JP2765511B2 - パイプの製造装置 - Google Patents

パイプの製造装置

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JP2765511B2 JP7103035A JP10303595A JP2765511B2 JP 2765511 B2 JP2765511 B2 JP 2765511B2 JP 7103035 A JP7103035 A JP 7103035A JP 10303595 A JP10303595 A JP 10303595A JP 2765511 B2 JP2765511 B2 JP 2765511B2
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パイプ、特に、ゴル
フクラブシャフトや釣竿等に用いる断面積が一様でない
異径パイプの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフクラブシャフトや釣竿等の
パイプは、多数本並列した繊維を樹脂でシート状にした
ものを繊維の向きを異にして筒状に数層巻付けることに
よって製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のパイプの製造
は、手作業による部分も多く、且つ、巻付け角度を自由
に変更して所望の強度、剛性、可撓性を得ることは困難
である。
【0004】この発明は、所望の物理特性を有するパイ
プ、特に、異径パイプを自動的、且つ、連続的に製造す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、この発明のパイプの製造装置は、有限長のマンド
レルを自動的に補給するマンドレル自動補給装置と、
ンドレルが通される中心孔を有する軌道面が垂直に設置
されると共にボビン交換時等に互いの間隔を変更可能と
した複数のブレイダーユニットと、プリフォームの後端
から延びる糸を切断するカッターを備えたプリフォーム
自動取出し装置とを順に直列に配置したものであり、マ
ンドレルの径に追従する絞りガイドを各ブレイダーユニ
ットの中心孔に設けてもよく、組成点に至る糸経路に糸
切れ検出フィーラーを設けてもよい。
【0006】
【作用】上記のように構成されたパイプの製造装置にお
いては、マンドレル自動補給装置によって有限長の1本
のマンドレルが取出され、その後端がマンドレル自動補
給装置のチャックにより保持される。そして、そのチャ
ックはマンドレルの前端がテープラッピング装置の作業
位置より出るまで移動し、その移動過程で、マンドレル
表面に流側のブレイダーユニットより順に組成がなさ
れ、次いでテープラッピング装置によりテープがラッピ
ングされる。マンドレルの前端がテープラッピング装置
の作業位置より出ると、プリフォーム自動取出し装置の
チャックがマンドレルの前端の前端を保持すると共に、
マンドレル自動補給装置のチャックが開放され、待機位
置に戻る。そして、プリフォーム自動取出し装置のチャ
ックはマンドレルの後端がテープラッピング装置の作業
位置より出るまで左側に移動する。その移動過程で、引
き続き組成及びテープラッピングがなされる。マンドレ
ルの後端がテープラッピング装置の作業位置より出る
と、プリフォーム自動取出し装置のチャックが開放さ
れ、その後カッターが下降して作動し、プリフォームの
後端に延びる糸及びテープが切断され、所定の場所に下
ろされる。そしてチャック、及びカッターがが待機位置
に戻る。以上の組成作業及びテープラッピング作業にお
いて、マンドレルの中心取り、組成点決め及びラッピン
グ位置決めが絞りガイドによってなされる。
【0007】
【実施例】図1ないし図18を参照し、この発明のパイ
プの製造装置の実施例について説明する。
【0008】この製造装置は、マンドレル自動補給装置
1と、縦型の複数のブレイダーユニット2と、ラッピン
グ装置3と、プリフォーム自動取出し装置4とを順番に
直列に配置する構成を採用している。
【0009】 マンドレルMは、断面積が一様でない異
、且つ、有限長の棒状体であるが、太さが一様のもの
についても製造可能である。マンドレルMの素材は、耐
熱性のものであり、例えば、テフロン等がよい。そし
て、表面には、成形後にプリフォームを容易に剥離し得
るように、離形材が塗布されている。
【0010】マンドレル自動補給装置1は、図13に示
すように、マンドレル置き台11と、2つの取上げ板1
2と、チャック13と、ストッパー14とよりなってい
る。
【0011】マンドレル置き台11は、製造に供する複
数のマンドレルMを載置するためのもので、そのマンド
レルを取出しやすくするために、手前を下にして傾斜さ
