JP2772848B2 - ロータリカッタ装置 - Google Patents

ロータリカッタ装置

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JP2772848B2
JP2772848B2 JP9753490A JP9753490A JP2772848B2 JP 2772848 B2 JP2772848 B2 JP 2772848B2 JP 9753490 A JP9753490 A JP 9753490A JP 9753490 A JP9753490 A JP 9753490A JP 2772848 B2 JP2772848 B2 JP 2772848B2
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rotary cutter
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純一 田村
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、例えば印画紙等の切断に用いられるロータ
リカッタ装置に関するものである。
【発明の背景】
上下二つのナイフドラムを持ち、これらのナイフドラ
ムは互いに逆方向に回転させられ、かつ、ナイフドラム
に取り付けられたナイフの刃先進行速度(刃先の周速
度)とウェッブ進行速度とを考慮させて切断が行われる
ロータリカッタ装置は、断裁エッジが90゜で、切断精度
が高く、紙粉の発生が防止できるなどの利点を有してい
て、片刃固定式のロータリカッタに比べて切口品質が優
れている。 ところで、このようなロータリカッタの上下刃の表面
周速度は、下刃の刃先の進行速度とウェブ進行速度は同
期しているが、切断終了後のシートをカッター部より容
易に送り出せるようにする為、又、上刃と下刃との噛み
合い後の刃同士の干渉を避ける為、上刃の刃先の周速度
は下刃の刃先の周速度に比べ7%程度速くなるように構
成されている。 ところが、本発明者の研究によれば、上刃の刃先の周
速度が下刃の刃先の周速度に比べ7%程度も速くなって
いると、切断中に上刃が印画紙に対して剪断力を作用さ
せるよりも引張力を作用させてしまい、印画紙切口から
中紙繊維がヒゲ状に発生することが判って来た。 すなわち、この現象は、第4図に示す如く、下刃32の
刃先の周速度V2は印画紙33の速度V3と同期しているもの
の、下刃32の刃先の周速度V2が上刃31の刃先の周速度V1
よりかなり小さいものとなっている為、切断中に引張力
が印画紙33内に作用し、ヒゲ状の中紙繊維が切口から発
生するのであると究明されたのである。
【発明の開示】
本発明の目的は、切口部分からヒゲ状の繊維を発生さ
せることなく切断が行えるロータリカッタ装置を提供す
ることである。 上記本発明の目的は、移送されるシート体に対して交
差する方向に配置された第1の回転ナイフと第2の回転
ナイフとの作用によりカットが行われるロータリカッタ
装置であって、前記第1の回転ナイフの刃先の周速度V1
と第2の回転ナイフの刃先の周速度V2との比V1/V2が1
<V1/V2<1.03となるように構成したことを特徴とする
ロータリカッタ装置によって達成される。 特に、一定の速度で移送される例えば印画紙などのシ
ート体の長手方向に対して直角の方向に配置された複数
(第1及び第2)のナイフドラムの各々の外周面に軸方
向に沿ってナイフを取り付け、そしてナイフドラムは互
いに反対方向に回転させ、しかも第2のナイフの刃先の
周速度とシート体の進行速度は同調させ、ナイフドラム
間を通るシート体を両ナイフが噛み合うことにより切断
するロータリカッタ装置であって、第1の回転ナイフの
刃先の周速度V1と第2の回転ナイフの刃先の周速度V2
の比V1/V2が1<V1/V2<1.03となるように構成したこと
を特徴とするロータリカッタ装置によって達成される。 すなわち、切口から中紙繊維がヒゲ状に発生するの
は、第4図(a),(b)に示した如く、下刃32の刃先
の周速度V2は印画紙33の速度V3と同期しているものの、
下刃32の刃先の周速度V2が上刃31の刃先の周速度V1より
大幅に小となっている為、切断中に引張力が印画紙33内
に作用したからであるが、第1図(a),(b)に示す
如く、切断中の上刃1の刃先の周速度V1が下刃2の刃先
の周速度V2及び印画紙3の移行速度V3と同じであると、
切断に際しては剪断力のみが作用するものとなり、引張
力が印画紙3には作用しないので、中紙繊維が切口から
ヒゲ状に発生しないのである。 つまり、切断中の上刃1の刃先の周速度が、印画紙3
の移行速度及び下刃2の刃先の周速度に近くなると、切
断後半の印画紙が破断を起こす状態でも、引張力が作用
することなく、剪断力が働き続け、破断面での剪断応力
の集中が行われ、印画紙切口からヒゲ状の中紙繊維が発
生することがないのである。
【実施例】
第1図〜第3図は本発明に係るロータリカッタ装置の
1実施例を示すもので、第1図(a)及び(b)は第1
の回転ナイフと第2の回転ナイフとの動作関係を示す説
明図、第2図はロータリカッタ装置全体の正面図、第3
