JP2775727B2 - アイドリング維持装置付吸気圧計 - Google Patents

アイドリング維持装置付吸気圧計

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JP2775727B2
JP2775727B2 JP8262710A JP26271096A JP2775727B2 JP 2775727 B2 JP2775727 B2 JP 2775727B2 JP 8262710 A JP8262710 A JP 8262710A JP 26271096 A JP26271096 A JP 26271096A JP 2775727 B2 JP2775727 B2 JP 2775727B2
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  • Instrument Panels (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジンの
吸気圧を表示するとともに、前記吸気圧に応じて前記エ
ンジンのアイドリング維持時間を設定するアイドリング
維持装置付吸気圧計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンに過給機(タ
ーボチャージャー及びスーパーチャージャー)を備えた
過給機付車両において、高速走行や山道走行等を長時間
行った後では、過給機のタービンが高温となり、かつ高
速で回転しているため、この状態でエンジンを停止させ
ると、タービンが焼き付きを起こしてしまう畏れがあ
る。そこで、特開昭62−626号公報等に開示され、
タービンが低速回転となり冷却されるまでの間、エンジ
ンのアイドリングを継続させるアイドリング維持装置が
提案されている。
【0003】このような従来のアイドリング維持装置
は、例えば、マイコンにより走行中のエンジンの回転数
及び時間を演算し、車両の走行状態に合ったアイドリン
グ維持時間を設定することで、走行を行った後のエンジ
ン停止によるタービンの焼き付けを防止するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなアイドリン
グ維持装置は、車両のイグニッションスイッチオフ後に
アイドリング維持時間がアイドリング維持装置に備えら
れた表示器で表示されるのみであり、運転者はどのよう
な運転状態のもとで前記アイドリング維持時間が設定さ
れたのかがわからないと言った問題点があった。前述し
た問題点を解決する1つの方法として、過給圧を測定す
る加給圧計(ブースト計)を車両に備えることにより前
記運転状態をリアルタイムに確認できるものであるが、
これらは、アイドリング維持装置と給圧計とを別々に
車両に取り付けなければならないことから取付作業(配
線作業や配管作業)が非常に厄介であった。
【0005】また、前述したアイドリング維持装置は、
エンジン回転数に応じてマイコンによりアイドリング維
持時間を決定するため、例えば、車両が長い下り坂を走
行する時にエンジンブレーキを使用すると、エンジン回
転数が上昇することになり、過給機のタービンは冷却さ
れ、かつ低回転する方向にあるにも関わらず(タービン
が過給していない状態)、エンジン回転数によっては、
アイドリング維持時間を設定してしまうため精度の高い
アイドリング維持時間の設定が不可能であり、また、前
述したようにタービンは冷却され、かつ低回転する方向
にあるにも関わらずアイドリング維持時間を設定し、そ
の設定時間だけエンジンが停止しない状態になることか
ら、車両における燃料消費率が低下してしまうといった
問題点があった。そこで、本発明は前記問題点に着目
し、取付作業が簡素化できるとともに、運転者が運転状
態をリアルタイムに確認でき、しかも適切なアイドリン
グ維持時間を設定することが可能なアイドリング維持装
置付吸気圧計を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両のイグニ
ッションスイッチのオン/オフによる電源状態を検出す
る電源状態検出部と、前記電源状態検出部からの電源オ
ン信号の入力から電源オフ信号の入力までの間におい
て、前記車両に搭載されるエンジンの吸気圧を検出する
圧力センサからの吸気圧データを所定の周期によりサン
プリングし、このサンプリングデータに応じたアイドリ
ング維持時間データを、係数テーブルとし て、あるいは
計算式として不揮発的に記憶する第1の記憶部から読み
出して前記車両の走行状態に適応したアイドリング維持
時間を決定する演算処理部と、前記演算処理部により求
められたアイドリング維持時間分だけ前記エンジンのア
イドリングを継続させるための維持信号を出力する電源
出力部と、前記アイドリング維持時間の表示及び前記吸
気圧データの表示を行う表示部と、から構成されるもの
である。
【0007】また、前記第1の記憶部に、ガソリンター
ボエンジン及びディーゼルターボエンジン,自然吸気エ
ンジンの各車種に応じた前記アイドリング維持時間デー
タを記憶してなるものである。
【0008】また、前記演算処理部に、前記演算処理部
