JPH09270740A - 周波数ホッピング電波の監視装置 - Google Patents

周波数ホッピング電波の監視装置

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JPH09270740A
JPH09270740A JP7688296A JP7688296A JPH09270740A JP H09270740 A JPH09270740 A JP H09270740A JP 7688296 A JP7688296 A JP 7688296A JP 7688296 A JP7688296 A JP 7688296A JP H09270740 A JPH09270740 A JP H09270740A
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hopping radio
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の周波数ホッピング電波の監視装置で
は、最小の周波数間隔の整数倍でホッピングする周波数
ホッピング電波を検出するため、不規則な周波数間隔で
ホッピングする周波数ホッピング電波を検出できないと
いう問題があった。 【解決手段】 空中線1の受信信号に基づく増幅手段2
の出力信号を受信手段3により周波数ホッピングの1ホ
ッピング時間内でホッピング帯域を複数回に亙って捜索
受信し、検波手段4により複数回の捜索受信結果から、
1周波数毎に受信した電波の連続受信時間を求め、連続
受信時間が対象とする周波数ホッピング電波の送信時間
より短い場合には、騒音として除去し、対象とする周波
数ホッピング電波の送信時間の範囲内であれば周波数ホ
ッピング電波として検波し、検波した周波数ホッピング
電波に関する所定の情報を出力し、周波数ホッピング電
波の送信時間より長い場合には、一般通信波として検波
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、周波数拡散通信
に使用する周波数ホッピング電波を検波する周波数ホッ
ピング電波の監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図23は、特開平4−156734号公
報に示された従来の周波数ホッピング電波の監視装置の
構成図である。図において1は実空界の電波を受ける受
信空中線、21は掃引受信機、22は周波数ホッピング
波のみを取り出す信号抽出回路、5は信号抽出回22に
より取り出された結果を表示する表示器である。図24
は、掃引受信機21の掃引受信結果を表している。
【0003】次に、動作について説明する。実空界の電
波を空中線1で受信し、掃引受信機21に入力する。掃
引受信機21は指定周波数帯域を掃引し、掃引した帯域
に存在した信号を検出する。掃引受信機21の受信帯域
幅は、通常の受信機程度であり掃引する事によって広い
周波数範囲をカバーするものである。信号抽出回路22
は、掃引受信機21の出力から周波数ホッピング波のみ
を抽出し、表示器5に表示する。信号抽出回路22で
は、等しい周波数間隔、換言すると最小の周波数差の整
数倍の周波数差を持つ周波数ホッピング信号電波を抽出
する。逆にこのような性質を持たない雑音、通常の信号
電波を除去する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の周波数ホッピン
グ電波の監視装置では、単に最小の周波数間隔の整数倍
でホッピングする周波数ホッピング電波を検出するた
め、不規則な周波数間隔でホッピングする周波数ホッピ
ング電波を検出できないという問題があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので周波数ホッピング電波を高精度
に監視でき周波数ホッピング電波の監視装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる周波数
ホッピング電波の監視装置は、電波発生源から到来する
電波を捕捉する空中線と、この空中線が捕捉した受信信
号を増幅する増幅手段と、この増幅手段の出力信号を周
波数ホッピングの1ホッピング時間内でホッピング帯域
を複数回に亙って捜索受信する受信手段と、この受信手
段の複数回の捜索受信結果から、1周波数毎に連続して
受信した電波の一周波数連続受信時間を求め、この一周
波数連続受信時間が監視対象とする周波数ホッピング電
波の送信時間より短い場合には、雑音として除去し、前
記一周波数連続受信時間が監視対象とする周波数ホッピ
ング電波の送信時間の範囲内であれば周波数ホッピング
電波として検波し、検波した周波数ホッピング電波に関
する所定の情報を出力し、前記一周波数連続受信時間が
監視対象とする周波数ホッピング電波の送信時間より長
い場合には、一般通信波として検波する検波手段とを備
えたものである。
【0007】また、次の発明に係わる周波数ホッピング
電波の監視装置は、検波手段は、1周波数毎に連続して
受信した電波の一周波数連続受信時間が前記所定の範囲
内であれば、この電波を周波数ホッピング電波として検
波し、検波した周波数ホッピング電波の一周波数連続受
信時間を出力し、前記検波手段が出力した前記一周波数
連続受信時間に基づいて周波数ホッピング電波を分類す
るホッピング時間分類手段を備えたものである。
【0008】また、次の発明に係わる周波数ホッピング
電波の監視装置は、検波手段は、1周波数毎に連続して
受信した電波の一周波数連続受信時間が前記所定の範囲
内であれば、この電波を周波数ホッピング電波として検
波し、検波した周波数ホッピング電波の内、一周波数連
続受信時間が同一であり、かつ直近の周波数の電波を束
ねて周波数帯域幅を求め、この周波数帯域幅に基づいて
周波数ホッピング電波を分類する周波数帯域幅分類手段
を備えたものである。
【0009】また、次の発明に係わる周波数ホッピング
電波の監視装置は、検波手段は、周波数ホッピング電波
として検波した電波の受信レベルを検出し、この受信レ
ベルに基づいて周波数ホッピング電波を分類する受信レ
ベル分類処理手段を備えたものである。
【0010】また、次の発明に係わる周波数ホッピング
電波の監視装置は、受信手段の複数回の捜索受信による
周波数毎の受信レベルを統計処理して出力する統計処理
手段を備え、検波手段は、統計処理された受信レベルが
しきい値以下の場合に、受信手段の受信信号を雑音とし
て除去するものである。
【0011】また、次の発明に係わる周波数ホッピング
