JPH11311149A - エンジン管理装置 - Google Patents

エンジン管理装置

Info

Publication number
JPH11311149A
JPH11311149A JP10118588A JP11858898A JPH11311149A JP H11311149 A JPH11311149 A JP H11311149A JP 10118588 A JP10118588 A JP 10118588A JP 11858898 A JP11858898 A JP 11858898A JP H11311149 A JPH11311149 A JP H11311149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
time
warning
operation time
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10118588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3546696B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Shomura
伸行 庄村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP11858898A priority Critical patent/JP3546696B2/ja
Priority to US09/249,584 priority patent/US6294988B1/en
Publication of JPH11311149A publication Critical patent/JPH11311149A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3546696B2 publication Critical patent/JP3546696B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/04Introducing corrections for particular operating conditions
    • F02D41/06Introducing corrections for particular operating conditions for engine starting or warming up
    • F02D41/061Introducing corrections for particular operating conditions for engine starting or warming up the corrections being time dependent
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/08Registering or indicating performance data other than driving, working, idle, or waiting time, with or without registering driving, working, idle or waiting time
    • G07C5/0841Registering performance data
    • G07C5/085Registering performance data using electronic data carriers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンのワーニング、航走距離、慣らし運
転管理などエンジンの各種運転状況を正確に把握して管
理可能とするエンジン管理装置を提供する。 【解決手段】 エンジン1のワーニング発生時の運転時
間を記憶し、ワーニング解除時の運転時間を記憶すると
ワーニング発生時またはワーニング発生時から終了時ま
での各種エンジン情報を記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機、汎用、水
上バイク用などの種々のエンジンのメンテナンス、故障
管理、あるいは慣らし運転管理等の管理を適切かつ正確
に行うのに好適なエンジン管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船外機においては、下記のような
ワーニング発生時においては、警報ブザー、警報ランプ
(LEDなど)、あるいは回転数の低下によりユーザー
に異常を知らせ、その対応(ディーラーでの点検、消耗
品の交換、オイルの補充)を促すシステムになってい
る。なお、ワーニングの種類としては、オーバーレブ、
オイルプレッシャー低下、オイル量の減少(2サイクル
オイル)、オイルフロー(2サイクルオイル配管経路の
つまり)、オーバーヒート、バッテリー電圧低下などが
ある。
【0003】この従来技術においては、エンジンの回転
低下等により、ユーザーに対して早急な対応を促してい
るが、船外機の商品性格上、万一の場合(漂流等)も想
定して低回転での運転継続を可能としている(回転規制
により高回転運転は不可とされる)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ただし、オーバーヒー
トやオイルフロー警告時はオーバーヒートの程度(冷却
水量減少度)やその状態での運転時間によっては機関に
ダメージを与える場合がある。オーバーヒートやオイル
フローワーニングに限らずワーニング状態で航走せざる
を得ずに航走したエンジンをメンテナンスする場合や、
不調なエンジンをメンテナンスする場合は、そのエンジ
ンがどのようなワーニング状態でどの程度(時間、温度
等)航走したかが分かると、効率的で正確なメンテナン
スが可能となるが、従来技術では上記したように、ワー
ニング状態であることを知らせる(ランプ表示、ブザー
吹鳴、回転低下)のみであった。
【0005】一方、船外機(水上バイク、汎用エンジン
等)では、二輪車、四輪車と異なり(車輪を持たないた
め)、絶対的な移動距離を検出する方法がなく、前進時
の水圧を利用したスピードメーターはあるが、圧力検出
位置、船体形状、前進/後進、旋回等の要素でバラツキ
が多く、距離積算ができず、時間計(アワーメーター)
で代用しているのが通常である。ただし、時間で代用し
たとしても、ユーザーの使用方法、用途により、例えば
回転数が1000rpmで1時間航走しても6000r
pmで1時間航走しても同じ1時間としか認識されず、
その移動距離、部品、およびオイルの消耗・劣化は何倍
も異なる。
【0006】上記のように時間だけでは正確な情報を得
られないことと、従来の時間計は費用が掛かるものであ
ること等から、船外機では時間計を装備しないことも多
く、しかも、メンテナンスの管理が難しく、正確に管理
するためにはコストもかかるものであった。
【0007】さらにまた、船外機では、その商品の性格
上、変速機を持つ2、4輪車の一般的な使用方法と比較
して、高負荷、高回転での連続運転の頻度が高い。その
ような使用条件にもかかわらず、前記のような理由から
正確な時間、航走距離、管理が難しく、十分な慣らし運
転の管理、実行ができなかった。
【0008】本発明は、前記の問題点を解消するためな
されたものであって、エンジンのワーニング、航走距
離、慣らし運転管理などエンジンの各種運転状況を正確
に把握して管理可能とするエンジン管理装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、
エンジンのワーニング発生時の運転時間を記憶する発生
時間情報格納手段と、ワーニング解除時の運転時間を記
憶する解除時間情報格納手段とを有することを特徴とす
るエンジン管理装置である。請求項2の発明は、エンジ
