JP2785761B2 - 交換機の経路選択方法 - Google Patents

交換機の経路選択方法

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JP2785761B2 JP7242856A JP24285695A JP2785761B2 JP 2785761 B2 JP2785761 B2 JP 2785761B2 JP 7242856 A JP7242856 A JP 7242856A JP 24285695 A JP24285695 A JP 24285695A JP 2785761 B2 JP2785761 B2 JP 2785761B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機およびその
接続経路選択方法に関し、特に受信した選択信号に基づ
いてこれに対応する経路を選択する交換網接続方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、交換網は、図5に示すように、
トランク経路53により相互に接続された複数の交換機
51と、交換機51の配下に加入者線54を介して収容
される電話機などの加入者端末設備52とから構成され
ている。各交換機51では、発呼側の加入者端末設備5
2から被呼側の加入者端末設備52まで回線を接続する
という呼の中継処理が実施される。実際に、発呼側の交
換機あるいは加入者端末設備から回線接続要求を受信し
た場合、交換機51は、この回線接続要求とともに発呼
側から受信した選択信号に基づいて、自局に接続されて
いる複数のトランク経路53のうちのいずれかを選択す
る。
【0003】交換機51に接続されている各トランク経
路53には、それぞれ固有の経路選択番号が付与されて
おり、これら対応関係は、図6に示すような経路選択情
報として、予め交換機51に登録されている。ここで
は、各トランク経路53がそれぞれ固有の接続トランク
番号62により管理されており、この接続トランク番号
62と文字情報からなる選択経路番号61とが対応づけ
られて登録されている。
【0004】したがって、交換機51は、受信した選択
信号から所定桁数の文字情報からなる選択番号を導出し
て各経路選択情報と比較し、その比較結果に応じて対応
するトランク経路53を選択するものとなる。従来、こ
のような経路選択情報を用いた接続先経路の選択処理で
は、発呼側から通知された選択番号と、経路選択情報と
して登録されている複数の経路選択番号61とを、それ
ぞれ1桁(1文字)づつ順次比較して、一致あるいは部
分一致するものを検出し、検出された経路選択番号61
に対応する接続トランク番号62に基づいて接続先経路
を選択するものとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、このよう
な従来の接続経路選択方法では、発呼側から通知された
選択番号と経路選択情報として登録されている複数の経
路選択番号とを、1桁(1文字)づつ順次比較するもの
となっているため、発呼側からの選択信号受信から所定
の経路を選択して接続するまでに要する時間が大きく、
特に、選択番号の桁数の増加し、あるいは接続先トラン
ク経路53が増加した場合には、より顕著なものとなる
という問題点があった。例えば、トランク経路53を選
択するために選択番号の桁数が7桁必要な場合には、7
桁分の数字文字を順次比較する必要があるとともに、経
路選択情報として10個のトランク経路が登録されてい
る場合には、最大7×10回分の数字文字の比較を行う
必要があった。
【0006】また、交換機51に予め登録しておく経路
選択情報が増加すると、これに要する記憶媒体も増加す
るという問題点があった。経路選択情報は、交換機内の
呼制御部に組み込まれているメモリが使用されるが、経
路接続情報として前述の図6に示すように、経路選択番
号の各桁を文字として登録する場合には、一般に1文字
につき2バイトの記憶容量を必要とすることから、1つ
の接続トランク番号に対応して必要な記憶容量が増加
し、さらにトランク経路数が多い場合には、使用可能な
記憶容量に限界があることから、すべての経路選択情報
を登録することができないという問題点があった。本発
明はこのような課題を解決するためのものであり、経路
選択処理を高速で実施できるとともに、経路接続情報に
