JP2778289B2 - リヤサスペンション装置 - Google Patents

リヤサスペンション装置

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JP2778289B2 JP3134795A JP13479591A JP2778289B2 JP 2778289 B2 JP2778289 B2 JP 2778289B2 JP 3134795 A JP3134795 A JP 3134795A JP 13479591 A JP13479591 A JP 13479591A JP 2778289 B2 JP2778289 B2 JP 2778289B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バウンドした後輪に
対して、トーイン方向への横力コンプライアンスステア
を増大させるリヤサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリヤサスペンション装置として
は、例えば特開平2−24209号公報や特開平2−2
83518号公報等に記載されたものがある。これらの
リヤサスペンション装置はマルチリンクサスペンション
を構成しており、図6に示すように、左右の後輪1(図
6では左後輪側のみを図示している)が夫々アクスルハ
ウジング2に回転自在に支持されている。また、リーフ
スプリング8が、その左右の車輪中心から車体後方側に
オフセットし且つ車幅方向に横置きされて、その略中央
部をサスペンションメンバ4の後端部4bを介して車体
側に支持され、両端部を夫々コンロッド等を介して前記
左右のアクスルハウジング2に揺動可能に連結して左右
の後輪1を支持している。
【0003】前記サスペンションメンバ4は逆A字形状
(図6では左後輪側のみを図示している)をなしてい
て、車体側に対して、左右の前端部4a(図4では左側
部分のみを図示している)と後端部4bの3点におい
て、夫々マウントインシュレータ20,21を介して揺
動可能に弾性支持されている。そのサスペンションメン
バ4と前記アクスルハウジング2とは、車輪中心よりも
車体前方側に延在され且つ相互に上下方向に対向したロ
アアーム3及びアッパアーム5によって夫々上下方向に
揺動自在に連結されている。
【0004】また、前記ロアアーム3には、ショックア
ブソーバ10の下端取り付け部10aが取り付けられ
て、当該ショックアブソーバ10は、その軸線を車体前
方側に傾斜されると共に車体内方側にも傾斜されて、そ
の上部を車体側にマウントしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のリヤサスペンション装置にあっては、車両の旋回時
における外輪等のように、荷重を多く負担する側の後輪
1がバウンドすると、その車輪1側のショックアブソー
バ10が縮み行程となり、図7(a)に示すように、該
ショックアブソーバ10の下部取り付け部10aと連結
しているロアアーム3に、前記縮み行程の減衰力に比例
した反力Fが入力される。この反力Fは、ショックアブ
ソーバ10の軸線が車体前方側で且つ車体内方側に傾斜
しているために、車輪1側方向の分力と車体後方側方向
の分力との合力とみなすことができる反力としてローア
アーム3に入力される。
【0006】前記車輪1側方向の反力Fは、図7(a)
に示すように、前記ロアアーム3を介して前後の両マウ
ントインシュレータ20,21を共に車輪1側に伸展さ
せる働きをする。このとき、リーフスプリング8を車体
側へ強固に支持する必要があるために、サスペンション
メンバ4の後端部4bに取り付けられたマウントインシ
ュレータ21の横方向の弾性力が、前端部4aに取り付
けられたマウントインシュレータ20の横方向の弾性力
より大きく設定されていると、前後のマウントインシュ
レータ20,21による横力に対する弾性中心Dが後端
部のマウントインシュレータ21側に寄る。すると、シ
ョックアブソーバ10の下部取り付け部10aが前記弾
性中心Dよりも車体前方側にくるので、前端部4aのマ
ウントインシュレータ20の方が後端部4bのマウント
インシュレータ21よりも多く車輪1側に伸展して、ト
ーアウト方向への横力コンプライアンスステアを増大さ
