JP2775326B2 - 油圧作動型クラッチレリーズ軸受装置 - Google Patents

油圧作動型クラッチレリーズ軸受装置

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JP2775326B2
JP2775326B2 JP1322501A JP32250189A JP2775326B2 JP 2775326 B2 JP2775326 B2 JP 2775326B2 JP 1322501 A JP1322501 A JP 1322501A JP 32250189 A JP32250189 A JP 32250189A JP 2775326 B2 JP2775326 B2 JP 2775326B2
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piston
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clutch release
stopper
housing
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伸一 桃井
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Fujikoshi KK
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
    • F16D25/082Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
    • F16D25/083Actuators therefor

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はマニュアルトランスミッション式自動車に使
用される油圧作動型クラッチレリーズ軸受装置に関す
る。
[従来の技術] 近年マニュアルトランスミッション式自動車のクラッ
チレリーズ軸受の駆動装置は、例えば実開昭53−59054
号、実開昭60−167235号に開示されているように軽量化
及びコストダウンの為、レリーズシリンダ、レリーズフ
ォーク等を廃止し、その駆動部分をクラッチレリーズ軸
受内に配備した油圧式クラッチ軸受に変更されつつあ
る。これらは、構成要素である軸受部、ハブ部、シリン
ダ部が一直線上に配置されている。即ち軸方向に長い構
造である。
[発明が解決しようとする課題] 上述のように各構成要素が、一直線状に配置されてい
るので自動車の諸元上軸方向の寸法に制約がある場合
に十分なストローク量が確保できない、それぞれの部
品を小型化、薄肉化するには、物理的に限界があり、ア
センブリとしての総幅寸法の最小値が決定される、限
界に近い寸法で製作される場合、例えば軸受のボールサ
イズが小さくなったり、シリンダブロックの肉厚が薄く
なったりして耐久性、強度が不足する場合がある、シ
リンダブロックの厚みが薄くなった場合、作業油導入穴
寸法が小さくなり、穴加工の加工性が低下する、ピス
トン長さを十分にとれないため、ピストンとシリンダの
ガイド面が少なくなり、ピストンが抜けたり、ストロー
ク時における円滑な摺動運動を阻害する、などの種々の
問題があった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、回転軸に挿通される円筒部を設けた内側ハ
ウジングと、内側ハウジングの円筒部の外周側に嵌装さ
れ両ハウジング間に油室を形成する外側ハウジングと、
油室に挿通され外端にクラッチレリーズ軸受を設けたピ
ストンとから成る油圧作動型クラッチレリーズ軸受装置
において、前記ピストンを外側ハウジングの開口端に当
接するストッパを内端に有し、外端がクラッチレリーズ
軸受の端部に当接可能の外側ピストンと、外端にクラッ
チレリーズ軸受を設け、内端が外側ピストンの先端に設
けたストッパに係合するストッパを内側に設けた内側ピ
ストンとの複ピストン構造とし、外周側ピストンが伸び
切った後、さらに内周側ピストンが伸びるようにして上
述の問題点を解決したものである。
[作用] 次に、作動状態説明する。まず第1図の状態から圧油
が油室(11)に導入されると、外側ピストン(71)、内
側ピストン(72)が同時に図面において左方向へ比較的
緩やかに動き出し、第2図に示すように外側ピストン
(71)の壁面(71c)が外側ハウジング(5)の開口縁
(53)に当接し、外側ピストンの移動は停止する。さら
に圧油の供給が続くと内側ピストン(72)のみが速やか
に動き、第3図に示すように内側ピストン(72)は、そ
の壁面(72d)が外側ピストン(71)の小径側(71f)と
当接するまで移動する。この時点で軸受の内輪(1d)の
突出端(1d)が図示しないダイヤフラムと軽く接触して
回転している状態から、ダイヤフラムを押圧し、クラッ
チの係合状態を脱して回転を続ける。さらに、戻し方向
(図面において右側)へ作動させるには、油室(11)の
圧油を排出すると、図示しないダイヤフラムスプリング
のばね力により押し戻される。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面について説明する。な
お、実施例は内輪が図示しないダイヤフラムに接触して
いて常に回転している常時接触型ものである。第1図は
作動前の状態を示し、図示しない回転軸に挿通される円
筒部(61)と該円筒部の周端から、径方向外方に鍔状に
延びる延長部(62)とからなる内側ハウジング(6)
と、内側ハウジングの延長部に嵌着された外側ハウジン
グ(5)との間に環状の油室(11)が形成される。該油
室(11)には環状の外側ピストン(71)と環状の内側ピ
ストン(72)が装入され、これらピストンは外側ハウジ
ング(5)に穿設された圧油導入穴(51)を経て油室
(11)に流入した圧油の作用によって図面において左方
向に押圧される。
外側ハウジング(5)の内径面(52)に外側ピストン
