JP2785490B2 - 農薬組成物、製剤及び製法 - Google Patents

農薬組成物、製剤及び製法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、農薬組成物に関するものである。詳しくは
断面が網状の膨化成形体からなる見掛け密度が1g/cm3
下(好ましくは1g/cm3未満)の水浮遊型の農薬組成物に
関するものである。
ここで「膨化成形体」とは、加熱や圧力変化、化学変
化等によって膨張し、その結果内部に孔を有するに到っ
た物体をいう。「水浮遊型の農薬組成物」とは、水中又
は水面に浮遊して農薬活性成分を放出することができる
組成物をいう。
背景技術 農薬組成物には、農薬活性成分の種類や適用場所、使
用目的等によって種々のものがある。その一つに水浮遊
型の農薬組成物がある。
水浮遊型の農薬組成物は、沈降型の農薬組成物と異な
り、農薬組成物自体やそこから遊離する農薬活性成分が
土壌に吸着されにくいため、水面展開性に優れている。
また、水面に浮遊する農薬組成物においては農薬活性成
分の種類により空中に農薬活性成分をガスとして放出さ
せることができる。
現在、水浮遊型の農薬組成物としては、軽石、蛭石、
合成樹脂といった担体に農薬活性成分を保持したもの
(特公昭44−8600号公報、特公昭48−1180号公報、特開
昭55−139308号、特開昭63−99327号公報、特開平5−1
55703号公報など)、農薬活性成分を溶剤や界面活性剤
等と一緒に溶解した油状物(特開平5−78207号公
報)、農薬活性成分、炭酸塩、水溶性固体酸及び無機浮
遊性物質を含有する組成物を水溶性高分子フィルムで包
装したもの(特開平5−139906号公報)、農薬活性成分
を含有する粒剤を撥水剤と拡展剤とで被覆し、水溶性物
質を加えてシートに包んだもの(特開平5−194104号公
報)などが知られている。これらの組成物は、いずれも
何らかの浮遊性を付与する物質によって浮遊能を得てい
る。
一方、多軸型エクストルーダーは、1軸型エクストル
ーダーとは性能、用途等を全く異にするスクリュー式混
練押出機の一つである。多軸型エクストルーダーは、複
数のスクリューが互いに絡み合い干渉しあって物理的に
高いエネルギーを発生させることができるので、1軸型
エクストルーダーでは得られない処理を原料に施すこと
ができる。多軸型エクストルーダーは、主に食品分野や
プラスチック分野で発展し、食品(穀類、タンパク、蓄
肉、魚肉等)の加工やプラスチックの射出成形等に広く
利用されている。最近、医薬品分野における利用も報告
されている(PCT WO92/18106、PCT WO94/08568、PCT WO
95/05809など)。
食品分野では、多軸型エクストルーダーを用いて膨化
成形体を得る技術がある(特開平5−284926号公報、特
開平5−192083号公報、特開平5−23125号公報、特開
平1−252267号公報、特開昭61−9253号公報など)。し
かし、いずれの技術も食品分野特有の問題を解決する技
術(食感改良など)であり、農薬分野に転用することが
できる問題に関する技術ではない。
発明の開示 本発明の主な目的は、従来の水浮遊型農薬組成物とは
全く異なる形態の水浮遊型農薬組成物を提供することに
ある。即ち、浮遊性を担体や油等の物質によって獲得す
るのではなく、実質的に組成物そのものが有する多数の
微細な空隙によって獲得する水浮遊型の農薬組成物を提
供することにある。
本発明者らは、種々検討の結果、上記目的を達成しう
る水浮遊型の農薬組成物を見出し、本発明を完成した。
本発明に係る水浮遊型の農薬組成物(以下、「本発明
組成物」という)は、高分子化合物を主体として含有
し、その他に少なくとも農薬活性成分及び膨化補助剤を
含有するものであって、かつ断面が網状である膨化成形
体からなる見掛け密度が1g/cm3以下のものである。
ここで「主体」とは、全構成成分中、最も含有量の多
い構成成分であることをいう。
以下、本発明性物を詳述する。
本発明組成物は、見掛け密度が1g/cm3以下であること
から水中又は水面に浮遊することができる。但し、見掛
け密度が1g/cm3未満であるものが好ましい。水面に浮遊
する農薬組成物の方が水面展開性に優れており、また空
中に農薬活性成分をガスとして放出しうる組成物とする
ことができるからである。
本発明組成物は、断面が網状であることから内部に独