せるという問題がある。
【0007】また、前記車体後方側方向の反力Fは、図
7(b)に示すように、前端部4aに取り付けられたマ
ウントインシュレータ20を車輪1側に伸展させ、後端
部4bに取り付けられたマウントインシュレータ21を
車体内方側に圧縮させる作用をするモーメントMにな
り、前記と同様に、トーアウト方向への横力コンプライ
アンスステアを増大させるという問題がある。
【0008】本発明は、前記のような問題点に着目して
なされたもので、後輪において、バウンドした車輪側に
対するトーイン方向への横力コンプライアンスステアを
増大して車両の操縦安定性を向上させることを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のリヤサスペンション装置は、前側に配置さ
れたマウントインシュレータと後側に配置されたマウン
トインシュレータとによって車体側へ弾性支持されるリ
ヤサスペンション装置において、前記両マウントインシ
ュレータによる横力に対する弾性中心を、ショックアブ
ソーバの下部取り付け部よりも車体前方側に位置し、且
前記ショックアブソーバの上部取り付け部を下部取り
付け部よりも車体内側又は後側に配置したことを特徴と
している。
【0010】また、前記両マウントインシュレータによ
る横力に対する弾性中心、ショックアブソーバの下部
取り付け部よりも車体後方側に位置し、且つ前記ショッ
クアブソーバの上部取り付け部を下部取り付け部よりも
車輪側又は後側に配置したことを特徴としている。ここ
で、前記横力に対する弾性中心とは、その弾性中心に横
力を加えたときに、前記前後のマウントインシュレータ
によって弾性支持されている部材が横方向に平行移動す
る位置をいう。
【0011】
【作用】ショックアブソーバの軸線を車体内側に傾斜さ
せた場合には、車輪のバウンドによってショックアブソ
ーバが縮み行程になると、該ショックアブソーバの下部
取り付け部に連結されているサスペンションの部材に、
車輪側への反力が入力されて、リヤサスペンション装置
と車体側とを連結している前後の両マウントインシュレ
ータに車輪側方向への伸展力が入力される。
【0012】このとき、横力に対する弾性中心がショッ
クアブソーバの下部取り付け部よりも車体前方側に位置
していると、前側のマウントインシュレータよりも後側
のマウントインシュレータが多く伸展されてトーイン方
向への横力コンプライアンスステアが増大される。ま
た、ショックアブソーバの軸線を車輪側に傾斜させた場
合には、車輪のバウンドによってショックアブソーバが
縮み行程になると、該ショックアブソーバの下部取り付
け部に連結されているサスペンションの部材に、車体内
方側への反力が入力されて、リヤサスペンション装置と
車体側とを連結している前後の両マウントインシュレー
タに車体内側への圧縮力が入力される。
【0013】このとき、横力に対する弾性中心がショッ
クアブソーバの下部取り付け部よりも車体後方側に位置
すると、後側のマウントインシュレータよりも前側のマ
ウントインシュレータが多く圧縮されてトーイン方向へ
の横力コンプライアンスステアが増大される。また、シ
ョックアブソーバの軸線を後傾させた場合には、車輪が
バウンドすると、その車輪側のショックアブソーバが縮
み行程になって該ショックアブソーバの下部取り付け部
と連結されているロアアーム等のサスペンションの部材
に車体前方向への反力が入力され、もって、そのサスペ
ンションの部材を介してリヤサスペンション装置を車体
側に弾性支持している各マウントインシュレータに対し
て、前記反力によるモーメントで、前側のマウントイン
シュレータに車体内方側方向の圧縮力が入力され、ま
た、後側のマウントインシュレータに対して車輪側方向
の伸展力が入力されて、トーイン方向への横力コンプラ
イアンスステアを増大する。
【0014】よって、前記弾性中心がショックアブソー
バの下部取り付け部より車体前方側に位置する場合に
は、ショックアブソーバの軸線を前記のように車体内側
に傾斜させると共に車体後方側に傾斜させると、一層、
バウンドした車輪側のトーイン方向への横力コンプライ
アンスステアが増大される。また、前記弾性中心がショ
ックアブソーバの下部取り付け部より車体後方側に位置
