JP2772847B2 - ロータリカッタ装置 - Google Patents

ロータリカッタ装置

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JP2772847B2
JP2772847B2 JP9753390A JP9753390A JP2772847B2 JP 2772847 B2 JP2772847 B2 JP 2772847B2 JP 9753390 A JP9753390 A JP 9753390A JP 9753390 A JP9753390 A JP 9753390A JP 2772847 B2 JP2772847 B2 JP 2772847B2
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純一 田村
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、例えば印画紙等の切断に用いられるロータ
リカッタ装置に関するものである。
【発明の背景】 上下二つのナイフドラムを持ち、これらのナイフドラ
ムは互いに逆方向に回転させられ、かつ、これらのナイ
フドラムに取り付けられたナイフの刃先進行速度(刃先
の周速度)とウェッブ信号速度とを同調させて切断が行
われるロータリカッタ装置は、断裁エッジが90゜で、切
断精度が高く、紙粉の発生が防止できるなどの利点を有
していて、片刃固定式のロータリカッタに比べて切口品
質が優れている。 ところで、このようなロータリカッタの上下刃の進み
方は、各々のナイフドラムの回転により各々のナイフ刃
先は円軌跡を形成しているものの、印画紙切断中の上下
のナイフ刃先の位置関係は断裁エッジを垂直なものとす
る為、第5図(図中、矢印は上刃30及び下刃31の進行方
向を示す)に示す如く、下刃31に対し上刃30は垂直な位
置にあるまま直進し、印画紙32を切断するように構成さ
れている。すなわち、上刃30による切込角θは0のもの
とされている。 しかしながら、上刃30と下刃31に対してほぼ垂直に接
近して印画紙32を切断する過程において、上刃30と下刃
31が噛み合う寸前には、上刃30と下刃31の刃同士の干渉
を避ける為、第6図(a)及び(b)に示す如く、上刃
30は下刃31から水平方向に離れる動きをするようにナイ
フドラムに取り付けられているから、上刃30と下刃31と
による印画紙32の切断に際して印画紙32に引張力を作用
させることになり、切口からヒゲ状の中紙繊維が発生す
るという問題のあることが究明されるに至った。
【発明の開示】
本発明の目的は、切口部分からヒゲ状の繊維を発生さ
せることなく切断が行えるロータリカッタ装置を提供す
ることである。 上記本発明の目的は、移送されるシート体に対して交
差する方向に配置された第1の回転ナイフと第2の回転
ナイフとの作用によりカットが行われるロータリカッタ
装置であって、前記第1の回転ナイフと第2の回転ナイ
フとによる前記シート体のカット寸前における第1の回
転ナイフの刃先が第2の回転ナイフの刃先に対してθ
(1゜<θ<8゜)だけ移送されシート体の上流側から
切り込みが行われるように構成したことを特徴とするロ
ータリカッタ装置によって達成される。 特に、一定速度で移送される例えば印画紙などのシー
ト体の長手方向に対して直角の方向に配置された複数
(第1及び第2)のナイフドラムの各々の外周面に軸方
向に沿ってナイフを取り付け、そしてナイフドラムは互
いに反対方向に回転させ、しかもナイフの刃先進行速度
とシート体の進行速度は同調させ、ナイフドラム間を通
るシート体を両ナイフが噛み合うことにより切断するロ
ータリカッタ装置であって、前記第1の回転ナイフと第
2の回転ナイフとによる前記シート体のカット寸前にお
ける第1の回転ナイフの刃先が第2の回転ナイフの刃先
に対してθ(1゜<θ<8゜)だけ移送されるシート体
の上流側から切り込みが行われるように構成したことを
特徴とするロータリカッタ装置によって達成される。 すなわち、切口から中紙繊維がヒゲ状に発生するの
は、第6図(a)及び(b)に示した如く、二つの刃が
水平方向に離れる動きをするように取り付けられている
為、上刃と下刃との噛み合いによる印画紙の切断に際し
て、印画紙には引張力が作用するからであることが究明
された結果、切口から中紙繊維がヒゲ状に発生しないよ
うにするには、二つの刃が水平方向に離れる動きをしな
いようにしておけば良いとの知見を得、第1図及び第2
図(a)、(b)に示される如く、下刃2に対し上刃1
がある一定の角度(θ)を持って印画紙3に切り込むよ
うに構成しておけば良いとの技術思想に到達し、本発明
が達成されたのである。 つまり、第6図(b)に示した如く、上下刃が垂直な
位置にあるままでは刃先は円周上にある為、噛み合い前
の上刃30による下刃31との間には間隙Cが生じ、上刃30
による切込角がない切断では印画紙32に剪断ではなく、
引張力が作用し、切口から中紙繊維がヒゲ状に発生した
のであるが、第2図に示した如く、ハサミによる切断と
同様に、上刃1が矢印Dのように垂直方向に対し一定角
度θ(1゜<θ<8゜、好ましくは2゜<θ<4゜)だ
け印画紙3上流側から進行し、第2図(b)の如く平面
的に見た場合、上刃1と下刃2の刃先が噛み合い寸前に
寸法Oだけ重なり合っている場合には、切断後半の印画
紙が破断を起こす状態でも刃先による剪断力が働き続
け、破断面での剪断応力の集中が行われることになるの
で、印画紙切口から中紙繊維がヒゲ状に発生することが
ないのである。
【実施例】
第1図〜第4図は本発明に係るロータリカッタ装置の
1実施例を示すもので、第1図は第1の回転ナイフと第
2の回転ナイフとの動作を説明する動作図、第2図
(a)及び(b)は第1の回転ナイフと第2の回転ナイ
フとの関係を示す側面図及び平面図、第3図はロータリ