立閉鎖された微細な孔を多数保有する。
本発明に係る高分子化合物としては、例えば、セルロ
ース誘導体、デンプン誘導体、ポリアクリル酸誘導体、
ポリビニル誘導体、蛋白質類、ゴム類などを挙げること
ができる。この中には親水性のものも疎水性のものもあ
るが、本発明ではいずれも使用することができる。本発
明においてはセルロース誘導体が好ましい。
本発明に係る親水性の高分子化合物としては、例え
ば、次のものを挙げることができる。
1.セルロース誘導体 メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
カルボキシエチルセルロース、カルボキシプロピルセル
ロース。
2.デンプン誘導体 アルファ化デンプン、アルファ化アミロデンプン、カ
ルボキシエチルデンプン、カルボキシメチルデンプン、
酸化デンプン、プルラン。
3.ポリアクリル酸誘導体 ポリアクリル酸のアルカリ塩、ポリメタアクリル酸の
アルカリ塩。
4.ポリビニル誘導体 ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール。
5.蛋白質類 ゼラチン、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、グル
テン。
6.ゴム類 アラビアゴム、トラガント、カラギナン。
本発明に係る疎水性の高分子化合物としては、例え
ば、次のものを挙げることができる。
1.セルロース誘導体 エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースアセテートサクシネート、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースフタレート、カルボキシメチルエチルセル
ロース、酢酸フタル酸セルロース。
2.ポリアクリル酸誘導体 メタアクリル酸コポリマー、アミノアルキルメタアク
リレートコポリマー。
上記親水性及び疎水性の高分子化合物は、二種以上を
含有していてもよく、親水性の高分子化合物と疎水性の
高分子化合物との混合物を含有していてもよい。いずれ
も本発明の目的を充分に達成することができる。
本発明に係る親水性の高分子化合物は、水と接触する
とゲルを形成し、付着性を示しうるものである。従っ
て、かかる親水性の高分子化合物の割合を多くすると、
風雨による片寄りや流出、飛散をある程度防止すること
ができる。また適用植物の株元で効果的に農薬活性成分
を放出することができる。更に、本発明組成物が有害生
物に直接付着し、防除や殺傷を効果的に行うことができ
る。このような付着性による効果は、これまでの農薬組
成物では認められなかった効果である。
本発明に係る疎水性の高分子化合物は、組成物の水中
での崩壊又は溶解の抑制に寄与することができる。従っ
て、かかる疎水性の高分子化合物の割合を多くすると、
長時間の浮遊を確保することができる。また農薬活性成
分の放出を遅延させることができ、農薬活性成分の効力
を長時間維持できる。
高分子化合物の構成比率は、高分子化合物、他の構成
成分、目的とする本発明組成物等によって異なるが、25
〜94%(w/w)が適当であり、好ましくは40〜80%(w/
w)、更に好ましくは50〜70%(w/w)である。この構成
比率が25%(w/w)より小さいものも他の構成成分によ
っては本発明組成物の形態を有する場合があるが、付着
性や徐放性が充分に得られない場合がある。
膨化補助剤は、本発明組成物の内部に多数の独立閉鎖
された微細均一な孔を与えるための添加剤である。この
膨化補助剤は、後述する多軸型エクストルーダーで本発
明組成物を製造する際に沸石作用に似た効果を原料に与
えるものと考えられる。この膨化補助剤がなければ多軸
型エクストルーダーにより本発明組成物を得ることがで
きない。従って、膨化補助剤は、本発明にとって極めて
重要な構成要素である。
本発明で使用しうる膨化補助剤としては、例えば、タ
ルク、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミ
ニウム、リン酸水素カルシウム、炭酸カルシウム、沈降
炭酸カルシウム、炭酸水素カルシウムなどを挙げること
ができる。これら膨化補助剤は、二種以上を含有してい
てもよい。二種以上を含有していても膨化補助剤として
の目的を果たすことができる。
膨化補助剤の構成比率は、膨化補助剤、他の構成成
