JP2776872B2 - 手動ピストンポンプと共に使用するモータ駆動体を持つ改良形乳房ポンプ組立体 - Google Patents

手動ピストンポンプと共に使用するモータ駆動体を持つ改良形乳房ポンプ組立体

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Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は一般に母乳ポンプに関し、特にピストンポン
プのような手動駆動形ポンプ機構を含む、母乳の抽出の
際用いられる乳房ポンプに関する。
（発明の背景） 母乳を抽出するのに用いられるポンプは知られてい
る。母乳ポンプは、例えば特に新生児によって後で飲ま
れるように貯蔵するために、母乳を乳房から取出すため
に乳房をマッサージするように構成されている。
母乳ポンプは代表的には２つのタイプに分かれる。す
なわちモータによって駆動されるものと、手で駆動され
るもの、すなわち手動のものとである。（出願の譲受
人、メデラ インコーポレーテッドは手動ポンプとして
使用でき、またはモータ駆動体と共に使用できるように
構成されたマニュアルエレクトリック（手動電動）ポン
プを市販している。1987年５月22日付出願の米国特許出
願第07/053,055号参照）。代表的には、それらの乳房ポ
ンプは乳首および乳房の部分におかれることができる漏
斗状の堅い覆いを含む。負圧または真空が覆い内で間欠
的に発生され乳首および隣接部分を覆いの狭い部分に引
張る吸引を発生させる。この引張り作用は乳児が吸引す
るように乳房をマッサージして圧縮し、母乳の抽出を覆
い漏斗状開口に生じさせる。次に母乳は後の使用のため
に、または廃棄のために収集室または貯蔵用容器に流入
される。
手動駆動ポンプで覆い内に間欠的な吸引を発生させる
のに用いられる一般的な手段は圧縮性バルブ（球）また
は好ましくは空気駆動形ポンプである。後者は一般に覆
いに連結したピストンシリンダを含み、ピストンは、例
えば一端がピストンに連結され、他端がピストンシリン
ダの後方から延びる手動ピストンロッドの駆動作用の下
で、ピストンシリンダ内で往復するように取付けられて
いる。そのような手動駆動形ピストンポンプを持つ乳房
ポンプに関する詳細な前述の米国特許出願第07/053,055
号から明らかである。
（発明の要約） 前述の手動駆動形乳房ポンプは、例ば比較的コンパク
トであり、電源なしで操作でき、どこでも容易に運んで
使用できる等の多数の利点を有する。しかし家庭ではま
たは病院では（２つの例として挙げると）、乳房ポンプ
の持ち運びおよび電力要求は重要なファクタでない場合
もある。これらの場合、モータ駆動形乳房ポンプを用い
て乳房ポンプを手動で動かすことなしに済ませることが
望ましい。したがって、本発明の主要な目的は、通常は
手動駆動できるポンプを機械的に駆動して母乳の抽出を
行うように構成したモータ駆動ユニットと共に、手動操
作できる乳房ポンプを含む改良形乳房ポンプ組立体を提
供することにある。
特に、本発明はピストンシリンダ内で往復動するよう
に収容された手動駆動できるピストンを持つ手動操作で
きる乳房ポンプを含む改良形乳房ポンプ組立体から成
る。前述のように、ピストンの往復動作用は乳房上にお
かれた乳房覆い内で周期的な吸引を発生させ、それによ
って母乳を抽出する。モータ駆動ユニットは手動操作で
きる乳房ポンプを収容し保持するように構成されてい
る。駆動ユニットはピストンポンプを駆動するモータお
よび関連する駆動機構を含む。
本明細書に記載する発明の実施例において、乳房ポン
プ組立体のピストンポンプ部分はピストンシリンダの前
方端に嵌合するアダプタで駆動ユニットのケーシングに
取付けられている。ピストンロッドはアームの一端でＵ
形状弾性把持部材、すなわちクランプ内に収容されてい
る。アームの他端はケーシングに枢着されており、アー
ムを弧状に周期的に回動して、もし手によって駆動され
る場合のようなピストンロッドの往復動を行う機構に連
結されている。電気モータがアーム回動機構に連結され
てアーム回動機構を駆動する。
モータ駆動ユニットは、乳房ポンプの最適手動駆動が