要する記憶容量を削減することができる交換機およびそ
の経路選択方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による交換機の経路選択方法は、任意
の文字情報からなる所定の番号列を各文字情報が示す数
字とその桁位置に基づいてその番号列が示す数値に変換
する数値化手段を設けて、この数値化手段により、各ト
ランク経路に固有の経路選択番号をそれぞれ数値に変換
して経路選択情報として記憶手段に予め登録し、発呼側
から選択番号が通知された場合には、この選択番号を数
値化手段により第1の数値に変換し、記憶手段に登録さ
れている経路選択情報から経路選択番号を示す第2の数
値を順次読出して、第1の数値と第2の数値とを比較
し、その比較結果に応じて経路選択番号に対応するトラ
ンク経路を接続先経路として選択するようにしたもので
ある。したがって、発呼側から通知された選択番号が数
値化手段により第1の数値に変換されるとともに、記憶
手段に登録されている経路選択情報から経路選択番号を
示す第2の数値が順次読出されて、これら第1の数値と
第2の数値とが比較され、その比較結果に応じて経路選
択番号に対応するトランク経路が接続先経路として選択
される。
【0008】また、所定の番号列を所定桁数からなる複
数の番号列に分割する分割手段と、この分割手段により
生成された番号列を各文字情報が示す数字とその桁位置
に基づいてその番号列が示す数値に変換する数値化手段
とを設けて、これら分割手段および数値化手段により、
各トランク経路に固有の経路選択番号をそれぞれ分割し
て複数の数値からなる組に変換し経路選択情報として記
憶手段に予め登録し、発呼側から選択番号が通知された
場合には、分割手段および数値化手段により選択番号を
分割して複数の数値からなる第1の組に変換し、記憶手
段に登録されている経路選択情報から経路選択番号を示
す複数の数値からなる第2の組を順次読出して、第1お
よび第2の組を構成する数値を個々に比較することによ
り第1の組で示される選択番号と第2の組で示される経
路選択番号とを比較し、その比較結果に応じて経路選択
番号に対応するトランク経路を接続先経路として選択す
るようにしたものである。したがって、発呼側から通知
された選択番号が分割手段および数値化手段により分割
されて複数の数値からなる第1の組に変換されるととも
に、記憶手段に登録されている経路選択情報から経路選
択番号を示す複数の数値からなる第2の組が順次読出さ
れて、第1および第2の組を構成する数値が個々に比較
されることにより第1の組で示される選択番号と第2の
組で示される経路選択番号とが比較され、その比較結果
に応じて経路選択番号に対応するトランク経路が接続先
経路として選択される。
【0009】さらに、発呼側から通知された選択番号の
全部または一部を示す第3の数値の桁数を、経路選択情
報として登録されている経路選択番号の全部または一部
を示す第4の数値の桁数にそろえる桁そろえ手段を設け
て、第3の数値と第4の数値とを比較する場合には、桁
そろえ手段により、第3の数値の桁数を第4の数値の桁
数にそろえた後に両者を比較するようにしたものであ
る。したがって、発呼側から通知された選択番号の全部
または一部を示す第3の数値と、経路選択情報として登
録されている経路選択番号の全部または一部を示す第4
の数値とが比較される場合には、桁そろえ手段により、
第3の数値の桁数が第4の数値の桁数にそろえられた後
に両者が比較される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態である交換
機のブロック図であり、同図において、1は交換機、2
は発信レジスタ3および着信レジスタ4を有しトランク
経路5を収容するトランク、6は発信レジスタ7および
着信レジスタ8を有しトランク経路9を収容するトラン
ク、10は経路選択情報17を含む各種呼制御情報を記
憶するメモリ16とプロセッサ11とを有し経路選択処
理を含む各種呼処理を実施する呼処理制御部、19は呼
処理制御部10に対して経路選択情報17を含む各種呼
制御情報を登録する保守端末である。
【0011】プロセッサ11において、12は選択番号
を所定桁数からなる番号列に分割する分割手段、13は
分割手段12により生成された番号列を数値化する数値
