JP2772784B2 - 温水用床暖房装置 - Google Patents
温水用床暖房装置Info
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- JP2772784B2 JP2772784B2 JP8048285A JP4828596A JP2772784B2 JP 2772784 B2 JP2772784 B2 JP 2772784B2 JP 8048285 A JP8048285 A JP 8048285A JP 4828596 A JP4828596 A JP 4828596A JP 2772784 B2 JP2772784 B2 JP 2772784B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、畳やフローリングな
どの床を温めるための温水用の床暖房装置に関する。
どの床を温めるための温水用の床暖房装置に関する。
【0002】
【発明の属する技術分野】図22に示した従来の装置
は、床板1の上に畳2を敷き詰めるとともに、この畳2
に暖房パイプ3を組み込んでいる。そして、畳2に組み
込んだ暖房パイプ3は、床板1に形成した孔4から床板
1の下に引き出し、ジョイント5を介して補助パイプ6
に接続している。さらに、この補助パイプ6は、ジョイ
ント7を介して床下に位置する分岐管であるヘッダー8
に接続している。このヘッダー8に接続した接続パイプ
9を、床下から外に導き出して、ボイラー10に接続し
ている。したがって、このボイラー10で発生した温水
は、畳2の中を巡回して、再びボイラー10に戻るもの
である。
は、床板1の上に畳2を敷き詰めるとともに、この畳2
に暖房パイプ3を組み込んでいる。そして、畳2に組み
込んだ暖房パイプ3は、床板1に形成した孔4から床板
1の下に引き出し、ジョイント5を介して補助パイプ6
に接続している。さらに、この補助パイプ6は、ジョイ
ント7を介して床下に位置する分岐管であるヘッダー8
に接続している。このヘッダー8に接続した接続パイプ
9を、床下から外に導き出して、ボイラー10に接続し
ている。したがって、このボイラー10で発生した温水
は、畳2の中を巡回して、再びボイラー10に戻るもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の装置では、暖房パイプ3を床下に導き出さざるをえな
いので、暖房パイプ3と補助パイプ6との接続や、その
補助パイプ6の配管、及び補助パイプ6とヘッダー8と
の接続などの作業をすべてを床下でしなければならな
い。そのために、その作業姿勢がとりにくく、作業能率
が極めて悪いという問題があった。しかも、パイプ3、
6を床下に露出させるので、その分、熱効率も悪くなる
という問題もあった。さらに、床下のないマンションな
どの構造では、この従来の装置を使えないという決定的
な問題もあった。この発明の目的は、床下の配管を不要
にして施工作業能率を上げるとともに、床下がないマン
ションなどにも使える温水用床暖房装置を提供すること
である。
の装置では、暖房パイプ3を床下に導き出さざるをえな
いので、暖房パイプ3と補助パイプ6との接続や、その
補助パイプ6の配管、及び補助パイプ6とヘッダー8と
の接続などの作業をすべてを床下でしなければならな
い。そのために、その作業姿勢がとりにくく、作業能率
が極めて悪いという問題があった。しかも、パイプ3、
6を床下に露出させるので、その分、熱効率も悪くなる
という問題もあった。さらに、床下のないマンションな
どの構造では、この従来の装置を使えないという決定的
な問題もあった。この発明の目的は、床下の配管を不要
にして施工作業能率を上げるとともに、床下がないマン
ションなどにも使える温水用床暖房装置を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、表面にガ
イド溝を形成した敷板を、床板などの上に敷設するとと
もに、この敷板の上に畳床などの暖房体を敷き詰め、か
つ、敷板のガイド溝にはめ込んだ補助パイプを、暖房体
に設けた暖房パイプにジョイントを介して接続し、各敷
板の表面には補助パイプと連通するジョイント設置溝を
形成し、かつ、全てのジョイント設置溝は、上記ガイド
溝を経由してヒーター接続部に連通するとともに、敷板
の表面と暖房体の裏面の少なくとも一方に上記ジョイン
トを収納するジョイント凹部を形成した点に特徴を有す
る。上記暖房体として、日本間の場合には、暖房畳が適
切である。しかし、洋間の場合には、フローリングの下
に敷く発泡樹脂製の板材などを用いるのが適切である。
この発明は、上記のように、敷板に補助パイプを埋め込
んでいるので、床下に補助パイプを配管する必要が全く
ない。また、敷板の表面に、補助パイプを案内するガイ
ド溝を形成したため、パイプを暖房畳の下に安定的に組
み込むことができる。 さらに、敷板と暖房体との間に収
納したジョイントによって、補助パイプと暖房パイプと
を分離すれば、敷板と暖房体とを分離することができ
る。そして、敷板と暖房体とを分離して作業すれば、パ
イプの施工やメンテナンスの作業効率を上げることがで
きる。第2の発明は、暖房体を畳暖房とし、各敷板上に
はそれぞれ対応する暖房畳を設置することを特徴とす
る。
イド溝を形成した敷板を、床板などの上に敷設するとと
もに、この敷板の上に畳床などの暖房体を敷き詰め、か
つ、敷板のガイド溝にはめ込んだ補助パイプを、暖房体
に設けた暖房パイプにジョイントを介して接続し、各敷
板の表面には補助パイプと連通するジョイント設置溝を
形成し、かつ、全てのジョイント設置溝は、上記ガイド
溝を経由してヒーター接続部に連通するとともに、敷板
の表面と暖房体の裏面の少なくとも一方に上記ジョイン
トを収納するジョイント凹部を形成した点に特徴を有す
る。上記暖房体として、日本間の場合には、暖房畳が適
切である。しかし、洋間の場合には、フローリングの下
に敷く発泡樹脂製の板材などを用いるのが適切である。
