JP2775726B2 - アイドリング維持装置 - Google Patents

アイドリング維持装置

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JP2775726B2
JP2775726B2 JP7350183A JP35018395A JP2775726B2 JP 2775726 B2 JP2775726 B2 JP 2775726B2 JP 7350183 A JP7350183 A JP 7350183A JP 35018395 A JP35018395 A JP 35018395A JP 2775726 B2 JP2775726 B2 JP 2775726B2
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満 清塚
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過給機を備えた過
給機付車両のエンジンのアイドリング維持時間を設定す
るアイドリング維持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンに過給機(タ
ーボチャージャー及びスーパーチャージャー)を備えた
過給機付車両において、高速走行や山道走行等を長時間
行った後では、過給機のタービンが高温となり、かつ高
速で回転しているため、この状態でエンジンを停止させ
ると、タービンが焼き付きを起こしてしまう畏れがあ
り、そこで、特開昭62−626号公報等に開示され、
タービンが低速回転となるまでアイドリングを継続させ
るアイドリング維持装置が提案されている。
【0003】このような従来のアイドリング維持装置
は、例えば、マイコンにより走行中のエンジンの回転数
及び時間を演算し、車両の走行状態に合ったアイドリン
グ維持時間を設定することで、走行を行った後のエンジ
ン停止によるタービンの焼き付けを防止するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
アイドリング維持装置は、エンジン回転数に応じてマイ
コンによりアイドリング維持時間を決定するため、例え
ば、車両が長い下り坂を走行する時にエンジンブレーキ
を使用すると、エンジン回転数が上昇することになり、
過給機のタービンは冷却され、かつ低回転する方向にあ
るにも関わらず(タービンが過給していない状態)、エ
ンジン回転数によりアイドリング維持時間を設定してし
まうため精度の高いアイドリング維持時間の設定が不可
能であった。
【0005】また、前述したようにタービンは冷却さ
れ、かつ低回転する方向にあるにも関わらずアイドリン
グ維持時間を設定し、その設定時間だけエンジンが停止
しない状態になることから、車両における燃料消費率が
低下してしまうといった問題点があった。そこで本発明
は前述した問題点に着目し、適切なアイドリング維持時
間を設定し、車両における燃料消費率を良好に保ちなが
ら確実に過給機のタービンを保護するアイドリング維持
装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、車両に搭載されるエンジンに過給機を備え
た過給機付車両のイグニッションスイッチをオフしてか
ら所定時間だけ前記エンジンのアイドリングを維持させ
アイドリング維持装置において、前記過給機の過給圧
を検出する圧力センサと、前記イグニッションスイッチ
のオン/オフによる電源状態を検出する電源状態検出部
と、前記電源状態検出部からの電源オン信号の入力から
電源オフ信号の入力までの間において、前記圧力センサ
からの過給圧データを所定の周期によりサンプリング
し、このサンプリングデータに応じて前記車両の走行状
態に適応したアイドリング維持時間を決定する演算処理
部と、前記演算処理部により求められるサンプリングデ
ータに応じたアイドリング維持時間データを記憶する記
憶部と、前記演算処理部により求められたアイドリング
維持時間分だけ前記エンジンのアイドリングを継続させ
るための維持信号を出力する電源出力部と、からなるも
のである。
【0007】また、前記演算処理部で求められるアイド
リング維持時間に対し、外部からアイドリング維持時間
を設定可能とするための自動/手動切換手段と、アイド
リング維持時間を手動で設定する維持時間設定手段と、
前記維持時間設定手段により設定されたアイドリング維
持時間を表示する表示部と、を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、過給機付車両のイグニ