せてあり、その取出し側の端に2つの切欠部11aが形
成されている。
【0012】各取上げ板12は、概ね扇状をしている。
そのかなめ部分は、マンドレル取上げ時に所定角度回動
する水平軸12aに固定されている。そして、先端部
は、マンドレル置き台11の切欠部11aに臨むように
されている。また、取上げ板12の先端上部には、マン
ドレル受け部12bが形成されている。
【0013】チャック13は、モーター13aによって
回転駆動されるねじ棒13bに螺合して左右に移動可能
に支持されたチャック操作部13cの下部に取付けられ
ている。その構造は、図15に示すように、チャック操
作部13cに固定される枠部材13dに軸13e、13
eによって中間部を回動可能に支持された2つのチャッ
ク部材13fと、それらの各上端に一端が回動可能に連
結されたリンク13g、13gと、ロッドが各リンク1
3gの他端に連結されたチャック部材駆動用のエアーシ
リンダー13hとよりなっている。従って、比較的に大
きな力でマンドレルMを挟持することができる。
【0014】ストッパー14は、取上げ板12の下方へ
の回動の終端位置(待機位置)に水平に固定されてお
り、取上げ板12がそれ以下に回動しないように規制す
るものである。
【0015】このように構成されたマンドレル自動補給
装置1において、前製造工程のマンドレルMの前端がラ
ッピング装置3の作業位置から出てプリフォーム自動取
出し装置4の後述するチャック43がマンドレルMの前
端を保持したときに、開放されたチャック13が右端に
移動するすると、取上げ板12、12が待機位置から上
方に回動し、1本のマンドレルMがマンドレル置き台1
1より各マンドレル受け部12bに移載されて取出され
る。そして、そのマンドレルMの後端位置をチャック1
3が保持し、取上げ板12が下方に回動する。その後、
マンドレルMはチャック13に挟持されたまま前端がテ
ープラッピング装置3の作業位置から出るまで移動す
る。その移動過程で後述する組成作業及びラッピング作
業が行われる。
【0016】各ブレイダーユニット2は、図1ないし図
4に示すように、マンドレルMが通される中心孔21a
を有する軌道面21が垂直に設置されており、その軌道
面21に2群の多数のボビン・キャリア5(図3に示す
例では8×2個)が逆方向に走行するための環状軌道2
1bが形成され、環状軌道21bに囲まれた中心には中
央糸(組成方向に真っ直ぐ走る糸)F’を供給するため
の筒体22が立設されている。各ユニット2は、ボビン
・キャリア5の移動速度を個々に自在に変化させ得るよ
うにしてある。従って、パイプの元と先とで組成角度を
変化させたりして、必要とする物理特性を自由に得るこ
とができる。また、それぞれのユニット2には、車輪2
3が取付けてあり、ボビン・キャリア5のボビン交換時
等に互いに左右に移動させることができる。B’、6、
7、24、25は、それぞれ中央糸F’を巻いたボビ
ン、各ユニット2の移動を案内するレール、案内用梁、
位置固定用の把手付き回動フック、それを掛止するため
のピンである。更に、各ボビン・キャリア5及び中央糸
F’の各ボビンB’から後述する絞りガイド200の環
状糸ガイド208に向けてそれぞれ引出される糸F、
F’が絡まないように、複数の糸ガイドが設けられてい
る。なお、図2中に1点鎖線で示した縦板は、隣のブレ
イダーユニットの軌道部である。
【0017】ボビン・キャリア5は、図12に示すよう
に、ベースプレート51の上面両端にそれぞれ立設され
ている板ばねよりなるボビン支持板52、53の軸受5
4、55にボビンBを支持するものであり、その着脱は
ボビン支持板52又はボビン支持板53を外側に開くこ
とによってなされる。56、57、58は、それぞれボ
ビン支持板53に取付けられた糸ガイド、軸受55の側
壁切欠部55bとボビン受軸55aとの間に設けられた
弦巻きばね、軸受55に一体化されたフリクションディ
スクである。この弦巻きばね57の側壁切欠部55b側
は、図12(2)に示すように、形状固定されており、
その曲げ部分57aが側壁切欠部55bに係合してい
る。従って、糸Fが大きく繰り出されてボビン受軸55
aが回転し、弦巻きばね57が解けると、曲げ部分57
aが側壁切欠部55bから抜け出し、次の、あるいは更
にその次の側壁切欠部55bに係合するので、フリクシ
ョンディスク58の作用と相まって、環状軌道21bの
内外位置の変動に伴う張力変動を吸収することができ
る。このボビン・キャリア5は、このように簡単な構造
であるが、これは、ブレイダーユニット2を縦型とする
ことによって可能となったのである。
【0018】組成素材F、F’としては、熱硬化性合成
樹脂が予め含浸されているカーボン繊維、ガラス繊維、
