JP2778221B2 - 磁気記録再生装置のフロントローディング機構 - Google Patents
磁気記録再生装置のフロントローディング機構Info
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- JP2778221B2 JP2778221B2 JP2197313A JP19731390A JP2778221B2 JP 2778221 B2 JP2778221 B2 JP 2778221B2 JP 2197313 A JP2197313 A JP 2197313A JP 19731390 A JP19731390 A JP 19731390A JP 2778221 B2 JP2778221 B2 JP 2778221B2
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- Japan
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- cassette
- reel
- loading mechanism
- magnetic tape
- magnetic recording
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はVTR等の磁気記録再生装置のフロントローデ
ィング機構に関するものである。
ィング機構に関するものである。
従来の技術 第3図は従来の磁気記録再生装置のフロントローディ
ング機構を示す。第3図にて、1はカセットであり、そ
の内部に磁気テープを巻回した一対のリール2を有して
いる。3はカセットホルダーであり、1のカセットがA
方向に挿入されカセットを保持する。カセットホルダー
の底面は後述するリール台を避けるために一対の解放孔
が手前側に解放して設けられている。4はサイドプレー
トであり、カセットホルダーの両側に位置し図示しない
基盤に固定されている。両側のサイドプレート4には長
孔4a,4a′が設けられ、その長孔を貫通してカセットホ
ルダー3にボス3a,3a′が固定されている。5はワイパ
ーアームであり、両側のサイドプレート4に設けられ両
方のワイパーアームは軸6で一体に固定されている。軸
6はサイドプレート4に回動自在に係止されている。ワ
イパーアーム5の先端部には長孔が設けられその長孔に
ボス3aが係合している。7はカセットガイドであり、両
側のサイドプレートに固定され、カセット1が移動する
ときにカセットの背面1aをガイドする。
ング機構を示す。第3図にて、1はカセットであり、そ
の内部に磁気テープを巻回した一対のリール2を有して
いる。3はカセットホルダーであり、1のカセットがA
方向に挿入されカセットを保持する。カセットホルダー
の底面は後述するリール台を避けるために一対の解放孔
が手前側に解放して設けられている。4はサイドプレー
トであり、カセットホルダーの両側に位置し図示しない
基盤に固定されている。両側のサイドプレート4には長
孔4a,4a′が設けられ、その長孔を貫通してカセットホ
ルダー3にボス3a,3a′が固定されている。5はワイパ
ーアームであり、両側のサイドプレート4に設けられ両
方のワイパーアームは軸6で一体に固定されている。軸
6はサイドプレート4に回動自在に係止されている。ワ
イパーアーム5の先端部には長孔が設けられその長孔に
ボス3aが係合している。7はカセットガイドであり、両
側のサイドプレートに固定され、カセット1が移動する
ときにカセットの背面1aをガイドする。
この状態でワイパーアームを図示しないモータで回転
させると、ワイパーアームの回動に従ってボス3aが力を
受けサイドプレートに設けられた長孔の形状に沿って移
動することになる。その結果、カセットホルダーに保持
されたカセットも長孔に沿って移動することになる。第
3図では当初水平方向に移動しそれから垂直方向に移動
することになる。また、モータの回転方向を変えること
により逆方向にも移動できる。この動作により、カセッ
トを挿入する第一の位置とカセット内のリールをリール
台と係合させ磁気テープを駆動しうる第二の位置の間を
カセットを移動できることになる。
させると、ワイパーアームの回動に従ってボス3aが力を
受けサイドプレートに設けられた長孔の形状に沿って移
動することになる。その結果、カセットホルダーに保持
されたカセットも長孔に沿って移動することになる。第
3図では当初水平方向に移動しそれから垂直方向に移動
することになる。また、モータの回転方向を変えること
により逆方向にも移動できる。この動作により、カセッ
トを挿入する第一の位置とカセット内のリールをリール
台と係合させ磁気テープを駆動しうる第二の位置の間を
カセットを移動できることになる。
第4図はカセットを挿入する時点の側面図である。第
5図はカセットが水平方向から垂直方向に移った時点の
側面図である。第4図及び第5図において、8はリール
台であり、図示しないモーターと連結されており、カセ
ット内の一対のリールと係合しリールを回転させその結
果磁気テープを駆動する。9はテープポストであり、磁
気テープをカセット内から引き出し所定のテープ走行経
路を構成する。テープポストの先端部はテーパ状となっ
ており、カセット下降時磁気テープがならって入りやす
くなっている。また、1bはカセットのフタであり、図示
しないフタ開け機構にてカセットが水平方向に移動する
際にフタが開く構成となっている。
5図はカセットが水平方向から垂直方向に移った時点の
側面図である。第4図及び第5図において、8はリール
台であり、図示しないモーターと連結されており、カセ
ット内の一対のリールと係合しリールを回転させその結
果磁気テープを駆動する。9はテープポストであり、磁
気テープをカセット内から引き出し所定のテープ走行経