電波の監視装置は、捜索受信する場合の時間分解能と周
波数分解能とを可変とする受信手段と、検波手段の周波
数ホッピング電波に対する一周波数連続受信時間を検波
し始めた入感開始時間と一周波数連続受信時間を検波し
終わった停止時間を測定する受信時間処理手段と、この
受信時間処理手段の出力を入力し、入感開始時間と停止
時間の間に記憶した増幅手段からの受信信号を受信手段
に出力する受信信号記憶手段とを備え、受信手段は受信
信号記憶手段の出力に応じて周波数分解能を上げて捜索
受信するものである。
【0012】また、次の発明に係わる周波数ホッピング
電波の監視装置は、検波手段が検波した一周波数連続受
信時間の連らなりを基に同一系連続受信時間を出力する
通信時間測定手段を備えたものである。
【0013】また、次の発明に係わる周波数ホッピング
電波の監視装置は、検波手段が時間的に重畳して検波し
た異なる周波数の周波数ホッピング電波を別系として識
別する同時受信検出手段を備えたものである。
【0014】また、次の発明に係わる周波数ホッピング
電波の監視装置は、検波手段が検波した周波数ホッピン
グ電波の内、一周波数連続受信時間が同一間であり、か
つ直近の周波数の電波を束ねて周波数帯域幅を求め、こ
の周波数帯域幅に基づいて周波数ホッピング電波を分類
する周波数帯域幅分類手段と、検波手段が周波数ホッピ
ング電波として検波した電波の受信レベルを検出し、こ
の受信レベル毎に周波数ホッピング電波を分類する受信
レベル分類処理手段を備えたものである。
【0015】また、次の発明に係わる周波数ホッピング
電波の監視装置は、検波手段が検波した周波数ホッピン
グ電波の内、一周波数連続受信時間の受信開始時間を抽
出する検波手段と、前記検波手段が出力した前記受信開
始時間についてホッピング間隔の整数倍か否かを判定
し、前記ホッピング間隔が整数倍でない場合には、その
周波数ホッピング電波を別の系として識別する受信開始
時間処理手段とを備えたものである。
【0016】更に、次の発明に係わる周波数ホッピング
電波の監視装置は、連続して検波した最初の周波数ホッ
ピング電波の周波数を出力する検波手段と、前記検波手
段が出力した一周波数連続受信時間毎の周波数の出現パ
ターンを記憶するホッピング周波数記憶手段と、現在検
波したホッピング周波数の出現パターンと前記ホッピン
グ周波数記憶手段に記憶されたホッピング周波数の出現
パターンとを比較し、両者のホッピング周波数の出現パ
ターンが一致する場合には、その周波数ホッピング電波
を同一の系として識別するホッピング周波数比較手段と
を備えたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施の形態を図につ
いて説明する。図1は実施の形態1による周波数ホッピ
ング電波の監視装置を示す構成図である。図1におい
て、1は実空界の電波信号を受ける空中線、2は広帯域
の高周波を増幅する増幅器、3は増幅された高周波を周
波数ホッピングの1ホッピング時間内でホッピング帯域
を複数回受信しうる捜索受信機、4は受信結果を処理し
て高精度に周波数ホッピング電波を検波する周波数ホッ
ピング電波検波器、5は検波結果を表示する表示器であ
る。図2は捜索受信機3からの受信結果の一例を説明す
る説明図である。図2において、6は雑音、7は周波数
ホッピング電波、8は一般通信波であり、周波数ホッピ
ング電波7の時間軸方向の長さが対象周波数ホッピング
電波の1ホッピング当たりのホッピング時間を示してい
る。
【0018】次に、動作を説明する。空中線1より捕捉
された電波信号は、増幅器2で増幅され、捜索受信機3
に入力される。電波信号を捜索受信機3により1ホッピ
ング時間内でホッピング帯域を複数回掃引受信する。例
えば、1ホッピング時間が100msでホッピング帯域1
00MHzの場合は、100MHzを100msの間に図
2に示す破線の矢印方向に複数回掃引受信し、受信結果
が周波数ホッピング電波検波器4に入力される。周波数
ホッピング電波検波器4は捜索受信機3からの例えば図
2に示すような複数回の受信結果から周波数ホッピング
電波検波器4により一周波数における電波を連続して受
信した時間を一周波数連続受信時間として測定し、一周
波数連続受信時間から対象周波数ホッピング電波を検波
する。周波数ホッピング電波検波器4は一周波数連続受
信時間を測定し、一周波数連続受信時間が対象の周波数
ホッピング電波の送信時間、即ち、1ホッピング当たり
のホッピング時間より短い場合は、雑音として除去し、
一周波数連続受信時間が対象周波数ホッピング電波の1
ホッピング当たりのホッピング時間に対して所定のの範
囲内である場合、周波数ホッピング電波として検波し、
検波した受信情報から中心周波数、周波数帯域幅、受信
レベル、ホッピング間隔、1ホッピング当たりの送信時
間等を周波数ホッピング電波検波情報として表示器5に
出力し、一周波数連続受信時間が対象の周波数ホッピン
グ電波の1ホッピング当たりの送信時間より長い場合は
一般通信波として検波し、中心周波数、周波数帯域幅、
受信レベル、受信時間などの一般通信波情報を表示器5
に出力する。
【0019】上述の構成とすると、一周波数における一
周波数連続受信時間が連続受信結果から対象とする周波
数ホッピング電波を検波するため、1回の受信結果か
ら、最小の周波数差の整数倍の周波数差を持つ周波数ホ
ッピング信号電波を周波数ホッピング電波として抽出す
る方式に比べ、より確実に雑音の除去が可能となり、高
精度の周波数ホッピング電波情報を得ることができ、不
規則なホッピング間隔の周波数ホッピング電波を検波す
ることが可能となる。また、一般通信波は、一般通信波
として検波することが可能である。
【0020】実施の形態2.実施の形態2における周波
数ホッピング電波の監視装置は、実施の形態1における
周波数ホッピング電波検波情報の内、一周波数連続受信
時間毎に周波数ホッピング電波を分類し、周波数ホッピ
ング電波系を識別するものである。
【0021】図3は実施の形態2によるによる周波数ホ
ッピング電波の監視装置を示す構成図であり、図中、図
1と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略す
る。図3において、4aは周波数ホッピング電波検波
器、9は検波器からの周波数ホッピング電波情報におけ
る1ホッピング当たりの送信局の送信時間(監視装置側
からみると受信時間となる。)に基づき、周波数ホッピ
ング電波の1ホッピング当たりの一周波数連続受信時間
について分類し、周波数ホッピング電波の系を抽出する