化手段、14は発呼側から通知され分割手段12および
数値化手段13により分割・数値化された選択番号に基
づいて経路選択情報17を比較検索し所定の接続先経路
を選択する選択手段、15は比較検索対象となる数値の
桁数をそろえる桁そろえ手段である。
【0012】次に、図1を参照して、本発明の動作を説
明する。発呼側の交換機または加入者端末設備において
呼の接続要求が発生した場合、トランク経路5を介して
交換機1に所定の選択信号が送信される。この選択信号
は、トランク2の着信レジスタ4で受信され、この着信
レジスタ4内で文字情報からなる選択番号に変換され、
呼処理制御部10に通知される。
【0013】これに応じて、呼処理制御部10のプロセ
ッサ11は、分割手段12および数値化手段13を制御
して、通知された選択番号を数組の数値に変換した後、
選択手段14により、メモリ16内に同様の数組の数値
として予め登録されている経路選択番号からなる経路選
択情報17を検索し、両組の一致/不一致を判断する。
この判断結果が一致を示した場合、通知された選択番号
に対応する接続トランク番号をその経路選択情報17か
ら取得し、その接続トランク番号に対応するトランク6
を選択し、その発信レジスタ7を制御してトランク経路
5とトランク経路9とを接続する。
【0014】次に、図2を参照して、発呼側から通知さ
れた選択番号、または保守端末19から入力された経路
選択番号を数組の数値に変換する分割手段12および数
値化手段13の動作について説明する。発呼側あるいは
保守端末19から呼処理制御部10に入力された選択番
号は、文字列20としてプロセッサ11に通知される。
これに応じて、プロセッサ11は分割手段12を制御し
て、この文字列20を所定桁数ごとに分割し、文字情報
からなる番号列21〜23を生成する。
【0015】この場合の分割単位となる桁数は、プロセ
ッサ11が整数値として演算可能な最大の整数型が基準
となる。例えば、プロセッサ11の演算処理にて扱える
最大の整数型が2バイトである場合、符号なしでは「0
〜65535(=216)」(C言語で定義されるuns
igned short型と同等)、また符号付きでは
「0〜32767(=215)」(C言語で定義されるs
hort型と同等)の整数の演算処理が可能である。
【0016】実際には、選択番号として「0〜9」が任
意に使用されることから、これら選択番号を整数と見な
して数値化する場合、実質的には「0〜9999」の4
桁の整数を扱えることになり、この場合の分割単位とな
る桁数は4桁となる。したがって、10桁の文字列2
0”0123456789”は、先頭から4桁づつ分割
され、4桁の番号列21”0123”および番号列2
2”4567”と、残り2桁の番号列23”89”が生
成される。
【0017】なお、プロセッサ11の演算処理にて扱え
る最大の整数型が4バイトである場合には、符号なしで
「0〜429496795(=232)」(C言語で定義
されるunsigned long型と同等)、また符
号付では「0〜214748367(=231)」(C言
語で定義されるlong型と同等)の整数の演算処理が
可能であり、実質的には「0〜999999999」の
9桁の整数を扱えることになる。したがって、この場
合、10桁の文字列20”0123456789”は、
先頭から9桁づつ分割され、9桁の番号列”01234
5678”と残り1桁の番号列”9”が生成されること
になる。
【0018】また、このような選択番号の分割処理は、
プロセッサ11にて演算処理可能な数値の桁数に限界が
ある場合に不可欠な処理であるが、逆に、プロセッサ1
1にて演算処理可能な最大の整数型で選択番号を問題な
く扱える場合、このような分割手段12を設けて分割処
理を行う必要はない。例えば、プロセッサ11にて演算
処理可能な最大の整数型が4バイトであり、数値に変換
すべき選択番号の最大桁数が7桁である場合には、前述
のとおり、7桁の整数値を4バイトの整数型としてプロ
セッサ11にて問題なく扱うことが可能であり、分割処
理を必要としない。
【0019】このようにして、入力された選択番号がプ
ロセッサ11にて演算処理可能な所定桁数の番号列に分
割され、続いて数値化手段13により、これら番号列の
数値化が行われる。なお数値化とは、例えば”1”,”
2”という各種文字列データで入力された番号列を「1
2」という数値データに変換する処理を示している。ま