この発明は、上記のように、敷板に補助パイプを埋め込
んでいるので、床下に補助パイプを配管する必要が全く
ない。また、敷板の表面に、補助パイプを案内するガイ
ド溝を形成したため、パイプを暖房畳の下に安定的に組
み込むことができる。 さらに、敷板と暖房体との間に収
納したジョイントによって、補助パイプと暖房パイプと
を分離すれば、敷板と暖房体とを分離することができ
る。そして、敷板と暖房体とを分離して作業すれば、パ
イプの施工やメンテナンスの作業効率を上げることがで
きる。第2の発明は、暖房体を畳暖房とし、各敷板上に
はそれぞれ対応する暖房畳を設置することを特徴とす
る。
【0005】第3の発明は、上記第1または2の発明を
前提とし、その敷板を長辺:短辺=2:1の長方形と
し、この敷板の表面には、長辺に平行な中心線に沿って
補助パイプと暖房パイプとを接続するジョイントを設置
するジョイント設置溝と、一方の短辺の中心に開口する
第1導入口と、この第1導入口とジョイント設置溝とを
接続する第1導入溝と、長辺に開口する第2導入口と、
この第2導入口とジョイント設置溝とを接続する第2導
入溝とを形成し、上記一方の短辺には、中心に形成した
第1導入口から片側に、距離L1離れて位置する第1開
口と、第1開口からさらにL2離れて位置する第2開口
と、これらと同じ側の長辺からL3離れて位置する第3
開口とを備え、他方の短辺には、その中心に位置する中
央開口と、中央開口から片側に、L1離れて位置する第
4開口と、同じ側の長辺からL4離れて位置する第5開
口とを備え、また、長辺には、上記一方の短辺からL4
離れて位置する第2導入口の他に、両短辺から短辺の半
分の長さ分離れて位置する第6、第7開口と、第6開口
の両側にL1離れて位置する第8、第9開口と、第8、
第9開口のどちらか一方からL2離れて位置する第10
開口とを備え、これら全ての開口及び導入口はガイド溝
を介して互いに連通し、かつ、敷板の長辺に平行な中心
線に対して線対称となるように、ガイド溝を配置したこ
とを特徴とする。
前提とし、その敷板を長辺:短辺=2:1の長方形と
し、この敷板の表面には、長辺に平行な中心線に沿って
補助パイプと暖房パイプとを接続するジョイントを設置
するジョイント設置溝と、一方の短辺の中心に開口する
第1導入口と、この第1導入口とジョイント設置溝とを
接続する第1導入溝と、長辺に開口する第2導入口と、
この第2導入口とジョイント設置溝とを接続する第2導
入溝とを形成し、上記一方の短辺には、中心に形成した
第1導入口から片側に、距離L1離れて位置する第1開
口と、第1開口からさらにL2離れて位置する第2開口
と、これらと同じ側の長辺からL3離れて位置する第3
開口とを備え、他方の短辺には、その中心に位置する中
央開口と、中央開口から片側に、L1離れて位置する第
4開口と、同じ側の長辺からL4離れて位置する第5開
口とを備え、また、長辺には、上記一方の短辺からL4
離れて位置する第2導入口の他に、両短辺から短辺の半
分の長さ分離れて位置する第6、第7開口と、第6開口
の両側にL1離れて位置する第8、第9開口と、第8、
第9開口のどちらか一方からL2離れて位置する第10
開口とを備え、これら全ての開口及び導入口はガイド溝
を介して互いに連通し、かつ、敷板の長辺に平行な中心
線に対して線対称となるように、ガイド溝を配置したこ
とを特徴とする。
【0006】このような敷板は、暖房畳に対応して用い
ることができ、特に6畳間に用いる場合には、畳の配置
に関係なく、同一の敷板によって、ガイド溝上に補助パ
イプを配管することができる。第4の発明は、第3の発
明の敷板の中央開口を備えた他方の短辺には、第4開口
から第5開口側へL4離れて位置する第11開口と、長
辺には、上記他方の短辺からL3離れて位置する第12
開口と、同じく他方の短辺からL4離れて位置する第1
3開口とを備えたものである。このように、ガイド溝
と、開口および、導入口とを配置したことによって、同
一パターンの敷板を、2畳間〜8畳間の暖房畳に対応さ
せることができる。
ることができ、特に6畳間に用いる場合には、畳の配置
に関係なく、同一の敷板によって、ガイド溝上に補助パ
イプを配管することができる。第4の発明は、第3の発
明の敷板の中央開口を備えた他方の短辺には、第4開口
から第5開口側へL4離れて位置する第11開口と、長
辺には、上記他方の短辺からL3離れて位置する第12
開口と、同じく他方の短辺からL4離れて位置する第1
3開口とを備えたものである。このように、ガイド溝
と、開口および、導入口とを配置したことによって、同
一パターンの敷板を、2畳間〜8畳間の暖房畳に対応さ
せることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図10に示した第1実施例
は、床板11の上に発泡樹脂からなる敷板12を敷くと
ともに、この敷板12の上に暖房畳13を敷き詰めてい
る。ただし、これら暖房畳13の中の一枚だけは、一畳
分の大きさよりも小さくした小畳13aとしている(図
1参照)。そして、この小畳13aに対応する敷板も、
同じく小さくしている。上記小畳13aから露出する床
板11部分には、図2に示すように、発泡樹脂製の一対
の支持部材14、14を平行に設けるとともに、この支
持部材14、14の後端側に長方形のケース15を介在
させている。上記のようにした一対の支持部材14、1
4の上には、図3に示すように、薄畳16を固定する
が、これによって薄畳16と床板11との間に空間17
が形成されることになる。
は、床板11の上に発泡樹脂からなる敷板12を敷くと
ともに、この敷板12の上に暖房畳13を敷き詰めてい
る。ただし、これら暖房畳13の中の一枚だけは、一畳
分の大きさよりも小さくした小畳13aとしている(図
1参照)。そして、この小畳13aに対応する敷板も、
同じく小さくしている。上記小畳13aから露出する床
板11部分には、図2に示すように、発泡樹脂製の一対
の支持部材14、14を平行に設けるとともに、この支
持部材14、14の後端側に長方形のケース15を介在