する場合には、ショックアブソーバの軸線を前記のよう
に車輪側に傾斜させると共に車体後方側に傾斜させる
と、一層、バウンドした車輪側のトーイン方向への横力
コンプライアンスステアが増大される。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例のリヤサスペンション装置は、横置きリーフス
プリング式リヤサスペンション装置である。なお、図1
及び図2では左後輪側のみを図示している。まず構成を
説明すると、図1及び図2に示すように、左右の後輪1
が夫々アクスルハウジング2に回転自在に支持されてい
る。そのアクスルハウジング2のナックル部2a前側
に、ロアアーム3が、その一端部を揺動可能に支持され
て車輪中心よりも車体前方側に延設され、その他端部を
前後二カ所のゴムブシュを介して上下方向へ揺動可能に
サスペンションメンバ4と連結されている。また、該ロ
アアーム3の上方にはアッパアーム5が配置されて、一
端部を前記ナックル部2a前側に連結し、他端部を前後
二カ所のゴムブシュを介して上下方向へ揺動可能に前記
サスペンションメンバ4と連結している。
【0016】前記サスペンションメンバ4は、左右の前
端部(図1では左側部分のみを図示している)4a及び
後端部4bの3点で夫々マウントインシュレータ20,
21によって車体側に弾性支持されて、その中央部にリ
ヤディファレンシャルケース14を保持した逆A字形状
をしている。なお、図1では、サスペンションメンバ4
の左側部分のみが図示されている。
【0017】そのサスペンションメンバ4の後端部4b
側には、スプリングメンバ6が車幅方向に延設されてお
り、そのスプリングメンバ6内には左右一対のピボット
ラバー7を介して横置きのリーフスプリング8が支持さ
れている。前記リーフスプリング8は、その左右両端部
が夫々アクスルハウジング2にコンロッド9を介して連
結され、また、車体中央から夫々所定距離だけ離れたピ
ボットラバー7を支点として左右の後輪1からの上下荷
重等を支持するようになっており、車両走行中における
左右の後輪1が逆位相に上下動するときにはスタビライ
ザ効果も発揮できるようになっている。
【0018】また、前記ロアアーム3に対してショック
アブソーバ10の下部取り付け部10aが固定されて、
該ショックアブソーバ10の軸を車体後方側に傾斜さ
せ、そのショックアブソーバ10のピストンロッド上部
を車体側にマウントしている。なお、11はラテラルロ
ッドであって、アクスルハウジング2とスプリングメン
バ6とを揺動可能に連結している。また、12はリヤデ
ィファレンシャルケース14からアクスルハウジング2
に渡設されて後輪1を駆動する駆動軸であり、13は後
輪1のバウンド時にアクスルハウジング2の上部と衝止
可能なバンプラバーである。さらに、スプリングメンバ
6の外端部6aは図示しないサイドメンバに固定されて
いる。
【0019】前記構成のリヤサスペンション装置では、
車両が旋回すると外輪1側に多く荷重がかかって該外輪
1がバウンドし、外輪1側のショックアブソーバ10が
縮み行程になる。すると、図3に示すように(左後輪に
て示されている)、該ショックアブソーバ10の下部取
り付け部10aを連結しているロアアーム3に、前記縮
み行程での減衰力に対応した車体前方向への反力Fが入
力される。その反力Fによって発生するモーメントMに
よって、前端部4aのマウントインシュレータ20に対
して横方向の圧縮力が入力され、また後端部4bのマウ
ントインシュレータ21に対して横方向の伸展力が入力
されて、リヤサスペンション装置にトーイン方向への横
力コンプライアンスステアを増大し、もって車両の操縦
安定性が向上される。
【0020】前記作用は、車両の旋回時だけに限らず直
進走行時においても、荷重をより多く負担する側の後輪
1がバウンドして該後輪1側のショックアブソーバ10
が縮み行程になり、前記と同様に、その後輪1側に対し
てトーイン方向への横力コンプライアンスアテアが増加
して車両の直進安定性が向上する。また、前記構成のよ
うなリヤサスペンション装置において、サスペンション
メンバ4の前端部4aのマウントインシュレータ20の
横方向の弾性力が、後端部4bのマウントインシュレー
