JP2774791B2 - 電子デバイス - Google Patents

電子デバイス

Info

Publication number
JP2774791B2
JP2774791B2 JP16045396A JP16045396A JP2774791B2 JP 2774791 B2 JP2774791 B2 JP 2774791B2 JP 16045396 A JP16045396 A JP 16045396A JP 16045396 A JP16045396 A JP 16045396A JP 2774791 B2 JP2774791 B2 JP 2774791B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
metal thin
film
electronic device
protective film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16045396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09138424A (ja
Inventor
剛志 井山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=15715271&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2774791(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP16045396A priority Critical patent/JP2774791B2/ja
Publication of JPH09138424A publication Critical patent/JPH09138424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2774791B2 publication Critical patent/JP2774791B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Weting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、金属薄膜から成る
配線とともに透明電極とを備えた電子デバイスに関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来から、各種電子デバイスにおける配
線あるいは電極を形成する方法として、基体上に形成し
た導体層からその不要部分を除去して所望パターンを得
るフォトリソグラフィ技術が一般に知られている。 【0003】なかでも薄膜技術による電子デバイスにお
いては、前記導体層として、真空蒸着法等により容易に
得られる金属薄膜が用いられており、この金属薄膜の材
料としては、安価なうえ低抵抗であることからAl等が
広く用いられている。また、エッチングの際に用いられ
るレジストとしては、g,h,i線等の紫外光を用いる
フォトレジストが一般であるが、レジストの剥離が容易
でかつ使い易いといった点から、アルカリ現像が可能な
フォトレジストの使用が現在主流となっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来からの配線形成において用いられる前記フォト
レジストの現像液は有機アルカリ系であることから、現
像時にフォトレジスト膜とともに金属薄膜の表面も浸蝕
されてしまい、このことが配線の断線原因となるといっ
た難点があった。 【0005】また、前記薄膜技術による電子デバイスの
ひとつであるたとえばI.T.O.(Indium Tin Oxid
e)等からなる透明電極を有する表示デバイスにおいて
は、前記透明電極上の取出電極を前記配線形成と同様に
前記金属薄膜からエッチングで形成することが通常とさ
れているが、たとえば膜中のゴミ等の影響により前記透
明電極と前記金属薄膜との接触部分が前記現像液に侵さ
れた場合、I.T.O.の電解腐蝕が生じ、これが表示
欠陥の発生につながるといった難点かあった。 【0006】さらに、前記金属薄膜の材料として一般に
用いられているAlは表面の光反射率が高いことから、
レジスト露光の際に、レジスト膜内に混入したゴミ等に
よるレジスト膜表面の突起が光を散乱させてしまい、こ
の結果、レジストパターンが変形し、やはり導体配線の
断線の原因となっていた。 【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めのもので、透明電極や金属薄膜の浸蝕が防止され、こ
れにより表示欠陥の発生率が極めて低減させる電子デバ
イスを提供することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
基体上に配置された透明電極と、この透明電極上に着膜
される第1金属薄膜、この第1金属薄膜上に着膜される
第2金属薄膜及びこの第2金属薄膜上に着膜される第3
金属薄膜がレジストを用いたエッチングにより所望パタ
ーンに形成されて前記透明電極と接続された配線とを含
む電子デバイスであって、前記第1及び第3金属薄膜
は、前記第2金属薄膜よりも耐アルカリ性を有すること
を特徴とする電子デバイスにある。 【0009】請求項2記載の発明は、前記第2金属薄膜
が、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなること
を特徴とする請求項1記載の電子デバイスにある。 【0010】請求項3記載の発明は、前記第3金属薄膜
が、アルミニウムよりも光の反射率が小さいことを特徴
とする請求項1記載の電子デバイスにある。 【0011】請求項4記載の発明は、前記第1金属薄膜
が、モリブデン、チタン、クロムまたはタングステンか
ら選ばれることを特徴とする請求項1記載の電子デバイ
スにある。 【0012】請求項5記載の発明は、前記第3金属薄膜
が、モリブデン、チタン、クロムまたはタングステンか
ら選ばれることを特徴とする請求項1記載の電子デバイ
スにある。 【0013】請求項6記載の発明は、前記第1及び第3
