JP2773728B2 - 受信モニタ装置 - Google Patents
受信モニタ装置Info
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Description
関し、特に、周波数ホッピング通信波の有無を判別する
受信モニタ装置に関する。
の中に周波数ホッピング波が存在するか否かを検出する
装置として構成される。例えば、特開平4−15673
4号の「信号分析装置」では、一般通信波と周波数ホッ
ピング波を分離する手段が示されている。本従来例の回
路構成を示す図5において、アンテナ1と高速掃引受信
機2により取り込まれた実空間の電波の周波数ホッピン
グ波を信号抽出回路9において抽出し、信号分析回路1
0にて周波数ホッピング波の諸元を測定して表示器11
にて表示する。
に周波数ホッピング波が存在することを前提として有効
に働く。そのため、周波数ホッピング波の抽出には、常
時分析装置を稼働させて分析を続けなければならない。
現実的に実際の周波数ホッピング通信の発生のタイミン
グは不定であり、分析を行わずに周波数ホッピング通信
の発生の有無を判別することはできないからである。
従来例の稼働では、電波の全領域において常時周波数ホ
ッピングの有無を判別するため、装置の稼働労力が非効
率的となり、測定の迅速性が低下する。さらに、高精度
な分析装置の構築に複雑で高度な回路構成が要求される
問題点を伴う。
無を効率的に判断する受信モニタ装置を提供することを
目的とする。
め、本発明の受信モニタ装置は、実空間の電波を所定の
周波数帯域を周波数分割し、予め設定された周波数チャ
ンネル毎に任意の回数繰り返し掃引受信し、全ての周波
数チャンネルに存在する電波を受信する掃引受信手段
と、受信された電波の受信強度を掃引毎に加算し任意の
回数繰り返し、全ての周波数チャンネルにおける積算受
信強度とする入感強度加算手段と、積算受信強度の変化
の間隔を予め設定された時間間隔と比較し、搬送周波数
の不連続性を判別する信号処理手段とを有し、判別され
た不連続性に基づき、実空間の電波の中にランダムにホ
ッピングする周波数ホッピング波の存在の有無を検知す
ることを特徴としている。
値比較手段を有し、このしきい値比較手段が掃引受信手
段が受信した電波の強度を所定値と比較し、この所定値
以上の受信した電波の強度を入感強度加算手段が加算す
るとよい。
よる受信モニタ装置の実施の形態を詳細に説明する。図
1〜図4を参照すると本発明の受信モニタ装置の一実施
形態が示されている。これらの図1〜図3が第1の実施
形態を、また図4が第2の実施形態を、それぞれ表した
図である。
図である。図1において、受信モニタ装置は、アンテナ
1から出力に至る間に高速掃引受信機2、しきい値比較
器3、入感強度加算器5、入感強度メモリ6、信号処理
器7の各構成部がカスケードに接続される。さらに、し
きい値比較器3へしきい値を設定するしきい値設定器4
と、高速掃引受信機2、しきい値設定器4、信号処理器
7の各動作を制御する制御器8と、が付加されている。
このアンテナ1と接続された高速掃引受信機2へ実空間
の電波が取り込まれる。
れた掃引帯域を周波数ホッピング波の1回の滞留時間の
1/2以下の短い時間で掃引する高速の掃引受信機であ
る。本高速掃引受信機2の出力としては、掃引帯域内の
すべての周波数チャンネルの受信強度を1チャンネルご
とに連続的に出力する。
い値設定器4により設定されたしきい値とを比較し、受
信強度値が予め設定された所定のしきい値より大きい場
合にのみ受信強度を出力する比較器である。この比較
は、高速掃引受信機2から出力される1チャンネル毎に
実行される。
ら出力される受信強度を1回の掃引で得られる受信強度
の全周波数チャンネル分を加算する加算器である。
加算した全周波数チャンネル分の受信強度を積算受信強
度P(n)として蓄積する記憶器である。
の加算の各動作を指定回数N回繰り返す。このN回の実
行により、入感強度メモリ6には加算結果の積算受信強
度P(1)〜P(N)が記憶される。
強度P(n)の変化の時間が一定周期で繰り返された時
に、周波数ホッピング波を受信したとして信号処理器7
から出力信号が出力される。
った動作は、制御器8により制御される。
および加算の結果例を示した図である。図2は、しきい
値比較器3の指定された周波数f1 からf2 までを掃引
した結果の出力の形態例を表している。しきい値比較器
3の出力は各周波数チャンネルごとの強度pであり、こ
の出力を掃引すると図2に示すようになる。入感強度加
算器5により各周波数チャンネルの強度pを一掃引分積
算すると、図2の斜線部の面積を積算受信強度P(n)
に相当する値として求めたことになる。
受信強度P(n)の関係例であり、周波数ホッピングが
存在する場合を表した図である。図3において、点線が
一般波のみの積算受信強度P(n)、実線が一般波と周
波数ホッピング波とを加えた積算受信強度P(n)であ
る。
存在するとすれば、積算受信強度P(n)の変化は、図
3に示すようになる。つまり、一般波の通信時間は、周
波数ホッピングよりも長いため、積算受信強度P(n)
は図3の破線のように平坦ピッチが大きくなるが、この
間に周波数ホッピング波も同時に存在するとすれば、積
算受信強度P(n)は図3の実線のような速い変化を伴
う。
有無により積算受信強度P(n)の形態に変化が生じ
る。このため、この変化を信号処理器7で検出すること
により、周波数ホッピング波の有無が判別できる。
の回路構成ブロック図である。本実施形態の受信モニタ