で自動で求められるアイドリング維持時間に対し、外部
から手動によりアイドリング維持時間を設定可能とする
ための自動/手動切換モードと、前記吸気圧データが任
意に設定した警告値に達したときに報知するワーニング
モードと、前記吸気圧データのピーク値を前記表示部で
固定表示させるためのピークホールドモードと、を備え
たものである。
【0009】また、前記表示器は、列状に複数個配設さ
れたセグメントを前記吸気圧データに応じて点灯または
消灯させる第1の表示部と、前記吸気圧データのピーク
値及び前記アイドリング維持時間を数字にて表示可能な
第2の表示部と、前記吸気圧データが前記警告値に達し
たとき点灯もしくは点滅する第3の表示部とを有するも
のである。
【0010】また、前記各車種の車種データ及び前記警
告値に応じた警告値データ,手動により設定したアイド
リング維持時間に応じた維持時間データ等を書き換え可
能な不揮発性メモリからなる第2の記憶部を備えてなる
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のアイドリング維持装置付
吸気圧計は、圧力センサ1を車両に搭載されるエンジン
の吸気管に配設し、前記車両のイグニッションスイッチ
4のオン/オフによる電源状態を検出すると、電源状態
検出部3からの電源オン信号の入力から電源オフ信号の
入力までの間において、圧力センサ1からの吸気圧デー
タを、所定の周期によりサンプリングし、このサンプリ
ングデータに応じて前記車両の走行状態に適応したアイ
ドリング維持時間を演算処理部6で決定し、電源出力部
9により前記アイドリング維持時間分だけ前記エンジン
のアイドリングを継続させるための電源維持信号を出力
するとともに、この演算処理部6で求められるアイドリ
ング維持時間データ及び吸気圧データを表示部11により
表示可能とするものであり、運転者は表示部11を確認す
ることで、どのような運転状態のもとで前記アイドリン
グ維持時間が設定されたかが判断できるようになる。
た、アイドリング維持装置の機能と吸気圧計の機能とを
備えることから、アイドリング維持装置と吸気圧計とを
それぞれ別々に取り付ける従来に比べ、取付作業を簡素
化できる。
【0012】また、演算処理部6は、前記吸気圧データ
に応じたアイドリング維持時間データを、ガソリンター
ボ車及びディーゼルターボ車,ガソリンNA(自然吸気
型エンジン)車の各車種データ毎に係数テーブルとして
あるいは計算式として記憶するROM6bを有している
ことから、過給器無しの直噴エンジンを除く全車種に対
応可能であるとともに、エンジンの吸気管に圧力センサ
1を配設し、イグニッションスイッチのオンからオフま
での間において、圧力センサ1により検出される吸気圧
データを基に、前記エンジンのアイドリング維持時間を
決定できるため、例えば、ガソリンターボ車やディーゼ
ルターボ車に備えられる過給器のタービンの状態を圧力
センサ1で常時監視することができるため、従来のエン
ジン回転数を基に制御するアイドリング維持装置に比
べ、適切なアイドリング維持時間を設定すると共に、無
駄なアイドリング維持時間を設定することがなくなるた
め車両における燃料消費率を良好に確保できる。
【0013】また、前記アイドリング維持装置付吸気圧
計の演算処理部6に、演算処理部6により自動で求めら
れるアイドリング維持時間に対し、外部から手動でアイ
ドリング維持時間を設定可能とするための自動/手動切
換モードと、圧力センサ1により検出する吸気圧が、任
意に設定した吸気圧に達したときに運転者に報知するワ
ーニングモードと、前記吸気圧データのピーク値を前記
表示部で固定表示させるためのピークホールドモードと
を備えることにより、運転者の使用目的の自由度を拡大
することができる。
【0014】また、表示器11を、列状に複数個配設され
たセグメントを前記吸気圧に応じて点灯または消灯させ
るバー表示部(第1の表示部)13と、前記吸気圧データ
のピーク値及び前記アイドリング維持時間を数字にて表
示可能なデジタル表示部(第2の表示部)15と、前記警
告値に達したとき点灯もしくは点滅するワーニング表示
部(第3の表示部)18とを有するように構成することに
より、運転者が運転状態をより良好に確認できるもので
ある。
【0015】また、ガソリンターボエンジン及びディー
ゼルターボエンジン,自然吸気エンジンの車種データ及
び前記警告値に応じた警告値データ,手動により設定し
たアイドリング維持時間に応じた維持時間データ等を書
き換え可能なEEPROM(不揮発性メモリ)7を設け
るものであり、従来、この種のアイドリング維持装置
は、例えば手動で設定したアイドリング維持時間を演算
処理部のRAMに記憶させておくため、バッテリー電源
から駆動電圧を供給するように構成されていたが、本発
明のようにEEPROM7を設けることにより、前記各
データをバッテリー電源5による駆動電圧の供給が無く
とも記憶することができるため、イグニッションスイッ
チ4のオフ後のバッテリー電源5の消費を無くすことが
できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明のアイドリング維持装置付吸気
圧計を添付図面に記載した実施例に基づき説明する。図
1は、本発明のアイドリング維持装置付吸気圧計の構成
を示すブロック図、図2,図3は、本発明の表示部を示
す図、図4は、本発明のアイドリング維持時間の設定方
法を示すフローチャート図、図5は、本発明の車種別の
アイドリング維持時間データを示す図、図6は、本発明
の表示方法を示すフローチャート図である。
【0017】図1において、1は、車両に搭載されるエ
ンジンの吸気管に配設され、前記エンジンの吸気圧を検
出する圧力センサである。
【0018】2は、圧力センサ1からの検出信号(アナ
ログ信号)を増幅し、後述する演算処理部に前記検出信
号に応じた増幅信号を出力するアンプ(AMP)であ
る。
【0019】3は、イグニッションスイッチ4のオン/
オフによる電源電圧(バッテリー電圧5)状態を検出
し、後述する演算処理部に電源状態信号を出力する電源
状態検出部である。
【0020】6は、電源状態検出部3からの電源オン信
号(電源状態信号)に応じて、圧力センサ1からの検出
信号を吸気圧データに変換(アナログ信号をデジタル信
号に変換する)し、リアルタイムで入力される前記吸気
圧データを、例えば100 msec単位でサンプリング
し、所定のサンプリング回数で得られた各吸気圧データ
から平均値を求め、この平均値を求める毎に、平均値と
なる吸気圧データに応じたアイドリング維持時間データ
を後述するROMから読み出して、既存のアイドリング
維持時間データに読み出した前記アイドリング維持時間
データを加減算処理し、電源状態検出部3からの電源オ
フ信号(電源状態信号)に応じて前記処理(加減算)デ
ータを処理信号として後述する電源出力部及び表示部に
出力するCPU6aと、ガソリンターボエンジン及びデ
ィーゼルターボエンジン,自然吸気エンジンの車種別
に、平均値となる加給圧データに応じるアイドリング維
持時間データを予め係数テーブルあるいは計算式として
記憶するROM(第1の記憶部)6bと、CPU6aに
より演算処理された演算処理データと、前記吸気圧デー
タの最大値(ピーク値)とを一時的に記憶し、CPU6
aの演算処理を補助するRAM6cとから構成される演
算処理部である。前述したアイドリング維持時間を設定
する処理は、演算処理部6の自動モードでの処理であ
る。尚、演算処理部6は、後述する設定手段により、手
動によるアイドリング維持時間データを設定する自動/
手動切り換えモードと、前記吸気圧データが任意に設定
した警告値に達したときに報知するワーニングモード
と、前記吸気圧データのピーク値を後述する表示部で固
定表示させるためのピーク値表示モード(ピークホール
ドモード)とが選定された場合に、各モードにおける動
作及び処理が可能のようにプログラムされている。
【0021】7は、ガソリンターボエンジン及びディー
ゼルターボエンジン,自然吸気エンジンの車種別データ
と、後述する設定手段により任意に設定される吸気圧の
警告表示値データ(警告値)及び、アイドリング維持時
間データとを記憶するEEPROM(第2の記憶部)で
ある。
【0022】8は、任意の設定時間、例えば2秒以上押
すことによりアイドリング維持装置付吸気圧計に電源を
遮断する電源スイッチ(イグニッションスイッチ4のオ
ンとともにアイドリング維持装置付吸気圧計がオンす
る)、及び電源供給後に連続的に押すことにより、ガソ
リンターボエンジン及びディーゼルターボエンジン,自
然吸気エンジンの車種別データ設定モード、圧力センサ
1から出力される吸気圧データが任意に設定した警告値
に達したときに報知するワーニング設定モード、アイド
リング維持時間データを手動により設定するアイドリン
グ時間設定モード、前記吸気圧データのピーク値を後述
する表示部で固定表示させるためのピーク値表示モード
の各設定モードを順次切り換えるMODE/PWRスイッチ8a
と、前記ワーニング設定モード及び前記アイドリング時
間設定モード時の各データを設定または変更する場合に
使用するUP,DOWNスイッチ8b,8cと、UP,
DOWNスイッチ8b,8cにより設定または変更され
たデータをセット及びクリアーするSET/CLR スイッチ8
dとから構成される設定手段である。尚、設定手段8で
のモード設定は、演算処理部6のROM6bに格納され
たプログラムに応じてCPU6aが設定し、CPU6a
は前記各データをEEPROM7に記憶させるものであ
る。
【0023】9は、車両のエンジンをイグニッションス
イッチ4をオフさせた後も前記処理信号(イグニッショ
ンスイッチ4をオフした後もエンジンを停止させず、ま
た電源供給を遮断しない遅延信号)分だけ継続させるた
め、エンジンを駆動させるための電源電圧出力及びアク
セサリー(ACC)10の電源出力となる電源維持信号
(維持信号)を出力する電源出力部である。
【0024】11は、演算処理部6で求められたアイドリ
ング維持時間データ及び吸気圧データや設定手段8で設
定された維持時間データ,ピーク値の吸気圧データ等を
表示するためのドライバ(駆動回路)を有する表示部で
ある。