アラミド繊維等よりなるプリプレグドヤーン(単に糸と
いう)が用いられる。
【0019】各ブレイダーユニット2には、図17に示
す組成糸Fの糸切れ検出フィーラー300が設けられて
いる。そして、不図示のコントローラーにおいて、信号
0が定期的に一定時間出され、その間にフィーラー3
00から発せられる信号T1の数が数えられ、そのカウ
ント数が所定数以下であるときに、糸切れ信号が発せら
れる。
【0020】また、中央糸F’の各ボビンを、図18に
示すように、一か所に集中させる場合には、揃えて引出
される各中央糸F’を定期的に横切る糸切れ検出フィー
ラー400を設け、同様に中央糸F’の糸切れを検知す
ることができる。
【0021】これらのブレイダーユニット2において
は、マンドレルMがマンドレル自動補給装置1のチャッ
ク13に保持されて各ユニット2の作業位置に移動す過
程で下流側のユニット2から順にマンドレルM表面に組
成がなされる。
【0022】テープラッピング装置3は、左端のブレイ
ダーユニット2の次に縦向きに配置されるものであり、
図4及び図5に示すように、中央にマンドレルMが通さ
れる中心孔31aを有し、テープホルダー8が回転可能
に支持された大ギアー31と、それを回転させるため
の、モーター32aにより駆動される駆動ギアー32
と、従動ギアー33とよりなっている。
【0023】テープホルダー8は、図6に示すように、
大ギアー31に固定立設された軸81と、その軸81と
同心的に大ギアー31に固定されたフリクションディス
ク82と、軸81に非回転、且つ、摺動可能に挿通され
たフリクションディスク83と、そのディスク83をフ
リクションディスク82側に押圧するばね84とよりな
っている。そして、テープリールTaは各ディスク8
2、83間に挿着される。従って、テープTが引出され
るときには、テープリールTaとフリクションディスク
82、83との間に摩擦力が生じつつスリップするの
で、適当な張力が付与される。
【0024】テープリールTaに巻かれているテープT
は、熱収縮性のものであり、成形時に糸F、F’に含浸
している熱硬化性合成樹脂が流失しないようにするため
に用いられる。なお、テープラッピング工程を省略して
も一応パイプを製造することができる。
【0025】このテープラッピング装置3は、1つのテ
ープホルダー8を備えた大ギアー31を1つ設けたもの
であるが、各組成層がラッピング時にねじれることを防
ぐために、図7ないし図10に示すように、それぞれ1
つのテープホルダー8’を備えた大ギアー31を2つ設
けて互いに逆回転するようにし、糸F、F’の組み付け
られたマンドレルMに互いに逆向きに2つのテープT、
Tをラッピングすることもできる。図7及び図8におけ
る32’は、一方の大ギアー31を駆動する駆動ギアー
32と噛み合い、他方の大ギアー31を逆回りに回転さ
せるための逆転駆動ギアーである。なお、9は、各大ギ
アー31の間隔を保つためのフリーローラーである。
【0026】このテープラッピング装置3の各大ギアー
31には、図9に示すテープホルダー8’と、図10に
示すテープに一定の張力を付与するためのテンションロ
ーラー10、図7(2)に示すテープ残量検知フィーラ
ー100及び2つの方向転換用ガイドが取付けられてい
る。
【0027】テープホルダー8’(図9参照)は、図6
に示すものと共通した部分も多いので、違い点のみ説明
する。このテープホルダー8’では、各フリクションデ
ィスク82’、83’間にテープ受け85’が挟持され
る。そのテープ受け85’には、芯Tbに巻いたテープ
Tが着脱可能に挿着される。
【0028】テンションローラー10(図10参照)
も、図6に示すものと共通した部分も多いので、違い点
のみ説明する。このテンションローラー10では、各フ
リクションディスク10a、10b間にフリーローラー
10cが挟持される。その外周にはウレタン層11eが
形成されている。このテンションローラー10は、テー
プの巻き径の減少による張力変化を吸収するものであ
る。
【0029】テープ残量検知フィーラー100(図7
(2)参照)は、大ギアー31に固定立設された軸10
3に折り曲げ部において回動可能に支持され、且つ、不
図示の弦巻バネにより反時計方向に付勢されたL字型の
レバー102と、近接センサー101とよりなってい
る。従って、レバー102の一方が点線で示すテープホ
ルダー8’の軸81’から離れた位置にあるときには、
他方も近接センサー101から離れていて信号を発しな
いが、テープTが少なくなり、レバー102が実線の位
置に回動すると、近接センサー101がレバー102の
接近を感知して信号を発し、テープ交換の必要なことを
知らせる。
【0030】これらのテープラッピング装置3において
