JP2786208B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2786208B2 JP63244157A JP24415788A JP2786208B2 JP 2786208 B2 JP2786208 B2 JP 2786208B2 JP 63244157 A JP63244157 A JP 63244157A JP 24415788 A JP24415788 A JP 24415788A JP 2786208 B2 JP2786208 B2 JP 2786208B2
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光治 高濱
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はInP基板上にエピタキシヤル成長して作成し
たInAlAs/InGaAs系ヘテロ構造電界効果トランジスタの
高抵抗バツフア層の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、InP基板上に形成されるInxGa1-xAs/InyAl1-yAs
ヘテロ構造FETのInyAl1-yAsバツフア層のIn組成比yはI
nP基板に格子整合するように、0.52の値が用いられてい
た。この最近の良い報告例として1988年春季応用物理学
関係連合講演会予稿集30p−ZB−11/III p.1003において
論じられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
InP基板は1015cm-3程度のn形不純物が含まれ半絶縁
化するためにFeがドーピングされている。上記従来技術
ではこの基板上にIn0.52Al0.48Asバツフアー層をエピタ
キシヤル成長すると、このn形不純物がエピタキシヤル
層中に拡散し、InyAl1-yAsは1015cm-3前後の電子濃度を
持つn形になり、高抵抗になりにくい。従つて、バツフ
アー層リーク電流などの発生により、nチヤンネルInxG
a1-xAs/InyAl1-yAs系FETにおいて、ピンチオフ不良、高
周波特性不良を生じるという問題があつた。
本発明の目的は、高抵抗のInyAl1-yAsバツフアー層を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、InyAl1-yAsバツフアー層
のIn組成yを0.55以上の値とした。
また、Inx(GayAl1-y1-xAs(0≦x≦1,0≦y≦
1)系材料をバッファー層として用いる場合には、In組
成比xを1より小さく、Ga組成比yを0より大きくし、
かつ5.864Å以下ないし5.880Å以上の格子定数を採用す
る。
ここで、バツフアー層の不純物含有量は零(真性)又
は1015cm-3以下のp形不純物である。
〔作用〕
InyAl1-yAsのIn組成比yを0.55以上にすることによつ
てInyAl1-yAs中にデイーブ・トラツプ・レベル(深い電
子捕獲準位)が発生し、InyAl1-yAs中のn形不純物によ
り発生した電子を捕獲し高抵抗になる。
第2図はアンドープInyAl1-yAsバツフアー層中の電子
濃度とyの関係を示したものである。電子濃度はyが0.
51以下で急激に、0.53から0.55にかけてゆるやかに減少
している。
Inx(GayAl1-y1-xAs系材料によるバツフアー層を用
いた場合では、格子定数で5.864Å以下及び5.880Å以上
の範囲で電子濃度の低下がみられた。
なお、当然ながら、これらのバツフアー層にBeやZnな
どのp形不純物を1015cm-3以下ドーピングしてもピンチ
オフ特性改善などにおいて効果があるのは接合論上明ら
かである。
〔実施例〕
実施例1 本発明の実施例1の選択ドープヘテロ構造FETを第1
図により説明する。まず参考例として、バッファー層に
In組成比が0.50のアンドープIn0.50Al0.50Asを用いる場
合を説明する。Feドープ半絶縁性InP基板1上に分子線
エピタキシー法によりアンドープIn0.50Al0.50Asバツフ
アー層2を100nm,アンドープIn0.55Ga0.45As層3を50n
m,アンドープIn0.50Al0.50As層4を2nm,Siドープ(2×
1018cm-3)In0.50Al0.5As層5を15nm,アンドープIn0.50
Al0.50As層6を40nm順次成長した。このウエハ上にAuGe
Niオーミツク電極によりソース7とドレイン8を形成
し、更に、0.6μm長のAlゲート9を形成した。
本実施例によれば、In0.50Al0.50Asバツフアー層2が
高抵抗になり、第3図に示すようなピンチオフ特性の良
好なFETが得られる。一方、バツフアー層に従来のよう
なInPに格子整合するようなIn0.52Al0.48Asを用いた場
合In0.52Al0.48Asは2.5×1015cm-3のn形を示し、第4
図に示すようなピンチオフ特性不良を生じた。
第3図の特性を示したトランジスタはfT=120GHzを示