路を構成する。テープポストの先端部はテーパ状となっ
ており、カセット下降時磁気テープがならって入りやす
くなっている。また、1bはカセットのフタであり、図示
しないフタ開け機構にてカセットが水平方向に移動する
際にフタが開く構成となっている。
通常はカセット1の背面1aとカセットガイド7の面7a
の間は隙間が設けられているが、カセットが挿入時に後
ろに戻った状態で移動したときは、カセットガイドの面
7aがカセットの背面1aをガイドしカセットが下降するに
従い、正規の位置に修正する。
の間は隙間が設けられているが、カセットが挿入時に後
ろに戻った状態で移動したときは、カセットガイドの面
7aがカセットの背面1aをガイドしカセットが下降するに
従い、正規の位置に修正する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら従来のフロントローディング機構では、
カセットが挿入時に後ろに戻った状態で移動したときカ
セットガイドでカセットの背面がガイドされるが、磁気
テープがたるんでいた場合や静電気を帯びカセットのケ
ースに張り付いていた場合ではカセットが下降すると
き、磁気テープがテープポストの真上から落ち磁気テー
プの下端に損傷が発生したり、場合によってはテープポ
ストの反対側に磁気テープが落ち正規の走行経路が形成
されず記録不良や再生不良が発生するという問題があっ
た。昨今のVTRは薄型になってきており、カセットの挿
入高さとテープポストに磁気テープがかかる高さが接近
してきているため、カセットが正規の位置に修正される
以前にテープポストに磁気テープがかかる場合があり特
にこの問題が発生しやすくなっている。
カセットが挿入時に後ろに戻った状態で移動したときカ
セットガイドでカセットの背面がガイドされるが、磁気
テープがたるんでいた場合や静電気を帯びカセットのケ
ースに張り付いていた場合ではカセットが下降すると
き、磁気テープがテープポストの真上から落ち磁気テー
プの下端に損傷が発生したり、場合によってはテープポ
ストの反対側に磁気テープが落ち正規の走行経路が形成
されず記録不良や再生不良が発生するという問題があっ
た。昨今のVTRは薄型になってきており、カセットの挿
入高さとテープポストに磁気テープがかかる高さが接近
してきているため、カセットが正規の位置に修正される
以前にテープポストに磁気テープがかかる場合があり特
にこの問題が発生しやすくなっている。
課題を解決するための手段 以上の課題を解決するために本発明の磁気記録再生装
置のフロントローディング機構では、そのリールと係合
してリールを駆動しうる一対のリール台と、カセットを
挿入しカセットを保持する箱型のカセットホルダーと、
そのカセットホルダーを両側から移動可能に支持する一
対のサイドプレートと、カセットを挿入しうる第一の位
置と磁気テープを駆動しうる第二の位置の間でカセット
ホルダーを移動させる手段と、カセットホルダーよりも
手前側に位置しサイドプレートに固定された部材であっ
てカセットが第一の位置から第二の位置に移動するとき
にカセットの背面をガイドするカセットガイドを具備
し、カセットホルダーの底面に第二の位置でリール台が
貫通する解放孔を手前側に解放して設け、カセットガイ
ドに第一の位置で解放孔に入り込む位置に突起を備えた
ものである。
置のフロントローディング機構では、そのリールと係合
してリールを駆動しうる一対のリール台と、カセットを
挿入しカセットを保持する箱型のカセットホルダーと、
そのカセットホルダーを両側から移動可能に支持する一
対のサイドプレートと、カセットを挿入しうる第一の位
置と磁気テープを駆動しうる第二の位置の間でカセット
ホルダーを移動させる手段と、カセットホルダーよりも
手前側に位置しサイドプレートに固定された部材であっ
てカセットが第一の位置から第二の位置に移動するとき
にカセットの背面をガイドするカセットガイドを具備
し、カセットホルダーの底面に第二の位置でリール台が
貫通する解放孔を手前側に解放して設け、カセットガイ
ドに第一の位置で解放孔に入り込む位置に突起を備えた
ものである。
作用 上記手段により、カセット挿入時にカセットが手前側
に戻った状態で移動を始めてもカセットガイドに設けた
突起にてカセットが下降開始と同時にガイドされ高い位
置で正規の位置に戻されるため、磁気テープがテープポ
ストにかかる時点では磁気テープとテープポストとは十
分に隙間が確保されることになる。従って、カセットが
下降時に磁気テープとテープポストが当たって磁気テー
プの下端を損傷したりテープポストの反対側に磁気テー
プが入ることはなくなる。
に戻った状態で移動を始めてもカセットガイドに設けた
突起にてカセットが下降開始と同時にガイドされ高い位
置で正規の位置に戻されるため、磁気テープがテープポ
ストにかかる時点では磁気テープとテープポストとは十
分に隙間が確保されることになる。従って、カセットが
下降時に磁気テープとテープポストが当たって磁気テー
プの下端を損傷したりテープポストの反対側に磁気テー
プが入ることはなくなる。
実施例 第1図及び第2図は本発明の磁気記録再生装置のフロ
ントローディング機構の一実施例である。従来例と同番
号は従来例と同じ構成であるため説明を省略する。第1
図にて、10はカセットガイド7に一体に設けた突起であ
り、カセットホルダー3が第一の位置で、カセットホル
ダー3の底面の解放孔に入り込む位置に設けている。第
2図は側面図であり、カセットが水平方向から垂直方向
に変わる時点である。このとき、カセットが手前側(B
方向)に戻った状態で移動してもカセットガイド7に設
けられた突起10にて垂直方向に移動を始めると同時に正
規の位置にガイドされることになる。
ントローディング機構の一実施例である。従来例と同番
号は従来例と同じ構成であるため説明を省略する。第1
図にて、10はカセットガイド7に一体に設けた突起であ