ンのワーニング発生時またはワーニング発生時から終了
時までの各種エンジン情報を記憶するエンジン情報格納
手段を有することを特徴とするエンジン管理装置であ
る。請求項3の発明は、各種ワーニングの発生回数を記
憶する発生回数格納手段を有することを特徴とするエン
ジン管理装置である。請求項4の発明は、各記憶情報を
通信により表示装置に通信により伝達する手段を有し、
該表示装置に各記憶情報を表示可能にした請求項1ない
し3のうちのいずれか1に記載のエンジン管理装置であ
る。請求項5の発明は、エンジン回転数またはエンジン
負荷のうちの少なくともいずれか別に運転時間を記憶す
る手段を有し、記憶時間に基づきエンジンの管理をする
ようにしたことを特徴とするエンジン管理装置である。
請求項6の発明は、エンジンの所定の運転条件にしたが
って記憶する運転時間に重み付けを行い、かつ、エンジ
ン回転数とエンジン負荷別に運転時間を積算し、記憶す
る手段を有し、記憶された運転時間が設定値に達したこ
とを条件に所定の管理項目の表示を行うようにしたこと
を特徴とするエンジン管理装置である。請求項7の発明
は、重み付けを行って、エンジン回転数とエンジン負荷
別に運転時間を積算した時間とエンジンの期間とのうち
で先に設定値に達した時点で所定の管理項目の表示を行
うようにしたことを特徴とする請求項6に記載のエンジ
ン管理装置である。請求項8の発明は、総運転時間によ
ってメンテナンス間隔あるいは交換間隔が変化する管理
項目は、総運転時間に基づき設定値を変更するようにし
たことを特徴とする請求項6または7に記載のエンジン
管理装置である。請求項9の発明は、総運転時間によっ
て、慣らし運転中の時間あるいは距離関連値別に推奨回
転数上限値または推奨負荷上限値を設定し、回転数ある
いは負荷がこれらの上限値を越えたことを判断する手段
と、越えた場合に所定の表示をする手段と有することを
特徴とするエンジン管理装置である。請求項10の発明
は、設定値以上の状態で設定時間以上連続運転した場合
にはエンジン回転を低下させる制御手段を有することを
特徴とする請求項9に記載のエンジン管理装置である。
請求項11の発明は、エンジンが解除設定回転数以下
で、所定条件を満たす運転をしたときには、エンジン回
転低下制御を解除すること手段を有することを特徴とす
る請求項10に記載のエンジン管理装置である。
【0010】請求項1の発明によれば、エンジンのワー
ニング発生時の運転時間を記憶すると共に、ワーニング
解除時の運転時間を記憶するので、ワーニング発生時と
終了時の時間から、ユーザーの対応と継続時間が分かる
ため、エンジンのダメージの有無の判定と対応(修理、
交換等)が容易である。請求項2の発明によれば、ワー
ニング発生時またはワーニング発生時から終了時までの
各種エンジン情報を記憶するので、ワーニング発生時の
各種エンジン情報によりエンジンのダメージの有無の判
定と対応(修理、交換等)とが容易にできる。請求項1
の発明と併用すれば、より判定と対応の精度が向上す
る。請求項3の発明は、各種ワーニングの発生回数を記
憶するので、ワーニングの発生回数が多い場合に、操船
方法やプロペラマッチング、メンテナンス等についてア
ドバイスができる。請求項4の発明は、各記憶情報を通
信により表示装置に通信により伝達し、該表示装置に各
記憶情報を表示可能にしたので、管理装置本体と表示装
置とのレイアウトが容易になる。請求項5の発明は、エ
ンジン回転数またはエンジン負荷のうちの少なくともい
ずれか別に運転時間を積算し、記憶する手段を有し、記
憶時間に基づきエンジンの管理をするようにしたので、
従来正確に実施、管理できなかったメンテナンス時期、
消耗部品の交換が容易に、コストがかからずに正確に実
施できる。請求項6の発明は、エンジンの所定の運転条
件にしたがって重み付けを行い、かつ、エンジン回転数
とエンジン負荷別に運転時間を積算し、記憶する手段を
有し、記憶された運転時間が設定値に達したことを条件
に所定の管理項目(メンテナンス時期、消耗、劣化品の
交換時期)の表示(ランプ点灯、ブザー吹鳴、液晶表示
等)を行うようにしたので、消耗、劣化は時間だけでは
なくエンジン回転数、負荷、温度により差が出るため、
重み付けを行うことにより、交換時期の精度が向上す
る。請求項7の発明は、重み付けを行って、エンジン回
転数とエンジン負荷別に運転時間を積算した時間とエン
ジンの期間(運転中以外の放置時間も含めた値)とのう
ちで先に設定値に達した時点で所定の管理項目(交換時
期など)の表示を行うようにしたので、運転時間だけで
はなく放置期間によっても交換時期が異なるため交換時
期の精度が向上する。請求項8の発明は、総運転時間に
よってメンテナンス間隔あるいは交換間隔が変化する管
理項目は、総運転時間に基づき設定値を変更するように
したので、エンジンオイルなどは、初回は交換間隔が短
く総運転時間により設定値を変更することにより交換時
期の精度が向上する。請求項9の発明は、総運転時間に
よって、慣らし運転中の時間あるいは距離関連値別に推
奨回転数上限値あるいは推奨負荷上限値を設定し、回転
数あるいは負荷がこれらの上限値を越えたことを判断
し、越えた場合に所定の表示(ランプ、ブザーなど)を
するので、これまで、正確に実施管理できなかった慣ら
し運転が容易にコストがかからず正確に実施でき、製品
の耐久性性能が向上する。請求項10の発明は、設定値
以上の状態で設定時間以上連続運転した場合にはエンジ
ン回転を低下させる制御手段を有する。この制御手段
は、点火カット、遅角、噴射の制御によりエンジン回転
を徐々に低下させるものにできる。請求項11の発明
は、エンジンが解除設定回転数以下で、所定条件を満た
す運転をしたとき、例えば、設定時間以上運転した場合
は、慣らし運転中であることを認識し、スロットルを戻
したと判断し、エンジン回転低下制御を解除する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は実施形態にかかる電子
制御燃料噴射式エンジン(内燃機関)1を搭載した船外
機2の説明図、図2は該エンジン1の制御システムブロ
ック図である。
【0012】図1に示すように、船外機2は、船体3の
トランサム(船尾梁)4にブラケット5を介して装着さ
れる。また、船外機2は、該ブラケット5の後部に上下
方向に延びる中空体であって、かつ、水平方向断面が概
略紡錘形のドライブシャフトハウジング6を有してい
る。このドライブシャフトハウジング6の上部にエンジ
ンホルダ7が形成されて、このホルダ7上部にエンジン
1が設置されており、エンジン1はカバー1aで覆われ
ている。そして、前記ドライブシャフトハウジング6の
下部には、ギアケース8が連接されており、このギアケ
ース8には水平後方にプロペラ9を向けたプロペラシャ
フトが回転自在に支持される。
【0013】この実施形態にかかるエンジンの制御系
は、電子制御燃料噴射装置を採用したものであり、併せ
てエンジン管理装置も各センサと電子制御ユニット11
と各表示装置等により構成している。図2に示すよう
に、制御ユニット11には燃料噴射制御とエンジン管理
のため、エンジン1の回転数(クランク角センサ1
6)、スロットルバルブの開度(スロットル開度センサ
17)、サージタンク内の吸気圧(吸気圧センサ1
8)、大気圧(大気圧センサ19)、エンジン温度(冷
却水温度20)、吸気温度(吸気温度センサ21)が各
々のセンサで検出され、制御ユニット11に入力回路1
2を介して入力されるようになっている。また、エンジ
ン1が2サイクルエンジンならば、オイルフロースイッ
チ22a、および、オイルレベルスイッチ22bの信号
がまた、4サイクルエンジンならばオイルプレッシャー
スイッチ22cの信号が制御ユニット11に入力され
る。
【0014】前記制御ユニット11内では、マイクロコ
ンピュータやRAM、ROMからなるCPU(中央処理
ユニット)13により各データを基に吸気量を演算し、
その吸気量に各種補正を施した後に最適な燃料噴射量を
