JPH0626998Y2 - テ−プロ−デイング装置 - Google Patents

テ−プロ−デイング装置

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JPH0626998Y2
JPH0626998Y2 JP1987122312U JP12231287U JPH0626998Y2 JP H0626998 Y2 JPH0626998 Y2 JP H0626998Y2 JP 1987122312 U JP1987122312 U JP 1987122312U JP 12231287 U JP12231287 U JP 12231287U JP H0626998 Y2 JPH0626998 Y2 JP H0626998Y2
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tape
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magnetic tape
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政弘 金口
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Sony Corp
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Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、カセット式VTR等に適用するのに最適な
テープローディング装置であって、特に、ガイドレール
上で案内される摺動子によってローディングガイドを移
動させて、テープをローディング経路上にローディング
させるようにしたものに関する。
〔考案の概要〕
この考案は、上部にローディングガイドが設けられた摺
動子をガイドレール上で案内して復動位置から往動位置
へ移動させることにより、ローディングガイドによって
テープをローディング経路にローディングさせるように
し、かつ、摺動子に設けられた当接部を往動位置に設け
られた位置決め部に当接させることにより、摺動子を往
動位置で位置決めさせるように構成したテープローディ
ング装置において、テープがローディングガイドから摺
動子上に落下することがあっても、そのテープが当接部
に接触されないようにした保護フェンス面を上記摺動子
に設けることにより、上記当接部に塗布してあるグリー
ス等の潤滑剤がテープに付着されないようにしたもので
ある。
〔従来の技術〕
カセット式VTRに適用されるこの種テープローディン
グ装置の先願例として、この考案の出願人は、昭和62
年6月17日付出願の実用新案登録願(3)による「テ
ープローディング装置」を先に出願している。
そして、この先願例では、第6図及び第7図に示す如
く、摺動子1の上面1a上にローディングガイド2、傾
斜ガイド3及び当接部4(この当接部4はボール4aと
ピン4bとによって構成されている。)を設けている。
そして、摺動子1をガイドレール(図示せず)上で案内
して復動位置から往動位置へ移動させることによって、
ローディングガイド2及び傾斜ガイド3で磁気テープ5
をテープカセット(図示せず)内から引出してローディ
ング経路へローディングさせる。そして、往動位置に
て、第7図に示すように、摺動子1の当接部4を位置決
め部6(この位置決め部6はボール4aが下面に当接さ
れる固定板6aとその固定板6aに設けられてピン4b
が水平方向から当接されるV溝6bとによって構成され
ている。)に当接させて、摺動子1の上下方向及び水平
方向の位置決めを行うようにしたものである。
そして、この先願例によれば、ローディングガイド2を
高精度に位置決めすることができるので、磁気テープ5
の走行精度が非常に高いものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、この先願例のようなテープローディング装置で
は、磁気テープ5のローディング動作が行われる度に、
当接部4が位置決め部6に当接されて、これらに摩耗が
発生し、その摩耗によってローディングガイド2の位置
決め精度に狂いが発生し易い。そこで、通常は、第7図
に示すように、当接部4及び位置決め部6にグリース等
の潤滑剤7を予め塗布して、当接部4及び位置決め部6
の摩耗量を軽減する対策がとられている。
しかしながら、このように潤滑剤7を塗布しておくと、
第7図に1点鎖線で示すように、磁気テープ5のローデ
ィングやアンローディングの動作中或いはその他の時点
で、何等かの異常によって、磁気テープ5に弛みが生じ
て、その磁気テープ5がローディングガイド2から外れ
て摺動子1の上面1a上に落下した場に、その磁気テー
プ5が潤滑剤7によって汚損されてしまう重大事故を招
き易かった。
また、この先願例では、第7図に2点鎖線で示すよう
に、ローディングガイド2から摺動子1の上面1a上に
落下した磁気テープ5が、再度、通常のテンションに復
帰された時に、その磁気テープ5が第7図に実線で示す
ようなローディングガイド2の上下フランジ2a、2b
間の正規のテープパス装置へスムーズに復帰されずに、
その磁気テープ5が下フランジ2bに引っ掛かってダメ
ージを受け易かった。
この考案は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、テープがローディングガイドから摺動子上
