JP2786947B2 - 建築板の製造方法 - Google Patents
建築板の製造方法Info
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- JP2786947B2 JP2786947B2 JP3008123A JP812391A JP2786947B2 JP 2786947 B2 JP2786947 B2 JP 2786947B2 JP 3008123 A JP3008123 A JP 3008123A JP 812391 A JP812391 A JP 812391A JP 2786947 B2 JP2786947 B2 JP 2786947B2
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- melt resin
- hot melt
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
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- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床材などとして用いら
れる建築板の製造方法に関するものである。
れる建築板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】床材などとして使用される建築板とし
て、合板等の基板の表面につき板単板などの表面板を貼
り付けて形成した複合板が提供されている。この建築板
は、基板の表面に接着剤を塗布してこの上に表面板を重
ね、そしてこれを上下に複数積載してプレスすることに
よって、基板の表面に表面板を積層接着して製造するよ
うにしている。
て、合板等の基板の表面につき板単板などの表面板を貼
り付けて形成した複合板が提供されている。この建築板
は、基板の表面に接着剤を塗布してこの上に表面板を重
ね、そしてこれを上下に複数積載してプレスすることに
よって、基板の表面に表面板を積層接着して製造するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように基
板の表面に表面板を接着するにあたって、プレスする際
に表面板が基板の表面を滑って位置ずれするおそれがあ
り、基板の表面に正確な位置で表面板を接着することが
難しいという問題があった。本発明は上記の点に鑑みて
なされたものであり、基板の表面に正確な位置で表面板
を接着することができる建築板の製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
板の表面に表面板を接着するにあたって、プレスする際
に表面板が基板の表面を滑って位置ずれするおそれがあ
り、基板の表面に正確な位置で表面板を接着することが
難しいという問題があった。本発明は上記の点に鑑みて
なされたものであり、基板の表面に正確な位置で表面板
を接着することができる建築板の製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建築板の製
造方法は、基板1の表面に凹部2を設け、基板1の表面
に接着剤3を塗布すると共に凹部2内に基板1の表面よ
り突出するように溶融させたホットメルト樹脂4を注入
し、基板1の表面に表面板5を重ねて表面板5の裏面に
ホットメルト樹脂4を付着させると共に冷却固化によっ
てホットメルト樹脂4を接着させた後に、プレスして基
板1に表面板5を上記接着剤3で接着させることを特徴
とするものである。
造方法は、基板1の表面に凹部2を設け、基板1の表面
に接着剤3を塗布すると共に凹部2内に基板1の表面よ
り突出するように溶融させたホットメルト樹脂4を注入
し、基板1の表面に表面板5を重ねて表面板5の裏面に
ホットメルト樹脂4を付着させると共に冷却固化によっ
てホットメルト樹脂4を接着させた後に、プレスして基
板1に表面板5を上記接着剤3で接着させることを特徴
とするものである。
【0005】
【作用】基板1の凹部2に注入したホットメルト樹脂4
で基板1の表面に表面板5を仮固定した状態で、プレス
して基板1に表面板5を接着するために、プレス時に表
面板5が位置ずれすることを防ぐことができる。
で基板1の表面に表面板5を仮固定した状態で、プレス
して基板1に表面板5を接着するために、プレス時に表
面板5が位置ずれすることを防ぐことができる。
【0006】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。基板
1は合板等で作成されるものであり、その側端面には雄
実10と雌実11が設けてある。また基板1の表面には
複数箇所において凹部2がルーター等で加工して設けて
ある。凹部2は図2のように有底の穴として作成する他
に、凹溝として作成するようにしてもよい。一方、表面
板5は木質単板等のつき板単板や貼合板などで作成する
ことができるものであり、図2の実施例では複数枚の単
板5aを仕組み配列して作成してある。この場合は各単
板5aをホットメルト接着剤や粘着テープ、クーパー等
で仮止めして一枚物に一体化した状態で表面板5として
用いるのが好ましい。
1は合板等で作成されるものであり、その側端面には雄
実10と雌実11が設けてある。また基板1の表面には
複数箇所において凹部2がルーター等で加工して設けて
ある。凹部2は図2のように有底の穴として作成する他
に、凹溝として作成するようにしてもよい。一方、表面
板5は木質単板等のつき板単板や貼合板などで作成する
ことができるものであり、図2の実施例では複数枚の単
板5aを仕組み配列して作成してある。この場合は各単
板5aをホットメルト接着剤や粘着テープ、クーパー等
で仮止めして一枚物に一体化した状態で表面板5として
用いるのが好ましい。
【0007】しかして、基板1の表面に表面板2を接着
して建築板を製造するにあたっては、先ず図1(a)の
ように凹部2を除いて基板1の表面(上面)の全面に接
着剤3を塗布し、さらに凹部2に溶融させたホットメル
ト型接着剤などホットメルト樹脂4を注入する。このホ
ットメルト樹脂4は凹部2の表面から突出するように、
凹部2の中央部に盛り上げて注入するものである。次
に、定規等を当てて基板1の表面に正確な位置において
表面板5を重ねる。このように表面板5を重ねると表面
板5の裏面にホットメルト樹脂4が付着し、ホットメル
ト樹脂4の冷却固化によってホットメルト樹脂4の箇所
で表面板5は基板1に接着されることになり、基板1に
表面板5を仮固定させることができる。このように表面
板5を基板1に仮接着した後に、例えばこれを複数段に
積載してプレスをおこなうことによって、接着剤3で基
板1に表面板5を接着させることができるものである。
このようにプレスして基板1に表面板5を接着するにあ
たって、表面板5はホットメルト樹脂4で基板1に仮接
着されていて固定されているために、表面板5が基板1
の表面を滑ってずれることを防止することができ、正確
な位置で基板1に表面板5を積層接着することができる
ものである。
して建築板を製造するにあたっては、先ず図1(a)の