タ21の横方向の弾性力より強いために、横力に対する
弾性中心Dが前端部4aのマウントインシュレータ20
側に寄って、前記弾性中心Dがショックアブソーバ10
の下部取り付け部10aの位置より車体前方側に位置す
る場合においては、ショックアブソーバ10の軸線を車
体内側に傾斜させてもよい。
【0021】この場合には、後輪1のバウンドによりシ
ョックアブソーバ10が縮むと、図4に示すように、車
輪1側に向けて反力Fが入力されて、サスペンションメ
ンバ4の前端部4a及び後端部4bに取り付けられた両
マウントインシュレータ20,21に横方向の伸展力が
入力される。このとき、ショックアブソーバ10の下部
取り付け部10aが、前記弾性中心Dよりも車体後方側
に位置するために、後端部4bのマウントインシュレー
21が前端部4aのマウントインシュレータ20より
も多く伸展されて、バウンドした車輪1側に対してトー
イン方向への横力コンプライアンスステアを増大してア
ンダーステア傾向にし、操縦安定性が向上される。
【0022】よって、横力に対する弾性中心Dがショッ
クアブソーバ10の下部取り付け部10aより車体前方
側に位置する場合においては、ショックアブソーバ10
の軸線を車体内側に傾斜させると共に車体後方側にも傾
斜させると、相乗効果により、一層、バウンドした車輪
1側のトーイン方向への横力コンプライアンスステアを
増大することができる。
【0023】また、前記構成のようなリヤサスペンショ
ン装置において、サスペンションメンバ4の前端部4a
のマウントインシュレータ20の横方向の弾性力が、後
端部4bのマウントインシュレータ21の横方向の弾性
力より弱いために、横力に対する弾性中心Dが後端部4
bのマウントインシュレータ21側に寄って、前記弾性
中心Dがショックアブソーバ10の下部取り付け部10
aの位置より車体後方側に位置する場合においては、シ
ョックアブソーバ10の軸線を車輪1側に傾斜させても
よい。
【0024】この場合には、後輪1のバウンドによりシ
ョックアブソーバ10が縮むと、図5に示すように、車
体内方側に向けて反力Fが入力されて、サスペンション
メンバ4の前端部4a及び後端部4bに取り付けられた
両マウントインシュレータ20,21に横方向の圧縮力
が入力される。このとき、ショックアブソーバ10の下
部取り付け部10aが、前記弾性中心Dよりも車体前方
側に位置するために、前端部4aのマウントインシュレ
ータ20が後端部4bのマウントインシュレータ21よ
りも多く圧縮されて、バウンドした車輪1側に対してト
ーイン方向への横力コンプライアンスステアを増大して
アンダーステア傾向にし、操縦安定性が向上される。
【0025】よって、横力に対する弾性中心Dがショッ
クアブソーバ10の下部取り付け部10aより車体後方
側に位置する場合においては、ショックアブソーバ10
の軸線を車輪1側に傾斜させると共に車体後方側にも傾
斜させると、相乗効果により、一層、バウンドした車輪
1側のトーイン方向への横力コンプライアンスステアを
増大することができる。
【0026】以上のように、前記弾性中心Dとショック
アブソーバ10の下部取り付け部10aとの位置関係
で、前記のようにショックアブソーバ10の軸線の傾斜
方向を選択して設置することで、該ショックアブソーバ
10の縮み行程での減衰力に比例した反力により、バウ
ンドした車輪1側のトーイン方向への横力コンプライア
ンスステアを増大させることができる。
【0027】このとき、車輪1のバウンドストローク長
に比例して該ショックアブソーバ10が縮んで、前記車
輪1のバウンドストロークに比例した反力Fが発生し、
もってトーイン方向への横力コンプライアンスステアが
車輪1のバウンドストローク長に比例して増大されるの
で、左右の後輪1が共にバウンドしても、荷重が多くか
かってバウンドストローク長が長い車輪1側でのトーイ
ン方向への横力コンプライアンスステアの方が大きくな
って車両に対する操縦安定性の向上が図れる。
【0028】なお、本実施例では、横置きリーフスプリ
ング式のリヤサスペンション装置で説明したが、前記リ
ヤサスペンション装置に限らず前後方向に配置されたマ
ウントインシュレータ20,21によって車体に弾性支
持されるリヤサスペンション装置であれば、他の公知の
