JP2781122B2 - ロール自動研磨装置における研磨制御方法 - Google Patents

ロール自動研磨装置における研磨制御方法

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JP2781122B2
JP2781122B2 JP8889493A JP8889493A JP2781122B2 JP 2781122 B2 JP2781122 B2 JP 2781122B2 JP 8889493 A JP8889493 A JP 8889493A JP 8889493 A JP8889493 A JP 8889493A JP 2781122 B2 JP2781122 B2 JP 2781122B2
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Nippon Steel Corp
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばめっき処理し
たストリップの通板搬送ラインに設けられるロールをオ
ンラインで自動研磨する装置の研磨制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融亜鉛めっきストリップの通板ライン
では、めっき槽を経由した後のストリップは合金化炉に
よって付着めっきの合金化を促進させ、その後デフレク
タロールの周面に巻き付けながら水平方向の姿勢を代え
てストリップが搬送される。
【0003】このとき、ロールの周面に亜鉛が付着した
ままであれば、ストリップの表面疵が発生する。このた
め、従来から、研磨装置をロールの周面近傍に配置し、
この研磨装置に設けたブラシ等をロールの軸線方向に往
復動作させることによって、ロールの研磨作業が行われ
ている。
【0004】このような研磨装置として、たとえば特開
平4−308069号公報に記載されたものがある。こ
れは、ロールの軸線方向に移動可能なテーブルにロール
の周面方向に対して位置を変更可能なフレームを備え、
このフレームにモータによって回転するブラシを配置し
たものである。
【0005】この研磨装置では、ロールのクラウンによ
ってブラシの先端とロールの周面との間の距離が変化
し、これに伴ってブラシの押付け力が変動してしまうの
で、ブラシの研磨負荷を一定に維持可能な制御が行われ
る。そして、この制御は、ブラシがロール周面に当たる
ときの押付けの反力による負荷を検出し、この負荷が一
定となるようにロールに対するブラシの位置を設定しな
がらロールの軸線方向に往復動作させるというものであ
る。
【0006】このようにロールからのブラシに対する負
荷を検出すれば、ロールのクラウンの形状に沿ったブラ
シの位置の設定が可能であり、ロールの周面に倣った良
好な研磨が行える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、研磨作業が
進むとブラシの摩耗も進行していき、その根元から先端
までの長さも次第に短くなる。このため、ブラシの1本
ずつの繊維の機械的な剛性は短くなるにしたがって大き
くなり、ブラシの押付け力を負荷の判定に利用するもの
では、この剛性の変化の微妙な影響を受ける。たとえ
ば、ブラシの摩耗が少ない期間では、ブラシの繊維のし
なりは大きくて負荷を吸収しやすく、逆に摩耗が進行す
るにつれて負荷の伝達に剛的な因子が介入しやすい。こ
のため、ブラシの摩耗度合いによって、ロールからの負
荷を適正に検出できず、高い精度の研磨に影響を及ぼ
す。
【0008】また、ロールへのブラシの押付け力を一定
に保つように制御しても、ブラシ繊維の摩耗が進むとそ
の半径長さが短くなることから、ロールに対する研磨ト
ルクも小さくなる。このため、一様な研磨力を維持する
には、このブラシ繊維の摩耗を考慮した押付け力の補正
が必要となり、制御がかなり複雑になりやすい。
【0009】このように、ロールへの押付け力を一定に
維持しながらの研磨は可能ではあるものの、ブラシの摩
耗が様々な方面に影響を及ぼしてしまう。
【0010】本発明において解決すべき課題は、ロール
の自動研磨において研磨側の摩耗の影響等を抑えると共
に常に一定の押付け力で高精度の研磨作業を可能とする
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ストリップの
通板ラインに配置したロールに対し、該ロールの軸線方
向に沿って移動し且つ中心側へ向けて移動可能な研磨ヘ
ッドを備え、該研磨ヘッドによって前記ロールの表面を
研磨する方法であって、前記研磨ヘッドが前記ロールの
軸線方向に移動するときに受ける摺動摩擦抵抗による移
動方向の負荷を検出し、この検出した負荷の大きさに反
比例して前記研磨ヘッドの前記ロール表面への押付け力
を増減することを特徴とする。
【0012】
【作用】研磨ヘッドがロールの周面に沿ってその軸線方
向に移動するとき、ロールのクラウン等の形状によっ
て、もし研磨ヘッドの押付け力が一定に維持されている
と、ロールの中央部での摺動抵抗が最大となり両端部側
へ向かうにつれて小さくなる。
【0013】このような摺動抵抗の変化は、研磨ヘッド
を移動させるときの負荷として捉えることができ、した
がってその負荷変動を検出することができる。そして、
摺動抵抗が大きいほど押付け力を小さくし、逆に摺動抵
抗が小さいほど押付け力を大きくする関係を持たせるこ
とによって、ロールの表面に対する研磨ヘッドの押付け
力を一様に設定することが可能となる。
【0014】
【実施例】図1はめっき槽の下流の通板ラインに配置し
たロールとその表面の研磨装置の概略を示す図である。
【0015】図において、回転するロール1の周面をス
トリップ2がパス可能に通板され、この通板時にオンラ
インでロール1の表面研磨を行う研磨装置3が配置され
ている。
【0016】研磨装置3は、ロール1の軸線に平行に配
置した一対のレール3aを備え、このレール3a上をロ
ール1に対して移動可能な横行テーブル4を設けたもの