させている。上記のようにした一対の支持部材14、1
4の上には、図3に示すように、薄畳16を固定する
が、これによって薄畳16と床板11との間に空間17
が形成されることになる。
【0008】上記ケース15内には、一対のカップリン
グ18、19を設けている。これらカップリング18、
19は、ケース15内に固定した支持板20に回動自在
に取り付けている。すなわち、このカップリング18、
19は、その下端に軸21、22を設けるとともに、こ
の軸21、22を上記支持板20に回動自在に取り付け
ている(図5参照)。上記支持板20の中央部分には、
ストッパー部20aを設けているが、このストッパー部
20aは、カップリング18、19を起立させたとき、
このカップリング18、19がストッパー部20aに接
触してその起立状態を保つようにしている。そして、カ
ップリング18、19がこのように起立しているときに
は、その先端がケース15の開口から上方に突出すると
ともに、その突出部分の間隔が一定に保たれるようにし
ている。また、これらカップリング18、19を倒せ
ば、それらがケース15内に完全に収容されるようにし
ている。
グ18、19を設けている。これらカップリング18、
19は、ケース15内に固定した支持板20に回動自在
に取り付けている。すなわち、このカップリング18、
19は、その下端に軸21、22を設けるとともに、こ
の軸21、22を上記支持板20に回動自在に取り付け
ている(図5参照)。上記支持板20の中央部分には、
ストッパー部20aを設けているが、このストッパー部
20aは、カップリング18、19を起立させたとき、
このカップリング18、19がストッパー部20aに接
触してその起立状態を保つようにしている。そして、カ
ップリング18、19がこのように起立しているときに
は、その先端がケース15の開口から上方に突出すると
ともに、その突出部分の間隔が一定に保たれるようにし
ている。また、これらカップリング18、19を倒せ
ば、それらがケース15内に完全に収容されるようにし
ている。
【0009】上記のようにしたカップリング18、19
のそれぞれには、図2に示すように、ヘッダー23、2
4を連結している。これら両ヘッダー23、24には、
畳数と同数のジョイント25、26を連結するととも
に、これら各ジョイント25、26に補助パイプ27
(28)を接続している。そして、一方の補助パイプ2
7の群が温水供給用であり、他方の補助パイプ28の群
が温水の戻り用である。また、上記補助パイプ27に温
水を供給するためのヒーターHには、図4に示すよう
に、カップリング18、19に連結する一対のプラグ2
9を設け、カップリング18、19を起立させた状態
で、上記ヒーターHをケース15の上に覆い被せれば、
カップリング18、19とプラグ29とが必然的に連結
する構成にしている。なお、上記ヘッダー23、24
が、この発明のヒーター接続部を構成する。
のそれぞれには、図2に示すように、ヘッダー23、2
4を連結している。これら両ヘッダー23、24には、
畳数と同数のジョイント25、26を連結するととも
に、これら各ジョイント25、26に補助パイプ27
(28)を接続している。そして、一方の補助パイプ2
7の群が温水供給用であり、他方の補助パイプ28の群
が温水の戻り用である。また、上記補助パイプ27に温
水を供給するためのヒーターHには、図4に示すよう
に、カップリング18、19に連結する一対のプラグ2
9を設け、カップリング18、19を起立させた状態
で、上記ヒーターHをケース15の上に覆い被せれば、
カップリング18、19とプラグ29とが必然的に連結
する構成にしている。なお、上記ヘッダー23、24
が、この発明のヒーター接続部を構成する。
【0010】さらに、前記敷板12のそれぞれには、図
9に示すように、複数のガイド溝30を形成している
が、これらガイド溝30は、それら一本の溝内に補助パ
イプ27と28の2本をはめ込めるようにしている。敷
板12は長辺(46a、46b):短辺(44、45)
=2:1の長方形をしており、その上に設置する暖房畳
13と同一寸法である。そして、この敷板12の表面に
形成したガイド溝30は、長辺46a(46b)に平行
な中心線47に沿って二股に分岐したジョイント設置溝
43と、このジョイント設置溝43にヒーターHからの
温水を直接導く補助パイプ27(28)を一方の短辺4
4から案内する第1導入溝49と、長辺46a、46b
から案内する第2導入溝50と、その他の中継用の溝か
らなる。ジョイント設置溝43は、補助パイプ27(2
8)と暖房パイプ32とを接続するジョイント36を設
置するための溝である。
9に示すように、複数のガイド溝30を形成している
が、これらガイド溝30は、それら一本の溝内に補助パ
イプ27と28の2本をはめ込めるようにしている。敷
板12は長辺(46a、46b):短辺(44、45)
=2:1の長方形をしており、その上に設置する暖房畳
13と同一寸法である。そして、この敷板12の表面に
形成したガイド溝30は、長辺46a(46b)に平行
な中心線47に沿って二股に分岐したジョイント設置溝
43と、このジョイント設置溝43にヒーターHからの
温水を直接導く補助パイプ27(28)を一方の短辺4
4から案内する第1導入溝49と、長辺46a、46b
から案内する第2導入溝50と、その他の中継用の溝か
らなる。ジョイント設置溝43は、補助パイプ27(2
8)と暖房パイプ32とを接続するジョイント36を設
置するための溝である。
【0011】各辺に形成した開口及び、ガイド溝30
は、長辺46aに平行な中心線47に対して線対称に配
置されているので、まず、図9において中心線47の下
側の部分について説明する。上記一方の短辺44には、
中心に形成した第1導入口51から片側に、距離L1離
れて位置する第1開口54bと、第1開口54bからさ
らにL2離れて位置する第2開口55bと、これらと同
じ側の長辺46bからL3離れて位置する第3開口56
bとを備え、他方の短辺45には、その中心に位置する