演算して、出力回路14を介してフューエルインジェク
タ10に出力する。フューエルインジェクタ10は、前
記吸気量に対応する最適な燃料噴射量をデューティ制御
により噴射する。
【0015】そして、制御ユニット11では、上記の燃
料噴射制御と共に、ワーニングの検出、運転時間の格
納、および、慣らし運転の制御を行うようになってい
る。また、その他、制御ユニット11は出力は、モニタ
ーランプ、ブザー、タコメーター等の各種表示装置23
と、ステップモータやソレノイドバルブ等の空気量調整
用アクチュエータ24、フューエルポンプリレー25、
イグニッションコイル26a等の点火装置26に入力さ
れる。また、操縦者の手元に配設される操舵装置から通
信装置27を介して伝達された運転指令等の信号をCP
U13に入力する通信インターフェイス28を有してい
る。バッテリー電源やマグネトの発電電源は電源回路2
9に入力される。
【0016】なお、制御ユニット11には、CPU13
で実行すべきプログラムを格納したり判断したデータを
格納するROM(Read Only Memory)、RAM(Random
Access Memory)を有する他、バッテリー電源の影響を
受けずに格納するメモリ30も有することができる。こ
のメモリ30は、バックアップ電源により無電源時にも
データ保持可能なもの、例えば、EEPROM(Electr
ically Erasable Programmable ROM)等プログラム内容
を消去、再書き込み可能で無電源時にもデータ保持可能
なものにできる。
【0017】ここで、実施形態1にかかるエンジン管理
装置の制御の概要を説明する。ワーニング発生時の運
転時間とそのワーニング解除時の運転時間を記憶する。
ワーニング発生時から終了時までのエンジンの各種情
報(エンジン回転数、スロットル開度、ブースト圧力、
壁温、吸気温度、大気圧等)を記憶する。記憶容量に
より異なるが、とは複数回の情報を上書き記憶し、
常に最新ワーニングから逆上って複数回数の情報を記憶
する。また、は記憶容量により各種情報の記憶インタ
ーバル(サンプリング時間)を変更する。ワーニング
の発生回数を記憶する。
【0018】上記の記憶内容を自動車ディーラー等の点
検場所での不具合修理時に通信にてサービスウール(パ
ソコン等)に表示させることにより、下記の作用・効果
を奏するものである。すなわち、ワーニングの発生時と
解除時の運転時間から、どのワーニングが何分継続した
かが分かるため、ユーザーがワーニングに対して早急に
対応したか、あるいは、対応せずにそのまま低回転運転
を継続したかの判別ができる。また、ワーニングの種類
と継続時間続行中のエンジン情報から機関のダメージを
受ける可能性が高い箇所を特定できるため、警報時のユ
ーザーの対応(オーナーズーマニュアルに記載等)の良
否についてアドバイスできると共に、消耗、劣化部品の
交換、早期発見が容易になる。
【0019】具体例としては、オーバーヒートワーニン
グが総運転時間30時間12分から発生し、その後30
時間14分に解除している場合、一時的(この場合2分
程度)な冷却性能の低下(PTTの上げ過ぎによるエア
ーの吸い込みや、ビニール等による一時的な給水口の詰
まり等)、または、警告に対してユーザーが適切に対応
したと判断できる。
【0020】オーバーヒートワーニングが500時間1
2分から発生し、その後501時間32分に解除してい
る場合、警告後も長時間(この場合1.5時間程度)、
低回転で運転しており、機関にダメージがある可能性が
高い。また。長期使用後に発生しており、冷却水路の塩
等によるつまり、ウォーターポンプの劣化、サーモスタ
ット、ピストン、シリンダー、ハーネス等各部をチェッ
ク交換する必要があると判断する。また、ワーニング発
生時から終了までの各種エンジン情報を記憶するため、
上記の1.5時間の間の最高壁温や回転数からもエンジ
ンのダメージ有無が予測できる。
【0021】各ワーニングの発生回数から、ディーラー
はユーザーに対して、使用方法やメンテナンスに対して
アドバイスができる。例えば、オーバーレブの発生が多
い場合は、プロペラの選択が正しいか、運転方法(PT
Tの上げ方等)が適切かチェック、アドバイスができ
る。また、オーバーワーニングの回数が増えて来た場合
は冷却系の性能低下が予想され、点検、消耗、劣化部品
の交換ができる。
【0022】その他、エンジンの焼き付き等のトラブル
時も前記各種データからオイルレベルやプレッシャーや
オーバーヒートの警告後、長時間、運転していなかった
等の確認やアドバイスができる。
【0023】次に、実施形態1の具体的なワーニング管
理の制御フローチャートを図3に、情報記憶体系の一例
を図4に示す。図4に示すように、予め、ワーニング
[1]から[n]は、それぞれ、オーバーレブ、オイル
プレッシャー、オイルレベル、オイルフロー、バッテリ
ー電圧低下、オーバーヒート等の各ワーニングに対応さ
せている。各変数x1〜xn、M1〜Mnは次のように
定義される。
【0024】x1〜xn:ワーニング[1]〜[n]に
対応し、発生時(xn=1)と発生中(xn=1)を判
別する。 M1〜Mn:ワーニング情報を記憶するメモリーブロッ
クに対応する。各情報を記憶するメモリーブロックが複
数(例えば3個)あり、解除される度に次のブロックに
記憶(上書き)することにより、最新から複数個の情報
が残る。突然の電源OFFに備えて、記憶の度に各ワー
ニング毎に記憶ブロックを電源OFF後も記憶可能な前
記メモリー30に記憶する。
【0025】図3のフローチャートに示すように、実施
形態1のワーニング管理においては、電源ON時に、x
1〜xnは各ワーニングが解除している状態に(x1=
0、x2=0 … xn=0に初期化する。
【0026】ワーニングの発生・解除時間とワーニング
情報等の格納処理は、ワーニング[1]〜[n]毎に図
3の{B1}〜{Bn}の領域内のフロー(部分フロ
ー)を実行する。
【0027】すなわち、{B1}の部分フローの判別処
理では、ワーニング〔1〕(例えばオーバーレブ)が発
生しているか否かを判別する(ステップ(S)1)。ワ
ーニング〔1〕が発生していれば(S1:yes)、メモ
リーブロックM1〜M3の判別をする(S2a、S2
b)。
【0028】メモリーブロックがM1である場合(S2
a:yes)、図3において{A}で示す部分のフローチ
ャートの処理を行う。一方、メモリーブロックがM1で
はなく(S2a:no)、M2である場合(S2b:ye
s)と、M3である場合と(S2b:no)は、いずれ
も{A}と同様の処理を行い、それぞれのメモリーブロ
ックM2、M3に記憶する。
【0029】ここで、{A}で示す部分においては、ま
ず、x1=0か否かを判別する(S3)。x1=0であ
りワーニング発生時であれば(S3:yes)、図4の発
生時欄の各情報を記憶する。すなわち、総運転時間を発
生時間として記憶し(S3a)、各エンジン情報を発生
時情報として記憶し(S3b)、記憶後、x1=x1+
1とする(S3c)。
【0030】一方、S3=noであれば、x=1でありワ
ーニング発生中は一度発生し解除していない場合である
ので、総運転時間を(解除時間として)記憶(上書き)
する(S3d)。そして、エンジン情報を(解除時情報
として)記憶(上書きする)(S3e)。この記憶はワ
ーニングが解除するまでは上書きして(更新して)最新
の情報が入るようにしている。したがって、解除するま
では、上書きし最新の情報が残るため、突然の電源OF
F時も最新の情報が解除データとして残る。なお、電源
OFFは解除と判定する。
【0031】次いで、情報を記憶したメモリーブロック
番号をメモリーに記憶する(S4)。突然の電源OFF
でもS4でメモリーブロック番号を記憶しているため、
電源ON時には、x1〜xnは各ワーニングが解除して
いる状態にする。そして、毎回のスタート時は、メモリ
ー番号を読み出し(S5)、読み出した次のブロック番
号に記憶する(S6)。ただし、ブロックM3の次はブ