1ホッピング時間分類処理器、5は抽出結果を表示する
表示器である。図4は、周波数ホッピング電波検波器4
aからの周波数ホッピング電波検波結果の一例を説明す
る説明図である。
【0022】次に、動作を説明する。空中線1より捕捉
された電波信号は、増幅器2で増幅され、捜索受信機3
に入力される。増幅された電波信号を捜索受信機3で複
数回受信し、受信結果が周波数ホッピング電波検波器4
aに入力される。捜索受信機3からの複数回の受信結果
から周波数ホッピング電波検波器4aにより一周波数連
続受信時間を測定し、一周波数連続受信時間から対象周
波数ホッピング電波を検波する。例えば、周波数ホッピ
ング電波検波器4aは一周波数連続受信時間が1ms未満
を雑音、1〜100msを周波数ホッピング電波、100
ms超を一般通信波として検波する。即ち、図4に示すよ
うに、同一受信時間である7aをホッピング時間aの周
波数ホッピング電波、7bをホッピング時間bの周波数
ホッピング電波として検波し各々の周波数ホッピング電
波の一周波数連続受信時間を測定して出力する。周波数
ホッピング電波検波器4aから一周波数連続受信時間を
基に1ホッピング時間分類処理器9は各々の周波数ホッ
ピング電波を一周波数連続受信時間毎に分類し、一周波
数連続受信時間に応じて周波数ホッピング電波を、それ
ぞれの系として識別し、表示器5に出力する。
【0023】上述の構成とすると、周波数ホッピング電
波検波情報から1ホッピング当たりの一周波数連続受信
時間を基に周波数ホッピング電波を分類し、それぞれに
ついて周波数ホッピング電波の系を識別することが可能
となり、周波数ホッピング電波の監視対象を絞りこむこ
とができるようになる。
【0024】実施の形態3.実施の形態3における周波
数ホッピング電波の監視装置は、実施の形態1における
周波数ホッピング電波検波情報から、周波数ホッピング
電波の周波数帯域幅について分類し、受信周波数情報に
基づいて周波数ホッピング電波の系を識別するものであ
る。
【0025】図5は実施の形態3による周波数ホッピン
グ電波の監視装置を示す構成図であり、図中、図1と同
一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。図5
において、10は検波器からの周波数ホッピング電波情
報に基づき周波数ホッピング電波の周波数帯域幅につい
て分類し、周波数ホッピング電波の系を抽出する周波数
帯域幅分類処理器である。図6は、周波数ホッピング電
波検波器4からの周波数ホッピング電波検波結果の一例
を説明する説明図であり、図中、7cは帯域幅aの周波
数ホッピング電波、7dは帯域幅bの周波数ホッピング
電波である。
【0026】次に、動作を説明する。空中線1より捕捉
された電波信号は、増幅器2で増幅され、捜索受信機3
に入力される。増幅された電波信号を捜索受信機3で複
数回受信し、受信結果が周波数ホッピング電波検波器4
に入力される。捜索受信機3が出力する複数回の受信結
果から周波数ホッピング電波検波器4で一周波数連続受
信時間を測定し、一周波数連続受信時間から対象周波数
ホッピング電波を検波し、一周波数連続受信時間が同じ
であり、かつ直近の周波数の周波数ホッピング電波を束
ね、束ねられた電波の周波数幅を周波数帯域幅として出
力する。周波数帯域幅分類処理器10は、周波数ホッピ
ング電波検波器4が出力する周波数帯域幅に基づいて周
波数ホッピング電波を分類し、周波数帯域幅毎に周波数
ホッピング電波の系として識別し、表示器5に出力す
る。
【0027】上述の構成とすると、周波数ホッピング電
波検波情報から周波数帯域幅に基づいて周波数ホッピン
グ電波を分類し、周波数帯域幅毎に周波数ホッピング電
波の系を識別することが可能となり、周波数ホッピング
電波の監視対象を絞りこむことができるようになる。
【0028】実施の形態4.実施の形態4における周波
数ホッピング電波の監視装置は、実施の形態1における
周波数ホッピング電波検波情報から、周波数ホッピング
電波の受信レベルについて分類し、周波数ホッピング電
波送信所を識別するものである。
【0029】図7は実施の形態4による周波数ホッピン
グ電波の監視装置を示す構成図であり、図中、図1と同
一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。図7
において、11は検波器からの周波数ホッピング電波情
報に基づき周波数ホッピング電波の周波数帯域幅につい
て分類し、周波数ホッピング電波の系を識別する受信レ
ベル分類処理器である。図8は、周波数ホッピング電波
検波器4からの周波数ホッピング電波検波結果の一例を
説明する説明図であり、図中、7eは受信レベルaの周
波数ホッピング電波、7fは受信レベルbの周波数ホッ
ピング電波である。
【0030】次に、動作を説明する。空中線1より捕捉
された電波信号は、増幅器2で増幅され、捜索受信機3
に入力される。増幅された電波信号を捜索受信機3で複
数回受信し、受信結果が周波数ホッピング電波検波器4
に入力される。捜索受信機3からの例えば図8に示すよ
うな複数回の受信結果から周波数ホッピング電波検波器
4で一周波数連続受信時間を測定し、一周波数連続受信
時間から対象周波数ホッピング電波を検波し、検波した
周波数ホッピング電波の受信レベルを出力する。受信レ
ベル分類処理器11は、周波数ホッピング電波検波器4
が出力する受信レベルに基づいてついて周波数ホッピン
グ電波を分類し、受信レベル毎に周波数ホッピング電波
の系として識別し、分類した結果を表示器5に出力す
る。
【0031】上述の構成とすると、 以上のように周波
数ホッピング電波検波情報から受信レベル毎に周波数ホ
ッピング電波の系として識別し、分類した結果を表示器
5に出力するので、それぞれについて異なった送信所か
ら送信された周波数ホッピング電波として識別すること
が可能となる。
【0032】実施の形態5.実施の形態1では、受信結
果から周波数ホッピング電波検波を行っていたが、実施
の形態5における周波数ホッピング電波の監視装置は、
受信レベルについて統計処理を行いその統計結果に基づ
いて、周波数ホッピング電波の検波を行う。
【0033】図9は実施の形態5による周波数ホッピン
グ電波の監視装置を示す構成図であり、図中、図1と同
一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。図9
において、12は捜索受信機3の受信結果を統計処理す
る統計処理器である。図10は、捜索受信機3から出力