したが、第4図の特性を示したトランジスタはfT=20GH
zに留まつた。
以上の参考例では、In組成比を0.50としたが、0.55以
上にしても良い。
実施例2 第5図は、p−i−n接合形FETの構造で、FeドープI
nP基板10上にアンドープIn0.50(Ga0.20Al0.800.50As
バツフアー層11を100nm,SiドープIn0.54Ga0.46As層(n
=2×1017cm-3)12を100nm、アンドープIn0.50Al0.50A
s層13を40nm,BeドープIn0.50Al0.50As層(p=5×1018
cm-3)14を10nm,アンドープIn0.50Al0.50As層15を2nm順
次エピタキシヤル成長し、AuGeNi合金でソース電極16,
ドレイン電極17を形成後Alゲート電極(ゲート長0.6μ
m)を形成しFET構造とした。バツフアー層11の格子定
数は5.859Åでキヤリア濃度1012cm-3以下を示し、第3
図と同等の良好なピンチオフ特性が得られた。このトラ
ンジスタはfT=60GHzの高性能を示している。
〔発明の効果〕
本発明によれば高抵抗バツフアー層が再現性良く得ら
れるので、ピンチオフ特性・高周波特性に優れたトラン
ジスタが作製できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1中の参考例の選択ドープInxG
a1-xAs/InyAl1-yAs FETの縦断面図、第2図はアンドー
プInyAl1-yAs層の電子濃度とIn組成比yとの関係を示す
図、第3図は実施例1中の参考例のIn0.50Al0.50Asバツ
フアー層を用いた選択ドープFETの静特性図、第4図は
従来のIn0.52Al0.48Asバツフアー層を用いた選択ドープ
FETの静特性図、第5図は本発明の実施例2のInx(GayA
l1-y1-xAs pin FETの縦断面図である。 1……FeドープInP基板、2……In0.50Al0.50Asバツフ
ア層、3……In0.55Ga0.45As層、4……In0.50Al0.50As
層、5……SiドープIn0.50Al0.50As層、6……In0.50Al
0.50As層、7……ソース電極、8……ドレイン電極、9
……ゲート電極、10……FeドープInP基板、11……In
0.50(Ga0.20Al0.800.50Asバツフアー層、12……Siド
ープIn0.54Ga0.46As層、13……In0.50Al0.50As層、14…
…BeドープIn0.50Al0.50As層、15……In0.50Al0.50As
層、16……ソース電極、17……ドレイン電極、18……ゲ
ート電極。
フロントページの続き (72)発明者 高濱 光治 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 内田 陽子 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−66972(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 29/812

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半絶縁性InP基板上に真性又は1015cm-3
    下のp形不純物を含むInyAl1-yAs(0≦y≦1)バッフ
    ァー層を介してエピタキシャル成長素子部が形成された
    InxGa1-xAs/InyAl1-yAs(0≦x≦1,0≦y≦1)系ヘテ
    ロ構造電界効果トランジスタにおいて、上記InyAl1-yAs
    バッフアー層のIn組成比yは0.55以上であることを特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】上記InyAl1-yAsバッフアー層の厚さは、各
    yにおける転位発生臨界膜厚以下であることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】半絶縁性InP基板上に真性又は1015cm-3
    下のp形不純物を含むInx(GayAl1-y1-xAs(0≦x≦
    1,0≦y≦1)バッファー層を介してエピタキシャル成
    長素子部が形成されたInx(GayAl1-y1-xAs(0≦x≦
    1,0≦y≦1)系ヘテロ構造電界効果トランジスタにお
    いて、上記バッファー層のIn組成比xは1より小さく、
    Ga組成比yは0より大きく、かつ格子定数は5.864Å以
    下ないし5.880Å以上であることを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】上記バッフアー層の厚さはその格子定数に
    おける転位発生臨界膜厚以下であることを特徴とする請
    求項3記載の半導体装置。
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