ロックM1に記憶する(S7)。つまり、1→2→3→
1の順に変更する。
【0032】一方、前記S1でnoの場合はx1=0か否
かを判断する(S9)。x1=1の場合は(S9:n
o)、前回までワーニング発生中であり、今回、解除さ
れたことを示し、解除の場合は、x1をx1=0と初期
値に戻し(S10)、M1=M1+1としてメモリーブ
ロック番号を変更する(S11〜S13)。つまり、1
→2→3→1の順に変更する。したがって、解除される
までは、同一メモリーブロックに上書きする。
【0033】以上のワーニング〔1〕についての処理が
{B1}の部分フローで終了した後は、ワーニング
〔2〕についての発生時、解除時等の情報格納処理を部
分フロー{B2}において上記の部分フロー{B1}の
処理と同様に行い、その処理が終了したならばさらに、
ワーニング〔3〕の処理を{B3}で行うというよう
に、各ワーニング〔1〕〜〔n〕に対してそれぞれ同様
のフローにより処理し、その際に各変数xn、Mnも変
更する。したがって、図4に示すように、各ワーニング
に対して最新、前回、前々回のワーニング情報が残る構
成となる。
【0034】次に実施形態2について説明する。この実
施形態2では、運転時間を記憶し、メンテナンス時期、
消耗、劣化品の交換をユーザー等に知らせるものであ
る。船外機では、二輪車、四輪車と異なり(車輪が無
い)、絶対的な移動距離を検出する方法が無く進行時の
水圧を利用したスピードメータはあるが、圧力検出位
置、船体形状、前進/後進/旋回等の要素でバラツキが
多く、距離積算ができず、時間計で代用している。時間
計も一般的なものは、メイン電源ON(イグニッション
スイッチON)時の時間を積算しており、エンジン1が
回転していなくても、積算計に電源が入ると積算してし
まうものであった。
【0035】これに対して本発明の実施形態2では、下
記のように運転時間を積算する。 (1) エンジン1運転時の時間を積算する。システム
図は、前記図3である。この場合に回転数検出器からの
信号入力がある時(運転中)のみに積算する。 (2) それと共に、エンジンの運転回転数別に積算時
間を記憶する。例えば、0〜1000(rpm)、1000
〜2000(rpm)、2000〜3000(rpm)、3000
〜4000(rpm)、4000〜5000(rpm)、5000
〜6000(rpm)、6000を超える(rpm)の回転数別に
記憶する。
【0036】(3) エンジンの回転数とエンジン負荷
別に運転時間を記憶する。エンジン負荷は、回転数に対
するスロットル開度やブースト等で換算する。運転時間
の記憶例を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】(4) 運転時間を積算記憶し、メンテナ
ンス時期、消耗、劣化品の交換時間となった時点でラン
プ(LPD)の点灯、ブザー吹鳴、表示装置(液晶等)
に表示する。
【0039】(5) メンテナンス項目、消耗、劣化部
品によっては運転時間だけでは適切でないためエンジン
回転数や負荷(スロットル開度、ブースト)使用温度に
より運転時間に重みづけを(係数を乗じる)行い、設定
時間に達した時点で表示する。
【0040】(6) 上記の(5)に加えて運転中だけ
でなく放置によっても劣化するものについては運転時間
だけでなく時間も配慮し、先に設定値になった時点で表
示する。
【0041】(7) 総運転時間によってメンテナンス
間隔、交換間隔が変化するものは運転時間によって設定
値を変更する。
【0042】実施形態2に係るエンジン管理装置をオイ
ル交換時期の表示に用いた例について説明する。このエ
ンジン管理においては、フローチャートを図5と図6に
示す。この場合、下記の表2に示すように、各回転数域
の積算時間(A〜G)にあらかじめ設定した重み付け係
数を乗じて合計した値Xを演算する。
【0043】
【表2】
【0044】この実施形態2では、上記演算値Xが設定
値以上になったときにユーザーにエンジンオイル交換時
期であることを、オイル交換シンボルマーク点灯や液晶
表示で(段階的に)表示し、ユーザーが認識して解除操
作や交換を行ったことを検出し、表示と記憶をクリアし
て、次回の交換時期表示のための積算をスタートする。
オイルの劣化は同一運転時間でも使用回数や負荷、使用
温度、使用期間によって異なるため、実施形態では、下
記(a)〜(c)の考慮も加え、交換時期を表示する。
これにより、ユーザーはオイル交換時期を記録すること
なく、従来よりも正確で確実なオイル交換管理が可能に
なる。
【0045】(a)使用回転数域による重み付け。 (b)初回のオイル交換時はインターバルを短くする。 (c)長期間放置中の劣化も考慮して、運転時間と使用
(放置)期間の早いほうで交換を表示する。
【0046】なお、オイル交換時期の表示処理は、短い
時間間隔で実施する必要はなく、低回転時や、メイン電
源ON時等CPUの処理時間に応じて実施可能である。
【0047】各フローについて説明する。図5のフロー
チャートに示すように、各回転数域の積算時間の演算
は、まず、電池などの電源ON後スタートする(S1
1)。この場合、変数H=0を初期化する。そして、電
源ON後の期間記憶のため、一定時間毎に期間(Z)を
加算して行く(S12)。次いで、回転数検出器からの
入力の有無等により、回転入力(エンジン運転)の有無
を判定する(S13)。回転入力がないならば、運転停
止中であるので、S12に戻る。
【0048】一方、運転中(回転入力有り)であれば
(S13:yes)、H=0か否か、すなわち、使用開始
時であるか否かを判定し(S14)、運転開始時であれ
ば、最初に運転開始時の期間(Z)を記憶し(S1
5)、変数H=1とする(S16)。すなわち、出荷
(スタート)後の使用開始時期を記憶する。
【0049】また、運転中であり(S13:yes)、使
用開始時期でないならば(S14:no)、総運転時間
(Y)を加算し、記憶する(S17)。そして、回転数
を検出して、検出回転域毎の時間を加算し(各回転域の
積算時間A〜Gの演算)、記憶する(S18)。その後
S12に戻る。
【0050】また、オイル交換時期の表示は、図6のフ
ローチャートに示すように、上記図5のフローチャート
で演算した各回転域毎の積算運転時間A〜Gに前記表2
の係数を乗じて重み付けした値を加算し合計値Xを求め
る(S21)。例えば、X=A×a+B×b+C×c+
…G×gと演算する。
【0051】次いで、総運転時間(Y)を読み取り、こ
の総運転時間(Y)が設定時間yに達しているか否かに
よりオイル交換設定値を変更する(S22)。すなわ
ち、総運転時間(Y)が設定時間yに達していないなら
ば、設定値x1、z1を用い(S23、S25)、達し
ていれば、設定値x2、z2を用いる(S24、2
6)。
【0052】そして、前記合計値Xがx1またはx2に
達すると(S23、S24:yes)オイル交換の表示
出力を行い(S27)。一方、前記合計値Xがx1また
はx2に達していなくても、前記期間Zがz1またはz
2に達すると(S24、S26:yes)オイル交換の表
示出力を行う(S27)。この表示出力は、シンボルマ
ークランプや液晶等で表示する。
【0053】次いで、前記表示出力された後には、ユー
ザーが交換時期を認識して解除操作(例えば、解除スイ
ッチON)をすると(S28:yes)、表示出力を停止
し、回転数別の積算時間A〜G、期間Zをクリアする
(S28〜S31)。これらの値を別の制御に使用する
場合は、他のメモリーに記憶しておくこともできる。一
方、解除操作されないならば、表示出力を続行する(S
28:no)。
【0054】なお、オイル交換時期の表示処理は、短い
時間間隔で実施する必要はなく、低回転時や、メイン電
源ON時等CPUの処理時間に応じて実施可能である。
また、以上の実施形態2では、エンジンオイル交換時期
の表示についての具体例を記載したが、同様にギアオイ
ル、エンジンオイルフィルター、ウォーターポンプイン