ず、各番号列において、先頭桁の数字が”0”でない場
合、および番号列の桁数が分割基準の桁数に満たない場
合には、そのまま整数で読み直し、その整数値をその番
号列が示す数値とする。前述の図2では、番号列22,
23がその対象となり、それぞれ”4567”が「45
67」という整数値26に変換されるとともに、”8
9”が「89」という整数値27に変換される。
【0020】一方、数値変換すべき番号列の先頭桁が”
0”である場合には、そのまま整数に読み直すと先頭桁
の”0”が消えてしまうため、その番号列の先頭桁より
1つ上(左側)の桁に文字”1”を付加するとともに、
さらに負符号”−”を付加して整数値に読み直すものと
する。前述したように、番号列の分割基準となる桁数
は、プロセッサ11にて演算処理可能な最大の整数型に
より決定されるが、この整数型で扱える最大数値の最上
位桁には「0〜9」のすべてを扱えるわけではないこと
から、この桁数より1桁少ない桁数にて分割処理され
る。
【0021】したがって、分割基準となる整数型で表現
される最上位桁が演算処理にて使用されていないことに
着目し、この桁を利用して先頭桁の数字が”0”である
番号列を数値化するものである。また、単に文字”1”
を付加して整数値に読み直した場合には、最上位桁の文
字が”1”である番号列を整数値に読み直した場合と同
じ値となってしまうことから、これらを区別するために
負符号を付加するようにしたものである。
【0022】例えば、プロセッサ11が演算処理可能な
最大の整数型が2バイトである場合には、前述のとお
り、扱える最大の数値が「0〜65535」の5桁であ
るが、その最上位桁は「0〜6」しか現れないことか
ら、実際には4桁の番号列に分割される。しかし、最上
位桁として扱う数値を「0〜6」に限定すれば、5桁の
数値が扱えることに着目し、最上位桁として文字”1”
と負符号を付加して”0”で始まる番号列を数値化する
わけである。
【0023】したがって、図2において番号列21”0
123”をそのまま整数値に読み直した場合には数値
「123」となり、これは先頭に”0”がない番号列”
123”と同じ値となってしまうが、前述の方法によれ
ば、番号列21”0123”が番号列”−10123”
に変換された後、「−10123」という数値25に変
換され、両者が区別される。別の例として、番号列”0
045”は、「−10045」という数値に変換され
る。
【0024】また、分割単位の桁数に満たない番号列に
おいて先頭桁が”0”の場合にも、前述と同様に、最上
位桁として”1”を付加するとともに負符号を付加した
後、整数値に読み直す。したがって、例えば、プロセッ
サ11が演算処理可能な最大の整数型が2バイトである
場合、分割単位の桁数4桁よりも少ない桁数の番号列”
092”は、”−1092”に変換された後、「−10
92」という数値に変換される。
【0025】このようにして、発呼側または保守端末1
9から、図2に示すような選択番号20”012345
6789”が入力された場合には、前述のような数値化
処理が実施され、数値25「−10123」、数値26
「4567」および数値27「89」という3つの数値
の組に変換される。
【0026】これら数値の組は、メモリ16内の経路選
択情報17として、図3に示すように登録される。同図
において、31は経路選択番号を示す複数の数値、32
はこれに対応する経路の接続トランク番号である。メモ
リ16内には、予め各経路選択情報17を格納するのに
必要なメモリ領域を確保しておく必要があり、その容量
は、前述した数値化処理にて基準となった整数型のバイ
ト数と分割数に依存する。
【0027】例えば、経路を選択する選択番号として7
桁の番号が必要であって、かつ、プロセッサ11にて演
算処理可能な最大の整数型が2バイト(分割単位4桁)
である場合には、前述のとおり番号列の分割数が2とな
る。したがって、1つの経路選択情報あたり2つの配列
要素を有する2バイトの符号付整数型配列を領域宣言し
ておけばよいことになる。
【0028】次に、図4を参照して、発呼側から通知さ
れた選択番号に基づいて経路選択情報を検索し所定の接
続先経路を選択する選択手段14の動作について説明す
る。図4は選択手段の動作を示す説明図である。まず、
選択信号によって発呼側交換機または加入者端末設備か