ッションスイッチ3をオフしてから所定時間だけエンジ
ンのアイドリングを維持させるアイドリング維持装置で
あって、圧力センサ1を車両に搭載されるエンジンの吸
気管に配設し、前記車両のイグニッションスイッチ3の
オン/オフによる電源状態を検出すると、演算処理部5
は電源状態検出部3からの電源オン信号の入力から電源
オフ信号の入力までの間において、圧力センサ1からの
吸気圧データを、所定の周期によりサンプリングし、こ
のサンプリングデータに応じてアイドリング維持時間デ
ータをROM6から読み出し演算処理することにより前
記車両の走行状態に適応したアイドリング維持時間を決
定するとともに、電源出力部7から前記アイドリング維
持時間分だけ前記エンジンのアイドリングを継続させる
ための電源維持信号、即ち電源電圧出力及びアクセサリ
ー電源出力を出力させるものである。従って、イグニッ
ションスイ ッチ3のオンからオフまでの間、過給機のタ
ービンの状態を圧力センサ1で常時監視することができ
るため、適切なアイドリング維持時間を設定すると共
に、無駄なアイドリング維持時間を設定することがなく
なるため車両における燃料消費率を良好に確保できる。
【0009】また、前述したアイドリング維持装置に、
前記演算処理部で求められるアイドリング維持時間に対
し、外部からアイドリング維持時間を設定可能とするた
めの自動/手動切換手段と、前記アイドリング維持時間
を手動で設定する維持時間設定手段と、前記維持時間設
定手段により設定されたアイドリング維持時間を表示す
る表示部と、を備えることにより、一般ユーザーの使用
状況に応じたアイドリング維持時間を設定できるため、
使用目的の自由度が拡大する。
【0010】
【実施例】以下、本発明のアイドリング維持装置を添付
図面に記載の実施例に基づき説明する。
【0011】図1において、1は、車両に搭載されるエ
ンジンに備えられる過給機の過給圧を検出する圧力セン
サである。
【0012】2は、イグニッションスイッチ3のオン/
オフによる電源電圧(バッテリー電圧Vcc)状態を検
出し、圧力センサ1と後述する演算処理部に電源状態信
号を出力する電源状態検出部である。
【0013】4は、圧力センサ1から出力されるアナロ
グ信号を過給圧データとなるデジタル信号に変換するA
/D変換器である。
【0014】5は、マイコン等からなり、電源状態検出
部2からの電源オン信号(電源状態信号)に応じて、圧
力センサ1から出力される前記過給圧データを例えば1
00msec単位でサンプリングし、所定のサンプリン
グ回数(例えば、5回)により得られた各過給圧データ
から平均値を求め、その時点における過給圧データとし
て後述するROMに前記過給圧データに対応するアイド
リング維持時間データを更新して前記アイドリング維持
時間データを、例えば加算処理し、電源状態検出部2か
らの電源オフ信号(電源状態信号)に応じて前記処理
(加算)データを処理信号として後述する電源出力部及
び表示部に出力する演算処理部である。
【0015】6は、後で詳述する係数テーブルを有し、
前記過給圧データに応じたアイドリング維持時間データ
を記憶するROM(記憶部)である。
【0016】7は、車両のエンジンをイグニッションス
イッチ3をオフさせた後も前記処理信号(イグニッショ
ンスイッチ3をオフした後もンジンを停止させない遅
延信号)分だけ継続させるため、エンジンを駆動させる
ための電源電圧出力及びアクセサリー電源出力となる電
源維持信号(維持信号)を所定時間出力する電源出力部
である。
【0017】8は、演算処理部5で求められたアイドリ
ング維持時間データ及び、後述する維持時間設定スイッ
チで設定したアイドリング維持時間をデジタル表示する
ためのドライバ(駆動回路)を有する表示部である。
【0018】9は、演算処理部5で自動的に設定するア
イドリング維持時間に対し、外部からアイドリング維持
時間を設定可能とするための自動/手動切換スイッチ
(自動/手動切換手段)である。
【0019】10は、自動/手動切換スイッチ9が手動
モードに切り換わった際に有効となり、例えば1秒,1
0秒,1分単位(設定単位は任意)でアイドリング維持
時間を設定可能とする維持時間設定スイッチ(維持時間
設定手段)である。
【0020】11は、アイドリング維持装置Aのメイン
スイッチである。
【0021】前述したように本実施例におけるアイドリ
ング維持装置Aは、圧力センサ1及び電源状態検出部
2,A/D変換器4,演算処理部5,ROM6,電源出