装置では、いずれも上記第1の実施形態と同一構成の入
感強度メモリ6が並列に設けられて構成される。これら
の入感強度メモリ6と、入感強度加算器5の間および入
感強度メモリ6と信号処理器7の間には、入感強度加算
器5の出力先を交互に切り換えることができる切り換え
器12および13が追加されている。
理器7へ一方の入感強度メモリ6からデータを取り込ん
でいる時でも、他方の入感強度メモリ6へ処理された受
信感度のデータを蓄積することができる。いわゆる並列
処理を行うことで、電波のとり込み及び検出処理を高効
率でより迅速な処理が可能となる。基本的な処理手順
は、第1の実施形態と同一である。
器により取り込んだ受信強度とを比較することにより、
有効な電波の強度のみ得る。よって、ノイズ成分などが
除去される。有効な電波の強度を全チャンネル加算しN
回繰り返し、積算受信強度P(n)を得る。信号処理器
では、積算受信強度P(1)〜P(N)の変化から周波
数ホッピング相当の変化を検知した場合に信号を出力す
る。周波数ホッピング相当の変化とは、一般の通信電波
に比べて、周波数ホッピング波の通信時間が短く、さら
に、1チップの通信時間は一定であるため、積算受信強
度P(n)の変化が一定周期に変化していることをさし
ている。
分析を行わないで周波数ホッピング通信波の有無を判別
するため、周波数ホッピング波の有無を効率良く検知す
ることが可能となる。本実施形態による周波数ホッピン
グ波の検出は、一定周期に周波数ホッピング波が断続す
る特性に着目し、この断続間隔がホッピングスピードそ
のものであることを用いている。
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。
の受信モニタ装置は、実空間の電波を所定の周波数帯域
を周波数分割し、予め設定された周波数チャンネル毎に
任意の回数繰り返し掃引受信し、全ての周波数チャンネ
ルに存在する電波を受信する。受信された電波の受信強
度を掃引毎に加算し任意の回数繰り返し、全ての周波数
チャンネルにおける積算受信強度とする。この積算受信
強度の変化の間隔を予め設定された時間間隔と比較し、
搬送周波数の不連続性を判別する。よって、判別された
不連続性に基づき、実空間の電波の中にランダムにホッ
ピングする周波数ホッピング波の存在の有無を検知する
ことができる。周波数ホッピング通信の有無を効率的に
検知することが可能となる。
路構成ブロック図である。
る。
る。
ック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 実空間の電波を所定の周波数帯域を周波
数分割し、予め設定された周波数チャンネル毎に任意の
回数繰り返し掃引受信し、全ての前記周波数チャンネル
に存在する電波を受信する掃引受信手段と、 前記受信された電波の受信強度を掃引毎に加算し前記任
意の回数繰り返し、前記全ての周波数チャンネルにおけ
る積算受信強度とする入感強度加算手段と、 前記積算受信強度の変化の間隔を予め設定された時間間
隔と比較し、搬送周波数の不連続性を判別する信号処理
手段とを有し、 前記判別された不連続性に基づき、前記実空間の電波の
中にランダムにホッピングする周波数ホッピング波の存
在の有無を検知することを特徴とする受信モニタ装置。 - 【請求項2】 前記受信モニタ装置は、さらに、しきい
値比較手段を有し、該しきい値比較手段が前記掃引受信
手段が受信した電波の強度を所定値と比較し、該所定値
以上の前記受信した電波の強度を前記入感強度加算手段
が加算することを特徴とする請求項1記載の受信モニタ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3618296A JP2773728B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 受信モニタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3618296A JP2773728B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 受信モニタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09232996A JPH09232996A (ja) | 1997-09-05 |
JP2773728B2 true JP2773728B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=12462597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3618296A Expired - Lifetime JP2773728B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 受信モニタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2773728B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-23 JP JP3618296A patent/JP2773728B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09232996A (ja) | 1997-09-05 |
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