ら通知された選択番号は、前述の分割手段12および数
値化手段13によって複数の数値の組(第1の組:以
下、組Aという)に変換される。
【0029】次に、メモリ16内の経路選択情報17か
ら、それぞれの経路に対応する経路選択番号を示す数値
の組(第2の組:以下、組Bという)が順に読出され、
組Aと比較される。この場合、両組を構成するそれぞれ
の数値が個々に比較される。例えば、プロセッサ11に
て演算処理可能な最大の整数型が2バイトである場合、
図4に示すように、発呼側から通知された選択番号4
1”0123456”は、4桁づつ分割されて、数値A
1「−10123」と数値A2「456」に数値化され
る。
【0030】一方、メモリ16から経路選択情報17と
して、経路選択番号”012345”を示す数値B1
「−10123」と数値B2「45」とが読出された場
合、これら組を構成する数値A1とB1、数値A2とB
2が、それぞれ個々に比較される。この場合、両数値の
排他的論理和が算出され、その結果が「1」である場合
には両数値が一致していると判断される。
【0031】したがって、数値A1「−10123」と
数値B1「−10123」とは一致するが、数値A2
「456」と数値B2「45」とは一致しないことか
ら、A組とB組とは一致しないと判断され、発呼側から
入力された選択番号41と、メモリ16の経路選択情報
17からB組として読出された経路選択番号とは異なる
ものとなり、この経路選択番号に対応する経路が所望と
する接続先の経路ではないと判断される。
【0032】なお、実際の交換機の経路選択処理におい
て、発呼側から通知された選択番号の桁数が、経路選択
情報として登録されている経路選択番号の桁数よりも大
きい場合でも、経路選択番号のすべての数字が選択番号
の先頭から比較して一致すれば、接続先として選択する
場合もある。例えば、前述の図4では、選択番号41”
0123456”と経路選択番号42”012345”
を比較する場合、経路選択番号42のすべての桁が選択
番号41の先頭から部分的に一致している。
【0033】このような部分的な一致を検出する場合に
は、それぞれの組の数値を比較する際に、まず両数値の
桁数を比較し、桁数が一致すれば前述のように両者の排
他的論理和(EX−OR)を算出し、その結果に応じて
一致/不一致を判断する。また、桁数が異なる場合に
は、桁そろえ手段15により桁数の大きい選択番号側す
なわちA組側の数値(第3の数値)を、桁数の小さい経
路選択番号側すなわちB組側の数値(第4の数値)にそ
ろえた後、両者の排他的論理和(EX−OR)を算出
し、その結果に応じて一致/不一致を判断する。
【0034】桁数をそろえる方法については、例えば、
数値A2を数値B2と同じ桁数にそろえたものを数値A
3とすると、数値A3は次のような演算式に基づいて求
められる。 A3=int(A2/10n ) n =int(log10(A2))−int(log10
(B2)) ここでint(X)は、数値Xの小数点以下を切り捨て
て整数値のみを返すint関数を示している。
【0035】前述の演算式において、nは数値A2とB
2との桁数差を示しており、数値A2を桁数差分だけ
「10」で除算した後、その整数部分のみをint関数
で抽出するものとなっている。このようにして求めた数
値A3と数値B2とを比較し、図4の場合にはどちらも
「45」となって一致することから、このB組に対応す
る経路選択情報17から接続先トランク番号を取得し、
その接続トランク番号に対応するトランク6(図1参
照)を選択し、その発信レジスタ7を制御してトランク
経路5とトランク経路9とを接続するものとなる。
【0036】このように、呼処理制御部10のプロセッ
サ11内に、数値化手段13および選択手段14を設け
て、発呼側から通知された選択番号を数値(第1の数
値)に変換し、同様にして経路選択番号を示す数値(第
2の数値)が予め登録されている経路選択情報17を検
索し、その検索結果に応じて接続先経路を選択するよう
にしたので、従来のように、選択番号および経路選択番
号を構成する文字を1桁づつ順次比較する場合と比べて
比較回数が大幅に削減され、発呼側からの選択信号受信
から所定の経路を選択して接続するまでに要する時間を
短縮することが可能となり、特に、選択番号の桁数の増
加し、あるいは接続先トランク経路が増加した場合に
は、より顕著に処理時間が短縮される。