された受信結果の一例を説明する説明図、図11は、統
計処理器12から出力された統計処理結果の一例を説明
する説明図である。
【0034】次に、動作を説明する。空中線1より捕捉
された電波信号は、増幅器2で増幅され、捜索受信機3
に入力される。増幅された電波信号を捜索受信機3で複
数回受信し、受信結果が統計処理器12に入力される。
統計処理器12は、複数回受信した一周波数毎の受信レ
ベルを平均化して出力し、平均化した受信レベルがしき
い値以下の場合にその周波数の電波を雑音として除去
し、図11に示す電波を出力する。周波数ホッピング電
波検波器4は統計処理器12の出力信号を入力して実施
の形態1と同様に検波を行い、周波数ホッピング電波検
波情報が表示器5に出力される。
【0035】上述の構成とすると、捜索受信機3が受信
した電波の受信レベルを統計処理して事前に雑音成分を
除去することにより、周波数ホッピング電波の検波精度
が向上するので、雑音等の影響が低減され、高精度の周
波数ホッピング電波情報を抽出することが可能となる。
【0036】実施の形態6.実施の形態1では、捜索受
信機による受信を行ったが、実施の形態6における周波
数ホッピング電波の監視装置は、記憶器を用いて高精度
の周波数ホッピング電波情報を得るものである。
【0037】図12は実施の形態6による周波数ホッピ
ング電波の監視装置を示す構成図であり、図中、図1と
同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。図
12において、3aは時間分解能と周波数分解能とが可
変である捜索受信機、13は、周波数ホッピング電波検
波器4が周波数ホッピング電波の一周波数連続受信時間
を検波し始めた時刻(以降、入感開始時間と称す。)か
ら検波し終わった時刻(以降、停止時間と称す。)まで
の増幅器2の増幅信号を記憶する受信信号記憶器、14
は周波数ホッピング電波検波器4からの検波結果から入
感開始時間・停止時間を測定し、入感開始時間・停止時
間に合わせて受信信号記憶器13から周波数ホッピング
電波検波器4へ受信信号記憶器13が記憶した増幅信号
を出力させる受信時間処理器である。図13は、時間分
解能を上げた捜索受信機3aの出力を基に検波した検波
結果を表示器5に表示した例を説明する説明図であり、
図14は、周波数分解能を上げた捜索受信機3aの出力
を基に検波した検波結果を表示器5に表示した例を説明
する説明図である。
【0038】次に、動作を説明する。空中線1より捕捉
された電波信号は、増幅器により増幅され、増幅された
増幅信号は受信信号記憶器13に入力される。受信信号
記憶器13に記憶された増幅信号を捜索受信機3aによ
り時間分解能を上げて高速に複数回受信し、受信結果が
周波数ホッピング電波を検波する周波数ホッピング電波
検波器4に入力される。捜索受信機3aからのそれぞれ
の複数回の受信結果から周波数ホッピング電波検波器4
で一周波数連続受信時間を測定し、一周波数連続受信時
間から対象周波数ホッピング電波を検波する。この検波
結果を表示器5に表示すると、図13に示す周波数ホッ
ピング電波情報となる。周波数ホッピング電波検波器4
からの検波結果から受信時間処理器14により入感開始
時間・停止時間を測定し、周波数ホッピング電波検波器
4へ受信信号記憶器13が記憶した増幅信号を出力させ
る。捜索受信機3aは、受信時間処理器14の指示によ
り、受信信号記憶器13に記憶された増幅信号を入感開
始時間・停止時間に合わせて捜索受信機3aにより周波
数分解能を上げて高精度に受信する。周波数ホッピング
電波検波器4は、周波数分解能を上げて受信した捜索受
信機3aの信号を基に検波を行い、図14に示す周波数
ホッピング電波情報を表示器5に出力する。
【0039】上述の構成とすると、捜索受信機3aは一
般的に、周波数分解能と時間分解能とは反比例の関係に
あるため、受信情報を入感期間に合わせて周波数分解能
と時間分解能を適正の制御して捜索受信機3aの受信処
理を行い、周波数ホッピング電波を検波することによ
り、フーリエ変換による捜索受信機を用いた場合に生じ
易い受信時間の途中で入感が途切れるという入感開始停
止時の影響を低減するとともに、1受信時間を最適化で
きるため、高精度の周波数ホッピング電波情報を抽出す
ることが可能となる。
【0040】実施の形態7.実施の形態7における周波
数ホッピング電波の監視装置は、実施の形態1における
周波数ホッピング電波検波情報から、周波数ホッピング
電波の通信開始・停止時間を抽出する。
【0041】図15は実施の形態7による周波数ホッピ
ング電波の監視装置を示す構成図であり、図中、図1と
同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。図
15において、15は周波数ホッピング電波検波器4か
らの周波数ホッピング電波情報に基づき同一系の周波数
ホッピング電波の同一系連続受信時間(ここでは、実施
の形態1における一周波数連続受信時間と区別して使用
する。)を抽出する通信時間測定器である。図16は、
周波数ホッピング電波検波器4からの周波数ホッピング
電波検波結果を示し、同一系の周波数ホッピング電波が
周波数を変えて受信開始から受信停止まで途切れること
なく検波されていることを示している。図16におい
て、矢示の長さが一周波数連続受信時間の連らなりから
なる同一系連続受信時間を示し、矢示の上端が受信開始
時間、下端が受信停止時間を示す。
【0042】次に、動作を説明する。空中線1より捕捉
された電波信号は、増幅器2で増幅され、捜索受信機3
に入力される。増幅された電波信号を捜索受信機3で複
数回受信し、受信結果が周波数ホッピング電波検波器4
に入力される。捜索受信機3からの複数回の受信結果か
ら周波数ホッピング電波検波器4で一周波数連続受信時
間を測定し、連続受信時間から対象周波数ホッピング電
波を検波する。通信時間測定器15は、周波数ホッピン
グ電波検波器4からの検波結果である周波数ホッピング
電波の一周波数連続検波時間の連なりから周波数ホッピ
ング電波の同一系連続受信時間を抽出し、表示器5に出
力する。
【0043】上述の構成とすると、周波数ホッピング電
波検波情報から周波数ホッピング電波の同一系連続検波
時間を測定することにより発信局の周波数ホッピング電
波の通信時間を抽出することが可能となる。
【0044】実施の形態8.実施の形態8における周波
数ホッピング電波の監視装置は、実施の形態1における
周波数ホッピング電波検波情報から、周波数ホッピング
電波の異なった周波数における同時受信について検出