中央開口53と、中央開口53から片側に、L1離れて
位置する第4開口57bと、同じ側の長辺からL4離れ
て位置する第5開口58bとを備えている。また、長辺
46bには、上記一方の短辺44からL4離れて位置す
る第2導入口52bの他に、両短辺から短辺の半分の長
さ分離れて位置する第6開口59b、第7開口60b
と、第6開口59bの両側にL1離れて位置する第8開
口61bと、第9開口62bと、第9開口62bからL
2離れて位置する第10開口63bとを備えている。こ
の第10開口63bは、第8開口61bからL2離れて
位置するものであっても良い。
は、長辺46aに平行な中心線47に対して線対称に配
置されているので、まず、図9において中心線47の下
側の部分について説明する。上記一方の短辺44には、
中心に形成した第1導入口51から片側に、距離L1離
れて位置する第1開口54bと、第1開口54bからさ
らにL2離れて位置する第2開口55bと、これらと同
じ側の長辺46bからL3離れて位置する第3開口56
bとを備え、他方の短辺45には、その中心に位置する
中央開口53と、中央開口53から片側に、L1離れて
位置する第4開口57bと、同じ側の長辺からL4離れ
て位置する第5開口58bとを備えている。また、長辺
46bには、上記一方の短辺44からL4離れて位置す
る第2導入口52bの他に、両短辺から短辺の半分の長
さ分離れて位置する第6開口59b、第7開口60b
と、第6開口59bの両側にL1離れて位置する第8開
口61bと、第9開口62bと、第9開口62bからL
2離れて位置する第10開口63bとを備えている。こ
の第10開口63bは、第8開口61bからL2離れて
位置するものであっても良い。
【0012】そして、これら全ての開口及び導入口はガ
イド溝を介して互いに連通している。また、各辺に形成
した開口を接続するように、縦横に形成されたガイド溝
30は、他の溝と斜めに交叉したり、交叉部分あるい
は、分岐部分に丸みを付けたのは、補助パイプをガイド
溝30に沿わせ易くするためである。中心線47の上側
の部分については、同様なので説明は省略する。なお、
中心線47に対して長辺46a側の開口には符号にaを
付け、長辺46b側の開口にはbを付けている。
イド溝を介して互いに連通している。また、各辺に形成
した開口を接続するように、縦横に形成されたガイド溝
30は、他の溝と斜めに交叉したり、交叉部分あるい
は、分岐部分に丸みを付けたのは、補助パイプをガイド
溝30に沿わせ易くするためである。中心線47の上側
の部分については、同様なので説明は省略する。なお、
中心線47に対して長辺46a側の開口には符号にaを
付け、長辺46b側の開口にはbを付けている。
【0013】このように、ガイド溝30を複雑に張り巡
らしたのは、敷板12をどのように配置しても、すべて
の暖房畳13の位置まで補助パイプ27(28)を導け
るようにするためである。例えば、敷板12の長辺46
aと46a、46bと46bが接した場合には、両端辺
から短辺の半分の距離に位置する第6開口59aと第7
開口60a、第6開口59bと第7開口60bが、接続
して両方の敷板12のガイド溝を連通することになる。
また、長辺64aと64bとが接した場合には、両長辺
上に形成された開口は全て同位置にあるので、長辺上で
全て接続される。短辺側での接続も同様で、同じ方の短
辺同士の場合にはすべての開口が接続するが、一方の短
辺44と他方の短辺45が接した場合には、第1位導入
口51と中央開口53、第1開口54a(54b)と、
第4開口57a(57b)とが、接続する。
らしたのは、敷板12をどのように配置しても、すべて
の暖房畳13の位置まで補助パイプ27(28)を導け
るようにするためである。例えば、敷板12の長辺46
aと46a、46bと46bが接した場合には、両端辺
から短辺の半分の距離に位置する第6開口59aと第7
開口60a、第6開口59bと第7開口60bが、接続
して両方の敷板12のガイド溝を連通することになる。
また、長辺64aと64bとが接した場合には、両長辺
上に形成された開口は全て同位置にあるので、長辺上で
全て接続される。短辺側での接続も同様で、同じ方の短
辺同士の場合にはすべての開口が接続するが、一方の短
辺44と他方の短辺45が接した場合には、第1位導入
口51と中央開口53、第1開口54a(54b)と、
第4開口57a(57b)とが、接続する。
【0014】また、長辺46a(46b)は、短辺の2
倍の長さなので、ひとつの長辺に2個の短辺が接触する
ことになる。この時にも、長辺46a(46b)の第6
開口59a(59b)、第7開口60a(60b)は、
両短辺から短辺の半分の距離離れた位置にあるので、短
辺の中心に位置する第1導入口51あるいは、中央開口
53のどちらかとは、必ず接続し、他の開口も、敷板の
配置パターンによっては接続する位置関係のものが形成
されている。実際の案内の状況を示したのが、図10及
び図11である。ここで、黒く塗り潰したガイド溝30
は、補助パイプ27(28)を嵌め込む部分である。図
9中符号39はカットラインで、この敷板12を前記小
畳13aに対応させるときに、このライン39から当該
敷板12をカットするようにしている。つまり、図10
及び図11のように、敷板12の並び方を変えても、ガ
イド溝30が必ず連続して、補助パイプ27(28)を
所定の畳位置まで導けるようにしている。図10、図1
1で示した敷板12の並べ方のそれぞれを、点対称、あ
るいは、線対称に並べかえれば、6畳間の四隅のどの位
置にヒーターHを設置する場合にも対応することができ
る。
倍の長さなので、ひとつの長辺に2個の短辺が接触する
ことになる。この時にも、長辺46a(46b)の第6
開口59a(59b)、第7開口60a(60b)は、
両短辺から短辺の半分の距離離れた位置にあるので、短
辺の中心に位置する第1導入口51あるいは、中央開口
53のどちらかとは、必ず接続し、他の開口も、敷板の
配置パターンによっては接続する位置関係のものが形成