再生するのと同一のストロークを実質的に再生するピス
トンポンプの吸引ストロークを与える。このような最適
ストロークは毎分約50−60サイクルのストローク速度で
少なくとも100mmHgの最大から好ましくは約250mmHgの範
囲内で発生させる吸引であると現在考えられている。
本発明は、乳房ポンプの手動駆動できるピストンポン
プと共に用いるためのモータ駆動ユニットを提供する前
述の目的を達成するものである。ピストンポンプをモー
タ駆動ユニットのアダプタに取付けることを除き手動乳
房ポンプ調節は事実上不要である。本発明の乳房ポンプ
組立体は手動駆動モードおよびモータ駆動モードの間で
容易に相互変更できる。他の利点は、例えば各使用者に
供給される手動ポンプで、病院内の多数の使用者に一式
を与える能力を含むことである。単一のモータ駆動ユニ
ットが不衛生となる危険なしに多数の使用者に用いられ
ることができる。
この点に関して、本発明の衛生的な面がさらに高めら
れている。一人の使用者によってだけ用いられる先行技
術のモータ駆動ポンプでさえ微生物汚染の問題に直面し
ていた。母乳がポンプの空気ラインに入らないように阻
止するためにオーバーフローの防止が必要であった。オ
ーバーフローが防止されたとしても、汚染した空気がポ
ンプ空気ラインに入る恐れがあった。モータ空気ライン
に対する汚染の危険性は本発明によって完全になくされ
た。その理由はモータ駆動機構が汚染される内部空気ラ
インを有しないからである。すなわち、モータ駆動機構
は手動ピストンポンプを単に機械的に駆動し、乳房ポン
プと駆動機構との間に流体を流させないからである。
本発明およびその利点に関する詳細な説明は添付図面
を参照して本発明の実施例の詳細な説明から明らかにな
るであろう。
（発明の実施例の詳細な説明） 一般的構成および作動 本明細書に例示した改良形乳房ポンプ組立体は２つの
原理的な構成を含んでいる。１つは、第２図の手動操作
のために作られた手動操作乳房ポンプである。乳房ポン
プは乳房覆い組立体10および詳細に後述するように乳房
覆い組立体に連結している手動駆動可能なピストンポン
プ11を有する。ボトル12のような母乳の収集用の容器が
乳房覆い組立体10の下部に取付けられている。
改良形乳房ポンプ組立体の他の原理的な構成はモータ
駆動ユニット15（例えば第１図および第５図）である。
モータ駆動ユニット15は、乳房覆い組立体からはずされ
たときピストンポンプ11を収容し保持、かつピストンポ
ンプ11を機械的に駆動するように構成されている。この
目的のために、モータ駆動ユニット15は駆動ユニットの
ケーシング17に着脱自在のアダプタ16を有する（第１
図、第３図および第3A図）。ピストンポンプ11のピスト
ンシリンダ18はアダプタ16に収容される。ピストンポン
プ11のピストンロッド19はアーム20の一端に着脱自在に
保持され、アーム20は他端においてケーシング17に取付
けられている。
モータ駆動形機構がアーム20を弧状に周期的に回動さ
せピストンロッド19を手動で駆動する方法とほぼ同様な
方法でピストンロッド19およびピストン21の往復動を行
うために設けられている。この駆動機構は、この実施例
の他の内容と共に詳細には後述される。ある長さのチュ
ーブ22はアダプタ16を乳房覆い組立体10に連結し、乳房
覆い組立体10内の吸引のためにピストンポンプ11の後退
ストロークで発生される負圧を供給する。
手動乳房ポンプ 本明細書で示す、乳房覆い組立体10およびピストンポ
ンプ11から成る手動操作乳房ポンプは前述の米国特許出
願第07/053,055号に示すものとほぼ同一であり、参考の
ために本明細書にも開示されている。要約すると、乳房
ポンプは２つの端部を有する覆い本体または覆い部材を
有する。第１端部23aは巾広の断面（直径）を有し、漏
斗状である。覆い部材の第２端部23bは漏斗の円筒状延
長部を構成し、端部23aの断面よりかなり細巾の断面を
有する。第２端部23bは、管状延長部24aによって形成し
た収集室または捕収室24と、真空流路25とに連通してい
る。
真空流路25は、この実施例では短い管状延長部または
カラー50によって形成された真空ライン26に連通してい