し、周波数ホッピング電波の系を識別する。
【0045】図17は実施の形態8による周波数ホッピ
ング電波の監視装置を示す構成図であり、図中、図1と
同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。図
17において、16は周波数ホッピング電波検波器4か
らの周波数ホッピング電波情報に基づき周波数ホッピン
グ電波の内、同一時刻に受信された異なった周波数の周
波数ホッピング電波を検出し、同一時刻に受信した異な
った周波数の周波数ホッピング電波を別系と識別する同
時受信検出器である。図18は、周波数ホッピング電波
検波器4からの周波数ホッピング電波検波結果を示し、
周波数ホッピング電波7gと周波数ホッピング電波7h
は別系の周波数ホッピング電波であることを示す。
【0046】次に、動作を説明する。空中線1より捕捉
された電波信号は、増幅器2で増幅され、捜索受信機3
に入力される。増幅された電波信号を捜索受信機3で数
回受信し、受信結果が周波数ホッピング電波検波器4に
入力される。捜索受信機3による複数回の受信結果から
周波数ホッピング電波検波器4により一周波数連続受信
時間を測定し、一周波数連続受信時間から対象周波数ホ
ッピング電波を検波する。周波数ホッピング電波検波器
4からの例えば図18に示すような検波結果から同時受
信検出器16により周波数ホッピング電波の異なった周
波数での同時受信を検出する。同時受信検出器16は同
一時刻に受信した異なった周波数の周波数ホッピング電
波を別系と識別し、表示器5に出力する。
【0047】上述の構成とすると、 以上のように周波
数ホッピング電波検波情報から異なった周波数での同時
受信について検出し、それぞれについて異なった系とし
て識別することが可能となる。
【0048】実施の形態9.実施の形態3における周波
数ホッピング電波の監視装置は、周波数ホッピング電波
検波器4が出力する周波数ホッピング電波検波情報か
ら、1ホッピング当たりの受信時間、周波数帯域幅及び
受信レベルに基づいて分類し、周波数ホッピング電波系
を識別する。
【0049】図19は実施の形態9による周波数ホッピ
ング電波の監視装置を示す構成図であり、図中、図1と
同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。図
19において、9は周波数ホッピング電波検波器4から
の周波数ホッピング電波情報に基づき周波数ホッピング
電波の一周波数連続受信時間について分類し、周波数ホ
ッピング電波の系を抽出する1ホッピング時間分類処理
器、10は周波数ホッピング電波検波器4からの周波数
ホッピング電波情報に基づき周波数ホッピング電波の周
波数帯域幅について分類し、周波数ホッピング電波の系
を抽出する周波数帯域幅分類処理器、11は周波数ホッ
ピング電波検波器4からの周波数ホッピング電波情報に
基づき周波数ホッピング電波の周波数帯域幅について分
類し、周波数ホッピング電波の系を識別する受信レベル
分類処理器である。
【0050】次に、動作を説明する。空中線1より捕捉
された電波信号は、増幅器2で増幅され、捜索受信機3
に入力される。増幅された電波信号を捜索受信機3で数
回受信し、受信結果が周波数ホッピング電波検波器4に
入力される。捜索受信機3からの複数回の受信結果から
周波数ホッピング電波検波器4で一周波数連続受信時間
を測定し、一周波数連続受信時間から対象周波数ホッピ
ング電波を検波する。周波数ホッピング電波検波器4か
らの検波結果から1ホッピング時間分類処理器9で周波
数ホッピング電波の1ホッピング当たりの一周波数連続
受信時間を分類し、周波数帯域幅分類処理器10で周波
数帯域幅について分類し、受信レベル分類処理器11で
周波数ホッピング電波の受信レベルについて分類し、分
類した結果についてそれぞれ周波数ホッピング電波の系
・送信所系として識別し、表示器5に出力する。
【0051】上述の構成とすると、 以上のように周波
数ホッピング電波検波情報から1ホッピング当たりの一
周波数連続受信時間について分類し、周波数帯域幅につ
いて分類し、受信レベルについて分類し、それぞれにつ
いて周波数ホッピング電波の系・送信所を識別すること
が可能となる。
【0052】実施の形態10.実施の形態10における
周波数ホッピング電波の監視装置は、 周波数ホッピン
グ電波検波器4による周波数ホッピング電波検波情報か
ら、周波数ホッピング電波の一周波数連続受信時間の各
々の受信開始時間の間隔について検出し、受信開始時間
の間隔がホッピング時間の整数倍とならないものを周波
数ホッピング電波の別系として識別する。
【0053】図20は実施の形態10による周波数ホッ
ピング電波の監視装置を示す構成図であり、図中、図1
と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。
図20において、18は周波数ホッピング電波検波器か
らの周波数ホッピング電波情報に基づき周波数ホッピン
グ電波の一周波数連続受信時間の各々の受信開始時間を
抽出し、各々の受信開始時間についてホッピング間隔の
整数倍かどうかを判断し、整数倍でない周波数ホッピン
グ電波を別の系として識別する受信開始時間処理器であ
る。
【0054】次に、動作を説明する。空中線1より捕捉
された電波信号は、増幅器2で増幅され、捜索受信機3
に入力される。増幅された電波信号を捜索受信機3で数
回受信し、受信結果が周波数ホッピング電波検波器4に
入力される。捜索受信機3による複数回の受信結果から
周波数ホッピング電波検波器4により一周波数連続受信
時間を測定し、一周波数連続受信時間から対象周波数ホ
ッピング電波を検波する。周波数ホッピング電波検波器
4からの例えば図18に示すような検波結果から受信開
始時間処理器17により周波数ホッピング電波7g、7
hの一周波数連続受信時間の各々の受信開始時間につい
て検出し、各々の受信開始時間についてホッピング間隔
の整数倍かどうかを判断し、整数倍でない周波数ホッピ
ング電波を別の系として識別し、表示器5に出力する。
【0055】上述の構成とすると、 以上のように周波
数ホッピング電波検波情報から周波数ホッピング電波の
一周波数連続受信時間の各々の受信開始時間をホッピン
グ間隔の整数倍かどうかにより分類することにより、受
信開始時間の間隔、即ち、発信局の送信開始時間の間隔
を基に主は数ホッピング電波のそれぞれについて異なっ
た系として識別することが可能となる。
【0056】実施の形態11.実施の形態3における周
