JP2780645B2 - Src造外柱と梁の接合部における梁主筋の配筋構造 - Google Patents

Src造外柱と梁の接合部における梁主筋の配筋構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層建造物や大スパン
構造物に用いられているSRC造外柱の梁との接合部に
おける梁主筋の配筋構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】SRC造外柱の梁との接合部における梁
主筋の端部は2本の梁主筋の端部を相互に連結した形の
U字型にして配筋するか(図5参照)それぞれの梁主筋
の端部をL字型に折り曲げて配筋して、柱コンクリート
への定着長を確保しているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】SRC造外柱の梁との
接合部には、既設の鉄骨の周辺に柱主筋、柱フープ筋、
梁主筋、接合部補強筋などを配筋する必要があり、梁主
筋の定着長確保のため端部をU字型またはL字型として
配筋することも加わって、配筋が輻輳し、その施工順序
が複雑になり、配筋作業が困難になり、その作業に多大
の労力と時間を必要とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、梁主筋として
ネジ鉄筋を使用し、その梁主筋の端部に閉鎖型充填式ネ
ジ定着具を固定することにより柱コンクリートへの定着
を確保することにより、従来U字型またはL字型として
配筋していたために輻輳していたSRC造外柱の梁との
接合部の配筋を少しでも簡素化して配筋作業の効率化を
図ることを目的とするものである。
【0005】即ち、本発明は、ネジ鉄筋である梁主筋を
SRC造外柱の鉄骨を貫通させるか、該鉄骨の側方と柱
主筋との間隙を通過させ、梁主筋の外壁側端部に閉鎖型
充填式ネジ定着具を固定したSRC造外柱と梁の接合部
における梁主筋の配筋構造である。
【0006】本発明においてSRC造外柱に接合される
梁はSRC造、RC造の何れであってもよい。
【0007】本発明においては梁主筋の端部に閉鎖型充
填式ネジ定着具を固定することにより柱コンクリートへ
の定着は十分確保されるが、柱鉄骨を貫通する梁主筋に
ついては、柱鉄骨と梁主筋の交差部内側に後述する貫通
型充填式ネジ定着具を固定して柱鉄骨と梁主筋との固定
の増強、梁主筋の柱コンクリートへの定着の増強を図っ
てもよい。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を示す図面を参照しなが
ら本発明を説明する。
【0009】図1は本発明に使用される充填式ネジ定着
具の例を示すもので、(a)〜(d)は閉鎖型充填式ネ
ジ定着具を(e)〜(g)は貫通型充填式ネジ定着具を
示す。(図1には説明のため充填式ネジ定着具を取りつ
ける梁主筋も併せて図示してある。)(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は縦断面図、
(e)は側面図、(f)は平面図、(g)は縦断面図で
ある。
【0010】充填式ネジ定着具1A、1Bは内面に梁主
筋2と螺合するネジ山の切られた円筒部とその1端に鍔
を持つナット状の金物で、底面もしくは側面にグラウト
材注入孔3を持つ。
【0011】閉鎖型充填式ネジ定着具1Aは梁主筋2の
端部に取りつけられるもので1端の鍔の部分で内面が閉
鎖されている。図示した例では閉鎖型充填式ネジ定着具
1Aのグラウト材注入孔3は底面に穿孔されているが、
側面に穿孔してもよい。この閉鎖型充填式ネジ定着具1
Aは梁主筋2の端部に螺合した後、グラウト材注入孔3
よりグラウト材を充填しグラウト材の固化によって梁主
筋2に固定される。
【0012】貫通型充填式ネジ定着具1Bは梁主筋2の
柱鉄骨との交差部内側に必要に応じ取りつけられるもの
でネジ山の切られた内面が貫通している。この貫通型充
填式ネジ定着具1Bは梁主筋2の梁側端部よりはめて滑
動もしくは螺動により柱鉄骨の梁側位置に移動した後、
グラウト材注入孔3よりグラウト材を充填しグラウト材
の固化によって梁主筋2に固定される。
【0013】図2は本発明の配筋構造の一例を示す接合
部の斜視図である。
【0014】図2を参照しながら本発明の配筋構造なら