金属薄膜が同一材料から成ることを特徴とする請求項1
記載の電子デバイスにある。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。 【0015】図1は本発明の一実施例の配線の形成方法
を示す断面図である。同図に示すように、この方法で
は、まず、絶縁基板1上にたとえばAl等からなる金属
薄膜2を真空蒸着法あるいはスバッタ法等で着膜し、次
いで、この金属薄膜2上にたとえばMo等からなる耐ア
ルカリ性を有する保護膜3を真空蒸着法あるいはスバッ
タ法等で着膜する。 【0016】この後、保護膜3上にポジ型あるいはネガ
型の感光レジストを塗布し、乾燥させてたとえばポジレ
ジスト膜4を形成し(図1−a)、所望のフォトマスク
を介して露光してポジレジスト膜4にフォトマスクの開
口パターンと等しい露光部を形成し、さらに、有機アル
カリ系の現像液を用いてそのポジレジスト膜4の露光部
を除去する(図1−b)。 【0017】次いで、所定のエッチング液を用いてウエ
ットエッチングを行い、保護膜3の露出部に対応する金
属薄膜2を保護膜3とともに除去して所望の配線パター
ンを形成する(図1−c)。 【0018】そして、最後に残存するポジレジスト膜4
を除去して配線の形成工程が完了する(図1−d)。 【0019】なお、この状態で残存している保護膜3は
必要に応じて除去してもよい。 【0020】かくして、この実施例の配線の形成方法に
よれば、金属薄膜2上にMo等からなる耐アルカリ性を
有する保護膜3を形成したので、レジスト膜の現像の際
に、金属薄膜2の表面が直接現像液に浸されることがな
くなり、これにより不良の発生率を大幅に低減させるこ
とが可能となる。さらに、この実施例の保護膜3の材料
として用いたMo等の表面光反射率はAlに比べて極め
て低いため、レジスト露光時の表面突起による散乱光の
影響を極小に抑えることが可能となり、安定したレジス
トパターンを形成することができ、よりいっそう配線の
不良発生率を低減させることができる。 【0021】次に、本発明の他の実施例のについて説明
する。図2はアクティブマトリクス方式の液晶表示素子
においてスイッチ素子として用いられる薄膜トランジス
タアレイの製造方法を示す図である。 【0022】同図に示すように、この薄膜トランジスタ
アレイの製造方法では、まず、絶縁基板11上にたとえ
ばCr等からなる厚さ約2000オングストロームのゲート
電極12をフォトエッチング法等を用いて形成し、更に
この上にたとえば酸化シリコン等からなる厚さ約3500オ
ングストロームの絶縁膜13、厚さ約3000オングストロ
ームのa−Si膜14および厚さ約500 オングストロー
ムのa−Si:n+ 膜15を順次真空蒸着法等により着
膜する。 【0023】この後、a−Si膜14およびa−Si:
n+ 膜15の所望パターンをフォトエッチング法により
形成する(図2−a)。 【0024】次に、絶縁膜13上に、たとえばI.T.
O.等からなる厚さ約1200オングストロームの透明電極
膜16をスパッタリング等により着膜し、その所望のパ
ターンをフォトエッチング法により形成する(図2−
b)。 【0025】次に、基材上に、たとえばMo等から成る
耐アルカリ性を有する保護膜17と、AlやAlを主体
とするAl合金等からなる電極薄膜18と、前記同様の
保護膜19とを順次真空蒸着法またはスパッタ法等によ
り堆積する(図2−c)。 【0026】この後、保護膜19上にポジ型あいはネガ
型の感光性レジストを塗布し、乾燥させてたとえばポジ
レジスト膜20を形成し(図2−d)、所望のフォトマ
スクを介して露光してポジレジスト膜20にフォトマス
クの開口パターンと等しい露光部を形成し、さらに、ア
ルカリ系の現像液を用いてそのポジレジスト膜20の露
光部を除去する(図2−e)。 【0027】そして、所定のエッチング液を用いてエッ
チングを行い、保護膜19の露光部をその下層側の金属
薄膜18および保護膜17とともに除去してソース電
極、ドレイン電極およびシグナル配線の各所望パターン
を形成し、この後残存するポジレジスト膜20を除去し
て工程完了となる(図2−f)。 【0028】こうして、透明電極膜16と、これに蓄積
する電荷量を制御する能動素子としての薄膜トランジス
タとを電気的に接続する配線を得ることができる。 【0029】かくして、この実施例によれば、金属薄膜
18の上下にMo等からなる耐アルカリ性を有する保護
膜17,19を形成したので、レジスト膜の現像の際
に、金属薄膜18の表面が直接現像液に浸されることが
なくなり、不良の発生率を低減させることが可能となる
とともに、透明電極膜16と金属薄膜18の接触部分も
現像液にさらされることがなくなるので、透明電極膜1
6の電解腐食を防止することが可能となり、これにより
表示欠陥の発生率を極めて低減させることができる。 【0030】さらに、この実施例の保護膜17,19の
材料として用いたMo等の表面光反射率はAlに比べて
極めて低いため、レジスト露光時の表面突起による散乱
光の影響を極小に抑えることが可能となり、よりいっそ
う配線の不良発生率を低減させることができる。 【0031】なお、以上の実施例では保護膜の材料とし
てMoを用いたものについて説明したが、この他にたと
えばCr,TiあるいはW等もAlよりも光の表面反射
率の小さい耐アルカリ性の材料であることから保護膜に
用いることが可能である。 【0032】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
明電極上、更にこの上に配置される金属薄膜上に保護膜
をそれぞれ形成したので、透明電極や金属薄膜が直接現
像液にさらされることなく、これにより配線不良や透明
電極の電解腐食が防止され、不良発生率を大幅に低減す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明の一実施例の配線の形成方法を説
明するための各主要工程ごとの断面図である。 【図2】図2は本発明の他の実施例を説明するための各
主要工程ごとの断面図である。 【符号の説明】 1、11…絶縁基板 2、18…金属薄膜 3、17、19…保護膜 4、20…ポジレジスト膜