波数ホッピング電波の監視装置は、周波数ホッピング電
波検波器4による周波数ホッピング電波検波情報から、
周波数ホッピング電波の周波数の出現パターンを記憶
し、周波数の出現パターンが異なるものを別系の周波数
ホッピング電波として識別する。
【0057】図21は実施の形態11よる周波数ホッピ
ング電波の監視装置を示す構成図であり、図中、図1と
同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。図
21において、19は周波数ホッピング電波検波器4か
らの一周波数連続受信時間毎の周波数の出現パターンを
記憶するホッピング周波数記憶器。20は現在検波した
周波数ホッピング電波のホッピング周波数の出現パター
ンと記憶したホッピング周波数の出現パターンとを比較
し、それぞれのパターンについて一致するかどうかを判
断し、一致する場合は、同一系の周波数ホッピング電波
として抽出するホッピング周波数比較器である。図22
は、周波数ホッピング電波検波器4から出力される周波
数ホッピング電波検波の出現パターンの一例を示し、図
中、パターンaとパターンbは別系の周波数ホッピング
電波であることを示す。
【0058】次に、動作を説明する。空中線1より捕捉
された電波信号は、増幅器2で増幅され、捜索受信機3
に入力される。増幅された電波信号を捜索受信機3で数
回受信し、受信結果が周波数ホッピング電波検波器4に
入力される。捜索受信機3から複数回の受信結果から周
波数ホッピング電波検波器4で一周波数連続受信時間を
測定し、一周波数連続受信時間から対象周波数ホッピン
グ電波を検波する。ホッピング周波数記憶器18は、一
周波数連続受信時間毎の周波数の出現パターンを記憶す
る。ホッピング周波数記憶器19に記憶された周波数の
出現パターンと現在検波している例えば図18に示すよ
うな周波数の出現パターンとをホッピング周波数比較器
19により比較し、ホッピング周波数の出現パターンが
同じ場合に同一系の周波数ホッピング電波として抽出す
る。抽出した結果について表示器5に出力する。
【0059】上述の構成とすると、 周波数ホッピング
電波の一周波数連続受信時間毎の周波数の出現パターン
の差異により、周波数ホッピング電波のを識別すること
が可能となる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば周波数
ホッピング電波の監視装置を、空中線が捕捉した受信信
号を増幅手段により増幅し、受信手段が増幅手段の出力
信号を周波数ホッピングの1ホッピング時間内でホッピ
ング帯域を複数回に亙って捜索受信し、受信手段の複数
回の捜索受信結果から、検波手段が1周波数毎に連続し
て受信した電波の一周波数連続受信時間を求め、この一
周波数連続受信時間が監視対象とする周波数ホッピング
電波の送信時間より短い場合には、雑音として除去し、
前記連続受信時間が監視対象とする周波数ホッピング電
波の送信時間の範囲内であれば周波数ホッピング電波と
して検波し、検波した周波数ホッピング電波に関する所
定の情報を出力し、前記一周波数連続受信時間が監視対
象とする周波数ホッピング電波の送信時間より長い場合
には、一般通信波として検波するようにすると、1周波
数における連続受信結果から対象監視対象の周波数ホッ
ピング電波を検波するため、1回の受信結果周波数ホッ
ピング電波検波するものに比べ雑音を除去し、精度の高
い周波数ホッピング電波情報を得ることができ、また、
一般通信情報を得ることが可能となる効果を奏する。
【0061】また、次の発明によれば周波数ホッピング
電波の監視装置を、検波手段が出力した受信時間に基づ
いて、ホッピング時間分類手段が周波数ホッピング電波
を分類するようにすると、1ホッピング当たりの受信時
間について分類することにより、それぞれについて周波
数ホッピング電波の系を識別できるようになり、監視対
象の周波数ホッピング電波を絞りこむことができる効果
を奏する。
【0062】また、次の発明によれば周波数ホッピング
電波の監視装置を、検波手段は、1周波数毎に連続して
受信した電波の一周波数連続受信時間が前記所定の範囲
内であれば、この電波を周波数ホッピング電波として検
波し、検波した周波数ホッピング電波の内、同一受信時
間であり、かつ直近の周波数の電波を束ねて周波数帯域
幅を求め、検波手段が求めた周波数帯域幅に基づいて、
周波数帯域幅分類手段が周波数ホッピング電波を分類す
るようにすると、それぞれについて周波数ホッピング電
波の系を識別できるようになり、監視対象の周波数ホッ
ピング電波を絞りこむことができる効果を奏する。
【0063】また、次の発明によれば周波数ホッピング
電波の監視装置を、検波手段が検出した受信レベルに基
づいて、受信レベル分類処理手段が周波数ホッピング電
波を分類するようにすると、受信レベルに基づいてそれ
ぞれの周波数ホッピング電波の送信所を識別できる効果
を奏する。
【0064】また、次の発明によれば周波数ホッピング
電波の監視装置を、統計処理手段が統計処理した受信レ
ベルがしきい値以下の場合に、検波手段が受信手段の受
信信号を雑音として除去するようにすると、雑音の影響
を低減し、より精度の高い周波数ホッピング電波情報を
抽出することができる効果を奏する。
【0065】また、次の発明によれば周波数ホッピング
電波の監視装置を、捜索受信する場合の時間分解能と周
波数分解能とを可変とする受信手段と、受信時間処理手
段が検波手段の周波数ホッピング電波に対する検波の入
感開始時間と停止時間を測定し、受信信号記憶手段が受
信時間処理手段の出力を入力し、受信信号記憶手段が入
感開始時間と停止時間の間に記憶した増幅手段からの受
信信号を受信手段に出力し、受信手段が受信信号記憶手
段の出力に応じて周波数分解能を上げて捜索受信するよ
うにすると、入感期間に合わせて周波数ホッピング電波
を検波できるようになり、入感開始停止時の影響を低減
し、1受信時間を適正化できため、精度の高い周波数ホ
ッピング電波情報を抽出することができる効果を奏す
る。
【0066】また、次の発明によれば周波数ホッピング
電波の監視装置を、通信時間測定手段が検波手段が検波
した一周波数連続受信時間の連らなりを基に同一系連続
受信時間を出力するようにすると、監視対象とする周波
数ホッピング電波の通信時間を抽出することができる効
果を奏する。
【0067】また、次の発明によれば周波数ホッピング
電波の監視装置を、同時受信検出手段が検波手段により
時間的に重畳して検波された異なる周波数の周波数ホッ
ピング電波を別系として識別するようにすると、異なる