されている。実際の案内の状況を示したのが、図10及
び図11である。ここで、黒く塗り潰したガイド溝30
は、補助パイプ27(28)を嵌め込む部分である。図
9中符号39はカットラインで、この敷板12を前記小
畳13aに対応させるときに、このライン39から当該
敷板12をカットするようにしている。つまり、図10
及び図11のように、敷板12の並び方を変えても、ガ
イド溝30が必ず連続して、補助パイプ27(28)を
所定の畳位置まで導けるようにしている。図10、図1
1で示した敷板12の並べ方のそれぞれを、点対称、あ
るいは、線対称に並べかえれば、6畳間の四隅のどの位
置にヒーターHを設置する場合にも対応することができ
る。
【0015】また、暖房畳13の畳床31の表面には、
図8に示すように、暖房パイプ32用の案内溝33を形
成している。この案内溝33は、それらのUターン部3
3aよりも内側に、さらに別のUターン部33bを形成
しているが、これは、この畳床31を前記小畳13a用
にも使えるようにするためである。すなわち、この畳床
31を小畳13a用に使用するときには、図8のカット
ライン34からカットする。このとき、上記Uターン部
33bを用いて、暖房パイプ32をUターンさせるもの
である。さらに、この案内溝33の先端部分には、貫通
孔33cを形成しているが、この貫通孔33cは、図7
に示すように、この畳床31の裏面において、貫通孔3
3cよりも開口を大きくした凹部35に連通している。
なお、上記凹部35は、敷板12に形成したジョイント
設置溝43に対応させるようにしている(図6参照)。
図8に示すように、暖房パイプ32用の案内溝33を形
成している。この案内溝33は、それらのUターン部3
3aよりも内側に、さらに別のUターン部33bを形成
しているが、これは、この畳床31を前記小畳13a用
にも使えるようにするためである。すなわち、この畳床
31を小畳13a用に使用するときには、図8のカット
ライン34からカットする。このとき、上記Uターン部
33bを用いて、暖房パイプ32をUターンさせるもの
である。さらに、この案内溝33の先端部分には、貫通
孔33cを形成しているが、この貫通孔33cは、図7
に示すように、この畳床31の裏面において、貫通孔3
3cよりも開口を大きくした凹部35に連通している。
なお、上記凹部35は、敷板12に形成したジョイント
設置溝43に対応させるようにしている(図6参照)。
【0016】上記のようにした案内溝33に暖房パイプ
32をはめ込むが、この暖房パイプ32の先端を上記貫
通孔33cから畳床31の裏面に導くとともに、その先
端にジョイント36を接続する。このジョイント36は
上記凹部35内に位置させるので、このジョイント36
のために畳床31が盛り上がったりしない。この第1実
施例では、畳床31側の凹部35と敷板12のジョイン
ト設置溝43とで、ジョイント36を収納するジョイン
ト凹部を構成している。ただし、畳床31あるいは敷板
12のいずれかの凹部のみで、ジョイント36を収容で
きれば、畳床31あるいは敷板12のいずれかだけにジ
ョイント凹部を形成すればよいこと当然である。なお、
ジョイント設置溝43は、二股に分岐しているので、そ
れぞれの溝に供給側、戻り側のジョイント36を設置し
ているが、ジョイント設置溝は必ずしも二股に分岐して
いなくてもかまわない。ただし、このようにすると、ジ
ョイント設置溝を二股にせずに、一対のジョイント36
を一緒に設置する場合と比べて、それぞれのジョイント
36の位置が安定しやすい。また、このジョイント36
を介して、暖房パイプ32と補助パイプ27(28)と
を接続するものである。このようにした畳床12の表面
には、クッション材37を固定するとともに、このクッ
ション材37の上を畳表38で覆っている。なお、敷板
12として、この実施例では発泡樹脂を用いたが、ある
程度の断熱性を確保できるのであれば、その材質を問わ
ないことも当然である。
32をはめ込むが、この暖房パイプ32の先端を上記貫
通孔33cから畳床31の裏面に導くとともに、その先
端にジョイント36を接続する。このジョイント36は
上記凹部35内に位置させるので、このジョイント36
のために畳床31が盛り上がったりしない。この第1実
施例では、畳床31側の凹部35と敷板12のジョイン
ト設置溝43とで、ジョイント36を収納するジョイン
ト凹部を構成している。ただし、畳床31あるいは敷板
12のいずれかの凹部のみで、ジョイント36を収容で
きれば、畳床31あるいは敷板12のいずれかだけにジ
ョイント凹部を形成すればよいこと当然である。なお、
ジョイント設置溝43は、二股に分岐しているので、そ
れぞれの溝に供給側、戻り側のジョイント36を設置し
ているが、ジョイント設置溝は必ずしも二股に分岐して
いなくてもかまわない。ただし、このようにすると、ジ
ョイント設置溝を二股にせずに、一対のジョイント36
を一緒に設置する場合と比べて、それぞれのジョイント
36の位置が安定しやすい。また、このジョイント36
を介して、暖房パイプ32と補助パイプ27(28)と
を接続するものである。このようにした畳床12の表面
には、クッション材37を固定するとともに、このクッ
ション材37の上を畳表38で覆っている。なお、敷板
12として、この実施例では発泡樹脂を用いたが、ある
程度の断熱性を確保できるのであれば、その材質を問わ
ないことも当然である。
【0017】上記のようにした装置を室内に設けるに
は、まず床板11の上に敷板12を敷くが、このときヒ
ーターHを設ける箇所の敷板12をカットライン39か
らカットして予め小さくしておく。そして、上記敷板1
2のガイド溝30に補助パイプ27(28)を敷き詰め
るとともに、それを空間17内に集約しつつ、ジョイン
ト25、26を介してヘッダー23、24に接続する。
また、畳床31の案内溝33にも暖房パイプ32を敷き
詰めるとともに、この暖房パイプ32の先端を、ガイド
溝30に敷き詰めた補助パイプ27(28)とジョイン
ト36を介して接続する。なお、ガイド溝30に補助パ