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】1. 基体上に配置された透明電極と、 この透明電極上に着膜される第1保護膜、この第1保護
    膜上に着膜される金属薄膜及びこの金属薄膜上に着膜さ
    れる第2保護膜がレジストを用いたエッチングにより所
    望パターンに形成されて前記透明電極と接続された配線
    とを含む電子デバイスであって、 前記第1及び第2保護膜は、前記金属薄膜よりも耐アル
    カリ性を有することを特徴とする電子デバイス。2. 前記金属薄膜がアルミニウムまたはアルミニウム
    合金からなることを特徴とする請求項1記載の電子デバ
    イス。3. 前記第2保護膜が、アルミニウムよりも光の反射
    率が小さいことを特徴とする請求項1記載の電子デバイ
    ス。4. 前記第1保護膜が、モリブデン、チタン、クロム
    またはタングステンから選ばれることを特徴とする請求
    項1記載の電子デバイス。5. 前記第2保護膜が、モリブデン、チタン、クロム
    またはタングステンから選ばれることを特徴とする請求
    項1記載の電子デバイス。6. 前記第1及び第2保護膜が同一材料から成ること
    を特徴とする請求項1記載の電子デバイス。
JP16045396A 1996-06-03 1996-06-03 電子デバイス Expired - Lifetime JP2774791B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16045396A JP2774791B2 (ja) 1996-06-03 1996-06-03 電子デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16045396A JP2774791B2 (ja) 1996-06-03 1996-06-03 電子デバイス

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19165287A Division JPH0760928B2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31 配線の形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09138424A JPH09138424A (ja) 1997-05-27
JP2774791B2 true JP2774791B2 (ja) 1998-07-09

Family

ID=15715271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16045396A Expired - Lifetime JP2774791B2 (ja) 1996-06-03 1996-06-03 電子デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2774791B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09138424A (ja) 1997-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100759627B1 (ko) 박막의 패턴닝 방법 및 그것을 이용한 tft 어레이 기판 및그 제조 방법
US4778773A (en) Method of manufacturing a thin film transistor
JP3977099B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
EP0338766B1 (en) Method of fabricating an active matrix substrate
US8048598B2 (en) Method of fabricating a halftone mask having a shielding pattern and plural overlapping halftone patterns of different widths
US7029727B1 (en) Patterned substrate and liquid crystal display provided therewith
US6999152B2 (en) Method of fabricating liquid crystal display
JPH06188265A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH0634401B2 (ja) 遮光性薄膜のエッチング方法
JP2774791B2 (ja) 電子デバイス
JP2804253B2 (ja) 電子デバイス
JP2788649B2 (ja) フォトマスクブランク及びフォトマスク
US20080024702A1 (en) Pixel structure and fabrication method thereof
JP3200639B2 (ja) 薄膜トランジスタパネルの製造方法
JPH03105324A (ja) マトリクス型液晶表示基板の製造方法
KR100603847B1 (ko) 액정 표시장치 및 액정 표시장치 제조방법
JP4219717B2 (ja) 表示装置の製造方法、液晶表示装置並びに金属膜のパターニング方法。
JP3157772B2 (ja) メタル配線のリペア方法
KR960012270B1 (ko) 투명 도전성기관 제조방법
JPH0760928B2 (ja) 配線の形成方法
JPH07176525A (ja) 低抵抗配線の形成方法
JPS6280655A (ja) フオトマスクブランクおよびフオトマスク
JPH0434815B2 (ja)
US7238556B2 (en) Thin film transistor structure and method of manufacturing the same
JPH02130551A (ja) 薄膜パターンとその製造方法ならびにそれを用いたマトリクス回路基板と画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080424

Year of fee payment: 10