【0037】さらに、経路選択情報17を構成する経路
選択番号を、数値化手段13により数値に変換した後、
メモリ16に登録するようにしたので、従来のように文
字情報として登録する場合と比較して、1つの接続トラ
ンク番号に対応して必要な記憶容量を低減することが可
能となり、より多くのトランク経路に対応する経路選択
情報17を登録することができるとともに、呼処理制御
部10内のメモリ16を有効に使用することができる。
【0038】また、プロセッサ11内に分割手段12を
設けて、入力された選択番号をプロセッサ11にて演算
処理可能な最大の整数型で扱える桁数の番号列に分割し
た後、数値化手段13により複数の数値に変換するよう
にしたので、プロセッサ11にて演算処理可能な数値の
桁数が選択番号の最大桁数より小さい場合でも、問題な
く扱うことが可能となる。
【0039】さらに、プロセッサ11内に桁そろえ手段
15を設けて、発呼側から通知された選択番号を示す数
値の桁数が、経路選択番号を示す数値の桁数より大きい
場合には、この桁そろえ手段15により、選択番号を示
す数値の桁数を経路選択番号を示す数値の桁数にそろえ
た後、両者を比較するようにしたので、先頭から数桁が
同一である複数の選択番号に対応する共通の接続先とし
て、1つの経路選択番号が対応づけられている場合で
も、正確に接続先経路を選択することが可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、任意の
文字情報からなる所定の番号列を各文字情報が示す数字
とその桁位置に基づいてその番号列が示す数値に変換す
数値化手段を設けて、この数値化手段により、経路選
択番号を数値に変換して予め登録しておき、発呼側から
通知された選択番号を数値化手段により第1の数値に変
換するとともに、経路選択番号を示す第2の数値を順次
読出して、第1の数値と第2の数値とを比較し、その比
較結果に応じて接続先経路を選択するようにしたので、
従来のように、選択番号および経路選択番号を構成する
文字を1桁づつ順次比較する場合と比べて比較回数が大
幅に削減され、発呼側からの選択信号受信から所定の経
路を選択して接続するまでに要する時間を短縮すること
が可能となり、特に、選択番号の桁数の増加し、あるい
は接続先トランク経路が増加した場合には、より顕著に
処理時間が短縮される。さらに、経路選択情報を構成す
る経路選択番号を数値に変換して登録するようにしたの
で、従来のように1文字につき2バイトを要する文字情
報として登録する場合と比較して、1つの接続トランク
番号に対応して必要な記憶容量を削減することが可能と
なり、より多くのトランク経路に対応する経路選択情報
を登録することができるとともに、記憶手段を有効に使
用することができる。
【0041】また、所定の番号列を所定桁数からなる複
数の番号列に分割する分割手段と、この分割手段により
生成された番号列を各文字情報が示す数字とその桁位置
に基づいてその番号列が示す数値に変換する数値化手段
とを設けて、これら分割手段および数値化手段により、
各トランク経路に固有の経路選択番号をそれぞれ分割し
て複数の数値からなる組に変換して登録しておき、発呼
側から通知された選択番号を分割手段および数値化手段
により複数の数値からなる第1の組に変換するととも
に、経路選択番号を示す複数の数値からなる第2の組を
順次読出して、第1および第2の組を構成する数値を個
々に比較することにより第1の組で示される選択番号と
第2の組で示される経路選択番号とを比較し、その比較
結果に応じて接続先経路を選択するようにしたので、プ
ロセッサ11にて演算処理可能な数値の桁数が選択番号
の最大桁数より小さい場合でも、問題なく扱うことが可
能となる。
【0042】さらに、発呼側から通知された選択番号の
全部または一部を示す第3の数値の桁数を、経路選択情
報として登録されている経路選択番号の全部または一部
を示す第4の数値の桁数にそろえる桁そろえ手段を設け
て、第3の数値と第4の数値とを比較する場合には、桁
そろえ手段により、第3の数値の桁数を第4の数値の桁
数にそろえた後に両者を比較するようにしたので、先頭
から数桁が同一である複数の選択番号に対応する共通の
接続先として、1つの経路選択番号が対応づけられてい
