JP2816174B2 - テープ引出しピン装置 - Google Patents

テープ引出しピン装置

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JP2816174B2
JP2816174B2 JP1104405A JP10440589A JP2816174B2 JP 2816174 B2 JP2816174 B2 JP 2816174B2 JP 1104405 A JP1104405 A JP 1104405A JP 10440589 A JP10440589 A JP 10440589A JP 2816174 B2 JP2816174 B2 JP 2816174B2
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cassette
magnetic
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佳弘 紫田
昇 上遠野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置におけるテープ引出し装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置は、特公昭62−52374の第3図に示されて
いる様に、磁気テープ(以下テープという)が引出され
て走行する際に適切な高さ方向規制を行うべく上下にフ
ランジ部が形成されている。また、第2図に示す様にテ
ープが引出されていないカセツト装着状態においてテー
プの下方向へのストツパを設けた装置も既に知られてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来技術におけるテープが引出されて走行している場
合の各ガイド部材のテープに対する高さ位置関係は第4
図に示す様にガイドローラ110でテープ上端を規制し、
固定ガイド70でテープ下端を規制し、かつ引出しピン15
はこのテープの走行状態を損わない様な高さ位置に設定
するのが一般である。この場合、テープをガイドローラ
100あるいは引出ピン15によつてテープカセツト内から
引出して行く過程において、テープはカセツト装着時の
シヨツク,テープの自重分により、下方向に寄せられて
ローデイングして行く為、固定ガイド70のフランジ間に
入り込む際下フランジによつてダメージを受けるという
問題があり、上記テープが固定ガイド70のフランジ間に
入り込む際のローデイングの速度を落として、ソフトに
入り込ませなければならなかつた。また、固定ガイド70
の下フランジの形状もダメージを緩和すべく適正な形状
に設定する必要があり、第5図に示す如く、テーパ部を
大きくとらなければならず、外径φDにもある範囲の制
約がある為、必然的にテープの高さ方向を規制するフラ
ンジ径φDnを小さくしなければならなかつた。しかし、
テープの高さ方向を規制する規制力としては、フランジ
径φDnは大きい方が好ましく、テープの走行安定性を向
上させる上で支障となつていた。
本発明は、テープにダメージを与えることなくテープ
ローデイングの高速化を実現し、かつ安定したテープ走
行を可能とすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は引出ピン装置に
テープが引出されて走行している状態で働く下方向の第
1のストッパと、該第1のストツパの高さよりも高い位
置の第2のストッパを連設して設け、テープが引出され
ないテープ収納状態においては該第2の高い位置のスト
ツパが作用する様に構成したものである。
〔作用〕
テープローディング時に第2のストッパによりテープ
収納状態のテープ位置が保持され、したがって磁気テー
プを固定ガイドのフランジ間にスムーズに入り込ませる
ことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図を用いて説
明する。第3図はテープカセツト1を使用した磁気記録
再生装置の略平面図であり、テープカセツト1よりテー
プ2がガイドローラ10i,100,傾斜ピン11i,110により引
出され、シリンダ3に所定の角度巻きつけられた記録再
生可能なテープ走行状態を示すもので、5はシヤシ4に
植立されたガイドポスト,8は消去ヘツド,9はインピーダ
ンスローラ,12は音声の消去/録再および、コントロー
ル信号用ヘツド,1i,10はテープカセツト1内に植設され
たガイドピン,13はテープ駆動時にピンチローラ14が圧
接されてテープを走行せしめるキヤプスタンである。7
i,70はそれぞれシヤシ4に植立され、かつテープ走行高
さを規制する固定ガイドi,0である。また10i,100,11i,1
10もテープ走行高さを規制する役割を兼ねている。15は
詳細を第1図に示す様に、シヤシ4に植設された軸4aを
中心に回動するアーム17に設けられた引出ピンであり、
記録再生状態においてはテープカセツト1よりテープ2
を引出してテープ走行の高さを規制し、テープ走行を安
定化させる為のものである。
第1図(a),(b)はカセツト1がシヤシ4の所定
の位置に装着され、テープ2がカセツト1内に収納され
た状態を示す図であり、引出ピン15にはテープ走行の上
方向の高さを規制するフランジ部15aが一体的に形成さ
れ、また、下方向の高さを規制するストツパ16が嵌入さ
れている。このストツパ16はテープ収納状態においてテ
ープの下方向を規制するストツパ部16bと第1図
(c),(d)に示す様にテープ2を引出し、テープ走
行を行う状態において同様にテープ下方向を規制するス
トツパ部16aとを有している。
前述した様に第4図に示す様に、テープ走行状態にお
いてはガイドローラ100,固定ガイド70,およびカセツト
1内のTリール1Tによつて定められる所定のテープ走行
高さを損わない高さにストツパ部16aを設定し、かつ、
テープ収納時には、ローデイングする際の固定ガイド70
の下フランジとテープ下端との高さラツプ量Sを補正す
る様設定したストツパ部16bを設け、テープローデイン
グ過程においては引出ピン15はテープ収納状態の位置を
保持する構成とする事によつて、ローデイング時のテー
プダメージを防止することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、テープローデイング時に固定ガイド
70の下フランジにテープがラツプする事なくローデイン
グできるので、テープにダメージを与えることなくテー
プローデイングの速度を高速化する事が可能である。
また、固定ガイドのフランジの形状も必要以上のテー
パ部をとらなくてすむので、テープ走行を規制するフラ
ンジ径を大きくとることができ、安定したテープ走行を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は本発明の一実施例の引出ピン装
置の部分平面図とその略側断面図、第2図は従来よりあ
る引出ピン装置の側断面図、第3図は本発明の一実施例
の全体を示す平面図、第4図はテープ走行高さを示す為
の側面図、第5図は従来の固定ガイドの形状を示す側面
図である。 1……テープカセツト、2……磁気テープ 15……引出しピン、16……ストツパ 16a……磁気テープが引出されて走行する際に働くスト
ツパ 16b……磁気テープを引出さない状態において働くスト
ツパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/61 G11B 15/665

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセット内より磁気テープを引出し
    て記録再生を行う磁気記録再生装置のテープ引出しピン
    装置において、 該テープ引出ピンに、磁気テープが引出されて走行する
    際のテープの下方向の高さを規制する第1のストッパ
    と、磁気テープが引出されていないテープ収納状態にお
    いてテープの下方向の高さを規制し且つ前記第1のスト
    ッパより高く設定されていてテープローディング時にテ
    ープ収納状態のテープ位置を保持する第2のストッパと
    を連設して備えたことを特徴とするテープ引出しピン装
    置。
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JPS505565A (ja) * 1973-05-22 1975-01-21
JPS5872753U (ja) * 1981-11-09 1983-05-17 松下電器産業株式会社 磁気記録再生装置
JPS6035365A (ja) * 1984-06-08 1985-02-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気録画再生装置

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