分、目的とする本発明組成物等によって異なるが、5〜
40%(w/w)が適当であり、好ましくは10〜30%(w/
w)、更に好ましくは15〜20%(w/w)である。この構成
比率が5%(w/w)より小さいものは、充分に微細均一
な孔を有しない場合があり、40(w/w)%より大きいも
のは、本発明組成物の形態を有しない場合がある。
本発明で使用しうる農薬活性成分としては、特に制限
はないが、例えば以下のものを挙げることができる。
1.除草剤 オキサジアゾン、ピラゾレート、メフェナセット、プ
レチラクロール、ベンタゾン、ピペロホス、ダイムロ
ン、ピラゾスルフロンエチル、ナプロアニリド、ベンス
ルフロンメチル、シメトリン、アラクロール、メトラク
ロール、アトラジン、シアナジン、トリフルラリン。
2.殺虫剤 ダイアジノン、シクロプロトリン、ベンスルタップ、エ
トフェンプロックス、ジメトエート、ププロフェジン、
MEP、MICP、MPMC、エチオフェンカルブ、ベンフラカル
ブ、アセフェート。
3.殺菌剤 プロベナゾール、IBP、EDDP、イソプロチオラン、メ
プロニル、ペンシクロン、チオファネートメチル、ヘキ
サコナゾール、フライサイド、ビテルタノール、トリフ
ルミゾール、トリシクラゾール、ホセチル、バリダマイ
シン。
これらの農薬活性成分は、二種以上を含有していても
よい。
農薬活性成分の構成比率は、農薬活性成分、他の構成
成分、目的とする本発明組成物等によって異なるが、0.
01〜45%(w/w)が適当であり、好ましくは0.1〜30%
(w/w)、更に好ましくは1〜20%(w/w)である。この
構成比率が0.01%(w/w)より小さいものは農薬活性成
分の効果を発揮できない場合があり、45%(w/w)より
大きいものは本発明組成物の形態を有しない場合があ
る。
上述した高分子化合物、農薬活性成分及び膨化補助剤
に加えて油脂及び/又は界面活性剤を配合した断面が網
状の膨化成形体からなる見掛け密度が1g/cm3以下(好ま
しくは1g/cm3未満)の農薬組成物も本発明組成物であ
る。
油脂を配合することにより、主に撥水性や水面展開性
を高めることができ、また後述する多軸型エクストルー
ダーによる本発明組成物の製造を円滑に行うことができ
る(流動化剤的効果)。界面活性剤を配合することによ
り、主に水面展開性を高めることができる。また油脂
は、農薬組成物からの農薬活性成分の放出を抑える働き
をも有する。従って、徐放化を望む場合に油脂を加える
ことができる。
本発明で使用しうる油脂は、植物油脂、動物油脂、脂
肪油、固体油等いずれであってもよく、例えば以下のも
のを挙げることができる。
1.高級脂肪酸 ラウリン酸、トリデカ酸、ミリスチン酸、ペンタデカ
ン酸、パルミチン酸、マーガリン酸、ステアリン酸、ノ
ナデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、
セロチン酸、モンタン酸。
2.高級脂肪酸エステル誘導体 先に掲げた高級脂肪酸のグリセリン、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ソルビトール、ポリエチ
レングリコール等のエステル、動物、植物から得られる
飽和脂肪酸のグリセライド、及びその混合物、並びにこ
れら動植物由来のグリセライドの硬化油脂。オレイン
酸、リノール酸、リノレン酸、リシノール酸等の不飽和
脂肪酸のグリセライド、およびその混合物。
3.高級アルコール ペンタデカノール、ヘキサデカノール、セチルアルコ
ール、ヘプタデカノール、ステアリルアルコール、ノナ
デカノール、エイコサノール、羊毛アルコール、コレス
テロール。
4.高級アルコールエステル誘導体 コレステリールパルミテート、植物ステロールのパル
ミテート。
本発明で使用しうる界面活性剤としては、農薬製剤で
通常使用される非イオン性、陰イオン性、陽イオン性の
ものを挙げることができ、具体的には例えば、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンヘキシタン脂肪酸エステル、
ポリアルキレングリコールアルキルエーテル、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ナフチ
ルメタンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩など