る。垂下分離壁27は、分離壁27の底部が真空ライン26の
レベル以下にある状態で、漏斗23bの端と真空ライン26
との間にバッフルを形成している。乳房覆い部材に抽出
される母乳は、このように、真空ライン26に入らないよ
うに分離壁27によって遮断されている。
収集室24の下部にはバルブ機構28がある。バルブ機構
28はバルブ部材としてディスク部材29を用いており、デ
ィスク29は管状バルブハウジング30内に収容されてい
る。乳房ポンプが作動されると、ディスク29は真空下で
上方に動かされ、そこでディスクは室24を形成する管状
延長部24aの底部縁、すなわち口に接触して着座し、収
集室24を閉じる。真空が解放されると、ディスク29は前
述の弁座から自由に落下し、収集室24内に収集された乳
を下方に向かって容器12中に流す。バルブ機構28はぴっ
たりした締まりばめによって管状延長部24aの外側に取
付けられる。
手動駆動ピストンポンプ11（第２図および第３図）は
連結スリーブ31（第４図）によって乳房覆い組立体10に
連結される。連結スリーブ31は内部がねじ切られてお
り、そのねじ山はピストンシリンダ18（第３図）の前方
端に形成したねじ山32に整合する。ピストンシリンダ18
の前方端はほぼ気密嵌合で連結スリーブ31の内部に形成
したシリンダに当接する。ピストンポンプ11の平均スト
ロークで達成される最大の希望真空圧力であると考えら
れるものに対応する点において孔35がピストンシリンダ
18の壁に形成されている。一旦ピストンのヘッドが真空
吸引ストローク中にこの孔35を超えて通過すると、発生
された真空は自動的に解放される。
ポンピング中に発生される真空の量を変化させる調節
機構も設けられている。これは前方端に隣接してピスト
ンシリンダ18上に支持したリング41によって図示されて
おり、シリンダ18を貫通する一対の穴（図示せず）の上
を覆う。内部室またはチャンネル（図示せず）がリング
41の内部に形成されている。リング41に形成されたチャ
ンネルは大気に開口する１つまたはそれ以上の開口を有
する。リング41は、好ましくは、リング41およびピスト
ンシリンダ18の間に良好なシールを維持できる可撓性ま
たは半可撓性ゴム状材料から作られる。
リング41は“最大”、“中間”および“最少”真空と
して指示された位置にピストンシリンダ18上で回転され
る（第3A図参照）。真空の範囲は、リングが回転される
ときのリング41内のチャンネルの領域内に入るシリンダ
18内の孔によって決まる。真空調節リング41の構成およ
び作動、乳房ポンプの構成および作動に関する詳細は、
米国特許出願第07/053,055号から得られる。
前述の米国特許出願第07/053,055号に記載の乳房ポン
プに対する適用は真空流路25の上部に形成された管状延
長部、すなわちカラー50の形態をとる。管状コネクタ51
はぴったりと嵌合してカラー50内に収納される一端51a
を有する。チューブ22に対するエンドストップ（端止
め）として働くコネクタ51に形成したわずかに半径方向
に延びるショルダ51cがある。チューブ22を真空流路25
に連結するこの配列は、チューブ22の連結が真空流路25
に対して直接なされる点において、米国特許出願第07/0
53,055号に記載の電気ポンプ用に用いられる形式のアダ
プタに対して利点を有する。この直接の連結は大きな利
点があると考えられるが、それにもかかわらず本発明は
本明細書に示す乳房覆い組立体を変更する必要なしに米
国特許出願第07/053,055号に示す形式のポンプアダプタ
と共に有効に用いられることができる。
モータ駆動ユニット 第３図を参照すると、本発明の乳房ポンプ組立体に用
いられる米国特許出願第07/053,055号に示すピストンポ
ンプ11には全く変更を要しないことが明らかである。ピ
ストンシリンダ18は手動駆動モードで用いられる乳房覆
い組立体10の連結スリーブ31に取付るためのねじ山付前
方端32を有する。ピストンポンプを機械的に駆動するこ
とを希望するときには、アダプタ16が用いられる。
アダプタ16はピストンシリンダ18にほぼ気密に取付け
るために整合したねじ山付のキャップ部分52を有する。