【0025】表示部11は、図2で示すように、セグメン
ト12を略楕円形の列状に配設したバー表示部(第1の表
示部)13、及びセグメント14を日の字型に配設したデジ
タル表示部(第2の表示部)15を有する蛍光表示管(発
光型表示器)16と、赤色発光ダイオード17等からなるワ
ーニング表示部(第3の表示部)18とをケース19内に収
納したものであり、バー表示部13は吸気圧データをリア
ルタイムに表示し、そして、デジタル表示部15は自動モ
ードもしくは手動モードで設定されるアイドリング維持
時間及び、計測する吸気圧データ,吸気圧データのピー
ク値を表示するものであり、また、ワーニング表示部
(第3の表示部)18は、設定手段8のワーニング設定モ
ードで任意に設定される警告値となる吸気圧に対し、計
測された吸気圧データが前記吸気圧に達したときに警告
表示するためのものである。
【0026】また、表示部11は、設定手段8の車種設定
モードで設定された車種データに応じて表示形態を図3
のように切り換えるものである(EEPROM7に記憶
された車種データに応じて演算処理部6のROM6bに
格納されたプログラムをCPU6aによって実行す
る)。図3(a)は、ガソリンターボエンジン、図3
(b)は、ディーゼルターボエンジン、図3(c)は、
自然吸気エンジン(ガソリンNA)の場合の表示とな
る。 以上の各部によりアイドリング維持装置付吸気圧
計が構成されるものである。
【0027】次に図4から図6を用いて、かかるアイド
リング維持装置付吸気圧計のアイドリング維持時間の設
定方法及び表示部11の表示方法を説明する。
【0028】先ず、図4及び図5を用い演算処理部6の
ROM6bに格納されたプログラムに従ってアイドリン
グ維持時間を設定する方法について説明する。演算処理
部6のCPU6aは、イグニッションスイッチ4がオン
され、電源状態検出部3からの電源オン信号(電源状態
信号)を検出すると(ステップS1)、EEPROM7
に記憶されているガソリンターボもしくはディーゼルタ
ーボ,ガソリンNAの何れか1つの車種データを読み出
した後(ステップS2)、本装置が自動モードであるか
手動モードであるかを車種データ同様に予め設定されて
いるEEPRPM7から読み出す(ステップS3)。
尚、車種データ及び自動/手動モードの切り換えデータ
は、設定手段8を用いて予め設定し、EEPROM7に
記憶させておくものである。
【0029】そして、自動モードである場合、CPU6
aは、圧力センサ1から出力される吸気圧データを所定
周期(例えば、20ms)で所定時間(1.0 sec)サン
プリングした後(ステップS4)、サンプリングデータ
の平均値を求め(ステップS5)、この吸気圧データの
平均値を基に、図5で示すような各車種データに応じて
異なった特性を予め係数ケーブルとして、あるいは計算
式として記憶された演算処理部6のROM6bから読み
出しもしくは算出してアイドリング維持時間を求める
(ステップS6)。図5において、実線で示す特性Aは
ガソリンターボ、点線で示す特性Bはディーゼルター
ボ、一点鎖線で示す特性CはガソリンNAを示すもので
ある。
【0030】吸気圧データの平均値に応じたアイドリン
グ維持時間を求めた後、CPU6aは、現在値データa
となるアイドリング維持時間(初期値は0)から最新デ
ータとなる算出維持時間データbを減算し(a−b,ス
テップS7)、現在値データaが算出維持時間データb
より大きいか否かを判定し(a>b,ステップS8)、
現在値データaが算出維持時間データbより小さい場合
(a<b)はステップ9に、現在値データaが算出維持
時間データbより大きい場合(a>b)はステップS10
に、また、現在値データaと算出維持時間データbが等
しい場合(a=b)はステップ11に進むものである。
【0031】ステップS9において、CPU6aは、現
在値データaに対し算出維持時間データbが大きいた
め、現在値データaを算出維持時間データbに近似させ
るため、現在値データaに車種データに応じて可変する
任意定数xを加える加算処理を行い(a+x)、この加
算処理を行ったアイドリング維持時間データを次の処理
の場合の現在値データaとする。尚、イグニッションス
イッチ4オン時は、初期値は0であるため、ステップ9
に進む。
【0032】また、ステップ10において、CPU6a
は、現在値データaに対し算出維持時間データbが小さ
いため、現在値データaの値を算出維持時間データbに
近似させるため、現在値データaから任意定数yを減ら
す減算処理を行い(a−y)、この減算処理を行ったア
イドリング維持時間データをステップS9同様に次の処
理の場合の現在値データaとする。
【0033】また、ステップ11において、CPU6a
は、現在値データaと算出維持時間データbとが等しい
ため、求めた算出維持時間データbをそのまま次の処理
の場合の現在値データaとなるように書き換える(b→
a)。前述したステップ9からステップ11の演算結果
は、演算処理部6のRAM6cに一時的に保管され、演
算時に再びRAM6cから読み出され前述した処理が行
われる。
【0034】従って、CPU6aは、前述したステップ
S4からステップS10をイグニッションスイッチ4がオ
ン中に繰り返し実行することにより、図5で示す各車種
データに応じ、かつ車両の走行状態に適応したアイドリ
ング維持時間を設定することができ、イグニッションス
イッチ4からの電源オフ信号(電源状態信号)が入力さ
れたか否かを判定し(ステップS12)、電源オフ信号が
入力された場合に(車両停止にてイグニッションスイッ
チ4オフ)、前記処理により求められたアイドリング維
持時間分だけ、電源電圧出力やアクセサリー電源出力等
のイグニッションスイッチ4オン時の状態を維持する電
源維持信号を出力するものである(ステップS13)。
【0035】また、ステップS3においてCPU6a
は、EEPROM7から読み出したデータが手動モード
であった場合には、設定手段8によりアイドリング維持
時間を手動で設定するか(ステップS14)、もしくは、
設定手段8により予め設定されたアイドリング維持時間
をEEPRPM7から読み出しするかにより、アイドリ
ング維持時間が決定され、ステップS12同様にイグニッ
ションスイッチ4からの電源オフ信号が入力されたか否
かを判定し(ステップS15)、電源オフ信号が入力され
た場合に、ステップS13に進み、手動で設定されたアイ
ドリング維持時間データもしくはEEPROM7から読
み出されたアイドリング維持時間データに基づき電源維
持信号を出力するものである。
【0036】次に図6を用いて、演算処理部6のROM
6bに格納されたプログラムに従って実行される表示部
11の表示方法について説明する。
【0037】表示部11を制御するにあたり、CPU6a
は、イグニッションスイッチ4がオンされ、電源状態検
出部3から電源オン信号が入力されると(ステップS2
0)、アイドリング維持時間表示モードか、ピーク値表
示モード(ピークホールドモード)かを判定し(ステッ
プS21,ステップS22)、何れの各モードも選定されて
いない場合は、セグメント14を日の字型に配設したデジ
タル表示部(第2の表示部)15と、セグメント12を略楕
円形の列状に配設したバー表示部(第1の表示部)13と
により圧力センサ1から出力される吸気圧データをリア
ルタイムに表示する(ステップS23,S24)。
【0038】そして、CPU6aは、ワーニングモード
の処理となる、設定手段8により任意に設定された警告
値データ(設定値データ)eと、前述したアイドリング
維持時間の設定方法(図4,ステップS5)で求めた吸
気圧データの平均値fとを比較し(ステップS25)、設
定値データeに対し吸気圧データfが大きい場合に限
り、ワーニング表示部(第3の表示部)18を点灯もしく
は点滅させ(ステップS26)、それ以外の場合は、ステ
ップS27に進む。
【0039】ステップS27において、イグニッションス
イッチ4がオフされ、電源状態検出部3から電源オフ信
号が入力されると、バー表示部13での吸気圧データの表
示を中止し、デジタル表示部15により前述したアイドリ
ング維持時間の設定方法で求めた最終的なアイドリング
維持時間データ(図4,ステップS9〜ステップS11)
をデジタル表示部15で表示させ(ステップS28)、この
表示させたアイドリング維持時間データを、例えば1秒
単位でカウントダウンさせ(ステップS29)、前記アイ
ドリング維持時間データが0秒になるまで(ステップS
30)、ステップS28からステップS30を繰り返し実行す
るものである。
【0040】ステップS21において、アイドリング維持
時間設定モードが選定された場合、CPU6aは、前述
したアイドリング維持時間の設定方法で求めたアイドリ
ング維持時間データ(図4,ステップS9〜ステップS
11)や手動モードで設定されたアイドリング維持データ
(図4,ステップS14)の何れかをデジタル表示部15で
表示させるとともに(ステップS31)、バー表示部13に
より吸気圧データをリアルタイムに表示する(ステップ
S24)。
【0041】また、ステップS22において、吸気圧デー
タのピーク値表示モードが選定された場合、CPU6a
は、前述したアイドリング維持時間の設定方法(図4,
ステップS5)で求めた吸気圧データの現在値となる平
均値cと吸気圧データの最新データとなる平均値dとを
比較し(ステップS32)、現在値データcに対し最新デ
ータdが大きい場合に(c<d)、現在値データcを最
新データdに書き換え(書き換えられた吸気圧データは
RAM6cに一時的に保管される)、この最新の吸気圧
データをデジタル表示部15に固定表示させ(ステップS
33)、また、現在値データとなる平均値cに対し最新デ
ータとなる平均値dが小さい場合は(c>d)、そのま
ま現在値データcをデジタル表示部15に表示させる(ス
テップS34)。そして、ステップS33,S34の処理デー
タの内容をデジタル表示部15で表示するとともに、バー
表示部13では、吸気圧データをリアルタイムに表示する
(ステップS24)。
【0042】前述した表示部11の表示方法によると、バ
ー表示部13は、イグニッションスイッチ4のオンからオ
フまで、常に圧力センサ1からの吸気圧データを表示
し、また、デジタル表示部15は、アイドリング維持時間
表示モード,ピーク値表示モート゛の何れかのモードの時
に、アイドリング維持時間,吸気圧データのピーク値を
表示し、前記モード以外の時には吸気圧データをバー表
示部13とともに表示するものである。また、ワーニング
表示部18で警告値データが表示されている場合であって
も、バー表示部13では吸気圧データの表示を、デジタル
表示部15ではアイドリング維持時間表示もしくは吸気圧
データのピーク値表示,吸気圧データの何れかの表示を
行うものである。
【0043】かかるアイドリング維持装置付吸気圧計
は、吸気管の吸気圧を検出する圧力センサ1を備え、演
算処理部6により圧力センサ1から出力される吸気圧デ
ータを所定の周期によりサンプリングし、このサンプリ
ングデータに応じてアイドリング維持時間データをRO
M6bから読み出し、あるいは演算により算出し、この
アイドリング維持時間データを車種データに応じて加減
算処理することにより、車両の走行状態に適応したアイ
ドリング維持時間を決定し、このアイドリング維持時間
に応じて電源出力部9が電源電圧出力及びアクセサリー
電源出力となる電源維持信号を出力し、イグニッション
スイッチ4をオフした後にエンジンのアイドリングを維
持するとともに、バー表示部13とデジタル表示部15とワ
ーニング表示部18とを備える表示器11により吸気圧デー
タの表示及び吸気圧データのピーク値の表示等ができ、
運転者が車両の運転状態を確認することができることか
ら、どのような運転状態のもとで前記アイドリング維持
時間が設定されたかが判断できるようになる。また、前
記アイドリング維持装置付吸気圧計は、アイドリング維
持装置の機能と吸気圧計の機能とを備えることから、ア
イドリング維持装置と吸気圧計とをそれぞれ別々に取り
付ける従来に比べ、取付作業を簡素化できる。
【0044】また、前述した処理を行うことにより、例
えばガソリンターボ車の過給機のタービンの状態(ター
ビンの冷却及び回転状態)を、イグニッションスイッチ
4のオンからオフするまでの間において、圧力センサ1
常時監視することができるため、従来のエンジン回転
数を基に制御するアイドリング維持装置に比べ、適切な
アイドリング維持時間を設定すると共に、無駄なアイド
リング維持時間を設定することがなくなるため車両にお
ける燃料消費率を良好に確保できるものである。
【0045】また、EEPROM7に記憶したガソリン
ターボ及びディーゼルターボ,ガソリンNAの車種デー
タに応じたアイドリング維持時間データを係数テーブル
あるいは論理式としてROM6bに記憶することから、
過給器無しの直噴エンジンを除く全ての車種に対応する
ことができるものである。
【0046】また、従来、この種のアイドリング維持装
置は、例えば手動で設定したアイドリング維持時間をイ
グニッションスイッチ4のオフ後も演算処理部のRAM
に記憶さる構成としていたため、バッテリー電源から常
に駆動電圧を供給するようにしていたが、本実施例のよ
うにEEPROM7を演算処理部6のROM6bとは別
に設けることにより、車種データや手動で設定したアイ
ドリング維持時間データ,任意に設定する吸気圧のワー
ニング値データをバッテリー電源5による駆動電圧の供
給が無くとも前記各データを記憶することができるた
め、イグニッションスイッチ4のオフ後のバッテリー電
源5の消費を無くすことができるものである。
【0047】また、演算処理部6に、手動によりアイド
リング維持時間を設定可能とするための自動/手動切換
モードと、前記吸気圧データが任意に設定した警告値に
達したときに報知するワーニングモードと、前記吸気圧
データのピーク値を前記表示部で固定表示させるための
ピーク値表示モードとを選定できる機能を備えることに
より、一般ユーザーの使用状況に応じた各設定モードが
使用できるため、例えばワーニングモードを使用するこ
とにより、過剰なアクセルワークの防止の目安となり燃
費向上に寄与するなどの、使用目的の自由度が拡大する
ものである。
【0048】尚、本実施例におけるアイドリング維持装
置付吸気圧計は、圧力センサ1からの吸気圧データのみ
でアイドリング維持時間を設定する構成としているが、
より精度の良いアイドリング維持時間を求めるために、
エンジン回転数及び車速,走行時間等の走行状態データ
を演算処理部6に入力し、吸気圧データだけでは補いき
れない車両における走行状態を把握し、アイドリング維
持時間を決定するものであっても良い。
【0049】また、本実施例では、デジタル式の表示部
11のみで各データを表示する構成としたが、吸気圧デー
タの表示をアナログ表示し、その他のデータはデジタル
表示するといったようなアナログ表示とデジタル表示と
を組み合わせた表示部であっても良い。
【0050】また、本発明の表示部11は、デジタル表示
部11から発せられる表示光を車両のフロントガラスに投
影するようなヘッドアップディスプレイであっても良
い。また、本実施例では蛍光表示管を用いたが、液晶表
示装置を用いても良い。
【0051】また、本発明の表示部11のワーニング表示
部18を発光ダイオード17から構成したが、本実施例のバ