を挙げることができる。
これら油脂及び界面活性剤は、いずれか一方だけ配合
していてもよく、両方を配合していてもよい。また、そ
れぞれ二種以上を含有していてもよい。いずれも油脂及
び界面活性剤としての前記目的を果たすことができる。
油脂及び界面活性剤全体の構成比率は、油脂、界面活
性剤、他の構成成分、目的とする本発明組成物等によっ
て異なるが、0.1〜20%(w/w)が適当であり、好ましく
は0.5〜10%(w/w)、更に好ましくは1〜5%(w/w)
である。この構成比率が20%(w/w)より大きいと本発
明組成物の形態を有しない場合がある。
その他、さらに農薬放出調節剤や可塑剤などを配合し
たものであって、断面が網状の膨化成形体からなる見掛
け密度が1g/cm3以下(好ましくは1g/cm3未満)のものも
本発明組成物である。
ここで「農薬放出調節剤」とは、本発明組成物からの
農薬活性成分の放出速度を調節することができる物質を
いう。本発明で使用しうる農薬放出調節剤としては、例
えば前記した油脂、前記した疎水性高分子化合物、前記
した親水性高分子化合物、水との接触により膨潤作用を
有する低置換度ヒドロキシプロピルセルロースや微結晶
セルロース等の崩壊剤などを挙げることができる。油脂
や疎水性高分子化合物は農薬活性成分の放出を抑制する
ことができ、親水性高分子化合物や崩壊剤は農薬活性成
分の放出を促進することができる。
農薬放出調節剤は、全構成比率の45%(w/w)程度ま
でを配合することができる。
本発明で使用しうる可塑剤としては、例えばポリエチ
レングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、
クエン酸トリエチルなどを挙げることができる。これら
可塑剤は、二種以上を含有していてもよい。二種以上を
含有していても可塑剤としての目的を果たすことができ
る。
本発明組成物は、例えば、全構成成分(高分子化合
物、農薬活性成分、膨化補助剤、その他の構成成分)と
水とを多軸型エクストルーダー(以下単に「エクストル
ーダー」という)により一括処理することによって製造
することができる。
ここで「一括処理」とは、全構成成分と水とに対して
実質同時に剪断処理、混合処理、連合処理、圧縮処理、
押出し処理等のエクストルーダーが有する処理を行うこ
とをいう。
エクストルーダーの主要部は、バレルと呼ばれる筒、
出口に相当するダイ、及び種々のスクリューエレメント
を搭載したスクリューから主に構成されている。バレル
は通常複数あり、その中をスクリューが貫通している。
スクリューエレメントには、台形スクリューエレメン
ト、台形カットスクリューエレメント、台形リバースカ
ット、ボールスクリューエレメント、ニーディングパド
ル(ニーディングディスクともいう)等のタイプがあ
り、その組合せは任意に行うことができる。バレル内に
送られた構成成分は、スクリューによりバレル内を移動
し、バレル内でニーディングパドル等のスクリューエレ
メントにより剪断、混合等の処理がなされ、ダイの細孔
から押し出される。通常、各バレル及びダイは独立して
温度調節ができるようになっている。
本発明では、食品分野やプラスチック分野等で一般に
使用されている、高水分・高油分原料の搬送機能、混合
機能、剪断機能、圧縮機能、粉砕機能及び加熱機能とい
った基本特性を備えたエクストルーダーであればそのま
ま使用することができる。なお、2本のスクリューを有
する2軸型エクストルーダーを用いれば充分に本発明組
成物を得ることができる。
また、エクストルーダーには、非噛み合い型異方向又
は同方向回転エクストルーダーや完全又は一部噛み合い
型異方向又は同方向回転エクストルーダーなど種々のタ
イプのものがある。本発明では、完全噛み合い型同方向
回転エクストルーダーを用いるのが好ましく、特に軸上
にニーディングパドル(ニーディングディスク)を有す
る完全噛み合い型同方向回転2軸エクストルーダーが好
ましい。
エクストルーダーでの一括処理は、エクストルーダー
の全バレル及びダイ内で必ずしも行われなければならな
いものではない。あるバレル内以降において一括処理さ
れれば、本発明組成物を得ることができる。
エクストルーダーで一括処理する方法として、全構
成成分(高分子化合物、農薬活性成分、膨化補助剤、そ
の他の構成成分)と水とを予め混合し、これをエクスト
ルーダーの主供給孔から供給して一括処理する方法、
