JP2786994B2 - ラケット - Google Patents

ラケット

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JP2786994B2 JP5349676A JP34967693A JP2786994B2 JP 2786994 B2 JP2786994 B2 JP 2786994B2 JP 5349676 A JP5349676 A JP 5349676A JP 34967693 A JP34967693 A JP 34967693A JP 2786994 B2 JP2786994 B2 JP 2786994B2
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邦夫 丹羽
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テニスラケット、バト
ミントンラケット、スカッシュラケット等のガットを張
設して使用する繊維強化樹脂製のラケットに関し、特
に、この種のラケットの打球時のボール等の飛び性能
と、打球感の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テニスラケット等のラケットでは、打球
したボールの飛び(飛び性能)、及び打球した時の打ち味
(打球感)が良好であることが好ましい。
【0003】このうち、飛び性能は、例えば、ガット面
にボールを衝突させる場合のボールの初速度に対する衝
突後のボールの速度の比(反発係数)で表され、この反発
係数が大きいほど飛び性能が良好である。一方、打球感
は、例えば、振動の対数減衰率であらわされ、この対数
振動減衰率が大きいほど、打球感が良好である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記飛
び性能と打球感は相反する特性であって、両方の特性を
良好に設定するのは困難である。例えば、ラケットを形
成するマトリックス樹脂として、ナイロン6等の熱可塑
性樹脂やエポキシ等の熱硬化性樹脂が使用されている
が、ナイロン6を使用した場合、振動の対数減衰率が大
きく打球感が良好であるものの、吸水性が強く吸水する
ことにより剛性が低下して反発係数が低下する傾向があ
り、反発性の点では良好でない。一方、エポキシを使用
した場合、反発性は良好となるが、対数減衰率がナイロ
ン6よりも小さくなり、打球感の点ではナイロン6ほど
良好でない。
【0005】このように反発性能と打球感は相反する特
性であるため、これら飛び性能と打球感の両方を良好に
設定したラケットは従来提供されていなかった。本発明
は、このような従来のラケットにおける問題を解決する
ためになされたものであって、飛び性能と打球感の両方
について良好な特性を有するラケットを提供することを
目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、請求項1は、周
波数10Hzで測定された−3℃における動的粘弾性の
損失係数tanδ(%)と貯蔵弾性率E’(kgf/m
)が、 E’/1000>−3.1・tanδ+9.6 なる関係を満たし、かつ、上記動的粘弾性の損失係数t
anδが0.5%以上3%以下であって、貯蔵弾性率
E’が500kgf/mm以上10000kgf/m
以下である材料を使用したことを特徴とするラケッ
トを提供するものである。
【0007】動的粘弾性の損失係数tanδとは、材料
の振動減衰性の目安となる量であり、材料に動的振動を
加えたときの応力とひずみの位相差(δ)の正接(tan)
で表される。この動的粘弾性の損失係数tanδが大き
い程振動吸収性に優れた材料ということができる。
【0008】貯蔵弾性率E'とは、材料の弾性を表す量
であり、測定された応力とひずみとその位相差から求め
られる。
【0009】
【作用】本発明に係るラケットでは、動的粘弾性の損失
係数と貯蔵弾性率を上記の範囲に設定しているため、反
発係数Rと振動の対数減衰率ζの間に(ζ>2.54・R
+1.22)なる関係が成立し、飛び性能と打球感の両
方が良好である。
【0010】
【実施例】一般に、ラケットフレームの剛性を向上すれ
ば、反発係数が大きくなり飛び性能が向上する。また、
ラケットフレームの材料の振動吸収性を向上させれば、
振動の対数減衰率が大きくなり打球感が向上する。本発
明者は、この観点から種々の実験、研究を重ねた結果、
飛び性能と打球感の両方の特性を良好に設定するために
は、マトリックス樹脂の材料、繊維角度等を適切に選択
することにより、動的粘弾性の損失係数tanδと貯蔵
弾性率E'を後述の範囲に設定すればよいことを見いだ
した。
【0011】ここで、動的粘弾性の損失係数tanδと
は、材料の振動減衰性の目安となる量であり、材料に動
的振動を加えたときの応力とひずみの位相差(δ)の正接
(tan)で表される。この動的粘弾性の損失係数tan
δが大きい程振動吸収性に優れた材料である。
【0012】また、貯蔵弾性率E'とは、材料の弾性を
表す量であり、測定された応力とひずみとその位相差か
ら求められる。
【0013】図1(A)(B)は、本発明に係るラケットを