カッタ装置全体の正面図、第4図はロータリカッタ装置
の要部の側面図である。 各図中、1は上刃、2は下刃、3は印画紙である。 4は上刃1が取り付けられている上ナイフドラム、5
は下刃2が取り付けられている下ナイフドラム、6,7は
各ナイフドラム4,5に固定した軸である。 尚、上刃1及び下刃2は、各ナイフドラム4,5にボル
トによりスパイラル状に取り付けられており、この為上
刃1と下刃2との刃先の一端が噛み合っても、その他の
部分には間隙があり、ナイフドラム4,5の回転につれて
順次噛み合い、印画紙3を軸方向一端から他端へと徐々
に挟み切るようになっている。 8,9はフレーム、10,11,12,13はナイフドラム4,5の軸
6,7をフレーム8,9に回転可能に支持する為のベアリン
グ、14,15は上ナイフドラム4の軸6の両端に固定され
た歯車、16,17は下ナイフドラム5の軸7の両端に固定
され、かつ、歯車14,15に噛み合う歯車、18はモータ、1
9はモータ18の出力軸に連結された歯車、20は下ナイフ
ドラム5の軸7に固定され、かつ、歯車19に噛み合う歯
車である。 このロータリカッタ装置には、印画紙3の搬送路の両
側にそれぞれ印画紙3を挟持する一対の搬送ローラ21,2
2が配置され、図示しないモータ等の駆動力で印画紙3
は、第4図中、矢印X方向に搬送されるようになってい
る。 次に、上記のように構成させたロータリカッタ装置の
作用について説明する。 前工程において所定幅に切断された帯状印画紙3が、
搬送ローラ21により切断部へと送りこまれて来る。 ここで上下ナイフドラム4,5は印画紙を所定寸法とす
るべく所定の速度で逆方向に回転しており、かつ、印画
紙3の走行速度と上刃1及び下刃2の刃先の周速度とが
同調するように回転駆動され、ナイフドラム4,5に取り
付けられた上刃1と下刃2との刃先が噛み合わされ、印
画紙3が切断される。 この印画紙3の切断に際して、上刃1の刃先の最先端
以外の刃先部分は、この最先端部より印画紙3上流側に
あるので、上刃1は下刃2との噛み合い時に印画紙3上
流側から接近して下刃2と噛み合う(第1図)。 ここで、上刃1が印画紙3上流側から切り込む角度θ
が1゜<θ<8゜、例えば3゜となるように上刃1及び
下刃2が各ナイフドラム4,5に取り付けられているか
ら、切断状態はハサミ切りと同様の動作となり、印画紙
3に引張力を作用させることなく、剪断力が作用して切
断が行われ、印画紙3の切口からヒゲ状の中紙繊維が発
生することはなかった。 尚、上記θを0゜に近づけると、噛み合い前に上刃1
と下刃2との間に間隙が生じやすくなり、切断時に引張
力を作用させてしまい、切れ味が劣化し、印画紙3の切
口からヒゲ状の中紙繊維が発生する。又、逆に、上記θ
を8゜より大きな角度にすると、印画紙3の切り口が斜
めになり、切れ味が劣化し、刃合わせも困難になる。 又、本実施例では、下刃2に対し上刃1が印画紙3上
流側から接近する場合で述べたが、上下ナイフドラムを
逆に取り付けた場合も同様である。 又、本実施例ではナイフドラム4,5には各々一つの刃
が設定されていた場合であるが、二つ以上あっても良
く、例えば180゜離れた対称の位置に二つの刃を取り付
けても差し支えない。
【効果】 本発明に係るロータリカッタ装置は、移送されるシー
ト体に対して交差する方向に配置された第1の回転ナイ
フと第2の回転ナイフとの作用によりカットが行われる
ロータリカッタ装置であって、前記第1の回転ナイフと
第2の回転ナイフとによる前記シート体のカット寸前に
おける第1の回転ナイフの刃先が第2の回転ナイフの刃
先に対してθ(1゜<θ<8゜)だけ移送されるシート
体の上流側から切り込みが行われるよう構成してなるの
で、切断に際して第1の回転ナイフ刃先が第2の回転ナ
イフ刃先に対しシート体の上流側からθだけ接近して噛
み合う為、切断時に引張力が作用せず、剪断力が作用し
て切断が行われ、切口からヒゲ状の中紙繊維が発生する
ことがない優れた特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明に係るロータリカッタ装置の1
実施例を示すもので、第1図は第1の回転ナイフと第2
の回転ナイフとの動作を説明する動作図、第2図(a)
及び(b)は第1の回転ナイフと第2の回転ナイフとの
関係を示す側面図及び平面図、第3図はロータリカッタ
装置全体の正面図、第4図はロータリカッタ装置の要部
の側面図であり、第5図は従来の上刃と下刃との動作を
説明する動作図、第6図(a)及び(b)は従来の上刃
と下刃との関係を示す側面図及び平面図である。 1……上刃、2……下刃、3……印画紙、 4……上ナイフドラム、5……下ナイフドラム、 6,7……軸、8,9……フレーム、 10,11,12,13……ベアリング、 14,15,16,17,19,20……歯車、 18……モータ、21,22……搬送ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26D 1/62 B26D 1/40 B23D 25/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移送されるシート体に対して交差する方向
    に配置された第1の回転ナイフと第2の回転ナイフとの
    作用によりカットが行われるロータリカッタ装置であっ
    て、前記第1の回転ナイフと第2の回転ナイフとによる
    前記シート体のカット寸前における第1の回転ナイフの
    刃先が第2の回転ナイフの刃先に対してθ(1゜<θ<
    8゜)だけ移送されるシート体の上流側から切り込みが
    行われるよう構成したことを特徴とするロータリカッタ
    装置。
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