は、マンドレルMがマンドレル自動補給装置1のチャッ
ク13に保持されてテープラッピング装置3の作業位置
に移動す過程でマンドレルMの組成層の表面にテープが
ラッピングされる。
【0031】各ブレイダーユニット2の中心孔21a及
びラッピング装置3の中心孔31aには、図11に示す
絞りガイド200が取付けられている。
【0032】その絞りガイド200は、組成作業及びテ
ープラッピング作業におけるマンドレルMの中心取りを
行うと共に組成点決め及びラッピング位置決めを行うも
のである。ここでは、ブレイダーユニット2に取り付け
られるものについて説明する。軌道面21より離れて設
けられる設置板209(図2参照)に立設されている軸
201、202に中間部が回動可能に支持されたレバー
203、204と、各レバー203、204の一端に互
いに段違い、且つ、直交して回転可能に支持されたロー
ラー205、205と、各レバーの他端を互いに連結す
るロッド206と、設置板209と一方のレバー204
の他端との間に設けられたばね207と、各ローラー2
05に接近して設けられた環状の糸ガイド208とより
なっている。この環状糸ガイド208は、図4に示すよ
うに、軌道面21の中心孔21aに入り込むように設置
される。このような絞りガイド200は、マンドレルM
の太さに応じてローラー205の間隔を自由に変化させ
ることができる。まさに異径パイプの製造に適してい
る。また、各ローラー205が回転するので、マンドレ
ルMの引出し抵抗もほとんどない。
【0033】プリフォーム自動取出し装置4は、図14
に示すように、プリフォーム置き台41と、移載腕42
と、チャック43と、カッター44とよりなっている。
【0034】プリフォーム置き台41は、組成及びラッ
ピングが終了したプリフォームM’を載置するためのも
ので、載置したプリフォームが転がり落ちないように、
後方を下にして傾斜させてある。
【0035】移載腕42は、プリフォーム受け部42a
と、その手前に延びる2つの腕部42bとよりなり、各
腕部42bは、プリフォーム取下ろし時に所定角度往復
回動する水平軸42cに固定されている。待機位置は下
方である。プリフォーム受け部42aには、図14
(2)に示すように、2つの孔が形成され、その各孔に
は転がり防止レバー42dが出没可能に設けられおり、
通常はばね42eによって上端が孔より突出している。
42fは、プリフォーム受け部42aが待機位置に下が
ったときに転がり防止レバー42dの下端に当たり、そ
の上端を孔より引っ込めるためのストッパーである。
【0036】チャック43は、モーター43aによって
回転駆動されるねじ棒44bに螺合して左右に移動可能
に支持されたチャック操作部43cの下部に取付けられ
ている。待機位置は右端である。その構造は、図15に
示すものと全く同じである。
【0037】カッター44は、右端に不動で、上下にの
み移動可能に固定されている。待機位置は上方である。
その本体の構造は、図16に示すように、枠部材44a
に軸44bによって中間部を回動可能に支持された2つ
の刃部材44cと、それらの各上端に一端が回動可能に
連結されたリンク44d、13dと、ロッドが各リンク
44dの他端に連結された刃部材駆動用のエアーシリン
ダー44eとよりなっている。
【0038】このように構成されたプリフォーム自動取
出し装置4において、マンドレルM(プリフォーム
M’)の前端がテープラッピング装置3の作業位置から
出ると、その位置にあるチャック43がプリフォーム
M’の前端を保持する。そのとき、マンドレル自動補給
装置1のチャック13は開放される。その直後、チャッ
ク43が左側に移動し、プリフォームM’の後端がテー
プラッピング装置3の作業位置から出るまで縦型ブレイ
ダーユニット2又はテープラッピング装置3の作業が続
行される。プリフォームM’の後端がテープラッピング
装置3の作業位置を出ると、移載腕42が上方に回動す
ると共に、カッター44が下降してプリフォームM’の
後端からテープラッピング装置3側に延びる糸F及びテ
ープTが切断される。その後、チャック43が開放され
ると、プリフォームM’はプリフォーム受け部42aの
上に載せられる。そして、移載腕42が下方に回動する
と転がり防止レバー42dが引っ込んでプリフォーム
M’はプリフォーム置き台41の上に降ろされる。その
作業が終了すると、チャック43が待機位置に戻り、カ
ッター44が上昇する。
【0039】こうしてプリフォーム自動取出し装置4に
よって取り出されたプリフォームM’は、オーブンに入
れられ、成形が行われる。また圧力容器に入れて温度と
内圧を上げて、周知のオートクレーブ成形を行うことも
できる。そして、成形容器から出した後にマンドレルM