イプ27(28)を敷き詰めた段階で、クッション材3
7と畳表38を畳床31の表面にはっておくことは当然
である。上記畳床31、クッション材37及び畳表38
で暖房畳13を構成するものである。
は、まず床板11の上に敷板12を敷くが、このときヒ
ーターHを設ける箇所の敷板12をカットライン39か
らカットして予め小さくしておく。そして、上記敷板1
2のガイド溝30に補助パイプ27(28)を敷き詰め
るとともに、それを空間17内に集約しつつ、ジョイン
ト25、26を介してヘッダー23、24に接続する。
また、畳床31の案内溝33にも暖房パイプ32を敷き
詰めるとともに、この暖房パイプ32の先端を、ガイド
溝30に敷き詰めた補助パイプ27(28)とジョイン
ト36を介して接続する。なお、ガイド溝30に補助パ
イプ27(28)を敷き詰めた段階で、クッション材3
7と畳表38を畳床31の表面にはっておくことは当然
である。上記畳床31、クッション材37及び畳表38
で暖房畳13を構成するものである。
【0018】このようにしながら、暖房畳13を敷板1
2の上に敷設するとともに、小畳13aの部分には薄畳
16を敷く。そして、上記ヘッダー23、24をカップ
リング18、19に連結するとともに、このカップリン
グ18、19をヒーターHのプラグ29に連結する。こ
のようにすれば、ヒーターHからの温水が、補助パイプ
27から各暖房畳13の暖房パイプ32を循環し、暖房
畳13を温め、補助パイプ28からヒーターHへ戻るこ
とになる。上記のことからも明らかなように、この第1
実施例によれば、床板11の上に敷板12を敷き詰め、
この敷板12に補助パイプ27(28)を敷設するよう
にしたので、例えば、床下に補助パイプ6の配管が不要
になる。したがって、当然のことであるが、従来の問題
点を全て解消できたことになる。また、畳床31と敷板
12との間にジョイント凹部を設け、このジョイント凹
部に収納したジョイント36によって、暖房パイプ32
と補助パイプ27(28)を分離し、畳床31と敷板1
2とを別々に扱うことができる。したがって、暖房パイ
プ32と補助パイプ27(28)の敷設作業やメンテナ
ンスを、畳床31側と敷板12側、それぞれ別々に行な
うことができ、作業能率が良い。
2の上に敷設するとともに、小畳13aの部分には薄畳
16を敷く。そして、上記ヘッダー23、24をカップ
リング18、19に連結するとともに、このカップリン
グ18、19をヒーターHのプラグ29に連結する。こ
のようにすれば、ヒーターHからの温水が、補助パイプ
27から各暖房畳13の暖房パイプ32を循環し、暖房
畳13を温め、補助パイプ28からヒーターHへ戻るこ
とになる。上記のことからも明らかなように、この第1
実施例によれば、床板11の上に敷板12を敷き詰め、
この敷板12に補助パイプ27(28)を敷設するよう
にしたので、例えば、床下に補助パイプ6の配管が不要
になる。したがって、当然のことであるが、従来の問題
点を全て解消できたことになる。また、畳床31と敷板
12との間にジョイント凹部を設け、このジョイント凹
部に収納したジョイント36によって、暖房パイプ32
と補助パイプ27(28)を分離し、畳床31と敷板1
2とを別々に扱うことができる。したがって、暖房パイ
プ32と補助パイプ27(28)の敷設作業やメンテナ
ンスを、畳床31側と敷板12側、それぞれ別々に行な
うことができ、作業能率が良い。
【0019】図12〜図19に示す第2実施例は、敷板
上のガイド溝30の構成が異なる以外は第1実施例と同
様である。第2実施例の敷板70上のガイド溝は、第1
実施例のものに、第11〜第13開口64〜66と、そ
れぞれを接続する溝を追加した。また、ジョイント設置
溝43の形状を変更した以外は同様であり、同様な部分
については、同じ符号を付し、説明も省略する。また、
第1実施例同様に、中心線47の下側の部分について、
説明する。他方の短辺45には、第4開口57bからL
2離れた位置に第11開口64bを形成し、一方の短辺
44の第3機構56bとを接続するガイド溝30を設け
た。また、長辺46bには、他方の短辺44からL3の
位置に第12開口65bを、L4の位置に第13開口6
6bを形成する。中心線47に対して線対称である点
は、変わらないので、中心線47の上側にも第11〜第
13開口64a〜66aが形成され、それらを接続する
ガイド溝を設けている。
上のガイド溝30の構成が異なる以外は第1実施例と同
様である。第2実施例の敷板70上のガイド溝は、第1
実施例のものに、第11〜第13開口64〜66と、そ
れぞれを接続する溝を追加した。また、ジョイント設置
溝43の形状を変更した以外は同様であり、同様な部分
については、同じ符号を付し、説明も省略する。また、
第1実施例同様に、中心線47の下側の部分について、
説明する。他方の短辺45には、第4開口57bからL
2離れた位置に第11開口64bを形成し、一方の短辺
44の第3機構56bとを接続するガイド溝30を設け
た。また、長辺46bには、他方の短辺44からL3の
位置に第12開口65bを、L4の位置に第13開口6
6bを形成する。中心線47に対して線対称である点
は、変わらないので、中心線47の上側にも第11〜第
13開口64a〜66aが形成され、それらを接続する
ガイド溝を設けている。
【0020】この敷板70は、2畳〜8畳間に対応する
ことができる。図13は、2畳、図14、図15は、3
畳、図16は4.5畳、図17、図18は6畳、図1
9、8畳間に対応させた例である。敷板70の並べ方や
補助パイプ27(28)の這わせ方は、図13〜図19
に示すものに限らないが、ここで、示したパターンを、
線対称あるいは、点対称に移動すれば、部屋のどの隅に
もヒーターHを設置できるパターンとなる。
ことができる。図13は、2畳、図14、図15は、3
畳、図16は4.5畳、図17、図18は6畳、図1
9、8畳間に対応させた例である。敷板70の並べ方や
補助パイプ27(28)の這わせ方は、図13〜図19
