JP2786590B2 - デッキ - Google Patents

デッキ

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JP2786590B2
JP2786590B2 JP30414693A JP30414693A JP2786590B2 JP 2786590 B2 JP2786590 B2 JP 2786590B2 JP 30414693 A JP30414693 A JP 30414693A JP 30414693 A JP30414693 A JP 30414693A JP 2786590 B2 JP2786590 B2 JP 2786590B2
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嘉誉 下谷
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋の外などに設置さ
れるデッキに関し、特に該デッキの床下構造の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】前記のデッキとしては、複数の束と、該
複数の束同士に架設された複数の大引と、前記複数の束
同士の間に前記大引と交差する方向へ延びるように設け
られた根がらみと、前記複数の大引の上に敷設された床
板とからなるものが知られている。
【0003】このようなデッキの床下構造としては、
束、大引及び根がらみに特に加工を施すことなく、束と
大引と、束と根がらみとを釘やビス等によりそれぞれ固
定するもの、並びに束、大引又は根がらみに、ほぞ及び
ほぞ穴等の加工を施し、ほぞとほぞ穴とを接合すること
により束と大引と、束と根がらみとをそれぞれ固定する
ものなどが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の釘や
ビス等を用いる床下構造によると、現場の状況に応じて
大引や根がらみに切断などの加工を行なうのは容易であ
るが、束と大引と、束と根がらみとの各接合強度が十分
ではないという問題がある。
【0005】一方、後者のほぞを用いる床下構造による
と、束と大引と、束と根がらみとの各接合強度は得られ
るが、現場の状況に応じて大引や根がらみに切断などの
加工を施すことは容易ではないという問題がある。
【0006】前記に鑑み、本発明は、現場の状況に応じ
て大引や根がらみに対して切断などの加工を行なうこと
が容易であると共に、束と大引と、束と根がらみとの各
接合強度が十分に確保されたデッキを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、大引を束の上に載置支持すると共に上側
が開放したコの字状の連結部材によって束と大引とを連
結し、前記連結部材に根がらみを保持させるものであ
る。
【0008】具体的に本発明が講じた解決手段は、複数
の束と、該複数の束の上面に架設された複数の大引と、
前記複数の束同士の間に前記大引と交差する方向へ延び
るように設けられた根がらみと、前記複数の大引の上に
敷設された床板とからなるデッキを対象とし、断面L字
状の部材よりなり所定間隔をおいて共に外側へ向き且つ
上下方向へ延びるように設けられた一対の取付部と、該
一対の取付部の各内側部分の下端同士に架設された載置
部とからなる連結部材を備えており、前記連結部材は、
前記取付部の上部を前記束よりも上方へ突出させた状態
で前記取付部の外側部分において前記束及び大引のそれ
ぞれの少なくとも一対向面に固定されていると共に前記
載置部において前記根がらみを載置支持している構成と
するものである。
【0009】
【作用】前記の構成により、連結部材の取付部の上部が
束よりも上方へ突出しているため、大引を束に対して位
置決めする作業が容易である。
【0010】大引が束の上面に載置支持されていると共
に連結部材がその取付部の外側部分において束及び大引
の各対向面に固定されているため、束と大引との十分な
接合強度が得られると共に、現場の状況に応じて大引を
切断するなどの現場加工が容易である。
【0011】また、根がらみは、束及び大引に固定され
た連結部材に載置支持されているため、根がらみと束及
び大引との十分な接合強度が得られると共に、現場の状
況に応じて根がらみを切断するなどの現場加工が容易で
ある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1は本発明の一実施例に係るデッキの一
部切截斜視図であって、該デッキは幅寸法が1800m
mに、長さ寸法が3600mmに設定されているが、こ
れらの寸法に限定されないのは当然である。デッキは、
平面視矩形状に配置された複数本例えば6本の束10
と、デッキ幅方向に対向する一対の束10の上面に架設