が抜き取られてパイプが完成する。
【0040】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0041】即ち、有限長のマンドレルを次々に供給し
てそれぞれのマンドレル表面に途切れることなく連続し
て組成することができる。マンドレルが有限長でない場
合は、組成後に糸と共にマンドレルを切断する必要があ
るが、この発明においては、マンドレルが有限長である
ので、切断の極めて容易な糸のみの切断だけでよく、し
かも、長さ方向に径の異なるマンドレルも対象とするこ
とができる。その場合、マンドレルの径に追従する絞り
ガイドを各ブレイダーユニットの中心孔に設けることが
でき、マンドレルの中心取りが自動的に行われ、安定し
た組成が可能である。また、組成点に至る糸経路に糸切
れ検出フィーラーを設けたので、有限長のパイプの完全
な自動製造が可能となった。更に、各ブレイダーユニッ
トの互いの間隔を変更可能としたので、ボビンの交換や
メンテナンスが容易である。また、各ブレイダーユニッ
トを縦形にし、糸を横取りにしたので、設置面積を小さ
くすることができ、組成構造を採用しているので、各層
間が剥離することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイプの製造装置の全体を示す概略図である。
【図2】縦型ブレイダーユニットの斜視図である。
【図3】縦型ブレイダーユニットの主要部の斜視図であ
る。
【図4】複数の縦型ブレイダーユニットとテープラッピ
ング装置の概略側面図である。
【図5】テープラッピング装置の斜視図である。
【図6】テープラッピング装置のテープホルダーの縦断
面図である。
【図7】他のテープラッピング装置に関する図であり、
(1)は全体の斜視図、(2)はテープ残量検知フィー
ラーの説明図である。
【図8】他のラッピング装置の駆動部を示す平面図であ
る。
【図9】他のテープラッピング装置のテープホルダーの
縦断面図である。
【図10】他のラッピング装置のテンションローラーの
縦断面図である。
【図11】絞りガイドの図であり、(1)は平面図、
(2)は側面図である。
【図12】キャリアに関する図であり、(1)は全体の
側面図、(2)は弛み取りスプリング収納部の平面図で
ある。
【図13】マンドレル自動補給装置の斜視図である。
【図14】プリフォーム自動取出し装置に関する図であ
り、(1)は全体の斜視図、(2)はストッパー部分の
斜視図である。
【図15】マンドレル自動補給装置及びプリフォーム自
動取出し装置のチャックの図であり、(1)は正面図、
(2)は側面図である。
【図16】プリフォーム自動取出し装置のカッターの図
であり、(1)は正面図、(2)は側面図である。
【図17】ブレイダーにおける組成糸の糸切れ検出フィ
ーラーの設置位置を示す斜視図である。
【図18】一か所に集中された中央糸の糸切れ検出フィ
ーラーの設置位置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 マンドレル自動補給装置 2 縦型ブレイダーユニット 21 軌道面 21a 中心孔 3 テープラッピング装置 4 プリフォーム自動取出し装置 5 ボビン・キャリア 200 絞りガイド M マンドレル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−125056(JP,A) 特開 昭62−292181(JP,A) 特開 昭61−20729(JP,A) 実開 昭55−107318(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D04C 1/00 - 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有限長のマンドレルを自動的に補給する
    マンドレル自動補給装置と、マンドレルが通される中心
    孔を有する軌道面が垂直に設置されると共にボビン交換
    時等に互いの間隔を変更可能とした複数のブレイダーユ
    ニットと、プリフォームの後端から延びる糸を切断する
    カッターを備えたプリフォーム自動取出し装置とを順に
    直列に配置したパイプの製造装置。
  2. 【請求項2】 マンドレルの径に追従する絞りガイドを
    各ブレイダーユニットの中心孔に設けた請求項1に記載
    のパイプの製造装置。
  3. 【請求項3】 組成点に至る糸経路に糸切れ検出フィー
    ラーを設けた請求項1又は請求項2に記載のパイプの製
    造装置。
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