に示すものに限らないが、ここで、示したパターンを、
線対称あるいは、点対称に移動すれば、部屋のどの隅に
もヒーターHを設置できるパターンとなる。
【0021】図20及び図21に示した第3実施例は、
その敷板の構成を第1実施例と相違させたもので、その
他は、全て第1実施例と同様である。そこで、第3実施
例の説明は、この敷板40の構成だけとする。この敷板
40は、多数の円形凸部41を形成するとともに、この
円形凸部41の周囲に案内溝41aを形成し、かつ、こ
の凸部41の間に、図21の拡大図に示すように、ひし
形凸部42を形成し、このひし形凸部42に縦横の案内
溝42aを形成したものである。したがって、この第3
実施例の場合にも、第1実施例の敷板12と同様に、補
助パイプ27(28)を敷き詰めることができる。な
お、上記案内溝42aは、その1本がホース1本を通す
溝幅としている。また、上記第1〜第3実施例とも、暖
房体として畳床を用いたが、例えば、暖房体として発泡
樹脂材を用い、この発泡樹脂製の暖房体の上にフローリ
ングを敷くようにしてもよい。
その敷板の構成を第1実施例と相違させたもので、その
他は、全て第1実施例と同様である。そこで、第3実施
例の説明は、この敷板40の構成だけとする。この敷板
40は、多数の円形凸部41を形成するとともに、この
円形凸部41の周囲に案内溝41aを形成し、かつ、こ
の凸部41の間に、図21の拡大図に示すように、ひし
形凸部42を形成し、このひし形凸部42に縦横の案内
溝42aを形成したものである。したがって、この第3
実施例の場合にも、第1実施例の敷板12と同様に、補
助パイプ27(28)を敷き詰めることができる。な
お、上記案内溝42aは、その1本がホース1本を通す
溝幅としている。また、上記第1〜第3実施例とも、暖
房体として畳床を用いたが、例えば、暖房体として発泡
樹脂材を用い、この発泡樹脂製の暖房体の上にフローリ
ングを敷くようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】第1の発明によれば、暖房パイプはもち
ろん補助パイプも床下などに這わせなくてもよいので、
施工時の床下作業がなくなり、作業能率が向上する。ま
た、パイプを床下に這わせなくてもよいので、パイプの
保温性が向上し、暖房効率もよくなる。しかも、マンシ
ョンのように、床下のない建物にも、簡単に畳み暖房装
置を設けることができる。また、床板の上に敷き詰めた
敷板のガイド溝に、補助パイプを敷設するだけでよいの
で、その施工作業が著しく向上する。 なお、暖房体と敷
板との間に設けた凹部に収納したジョイントによって、
暖房パイプと補助パイプ、暖房体と敷板とを分離するに
とができる。 暖房体と敷板とを分離して扱うことができ
るので、暖房パイプと補助パイプの施工作業やメンテナ
ンスの作業能率がさらに良くなる。第2の発明によれ
ば、日本間における暖房畳の施工作業が簡単になる。第
3の発明によれば、一種類の敷板で、どんな畳配置の6
畳間にも対応することができる。第4の発明によれば、
一種類の敷板で、2畳間〜8畳間に対応することができ
る。
ろん補助パイプも床下などに這わせなくてもよいので、
施工時の床下作業がなくなり、作業能率が向上する。ま
た、パイプを床下に這わせなくてもよいので、パイプの
保温性が向上し、暖房効率もよくなる。しかも、マンシ
ョンのように、床下のない建物にも、簡単に畳み暖房装
置を設けることができる。また、床板の上に敷き詰めた
敷板のガイド溝に、補助パイプを敷設するだけでよいの
で、その施工作業が著しく向上する。 なお、暖房体と敷
板との間に設けた凹部に収納したジョイントによって、
暖房パイプと補助パイプ、暖房体と敷板とを分離するに
とができる。 暖房体と敷板とを分離して扱うことができ
るので、暖房パイプと補助パイプの施工作業やメンテナ
ンスの作業能率がさらに良くなる。第2の発明によれ
ば、日本間における暖房畳の施工作業が簡単になる。第
3の発明によれば、一種類の敷板で、どんな畳配置の6
畳間にも対応することができる。第4の発明によれば、
一種類の敷板で、2畳間〜8畳間に対応することができ
る。
【図1】6畳間の平面図である。
【図2】ヘッダー接続部の斜視図である。
【図3】ヘッダー接続部の断面図である。
【図4】ヒーター部分の断面図である。
【図5】カップリングの背面図である。
【図6】床板、敷板及び暖房畳の拡大断面図である。
【図7】畳床の裏面の斜視図である。
【図8】畳床の表面図である。
【図9】第1実施例の敷板の表面図である。
【図10】第1実施例の敷板を6畳間に敷き詰めた状態
の平面図である。
の平面図である。
【図11】第1実施例の敷板を6畳間に敷き詰めた状態
の平面図である。
の平面図である。
【図12】第2実施例の敷板の表面図である。
【図13】第2実施例の敷板を2畳間に敷き詰めた状態
の平面図である。
の平面図である。
【図14】第2実施例の敷板を3畳間に敷き詰めた状態
の平面図である。
の平面図である。
【図15】第2実施例の敷板を3畳間に敷き詰めた状態
の平面図である。
の平面図である。
【図16】第2実施例の敷板を4.5畳間に敷き詰めた
状態の平面図である。
状態の平面図である。
【図17】第2実施例の敷板を6畳間に敷き詰めた状態
の平面図である。
の平面図である。
【図18】第2実施例の敷板を6畳間に敷き詰めた状態
の平面図である。
の平面図である。
【図19】第2実施例の敷板を8畳間に敷き詰めた状態
の平面図である。
の平面図である。
【図20】第3実施例の敷板の表面図である。
【図21】第3実施例の敷板の要部拡大図である。
【図22】従来の床暖房装置の要部断面図である。