図はロータリカッタ装置の要部の側面図である。 各図中、1は上刃、2は下刃、3は印画紙である。 4は上刃1が取り付けられている上ナイフドラム、5
は下刃1が取り付けられている下ナイフドラム、6,7は
各ナイフドラム4,5に固定した軸である。 尚、上刃1及び下刃2は、各ナイフドラム4,5にボル
トによりスパイラル状に取り付けられており、この為上
刃1と下刃2との刃先の一端が噛み合っても、その他の
部分には間隙があり、ナイフドラム4,5の回転につれて
順次噛み合い、印画紙3を幅方向一端から他端へと徐々
に挟み切るようになっている。 8,9はフレーム、10,11,12,13はナイフドラム4,5の軸
6,7をフレーム8,9に回転可能に支持する為のベアリン
グ、14,15は上ナイフドラム4の軸6の両端に固定され
た歯車、16,17は下ナイフドラム5の軸7の両端に固定
され、かつ、歯車14,15に噛み合う歯車、18はモータ、1
9はモータ18の出力軸に連結された歯車、20は下ナイフ
ドラム5の軸7に固定され、かつ、歯車19に噛み合う歯
車である。 このロータリカッタ装置には、印画紙3の搬送路の両
側にそれぞれ印画紙3を挟持する一対の搬送ローラ21,2
2が配置され、図示しないモータ等の駆動力で印画紙3
は、第3図中、矢印X方向に搬送されるようになってい
る。 次に、上記のように構成されたロータリカッタ装置の
作用について説明する。 前工程において所定幅に切断された帯状印画紙3が、
搬送ローラ21により切断部へと送りこまれて来る。 ここで、上下ナイフドラム4,5は印画紙を所定寸法と
するべく所定の速度で逆方向に回転しており、かつ、印
画紙3の走行速度V3と下刃2の刃先の周速度V2とが同調
するように、さらに下刃2の刃先の周速度V2と上刃1の
刃先の周速度V1とがほぼ同調しているように回転駆動さ
せる。尚、刃先の周速度は刃先が描く円径により決定さ
れるから、刃先の周速度を変更するには刃をナイフドラ
ムに取り付ける状態(位置)を考慮することで実現され
る。 そして、上刃1の刃先周速度V1と下刃1の刃先周速度
V2の比V1/V2を1<V1/V2<1.03、例えば1.01に設定して
おくと、上下の刃1,2は印画紙3に対しほぼ垂直に進行
していくことになり、切断中に刃先が印画紙3に引張力
を作用させず、剪断力を作用させるのみで、印画紙切口
からヒゲ状の中紙繊維が発生することはなかった。 これに対して、上刃1の刃先周速度V1と下刃1の刃先
周速度V2の比V1/V2を1.06とした場合には、印画紙3の
切断中に上刃1による引張力を作用させてしまい、切れ
味が劣化し、印画紙切口からヒゲ状の中紙繊維が発生し
た。 又、本実施例では、下刃2に対し上刃1が印画紙3上
流側から接近する場合で述べたが、上下ナイフドラムを
逆に取り付けた場合も同様である。 又、本実施例ではナイフドラム4,5には各々一つの刃
が設定されていた場合であるが、二つ以上あっても良
く、例えば180゜離れた対称の位置に二つの刃を取り付
けても差し支えない。
【効果】
本発明に係るロータリカッタ装置は、移送されるシー
ト体に対して交差する方向に配置された第1の回転ナイ
フと第2の回転ナイフとの作用によりカットが行われる
ロータリカッタ装置であって、前記第1の回転ナイフの
刃先の周速度V1と第2の回転ナイフの刃先の周速度V2
の比V1/V2が1<V1/V2<1.03となるよう構成してなるの
で、切断に際してシート体に引張力が作用せず、剪断力
が作用して切断が行われ、切口からヒゲ状の中紙繊維が
発生することがない優れた特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明に係るロータリカッタ装置の1
実施例を示すもので、第1図(a)及び(b)は第1の
回転ナイフと第2の回転ナイフとの動作関係を示す説明
図、第2図はロータリカッタ装置全体の正面図、第3図
はロータリカッタ装置の要部の側面図であり、第4図
(a)及び(b)は従来の上刃と下刃との動作関係を示
す説明図である。 1……上刃、2……下刃、3……印画紙、 4……上ナイフドラム、5……下ナイフドラム、 6,7……軸、8,9……フレーム、 10,11,12,13……ベアリング、 14,15,16,17,19,20……歯車、 18……モータ、21,22……搬送ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26D 1/62 B26D 1/40 B23D 25/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移送されるシート体に対して交差する方向
    に配置された第1の回転ナイフと第2の回転ナイフとの
    作用によりカットが行われるロータリカッタ装置であっ
    て、前記第1の回転ナイフの刃先の周速度V1と第2の回
    転ナイフの刃先の周速度V2との比V1/V2が1<V1/V2<1.
    03となるよう構成したことを特徴とするロータリカッタ
    装置。
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