ペラ等、様々な部品の補充・交換の表示が可能である。
【0055】次に、実施形態3について説明する。この
実施形態3は、運転時間の積算記憶を利用して、慣らし
運転の表示、管理を行うものである。
【0056】船外機では、前述のように、積算距離計が
無く、適切な慣らし運転のためには、使用時間を記録す
る必要があった。また、船外機は、商品の性格上、スロ
ットル高開度域(高負荷域)で使用される割合が二輪
車、四輪車に対して高く、適切な慣らし運転を行わずに
高負荷域で使用されてしまう不具合があった。ちなみ
に、二輪車、四輪車は、変速機構を持ち、高負荷域での
運転は必要以上のスピードになる場合が多く、高負荷域
での連続運転の可能性は低い。
【0057】エンジン使用開始からの運転時間(A〜
D)により、図7に示すように、推奨回転数上限値、推
奨エンジン負荷上限値(スロットル開度、ブースト圧
力、空気量等で代用、演算する)を設定し、設定値を越
えている場合は表示装置(ランプ、液晶等)やブザーで
知らせる。また、設定値以上、設定時間以上連続運転し
ている場合には、点火、噴射制御により回転を徐々に低
下させ、ユーザーに慣らし運転を促す。
【0058】また、回転を徐々に低下させユーザーに慣
らし運転を促し、ユーザーが慣らし運転中であることを
認識し、スロットルを戻して回転低下制御(点火カッ
ト、遅角、噴射カット等)をせずに設定値以下の回転数
での運転を継続した場合には、回転低下制御を解除す
る。これは、慣らし運転のために万一の緊急回避ができ
なくなることを防ぐためである。ただし、一定時間連続
して設定値以上で航走時にはまた回転低下制御を行う。
【0059】実施形態3の管理制御においては、図8の
フローチャートに示すように、スタートすると変数Z=
0とする。そして、現在の総運転時間(Y)を読み込
み、(S31)、表示および回転数低下制御の実施判定
回転数設定値X=a〜dの決定する(S32)。回転数
が設定値Xを越えている場合は(S33:yes)、慣ら
し推奨回転数を越えて運転していることを表示(ラン
プ、液晶等)する(S34)。一方、回転数が設定値X
以下の場合は(S33:no)、前記の表示を解除する
(S35)。
【0060】また、回転数が設定値を越えている場合
は、変数Z=Z+1と1加算する(S36)。そして、
連続して設定値を越え、Z>Z1となったときには回転
数低下制御を行う(S37〜S38)。
【0061】そして、設定値以下のときは、変数Z=0
と初期化する(S39)。 一方、回転数が設定回転数
低下制御目標値よりもXよりもe回転以上下がった時
は、操船者が回転数低下制御を認識してスロットルを戻
したと判断して解除する(S40、S41)。
【0062】上記の実施形態3は、推奨回転数上限値に
よる制御を記載したが、同様に推奨負荷上限値(スロッ
トル開度、ブースト圧、吸入空気量等から演算する負
荷)でも制御可能である。
【0063】なお、前記の実施形態では本発明の好適例
を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもち
ろんである。
【0064】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1の発明によ
れば、エンジンのワーニング発生時の運転時間を記憶す
ると共に、ワーニング解除時の運転時間を記憶するの
で、ワーニング発生時と終了時の時間から、ユーザーの
対応と継続時間が分かるため、エンジンのダメージの有
無の判定と対応(修理、交換等)が容易である。請求項
2の発明によれば、ワーニング発生時またはワーニング
発生時から終了時までの各種エンジン情報を記憶するの
で、ワーニング発生時の各種エンジン情報によりエンジ
ンのダメージの有無の判定と対応(修理、交換等)とが
容易にできる。請求項1の発明と併用すれば、より判定
と対応の精度が向上する。請求項3の発明は、各種ワー
ニングの発生回数を記憶するので、ワーニングの発生回
数が多い場合に、操船方法やプロペラマッチング、メン
テナンス等についてアドバイスができる。請求項4の発
明は、各記憶情報を通信により表示装置に通信により伝
達し、該表示装置に各記憶情報を表示可能にしたので、
管理装置本体と表示装置とのレイアウトが容易になる。
請求項5の発明は、エンジン回転数またはエンジン負荷
のうちの少なくともいずれか別に運転時間を積算し、記
憶する手段を有し、記憶時間に基づきエンジンの管理を
するようにしたので、従来正確に実施、管理できなかっ
たメンテナンス時期、消耗部品の交換が容易に、コスト
がかからずに正確に実施できる。請求項6の発明は、エ
ンジンの所定の運転条件にしたがって重み付けを行い、
かつ、エンジン回転数とエンジン負荷別に運転時間を積
算し、記憶する手段を有し、記憶された運転時間が設定
値に達したことを条件に所定の管理項目(メンテナンス
時期、消耗、劣化品の交換時期)の表示(ランプ点灯、
ブザー吹鳴、液晶表示等)を行うようにしたので、消
耗、劣化は時間だけではなくエンジン回転数、負荷、温
度により差が出るため、重み付けを行うことにより、交
換時期の精度が向上する。請求項7の発明は、重み付け
を行って、エンジン回転数とエンジン負荷別に運転時間
を積算した時間とエンジンの期間(運転中以外の放置時
間も含めた値)とのうちで先に設定値に達した時点で所
定の管理項目(交換時期など)の表示を行うようにした
ので、運転時間だけではなく放置期間によっても交換時
期が異なるため交換時期の精度が向上する。請求項8の
発明は、総運転時間によってメンテナンス間隔あるいは
交換間隔が変化する管理項目は、総運転時間に基づき設
定値を変更するようにしたので、エンジンオイルなど
は、初回は交換間隔が短く総運転時間により設定値を変
更することにより交換時期の精度が向上する。請求項9
の発明は、総運転時間によって、慣らし運転中の時間あ
るいは距離関連値別に推奨回転数上限値あるいは推奨負
荷上限値を設定し、回転数あるいは負荷がこれらの上限
値を越えたことを判断し、越えた場合に所定の表示(ラ
ンプ、ブザーなど)をするので、これまで、正確に実施
管理できなかった慣らし運転が容易にコストがかからず
正確に実施でき、製品の耐久性性能が向上する。請求項
10の発明は、設定値以上の状態で設定時間以上連続運
転した場合にはエンジン回転を低下させる制御手段を有
する。この制御手段は、点火カット、遅角、噴射の制御
によりエンジン回転を徐々に低下させるものにできる。
請求項11の発明は、エンジンが解除設定回転数以下
で、所定条件を満たす運転をしたとき、例えば、設定時
間以上運転した場合は、慣らし運転中であることを認識
し、スロットルを戻したと判断し、エンジン回転低下制
御を解除する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るエンジンの説明図であ
る。
【図2】実施形態にエンジンの制御系の説明図である。
【図3】実施形態1の制御フローチャートの説明図であ
る。
【図4】実施形態1の情報記憶説明図である。
【図5】実施形態2にかかる運転時間積算制御フローチ
ャートの説明図である。
【図6】実施形態2にかかる重み付けした積算時間の制
御フローチャートの説明図である。
【図7】実施形態3にかかる慣らし運転の制御説明図で
ある。
【図8】実施形態3にかかる慣らし運転の制御フローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 11 制御ユニット 13 CPU 15 フューエルインジェクタ 16 クランク角センサ 17 スロットル開度センサ 18 吸気圧センサ 19 大気圧センサ 20 オイルフロースイッチ 21 オイルレベルスイッチ 22 オイルプレッシャースイッチ 23 表示装置 27 通信装置 28 通信インターフェイス

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのワーニング発生時の運転時間