全構成成分を予め混合し、これをエクストルーダーの主
供給孔から供給し、水を補助供給孔から供給して一括処
理する方法、構成成分の中「いくつかの構成成分」を
予め混合し、これをエクストルーダーの主供給孔から供
給し、「残りの構成成分」及び水を補助供給孔から供給
して一括処理する方法、構成成分の中「一つの構成成
分」をエクストルーダーの主供給孔から供給し、「残り
の構成成分」及び水を補助供給孔から供給して一括処理
する方法などを挙げることができる。これらの方法の中
で、が好ましい。
ここで主供給孔とは、バレル内へ原料を供給すること
ができる最も基本的な供給孔をいい、補助供給孔とは、
水や添加剤等を付加的にバレル内へ供給しうる主供給孔
以外の供給孔をいう。
上記において、必要に応じ、任意の構成成分及び/
又は水を更に補助供給孔から供給することができる。
上記において、必要に応じ、任意の構成成分を更に
補助供給孔から供給することができる。
上記において、例えば、高分子化合物及び農薬活性
成分を「いくつかの構成成分」とし、膨化補助剤、水及
びその他の構成成分を「残りの構成成分」とすることが
できる。いずれも本発明組成物を得ることができる。高
分子化合物を「いくつかの構成成分」の中に含めるのが
好ましい。「残りの構成成分」は、混合物として一つの
補助供給孔から供給することもできるし、個々の構成成
分を又は任意の構成成分の混合物を複数の補助供給孔か
ら供給することもできる。いずれも本発明組成物を得る
ことができる。なお、主供給孔から供給される「いくつ
かの構成成分」のうちの一部を「残りの構成成分」の中
に含めて補助供給孔から供給することもできる。
上記において、「一つの構成成分」は高分子化合物
とするのが好ましい。「残りの構成成分」は、混合物と
して一つの補助供給孔から供給することもできるし、個
々の構成成分を又は任意の構成成分の混合物を複数の補
助供給孔から供給することもできる。いずれも本発明組
成物を得ることができる。なお、主供給孔から供給され
る「一つの構成成分」の一部を「残りの構成成分」の中
に含めて補助供給孔から供給することもできる。
各構成成分等を予め混合するには、ニーダーミキサ
ー、V型混合機、二重円錐型混合機、立方体型混合機、
リボン型混合機などの機械や手動によって行うことがで
きる。
バレル内への各構成成分及び水の供給は、手動によ
り、又は使用するエクストルーダーに一般に装備されて
いる原料供給機によって行うことができるが、一定速度
で構成成分を供給しうる装置であれば特に制限なく行う
ことができる。かかる装置として、例えば、スクリュー
フィーダー、テーブルフィーダー、ベルトコンベア式定
量供給機、電磁フィーダーなどを挙げることができる。
各構成成分のエクストルーダーへの仕込み量は、前述
の各構成比率の範囲内で適宜設定することができる。
水の使用量は、構成成分、エクストルーダーの機種や
種類、処理条件、目的とする本発明組成物等によって異
なるが、全構成成分に対して5〜20%(w/w)の範囲で
加えることができる。5%(w/w)より少ないと、膨化
不良を起こしたり、またバレル内での摩擦抵抗が大きく
なることによって過剰負荷となり、排出されないおそれ
がある。20%(w/w)を超えると、膨化不良を起こすお
それがある。
ここでいう水は、単なる水のほか、生理食塩水等の等
張化水、中性若しくは酸性若しくは塩基性緩衝液、又は
アンモニア水なども含む。
エクストルーダーの処理条件について説明する。
エクストルーダーのバレル及びダイの温度は、構成成
分、エクストルーダーの機種や種類、目的とする本発明
組成物等によって適宜設定することができる。具体的に
は、70〜150℃、好ましくは100〜120℃に設定すること
ができる。150℃より高い温度に設定しても本発明組成
物を得ることができるが、あまり高い温度に設定すると
農薬活性成分などが分解するおそれがある。70℃より低
い温度では、本発明組成物が得られないおそれがある。
スクリューの回転数(処理速度)は、使用するエクス
トルーダーの許容範囲内で設定することができる。バレ
ルの全長が長いエクストルーダーほど回転数を上げるこ
とができる。バレルの全長が長いほど混合や剪断等の処
理能力が一般に高いからである。具体的には50rpm以上
が適当であり、50〜300rpmが好ましい。
吐出圧力は、10〜150kg/cm2が適当であり、30〜120kg
/cm2が好ましい。