周波数の周波数ホッピング電波を異なった系として識別
することができる効果を奏する。
【0068】また、次の発明によれば周波数ホッピング
電波の監視装置を、ホッピング時間分類手段が検波手段
により出力された受信時間に基づいて周波数ホッピング
電波を分類し、周波数帯域幅分類手段が検波手段により
検波された周波数ホッピング電波の内、同一受信時間で
あり、かつ直近の周波数の電波を束ねて周波数帯域幅を
求め、この周波数帯域幅に基づいて周波数ホッピング電
波を分類し、受信レベル分類処理手段が検波手段により
周波数ホッピング電波として検波された電波の受信レベ
ルを検出し、この受信レベル毎に周波数ホッピング電波
を分類するようにすると、1ホッピング当たりの受信時
間、周波数帯域幅、受信レベルの各々により分類し、そ
れぞれについて周波数ホッピング電波の系・送信所を識
別することができる効果を奏する。
【0069】また、次の発明によれば周波数ホッピング
電波の監視装置を、受信開始時間処理手段が検波手段が
出力した受信開始時間についてホッピング間隔の整数倍
か否かを判定し、前記ホッピング間隔が整数倍でない場
合には、その周波数ホッピング電波を別の系として識別
するようにすると、送信開始時間の間隔がホッピング時
間の整数倍とならないものを周波数ホッピング電波の別
系として識別できる効果を奏する。
【0070】更に、次の発明によれば周波数ホッピング
電波の監視装置を、ホッピング周波数記憶手段が、検波
手段が出力した一周波数連続受信時間毎の周波数の出現
パターンを記憶し、ホッピング周波数比較手段が、現在
検波したホッピング周波数の出現パターンと前記ホッピ
ング周波数記憶手段に記憶されたホッピング周波数の出
現パターンとを比較し、両者のホッピング周波数の出現
パターンが一致する場合には、その周波数ホッピング電
波を同一の系として識別するようにすると、同じパター
ンの周波数をホッピングパターンとして抽出することが
できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による周波数ホッピ
ング電波の監視装置を示す構成図である。
【図2】 図1に示す捜索受信器からの出力を説明する
説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による周波数ホッピ
ング電波の監視装置を示す構成図である。
【図4】 図3に示す周波数ホッピング電波検波器から
の出力を説明する説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による周波数ホッピ
ング電波の監視装置を示す構成図である。
【図6】 図5に示す周波数ホッピング電波検波器から
の出力を説明する説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による周波数ホッピ
ング電波の監視装置を示す構成図である。
【図8】 図7に示す周波数ホッピング電波検波器から
の出力を説明する説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による周波数ホッピ
ング電波の監視装置を示す構成図である。
【図10】 図9に示す捜索受信器からの出力を説明す
る説明図である。
【図11】 図9に示す統計処理器からの出力を説明す
る説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態6による周波数ホッ
ピング電波の監視装置を示す構成図である。
【図13】 図12に示す時間分解能を上げた受信機か
らの出力を説明する説明図である。
【図14】 図12に示す周波数分解能を上げた受信機
からの出力を説明する説明図である。
【図15】 この発明の実施の形態7による周波数ホッ
ピング電波の監視装置を示す構成図である。
【図16】 図15に示す周波数ホッピング電波検波器
からの出力を説明する説明図である。
【図17】 この発明の実施の形態8による周波数ホッ
ピング電波の監視装置を示す構成図である。
【図18】 図17に示す増幅器からの出力を説明する
説明図である。
【図19】 この発明の実施の形態9による周波数ホッ
ピング電波の監視装置を示す構成図である。
【図20】 この発明の実施の形態10による周波数ホ
ッピング電波の監視装置を示す構成図である。
【図21】 この発明の実施の形態11による周波数ホ
ッピング電波の監視装置を示す構成図である。
【図22】 図21に示す周波数ホッピング電波検波器
からの出力を説明する説明図である。
【図23】 従来の周波数ホッピング電波の監視装置を
示す構成図である。
【図24】 従来の掃引受信機の受信結果を説明する説
明図である。
【符号の説明】
1 空中線、2 増幅器、3 捜索受信器、4 周波数
ホッピング電波検波器、5 表示器、6 雑音、7 周
波数ホッピング電波、7a 1ホッピング時間aの周波
数ホッピング電波、7b 1ホッピング時間bの周波数
ホッピング電波、7c 周波数帯域幅aの周波数ホッピ
ング電波、7d 周波数帯域幅bの周波数ホッピング電
波、7e 電波レベルaの周波数ホッピング、7f 電
波レベルbの周波数ホッピング、8 一般通信波、9
1ホッピング時間分類処理器、10 周波数帯域幅分類
処理器、11 受信レベル分類処理器、12 統計処理
器、13 受信信号記憶器、14 受信時間処理器、1
5 通信時間測定器、16同時受信検出器、17 周波
数ホッピング電波分類処理器、18 受信開始時間処理
器、19 ホッピング周波数記憶器、20 ホッピング
周波数比較器。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波発生源から到来する電波を捕捉する
    空中線と、この空中線が捕捉した受信信号を増幅する増
    幅手段と、この増幅手段の出力信号を周波数ホッピング
    の1ホッピング時間内でホッピング帯域を複数回に亙っ
    て捜索受信する受信手段と、この受信手段の複数回の捜
    索受信結果から、1周波数毎に連続して受信した電波の
    一周波数連続受信時間を求め、この一周波数連続受信時
    間が監視対象とする周波数ホッピング電波の送信時間よ
    り短い場合には、雑音として除去し、前記一周波数連続
    受信時間が監視対象とする周波数ホッピング電波の送信
    時間の範囲内であれば周波数ホッピング電波として検波
    し、検波した周波数ホッピング電波に関する所定の情報
    を出力し、前記一周波数連続受信時間が監視対象とする