    を記憶する発生時間情報格納手段と、ワーニング解除時
    の運転時間を記憶する解除時間情報格納手段とを有する
    ことを特徴とするエンジン管理装置。
  2. 【請求項2】 ワーニング発生時またはワーニング発生
    時から終了時までの各種エンジン情報を記憶するエンジ
    ン情報格納手段を有することを特徴とするエンジン管理
    装置。
  3. 【請求項3】 各種ワーニングの発生回数を記憶する発
    生回数格納手段を有することを特徴とするエンジン管理
    装置。
  4. 【請求項4】 各記憶情報を通信により表示装置に通信
    により伝達する手段を有し、該表示装置に各記憶情報を
    表示可能にした請求項1ないし3のうちのいずれか1に
    記載のエンジン管理装置。
  5. 【請求項5】 エンジン回転数またはエンジン負荷のう
    ちの少なくともいずれか別に運転時間を記憶する手段を
    有し、記憶時間に基づきエンジンの管理をするようにし
    たことを特徴とするエンジン管理装置。
  6. 【請求項6】 エンジンの所定の運転条件にしたがって
    記憶する運転時間に重み付けを行い、かつ、エンジン回
    転数とエンジン負荷別に運転時間を積算し、記憶する手
    段を有し、記憶された運転時間が設定値に達したことを
    条件に所定の管理項目の表示を行うようにしたことを特
    徴とするエンジン管理装置。
  7. 【請求項7】 重み付けを行って、エンジン回転数とエ
    ンジン負荷別に運転時間を積算した時間とエンジンの期
    間とのうちで先に設定値に達した時点で所定の管理項目
    の表示を行うようにしたことを特徴とする請求項6に記
    載のエンジン管理装置。
  8. 【請求項8】 総運転時間によってメンテナンス間隔あ
    るいは交換間隔が変化する管理項目は、総運転時間に基
    づき設定値を変更するようにしたことを特徴とする請求
    項6または7に記載のエンジン管理装置。
  9. 【請求項9】 総運転時間によって、慣らし運転中の時
    間あるいは距離関連値別に推奨回転数上限値または推奨
    負荷上限値を設定し、回転数あるいは負荷がこれらの上
    限値を越えたことを判断する手段と、越えた場合に所定
    の表示をする手段と有することを特徴とするエンジン管
    理装置。
  10. 【請求項10】 設定値以上の状態で設定時間以上連続
    運転した場合にはエンジン回転を低下させる制御手段を
    有することを特徴とする請求項9に記載のエンジン管理
    装置。
  11. 【請求項11】 エンジンが解除設定回転数以下で、所
    定条件を満たす運転をしたときには、エンジン回転低下
    制御を解除すること手段を有することを特徴とする請求
    項10に記載のエンジン管理装置。
JP11858898A 1998-04-28 1998-04-28 船外機のエンジン管理装置 Expired - Fee Related JP3546696B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11858898A JP3546696B2 (ja) 1998-04-28 1998-04-28 船外機のエンジン管理装置
US09/249,584 US6294988B1 (en) 1998-04-28 1999-02-11 Engine management system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11858898A JP3546696B2 (ja) 1998-04-28 1998-04-28 船外機のエンジン管理装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004015969A Division JP4254554B2 (ja) 2004-01-23 2004-01-23 船外機のエンジン管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11311149A true JPH11311149A (ja) 1999-11-09
JP3546696B2 JP3546696B2 (ja) 2004-07-28

Family

ID=14740310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11858898A Expired - Fee Related JP3546696B2 (ja) 1998-04-28 1998-04-28 船外機のエンジン管理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6294988B1 (ja)
JP (1) JP3546696B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006346628A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Saraya Kk 希釈装置
JP2007285277A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Yanmar Co Ltd エンジン
JP2008303776A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Kokusan Denki Co Ltd エンジン運転時間積算データ記憶方法及び記憶装置並びにこの記憶装置を備えたエンジン制御装置
EP2221772A1 (en) 2009-02-18 2010-08-25 Honda Motor Co., Ltd. Operation management apparatus
JP2012241657A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Denso Corp 燃料フィルタ診断システムおよび捕集カートリッジ
JP2017194398A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 三菱電機株式会社 メンテナンス報知装置

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG97893A1 (en) * 2000-06-29 2003-08-20 Singapore Tech Aerospace Ltd A method of monitoring and displaying health performance of an aircraft engine
US6349250B1 (en) * 2000-10-26 2002-02-19 Detroit Diesel Corporation Clear historic data from a vehicle data recorder
US6778076B2 (en) * 2000-12-28 2004-08-17 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Oil pressure switch failure detection system for outboard motor
US6561015B1 (en) * 2002-04-19 2003-05-13 Delphi Technologies, Inc. Model-based method of estimating crankcase oil pressure in an internal combustion engine
JP2004124816A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Honda Motor Co Ltd 船外機の回転数制御装置