本発明で使用しうるスクリューエレメントの形状及び
その組合せは、特に制限なく選択することができる。但
し、混練作用及び剪断作用の強いニーディングパドル
(ニーディングディスク)を1組以上使用することが好
ましい。
排出ダイは、目的とする本発明組成物によって適宜変
えることができる。具体的には、排出ダイの細孔の口径
が0.5〜5mmφのものを挙げることができる。
エクストルーダーによる膨化現象は、バレル内におい
て適当な熱と高い圧力の下にあった全構成成分の混合物
がダイから押し出されることによって、急激に常圧に戻
されるために生ずるものと考えられる。またその際、当
該混合物に存在する水分も同時に気化するため、その水
蒸気もエクストルーダーによる膨化現象の一役を担って
いるものと考えられる。
以下に本発明に係る農薬製剤(以下「本発明製剤」と
いう)について詳述する。本発明製剤は、本発明組成物
を常法により製剤化することによって製造することがで
きる。例えば、次の方法を挙げることができる。
エクストルーダーで一括処理された全構成成分は、本
発明組成物となってダイの細孔から連続して押し出され
てくる。これを適当な裁断機、例えば、ローラー型解砕
機、カッターミル、ピンミル等で所望の長さに裁断する
ことができる。この裁断されたものは、そのまま粒状の
本発明製剤とすることができる。また、ダイの細孔から
押し出されてきた本発明組成物を、例えばダイの先端に
装備した回転式カッター(例えば、KEXN−30用ロータリ
ーカッター、栗本鉄工所社製)にて所望する長さに裁断
することで、特別な整粒操作なしに直接粒状の本発明製
剤を得ることができる。
裁断された粒状の本発明組成物を圧縮成形すれば錠剤
形の本発明製剤とすることができる。また、粒状又は錠
剤を水中で速やかに溶解する親水性高分子フィルムで包
装することもできる。この包装した物も本発明製剤であ
る。
より好ましい本発明製剤として、上記本発明製剤の表
面を更に油脂及び/又は界面活性剤で被覆したものを挙
げることができる。油脂及び/又は界面活性剤で上記本
発明製剤を被覆することにより、水面展開性を獲得又は
増強することができる。
かかる本発明で使用しうる油脂及び界面活性剤の種類
及び構成比率は前記と同じである。
上記被覆は、油脂及び/又は界面活性剤や水や有機溶
媒(エタノールなど)等の適当な溶剤に溶解若しくは分
散させたものを本発明製剤に噴霧する方法、又は油脂及
び/又は界面活性剤の粉末若しくは液状物を単純に混合
する方法などで行うことができる。これらは、例えば流
動層造粒コーティング装置、回転ドラム式コーティング
装置、リボン型あるいはV型の混合機などの装置によっ
て行うことができる。
発明の効果 本発明組成物(本発明製剤)は、付着性を有すること
ができる。また本発明組成物(本発明製剤)は、高い浮
遊力、高い水面展開力を有することができ、また徐放性
製剤とすることもできる。
本発明組成物(本発明製剤)は、エクストルーダーに
より、簡便大量に、しかも基本的に連続して製造するこ
とができる。従って、本発明組成物(本発明製剤)の製
法は、実用性、工業性に優れている。
発明を実施するための最良の形態 以下に実施例、比較例、試験例を挙げて、本発明を更
に詳しく説明する。なお、下記バレル番号は、試料供給
側(入口側)にあるバレルから昇順に付けている。
実施例1 メフェナセット12g、タルク45g、ヒドロキシプロピル
セルロース43g、エチルセルロース200gを混合し、これ
を直径:32mmφ、有効L/D:20、及びスクリューパターン:
16P、12P、9.6P、8:、30deg、8t×3枚・30deg(リバー
ス)のスクリュー、口径2mmφ×1穴のダイを装着した
2軸型エクストルーダー(KEXN−30S−20型;栗本鉄工
所製、以下同じ)に1分間あたり30gの速度でホッパー
より主供給孔へ投入した。処理温度は、各バレル及びダ
イ部を100℃に設定し、補助供給孔より精製水を1分間
あたり2mlの速度で添加しながらスクリュー回転数80rpm
の押しだし速度で処理を行い本発明組成物を得た。かか
る組成物の見掛け密度は0.21g/cm3であった。
実施例2 メフェナセット12g、タルク36g、ヒドロキシプロピル
セルロース100g、エチルセルロース140g、ステアリン酸
12gを混合し、これを実施例1と同様の条件で処理を行
い本発明組成物を得た。かかる組成物の見掛け密度は0.