びの梁主筋の配筋手順について説明する。
【0015】(1)所定本数(本実施例では4本)のネ
ジ鉄筋である梁主筋2を柱鉄骨4に穿孔されている貫通
孔に梁側から挿通する。(本実施例では使用しないが貫
通型充填式ネジ定着具1Bを使用する場合は梁主筋2に
貫通型充填式ネジ定着具1Bを嵌めた状態で挿通す
る。) (2)梁主筋2の端部を所定の長さだけ柱鉄骨4より外
壁側に突出させ、その端部に閉鎖型充填式ネジ定着具1
Aを螺着して仮固定し、グラウト材注入孔3よりグラウ
ト材を充填して本固定する。
【0016】(3)貫通型充填式ネジ定着具1Bを使用
した場合は貫通型充填式ネジ定着具1Bを柱鉄骨の梁側
位置に螺動して仮固定し、グラウト材注入孔3よりグラ
ウト材を充填して本固定する。
【0017】図3は本発明の配筋構造の他の例でSRC
造外柱とSRC造梁との接合部の一例を示し、(a)は
横断面図、(b)は縦断面図である。
【0018】この例では、8本の梁主筋2の中、4本は
柱鉄骨4を貫通し、4本は柱鉄骨4の側方と柱主筋8と
の間隙を通過している。8本の梁主筋2の全ての外壁側
端部に閉鎖型充填式ネジ定着具1Aが固定されている。
【0019】図4は本発明の配筋構造の他の例でSRC
造外柱とRC造梁との接合部の一例を示し、(a)は横
断面図、(b)は縦断面図である。
【0020】この例でも、8本の梁主筋2の中、4本は
柱鉄骨4を貫通し、4本は柱鉄骨4の側方と柱主筋8と
の間隙を通過している。柱鉄骨4を貫通する4本の梁主
筋2の外壁側端部には閉鎖型充填式ネジ定着具1Aが固
定されているが、柱鉄骨4の側方と柱主筋8との間隙を
通過している4本の梁主筋2は上下の2本の梁主筋2を
一対として端部を相互に連結した形のU字型にして配筋
されている。このように、本発明においては、配筋され
る全ての梁主筋2の端部に閉鎖型充填式ネジ定着具1A
を固定しなくてもよい。即ち、接合部の配筋の混雑具合
を見て、1部の梁主筋2の端部は従来通りU字型または
L字型の配筋とし、残部を本発明の配筋構造とする併用
型を採用してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明においては、ネジ鉄筋である梁主
筋の端部に閉鎖型充填式ネジ定着具を固定することで梁
主筋の柱コンクリートへの定着が確保されるので、従来
のようにU字型またはL字型として配筋する必要がなく
なり、輻輳していたSRC造外柱の梁との接合部の配筋
が簡素化され配筋作業が効率化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用される充填式ネジ定着具の例を示
すもので、(a)〜(d)は閉鎖型充填式ネジ定着具を
(e)〜(g)は貫通型充填式ネジ定着具を示す。
(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は底面図、
(d)は縦断面図、(e)は側面図、(f)は平面図、
(g)は縦断面図である。
【図2】本発明の配筋構造の一例を示す接合部の斜視図
である。
【図3】本発明の配筋構造の他の例でSRC造外柱とS
RC造梁との接合部の一例を示し、(a)は横断面図、
(b)は縦断面図である。
【図4】本発明の配筋構造の他の例でSRC造外柱とR
C造梁との接合部の一例を示し、(a)は横断面図、
(b)は縦断面図である。
【図5】従来の配筋構造の一例を示す接合部の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1A・・閉鎖型充填式ネジ定着具、1B・・貫通型充填
式ネジ定着具、2・・梁主筋、3・・グラウト材注入
孔、4・・柱鉄骨、5A,5B・・梁鉄骨、6・・接合
部横補強筋、7A・・柱、7B・・梁、8・・柱主筋、
9・・フープ筋、10・・梁主筋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネジ鉄筋である梁主筋をSRC造外柱の
    鉄骨を貫通させるか、該鉄骨の側方と柱主筋との間隙を
    通過させ、梁主筋の外壁側端部に閉鎖型充填式ネジ定着
    具を固定したSRC造外柱と梁の接合部における梁主筋
    の配筋構造。
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