された複数本例えば3本の大引12と、デッキ長さ方向
に対向する束10同士の間に配設された根がらみ14
と、大引12の上に敷設された床板16と、床板16の
周囲に設けられた鼻隠し17とを備えている。
【0014】図2及び図3は、束10と大引12との接
合構造及び束10と根がらみ14との接合構造を示して
おり、同図において、18は、束10と大引12とを連
結すると共に束10と根がらみ14とを連結する連結部
材である。連結部材18は、断面L字状の型材よりなり
所定間隔すなわち根がらみ14の幅よりも若干大きい間
隔をおいて共に外側へ向き且つ上下方向へ延びるように
設けられた一対の取付部20と、該一対の取付部20の
各内側部分20aの下端同士に架設された板状の載置部
22とからなる。本実施例では、載置部22の突出長さ
は取付部20の内側部分の突出長さよりも大きく設定さ
れているが、取付部20の各内側部分20aと載置部2
2の突出長さとを同じにしてもよい。本実施例において
は、取付部20の内側部分20aの下部はテーパー状に
形成されている。
【0015】連結部材18は、取付部20の上部を束1
0の上面よりも上方へ突出させた状態で取付部20の外
側部分20bにおいて束10の対向面10a及び大引1
2の対向面12aにビス24によりそれぞれ固定されて
いる。
【0016】このように連結部材18の取付部20によ
り束10と大引12とを連結する構造及び前述した大引
12が束10の上面に載置されている構造により、束1
0と大引12との間の十分な接合強度が確保されてい
る。
【0017】また、一の束10の両側の対向面10aに
連結部材18をそれぞれ固定した後に、大引12を一対
の連結部材18の取付部20の外側部分20b同士の間
に挿入するようにして束10の上面に大引12を載置す
ることにより、大引12の束10に対する位置決めは容
易になる。
【0018】さらに、大引12を束10の上面に載置し
た状態で大引12と連結部材18とをビス24により固
定する構造であるため、大引12を現場の状況に応じて
切断するなどの現場加工は容易である。
【0019】根がらみ14は、連結部材18の載置部2
2の上面に載置支持されていると共に、根がらみ14に
形成した貫通孔14aに挿通される締結ボルト26によ
り連結部材18の取付部20の内側部分20aに固定さ
れている。なお、締結ボルト26やビス24の本数波取
付け強度に応じて決定される。本実施例においては、載
置部22を取付部20の内側部分20aよりも多く突出
させたので、根がらみ14の取付けの安定性が向上して
いる。なお、本実施例においては、根がらみ14は大引
12よりも若干下方に位置しているが、根がらみ14と
大引12との高さ関係は特に限定されない。
【0020】前記のような接合構造を採用したため、デ
ッキを屋外において長期間使用しても根がらみ14と束
10及び大引12との十分な接合強度が確保されると共
に、根がらみ14を現場の状況に応じて切断するなどの
現場加工は容易である。
【0021】なお、前記実施例においては、大引12は
単一の部材からなっているが、デッキの幅寸法が大きい
場合などには、2本の大引12を束10の上面で互いに
接合してもよい。
【0022】また、前記実施例においては、部品点数を
少なくするために、束10における根がらみ14が固定
されない面つまりデッキ長さ方向の端部に位置する束1
0の外側の面にも連結部材18を取り付けているが、こ
れは、大引12を一対の連結部材18により挟むことに
より、大引12の位置決めを容易にすると共に束10と
大引12との接合強度の確保を図るためである。従っ
て、図4に示すように、デッキ長さ方向の端部に位置す
る束10の外側の面には連結部材18が取り付けられて
いなくてもよく、大引12の上面又は側面から釘等で固
定したり、又は板状体の結合板を束10と大引12とに
跨がってビス止めしてもよい。
【0023】さらに、前記実施例においては、根がらみ
14が大引12よりも若干下方に位置しているため、連
結部材20の上端は大引12の上面よりも低くなってい
るが、これに代えて、連結部材18の上端を大引12の
上面に揃えてもよい。
【0024】図5は前記実施例に係るデッキの変形例の
平面構造を示している。該変形例は、植木などの障害物
28が存在するためデッキの隅部を切断する必要がある
場合などに適用するものである。なお、図5において
は、図示の都合上、床板16の下方に位置する大引12
及び根がらみ14については実線で示している。また、
同図において、一点鎖線で示す部分は、デッキの隅部の
切断に伴って存在しなくなる部分であるが、参考のため
に示している。
【0025】本変形例においては、前記実施例と同様の
箇所については、前記実施例と同符号を付すことにより