リヤサスペンション装置であっても構わない。また、前
記実施例ではショックアブソーバ10の軸線を傾斜させ
ているが、ショックアブソーバ10の軸線を垂直にした
まま、弾性中心Dの位置によって該ショックアブソーバ
10の下部取り付け部10aと接続されているロアアー
ム3を、傾斜させることによっても前記効果を得ること
ができる。例えば、弾性中心Dが前記下部取り付け部1
0aよりも前側にある場合に、ロアアーム3を車体内側
よりも車輪1側を低く配置すると、車輪1のバウンドに
よるショックアブソーバ10からの反力Fは車輪1方向
に入力されてバウンドした車輪1側のトーイン方向への
横力コンプライアンスステアを増大し、また、弾性中心
Dが前記下部取り付け部10aよりも後側にある場合
に、ロアアーム3を車体内側よりも車輪1側を高く配置
すると、車輪1のバウンドによるショックアブソーバ1
0からの反力Fは車体内側方向に入力されてバウンドし
た車輪1側のトーイン方向への横力コンプライアンスス
テアを増大する。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のリヤ
サスペンション装置は、前後に配置されたマウントイン
シュレータによる横力に対する弾性中心とショックアブ
ソーバの下部取り付け位置との位置関係により、該ショ
ックアブソーバの軸線の傾斜方向を変えて設置すること
によって、バウンドした車輪側のトーイン方向への横力
コンプライアンスステアを増やして、車両の挙動安定性
をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係わるリヤサスペンション装置の左
後輪側を示す上面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】本実施例に係わる、後傾したショックアブソー
バによる反力と前後のマウントインシュレータの挙動と
の関係を示す模式図である。
【図4】本実施例に係わる、車輪側に傾いたショックア
ブソーバによる反力と前後のマウントインシュレータの
挙動との関係を示す模式図である。
【図5】本実施例に係わる、車体側に傾いたショックア
ブソーバによる反力と前後のマウントインシュレータの
挙動との関係を示す模式図である。
【図6】従来例に係わるリヤサスペンション装置の左後
輪側を示す上面図である。
【図7】従来例に係わる、ショックアブソーバによる反
力と前後のマウントインシュレータの挙動との関係を示
す模式図である。
【符号の説明】
1 車輪(左後輪) 4 サスペンションメンバ 10 ショックアブソーバ 10a ショックアブソーバの下部取り付け部 20 前側のマウントインシュレータ 21 後側のマウントインシュレータ D 弾性中心 F 反力
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60G 13/06 B60G 3/20 B60G 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前側に配置されたマウントインシュレー
    タと後側に配置されたマウントインシュレータとによっ
    て車体側へ弾性支持されるリヤサスペンション装置にお
    いて、前記両マウントインシュレータによる横力に対す
    る弾性中心、ショックアブソーバの下部取り付け部よ
    りも車体前方側に位置し、且つ前記ショックアブソーバ
    の上部取り付け部を下部取り付け部よりも車体内側又は
    後側に配置したことを特徴とするリヤサスペンション装
    置。
  2. 【請求項2】 前側に配置されたマウントインシュレー
    タと後側に配置されたマウントインシュレータとによっ
    て車体側へ弾性支持されるリヤサスペンション装置にお
    いて、前記両マウントインシュレータによる横力に対す
    る弾性中心、ショックアブソーバの下部取り付け部よ
    りも車体後方側に位置し、且つ前記ショックアブソーバ
    の上部取り付け部を下部取り付け部よりも車輪側又は後
    側に配置したことを特徴とするリヤサスペンション装
    置。
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