力部7,表示部8,自動/手動切換スイッチ9,維持時
間設定スイッチ10,メインスイッチ11から構成され
るものである。
【0022】尚、演算処理部5は自動/手動切換スイッ
チ9により自動モード,手動モードが切り換えられるも
のであるが、手動モードに切り換わった場合は圧力セン
サ1からの過給圧データの入力を無効とし、電源状態検
出部2からの電源オフ信号が入力された際に、維持時間
設定スイッチ10で設定されたアイドリング維持時間が
電源出力部7及び表示部8へ出力されるものである。
【0023】前述したROM6は、例えば、−30cmH
g未満の場合のアイドリング維持時間を−0.5 sec、
−30cmHg以上−10cmHg未満の場合のアイドリン
グ維持時間を0sec、−10cmHg以上0.2 kg/
m↑2未満の場合のアイドリング維持時間を+0.5 se
c、となるような、図2に示すような係数テーブルを有
している。
【0024】自動モードの場合において演算処理部5
は、圧力センサ1からの過給圧データを所定時間により
サンプリングし、そのサンプリング回数により得られた
前記過給圧データの平均値を求めると共に、図2で示す
ROM6が有する係数テーブルからアイドリング維持時
間データを読み出し、現在データ(初期値のアイドリン
グ維持時間は0sec)に加算処理することでアイドリ
ング維持時間を決定するものである。アイドリング維持
時間=(現在の維持時間データ)+(過給圧データの平
均値に応じた アイドリング
維持時間データ)但し、初期値が0の場合は現在の維持
時間は0である。
【0025】かかる構成のアイドリング維持装置Aは、
過給機の過給圧を検出する圧力センサ1を備え、電源状
態検出部3からの電源オン信号の入力から電源オフ信号
の入力までの間において、演算処理部5により圧力セン
サ1から出力される過給圧データを所定の周期によりサ
ンプリングし、このサンプリングデータに応じてアイド
リング維持時間データをROM6から読み出し、このア
イドリング維持時間データを演算処理することにより車
両の走行状態に適応したアイドリング維持時間を決定
し、このアイドリング維持時間に応じて電源出力部7が
電源電圧出力及びアクセサリー電源出力となる電源維持
信号を出力することで、イグニッションスイッチ3をオ
フした後のエンジンのアイドリングを維持することがで
きるものである。従って、過給機のタービンの状態を圧
力センサ1でイグニッションスイッチ3のオンからオフ
までの間において常時監視することができるため、従来
のエンジン回転数を基に制御するアイドリング維持装置
に比べ、適切なアイドリング維持時間を設定すると共
に、無駄なアイドリング維持時間を設定することがなく
なるため車両における燃料消費率を良好に確保できるも
のである。
【0026】また、外部からアイドリング維持時間を設
定可能とするための自動/手動切換スイッチ9と、前記
アイドリング維持時間を手動で設定する維持時間設定ス
イッチ10とを備えることにより、一般ユーザーの使用
状況に応じたアイドリング維持時間を設定できるため、
使用目的の自由度が拡大するものである。
【0027】尚、本実施例におけるアイドリング維持装
置Aは、圧力センサ1からの過給圧データのみでアイド
リング維持時間を設定する構成としているが、本発明は
本実施例に限定されるものではなく、より精度の良いア
イドリング維持時間を求めるために、エンジン回転数及
び車速,走行時間等の走行状態データを演算処理部5に
入力し、過給圧データだけでは補いきれない車両におけ
る走行状態を把握し、アイドリング維持時間を決定する
ものであっても良い。
【0028】また、本実施例ではアイドリング維持時間
の表示部としてデジタル式表示部7を用いて説明した
が、演算処理部の後段にD/A変換器を用いてアナログ
式の表示部を用いるようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明は、車両に搭載されるエンジンに
過給機を備えた過給機付車両のイグニッションスイッチ
をオフしてから所定時間だけ前記エンジンのアイドリン
グを維持させるアイドリング維持装置において、前記過
給機の過給圧を検出する圧力センサと、前記イグニッシ
ョンスイッチのオン/オフによる電源状態を検出する電
源状態検出部と、前記電源状態検出部からの電源オン信
号の入力から電源オフ信号の入力までの間において、
記圧力センサからの過給圧データを所定の周期によりサ
ンプリングし、このサンプリングデータに応じて前記車