(71)の大径の外周面が(71a)が摺接すると共に、外
側ピストン(71)の小径面(71b)は、外側ハウジング
(5)の開口縁(53)と摺動し、ストローク端におい
て、壁面(71c)が外側ハウジングの開口縁部(53)と
衝当して停止ストッパを形成する。また、先端(71d)
は後述する軸受に取付けられたハブ(4)に当接し第2
図に示す位置にクラッチレリーズ軸受を移動させる。内
側ピストン(72)はその大径外径面(72a)が外側ピス
トン(71)の内径面(71e)と摺説すると共に、その内
径面(72b)が円筒部(61)の外径面(61a)と摺接し、
小径面(72c)は外側ピストンの小径面(71f)と摺接
し、ストロークエンドにおいて、内側ピストンの壁面
(72d)と外側ピストン(71)の小径側(71f)が衝当し
て停止し、ストッパを形成する。
クラッチレリーズ軸受(1)は転動体としてボール
(1a)が内輪(1b)、外輪(1c)間の介装され、内輪
(1b)は外輪(1c)よりも幅広に形成されると共に、断
面が円弧をなす突出端(1d)が作動時に図示しないダイ
ヤフラムスプリングを押圧してクラッチを外すようにな
っている。その際、内輪(1b)は回転トルクを受けて回
転する。また、外輪の外径面側にはカバー(3)がすき
ま(S)を介して被嵌され、外輪の外端面に位置する波
ばね(2)の押圧力により外輪の内端がハブ(4)に押
圧され軸受がフローティング支持される。これによりダ
イヤフラムスプリングの回転中心に軸受が移動すること
ができる。さらに、ハブ(4)の内周端は内側ピストン
(72)の外端に取付けられ内側ピストンの移動に伴って
クラッチレリーズ軸受(1)をさらに第3図に示す位置
に移動させる。なお、(9a)は外側ピストン(71)の大
径外周面に取付けられたシールであり、(9b)は内側ピ
ストン(72)の大径外径面(72a)に取付けられたシー
ル、(10)は同内径面に取付けられたシールである。
なお、実施例においてクラッチレリーズ軸受として、
内輪回転形のものが示されているが、これに代えて外輪
回転形のものを用いることができることはもちろんであ
る。
次に、作動状態を説明する。まず第1図の状態から圧
油が油室(11)に導入されると、外側ピストン(71)、
内側ピストン(72)が同時に図面において左方向へ比較
的緩やかに動き出し、第2図に示すように外側ピストン
(71)の壁面(71c)が外側ハウジング(5)の開口縁
(53)に当接し、外側ピストンの移動は停止する。さら
に圧油の供給が続くと内側ピストン(72)のみが速やか
に動き、第3図に示すように内側ピストン(72)はその
壁面(72d)が外側ピストン(71)の小径側(71f)と当
接するまで移動する。この時点で軸受の内輪(1d)の突
出端(1d)が、図示しないダイヤフラムと軽く接触して
回転している状態から、ダイヤフラムスプリングをさら
に押圧し、クラッチの係合状態を脱して回転を続ける。
さらに、戻し方向(図面において右側)へ作動させるに
は、油室(11)圧油を排出すると、図示しないダイヤフ
ラムスプリングのばね力により押し戻されることにな
る。
なお、本発明は実施例に示す常時接触型のものに代え
てクラッチペダルを踏み始めた瞬間にダイヤフラムスリ
ングと内輪又は外輪が回転する所謂非接触型に適用でき
ることはもちろんである。
[効果] 本発明は上述のようにピストンを外側、内側の2重構
造としたため、外側ピストンが伸びきった後、さらに内
側ピストンが伸び、ピストン1個の場合に比べて長スト
ロークを可能にする。又同ストロークの場合にはアッセ
ンブリとして軸方向寸法を短かくすることができるので
あり、軸方向の寸法の制約に伴う従来品の問題点はすべ
て解決された。
本発明は複数のピストン構造であるため、作動途中で
シリンダ断面積が小さくなり、一定の油量を送りつづけ
ると、最初はストロークスピードが遅く、途中から速く
なるのであり、クラッチの踏み初め、いわゆる半クラッ
チの状態の時は、ゆっくりストロークし、踏み終り(ク
ラッチを切り離す時)にはす速くストロークするといっ
た、理想的なクラッチワークを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例の断面図であり、第1図は作動前
の状態、第2図は作動途中、第3図はストロークエンド
の各状態図である。 1……クラッチレリーズ軸受け、11……油室、4……端
部、5……外側ハウジング、53……開口縁、(ストッ
パ)、6……内側ハウジング、61……円筒部、71……外
側ピストン、71c……壁面(ストッパ)、71f……小径面
(ストッパ)、72……内側ピストン、72d……壁面(ス
トッパ)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に挿通される円筒部(61)を設けた
    内側ハウジング(6)と、内側ハウジングの円筒部の外
    周側に嵌装され両ハウジング間に油室(11)を形成する
    外側ハウジング(5)と、油室に挿通され外端にクラッ
    チレリーズ軸受(1)を設けたピストンとから成る油圧
    作動型クラッチレリーズ軸受装置において、前記ピスト
    ンを外側ハウジング(5)の開口縁(53)に当接するス
    トッパ(71c)を内端に有し、外端がクラッチレリーズ
    軸受(1)の端部(4)に当接可能の外側ピストン(7
    1)と、外端にクラッチレリーズ軸受(1)を設け、内
    端が外側ピストンの先端に設けたストッパ(71f)に係
    合するストッパ(72d)を内側に設けた内側ピストンと
    の複ピストン構造としたことを特徴とする油圧作動型ク
    ラッチレリーズ軸受装置。
JP1322501A 1989-12-14 1989-12-14 油圧作動型クラッチレリーズ軸受装置 Expired - Lifetime JP2775326B2 (ja)

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