JP4361902B2 (ja) * 2003-12-15 2009-11-11 株式会社日立製作所 車載制御装置の情報更新方法と更新情報通信システム、および、車両搭載制御装置と情報管理基地局装置
US9067565B2 (en) 2006-05-22 2015-06-30 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for evaluating driver behavior
US8630768B2 (en) 2006-05-22 2014-01-14 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for monitoring vehicle parameters and driver behavior
US7899610B2 (en) 2006-10-02 2011-03-01 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for reconfiguring an electronic control unit of a motor vehicle to optimize fuel economy
US8565998B2 (en) * 2006-11-27 2013-10-22 United Technologies Corporation Gas turbine engine having on-engine data storage device
US8825277B2 (en) 2007-06-05 2014-09-02 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for the collection, correlation and use of vehicle collision data
US8666590B2 (en) 2007-06-22 2014-03-04 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for naming, filtering, and recall of remotely monitored event data
US9129460B2 (en) 2007-06-25 2015-09-08 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for monitoring and improving driver behavior
US7999670B2 (en) 2007-07-02 2011-08-16 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for defining areas of interest and modifying asset monitoring in relation thereto
US9117246B2 (en) 2007-07-17 2015-08-25 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for providing a user interface for vehicle mentoring system users and insurers
US8818618B2 (en) 2007-07-17 2014-08-26 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for providing a user interface for vehicle monitoring system users and insurers
US8577703B2 (en) 2007-07-17 2013-11-05 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for categorizing driving behavior using driver mentoring and/or monitoring equipment to determine an underwriting risk
US7876205B2 (en) 2007-10-02 2011-01-25 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for detecting use of a wireless device in a moving vehicle
US8688180B2 (en) 2008-08-06 2014-04-01 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for detecting use of a wireless device while driving
US8188887B2 (en) 2009-02-13 2012-05-29 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for alerting drivers to road conditions
US8892341B2 (en) 2009-02-13 2014-11-18 Inthinc Technology Solutions, Inc. Driver mentoring to improve vehicle operation
US8963702B2 (en) 2009-02-13 2015-02-24 Inthinc Technology Solutions, Inc. System and method for viewing and correcting data in a street mapping database
US8386120B2 (en) * 2010-02-24 2013-02-26 International Engine Intellectual Property Company, Llc. Method for automatically determining engine oil change frequency based on fuel injected
US9172477B2 (en) 2013-10-30 2015-10-27 Inthinc Technology Solutions, Inc. Wireless device detection using multiple antennas separated by an RF shield
EP3109719A1 (en) * 2015-06-25 2016-12-28 Mitsubishi Electric R&D Centre Europe B.V. Method and device for estimating a level of damage of an electric device

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5416706A (en) * 1984-04-27 1995-05-16 Hagenbuch; Leroy G. Apparatus for identifying containers from which refuse is collected and compiling a historical record of the containers
US5160926A (en) * 1989-06-28 1992-11-03 Schweitzer Engineering Laboratories, Inc. Display transducer apparatus
US5329273A (en) * 1992-06-03 1994-07-12 Honeywell, Inc. System controller and remote fault annunciator with cooperative storage, sharing, and presentation of fault data