26g/cm3であった。
実施例3 メフェナセット12g、タルク36g、ヒドロキシプロピル
セルロース180g、ポリアクリル酸ナトリウム72gを混合
し、これを実施例1と同様の条件で処理を行い本発明組
成物を得た。かかる組成物の見掛け密度は0.4g/cm3であ
った。
実施例4 ジメチエート15g、乾燥水酸化アルミニウムゲル36g、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース100g、ポリアクリ
ル酸ナトリウム50g、ゼラチン50g、エチルセルロース49
gを混合し、各バレル及びダイを120℃に設定した他、実
施例1と同様の条件で処理を行い本発明組成物を得た。
かかる組成物の見掛け密度は0.32g/cm3であった。
実施例5 メフェナセット12g、タルク30g、ヒドロキシプロピル
セルロース100g、エチルセルロース68g、微結晶セルロ
ース90gを混合し、これを実施例1と同様のスクリュー
及びダイを装着した2軸型エクストルーダーに1分間あ
たり30gの速度でホッパーより主供給孔へ投入した。処
理温度は、各バレル及びダイ部を90℃に設定し、補助供
給孔よりプロピレングリコール50%(w/w)水溶液を1
分間あたり2mlの速度で添加しながらスクリュー回転数1
00rpmの押しだし速度で処理を行い本発明組成物を得
た。かかる組成物の見掛け密度は0.61g/cm3であった。
実施例6 メフェナセット12g、タルク36g、ヒドロキシプロピル
セルロース126g、エチルセルロース126gを混合し、これ
を実施例1と同様の条件で処理を行い本発明組成物を得
た。かかる組成物の見掛け密度は0.44g/cm3であった。
この本発明組成物をロールグラニュレーター(GRN−104
1型;日本グラニュレーター社製、以下同じ)を用いて1
000μ〜100μの範囲に解砕した後、200gを流動層造粒コ
ーティング装置にとり、これにステアリン酸2g、ポリエ
チキシエチレンアルキルフェニルエーテル2gを塩化メチ
レンとエタノールの混液50mlに溶解した液を噴霧し、油
脂等でコーティングされた本発明製剤を得た。
実施例7 エトフェンプロックス3g、炭酸カルシウム57g、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース120g、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースフタレート120g、を混合し、これ
を実施例1と同様のスクリュー及び1mmφ×5穴のダイ
を装着した2軸型エクストルーダーに1分間あたり30g
の速度でホッパーより主供給孔へ投入した。処理温度
は、各バレル及びダイ部を100℃に設定し、補助供給孔
よりクエン酸トリエチル30%(W/W)水溶液を1分間あ
たり2mlの速度で添加しながらスクリュー回転数100rpm
の押しだし速度で処理を行い本発明組成物を得た。かか
る組成物の見掛け密度は0.43g/cm3であった。
試験例1 浮遊性試験 実施例1、2で得られた本発明組成物を、2cmの長さ
に切断し、これを水400mlを入れた500mlのガラスビーカ
ーに投入した後、室温で経時的に浮力の測定を行った。
浮力の測定は、微少荷重変換機(UL−10GR:Shinkoh
ミネベア製)を利用し、これに試料を固定するアタッチ
メントを取り付けて試料を装着した後、これを水中に沈
めるのに要する力を電気的に測定することによって行っ
た。
なお、試験中のビーカーの水は毎日下層より200ml取
り出した後、新しい水200mlを加えて試験した。
その結果、図1に示すように実施例1、2で得られた
本発明組成物は試験液投入直後より浮遊し、試験10日後
においても浮遊することが観察された。
試験例2 水面展開性試験 幅20cm、長さ2mのプラスチック容器に、水深約3cmと
なるように約12L(リットル)の水を入れ、水面が静止
した後、これに粒状物とした実施例2、6の本発明組成
物1gを容器中央部より投入し、本発明組成物の水面展開
性を測定した。
展開性の評価は、長径方向に展開した試料の展開幅を
本発明組成物投入後10秒、30秒、60秒にそれぞれ測定す
ることによって行った。その結果を表1に示す。
表1に示すように本発明組成物は散布後速やかに展開
を開始し、良好な水面展開性を有していた。
試験例3 組成物の片寄り試験 1m×1mの容器に土壌をつめ、端から15cm毎に移植用水
稲苗を移植し、水深約3cmに灌水した。
ここに粒状物とした実施例3、4の本発明組成物およ
び対照として粒径約1.0mmのプラスチックビーズをそれ