に落下することがあっても、そのテープが当接部に接触
されないようにしたテープローディング装置を提供しよ
うとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、前述したテープローディング装置におい
て、ローディングガイド及び当接部を設けてある摺動子
の上記当接部脇に、その当接部の上端より高い保護フェ
ンスを設けたものである。
〔作用〕
この考案におけるテープローディング装置によれば、テ
ープがローディングガイドから摺動子上に落下すること
があっても、そのテープは当接部の上端よりも高い保護
フェンスで受け止められるので、その落下したテープが
当接部に接触されることがない。
〔実施例〕
以下に、この考案をカセット式VTRのテープローディ
ング装置に適用した実施例を図面によって説明する。
先ず、第5図によって、ローディング装置全体について
説明する。
記録媒体を構成する磁気テープ10は一対のリール1
1、12に巻装された状態でテープカセット13内に収
納されている。装着されたテープカセット13の前方に
はヘッドドラム16が配されており、その両側に伸びる
ように一対のガイドレール17が設けられている。一対
のガイドレール17にはヘッドドラム16の両側に延び
る一対の案内溝18が設けられており、これらの案内溝
18で案内される一対の摺動子20が一対のガイドレー
ル17上に摺動可能に支持されている。また摺動子20
上にはローディングガイド22と傾斜ガイド23とが支
持されている。
そして、一対の摺動子20が第5図に1点鎖線で示す復
動位置から実線で示す往動位置へ一対のガイドレール1
7によって案内されて移動されることによって、テープ
カセット13内の磁気テープ10が各一対のローディン
グガイド22と傾斜ガイド23とによってテープカセッ
ト10外に引出される。そして、その引出された磁気テ
ープ10は、テープガイド27、28、29、全巾消去
ヘッド30、ヘッドドラム16、オーディオ消去ヘッド
31、オーディオコントロールヘッド32、テープガイ
ド33、34、キャプスタン35に掛渡されたローディ
ング経路にローディングされた後に、ピンチローラ36
によってキャプスタン35に圧着される。
以上により、磁気テープ10がローディング経路に沿っ
て定速走行されながら、ヘッドドラム16及び磁気ヘッ
ド30、31、32によって磁気テープ10の所望の記
録、再生が行われる。
ところで、一対の摺動子20は、第5図に実線で示す往
動位置にて位置決め機構38によって位置決めされる。
そこで、第1図〜第4図によって、摺動子20の位置決
め機構38について説明する。
先ず、第1図〜第3図に示すように、この位置決め機構
38は、摺動子20上に設けられた当接部39と、ガイ
ドレール17上に固定されている位置決め部40とによ
って構成されている。当接部39はボール保持孔41に
圧入されたボール39aと、垂直なピン39bとによっ
て構成され、位置決め部40は固定台42上に水平に固
定された固定板40aと、その固定板40aの先端に設
けられたV溝40bとによって構成されている。
そして、摺動子20が往動位置へ移動された時に、第1
図及び第2図に示すように、当接部39のボール39a
が位置決め部40の固定部40aの下面に当接されると
共に、当接部39のピン39bが位置決め部40のV溝
40bに当接されて、摺動子20が上下方向及び水平方
向の両方について位置決めされて、ローディングガイド
22及び傾斜ガイド23の往動位置での高精度な位置決
めが行われる。
なお、これら当接部39及び位置決め部40には、これ
らの当接による、これらの摩耗量を軽減するためのグリ
ース等の潤滑剤43が塗布されている。
しかして、この考案では、第1図〜第3図に示すよう
に、摺動子20の水平な上面を保護フェンス45に構成
し、その保護フェンス45に設けた凹部46内に当接部
39を配置して、第1図に示す如く、当接部39の上端
の高さ位置Lより保護フェンス45の高さ位置L
方が段差Hだけ高くなるように構成している。
また、ローディングガイド22も保護フェンス45に設
けられた凹部47内に設けられていて、そのローディン
グガイド22の上下フランジ22a、22bのうち、下
フランジ22bを保護フェンス45とほぼ同じ高さ又は
保護フェンス45より若干低くなるように構成してい
る。なお、上下フランジ22a、22bとローディング
ガイド22の円筒面22cの間は上下逆向きのテーパ面
22dとなっている。
また、当接部39が位置決め部40に当接された時に、
摺動子20の保護フェンス45の上部に相対的に挿入さ
れる保護フェンス48が固定板40aに一体に設けられ
ている。
以上の如き構成によれば、第1図に1点鎖線で示すよう
に、磁気テープ10のローディングやアンローディング
の動作中或いはその他の時点で、何等かの以上によっ
て、磁気テープ10に弛みが生じて、その磁気テープ1
0がローディングガイド22から外れて摺動子20上に
落下することがあっても、その磁気テープ10は当接部
39の上端よりも高い保護フェンス45で受け止められ
るので、その落下した磁気テープ10が当接部39に接
触されることがない。
従って、その落下した磁気テープ10が当接部39に塗
布されているグリース等の潤滑剤43によって汚損され
ることがない。
なお特に、第1図に示すように、摺動子20が往動位置
で位置決めされた状態では、ローディングガイド22か
ら保護フェンス45上に落下した磁気テープ10が、更
にその保護フェンス45上から位置決め部40上に落下
することを、固定板40aの保護フェンス48が防止す
るので、磁気テープ10が位置決め部40上に落下し
て、位置決め部40に塗布されている潤滑剤43によっ
て汚損されることもない。
また、ローディングガイド22の下フランジ22bを保
護フェンス45とほぼ同じ高さ又は保護フェンス45よ
り若干低くなるように構成してあるので、ローディング
ガイド22から落下した磁気テープ10が、再度、通常
のテンションに復帰された時に、その磁気テープ10を
下フランジ22bに引っ掛けることなくローディングガ
イド22の上下フランジ22a、22b間の正規のテー
プパス位置へスムーズに復帰させることができる。従っ
て、その磁気テープ10が下フランジ22bに引っ掛か
ってダメージを受けることもない。なおこの時、下フラ
ンジ22b上のテーパ面22dが磁気テープ10を上下
フランジ22a、22b間へ安全に誘導する。
なお、第4図は変形例を示したものであって、摺動子2
0の上面49上で、当接部39の両脇に一対のリブ50
を設け、これらのリブ50の上面を保護フェンス45に
構成したものであり、第1図〜第3図に示したものと同
様の機能及び効果が得られる。
以上、この考案の実施例に付き述べたが、この考案は実
施例に限定されることなく、この考案の技術的思想に基
づいて各種の有効な変更が可能である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案のテープローディング装置
は、ローディングガイドから摺動子上に落下したテープ
を保護フェンスで受け止めるようにして、そのテープが
当接部に接触されることがないように構成したので、上
記落下したテープが当接部に塗布されているグリース等
の潤滑剤によって汚損されることを未然に防止すること
ができて、安全性が非常に高い。
特に、実施例で示したように、ローディングガイドの下
フランジを保護フェンスとほぼ同じ高さ又は保護フェン
スより若干低くなるように構成しておけば、ローディン
グガイドから落下したテープが、再度、通常のテンショ
ンに復帰された時に、そのテープを上記下フランジに引
っ掛けることなくローディングガイドの上下フランジ間
を正規のテープパス位置へスムーズに復帰させることが
できる。従って、そのテープが上記下フランジに引掛か
ってダメージを受けることも未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第4図はこの考案の実施例を示したものであっ
て、第1図は要部を示す第2図のI−I矢視での断面
図、第2図は要部を示す平面図、第3図は要部を示す斜
視図、第4図は変形例を示す斜視図、第5図はローディ
ング装置全体を示す平面図である。 第6図は先願例の斜視図、第7図は先願例の側面図であ
る。 なお図面に用いた符号において、 10……磁気テープ 17……ガイドレール 20……摺動子 22……ローディングガイド 38……位置決め機構 39……当接部 40……位置決め部 43……潤滑剤 45……保護フェンス L1……当接部の上端の高さ位置 L2……保護フェンスの高さ位置 H……段差 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部にローディングガイドが設けられた摺
    動子をガイドレール上で案内して復動位置から往動位置
    へ移動させることにより、上記ローディングガイドによ
    ってテープをローディング経路にローディングさせるよ
    うにし、 上記摺動子に設けられた当接部を上記往動位置に設けら
    れた位置決め部に当接させることにより、上記摺動子を
    上記往動位置で位置決めさせるように構成したテープロ
    ーディング装置において、 上記摺動子の上記当接部脇に、その当接部の上端より高
    い保護フェンスを設けたことを特徴とするテープローデ
    ィング装置。
JP1987122312U 1987-08-10 1987-08-10 テ−プロ−デイング装置 Expired - Lifetime JPH0626998Y2 (ja)

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JP1987122312U JPH0626998Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10 テ−プロ−デイング装置

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Publication Number Publication Date
JPS6428535U JPS6428535U (ja) 1989-02-20
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61175960A (ja) * 1985-01-30 1986-08-07 Sony Corp テ−プガイド装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61175960A (ja) * 1985-01-30 1986-08-07 Sony Corp テ−プガイド装置

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JPS6428535U (ja) 1989-02-20

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