US5463567A (en) * 1993-10-15 1995-10-31 Caterpillar Inc. Apparatus and method for providing historical data regarding machine operating parameters
US5642284A (en) * 1994-08-12 1997-06-24 Caterpillar Inc. Maintenance monitor system
JP3657027B2 (ja) * 1995-05-25 2005-06-08 株式会社小松製作所 車両故障診断装置の時間管理システム及び方法
US5754964A (en) * 1996-05-15 1998-05-19 Caterpillar Inc. Apparatus and metod for producing vehicle operating snapshot in response to acceleration change
US5890080A (en) * 1996-06-25 1999-03-30 Freightliner Corporation Truck with monitored and resettable electronic control units
US5941915A (en) * 1997-02-18 1999-08-24 Cummins Engine Company, Inc. System for providing accurately time stamped vehicle operational messages following a real-time clock reset
US5968107A (en) * 1997-10-31 1999-10-19 Cummins Engine Company, Inc. System and method for engine parameter trending

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006346628A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Saraya Kk 希釈装置
JP2007285277A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Yanmar Co Ltd エンジン
JP2008303776A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Kokusan Denki Co Ltd エンジン運転時間積算データ記憶方法及び記憶装置並びにこの記憶装置を備えたエンジン制御装置
EP2221772A1 (en) 2009-02-18 2010-08-25 Honda Motor Co., Ltd. Operation management apparatus
US8240287B2 (en) 2009-02-18 2012-08-14 Honda Motor Co., Ltd. Operation management apparatus
JP2012241657A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Denso Corp 燃料フィルタ診断システムおよび捕集カートリッジ
JP2017194398A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 三菱電機株式会社 メンテナンス報知装置
US10640061B2 (en) 2016-04-22 2020-05-05 Mitsubishi Electric Corporation Maintenance notification apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US6294988B1 (en) 2001-09-25
JP3546696B2 (ja) 2004-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3546696B2 (ja) 船外機のエンジン管理装置
US6917865B2 (en) Engine oil, degradation-determining system and method, and engine control unit
US5642284A (en) Maintenance monitor system
US6327900B1 (en) Oil life monitor for diesel engines
CA1304502C (en) Automatic engine oil change indicator system
EP1536208B1 (en) Engine speed indicator for boats with switchable display modes
US4677847A (en) Automotive engine oil monitoring system
US4506337A (en) Engine lubricating oil replacement timing monitoring system and method for an automotive vehicle
US10725015B2 (en) Electronic fuel injection system and method for engines
JP4254554B2 (ja) 船外機のエンジン管理装置
US5422625A (en) Control system for engine speed meter
JPH0481138B2 (ja)
EP1351841B1 (en) Oil maintenance indicator
EP2511503A2 (en) Systems and methods of monitoring fuel consumption in an environmental-control unit
JP2006275929A (ja) 部品劣化度評価装置及び部品劣化度評価方法
CA2405797A1 (en) Gauging driving efficiency
JP4101615B2 (ja) エンジンオイルの劣化検出装置
US8801481B2 (en) Boat propulsion apparatus and boat
US6181023B1 (en) DRSC car-mounted equipment and DRSC apparatus using the same
JP2001098997A (ja) エンジンのフリクション推定装置およびエンジンの燃料消費診断装置
JPH0236167B2 (ja)
JP2001083046A (ja) 車両のエンジン診断装置
JP3882055B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御方法
SE532110C2 (sv) System och förfarande för detektering av läckage i luftledningsvägen till en motorcylinder
KR20030060400A (ko) 자동차 소모품 교환 자동 경보장치

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040123

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040405

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees