド8は
トラバース運動をする。
【0019】その玉揚げ位置に位置するストランド8を
巻き取ったボビン5をコレット4から取り外す自動玉揚
げ手段が設けられている。すなわち、図1、図7〜図9
に示すように、流体圧シリンダ等により前後方向に駆動
される受部材30が、玉揚げ位置のコレット4に嵌合さ
れたボビン5の直下と、そのコレット4の後方位置との
間で移動可能に設けられている。その受部材30をスト
ランド8を巻き取ったボビン5の直下に位置させ、前記
コレット4の外周のフィンガーを径方向内方へ変位させ
ることで、そのボビン5はストランド8を介し受部材3
0により支持される。そのボビン5を支持した受部材3
0が後方に移動することで、ボビン5はコレット4から
引き抜かれる。
巻き取ったボビン5をコレット4から取り外す自動玉揚
げ手段が設けられている。すなわち、図1、図7〜図9
に示すように、流体圧シリンダ等により前後方向に駆動
される受部材30が、玉揚げ位置のコレット4に嵌合さ
れたボビン5の直下と、そのコレット4の後方位置との
間で移動可能に設けられている。その受部材30をスト
ランド8を巻き取ったボビン5の直下に位置させ、前記
コレット4の外周のフィンガーを径方向内方へ変位させ
ることで、そのボビン5はストランド8を介し受部材3
0により支持される。そのボビン5を支持した受部材3
0が後方に移動することで、ボビン5はコレット4から
引き抜かれる。
【0020】そのコレット4から引き抜かれたボビン5
に巻き取られたストランド8の重量は、その受部材30
の下方に配置されたロードセル等の計測装置31により
自動的に計測される。その計測装置31は巻取り機1の
制御用コンピュータ39に接続され、その重量計測値と
ガラス繊維巻取り機1に固有の機台鍾番号とをコンピュ
ータ39に送る。そのコンピュータ39は、その重量計
測値と機台鍾番号とを対応させて記憶する。その機台鍾
番号が、ガラス繊維を巻き取ったボビン5に付与される
識別コードになる。すなわち、ガラス繊維巻取り機は巻
取り現場に複数設置され、各巻取り機は互いに異なる機
台鍾番号を有し、各巻取り機毎に巻取り条件が設定され
ることで繊維の太さや原料等に応じた銘柄が異なること
から、その機台鍾番号によりガラス繊維を巻き取ったボ
ビン5を銘柄別に識別することが可能とされる。
に巻き取られたストランド8の重量は、その受部材30
の下方に配置されたロードセル等の計測装置31により
自動的に計測される。その計測装置31は巻取り機1の
制御用コンピュータ39に接続され、その重量計測値と
ガラス繊維巻取り機1に固有の機台鍾番号とをコンピュ
ータ39に送る。そのコンピュータ39は、その重量計
測値と機台鍾番号とを対応させて記憶する。その機台鍾
番号が、ガラス繊維を巻き取ったボビン5に付与される
識別コードになる。すなわち、ガラス繊維巻取り機は巻
取り現場に複数設置され、各巻取り機は互いに異なる機
台鍾番号を有し、各巻取り機毎に巻取り条件が設定され
ることで繊維の太さや原料等に応じた銘柄が異なること
から、その機台鍾番号によりガラス繊維を巻き取ったボ
ビン5を銘柄別に識別することが可能とされる。
【0021】また、そのコンピュータ39は、その重量
計測値に基づいてコレット4の適正回転速度と適正巻取
り時間とを演算する。すなわち、溶融槽6から紡出され
るガラス繊維の温度は厳密に管理するのが困難なことか
ら変動を生じ、温度が上昇すると単位時間当たりの紡出
量が増加するため、単位時間当たりのボビン5によるス
トランド8の巻取り量が増大すると共にストランド8の
径は太くなり、一方、温度が下降すると単位時間当たり
の紡出量が減少するため、単位時間当たりのボビン5に
よるストランド8の巻取り量が減少すると共にストラン
ド8の径は細くなる。そこで、ボビン5によるストラン
ド8の巻取り重量が予め定めた設定値よりも大きくなる
と、コレット4の回転速度の増大、ガラス繊維の紡糸温
度の低下等によりストランド8の径を細くすると共に巻
取り時間を減少させて巻取り量を減少させ、巻取り重量
が予め定めた設定値よりも小さくなると、コレット4の