    周波数ホッピング電波の送信時間より長い場合には、一
    般通信波として検波する検波手段とを備えた周波数ホッ
    ピング電波の監視装置。
  2. 【請求項2】 検波手段は、1周波数毎に連続して受信
    した電波の一周波数連続受信時間が前記所定の範囲内で
    あれば、この電波を周波数ホッピング電波として検波
    し、検波した周波数ホッピング電波の一周波数連続受信
    時間を出力し、前記検波手段が出力した前記一周波数連
    続受信時間に基づいて周波数ホッピング電波を分類する
    ホッピング時間分類手段を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の周波数ホッピング電波の監視装置。
  3. 【請求項3】 検波手段は、1周波数毎に連続して受信
    した電波の一周波数連続受信時間が前記所定の範囲内で
    あれば、この電波を周波数ホッピング電波として検波
    し、検波した周波数ホッピング電波の内、一周波数連続
    受信時間が同一であり、かつ直近の周波数の電波を束ね
    て周波数帯域幅を求め、この周波数帯域幅に基づいて周
    波数ホッピング電波を分類する周波数帯域幅分類手段を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の周波数ホッピ
    ング電波の監視装置。
  4. 【請求項4】 検波手段は、周波数ホッピング電波とし
    て検波した電波の受信レベルを検出し、この受信レベル
    に基づいて周波数ホッピング電波を分類する受信レベル
    分類処理手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の周波数ホッピング電波の監視装置。
  5. 【請求項5】 受信手段の複数回の捜索受信による周波
    数毎の受信レベルを統計処理して出力する統計処理手段
    を備え、検波手段は、統計処理された受信レベルがしき
    い値以下の場合に、受信手段の受信信号を雑音として除
    去することを特徴とする請求項1に記載の周波数ホッピ
    ング電波の監視装置。
  6. 【請求項6】 捜索受信する場合の時間分解能と周波数
    分解能とを可変とする受信手段と、検波手段の周波数ホ
    ッピング電波に対する一周波数連続受信時間を検波し始
    めた入感開始時間と一周波数連続受信時間を検波し終わ
    った停止時間を測定する受信時間処理手段と、この受信
    時間処理手段の出力を入力し、入感開始時間と停止時間
    の間に記憶した増幅手段からの受信信号を受信手段に出
    力する受信信号記憶手段とを備え、受信手段は受信信号
    記憶手段の出力に応じて周波数分解能を上げて捜索受信
    することを特徴とする請求項1に記載の周波数ホッピン
    グ電波の監視装置。
  7. 【請求項7】 検波手段が検波した一周波数連続受信時
    間の連らなりを基に同一系連続受信時間を出力する通信
    時間測定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の周波数ホッピング電波の監視装置。
  8. 【請求項8】 検波手段が時間的に重畳して検波した異
    なる周波数の周波数ホッピング電波を別系として識別す
    る同時受信検出手段を備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の周波数ホッピング電波の監視装置。
  9. 【請求項9】 検波手段が検波した周波数ホッピング電
    波の内、一周波数連続受信時間が同一間であり、かつ直
    近の周波数の電波を束ねて周波数帯域幅を求め、この周
    波数帯域幅に基づいて周波数ホッピング電波を分類する
    周波数帯域幅分類手段と、検波手段が周波数ホッピング
    電波として検波した電波の受信レベルを検出し、この受
    信レベル毎に周波数ホッピング電波を分類する受信レベ
    ル分類処理手段を備えたことを特徴とする請求項2に記
    載の周波数ホッピング電波の監視装置。
  10. 【請求項10】 検波手段が検波した周波数ホッピング
    電波の内、一周波数連続受信時間の受信開始時間を抽出
    する検波手段と、前記検波手段が出力した前記受信開始
    時間についてホッピング間隔の整数倍か否かを判定し、
    前記ホッピング間隔が整数倍でない場合には、その周波
    数ホッピング電波を別の系として識別する受信開始時間
    処理手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    周波数ホッピング電波の監視装置。
  11. 【請求項11】 連続して検波した最初の周波数ホッピ
    ング電波の周波数を出力する検波手段と、前記検波手段
    が出力した一周波数連続受信時間毎の周波数の出現パタ
    ーンを記憶するホッピング周波数記憶手段と、現在検波
    したホッピング周波数の出現パターンと前記ホッピング
    周波数記憶手段に記憶されたホッピング周波数の出現パ
    ターンとを比較し、両者のホッピング周波数の出現パタ
    ーンが一致する場合には、その周波数ホッピング電波を
    同一の系として識別するホッピング周波数比較手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の周波数ホッピ
    ング電波の監視装置。
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JP2001086037A (ja) * 1999-08-02 2001-03-30 Lucent Technol Inc 通信リンクを維持する方法
JP2012070350A (ja) * 2010-04-21 2012-04-05 Mitsubishi Electric Corp 無線通信方法
JP2013143685A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Mitsubishi Electric Corp 電波分離装置
JP2022042241A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 株式会社東芝 解析装置、解析方法及びプログラム

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