示している。このラケット1では、ラケットフレーム2
を繊維強化樹脂で形成しており、マトリックス樹脂とし
てナイロン6、変成ナイロン6等の熱可塑性樹脂、エポ
キシ等の熱硬化性樹脂を使用する。特に、熱可塑性樹脂
はラケットフレーム2の振動吸収性を向上させる点で好
ましい。
【0014】また、このラケット1では、ラケットフレ
ーム2のガット張設部3のうちトップ部3aからサイド
部3b,3cまで範囲A(図1(A)中ハッチングを施した
部分)全体を通して巻かれている強化繊維のサイド部3
b,3cにおける繊維角度を比較的小さく設定してラケ
ットフレーム2の剛性を向上させている。
【0015】本発明では、上記のようにラケットフレー
ム1の材質、強化繊維の繊維角度等を適切に選定するこ
とにより動的粘弾性の損失係数tanδと貯蔵弾性率
E'が次の3つの条件を満たすようしている。
【0016】第1に、周波数10Hzで測定された−3
℃における動的粘弾性の損失係数tanδ(%)と貯蔵弾
性率E'(kgf/mm2)が下記の関係を満たすようにし
ている。
【0017】 E’/1000>−3.1・tanδ+9.6
【0018】動的粘弾性の損失係数tanδ(%)と貯蔵
弾性率E'(kgf/mm2)をこの関係を満たすように設
定するのは、この範囲に設定すると、反発係数Rと振動
の対数減衰率ζの間に(ζ>2.54・R+1.22)なる
関係が成立し、飛び性能と打球感の両方の特性が良好と
なるからである。なお、動的粘弾性の損失係数tanδ
と貯蔵弾性率E'を周波数10Hz、温度−3℃の条件
で測定したのは、通常のテニスラケットの使用条件はラ
ケットフレームの固有振動数100〜180Hz、使用
温度5〜35℃であるが、上記周波数及び温度が、一般
に知られた周波数−温度変換法則によって、通常の使用
条件に換算できるためである。
【0019】第2に、動的粘弾性の損失係数tanδを
0.5%以上3%以下に設定する。動的粘弾性の損失係
数tanδを0.5%以上に設定するのは、この値より
も小さいと振動減衰が小さすぎて、打球感が悪化するか
らである。一方、動的粘弾性の損失係数を3%以下に設
定したのは、この値よりも大きいと一般の材料では強度
や弾性率が低くなり、破損する確率が高く、強度、耐久
性の点で好ましくないからである。
【0020】第3に、貯蔵弾性係数E'は500kgf
/mm2以上10,000kgf/mm2の範囲に設定す
る。貯蔵弾性率E'を500kgf/mm2以上に設定す
るのは、この値よりも小さいと、ラケットフレーム1の
強度を確保するためには肉厚を大きくしなければなら
ず、重量が重くなってコントロール性、取り扱い性の点
で好ましくないからである。一方、貯蔵弾性率E'を1
0,000kgf/mm2以下に設定するのは、この値よ
りも大きな値に設定しようとすると、強化繊維として炭
素繊維材料を多く使用する必要があるため、コストが高
くなるからである。また、貯蔵弾性率E'を10,000
kgf/mm2より大きくするには、繊維角度を上記範
囲以上に小さくする必要があるため、フレームの軸方向
の強度は強くなるが、それに垂直な方向の強度が低下す
るからである。
【0021】図2のように、縦軸を貯蔵弾性率E’、横
軸を動的粘弾性の損失係数tanδとしたグラフ上で
は、上記3つの条件は四角形領域Bで表され、貯蔵弾性
率E'と動的粘弾性の損失係数tanδがこの四角形領
域B内にあれば、上記3つの条件を満たしている。
【0022】次に、具体的な実施例について説明する。 (実施例1)この実施例1では、マトリックス樹脂とし
てナイロン6、強化繊維として炭素繊維及びガラス繊維
を用いて公知のRIM製法により製造している。
【0023】このRIM製法では、まず、炭素繊維及び
ガラス繊維の組紐を6,6−ナイロンのチューブ上に積
層して作製したレイアップを金型に配置する。次に、金
型を150℃に昇温し、RIMナイロンモノマーを注入
し、1分〜5分かけて重合させ、金型を冷却後、離型す
る。
【0024】実施例1では、上記範囲A全体を通して通
して巻かれた強化繊維のサイド部3b,3cでの繊維角
度を20゜に設定している。また、実施例1では、10
Hz、−3℃における動的粘弾性の損失係数tanδを
2.6%、−3℃での貯蔵弾性係数E'を7,200kg
f/mm2に設定している。
【0025】上記動的粘弾性の損失係数tanδ及び貯
蔵弾性係数E'は、ラケットフレーム2のサイド部3b,
3cから幅4mm、長さ35mmのサンプルを切り出
し、レオロジー社製VDEレオスペクトラーを用いて、
10Hzの曲げ変位モードでtanδ、E'の温度分散
を測定方法(粘弾性スペクトル測定方法)により測定して
いる。具体的には、サンプルにひずみ振動波を与えたと
きの応力σとひずみεおよびこれらの位相差δを測定す
る。tanδは位相差の正接を求めることにより計算さ
れる。また、貯蔵弾性率E'は((E*)=σ/ε)で求め
られる複素弾性率と位相差の余弦の積で求められ、(E'
=(E*)・cosδ)である。
【0026】上記のように、実施例1のラケットでは、
動的粘弾性の損失係数tanδを2.6%、貯蔵弾性率
E'を7,200kgf/mm2としており、(E'=−3.