11 床板 12 敷板 13 暖房畳 27、28 補助パイプ 30 ガイド溝 31 畳床 32 暖房パイプ35 凹部 36 ジョイント 40 敷板 41a 案内溝 70 敷板 43 ジョイント設置溝 44 一方の短辺 45 他方の短辺 46a、46b 長辺 47 中心線 48 分岐点 49 第1導入溝 50a、50b 第2導入溝 51 第1導入口 52a、52b 第2導入口 53 中央開口 54a、54b 第1開口 55a、55b 第2開口 56a、56b 第3開口 57a、57b 第4開口 58a、58b 第5開口 59a、59b 第6開口 60a、60b 第7開口 61a、61b 第8開口 62a、62b 第9開口 63a、63b 第10開口 64a、64b 第11開口 65a、65b 第12開口 66a、66b 第13開口
Claims (4)
- 【請求項1】 表面にガイド溝を形成した敷板を、床板
などの上に敷設するとともに、この敷板の上に畳床など
の暖房体を敷き詰め、かつ、敷板のガイド溝にはめ込ん
だ補助パイプを、暖房体に設けた暖房パイプにジョイン
トを介して接続し、各敷板の表面には補助パイプと連通
するジョイント設置溝を形成し、かつ、全てのジョイン
ト設置溝は、上記ガイド溝を経由してヒーター接続部に
連通するとともに、敷板の表面と暖房体の裏面の少なく
とも一方に上記ジョイントを収納するジョイント凹部を
形成したことを特徴とする温水用床暖房装置。 - 【請求項2】 暖房体を暖房畳とし、各敷板上にはそれ
ぞれ対応する暖房畳を設置することを特徴とする請求項
1に記載の温水暖房装置。 - 【請求項3】 敷板を長辺:短辺=2:1の長方形と
し、この敷板の表面には、長辺に平行な中心線に沿って
補助パイプと暖房パイプとを接続するジョイントを設置
するジョイント設置溝と、一方の短辺の中心に開口する
第1導入口と、この第1導入口とジョイント設置溝とを
接続する第1導入溝と、長辺に開口する第2導入口と、
この第2導入口とジョイント設置溝とを接続する第2導
入溝とを形成し、上記一方の短辺には、中心に形成した
第1導入口から片側に、距離L1離れて位置する第1開
口と、第1開口からさらにL2離れて位置する第2開口
と、これらと同じ側の長辺からL3離れて位置する第3
開口とを備え、他方の短辺には、その中心に位置する中
央開口と、中央開口から片側に、L1離れて位置する第
4開口と、同じ側の長辺からL4離れて位置する第5開
口とを備え、また、長辺には、上記一方の短辺からL4
離れて位置する第2導入口の他に、両短辺から短辺の半
分の長さ分離れて位置する第6、第7開口と、第6開口
の両側にL1離れて位置する第8、第9開口と、第8、
第9開口のどちらか一方からL2離れて位置する第10
開口とを備え、これら全ての開口及び導入口はガイド溝
を介して互いに連通し、かつ、敷板の長辺に平行な中心
線に対して線対称となるように、ガイド溝を配置したこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の温水用床暖房
装置。 - 【請求項4】 中央開口を備えた他方の短辺には、第4
開口から第5開口側へL4離れて位置する第11開口
と、長辺には、上記他方の短辺からL3離れて位置する
第12開口と、同じく他方の短辺からL4離れて位置す
る第13開口とを備えた請求項3に記載の温水用床暖房
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8048285A JP2772784B2 (ja) | 1995-02-15 | 1996-02-09 | 温水用床暖房装置 |
KR1019960014760A KR970062541A (ko) | 1996-02-09 | 1996-05-07 | 온수용 바닥난방 장치 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-50591 | 1995-02-15 | ||
JP5059195 | 1995-02-15 | ||
JP8048285A JP2772784B2 (ja) | 1995-02-15 | 1996-02-09 | 温水用床暖房装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08285299A JPH08285299A (ja) | 1996-11-01 |
JP2772784B2 true JP2772784B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=26388522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8048285A Expired - Fee Related JP2772784B2 (ja) | 1995-02-15 | 1996-02-09 | 温水用床暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2772784B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4045012B2 (ja) * | 1998-04-20 | 2008-02-13 | 大建工業株式会社 | 温水式床暖房パネル及びその施工方法 |
JP4871053B2 (ja) * | 2006-07-27 | 2012-02-08 | 住商メタレックス株式会社 | 床暖房システムにおける放熱パイプ敷設用のパネル |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0162442U (ja) * | 1987-10-14 | 1989-04-21 |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP8048285A patent/JP2772784B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08285299A (ja) | 1996-11-01 |
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JPH0112096Y2 (ja) |
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