ー表示部13やデジタル表示部15のようにセグメント表示
でも良く、本実施例に限定されるものではない。
【0052】また、本発明にイグニッションスイッチ4
のオン時に、表示部11の各セグメント12,14を消灯から
順次点灯させたり、あるいは点灯から順次消灯させるイ
ニシャルチャック機能を追加することにより、セグメン
トの点灯チェックを行うことができるとともに、商品
性,デザイン性を向上させることができる。
【0053】また、本発明のアイドリング維持装置付吸
気圧計において、システムを終了させる方法として、設
定手段8のMODE/PWR スイッチ8aを押すことによる強
制終了(設定されたアイドリング維持時間に関わらずエ
ンジンを停止させる)の方法があるが、他の方法として
は、サイドブレーキのサイドブレーキスイッチに連動さ
せ、サイドブレーキを解除したときにシステムを強制終
了させる構成とすることが望ましい。
【0054】
【発明の効果】本発明は、車両のイグニッションスイッ
チのオン/オフによる電源状態を検出する電源状態検出
部と、前記電源状態検出部からの電源オン信号の入力か
ら電源オフ信号の入力までの間において、前記車両に搭
載されるエンジンの吸気圧を検出する圧力センサからの
吸気圧データを所定の周期によりサンプリングし、この
サンプリングデータに応じたアイドリング維持時間デー
タを、係数テーブルとして、あるいは計算式として不揮
発的に記憶する第1の記憶部から読み出して前記車両の
走行状態に適応したアイドリング維持時間を決定する演
算処理部と、前記演算処理部により求められたアイドリ
ング維持時間分だけ前記エンジンのアイドリングを継続
させるための維持信号を出力する電源出力部と、前記
イドリング維持時間の表示及び前記吸気圧データの表示
を行う表示部とから構成されるアイドリング維持装置付
吸気圧計であり、運転者は前記表示部を確認すること
で、どのような運転状態のもとで前記アイドリング維持
時間が設定されたかが判断することが可能となる。アイ
ドリング維持装置の機能と吸気圧計の機能とを備えるこ
とから、アイドリング維持装置と吸気圧計とをそれぞれ
別々に取り付ける従来に比べ、取付作業を簡素化でき
る。
【0055】また、イグニッションスイッチのオンから
オフまでの間において、前記圧力センサにより検出され
る吸気圧データを基に、前記エンジンのアイドリング維
持時間を決定できるため、例えば、ガソリンターボ車や
ディーゼルターボ車に備えられる過給器のタービンの状
態を前記圧力センサで常時監視することができるため、
従来のエンジン回転数を基に制御するアイドリング維持
装置に比べ、適切なアイドリング維持時間を設定すると
ともに、無駄なアイドリング維持時間を設定することが
なくなるため車両における燃料消費率を良好に確保でき
るものである。
【0056】また、前記演算処理部に、ガソリンターボ
エンジン及びディーゼルターボエンジン,自然吸気エン
ジンの各車種に応じた前記アイドリング維持時間データ
を記憶してなる第1の記憶部を備えることにより、過給
器無しの直噴エンジンを除く全車種に対応可能なアイド
リング維持装置付吸気圧計が得られる。
【0057】また、前記演算処理部に、前記演算処理部
で自動で求められるアイドリング維持時間に対し、外部
から手動によりアイドリング維持時間を設定可能とする
ための自動/手動切換モードと、前記吸気圧データが任
意に設定した警告値に達したときに報知するワーニング
モードと、前記吸気圧データのピーク値を前記表示部で
固定表示させるためのピークホールドモードと、を備え
ることにより、運転者の使用目的の自由度が拡大するも
のである。
【0058】また、前記表示部を、列状に複数個配設さ
れたセグメントを前記吸気圧データに応じて点灯または
消灯させる第1の表示部と、前記吸気圧データのピーク
値及び前記アイドリング維持時間を数字にて表示可能な
第2の表示部と、前記吸気圧データが前記警告値に達し
たとき点灯もしくは点滅する第3の表示部とで構成する
ことにより、運転者が運転状態をより良好に確認できる
ものである。
【0059】また、ガソリンターボエンジン及びディー
ゼルターボエンジン,自然吸気エンジンの車種データ及
び前記警告値に応じた警告値データ,手動により設定し
たアイドリング維持時間に応じた維持時間データ等を書
き換え可能な不揮発性メモリからなる第2の記憶部を設
けることにより、バッテリー電源による駆動電圧の供給
が無くとも前記各データを記憶することができるため、
イグニッションスイッチのオフ後の前記バッテリー電源
の消費を無くすことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアイドリング維持装置付吸気圧計を
示すブロック図。
【図2】 同上本発明の表示部を示す平面図。
【図3】 同上本発明の表示部の表示形態を表す図。
【図4】 同上本発明のアイドリング維持時間の設定方
法を示すフローチャート図。
【図5】 同上本発明の車種に応じたアイドリング維持
時間データを示す図。
【図6】 同上本発明の表示部の表示方法を示すフロー
チャート図。