る場合でも、正確に接続先経路を選択することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による交換機のブロッ
ク図である。
【図2】 分割手段および数値化手段の動作を示す説明
図である。
【図3】 経路選択情報を示す説明図である。
【図4】 選択手段の動作を示す説明図である。
【図5】 一般的な交換網を示す説明図である。
【図6】 従来の経路選択情報を示す説明図である。
【符号の説明】
1…交換機、2,6…トランク、3,7…発信レジス
タ、4,8…着信レジスタ、5,9…トランク経路、1
0…呼処理制御部、11…プロセッサ、12…分割手
段、13…数値化手段、14…選択手段、15…桁そろ
え手段、16…メモリ、17…経路選択情報、19…保
守端末。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機間を接続する複数のトランク経路
    を収容するとともに、各トランク経路に固有の経路選択
    番号を経路選択情報として記憶する記憶手段を有し、任
    意のトランク経路を介して発呼側から通知された選択番
    号に基づいて経路選択情報を検索することにより、所定
    のトランク経路を接続先経路として選択して発呼側トラ
    ンク経路と接続する交換機において、任意の文字情報からなる所定の番号列を各文字情報が示
    す数字とその桁位置に基づいてその番号列が示す数値に
    変換する 数値化手段を設けて、 この数値化手段により、各トランク経路に固有の経路選
    択番号をそれぞれ数値に変換して経路選択情報として記
    憶手段に予め登録し、 発呼側から選択番号が通知された場合には、 この選択番号を数値化手段により第1の数値に変換し、 記憶手段に登録されている経路選択情報から経路選択番
    号を示す第2の数値を順次読出して、第1の数値と第2
    の数値とを比較し、 その比較結果に応じて前記経路選択番号に対応するトラ
    ンク経路を接続先経路として選択するようにしたことを
    特徴とする交換機の経路選択方法。
  2. 【請求項2】 交換機間を接続する複数のトランク経路
    を収容するとともに、各トランク経路に固有の経路選択
    番号を経路選択情報として記憶する記憶手段を有し、任
    意のトランク経路を介して発呼側から通知された選択番
    号に基づいて経路選択情報を検索することにより、所定
    のトランク経路を接続先経路として選択して発呼側トラ
    ンク経路と接続する交換機において、 任意の文字情報からなる所定の番号列を所定桁数からな
    る複数の番号列に分割する分割手段と、この分割手段により生成された番号列を各文字情報が示
    す数字とその桁位置に基づいてその番号列が示す数値に
    変換する 数値化手段とを設けて、 これら分割手段および数値化手段により、各トランク経
    路に固有の経路選択番号をそれぞれ分割して複数の数値
    からなる組に変換し経路選択情報として記億手段に予め
    登録し、 発呼側から選択番号が通知された場合には、 分割手段および数値化手段により前記選択番号を分割し
    て複数の数値からなる第1の組に変換し、 記憶手段に登録されている経路選択情報から経路選択番
    号を示す複数の数値からなる第2の組を順次読出して、
    第1および第2の組を構成する数値を個々に比較するこ
    とにより第1の組で示される選択番号と第2の組で示さ
    れる経路選択番号とを比較し、 その比較結果に応じて前記経路選択番号に対応するトラ
    ンク経路を接続先経路として選択するようにしたことを
    特徴とする交換機の経路選択方法。
  3. 【請求項3】 請求項1および2記載の交換機の経路選
    択方法において、 発呼側から通知された選択番号の全部または一部を示す
    第3の数値の桁数を、経路選択情報として登録されてい
    る経路選択番号の全部または一部を示す第4の数値の桁
    数にそろえる桁そろえ手段を設けて、 第3の数値と第4の数値とを比較する場合には、桁そろ
    え手段により、第3の数値の桁数を第4の数値の桁数に
    そろえた後に両者を比較するようにしたことを特徴とす
    る交換機の経路選択方法。
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