1・tanδ+9.6)、(0.5≦tanδ≦3%以下)
及び(500kgf/mm2≦E'≦10,000kgf/
mm2)の3つの条件を全て満たし、飛び性能、打球感の
両方の特性が良好である。
【0027】(実施例2)実施例2では、上記実施例1
と同様に、マトリックス樹脂としてナイロン6、強化繊
維として炭素繊維及びガラス繊維を用いて公知のRIM
製法により製造している。
【0028】また、実施例2では、上記範囲Aの全体を
通して通して巻かれた強化繊維のサイド部3b,3cで
の繊維角度を30゜に設定し、動的粘弾性の損失係数t
anδを2.6%、−3℃での貯蔵弾性係数E'を6,8
00kgf/mm2に設定している。
【0029】(実施例3)この実施例3では、マトリッ
クス樹脂として変成ナイロン6、強化繊維として炭素繊
維を用いて公知のコミングル製法により製造している。
【0030】このコミングル製法では、カーボン繊維と
変成ナイロン繊維をコミングルドヤーンとしたものを組
紐状に編み、シリコンゴムチューブ上に積層してレイア
ップを作製して金型にセットする。そして、金型を30
0℃で35分間保持し、その間チューブに15kgf/
cm2の圧力をかけて保持する。続いて、10〜15分
間かけて冷却した後、離型する。
【0031】また、実施例3では、上記範囲Aの全体を
通して巻かれた強化繊維のサイド部3b,3cでの繊維
角度を55゜に設定し、動的粘弾性の損失係数tanδ
を2.6%、−3℃での貯蔵弾性係数E'を6,800k
gf/mm2に設定している。実施例3では、変成ナイ
ロン6を使用しているので、23℃、55%における平
衡吸水率を通常の6ナイロンと比べて小さくすることが
できるからである。一般に6ナイロン複合材料は吸水程
度によって、材料のE'およびtanδが変化すること
が知られているが、このように材料を選択することによ
って、平衡吸水率を制御して、最高の性能が発揮される
領域にE'及びtanδを設定することが可能である。
【0032】(実施例4)実施例4では、マトリックス
樹脂としてエポキシ、強化繊維として炭素繊維及びガラ
ス繊維を用いて公知のプレス製法により製造している。
【0033】このプレス製法では、6,6−ナイロン製
チューブの上に炭素プリプレグを積層して作製したレイ
アップを金型に配置する。その後、金型を160℃に昇
温し、15分間保持する。その間、チューブには7kg
f/cm2の圧力をかけて繊維を金型に押し当てる。離
型した後、ポストキュアとして120℃の環境に1時間
保持する。
【0034】また、実施例4では、上記範囲Aの全体を
通して巻かれた強化繊維のサイド部3b,3cでの繊維
角度を14゜に設定し、動的粘弾性の損失係数tanδ
を0.7%、−3℃での貯蔵弾性係数E'を8,200k
gf/mm2に設定している。
【0035】上記実施例1と同様に、実施例2から実施
例4のラケットは、いずれも動的粘弾性の損失係数ta
nδと貯蔵弾性率E'が(E'=−3.1・tanδ+9.