である。横行テーブル4は横行用モータ4aのスクリュ
ー軸4bにネジ歯車機構によって連接され、このスクリ
ュー軸4bの回転方向に従ってロール1に沿って往復動
作する。
【0017】横行用テーブル4の上面には、ロール1の
軸線と直交する向きに移動可能なシフタブロック5を配
置する。このシフタブロック5は、押込み用モータ5a
にスクリュージャッキ5bを介して連接され、ロール1
の周面に対向する面には枢軸6aによって微小角度回転
可能な研磨ヘッド6を着脱自在に取り付けたものであ
る。研磨ヘッド6は、図示の例では砥石であり、これに
代えて回転ブラシ式のものとしてもよい。
【0018】横行用モータ4aと押込み用モータ5a
は、いずれもサーボモータであり、コントローラ7によ
ってその作動が制御される。そして、この制御は、ロー
ル1のクラウンによって研磨ヘッド6がロール1の軸線
方向に移動するときに受ける負荷を検出し、これに基づ
いてシフタブロック5の位置を制御して研磨ヘッド7の
ロール1への押付け力を一定に維持するように実行す
る。
【0019】図2はこの制御のためのブロックの概略図
である。
【0020】横行用モータ4aには、これを作動させる
ときに研磨ヘッド6とこれに接触するロール1の表面と
の間の摩擦抵抗の変化を負荷の変動として検出する負荷
検出器8を備える。この負荷検出器8は、たとえば研磨
ヘッド6とロール1との間の摺動抵抗が横行用モータ4
bの出力に負荷を与えることから、定常電流値での横行
用モータ4aの作動に対してどのようにその出力が変化
したかを検出演算可能としたものであればよい。そし
て、その演算結果をコントローラ7に入力し、押込み用
モータ5aの作動を制御する。
【0021】この制御では、研磨ヘッド6によるロール
1への押付け力がロール1の軸線方向に亘って一様とす
るため、研磨ヘッド6とロール1との間の摺動抵抗が大
きくて横行用モータ4aの負荷が定常値の増大が負荷検
出器8によって検出されれば、研磨ヘッド6がロール1
から離れるように押込み用モータ5aを制御する。逆
に、ロ ル1の軸線方向の端部側では摺動抵抗が小さく
なっていくので、横行用モータへの負荷もその定常値よ
りも小さくなり、この負荷減少が検出されれば研磨ヘッ
ド6がロール1側に向かうように押込み用モータ5aを
制御する。
【0022】このように、横行用モータ5aが受ける負
荷変動を検出することによって、押込み用モータ5aを
制御し、ロール1の軸線方向に沿って往復動作する研磨
ヘッド6をロール1に対して常に一様な押付け力で付勢
することができる。したがって、ロール1にクラウンが
あっても、研磨ヘッド6は枢軸6a支持によって微小角
度回転可能なのでその形状に倣いながらロール1の表面
を研磨していくことができ、クラウンに対応した良好な
研磨が可能となる。
【0023】また、従来のように、研磨ヘッド6をロー
ル1側へ押すときの負荷を検出して研磨ヘッド6の位置
を設定する場合では、研磨ヘッド6の幅(ロール1の軸
線方向への長さに対応)が大きいと、ロール1に対する
研磨ヘッド6の位置の微調整ができない。これは、研磨
ヘッド6の位置設定は、ロール1の表面との接触面を基
準とするため、ロールのクラウンの曲率が大きい部分で
は研磨ヘッド6が一様に接触せず、したがってその負荷
の検出に誤差を生じてしまうことが一つの理由である。
【0024】これに対し、研磨ヘッド6がロール1の軸
線方向に移動していくときの摺動抵抗の変化を基準とす
れば、研磨ヘッド6がロール1に対して往復移動するの
に伴って各点での摺動抵抗による横行モータ5aへの負
荷を確実に検出できる。したがって、ロール1の軸線方
向の全長に亘って研磨ヘッド6を最適な押込み力でロー
ル1に突き当てることができ、格段に良好な研磨が可能
となる。
【0025】また、研磨ヘッド6として、図示のように
砥石式のものを使用すれば、回転ブラシの摩耗によるト
ルク変動等を生じることがない。このため、押付け力の
補正の制御等を必要とせず、制御も簡単になる。
【0026】
【発明の効果】本発明では、簡単な制御によって研磨ヘ
ッドをロールの軸線方向の全長に亘って常に一様な押付
け力で突き当てることができ、ロールのクラウンの形状
が様々に変わる設備であっても、良好なロールの研磨作
業が行える。
【0027】また、研磨ヘッド自身へのロールからの摺
動抵抗も一様化されるだけでなく、過大な負荷ががかか
ることもないので、研磨ヘッドの摩耗を低減できその耐
久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実行する自動研磨装置のロール
に対する配置を示す概略図である。
【図2】負荷検出器による横行用モータの負荷検出と押
込み用モータの制御を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 ロール 2 ストリップ 3 研磨装置 4 横行テーブル 4a 横行用モータ 5 シフタブロック 5a 押込み用モータ 6 研磨ヘッド 7 コントローラ 8 負荷検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 49/16 B21B 28/04 B24B 5/37

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップの通板ラインに配置したロー
    ルに対し、該ロールの軸線方向に沿って移動し且つ中心
    側へ向けて移動可能な研磨ヘッドを備え、該研磨ヘッド
    によって前記ロールの表面を研磨する方法であって、前
    記研磨ヘッドが前記ロールの軸線方向に移動するときに
    受ける摺動摩擦抵抗による移動方向の負荷を検出し、こ
    の検出した負荷の大きさに反比例して前記研磨ヘッドの
    前記ロール表面への押付け力を増減するロール自動研磨
    装置における研磨制御方法。
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