回転速度の減少、ガラス繊維の紡糸温度の上昇等により
ストランド8の径を太くすると共に巻取り時間を増加さ
せて巻取り量を増加させ、ストランド8の品質の一定化
を図ることができるように、そのコレット4の回転速度
と巻取り時間とを演算する。
計測値に基づいてコレット4の適正回転速度と適正巻取
り時間とを演算する。すなわち、溶融槽6から紡出され
るガラス繊維の温度は厳密に管理するのが困難なことか
ら変動を生じ、温度が上昇すると単位時間当たりの紡出
量が増加するため、単位時間当たりのボビン5によるス
トランド8の巻取り量が増大すると共にストランド8の
径は太くなり、一方、温度が下降すると単位時間当たり
の紡出量が減少するため、単位時間当たりのボビン5に
よるストランド8の巻取り量が減少すると共にストラン
ド8の径は細くなる。そこで、ボビン5によるストラン
ド8の巻取り重量が予め定めた設定値よりも大きくなる
と、コレット4の回転速度の増大、ガラス繊維の紡糸温
度の低下等によりストランド8の径を細くすると共に巻
取り時間を減少させて巻取り量を減少させ、巻取り重量
が予め定めた設定値よりも小さくなると、コレット4の
回転速度の減少、ガラス繊維の紡糸温度の上昇等により
ストランド8の径を太くすると共に巻取り時間を増加さ
せて巻取り量を増加させ、ストランド8の品質の一定化
を図ることができるように、そのコレット4の回転速度
と巻取り時間とを演算する。
【0022】そのストランド8を巻き取ったボビン5
は、受部材30によりコレット4から引き抜かれた後
に、搬送装置に自動的に搬入された後に自動的に図外選
別場所まで搬送される。すなわち、玉揚げ位置のコレッ
ト4の後方に昇降部材32が配置されている。この昇降
部材32は、2本の支持フォーク32aと、この支持フ
ォーク32aが取り付けられた支持ブラケット32bと
から構成され、その支持ブラケット32bは支持フォー
ク32aの側方に延出する延出部32b′を有し、その
延出部32b′にボールナット34が取り付けられ、こ
のボールナット34のハウジングは支柱70に取り付け
られたガイドロッド33に昇降可能に支持されている。
また、その延出部32b′に取り付けられたボールナッ
ト34が、縦軸中心に回転駆動されるボールスクリュー
35にねじ合わされている。そのボールスクリュー35
の軸心を中心に、前記支柱70は90°の範囲で回転駆
動される。その支柱70を回転させて支持フォーク32
aの長手方向をコレット4の軸方向に一致させ、且つ、
支持フォーク32aの上面高さを玉揚げ位置のコレット
4の上面よりも僅かに下方に位置させることで、コレッ
ト4から引き抜かれたボビン5の内周孔に昇降部材32
の支持フォーク32aが挿入され、そのボールスクリュ
ー35が回転駆動されることで、その支持フォーク32
aはストランド8を巻き取ったボビン5をその内周面5
aを介し支持し、そのボビン5を上方に搬送する。
は、受部材30によりコレット4から引き抜かれた後
に、搬送装置に自動的に搬入された後に自動的に図外選
別場所まで搬送される。すなわち、玉揚げ位置のコレッ
ト4の後方に昇降部材32が配置されている。この昇降
部材32は、2本の支持フォーク32aと、この支持フ
ォーク32aが取り付けられた支持ブラケット32bと
から構成され、その支持ブラケット32bは支持フォー
ク32aの側方に延出する延出部32b′を有し、その
延出部32b′にボールナット34が取り付けられ、こ
のボールナット34のハウジングは支柱70に取り付け
られたガイドロッド33に昇降可能に支持されている。
また、その延出部32b′に取り付けられたボールナッ
ト34が、縦軸中心に回転駆動されるボールスクリュー
35にねじ合わされている。そのボールスクリュー35
の軸心を中心に、前記支柱70は90°の範囲で回転駆
動される。その支柱70を回転させて支持フォーク32
aの長手方向をコレット4の軸方向に一致させ、且つ、
支持フォーク32aの上面高さを玉揚げ位置のコレット
4の上面よりも僅かに下方に位置させることで、コレッ
ト4から引き抜かれたボビン5の内周孔に昇降部材32