り、カセットホルダー3が第一の位置で、カセットホル
ダー3の底面の解放孔に入り込む位置に設けている。第
2図は側面図であり、カセットが水平方向から垂直方向
に変わる時点である。このとき、カセットが手前側(B
方向)に戻った状態で移動してもカセットガイド7に設
けられた突起10にて垂直方向に移動を始めると同時に正
規の位置にガイドされることになる。
従って、磁気テープがテープポストにかかる以前にカ
セットは正規の位置に修正されることになる。
セットは正規の位置に修正されることになる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、カ
セットが手前側に戻った状態で挿入しても磁気テープの
損傷や記録再生不良が発生しないことから、信頼性を向
上することができる。また、カセットが水平方向から垂
直方向に変わった直後にカセットが正規の位置に修正さ
れるため、高さを低く構成することができ、その結果、
磁気記録再生装置本体の薄肉化ができるという効果があ
る。
セットが手前側に戻った状態で挿入しても磁気テープの
損傷や記録再生不良が発生しないことから、信頼性を向
上することができる。また、カセットが水平方向から垂
直方向に変わった直後にカセットが正規の位置に修正さ
れるため、高さを低く構成することができ、その結果、
磁気記録再生装置本体の薄肉化ができるという効果があ
る。
第1図は本発明の磁気記録再生装置のフロントローディ
ング機構の一実施例を示す斜視図、第2図は同実施例に
おける側断面図、第3図は従来の磁気記録再生装置のフ
ロントローディング機構を示す斜視図、第4図及び第5
図は同従来例の側断面図である。 1……カセット、2……リール、3……カセットホルダ
ー、4……サイドプレート、5……ワイパーアーム、6
……軸、7……カセットガイド、8……リール台、9…
…テープポスト、10……突起。
ング機構の一実施例を示す斜視図、第2図は同実施例に
おける側断面図、第3図は従来の磁気記録再生装置のフ
ロントローディング機構を示す斜視図、第4図及び第5
図は同従来例の側断面図である。 1……カセット、2……リール、3……カセットホルダ
ー、4……サイドプレート、5……ワイパーアーム、6
……軸、7……カセットガイド、8……リール台、9…
…テープポスト、10……突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−7649(JP,U) 実開 昭62−120445(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/675 101
Claims (1)
- 【請求項1】カセット内のリールと係合してリールを駆
動しうる一対のリール台と、カセットを挿入しカセット
を保持する箱形のカセットホルダーと、このカセットホ
ルダーを両側から移動可能に支持する一対のサイドプレ
ートと、カセットを挿入しうる第一の位置と磁気テープ
を駆動しうる第二の位置との間で前記カセットホルダー
を移動させる手段と、前記カセットホルダーよりも手前
側に位置し前記サイドプレートに固定された部材であっ
てカセットが前記第一の位置から前記第二の位置に移動
するときにカセットの背面をガイドするカセットガイド
とを具備し、前記カセットホルダーの底面に前記第二の
位置で前記リール台が貫通する解放孔を手前側に解放し
て設け、前記カセットガイドに前記第一の位置で前記解
放孔に入り込む位置に突起を設けたことを特徴とする磁
気記録再生装置のフロントローディング機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2197313A JP2778221B2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 磁気記録再生装置のフロントローディング機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2197313A JP2778221B2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 磁気記録再生装置のフロントローディング機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489658A JPH0489658A (ja) | 1992-03-23 |
JP2778221B2 true JP2778221B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=16372380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2197313A Expired - Fee Related JP2778221B2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 磁気記録再生装置のフロントローディング機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778221B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-25 JP JP2197313A patent/JP2778221B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0489658A (ja) | 1992-03-23 |
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Legal Events
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