ぞれ5g容器中央部より投入した。その後1時間の静止状
体を設け、次いで図2に示すように容器の1方向から水
面全体一様に風が当たるよう風速(0、2、4、6m/s)
を変えて10分間送風し、水面に浮遊している製剤の移動
状体(片寄り現象)を観察した。その結果を表2に示
す。
表2に示すように本発明組成物は水中投入後水面上で
浮遊した後、粒子同士あるいは苗茎への付着によって組
成物の片寄りは防止され、ほぼ均一な展開状体を維持し
ていた。
試験例4 放出性試験 日本薬局方溶出試験第2法(パドル法)に従い、水90
0ml、パドル回転数50rpmの条件にて各発明組成物の溶出
試験を行った。定量は高速液体クロマトグラフィーによ
り行った。
試料は実施例1、2、5で得た本発明組成物を粒状物
としたものを用いた。
その結果、図3に示すように本発明組成物は、農薬放
出調節剤の添加量を変化させることで任意の放出速度を
与えることができた。
図面の簡単な説明 図1は、浮力の測定結果を示す。
横軸は時間(日)を、縦軸は浮力(mg)を、それぞれ
表す。−○−は、実施例1で得た本発明組成物の浮力
を、−□−は、実施例2で得た本発明組成物の浮力を、
それぞれ表す。
図2は、試験例3の実験方法の概略図を示す。
は移植用水稲苗を、→は送風の方向を、それぞれ表す。
図3は、溶出試験結果を示す。
横軸は溶出時間(時間)を、縦軸はメフェナセットの
溶出率(%)を、それぞれ表す。−○−は、実施例1で
得た本発明組成物の溶出曲線を、−□−は、実施例2で
得た本発明組成物の溶出曲線を、−△−は実施例5で得
た本発明組成物の溶出曲線を、それぞれ表す。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全構成成分と水とを多軸型エクストルーダ
    ーにより一括処理することを特徴として製造される下記
    〜の条件を満たす膨化成形体からなる見掛け密度が
    1g/cm3以下の農薬組成物。 高分子化合物を主体として含有し、 その他に少なくとも農薬活性成分及び膨化補助剤を含
    有するものであって、 かつ断面が網状。
  2. 【請求項2】親水性の高分子化合物を主体として含有
    し、その他に少なくとも農薬活性成分及び膨化補助材を
    含有するものであって、かつ断面が網状である膨化成形
    体からなる見掛け密度が1g/cm3以下の農薬組成物。
  3. 【請求項3】高分子化合物が疎水性の高分子化合物であ
    る請求項1記載の膨化成形体からなる見掛け密度が1g/c
    m3以下の農薬組成物。
  4. 【請求項4】高分子化合物がセルロース誘導体、デンプ
    ン誘導体、ポリアクリル酸誘導体、ポリビニル誘導体、
    蛋白質類、及びゴム類からなる群より選択されるもので
    ある請求項1記載の膨化成形体からなる見掛け密度が1g
    /cm3以下の農薬組成物。
  5. 【請求項5】さらに油脂及び/又は界面活性剤を含有す
    る請求項1乃至4記載の膨化成形体からなる見掛け密度
    が1g/cm3以下の農薬組成物。
  6. 【請求項6】さらに農薬放出調節剤及び/又は可塑剤を
    含有する請求項1乃至5記載の膨化成形体からなる見掛
    け密度が1g/cm3以下の農薬組成物。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6記載の農薬組成物を油脂及
    び/又は界面活性剤で被覆した農薬組成物。
  8. 【請求項8】全構成成分と水とを多軸型エクストルーダ
    ーにより一括処理することを特徴とする請求項1乃至6
    記載の農薬組成物の製法。
  9. 【請求項9】請求項1乃至7記載の農薬組成物から導か
    れる農薬製剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100787842B1 (ko) * 2000-04-28 2007-12-27 상꾜 아그로 가부시키가이샤 고흡유능을 갖는 생분해성 수면부유 발포체, 그 제조방법및 그것을 함유하는 조성물

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KR100787842B1 (ko) * 2000-04-28 2007-12-27 상꾜 아그로 가부시키가이샤 고흡유능을 갖는 생분해성 수면부유 발포체, 그 제조방법및 그것을 함유하는 조성물

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