キャップ52（第３図）の内部には、キャップ52の内部
に、したがってピストン室に連結する小さい室53があ
る。室53から外方に延びるのはニップル状出口54であ
る。出口54はチューブ22の他端内に収容される寸法であ
る。
アダプタ16はキャップ52から延びアダプタ16に見た目
の良い外観を与える丸めた側壁55を有する。中空ポスト
56はポスト穴57（第５図参照）内に収容されてアダプタ
をケーシング17に取付ける。アダプタ16は、さらに、側
壁55から延びるフランジ58（第3A図）の使用によってケ
ーシング17の適所に固定される。ポスト56がポスト穴57
中に完全に挿入された状態で、アダプタ16は、フランジ
58の一部がケーシング17内に形成した拡大したスロット
59内に摺動して入るように、時計方向に回転できる。ポ
スト56はアダプタ16をケーシング17に堅く連結するよう
にポスト穴57中に固定される。
第１図および第３図を特に参照すると、ピストンロッ
ド19はピストンロッド19の頚部部分19aより小さい寸法
の弾性Ｕ形状シリコーングリップ、すなわちクランプ64
内に収容される。ピストンロッドの頚部は弾性グリップ
64内に収容される。ピストンロッドの頚部は弾性グリッ
プ64中に押込まれ、弾性グリップがピストンロッドをア
ーム20に堅く保持する。グリップ64は、グリップ64の向
き合う横側部に形成した対応する穴66に収容される一対
の向き合うボス65の使用によってアームのＵ形状端に枢
着される（第３図）。
アーム20は強度および軽量のためにＩビーム形構造を
有する。アーム20の下端はケーシング17内の穴を貫通す
る細長いポスト70を介してケーシング17に枢着されてい
る。ポスト70はアーム20に固定されており、ケーシング
の床部分に形成した一対の管状支持体68に回転自在に取
付けられている。また、ポスト70に固定されているのは
内部アーム71である。
内部アーム71は偏心体すなわちカム74の外縁に当接す
るように自由上部端に取付けられた硬質の滑らかなベア
リング73を有する。金属ロッド75がロッド75の穴に半径
方向に挿入されるピン76を介してアーム71に一端で取付
けられており、一対の向き合うピン端部受容体77（Ｖ形
状スロット）に収容されている。
ばね78がロッド75に対して偏心的に取付けられてい
る。ばね78の一端はボタン83上に配置され、ボタンは内
方に延びるフランジ60内に設けられた開口内に嵌合して
いる。フランジ60は金属取付けプレート61から折り曲げ
られている。取付けプレート61は、また、62で概略的に
示すように、駆動機構用の電気接続具を支持している。
ばね78の他端はロッド75の自由端に固定したディスク63
に当接している。ばね78はこのように装荷されてアーム
71を（ベアリング面73を介して）カム74の側縁に常に嵌
合させている。
第５図に最も良く示すように、カム74は前述したよう
に偏心的であり、内部アーム71に運動を与えて希望する
ポンピングサイクル中にアーム20を駆動するように設計
された縁面74aを有する。カム74はスプロケット80（第
５図）と共に回転する。スプロケット80は駆動シャフト
84に取付けられた減速ギャ82によって駆動される歯付駆
動ベルト81によって回転させられる。ホイール85も駆動
シャフト84に取付けられて、滑らかに駆動ベルト86が収
容される滑らかな表面を有する。
駆動ベルト86は適当な駆動モータ90のシャフト89を駆
動するように固定した滑らかな小さいシリンダ88に連結
されている。モータ90はトグルスイッチ91でオンおよび
オフされる。電力コード92はモータを電源に接続する。
適当な駆動モータはバッテリ駆動形電源用の12ボルト直
流タイプのモータまたは住宅用電流（110ボルト）で駆
動されるモータ用の交流タイプモータであることが本出
願人により見出されている。
アーム20を駆動するための特定のタイプのモータは前
述の目的に対して十分である限りは本発明の作動に対し
て特に意味を有するものとは認められない。駆動機構に
対する部材、取付け、材料、電気接続等に関する詳細な
説明は、特に図面に示す詳細を考慮すると、当業者の技