ように凹部2を除いて基板1の表面(上面)の全面に接
着剤3を塗布し、さらに凹部2に溶融させたホットメル
ト型接着剤などホットメルト樹脂4を注入する。このホ
ットメルト樹脂4は凹部2の表面から突出するように、
凹部2の中央部に盛り上げて注入するものである。次
に、定規等を当てて基板1の表面に正確な位置において
表面板5を重ねる。このように表面板5を重ねると表面
板5の裏面にホットメルト樹脂4が付着し、ホットメル
ト樹脂4の冷却固化によってホットメルト樹脂4の箇所
で表面板5は基板1に接着されることになり、基板1に
表面板5を仮固定させることができる。このように表面
板5を基板1に仮接着した後に、例えばこれを複数段に
積載してプレスをおこなうことによって、接着剤3で基
板1に表面板5を接着させることができるものである。
このようにプレスして基板1に表面板5を接着するにあ
たって、表面板5はホットメルト樹脂4で基板1に仮接
着されていて固定されているために、表面板5が基板1
の表面を滑ってずれることを防止することができ、正確
な位置で基板1に表面板5を積層接着することができる
ものである。
【0008】尚、凹部2から突出するホットメルト樹脂
4に表面板5を接着させる際に、ホットメルト樹脂4が
凹部2から基板1の表面に広がるのを防止するために、
図3(a)のように凹部2の周囲に樹脂溜凹段部12を
設けたり、図3(b)のように凹部2の回りを囲むよう
に樹脂溜凹溝13を設けたりするのがよい。
4に表面板5を接着させる際に、ホットメルト樹脂4が
凹部2から基板1の表面に広がるのを防止するために、
図3(a)のように凹部2の周囲に樹脂溜凹段部12を
設けたり、図3(b)のように凹部2の回りを囲むよう
に樹脂溜凹溝13を設けたりするのがよい。
【0009】
【発明の効果】上記のように本発明は、基板の表面に凹
部を設け、基板の表面に接着剤を塗布すると共に凹部内
に基板の表面より突出するように溶融させたホットメル
ト樹脂を注入し、基板の表面に表面板を重ねて表面板の
裏面にホットメルト樹脂を付着させると共に冷却固化に
よってホットメルト樹脂を接着させた後に、プレスして
基板に表面板を上記接着剤で接着させるようにしたの
で、ホットメルト樹脂で基板の表面に表面板を仮固定し
た状態でプレスして基板に表面板を接着することがで
き、プレス時に表面板が位置ずれするおそれなく正確な
位置で基板に表面板を積層接着することができるもので
ある。
部を設け、基板の表面に接着剤を塗布すると共に凹部内
に基板の表面より突出するように溶融させたホットメル
ト樹脂を注入し、基板の表面に表面板を重ねて表面板の
裏面にホットメルト樹脂を付着させると共に冷却固化に
よってホットメルト樹脂を接着させた後に、プレスして
基板に表面板を上記接着剤で接着させるようにしたの
で、ホットメルト樹脂で基板の表面に表面板を仮固定し
た状態でプレスして基板に表面板を接着することがで
き、プレス時に表面板が位置ずれするおそれなく正確な
位置で基板に表面板を積層接着することができるもので
ある。
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、(a)
(b)はそれぞれ断面図である。
(b)はそれぞれ断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すものであり、(a)
(b)はそれぞれ断面図である。
(b)はそれぞれ断面図である。
1 基部 2 凹部 3 接着剤 4 ホットメルト樹脂 5 表面板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 31/04 B32B 31/04 // B29L 9:00 31:10 (56)参考文献 特開 昭62−100574(JP,A) 特開 昭53−47506(JP,A) 特公 昭57−23562(JP,B1) 特公 昭48−32324(JP,B1) 実公 昭50−5913(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27D 1/04 B27D 5/00
Claims (1)
- 【請求項1】 基板の表面に凹部を設け、基板の表面に
接着剤を塗布すると共に凹部内に基板の表面より突出す
るように溶融させたホットメルト樹脂を注入し、基板の
表面に表面板を重ねて表面板の裏面にホットメルト樹脂
を付着させると共に冷却固化によってホットメルト樹脂
を接着させた後に、プレスして基板に表面板を上記接着
剤で接着させることを特徴とする建築板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3008123A JP2786947B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 建築板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3008123A JP2786947B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 建築板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04251705A JPH04251705A (ja) | 1992-09-08 |
JP2786947B2 true JP2786947B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=11684516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3008123A Expired - Fee Related JP2786947B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 建築板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2786947B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008030218A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Marufuji Kenzai Kk | 化粧造作部材の製造方法 |
JP2013086392A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Daiken Corp | 化粧材 |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP3008123A patent/JP2786947B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04251705A (ja) | 1992-09-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980519 |
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