詳細な説明は省略し、前記実施例と異なる箇所について
のみ説明する。
【0026】本変形例においては、図5の上方側には左
右両側に2本の束10が配置され、下方には第1の束1
0A及び第2の束10Bが配置され、右側の上下方向の
中央には第3の束10cが配置されている。
【0027】図5の上方側に位置する大引12は前記実
施例と同様であるが、下方には、第1の束10Aの上面
と第2の束10Bの上面との間に架設された第1の大引
12Aと、第2の束10Bの上面と第3の束10Cの上
面との間に斜め方向に架設された第2の大引12Bとが
設けられている。第2の束10Bの上面において第1の
大引12Aと第2の大引12Bとを接合するために、第
1の大引12Aの右側部分及び第2の大引12Bの左側
部分はそれぞれ切り欠かれている。この場合、第1の大
引12Aと第2の大引12Bとの接合は第2の束10B
の上面においてなされるため、第1の大引12A及び第
2の大引12Bを所定の角度に切断するのみで十分な接
合強度が得られ、従来の構造によると必要であった、だ
ぼやほぞを設けなくてもよい。なお、第2の大引12B
の側部における連結部材18と干渉する部位も適宜切り
欠かれている。このような切り欠き加工及び第1及び第
2の大引12A,12Bの切断加工は現場において容易
に行なわれる。
【0028】上方に位置する大引12の内側の側面に
は、連結部材18が取付部20の上端部において固定さ
れており、該連結部材18の載置部22には中央の根が
らみ14の一端部が載置支持されている。該中央の根が
らみ14の他端部は第2の束10Bに取り付けられた連
結部材18に載置支持されている。なお、図5の右側に
位置する根がらみ12は現場において所定の寸法に切断
加工されている。
【0029】以上説明したように、変形例に係るデッキ
によると、現場での加工が容易であり、障害物28など
があっても容易に対応することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデッ
キによると、連結部材は、その取付部の上部を束よりも
上方へ突出させた状態で取付部の外側部分において束及
び大引の各対向面に固定されていると共にその載置部に
おいて根がらみを載置支持しているため、大引の束に対
する位置決めが容易であり、束と大引との接合強度及び
根がらみと束及び大引との接合強度が十分であり、現場
の状況に応じて大引や根がらみを切断するなどの現場加
工が容易である。
【0031】このため、本発明によると、特別な加工を
施すことなく大引や根がらみを切断するのみでデッキ設
置現場の状況に対応させることができ、また、束と大引
と、束と根がらみとの各接合角度が正確になると共に十
分な接合強度を得ることができるので、デッキを設置現
場に対応させるのに熟練を必要としないと共に現場での
作業時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデッキの一部切截斜視
図である。
【図2】前記一実施例に係るデッキの要部の分解斜視図
である。
【図3】前記一実施例に係るデッキの要部の側面図であ
る。
【図4】前記一実施例に係るデッキの要部の側面図であ
る。
【図5】前記一実施例の変形例に係るデッキの平面図で
ある。
【符号の説明】
10 束 10A 第1の束 10B 第2の束 10C 第3の束 12 大引 12A 第1の大引 12B 第2の大引 14 根がらみ 16 床板 18 連結部材 20 取付部 20a 内側部分 20b 外側部分 22 載置部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の束と、該複数の束の上面に架設さ
    れた複数の大引と、前記複数の束同士の間に前記大引と
    交差する方向へ延びるように設けられた根がらみと、前
    記複数の大引の上に敷設された床板とからなるデッキで
    あって、 断面L字状の部材よりなり所定間隔をおいて共に外側へ
    向き且つ上下方向へ延びるように設けられた一対の取付
    部と、該一対の取付部の各内側部分の下端同士に架設さ
    れた載置部とからなる連結部材を備え、 該連結部材は、前記取付部の上部を前記束よりも上方へ
    突出させた状態で前記取付部の外側部分において前記束
    及び大引のそれぞれの少なくとも一対向面に固定されて
    いると共に、前記載置部において前記根がらみを載置支
    持していることを特徴とするデッキ。
JP30414693A 1993-12-03 1993-12-03 デッキ Expired - Lifetime JP2786590B2 (ja)

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