術範囲内に入るので、省略されている。
駆動機構はまた最適手動ポンピングサイクルであると
考えられるものとほぼ同一にピストンポンプ11を往復動
させるように機能すべきである。そのような最適サイク
ルは、現在、最大で約250mmHgであり最少で約100mmHgよ
り小さくない範囲内で乳房覆い内に最大吸引を発生させ
る吸引ストロークであると考えられる。約250mmHgより
大きな吸引は不快感またはけがを生じさせる恐れがあ
り、約100mmHgより小さい吸引は効率的な母乳の抽出を
行うことができない。１分当たり約50−60サイクルの吸
引ストロークが望ましいと考えられ、50サイクル／分が
現在好ましい。
好ましい最適サイクルは以下の通りである。母乳を吸
っている新生児と同一のパターン、すなわち各サイクル
が吸引、解放、休止からなる規則的でリズム的な一連の
サイクルをまねすることが望ましい。
カム74の表面74aはアーム71を駆動する際この最適な
サイクルをまねるように設計されている。この最適サイ
クルおよび吸引を得るのに用いられる機構は利用される
ピストンポンプのタイプおよび乳房覆い組立体と共に変
更してもよい。本明細書に記載した機構はピストンポン
プおよび乳房覆いと共に用いるのに特に適している． ケーシング17は駆動機構を囲み、駆動機構の種々の要
素に対する取付け体として働く。ケーシング17は、取っ
手95をさらに含んでいる。換気口96はモータ90に関連す
る冷却ファン（図示せず）用の空気入口を与える。くぼ
み98がケーシング17の頂部に形成され、その内でボトル
12が便利に一時的に保持される。
本発明を特定の実施例を参照して記載してきたが、当
業者は本発明の適用を容易にするような要素および構造
の変更を認めることができ、そのような変更は本発明の
範囲内に入るものである。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明にしたがって作られた改良形乳房ポンプ
組立体を示す斜視図である。 第２図は乳房ポンプの手動操作用に組立てられた第１図
の乳房ポンプを示す図である。 第３図はピストンポンプをモータ駆動ユニットに取付け
る詳細を示す第１図の線３−３に沿った拡大断面図であ
る。 第3A図はモータ駆動ユニットに対するピストンポンプの
前方端の取付けを示す正面図である。 第４図は乳房覆い組立体の詳細を示す第１図の線４−４
に沿った拡大断面図である。 第５図は駆動機構の詳細を示すために部分的に切欠いて
モータ駆動ユニット（第１図に対して）の背面を示す図
である。 第5A図は駆動カムの正面図である。 第６図は第５図の線６−６に沿った拡大図である。 10……乳房覆い組立体、 11……ピストンポンプ、 12……ボトル、 15……モータ駆動ユニット、 16……アダプタ、 17……ケーシング、 18……ピストンシリンダ、 19……ピストンロッド、 20……アーム、 22……チューブ、 28……バルブ機構、 41……リング， 74……カム、 78……スプリング、 90……モータ。

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】使用の際乳房に位置決めされた乳房覆い内
    に周期的な吸引を発生して母乳の抽出を行うためにピス
    トンシリンダの室内に往復動するように収容された手動
    ピストンを有する手動操作可能な乳房ポンプを含む改良
    形乳房ポンプ組立体において、 前記手動操作可能な乳房ポンプを収容し保持するように
    構成されたモータ駆動ユニットを有し、前記駆動ユニッ
    トはピストン室内で往復動するように乳房ポンプピスト
    ンを駆動する手段を有する、 ことを特徴とする改良形乳房ポンプ組立体。
  2. 【請求項２】請求項１記載の改良形乳房ポンプ組立体に
    おいて、ピストンシリンダは前方端および後方端を有
    し、前方端はピストンシリンダ内のピストンの移動によ
    って乳房覆い内に吸引を発生するために乳房覆いを含む
    乳房覆い組立体に連結可能であり、ピストンはピストン
    ロッドに連結されており、ピストンがピストンシリンダ