の支持フォーク32aが挿入され、そのボールスクリュ
ー35が回転駆動されることで、その支持フォーク32
aはストランド8を巻き取ったボビン5をその内周面5
aを介し支持し、そのボビン5を上方に搬送する。
【0023】その昇降部材32の上方に位置するレール
40と、このレール40にローラ37を介し支持される
複数の移動部材(搬送体)36とが、搬送装置を構成し
ている。そのローラ37がモータ等の駆動装置(図示省
略)により回転駆動されることで横方向に移動可能とさ
れている。なお、その移動部材36はチェーンで引っ張
ることで移動させてもよい。その移動部材36の移動方
向は本実施例ではコレット4の軸方向に直角とされてい
る。図9に示すように、前記支柱70を回転させて支持
フォーク32aの長手方向をコレット4の軸方向に直角
とし、かつ、昇降部材32が最も上昇した状態におい
て、その移動部材36は、前記2本の支持フォーク32
aの間に配置され、その移動部材36をボビン5の内周
孔に挿入することができるように、昇降部材32の支持
ブラケット32bに2本の支持フォーク32aの間にお
いて切欠32cが形成されている。これにより、その移
動部材36をボビン5の内周孔に挿入した後に、昇降部
材32を下降させることで、移動部材36はボビン5を
その内周面5aを介し支持することができる。その後に
移動部材36を前進させることで、図8において2点鎖
線で示すように、ボビン5を選別場所に搬送させること
ができる。そのボビン5の前方移動によりボビン5の内
周孔から引き抜かれた昇降部材32は、元の位置に復帰
するため下降する。
40と、このレール40にローラ37を介し支持される
複数の移動部材(搬送体)36とが、搬送装置を構成し
ている。そのローラ37がモータ等の駆動装置(図示省
略)により回転駆動されることで横方向に移動可能とさ
れている。なお、その移動部材36はチェーンで引っ張
ることで移動させてもよい。その移動部材36の移動方
向は本実施例ではコレット4の軸方向に直角とされてい
る。図9に示すように、前記支柱70を回転させて支持
フォーク32aの長手方向をコレット4の軸方向に直角
とし、かつ、昇降部材32が最も上昇した状態におい
て、その移動部材36は、前記2本の支持フォーク32
aの間に配置され、その移動部材36をボビン5の内周
孔に挿入することができるように、昇降部材32の支持
ブラケット32bに2本の支持フォーク32aの間にお
いて切欠32cが形成されている。これにより、その移
動部材36をボビン5の内周孔に挿入した後に、昇降部
材32を下降させることで、移動部材36はボビン5を
その内周面5aを介し支持することができる。その後に
移動部材36を前進させることで、図8において2点鎖
線で示すように、ボビン5を選別場所に搬送させること
ができる。そのボビン5の前方移動によりボビン5の内
周孔から引き抜かれた昇降部材32は、元の位置に復帰
するため下降する。
【0024】上記搬送装置の複数の移動部材36には、
互いに異なる識別番号を記録した磁気記録媒体(図示省
略)が取り付けられ、その識別番号を検知するセンサ4
5が各ガラス繊維巻取り機毎に設けられ、各移動部材3
6に固有の識別番号が識別コードとしてセンサ45から
前記コンピュータ39に送られる。これにより、ガラス
繊維巻取り機の識別番号と、そのガラス繊維巻取り機に
よりボビン5に巻き取られたストランド8の重量と、そ
のボビン5を搬送する移動部材36の識別番号とが、コ
ンピュータ39により対応付けられて記憶される。これ
により、ある銘柄のガラス繊維を巻き取ったボビン5を
搬送する移動部材36と、他の銘柄のガラス繊維を巻き
取った移動部材36とを識別することができるので、各
移動部材36をボビン5に巻き取られたストランド8の
銘柄に対応する一定の選別場所まで搬送することが可能
になる。また、銘柄毎の重量や生産高を容易に把握でき
るので生産管理が容易になる。なお、選別場所に計測装
置を設けてボビン5に巻き取られたストランド8の重量
を計測するようにしてもよい。