6)、(0.5≦tanδ≦3%以下)及び(500kgf
/mm2≦E'≦10,000kgf/mm2)の3つの条
件を全て満たしているため、飛び性能、打球感の両方の
特性が良好である。
【0036】
【実験例】本発明の効果を確認するための実験を行っ
た。比較例として表1に示す比較例1、比較例2の2種
類のラケットを用意した。比較例1のラケットは、マト
リックス樹脂としてナイロン6、強化繊維として炭素繊
維及びガラス繊維を用いて前述のRIM製法により製造
している。
【0037】また、比較例1では、上記範囲A全体を通
して巻かれた強化繊維のサイド部3b,3cでの繊維角
度を55゜に設定している。さらに、比較例1では、動
的粘弾性の損失係数tanδを2.5%、−3℃での貯
蔵弾性係数E'を830kgf/mm2に設定しており、
図2に示すように、損失係数tanδと貯蔵弾性率E'
が上記(E'>−3.1・tanδ+9.6)なる条件を満
たしていない。
【0038】比較例2のラケットは、マトリックス樹脂
としてエポキシ、強化繊維として炭素繊維及びガラス繊
維を用いて前述のプレス製法により製造している。
【0039】また、比較例2では、上記範囲A全体を通
して通して巻かれた強化繊維のサイド部3b,3cでの
繊維角度を20゜に設定している。さらに、比較例2で
は、動的粘弾性の損失係数tanδを0.5%、−3℃
での貯蔵弾性係数E'を7,300kgf/mm2に設定
しており、図2に示すように、損失係数tanδと貯蔵
弾性率E'が上記(E'>−3.1・tanδ+9.6)なる
条件を満たしていない。
【0040】実施例1から実施例4、比較例1及び比較
例2のラケットの反発係数と振動の対数減衰率をそれぞ
れ図3、図4に示す方法により測定した。
【0041】まず、反発係数は、ラケットフレームに5
5ポンドの張力でガットを張設し、図3に示すようにV
0=30m/sの初速度で硬式用のテニスボール10を
ガット面5の中央部に衝突させ、跳ね返ったテニスボー
ル10の速度Vrを測定した。反発係数Rは下記の式で
表される。
【0042】R=Vr/V0
【0043】一方、振動の対数減衰率は、図4に示すよ
うに、ラケットフレーム2に加速度ピックアップ11を
取付け、インパクトハンマー12で加振し、加速度ピッ
クアップ12にアンプを介して接続した解析装置(図示
せず)により、加速度の減衰曲線を得た。対数減衰率ζ
は、この減衰曲線から下記の式で計算される。なお、下
記の式中、ζは対数減衰率、Xnは上記減衰曲線の振幅
のn番目の極大値である。
【0044】ζ=(1/2π(n−1))ln(X1/Xn)
【0045】実施例及び比較例の反発係数及び振動の対
数減衰率は、表1及び図5に示すとおりである。
【0046】
【表1】
【0047】上記図5に示すように、実施例1から実施
例4のラケットでは、動的粘弾性の損失係数tanδと
貯蔵弾性率が上記した3つの条件、すなわち(E’/1
000>−3.1・tanδ+9.6)、(0.5≦t
anδ≦3%以下)及び(500kgf/mm≦E’
≦10,000kgf/mm)を満たすため、反発係
数Rと対数減衰率ζが(ζ>2.54・R+1.22)
なる関係を満たす良好な範囲にあり、反発係数Rと対数
減衰率ζの値が十分に大きく、飛び性能と打球感の両方
について良好であることが確認できる。
【0048】一方、比較例1及び比較例2のラケットで
は、上記のように(E’/1000>−3.1・tan
δ+9.6)なる条件を満たしていないため、反発係数
R及び対数減衰率ζは上記良好な範囲とならず、飛び性
能と打球感の両方が良好なラケットではないことが確認
できる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1のラケットでは、周波数10Hzで測定された−3℃
における動的粘弾性の損失係数tanδ(%)と貯蔵弾
性率E’(kgf/mm)が、(E’/1000>−
3.1・tanδ+9.6)なる関係を満たし、かつ、
上記動的粘弾性の損失係数tanδが0.5%以上3%
以下、貯蔵弾性率E’が500kgf/mm以上1
0,000kgf/mm以下としているため、反発係
数Rと振動の対数減衰率ζが、(ζ>2.54・R+
1.22)なる関係を満たし、反発係数と対数減衰率の
値が十分に大きく、飛び性能の打球感の両方について良
好な特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)はラケットを示す正面図、(B)はラケッ
トを示す側面図である。
【図2】 動的粘弾性の損失係数と貯蔵弾性率をE'の
関係を示す線図である。
【図3】 反発係数の測定方法を示す概略図である。
【図4】 振動の対数減衰率の測定方法を示す概略図で
ある。
【図5】 反発係数と対数減衰率の関係を示す線図であ
る。
【符号の説明】
1 ラケット 2 ラケットフレーム 3 ガット張設部 3a トップ部 3b,3c サイド部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数10Hzで測定された−3℃にお
    ける動的粘弾性の損失係数tanδ(%)と貯蔵弾性率
    E’(kgf/mm)、 E’/1000>−3.1・tanδ+9.6 なる関係を満たし、かつ、上記動的粘弾性の損失係数t
    anδが0.5%以上3%以下であって、貯蔵弾性率
    E’が500kgf/mm以上10,000kgf/
    mm以下である材料を使用したことを特徴とするラケ
    ット。
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