    の後方端から延び、 前記モータ駆動ユニットはケーシングと、 ピストンシリンダの前方端を解放自在に収容し保持する
    ために前記ケーシング上に取付けられた手段と、 第１端および第２端を有するアームと、を有し、前記第
    １端はピストンロッドを解放自在に収容し保持するため
    の手段を有し、前記第２端は前記アームを往復動形態で
    弧状に回動させてピストンロッドの往復動を行いピスト
    ンを駆動するアーム回動手段に連結されており、 前記アーム回動手段に連結されて前記アーム回動手段を
    駆動するモータをさらに有する、 ことを特徴とする改良形乳房ポンプ組立体。
  3. 【請求項３】請求項２記載の改良形乳房ポンプ組立体に
    おいて、前記駆動ユニットによって行われる室内のピス
    トンの吸引ストロークが乳房ポンプの最適手動駆動とほ
    ぼ同一のストロークを発生するように構成されているこ
    とを特徴とする改良形乳房ポンプ組立体。
  4. 【請求項４】請求項３記載の改良形乳房ポンプ組立体に
    おいて、前記駆動ユニットによって行われる吸引ストロ
    ークは約50−60サイクル／分の吸引ストローク速度で約
    100ないし約250mmHgの範囲内で乳房覆い内に最大吸引を
    発生することを特徴とする改良形乳房ポンプ組立体。
  5. 【請求項５】請求項２記載の改良形乳房ポンプ組立体に
    おいて、ピストンロッドを前記アームの前記第１端に解
    放自在に収容し保持する前記手段は前記第１端に支持さ
    れピストンロッドの直径より小さい寸法であるＵ形状弾
    性把持部材であり、ピストンロッドが把持部材内に収容
    され把持されることを特徴とする改良形乳房ポンプ組立
    体。
  6. 【請求項６】請求項２記載の改良形乳房ポンプ組立体に
    おいて、ピストンシリンダの前方端は乳房覆い整合ねじ
    山付部分に解放自在にほぼ気密に取付けるようにねじ切
    られ、ピストンシリンダの前方端を解放自在に収容し保
    持するために前記ケーシングに取付けた前記手段はピス
    トン室前方端にほぼ気密に取付けるためにピストン室前
    方端に整合状態にねじ切られたキャップ部分と、空気が
    ピストン室を通過するためのキャップに形成した空気チ
    ャンネルと、空気チューブが連結できる前記空気チャン
    ネルに対する出口と、前記ケーシングに形成したポスト
    穴に収容される前記キャップ上に形成したポストと、を
    有するアダプタから成ることを特徴とする改良形乳房ポ
    ンプ。
  7. 【請求項７】請求項６記載の改良形乳房ポンプにおい
    て、前記アダプタは前記キャップの側から横方向に延び
    るフランジをさらに含み、前記ケーシングは前記ポスト
    穴に隣接して形成されたスロットをさらに含み、スロッ
    ト内で前記フランジが前記ケーシングの適所に前記アダ
    プタを解放自在に固定するために回転自在に収容される
    ことを特徴とする改良形乳房ポンプ組立体。
  8. 【請求項８】乳房ポンプの乳房覆い組立体の整合ねじ山
    部分を解放自在に取付けるためにねじ切られたピストン
    シリンダの前記端をケーシングに解放自在に取付けるア
    ダプタにおいて、 ピストンシリンダ前方側にほぼ気密に取付けるためにピ
    ストンシリンダ前方端に整合状態にねじ切られたキャッ
    プ部分と、 空気がピストンシリンダのピストン室を通過するため
    の、キャップに形成された空気チャンネルと、 空気チューブが連結できる前記空気チャンネルに対する
    出口と、 アダプタ取付具のポスト穴に収容される、前記キャップ
    に形成されたポストと、 を有することを特徴とするアダプタ。
  9. 【請求項９】請求項８記載のアダプタにおいて、前記ア
    ダプタは前記キャップの側から横方向に延びるフランジ
    を含み、前記アダプタ取付具は前記フランジが前記取付
    具の適所に前記アダプタを解放自在に固定するために回
    転自在に収容されることを特徴とするアダプタ。
  10. 【請求項１０】使用の際、乳房に位置決めされた乳房覆
    い内に周期的な吸引を発生して母乳の抽出を行うために
    ピストンシリンダの室内に往復動するように収容された
    ピストンを持つ手動ピストンポンプを有する手動操作可
    能な乳房ポンプを含む乳房ポンプ組立体を駆動するよう
    に構成されたモータ駆動ユニットにおいて、ピストンシ
    リンダは前方端および後方端を有し、前方端はピストン
    シリンダ内のピストンの後退移動によって乳房覆い内に
    吸引を発生するために乳房覆いを含む乳房覆い組立体に
    連結でき、ピストンはピストンに連結されたピストンロ
    ッドを有し、ピストンロッドはピストンシリンダの後方
    端から延びており、前記モータ駆動ユニットは、 ケーシングと、 前記ケーシングにピストンポンプを収容し保持する手段
    と、を有する、 ことを特徴とするモータ駆動ユニット。
  11. 【請求項１１】請求項10記載のモータ駆動ユニットにお
    いて、前記駆動ユニットによって行われる室内のピスト
    ンの吸引ストロークは約50−60サイクル／分の吸引速度
    で、約100ないし約250mmHgの最大の範囲内で乳房ポンプ
    の最適手動駆動とほぼ同一のストロークを発生するよう
    に構成されていることを特徴とするモータ駆動ユニッ
    ト。
  12. 【請求項１２】請求項11記載のモータ駆動ユニットにお
    いて、前記ピストンロッド駆動手段はカム表面を有する
    回転偏心カムを含み、カム表面は第１レバーアームを駆
    動し、第１レバーアームはピストンロッドを保持する手
    段を持つ第２レバーアームに連結されており、前記カム
    表面は前記第１および第２レバーアームと共に最適スト
    ロークサイクルを発生することを特徴とするモータ駆動
    ユニット。
  13. 【請求項１３】使用の際、乳房に位置決めされた乳房覆
    い内に周期的な吸引を発生して母乳の抽出を行うために
    ピストンシリンダの室内に往復動するように収容された
    手動ピストンポンプを有する手動操作可能な乳房ポンプ
    を含む乳房ポンプ組立体を駆動するように構成されたモ
    ータ駆動ユニットにおいて、ピストンシリンダは前方端
    および後方端を有し、前方端はピストンシリンダ内のピ
    ストンの後退移動によって乳房覆い内に吸引を発生する
    ために乳房覆いを含む乳房覆い組立体に連結でき、ピス
    トンはピストンに連結されたピストンロッドを有し、ピ
    ストンロッドはピストンシリンダの後方端から延びてお
    り、前記モータ駆動ユニットは、 ケーシングと、 ピストンシリンダ前方端にほぼ気密に取付けるためにピ
    ストンシリンダ前方端に整合状態にねじ切られたキャッ
    プ部分と、空気がピストンシリンダのピストン室を通過
    するための、キャップに形成された空気チャンネルと、
    空気チューブが連結できる前記空気チャンネルに対する
    出口と、ケーシングのポスト穴に収容される、前記キャ
    ップに形成されたポストと、を有するアダプタと、 第１端および第２端を有し、かつ前記第１端がピストン
    ロッドを解放自在に収容し保持するための手段を有し、
    前記第２端が前記アームを往復動形態で弧状に回動させ
    てピストンロッドの往復動を行いピストンを駆動するア
    ーム回動手段に連結されているアームと、 前記アーム回動手段に連結されて前記アーム回動手段を
    駆動するモータと、 を有することを特徴とするモータ駆動ユニット。
  14. 【請求項１４】請求項13記載のモータ駆動ユニットにお
    いて、前記アーム回動手段はカム表面を有する回転偏心
    カムを含み、カム表面はレバーアームを駆動し、レバー
    アームはピストンロッドを保持する手段を持つ前記アー
    ムに連結されており、前記カム表面は前記アームと共に
    最適ストロークサイクルを発生することを特徴とするモ
    ータ駆動ユニット。
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