互いに異なる識別番号を記録した磁気記録媒体(図示省
略)が取り付けられ、その識別番号を検知するセンサ4
5が各ガラス繊維巻取り機毎に設けられ、各移動部材3
6に固有の識別番号が識別コードとしてセンサ45から
前記コンピュータ39に送られる。これにより、ガラス
繊維巻取り機の識別番号と、そのガラス繊維巻取り機に
よりボビン5に巻き取られたストランド8の重量と、そ
のボビン5を搬送する移動部材36の識別番号とが、コ
ンピュータ39により対応付けられて記憶される。これ
により、ある銘柄のガラス繊維を巻き取ったボビン5を
搬送する移動部材36と、他の銘柄のガラス繊維を巻き
取った移動部材36とを識別することができるので、各
移動部材36をボビン5に巻き取られたストランド8の
銘柄に対応する一定の選別場所まで搬送することが可能
になる。また、銘柄毎の重量や生産高を容易に把握でき
るので生産管理が容易になる。なお、選別場所に計測装
置を設けてボビン5に巻き取られたストランド8の重量
を計測するようにしてもよい。
【0025】上記構成によれば、ガラス溶融槽6から紡
出されるフィラメント7を塗布ローラ9および集束ロー
ラ10a、10bに案内して糸付け作業を行なえば、そ
の後は、ストランド8を巻取り位置のボビン5に巻き付
けてから、そのストランド8の巻取りの完了後に玉揚げ
位置に位置変更したボビン5を玉揚げし、さらに、その
玉揚げ位置のボビン5を、そのボビン5に巻き取られた
ストランド8の銘柄に対応する一定の選別場所まで搬送
する一連の作業を自動化でき、また、各巻取り機におけ
る巻取り条件を巻取り重量に応じ自動的に調節でき、そ
の玉揚げ位置のコレット4に空ボビン5を自動供給する
装置を設ければ、完全な無人運転が可能になる。また、
ストランド8の巻取り直後に巻取り重量を測定すること
でリアルタイムで運転条件の変更調節を行なうことが可
能であり、ストランド8の品質の安定化を図れる。ま
た、各ガラス繊維巻取り機は隣接するガラス繊維巻取り
機と案内プレート20により仕切られて独立した室にお
いてストランド8を巻き取るため、各ガラス繊維巻取り
機毎に運転条件を均質化でき、ストランド8の品質の向
上を図ることができる。
出されるフィラメント7を塗布ローラ9および集束ロー
ラ10a、10bに案内して糸付け作業を行なえば、そ
の後は、ストランド8を巻取り位置のボビン5に巻き付
けてから、そのストランド8の巻取りの完了後に玉揚げ
位置に位置変更したボビン5を玉揚げし、さらに、その
玉揚げ位置のボビン5を、そのボビン5に巻き取られた
ストランド8の銘柄に対応する一定の選別場所まで搬送
する一連の作業を自動化でき、また、各巻取り機におけ
る巻取り条件を巻取り重量に応じ自動的に調節でき、そ
の玉揚げ位置のコレット4に空ボビン5を自動供給する
装置を設ければ、完全な無人運転が可能になる。また、
ストランド8の巻取り直後に巻取り重量を測定すること
でリアルタイムで運転条件の変更調節を行なうことが可
能であり、ストランド8の品質の安定化を図れる。ま
た、各ガラス繊維巻取り機は隣接するガラス繊維巻取り
機と案内プレート20により仕切られて独立した室にお
いてストランド8を巻き取るため、各ガラス繊維巻取り
機毎に運転条件を均質化でき、ストランド8の品質の向
上を図ることができる。
【0026】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では一本のコレット4
に複数のボビン5を挿入したが、単一のボビン5を挿入
するものであってもよい。
のではない。例えば、上記実施例では一本のコレット4
に複数のボビン5を挿入したが、単一のボビン5を挿入
するものであってもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明の構成を備えることで、ガラス溶
融槽から紡出されるガラス繊維を巻取り位置のボビンに
巻き付けてから、その巻取りの完了後に玉揚げして選別
場所まで銘柄に応じ搬送する一連の作業を自動化でき、
劣悪な作業環境でのガラス繊維の紡糸および巻取り工程
の省力化に貢献でき、しかも、温度変動に伴う糸品質の
変動を自動調節することができる。
融槽から紡出されるガラス繊維を巻取り位置のボビンに
巻き付けてから、その巻取りの完了後に玉揚げして選別
場所まで銘柄に応じ搬送する一連の作業を自動化でき、
劣悪な作業環境でのガラス繊維の紡糸および巻取り工程
の省力化に貢献でき、しかも、温度変動に伴う糸品質の
変動を自動調節することができる。
【図1】本発明の実施例のガラス繊維巻取り機の巻取り
前の背面図
前の背面図
【図2】本発明の実施例のガラス繊維巻取り機の巻取り
前の側面図
前の側面図
【図3】本発明の実施例のガラス繊維巻取り機の平面図
【図4】本発明の実施例のガラス繊維巻取り機の巻取り
完了後の要部の側面図
完了後の要部の側面図
【図5】本発明の実施例のガラス繊維巻取り機の巻取り
完了後の要部の背面図
完了後の要部の背面図
【図6】本発明の実施例のガラス繊維巻取り機の巻き換
え動作の説明用背面図
え動作の説明用背面図
【図7】本発明の実施例のガラス繊維巻取り機のコレッ
トからのボビンの取外し作用の説明用側面図
トからのボビンの取外し作用の説明用側面図
【図8】本発明の実施例のガラス繊維巻取り機のボビン
搬送装置の側面図
搬送装置の側面図
【図9】本発明の実施例のガラス繊維巻取り機のボビン
搬送装置の要部の背面図
搬送装置の要部の背面図
4 スピンドルコレット 5 ボビン 6 ガラス溶融槽 22 プルローラ装置 23 下部ガイド 26 上部ガイド 27 押し付けガイド 29a、29b 回転ガイド 30 受部材 31 計測装置 32 昇降部材 36 移動部材 39 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河西 敬祐 京都府京都市右京区西院追分町25番地株 式会社島津製作所五条工場内 (72)発明者 仲澤 好司 福島県福島市伏拝字内田14‐2 (72)発明者 桜内 康司 福島県福島市上鳥渡字田中内16‐2 (56)参考文献 特開 平4−310536(JP,A) 特開 平4−140278(JP,A) 特開 昭62−285878(JP,A) 実開 平1−90761(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C03B 37/12 B65H 67/06
Claims (6)
- 【請求項1】 ガラス溶融槽から紡出されるガラス繊維
の引き出し手段と、この引き出し手段にガラス繊維を自
動的に係合させる手段と、巻取り位置と玉揚げ位置とに
位置変更可能かつボビンを保持する一対のガラス繊維巻
取り手段と、その巻取り位置のボビンに前記引き出し手
段により張力を付与されたガラス繊維を自動的に巻き付
ける手段と、巻取り位置から玉揚げ位置に位置変更する
ボビンに巻き付くガラス繊維を玉揚げ位置から巻取り位
置に位置変更する空ボビンに自動的に巻き換える手段
と、玉揚げ位置の巻取り手段からガラス繊維を巻き取っ
たボビンを自動的に玉揚げする手段と、ボビンに巻き取
られたガラス繊維の重量を自動的に計測する手段と、ボ
ビンによるガラス繊維の巻取り重量と予め定めた設定値
との差に応じて巻取り速度を制御する手段と、ガラス繊
維を巻き取ったボビンを自動的に搬送する手段と、この
搬送手段にガラス繊維を巻き取ったボビンを自動的に搬
入する手段と、ガラス繊維を巻き取ったボビンに識別コ
ードを付与する手段とを備えるガラス繊維の巻取り処理
装置。 - 【請求項2】 ガラス繊維の引き出し手段は、ガラス溶
融槽から垂れ下がるガラス繊維をローラの間に挟んで引
っ張るプルローラ装置である請求項1に記載のガラス繊
維の巻取り処理装置。 - 【請求項3】 ガラス繊維巻取り手段は、回転駆動され
るスピンドルコレットである請求項1に記載のガラス繊
維の巻取り処理装置。 - 【請求項4】 ガラス繊維を空ボビンに自動的に巻き換
える手段は、ガラス繊維にトラバース運動をさせてボビ
ンに巻き取る際の巻取り位置から外れた予備巻取り位置
にガラス繊維を巻き付け可能な請求項1に記載のガラス
繊維の巻取り処理装置。 - 【請求項5】 搬送手段はガラス繊維を巻き取ったボビ
ンを搬送可能な搬送体を複数有し、各搬送体それぞれに
識別コードを付与する手段と、搬送体の識別コードにボ
ビンの識別コードと重量計測手段により計測されたガラ
ス繊維の重量とを対応させて記憶する手段とを備える請
求項1に記載のガラス繊維の巻取り処理装置。 - 【請求項6】 ガラス溶融槽から紡出されるガラス繊維
の引き出し手段にガラス繊維を自動的に係合させる工程
と、巻取り位置と玉揚げ位置とに位置変更可能な一対の
ガラス繊維巻取り手段にボビンを保持させる工程と、そ
の巻取り位置のボビンに前記引き出し手段により張力を
付与されたガラス繊維を自動的に巻き付ける工程と、巻
取り位置から玉揚げ位置に位置変更するボビンに巻き付
くガラス繊維を玉揚げ位置から巻取り位置に位置変更す
る空ボビンに自動的に巻き換える工程と、玉揚げ位置の
巻取り手段からガラス繊維を巻き取ったボビンを自動的
に玉揚げする工程と、ボビンに巻き取られたガラス繊維
の重量を自動的に計測する工程と、ボビンによるガラス
繊維の巻取り重量と予め定めた設定値との差に応じて巻
取り速度を制御する工程と、ガラス繊維を巻き取ったボ
ビンの自動搬送手段の搬送体にガラス繊維を巻き取った
ボビンを自動的に搬入する工程と、ガラス繊維を巻き取
ったボビンに識別コードを付与する工程とを備えるガラ
ス繊維の巻取り処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5145596A JP2787268B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | ガラス繊維の巻取り処理装置および巻取り処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5145596A JP2787268B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | ガラス繊維の巻取り処理装置および巻取り処理方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06329437A JPH06329437A (ja) | 1994-11-29 |
JP2787268B2 true JP2787268B2 (ja) | 1998-08-13 |
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ID=15388729
Family Applications (1)
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JP5145596A Expired - Fee Related JP2787268B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | ガラス繊維の巻取り処理装置および巻取り処理方法 |
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JPH0190761U (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-14 | ||
JP2513897B2 (ja) * | 1990-04-12 | 1996-07-03 | 村田機械株式会社 | 紡績工場の生産管理システム |
JP2541023B2 (ja) * | 1991-04-05 | 1996-10-09 | 日東紡績株式会社 | ガラス繊維紡糸巻取方法 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP5145596A patent/JP2787268B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06329437A (ja) | 1994-11-29 |
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