両の走行状態に適応したアイドリング維持時間を決定す
る演算処理部と、前記演算処理部により求められるサン
プリングデータに応じたアイドリング維持時間データを
記憶する記憶部と、前記演算処理部により求められたア
イドリング維持時間分だけ前記エンジンのアイドリング
を継続させるための維持信号を出力する電源出力部と、
からなるものであり、過給機のタービンの状態を前記イ
グニッションスイッチのオンからオフまでの間におい
て、前記圧力センサで常時監視することができるため
適切なアイドリング維持時間を設定すると共に、無駄な
アイドリング維持時間を設定することがなくなるため車
両における燃料消費率を良好に確保できる。
【0030】また、前記演算処理部で求められるアイド
リング維持時間に対し、外部からアイドリング維持時間
を設定可能とするための自動/手動切換手段と、前記ア
イドリング維持時間を手動で設定する維持時間設定手段
と、前記維持時間設定手段により設定されたアイドリン
グ維持時間を表示する表示部と、を備えることにより、
一般ユーザーの使用状況に応じたアイドリング維持時間
を設定できるため、使用目的の自由度が拡大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図。
【図2】同上実施例の過給圧平均値とアイドリング維持
時間との関係を示す図。
【符号の説明】
1 圧力センサ 2 電源状態検出部 3 イグニッションスイッチ 5 演算処理部 6 ROM(記憶部) 7 電源出力部 8 表示部 9 自動/手動切換スイッチ(自動/手動切換手段) 10 維持時間設定スイッチ(維持時間設定手段) A アイドリング維持装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−626(JP,A) 特開 平2−45617(JP,A) 実開 昭63−191273(JP,U) 実公 平7−12691(JP,Y2) 実公 平5−40275(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02B 39/16 F02P 9/00 303

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されるエンジンに過給機を備
    えた過給機付車両のイグニッションスイッチをオフして
    から所定時間だけ前記エンジンのアイドリングを維持
    せるアイドリング維持装置において、前記過給機の過給
    圧を検出する圧力センサと、前記イグニッションスイッ
    チのオン/オフによる電源状態を検出する電源状態検出
    部と、前記電源状態検出部からの電源オン信号の入力か
    ら電源オフ信号の入力までの間において、前記圧力セン
    サからの過給圧データを所定の周期によりサンプリング
    し、このサンプリングデータに応じて前記車両の走行状
    態に適応したアイドリング維持時間を決定する演算処理
    部と、前記演算処理部により求められるサンプリングデ
    ータに応じたアイドリング維持時間データを記憶する記
    憶部と、前記演算処理部により求められたアイドリング
    維持時間分だけ前記エンジンのアイドリングを継続させ
    るための維持信号を出力する電源出力部と、からなるこ
    とを特徴とするアイドリング維持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアイドリング維持装置
    において、前記演算処理部で求められるアイドリング維
    持時間に対し、外部からアイドリング維持時間を設定可
    能とするための自動/手動切換手段と、前記アイドリン
    グ維持時間を手動で設定する維持時間設定手段と、前記
    維持時間設定手段により設定されたアイドリング維持時
    間を表示する表示部と、を備えたことを特徴とするアイ
    ドリング維持装置。
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JPH09177558A JPH09177558A (ja) 1997-07-08
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JPH0754709Y2 (ja) * 1993-08-06 1995-12-18 ゼンシン株式会社 配管用継手

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