【符号の説明】
1 圧力センサ 3 電源状態検出部 4 イグニッションスイッチ 5 バッテリー電源 6 演算処理部 6a CPU 6b ROM(第1の記憶部) 6c RAM 7 EEPROM(第2の記憶部) 9 電源出力部 11 表示部 13 バー表示部(第1の表示部) 15 デジタル表示部(第2の表示部) 18 ワーニング表示部(第3の表示部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 29/02 321 F02D 29/02 321C 41/04 301 41/04 301H 45/00 364 45/00 364E 376 376H F02P 9/00 303 F02P 9/00 303B (56)参考文献 特開 平3−253750(JP,A) 特開 昭62−626(JP,A) 実開 昭63−191273(JP,U) 実開 平2−83328(JP,U) 実公 平5−40275(JP,Y2) 実公 平7−12691(JP,Y2) 実公 平3−46197(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02B 39/00 - 39/16 F02P 9/00 303

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のイグニッションスイッチのオン/
    オフによる電源状態を検出する電源状態検出部と、前記
    電源状態検出部からの電源オン信号の入力から電源オフ
    信号の入力までの間において、前記車両に搭載されるエ
    ンジンの吸気圧を検出する圧力センサからの吸気圧デー
    タを所定の周期によりサンプリングし、このサンプリン
    グデータに応じたアイドリング維持時間データを、係数
    テーブルとして、あるいは計算式として不揮発的に記憶
    する第1の記憶部から読み出して前記車両の走行状態に
    適応したアイドリング維持時間を決定する演算処理部
    と、前記演算処理部により求められたアイドリング維持
    時間分だけ前記エンジンのアイドリングを継続させるた
    めの維持信号を出力する電源出力部と、前記アイドリン
    グ維持時間の表示及び前記吸気圧データの表示を行う表
    示部と、から構成されることを特徴とするアイドリング
    維持装置付吸気圧計。
  2. 【請求項2】 前記第1の記憶部に、ガソリンターボエ
    ンジン及びディーゼルターボエンジン,自然吸気エンジ
    ンの各車種に応じた前記アイドリング維持時間データを
    記憶してなることを特徴とする請求項1に記載のアイド
    リング維持装置付き吸気圧計。
  3. 【請求項3】 前記演算処理部に、前記演算処理部で自
    動で求められるアイドリング維持時間に対し、外部から
    手動によりアイドリング維持時間を設定可能とするため
    の自動/手動切換モードと、前記吸気圧データが任意に
    設定した警告値に達したときに報知するワーニングモー
    ドと、前記吸気圧データのピーク値を前記表示部で固定
    表示させるためのピークホールドモードと、を備えたこ
    とを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のアイ
    ドリング維持装置付吸気圧計。
  4. 【請求項4】 前記表示器は、列状に複数個配設された
    セグメントを前記吸気圧データに応じて点灯または消灯
    させる第1の表示部と、前記吸気圧データのピーク値及
    び前記アイドリング維持時間を数字にて表示可能な第2
    の表示部と、前記吸気圧データが前記警告値に達したと
    き点灯もしくは点滅する第3の表示部とを有することを
    特徴とする請求項3に記載のアイドリング維持装置付吸
    気圧計。
  5. 【請求項5】 前記各車種の車種データ及び前記警告値
    に応じた警告値データ,手動により設定したアイドリン
    グ維持時間に応じた維持時間データ等を書き換え可能な
    不揮発性メモリからなる第2の記憶部を備えてなること
    を特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載のア
    イドリング維持装置付吸気圧計。
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JPS63191273U (ja) * 1987-05-29 1988-12-09
JPH0283328U (ja) * 1988-12-14 1990-06-27
JPH047512Y2 (ja) * 1989-09-11 1992-02-27
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JPH0754709Y2 (ja) * 1993-08-06 1995-12-18 ゼンシン株式会社 配管用継手

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